JP3148328U - 釣り用仕掛けケース及び釣り用仕掛けケースの針掛け部 - Google Patents

釣り用仕掛けケース及び釣り用仕掛けケースの針掛け部 Download PDF

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Abstract

【課題】釣り用仕掛けケースにおける仕掛けの着脱の際に釣り針とハリス等の糸とが絡まずにスムーズな着脱を可能とすると共に多数の仕掛けを装着しても仕掛け同士が絡まずに任意の仕掛けを簡単に取り外せる釣り用仕掛けケースの針掛け部を提供する。【解決手段】釣り用仕掛けケースの針掛け部2がその一端には針掛け溝20を有する針掛け部であり、該針掛け溝は傾斜溝により構成すると共に該針掛け部の底部に底上げ土台部25を設けて、針掛け部を構成する。【選択図】図6

Description

本考案は、釣り用の仕掛け例えばハリス付き釣り針等を簡単に取りはずせる状態で収納しておくことのできる釣り用仕掛けケース及びこの針掛け部に関する。
従来より、釣り用の仕掛け例えばハリス付き釣り針等に関しては、釣りを行なう際に必要に応じて交換や付け替え等を何回も行うことから、ハリス等が絡まずに又折り曲げられずにキレイな状態で保管し、かつ必要時に簡単に取り出せると共に、多数の入りつき釣り針や仕掛けを収納できる釣り用仕掛けケースが望まれており、各種の該ケースが用いられてきたものである。
例えば、釣り針をケースに引っ掛けると共にケース或いは台紙に巻きつける釣り用仕掛けケースとしては特開平7−170894号(特許文献1)、実開平1−121383号(特許文献2)に示す収納ケース又は台紙が用いられているものである。
この他、釣り針に結び付けたハリスや仕掛け用の糸に関して、ケースや台紙等に着脱自在に止着するためにハリスや糸を押さえるための押え部材を有するものとして実公昭45−26620号(特許文献3)、実開昭47−20797号(特許文献4)、実開昭61−54368号(特許文献5)、実開昭64−26979号(特許文献6)、実開平1−99165号(特許文献7)が存在する。
更に釣り針付きハリスや仕掛けを仕掛け用の台紙等に着脱自在に装着した上でケース内に収納可能な構成としては、実開昭53−28194号(特許文献8)、実開昭55−155482号(特許文献9)、実開昭58−107787号(特許文献10)、実登第3073473号(特許文献11)、特開2003−169579号(特許文献12)が存在する。
これらは全て、釣に際してハリス付き釣り針や釣り針付きの各種仕掛け等を簡単に取出し、かつ針やハリス或いは糸を傷つけずにきれいに収納するためのものであり、かつ多数の仕掛けなどを一度に収納できる釣り用仕掛けケースとして用いられてきているものである。
特開平7−170894号 実開平1−121383号 実公昭45−26620号 実開昭47−20797号 実開昭61−54368号 実開昭64−26979号 実開平1−99165号 実開昭53−28194号 実開昭55−155482号 実開昭58−107787号 実登第3073473号 特開2003−169579号
以上の様に、釣り用仕掛けケースは各種のものが存在するが、まず特許文献1にかかる構成においては、釣り針を針掛けに掛けた上で糸巻きの巻きつけるものであり、簡単に巻きつけられる点で有効であるが、まきつけたハリス等の糸が桟等によって折れ曲がる恐れがあり、又多数の仕掛け類を巻き込んだ場合には一の仕掛け状に他の仕掛けが巻きつけられるものであり、多数の巻きつけた任意の仕掛けのなかから一種類取り外す際に他の仕掛けが邪魔をしてその取り外しが困難になりかねなかった。
更に、張り掛けにかけた場合に張りかけの凹み部分に針が位置するがこれによって針掛けに垂直方向に起立した状態で針が引っかかるものとなり、仕掛けを装着したケースの嵩が増えてしまうこととなる。
従って、例えばハリス等の糸を折り曲げられ、或いは変形されることをなくし、更に多数巻きつけた仕掛け類のうち任意の仕掛けを簡単に取り外せるような釣り用仕掛けケースが望まれるものである。
次に特許文献2には多用される台紙に巻きつける仕掛け類の一例が示されているが、本図に示す場合においても台紙に設けた釣り糸掛け縁を有するものであるが、前記と同様にまきつけたハリス等の糸類が該台紙や掛け縁によって折り曲げられてしまい、変形した仕掛けとなってしまうものである。
更に、前記と同様に多数仕掛け類を巻きつけた後に任意の一の仕掛けを取り外すことは、上に巻きつけられた他の仕掛けが邪魔をし、極めて難しいものとなってしまうものである。
特にハリス部分や糸部分の不用意な折れ曲がりは、該折れ部分の強度を著しく低下させるものであり、不用意な糸切れに繋がるものであり、極力避けることが必要である。
更にこの折れ曲がりや巻き癖等は水中において仕掛け類を自然な状態におくことを妨げるものとなり、釣果に著しく反映するものである。
従ってこれらは極力避けることが望まれるものである。
次に特許文献3に関しては、まず釣針係止板に斜めに切れ込みを入れてこの部分に針先をかけるものであることから、斜めに針をかけることができる点は収納量を少なくする点で有利であるが、切れ込み自体は極めて小さい切れ込みであり、針先のみが該切れ込み部分に掛けられるものとなり、どうしてもチモト部分が不用意に出っ張るものとなってしまう。
更に針先のみが押えられてしまうことから針先部分の損傷等の可能性もあり、何らかの改良が望まれるものである。
更に本文献においては糸類の押えのための押止部を有するが、この部分に糸を掛けまわした場合においても、この切れ込み部分等によって折り曲げられてしまい、不用意な折り曲げ部を形成してしまうものである。
更に本構成においても、多数の仕掛けを装着後に任意の一の仕掛けの取り外しは他の仕掛けが邪魔をして取り外しにくいものである。
次に特許文献4においては、針は単に針掛け部にかけるものであり、針先のみが掛けられるものであり、どうしても針が針掛け部に対して立設状態で装着することとなりばかりでなく針先に過度の負担をかけるものとなることから針先の損傷の可能性も出てくる。
更に巻きつける糸も単に押え部で押さえ込まれているだけであることから糸の変形等が生じ易いものである。
更に、多数の装着仕掛けから一の仕掛けの取り外しも前記と同様に取り外しにくいものでしかない。
特許文献5は、突起部の切れ込みで糸部分を押えることから、不用意な糸の変形は防止できるものであり、又針も同様に切れ込み部を持って係止するものであり、絡み等を防止できるものであり、その点で有用である。
しかし、そもそもこのように一の糸部分に対して一の切れ込み部を用いると一の仕掛けケースには極めて少数の仕掛けしか装着できないものであり、本図に示す場合のように一の台紙に一の仕掛けのみしか装着できないものとなってしまう。
更に複数の仕掛けや長尺の仕掛け等をキレイに装着させると共に多数装着するとすれば極めで広い面積を有する巨大な仕掛けケースが必要となり、実用性にかけるものとなる。
従って、何らかの改良が望まれるものである。
又、この場合の切れ込み部分に関しては単なる切れ目であって、他の糸を取り外す等の場合に外れやすいものである。
即ち、幾種類もの仕掛けやハリス付き針を仕掛けに装着した際に一の仕掛け等を取り外すとこの近傍の仕掛けも一緒に取り外されたり緩んだりするものであって、極めて使い勝手の悪いものである。
従って、係る点において何らかの解決が望まれるものである。
次に特許文献6は、前記した特許文献2乃至4とほぼ同様な欠点を有するものである。
特許文献7も、ハリス等の糸の変形は避けられないものであり、又、多数の仕掛けを巻きつけた場合に任意の一の仕掛けの取り外しは難しいものであり、何らかの解決が望まれるものである。
特許文献8においては仕掛けをケース内に収納できる点で有用ではあるが、前記の各先行特許文献類と同様にし、ハリス等の変形や任意の一の仕掛けの取り外しの困難性は避けられないものであり、又切れ込みの形状により特許文献5と同様の欠点を有することから何らかの解決が望まれる。
特許文献9においては仕掛けをケース内に収納できる点で有用ではあるが、前記の各先行特許文献類と同様にし、ハリスなどの変形や任意の一の仕掛けの取り外しの困難性は避けられないものであり、何らかの解決が望まれる。
次に特許文献10においては、多数の仕掛けを装着できる点及び取り外しが容易である点で有利である。
しかし、まず横桟に針をかけることからどうしても針が垂直方向に向いて装着されるものであり、場所をとってしまうものである。
更に最も大きな欠点としてハリスを引っ掛け用立片にハリスの近傍部分を引っ掛けるが、多数のハリスを一の切れ込み部分に引っ掛けた場合に、最後に掛けたハリスを特定するのは極めて困難であり、任意の一のハリスを引き外した場合にはどうしても上部に存在する他のハリスと絡んでしまい、取り外しにくいものである。
更により長尺なハリスを有する場合には装着することができないという欠点を有していると共に仕掛け類等の長尺のもの等には用いられないという欠点を有している。
次に特許文献11は、バネによってハリス部分を延ばした状態で装着できるものであり、仕掛けの絡みや癖が付くことなどを防止できる点で有利である。
しかし、このように構成すると一のスリットに対応して一の針と糸しか装着できず、多数の仕掛けを装着する場合や多数の針を有する仕掛け等には用いることができず、多数の交換用仕掛けやハリス付き釣り針を収納して必要時に簡単かつ速やかに取り出せるという釣り用仕掛けケースとして用いることはできず、このような多数の針を用いるための仕掛けには向かないものである。
更に特許文献12は、多数のハリス付き釣り針を収納できる点で有利であるが、この場合にも保管数が多くなると絡まるものであり、又長尺ハリスを有する仕掛けは絡んでしまい使用できないものであって、極めて短尺なハリスのみにしか用いることができないという欠点を有している。
以上より、各種の釣り用仕掛けケースは存在するが、まずハリス類等の糸を折り曲げることなく、又不必要な巻き癖をつけずに仕掛けケースに収納でき、更には多数装着している仕掛けから任意の一の仕掛けを取り外す際にも他の仕掛けと絡まずに簡単に取り外せる仕掛けケースの提供が望まれるものである。
特に、ハリス等の糸を押さえる際に他の糸類の影響を受けにくくきっちりと保持でき、装着状態の維持を確保する反面取り外しを容易にできる何らかの方策が望まれているものである。
又、ハリスの長さに関しても各種の長さに対応できると共に各種の仕掛けをも装着できる釣り用仕掛けケースの提供が望まれているものである。
更には、ケースに装着したハリス等の糸類以外の例えば針先に関しても、保護できると共に針を寝かした状態で装着できる釣り用の仕掛けケースであることも要望されているものである。
以上のように係る課題を見事に解決するため、請求項1に係る考案はハリスの付いた釣り針を掛ける為の針掛け部を有する釣り用仕掛けケースであって、針掛け部は平板状の針掛け部からなると共にその一端には針掛け用の針掛け溝を有し、該針掛け溝は斜めに傾斜した傾斜溝により構成されると共に該針掛け部の底部には底上げ土台部を有する釣り用仕掛けケースの針掛け部であり、係る考案によって前記課題を解決できる。
次に、請求項2に係る考案は、針掛け部が、針掛け用の針掛け溝を有する突出片と、立設壁と、底部とからなり、針掛け用の針掛け溝をその一端に有する突出片と底部とが略平行であり、突出片と立設壁とが垂直に形成した立設壁で連設すると共に該針掛け溝が斜めに傾斜した傾斜溝により構成する釣り用仕掛けケースの針掛け部であり、係る考案でも同様に解決できる。
或いは、請求項3に係る考案のように、針掛け部が、針掛け用の針掛け溝を有する突出片と、立設壁と、底部とからなり、該底部には底上げ土台部を有するものであって、針掛け用の針掛け溝をその一端に有する突出片と底部とが略平行であり、突出片と立設壁とが垂直に形成した立設壁で連設すると共に該針掛け溝が斜めに傾斜した傾斜溝により構成する釣り用仕掛けケースの針掛け部であってもよい。
これらの場合、請求項4に係る考案のように針掛け用の針掛け溝を有する突出片と立設壁とが90度以上135度以下の傾斜角をもって構成したものでも、或いは請求項5にかかる考案のように針掛け用の針掛け溝を有する突出片と立設壁とが45度以上90度以下の傾斜角をもって構成した釣り用仕掛けケースの針掛け部を用いてもよいものである。
更に、請求項6に係る考案のように釣り用仕掛けケースの基板の平面に対して平板状の針掛け部が傾斜して設置し、少なくとも針掛け部の針掛け溝方向の端部が基板から離れ、その対向方向の端部が基板に近接して構成するものであってもよい。
或いは、請求項7に係る考案のように釣り用仕掛けケースの基板の平面に対して突出片が傾斜して設置し、少なくとも針掛け部の突出片の針掛け溝方向の端部が基板から離れ、その対向方向の端部が基板に近接して構成するものであってもよい。
或いは、請求項8に係る考案のように底上げ土台部が、針掛け部の両端部よりやや内部方向から形成しているものであり、針掛け部を仕掛けケースの基板に設置すると両端の幅方向の基板と針掛け部の間に若干の空間を有する程度、底上げ土台部を幅狭に形成するものでもよい。
或いは、請求項9に係る考案のように底部が、突出片と立設壁との両端部よりやや内部方向から形成しているものであり、針掛け部を仕掛けケースの基板に設置すると両端の幅方向の基板と突出片と立設壁との間に若干の空間を有する程度、底部を幅狭に形成するものでもよい。
更には、請求項10に係る考案のように針掛け用の針掛け溝を垂直に形成するものであってももちろんよい。
或いは、請求項11に係る考案のように針掛け部の突出片又は平板状の針掛け部の下面方向にカバーを有し、針掛け用の針掛け溝に針を装着した場合に針先部分が該カバーによって覆う釣り用仕掛けケースの針掛け部を用いてもよいものである。
これらの場合、請求項12に係る考案のように針掛け部がアルミ製、アクリル製、木製のいずれかにより形成するものでもよい。
これらの他、更に請求項13に係る考案のように略長方形状の基板上に、前記の針掛け部を有する釣り用仕掛けケースであり、該基板上の端部方向から中央部方向に掛けて少なくとも2以上の針掛け部を順次配設した釣り用仕掛けケースを 用いるものであっても同様に前記課題を解決できるものである。
この場合、請求項14に係る考案のように針掛け部の底上げ土台部又は底部の幅方向の長さを同一にした針掛け部を用いても、請求項15に係る考案のように端部方向から中央部方向に向かって配設された針掛け部の底上げ土台部又は底部の幅方向の長さを順次短した針掛け部を用いた釣り用仕掛けケースであってもよいものである。
更に、請求項16に係る考案のように少なくとも基板を挿入可能な基板とほぼ同一又はこれよりも長尺形状で内部収納部を有する収納ケースであって、両側板間の長尺な内部縁部にそれぞれ平行な溝部を有し、該溝部に基板の両側端部をはめ合わせて基板を装着可能な収納ケースであって、少なくとも内部収納部方向に基板に装着した針掛け部が位置して装着する収納ケースに収納する釣り用仕掛けケースを用いたものでも、請求項17に係る考案のように収納ケースの上下面方向に位置するそれぞれの両側板間の内部縁部にそれぞれ平行な溝部を有し、収納ケースの上面と下面にそれぞれ2つの基板を収納する収納ケースに収納する釣り用仕掛けケースを用いたものであってもよい。
先ず請求項1乃至請求項3に係る考案によればケースに釣り針を寝かした状態で装着できることとなり、多数の仕掛けを設置する際に、装着している針先に他の仕掛けのハリス等が絡まず、容易かつ安全確実に仕掛けの装着ができると共にその取り外しを可能とする。
又、各構成においてそれぞれ釣り針の装着を確実に行なえ、装着が容易で取り外しも容易である釣り用の仕掛けケースの針掛け部の提供をできる。
請求項4及び5に係る考案によれば突出片の設置状態を各種選定できることとなり、各仕掛けの構成に応じて適宜必要な構成を取れるものとなる。
更に請求項6に係る考案によれば平板状の針掛け部を傾斜して設置でき、針の装着を容易にしかつその取り外しを容易にするばかりでなく、装着したハリスを基板に近接した状態で設置できると共に針掛けに装着した釣り針の針先を上部位置に位置させることができ、仕掛けに装着したハリスとの間隔をあけることができると共に極力その接触を減らすことができるものであることから仕掛けの絡みを低減できるものである。
又、請求項7に係る考案によっても、突出片を用いた構成においても前記と同様であり、針先とハリスの接触を極力低減でき、不用意かつ不必要な絡みを防止できるものである。
又、請求項8及び9に係る考案によれば、針掛け部の下方位置においてハリスの引き回しを可能とするものであり、不必要なハリスの絡みを防止でき、装着しやすくかつ簡単に取り外せる仕掛けの提供ができるものである。
更に請求項10に係る考案によっても、針をきっちりと針掛け部に装着できるものである。
又、請求項11に係る考案によればカバーによって針先部を覆うことができるものであり、ハリスとの絡みを防止できるものであって、仕掛けの装着の容易化ばかりでなくその取り外しに際しても簡単に絡みなく取り外せるものである。
又請求項12に係る考案によれば各部材によって針掛け部を形成できるものとなる。
更に請求項13に係る考案によれば、前記の各効果と共に更に多数列の針掛け部を有する釣り用仕掛けケースの提供が可能となる。
又、請求項14に係る考案によれば、ハリスの取り回しに関して針掛け部の周囲の幅が均一となることから、ハリスや糸を取り回すのにきわめて容易に行なえるものとなり不必要な折れや癖などが糸につかない状態で仕掛けの装着ができるものである。
更に請求項15に係る考案によれば、夫々の針掛け部に掛けた針のハリスを順次内側方向にずらすことができることから、夫々の針掛け部に掛けたハリス毎に任意位置においてはリスを引き回せるものとなり、ハリスの絡みなどを防止できるものである。
更に請求項16及び17に係る考案によれば、仕掛けケースの基板を収納可能な収納ケースによって仕掛けを安全かつ取り扱い容易に保管できるものであり、複数枚の仕掛けケースを任意に着脱自在に装着できるものであることから、必要に応じて必要な仕掛けを有する仕掛けケースを持ち運べると共に取り扱えるものである。
更に基板の着脱ができることから仕掛けケースへの仕掛けの装着や取り外しも極めて簡単に行なえるものである。
図1は、本考案に係る釣り用仕掛けケースの一例を示す図であり、略長方形状の基板1上に、封鎖用壁部4と、針掛け部2と、糸押え部3と、巻き返し部5とからなる。
まず基板1は、薄板状の長方形状よりなり、該基板1上に各種部材が配置されているものである。
次に、封鎖壁部4は本仕掛けケースを別途箱体に収納した際に隙間を塞ぐ封鎖用壁部4として機能すると共に必要に応じて手掛け部として用いることができる。
更に、ハリスの付いた釣り針を掛ける為の針掛け部2を有している。
この針掛け部2は基板1と針掛け部の間に底上げ土台部25を有しており、基板1と針掛け部2との間に若干の間隔を有するものである。
本図に示す針掛け部2は基板1上の端部方向から中央部方向に掛けて計4つの針掛け部2が配設されている一例の状態を示す。
この場合、基板1上の端部方向の針掛け部2は、夫々ほぼ同一の長さを有するものであるが、その針掛け部の底上げ土台部25が中央部方向の針掛け部2に行くに従って徐々にその幅方向の長さを短く構成している。
本図においては、一例として順次夫々の針掛け部2の底上げ土台部25の両端が5ミリずつ短くなって構成しているものを示すがこれは一例であり、他の間隔をもってしたものでも或いは夫々の間隔を一定間隔で徐々に狭くしたものではなく任意の間隔で相違させたものであってもよい。
又、基板1の中央部に向かって複数の針掛け部2が順次等間隔又は任意の異なる間隔で配設されているものであり、更に順次中央部に向かって針掛け部2の幅方向の長さが短くなっていくものを用いてもよい。
或いは、これに代えて全て同一の幅を持って構成したものであってもよい。
更に、該針掛け部2は、針掛け用の針掛け溝部20を有する突出片21と立設壁22と底部23とを有し、更に底部には底上げ土台部25を有している。
この底上げ土台部25は底部23の端部よりやや内部方向から有しているものであり、底部23の幅方向の端部下部には若干の空間を有することとなる。
このように構成することにより、まず最も基板1の端部に位置する針掛け部2に釣り針を掛けた場合にそのハリスは、次の針掛け部の底上げ土台部25の幅方向の側面に沿って配設でき、該底部23の幅方向の端部下部の空間に位置するものとなる。
尚、本図構成は一例であり、針掛け部2が平板状の針掛け部からなりその一端には針掛け用の針掛け溝20を有し、更には該針掛け部2の底部23に底上げ土台部25を有する構成を用いてもよい。
或いは針掛け部2が、針掛け用の針掛け溝20を有する突出片21と、立設壁22と、底部23とからなり、針掛け用の針掛け溝部20をその一端に有する突出片21と底部23とが略平行で、突出片21と立設壁23とが垂直に形成した立設壁22で連設しており、特段底上げ土台部25を有さない構成をもってするものであってもよい。
次に基板1の他の端部方向には糸押え部3を計4箇所有しており、さらに基板1の他の最も端部方向に近い位置には巻き返し部5を有する。
この場合、糸押え部3は図示上4つを示すが、これに限らず2個でも3個でも、或いは5個以上用いるものであってもよい。
又、糸押え部3には例えば硬質ゴムや軟質ゴム等或いは各種一般的に多用されている軟質樹脂或いは硬質の樹脂等をもって形成し、該糸押え部3の表面である上面には基板1の長手方向即ち装着するハリス等の糸の配設方向に沿って切り欠き31を有している。
これはハリスをその引き伸ばし方向においてこの切り欠き31に挟めるように構成するものである。
更に表面である上面に設けたこの切り欠き31の切れ込み32は、更に糸押え中心部に向かって斜めに切り込まれているものである。
即ち垂直に奥方向に向かって切り込みを有しているのではなく斜めに傾斜して切れ込み32を有するものである。
これによってハリス等の糸を切れ込み32にはさんだ場合、斜め方向で糸押え部3の中央部方向に挟み込まれるものとなり、不用意な糸の外れがなくなる。
更には、複数のハリスを挟み込んだ場合でも、一の糸を引き出すに際して他の糸を不用意に切れ込み32からはずれてしまうことを防止し、他の使用しないハリス等の糸をしっかりと挟み込んでおけることとなる。
更に、この糸押え部3の底部にはさらに糸押え底上げ土台部35を有しており、これは底部の端部よりやや内部方向から有しているものであり、底部の幅方向の端部下部には若干の空間を有するように構成されているものである。
この場合、計4箇所に糸押え部3を有しているが、これは夫々のハリスの長さに応じて任意の糸押え部3の切れ込み部分32で挟み込めるようにするためである。
更に、この一つの糸押え部3に関して切り欠き31及び切れ込み32の数は計8つであるが、これに限らず、これよりも多いものでも或いは少ないものであってもよく、任意の切り欠き数及び切れ込み数を有するものであればよい。
尚、長尺形状の糸を用いた場合に、例えばこの糸押え部3を越えて次の糸押え部3にまで及ぶ場合には、例えばこの底部幅方向の端部下部の若干の空間部分に糸を沿わせ、最も端の糸押え部3によって糸を押えるものであってもよい。
又、基板1の端部に向かって複数の糸押え部3の下部の空間部分を順次狭くする即ち等間隔又は任意の異間隔で順次端部の糸押え部3にいくに従って糸押え底上げ土台部35の幅が広くなるように構成してもよい。
これによって、最も中央部に位置する針掛け部2を用いて針を掛けた糸は該中央部の幅狭に構成した糸押え部3の糸押え底上げ土台部35に添って糸を送ることができ、順次端部方向に向かって有する針掛け部2に掛けた釣り針のハリスを送る際に徐々に幅広になる糸押え底上げ土台部35に添って糸送りができるものであり、夫々の針掛け部2毎のハリス同士のみ一体として送ることができるものであり、他の針掛け部2の針のハリスの送り位置とは異なる夫々の糸の送り位置を確保できることとなる。
更に、基板1の他端の最端部方向には巻き返し部5を有しており、端部方向を円弧状の壁部を有するものであり、この壁部に沿ってハリス等の糸を巻き戻し、さらに糸押え部3に戻すことができる。
従って、長尺のハリスなどを有する仕掛けでも、装着することができる。
もとよりこの糸押え底上げ土台部35は、全て一律の幅を有するものを用いてももちろんよいものである。
又、この他、針掛け部2のない釣り用仕掛けケースに用いるものでもよく、例えば少なくとも糸押え部3を有し、針を有さない仕掛けの部分をケースに収納可能な釣り用仕掛けケースを用いるものであってもよい。
図2は、本考案にかかる釣り用仕掛けケースの一例の側面図を示す。
本図に示すように、針掛け部2はその突出片21を傾斜して構成し立設壁22とは90度程度の角度を持って形成されている。
さらに底部23の下には底上げ土台部25を有する。
これによって針掛け部2の両端部分に任意の空間を形成できる。
更にこの形態の他、針掛け部2はその突出片21を傾斜して構成し立設壁22とは90度以下の鋭角の角度を持って形成されているものでも、或いは90度を超えた角度もって形成されたものでもよい。
又、糸押え部3は、同様にその針掛け部2方向の一部を硬質ゴム部材33で形成し、他の部分を軟質ゴム部材34で形成したものが用いられている。
尚、もちろん軟質ゴム部材や硬質ゴム部材或いは軟質樹脂又は硬質樹脂などをもって全体を形成し、他の部材によって糸押え底上げ土台部35を構成したものである。
即ち、糸押え部3の主要部を軟質ゴム又は軟質の樹脂により形成し、該糸押え部3の一部であって少なくとも切れ込み32の一部を含む箇所を硬質ゴム又は硬質の樹脂をもって形成したものでも、或いは逆に糸押え部3の主要部を硬質ゴム又は硬質の樹脂により形成し、該糸押え部3の一部であって少なくとも切れ込み32の一部を含む箇所を軟質ゴム又は軟質の樹脂をもって形成したものであってもよい。
これによって糸の押さえの調整が図れるものである。
図3は、糸押さえ部3の一例を示す図である。
糸押え部3には例えば硬質ゴムや軟質ゴムなどをもって形成し、該糸押え部3上面には基板1の長手方向即ち装着するハリス等の糸の配設方向に沿って切り欠き31を有しているものである。
更に該切り欠き31は糸押え部3の中心部に向かって斜めに傾斜して切り込まれている切れ込み32を有するものである。
又、この糸押え部3の底部には糸押え底上げ土台部35を有しており、これは底部の端部よりやや内部方向から有しているものであり、底部の幅方向の端部下部には若干の空間を有するように構成されているものである。
この部分には引き回されているハリスが位置するものであり、この空間に位置することからハリスには何らの曲げや変形等ができずにまっすぐの状態を維持できる。
尚、同様に針掛け部2の底上げ土台部25においても同様にハリスを該空間に位置させることによりハリスの変形等を防止できるものである。
次に本図に示す糸押え部3は一部部材を硬質ゴム部材33或いは硬質樹脂部材で構成し、他の部分を軟質ゴム部材34又は軟質樹脂部材で構成している一例を示す。
即ち、糸押え部3の針掛け部2方向において硬質ゴム部材33或いは硬質樹脂部材で構成するものである。
これにより、糸を掛けたときにこの硬質部材33で外れにくくきっちりと挟み込むことを可能とすることができる。
反面これに限らず、糸押え部3の主要部を軟質ゴム部材や硬質ゴム部材或いは軟質樹脂又は硬質樹脂等をもって全体を形成し、任意方向に関して他の部材によって糸押え部3の一部を構成したものである。
例えば、糸押え部3の主要部を軟質ゴム又は軟質の樹脂により形成し、該糸押え部3の一部であって少なくとも切れ込み32の一部を含む箇所を硬質ゴム又は硬質の樹脂をもって形成したものでも、或いは逆に糸押え部3の主要部を硬質ゴム又は硬質の樹脂により形成し、該糸押え部3の一部であって少なくとも切れ込み32の一部を含む箇所を軟質ゴム又は軟質の樹脂をもって形成したものであってもよい。
図4は、該針掛け部2の一例を示す図であり、針掛け用の針掛け溝部20を有する突出片21と立設壁22と底部23とを有し、突出片21と立設壁22とは略90度をもって連設されている一例を示す。
従って、突出片21と底部23とが略平行で突出片21と底部23とを垂直に形成した立設壁22で連設されて形成されているものである。
又、この針掛け部2は更に底部23に底上げ土台部25を有しているものであり、両幅部方向において空間を有するものである。
この場合針掛け溝20は垂直方向に切られているものであり、一例として示す。
図5は、図4の構成に代えて、突出片21と立設壁22とは90度を越えて連設されている一例を示す図であり、突出片21は斜め上部方向に突出した状態で配設されるものである。
このように構成することによって針を傾斜して針掛け部2にかけることができ、これにより針のチモトに結んだハリスの位置を基板1近くに低く位置させることができる。
これにより他の列の針掛け部2の針と接触しにくくなり、容易にあとから針を針掛け部2につけることができるものである。
この場合、突出片21と立設壁22とは90度を越えて約95度乃至110度程度が最も効果的であるがこの形態に限らず約135度程度までの傾斜を有するものであってもよい。
尚、反対に鋭角に構成するものであってもよいのは前述の通りである。
例えば突出片21と立設壁22とが45度以上90度以下の傾斜角をもって構成されるものであってもよい。
次に図6は針掛け溝20を垂直方向に切るのではなく斜めに傾斜して傾斜溝を有する一例を示す図であり、図7は針掛け溝20に針を掛けた状態の一例を示す図である。
これによっても針掛け部2にかける針を寝かせて装着できるものであり、ハリスの位置を基板1に近づけて低く装着できるようになる。
従って、図5のように突出片21の傾斜構成を有するもの或いは他の傾斜角からなるものでも、図6及び7に示すように針掛け部の傾斜した針掛け溝20を有するものであっても、或いは双方を有する構成を用いたものであってもよい。
尚、これらに示す針掛け部2はアルミ製でも或いはアクリル製を含む各種樹脂製により構成されていても或いは木製であっても各種金属製等のものにより構成されているものであってもよい。
例えば、樹脂製に関してはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート等の多用されている各種樹脂製を用いるものであってもよい。
少なくとも針を掛け、又その状態を維持できる程度の強度を有し、更に一定形状への成形性を有するものであればよい。
例えばアルミ製を用いると針先が滑りやすくなり着脱の便宜が高まる。
更に前記した各形態を用いた針掛け部を用いることにより、針先を保護できることとなる。
即ち例えば底上げ土台部25によってより高く針を装着でき針先の保護が図れる。
又、突出片21を斜めに傾斜しても同様に効果を得られ、さらに針掛け溝20を傾斜溝とすることにより針を寝かせて装着でき、針先保護になると共に特に針が寝た状態となることから、収納時の収納容積を少なくすることもできることとなる。
尚、これ等の形態に関しては全て底上げ土台部25を有する一例として示すが、底上げ土台部25を有さずに底部23がそのまま基板1に設置するものを用いたものであってももちろんよい。
この場合には例えば針掛け部2を仕掛けケースの基板1に設置すると両端の幅方向の基板1と突出片21と立設壁22との間に若干の空間を有する程度、底部23を幅狭に形成した構成にしてもよい。
更に、突出片21に関しては、斜めに傾斜して設置する例を示すが、これは少なくとも釣り用仕掛けケースの基板1の平面に対して傾斜して設置しているものであり、少なくとも針掛け部の針掛け溝方向の端部が基板から離れ、その対向方向の端部が基板に近接して構成しているものであることによって、ハリスが基板に適切に近接して装着できるものとなる。
図8は、本考案に係る釣り用仕掛けケースの他の例を示す図であり、略長方形状の基板1上に、封鎖用壁部4と、針掛け部2と、糸押え部3と、巻き返し部5とからなる点は共通である。
ハリスの付いた釣り針を掛ける為の針掛け部2に関しては平板状の針掛け部2からなり、この針掛け部2と基板1との間に底上げ土台部25を有しており、基板1と針掛け部2との間に若干の間隔を有する構成である。
この平板状の針掛け部2には針掛け溝20を有するものである。
この針掛け溝20は斜めに傾斜した傾斜溝によって構成されているものであり、このように構成することによって針をきっちりと寝かせた状態で装着できる。
図9は、図8の側面図である。 本図に示すように、針掛け部2は平板状に形成され、さらにその下には底上げ土台部25を有する。
これによって針掛け部2の両端部分に任意の空間を形成できる。
又、糸押え部3は、同様にその針掛け部2方向の一部を硬質ゴム部材33で形成し、他の部分を軟質ゴム部材34で形成したものが用いられている。
尚、もちろん軟質ゴム部材や軟質樹脂部材或いは硬質ゴム部材等をもって全体を形成し、他の部材によって糸押え底上げ土台部を構成したものである。
これによって糸押え部の両端方向において任意の空間を形成できる。
図10は図8、図9に示す針掛け部2の拡大図であり、図11は、該針掛け部2に針を掛けた状態を示す図である。
本図に示すように一例として平板状の針掛け部2をやや傾斜して形成したものであり、針掛け溝部20が上部に位置するように構成した一例である。
この場合底上げ土台部25にて該針掛け部2の傾斜を保持しているものである。
この他基板1にほぼ平行に設置するものであってももちろんよい。
次に針掛け部2に関しては、この構成のみならず針先が糸に絡まない他の構成をもってしてもよい。
従って、平板状の針掛け部2が傾斜して設置するものであり、少なくとも針掛け部の針掛け溝方向の端部が基板から離れ、その対向方向の端部が基板に近接して構成するものであり、例えば底上げ土台部25によって傾斜設置されているものである。
図12は、本発明に係る釣り用の仕掛けケースに用いる針掛け部の他の例を示す図であり、針掛け部2の下面方向にカバー26を有する一例を示す。
このように針掛け部2の針掛け溝部20の下面には該針掛け溝20に針を掛けた場合に針先が位置するものであり、該カバー26を設けることによって針先が保護されるばかりでなく、近傍を通る他の針のハリスとの間を切り離すことができるものであり、該カバー26によって他の針のハリスがカバー内の針に接触することがなくなるものである。
従って、針の装着時にハリスが不用意には他の針に触れることがなくなり、または針を取り外す際にも他の針にハリスが接触することがなくなることとなり、針の着脱に際する絡みを防止できる。
尚、本図においては平板状の針掛け部に用いる一例を示すが、これに限らず他の構成例えば突出片、立設壁、底部からなる針掛け部において用いてもよく、この場合には例えば突出片の下面方向にカバーを有するものであってもよい。
或いは他の構成からなる針掛け部2に用いるものであってももちろんよい。
図13は、針掛け溝20を傾斜溝とした一例を示す図である。
このような場合には針が寝た状態で装着されるが、他のハリスと針先が接触することを防げるものである。
図14は、本考案に係る一例の釣り用仕掛けケースにハリス付きの釣り針を多数着脱自在に装着した一例を示す図である。
まず最も端部に近い針掛け部2にハリス付きの釣り針をその針掛け溝20に掛けることによって装着する。
この場合針掛け溝20が傾斜溝であることから釣り針は傾斜した寝た状態で装着できる。
更に、3つの釣り針が装着されており、係る釣り針のハリスはさらに次の針掛け部2の底部の底上げ土台部25の横にできた空間を通ってそのまま基板1下部の糸押え部3方向に引かれ、中央部方向の3つの糸押え部3の底部下部の糸押え底上げ土台部35の横の空間を通ってさらに最も端部に位置する糸押え部3の切り欠き31から連なる傾斜した切れ込み32に挟み込まれて係止されているものである。
次に、2番目の針掛け部2にも3つのハリス付きの釣り針がその針掛け溝20に掛けられて装着しているものである。
この場合も針掛け溝20が傾斜溝であることから釣り針は傾斜した寝た状態での装着となる。
この3つの釣り針のハリスはさらに次の針掛け部2の底部の底上げ土台部25の横にできた空間を通ってそのまま基板1下部の糸押え部3方向に引かれ、中央部方向の2つの糸押え部3の底部下部の糸押え底上げ土台部35の横の空間を通ってさらに3番目の糸押え部3の切り欠き31から連なる傾斜した切れ込み32に挟み込まれて係止されているものである。
又、3番目の針掛け部2にもハリス付きの釣り針が装着されており、傾斜溝の針掛け溝20によって釣り針を傾斜して寝た状態で装着している。
この場合も3つの釣り針が装着されており、係る釣り針のハリスはさらに次の針掛け部2の底部の底上げ土台部25の横にできた空間を通ってそのまま基板1下部の糸押え部3方向に引かれ、中央部方向の1番目の糸押え部3の底部下部の糸押え底上げ土台部35の横の空間を通ってさらに2番目の糸押え部3の切り欠き31から連なる傾斜した切れ込み32に挟み込まれて係止されているものである。
更に、4番目の針掛け部2に3つのハリス付きの釣り針が掛けられており、これはそのまま一番目の糸押え部3の切れ込みに挟み込まれて係止されているものである。
これらは全て夫々のハリスごとに引き回されているものであり、必要な針をつまんで針掛け溝20から外した上でハリスを引き出すと、他のハリスの絡むことなくきれいに取り外せるものである。
更に各種釣り針が装着されている段階で、あいている針掛け部2に釣り針を掛けた場合であっても、釣り針が寝て装着できることから一段となりの針掛け溝20の針と絡むことはなく、特に該掛けた針のハリスは、その同じ針掛け部2に掛けられたハリスと同様に引き回され、特に底上げ土台部25によってできた空間に張った状態で位置するものであることから、同空間にいる他のハリスと絡むことはなく適宜な間隔をもって張った状態でハリスが引き回されるものであることから、ハリス同士での着脱に際しての絡みを防げるものである。
以上のように、基板上に2以上の針掛け部2を有すると共に該針掛け部2と共に2以上の糸押え部3を有する構成で、該最も中央部に位置する糸押え部3の糸押え底上げ土台部35の底部の幅が、最も中央部に位置する針掛け部2の底上げ土台部25の幅方向の長さよりも短いものであり、更に該中央部から2番目に配設された糸押え部2の糸押え底上げ土台部35の底部の幅が、中央部から2番目に配設された針掛け部2の底上げ土台部25の幅方向の長さよりも短いものであり、更に2番目以降に配設された糸押え部3の糸押え底上げ土台部35の底部の幅が、夫々その糸押え部3に対応する中央部から2番目以降に配設された針掛け部2の底上げ土台部25の幅方向の長さよりも短いように構成することによって、前記効果をより効果的に発揮できるものである。
尚、もとより針掛け部2よりも糸押え部3を多く形成するものであってもよいものであり、この場合には、該針掛け部2より多い糸押え部3は基板1上の夫々の針掛け部2に対応した夫々の糸押え部3の配設位置よりも端部方向にその多くなった糸押え部3を配置するものであれば、各空間を適切に活用できるものである。
尚、この場合、針掛け部2の底上げ土台部25に関しては徐々に幅狭に構成するが、これに限らず任意の異なる幅に構成するものでも、或いは全て同一の幅を有するものであってもいずれを用いてもよい。
更に底上げ土台部25を有さず底部がそのまま基板1に設置する構成における底部の幅に関しても前記のように順次幅狭にするものでも、或いは任意の異なる幅に構成するものでも、或いは全て同一の幅を有するものであってもいずれでもよい。
この幅の相違は糸押え部3における糸押え底上げ土台部35においても同様である。
図15は、本考案に係る釣り用仕掛けケースの基板1を2枚一度に収納可能な仕掛けケースの一例を示す図である。
本図の様に収納用のケース6にはその上面と下面に夫々基板1を挿入して収納できるものであり、基板1に装着した仕掛けが収納用ケース6内部に向くように装着できるものである。
本図構成においては収納ケース6の上面とした面夫々の容器内部縁部に溝61を有しており、該溝61に沿って基板1の側縁を差し入れて装着するものであり、必要に応じて着脱できるものである。
従って、ほぼ同一又はこれよりも長尺形状で内部収納部を有する収納ケース6であり、両側板間の長尺な内部縁部にそれぞれ平行な溝部61を有するものであって、該溝部61に基板1の両側端部をはめ合わせて基板を装着することができるものである。
特に内部収納部方向には基板1に装着した針掛け部2と糸押え部3が位置するように装着することによって仕掛けの保護が図れるものである。
更に、収納ケース6の上下面方向にそれぞれ基板1を収納できるものであり、そのために収納ケース6のそれぞれの両側板間の内部縁部に上下面それぞれに平行な溝部61を有するものとなる。
これによって、収納ケース6の上面と下面にそれぞれ2つの基板1を収納することができるものである。
以上のように構成したことから、基板1に関しては自由に入れ替えられるために予備の基板を用意すれば、自由に差し替えすることができ、用途や目的により使用勝手が無限に広がるものである。
更に、基板1を着脱自在にし、かつ基板1を持つことができることから本仕掛けケースに針をかける際の針掛けの作業を容易に行なえるものとなり、仕掛けケースへの仕掛けの装着及び取り外しを容易にすることができるものである。
尚、本明細書に示す糸押え部3又は針掛け部2を設置する基板1は一例であり、このような釣り用仕掛けケースに限らず単なる板状の釣り用仕掛けケースに用いるものでも、或いは折り込み形の釣り用仕掛けケースに用いるものでも、或いは他の形態の釣り用仕掛けケースに用いるものでもいずれに用いるものであってもよい。
この場合、針掛け部2を有するものの他、この針掛け部2を有さずに糸押え部3を有し、針を有さない仕掛けを収納するための釣り用仕掛けケースに用いるものであってもよい。
本考案に係る釣り用仕掛けケースの一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの糸押え部の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの針掛け部の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの針掛け部の他の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの針掛け部の他の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの針掛け部に釣り針を掛けた状態の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの他の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの他の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの針掛け部の他の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの針掛け部に釣り針を掛けた状態の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの針掛け部の他の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースの針掛け部に釣り針を掛けた状態の一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースにハリス付きの釣り針を多数着脱自在に装着した一例を示す図 本考案に係る釣り用仕掛けケースを収納する収納ケースの一例を示す図
符号の説明
1 基板
2 針掛け部
20 針掛け溝
21 突出片
22 立設壁
23 底部
25 底上げ土台部
26 カバー
3 糸押え部
31 切り欠き
32 切れ込み
33 硬質ゴム部材
34 軟質ゴム部材
35 糸押え底上げ土台部
4 封鎖用壁部
5 巻き返し部
6 収納用ケース
61 溝部

Claims (17)

  1. ハリスの付いた釣り針を掛ける為の針掛け部2を有する釣り用仕掛けケースの針掛け部であって、
    該針掛け部2は平板状の針掛け部2からなると共にその一端には針掛け用の針掛け溝20を有し、
    該針掛け溝20は斜めに傾斜した傾斜溝により構成されると共に該針掛け部2の底部には底上げ土台部25を有することを特徴とする釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  2. ハリスの付いた釣り針を掛ける為の針掛け部2を有する釣り用仕掛けケースの針掛け部であって、
    針掛け部2が、針掛け用の針掛け溝20を有する突出片21と、立設壁22と、底部23とからなり、
    針掛け用の針掛け溝20をその一端に有する突出片21と底部23とが略平行であり、突出片21と立設壁22とが垂直に形成して連設すると共に該針掛け溝20が斜めに傾斜した傾斜溝により構成することを特徴とする釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  3. ハリスの付いた釣り針を掛ける為の針掛け部2を有する釣り用仕掛けケースの針掛け部であって、
    針掛け部2が、針掛け用の針掛け溝20を有する突出片21と、立設壁22と、底部23とからなり、
    該底部23には底上げ土台部25を有するものであって、
    針掛け用の針掛け溝20をその一端に有する突出片21と底部23とが略平行であり、突出片21と立設壁22とが垂直に形成して連設すると共に該針掛け溝20が斜めに傾斜した傾斜溝により構成することを特徴とする釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  4. 針掛け用の針掛け溝20を有する突出片21と立設壁22とが90度以上135度以下の傾斜角をもって構成することを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  5. 針掛け用の針掛け溝20を有する突出片21と立設壁22とが45度以上90度以下の傾斜角をもって構成することを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  6. 釣り用仕掛けケースの基板1の平面に対して平板状の針掛け部2が傾斜して設置するものであり、少なくとも針掛け部2の針掛け溝20方向の端部が基板1から離れ、その対向方向の端部が基板1に近接して構成することを特徴とする請求項1に記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  7. 釣り用仕掛けケースの基板1の平面に対して突出片21が傾斜して設置するものであり、少なくとも針掛け部2の突出片21の針掛け溝20方向の端部が基板1から離れ、その対向方向の端部が基板1に近接して構成することを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  8. 底上げ土台部25が、針掛け部2の両端部よりやや内部方向から形成しているものであり、
    針掛け部2を仕掛けケースの基板1に設置すると両端の幅方向の基板1と針掛け部2の間に若干の空間を有する程度、底上げ土台部25を幅狭に形成することを特徴とする請求項1、3乃至7いずれかに記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  9. 底部23が、突出片21と立設壁22との両端部よりやや内部方向から形成しているものであり、
    針掛け部2を仕掛けケースの基板1に設置すると両端の幅方向の基板1と突出片21と立設壁22との間に若干の空間を有する程度、底部23を幅狭に形成することを特徴とする請求項2、4乃至7のいずれかに記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  10. 針掛け用の針掛け溝20を垂直に形成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  11. 針掛け部2の突出片21又は平板状の針掛け部2の下面方向にカバー26を有し、針掛け用の針掛け溝20に針を装着した場合に針先部分を該カバー26で覆うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  12. 針掛け部2をアルミ製、アクリル製、木製のいずれかにより形成することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の釣り用仕掛けケースの針掛け部。
  13. 略長方形状の基板1上に、請求項1乃至12のいずれかに記載の針掛け部2を有する釣り用仕掛けケースであって、
    該基板1上の端部方向から中央部方向に掛けて少なくとも2以上の針掛け部2を順次配設することを特徴とする釣り用仕掛けケース。
  14. 針掛け部2の底上げ土台部25又は底部23の幅方向の長さを同一にした針掛け部2であることを特徴とする請求項13記載の釣り用仕掛けケース。
  15. 端部方向から中央部方向に向かって配設された針掛け部2の底上げ土台部25又は底部23の幅方向の長さを順次短した針掛け部2であることを特徴とする請求項13記載の釣り用仕掛けケース。
  16. 少なくとも基板1を挿入可能な基板1とほぼ同一又はこれよりも長尺形状で内部収納部を有する収納ケース6であって、
    両側板間の長尺な内部縁部にそれぞれ平行な溝部61を有し、該溝部61に基板1の両側端部をはめ合わせて基板1を装着可能な収納ケースであり、少なくとも内部収納部方向に基板1に装着した針掛け部2が位置して装着することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の収納ケースに収納する釣り用仕掛けケース。
  17. 収納ケース6の上下面方向に位置するそれぞれの両側板間の内部縁部にそれぞれ平行な溝部61を有し、収納ケース6の上面と下面にそれぞれ2つの基板1を収納することを特徴とする請求項16記載の収納ケースに収納する釣り用仕掛けケース。
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