JP3148199B2 - 光ディスクの基板回収装置 - Google Patents

光ディスクの基板回収装置

Info

Publication number
JP3148199B2
JP3148199B2 JP9229999A JP9229999A JP3148199B2 JP 3148199 B2 JP3148199 B2 JP 3148199B2 JP 9229999 A JP9229999 A JP 9229999A JP 9229999 A JP9229999 A JP 9229999A JP 3148199 B2 JP3148199 B2 JP 3148199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
optical disk
disk
polishing
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9229999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000280247A (ja
Inventor
智章 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orient Instrument Computer Co Ltd
Original Assignee
Orient Instrument Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orient Instrument Computer Co Ltd filed Critical Orient Instrument Computer Co Ltd
Priority to JP9229999A priority Critical patent/JP3148199B2/ja
Priority to DE2000608949 priority patent/DE60008949T2/de
Priority to EP20000106957 priority patent/EP1040900B1/en
Priority to AT00106957T priority patent/ATE261805T1/de
Priority to US09/540,868 priority patent/US6379224B1/en
Publication of JP2000280247A publication Critical patent/JP2000280247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3148199B2 publication Critical patent/JP3148199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/50Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges
    • G11B23/505Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges of disk carriers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B17/02Separating plastics from other materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2705/00Use of metals, their alloys or their compounds, for preformed parts, e.g. for inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2009/00Layered products
    • B29L2009/005Layered products coated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2017/00Carriers for sound or information
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2017/00Carriers for sound or information
    • B29L2017/001Carriers of records containing fine grooves or impressions, e.g. disc records for needle playback, cylinder records
    • B29L2017/003Records or discs
    • B29L2017/005CD''s, DVD''s
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばCD−R
と呼ばれている追記型光ディスク、CD−ROMと呼ば
れている読み込み専用ディスクはもとよりいわゆる光磁
気ディスクを含む広義の光ディスクの基板回収装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近時、コンピュータプログラム開発や、
企業の会計帳簿等の秘密記録にCD−Rと呼ばれる追記
型光ディスクが用いられることが多くなってきており、
例えば、コンピュータプログラム開発を行う企業では、
一日に数百枚のCD−Rが使用されることがある。
【0003】ところが、その大半は未完成のプログラム
が記録されたものや書き損じたものであるために不用と
され、廃棄されることになるものであるが、このように
廃棄処分されるCD−Rは、その中に重要なデータが書
き込まれているのであるから、廃棄する前には、書き込
まれたデータを予め破壊しておかなければ、機密事項が
外部に漏出するおそれがある。
【0004】そこで、廃棄処分すべき光ディスクのデー
タ破壊に関して、従来、以下のようなデータ破壊ないし
はデータ読み取り不能とする方法が提案されている。
【0005】光ディスクの記録面にデータ破壊用塗料
を塗布したり、光ディスクに高パワーのレーザー光を照
射したりすることによりデータを破壊する方法(特開平
9−97432号公報)。
【0006】光ディスクに摂氏80度乃至150度の
熱を加えることにより、データピットの周辺に熱変化を
起こしてデータの読み取りを不能とする方法(特開平10
−214424号公報)。
【0007】反射層と記録層を構成する光吸収層(有
機層)との密着性がいささか乏しい点に着目し、粘着テ
ープを反射層上面の保護層表面に接着し、該粘着テープ
を引き剥がすことにより、反射層を光吸収層(有機層)
から分離せしめてデータを読み取り不能とする方法(特
開平5−166231号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
及びの方法によれば、ディスクデータ破壊後のディス
クは、透明の合成樹脂製基板に光吸収剤と反射層を構成
するアルミニュウム、金等の金属膜が混在しているもの
であるから、このままでは、ゴミとして廃棄する場合で
もプラスチックと金属とに分別されていないので、廃棄
処理上の問題が残る。また、このような光ディスクを再
資源として利用するためには、さらに何らかの手段を講
じて少なくとも合成樹脂製基板と、反射膜の金属とを回
収できるような態様に分離しなければならない。
【0009】また、上記の方法によれば、記録層とし
ての光吸収層と反射層とは互いに分離されるが、光吸収
層と合成樹脂基板との分離はなされていないので、合成
樹脂基板をリサイクルするためには、さらに合成樹脂基
板から光吸収層を分離除去しなければならない。もとよ
り、このような分離除去は専門業者にとっては技術上困
難なものではないとしても、前記光吸収層と合成樹脂製
基板との分離とは別々に行わなければならず、いわば二
度手間となってしまうので、効率は悪い。
【0010】そこで、本出願人は、光ディスク(D)
が、図6(イ)に示すように、透明の合成樹脂製基板
(1)に、記録層(2)、反射層(3)及び保護層
(4)が順次積層されてなるものであること、しかも各
層中、基板(1)が、最も厚いものであることに着目
し、この発明に想い至ったものである。
【0011】すなわち、この発明は、光ディスクのデー
タ破壊と、基板からの記録層及び反射層の剥離とを機械
的に一挙に行い、記録層及び反射層の構成素材が付着し
ていない純粋な合成樹脂製基板を回収することのできる
基板回収装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る光ディスクの基板回収装置は、光デ
ィスクの複数枚を収納する光ディスク収納部と、前記光
ディスクを反射層側から研磨して、光ディスクの基板か
ら反射層及び記録層を粉状に剥離する研磨手段と、該基
板から研磨剥離された粉体を集める集粉手段と、反射層
及び記録層が研磨剥離された基板を収納する基板収納部
と、前記光ディスクを光ディスク収納部から前記研磨手
段近傍位置へ搬送する手段と、前記記録層及び反射層が
剥離された基板を研磨手段から基板収納部へ搬送する手
段とを備え、前記各手段が相互に連携して作動するもの
となされてなる構成を採用する。
【0013】上記回収装置によれば、光ディスクの透明
の合成樹脂基板から記録層及び反射層を確実に剥離し、
記録層及び反射層を構成する各素材の付着していない純
粋かつ透明な合成樹脂製基板を回収することができるこ
とはもとより、多数枚の光ディスクを光ディスク収納部
に収納した後、該回収装置を作動させるだけで多数枚の
純粋かつ透明な合成樹脂製基板を自動的に回収すること
ができる。しかも、研磨により生じた粉体は、集粉手段
により速やかに装置外部へ排出されるものとなされてい
るので、いわゆる削り粉によるモ−タへの悪影響も防止
され、回収装置の円滑な運転作動が保障される。
【0014】光ディスクを光ディスク収納部から前記被
研磨位置へ搬送する手段と、前記記録層及び反射層が剥
離された基板を被研磨位置から基板収納部へ搬送する手
段とは、独立型、兼用型のいずれであっても良い。独立
型は、多数枚の光ディスクから基板を回収する場合に、
兼用するものに較べて所要時間を短縮できる。一方、兼
用型は、独立型に較べて所要時間は長くなるが、構造の
簡素化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示実施形態に
基づいて説明する。
【0016】図1及び図2は、基板回収装置(A)の概
要を示すもので、基板回収装置(A)は家庭用電子レン
ジ程度の大きさの箱体(8)の中に収められており、箱
体(8)内の前方下部に、多数枚の光ディスク(D)を
収納する光ディスク収納部(10)と、光ディスク(D)
を研磨する研磨手段(20)と、該研磨手段(20)により
記録層(2)及び反射層(3)が剥離されたディスク基
板(1)を収納する基板収納部(50)が設けられてい
る。箱体(8)の前面には上下に回動する開閉自在な蓋
体(9)が設けられており、光ディスク(D)を光ディ
スク収納部(10)へ収納する際及び前記基板(1)を回
収する際には、該蓋体(9)を上方に跳ね上げて、箱体
(8)の前面を開口しうるものとなされている。
【0017】前記光ディスク収納部(10)は、図4
(イ)に示すように、多数枚の光ディスク(D)(D)
…が整然と積み重ねられるように、光ディスク(D)の
外周に当接する位置決め用柱(11)(11)…が、相互に
等間隔を置いて立設されている。位置決め用柱(11)
(11)…がこのように光ディスク(D)の外周に接する
ように配置されているのは、後述する搬送手段(40)の
ディスクホルダー(41)の下降を妨げないようにするた
めである。なお、この光ディスク収納部(10)において
光ディスク(D)は、ディスク基板(1)を上面として
収納されるべきものである。
【0018】前記基板収納部(50)は、中央にディスク
基板(1)の中心穴を挿通する基板保持柱(51)が立設
され、研磨手段(20)による研磨後に搬送手段(40)に
より搬送され記録層(2)及び反射層(3)を研磨剥離
されたディスク基板(1)が、上方から落下されてその
中心穴に基板保持柱(51)が挿通され、ディスク基板
(1)が保持されるものとなされている。また、基板保
持柱(51)は、その上端部が円錐形状に形成され、ディ
スク基板(1)の中心穴に相対的に挿通しやすくなされ
ている。
【0019】研磨手段(20)は、一対の駆動用モータ
(21)(21)と、該モータ(21)(21)により回転され
る研磨部材(24)(24)とを備え、各駆動用モータ(2
1)(21)は、支持板(22)に対して吊り下げ状態に取
り付けられ、各回転軸(21a)(21a)が支持板(22)
の下方から上方に突出するものとなされている。支持板
(22)の中央には、上端に光ディスク(D)の中心穴に
嵌合するハブ(23a)を有する支柱(23)が突設され、
光ディスク(D)の中心穴にハブ(23a)が嵌合する位
置が研磨位置(29)となる。
【0020】前記モータ(21)の回転軸(21a)には、
円盤状の研磨部材(24)と撹拌用回転板(25)とが取り
付け用スリーブ(26)を介して取り付けられている。研
磨部材(24)は、図3に示すようにスリーブ(26)の上
端に一体化された円盤状支持板(27)に着脱自在に取り
付けられている。研磨部材(24)及び円盤状支持板(2
7)は共に対応位置に複数個の厚さ方向の貫通孔(24
a)(24a)…、(27a)(27a)…を備え、光ディス
ク(D)から研磨剥離された粉体が円盤状支持板(27)
の下方に落下するものとなされている。前記円盤状支持
板(27)の下方に配置された撹拌用回転板(25)は、そ
の基板(25a)の上面に複数個の羽根部(25b)(25
b)…が突設され、駆動用モータ(21)の回転に従って
撹拌用回転板(25)上方の空気を撹拌し、上方の研磨部
材(24)及び円盤状支持板(27)の貫通孔(24a)(24
a)…、(27a)(27a)…から落下してくる粉体を空
洞部(31)に向かわしめて、集粉手段(30)による集粉
を効率よく行わせるものとなされている。また、撹拌用
回転板(25)の上下に、基板(1)から研磨剥離された
粉体の飛散防止壁(28a)(28b)が設けられる一方、
研磨位置(29)の周縁よりやや斜め上方にも同様の粉体
飛散防止壁(28c)が設けられている。
【0021】集粉手段(30)は、図2に示すように、撹
拌用回転板(25)の側方に設けられた空洞部(31)と、
該空洞部(31)の先端に設けられた真空ポンプ(32)
と、吸引された粉体を箱体(8)の外部へ排出する排出
パイプ(33)とを備え、該排出パイプ(33)は箱体外部
の集粉容器(図示省略)に連結されている。
【0022】搬送手段(40)は、光ディスク収納部(1
0)から研磨位置(29)への光ディスク(D)の搬送
と、研磨位置(29)から基板収納部(50)への光ディス
ク基板(1)の搬送とを兼用するもので、光ディスク
(D)及びディスク基板(1)を保持するディスクホル
ダー(41)を備え、該ディスクホルダー(41)を上下左
右に移動させることにより、上記搬送を行うものとなさ
れている。
【0023】ディスクホルダー(41)は、下端に表面に
光ディスク基板(1)に密着するゴム板(43)が貼着さ
れたホルダ−盤(42)を有すると共に、ゴム板(43)、
ホルダー盤(42)に設けられたエアー流通孔(44)に連
通するエアー流通路(45)を備えている。該エアー流通
路(45)は、吸引パイプ(46)に繋げられ、さらに該吸
引パイプ(46)の先端が真空ポンプ(47)に繋げられて
おり、真空ポンプ(47)を作動させることにより、光デ
ィスク基板(1)とゴム板(43)との間を真空状態にし
て光ディスク(D)又は光ディスク基板(1)をゴム板
(43)に吸着するものとなされている。また、このディ
スクホルダー(41)は、それ自体がギアドモータ(48)
により減速されて水平回りに回転するものとなされてい
る。なお、図2において、ディスクホルダー(41)は、
研磨位置(29)の上方に位置しているが、実際は、この
基板回収装置(A)の始動前には光ディスク収納部(1
0)の上方に位置しているか、あるいは基板収納部(5
0)の上方に位置しているものである。
【0024】而して、上記構成を有するディスク基板回
収装置(A)の使用方法について説明すると、先ず、箱
体(8)の蓋体(9)を開けて光ディスク収納部(10)
にデータを破壊すべき多数枚の光ディスク(D)(D)
…を収納するのであるが、光ディスク基板(1)を上に
して位置決め用柱(11)(11)(11)(11)に囲まれた
空間に順次放り込んでいくと、自動的に光ディスク
(D)(D)…は整然と積み重ねられて行く。
【0025】次に、蓋体(9)を閉じ、スイッチを入れ
て搬送手段(40)を作動させると、光ディスク収納部
(10)の上方に位置しているディスクホルダー(41)が
下降してきて、そのゴム板(43)が最上段の光ディスク
(D)に当接する。この時あるいはその前から搬送手段
(40)の真空ポンプ(47)が作動し、最上段の1枚の光
ディスク(D)がディスクホルダー(41)に吸引され
る。光ディスク(D)がディスクホルダー(41)に確実
に吸引されると、ディスクホルダー(41)は研磨手段
(20)上方へと移動され、光ディスク(D)も研磨手段
(20)上方へと搬送される。図1及び図2はその状態を
示すものである。そして、この高さ位置からディスクホ
ルダー(41)は、徐々に下降してきて、光ディスク
(D)の中心穴を支柱(23)のハブ(23a)に嵌め合わ
せ、光ディスク(D)を研磨部材(24)(24)に軽く圧
接する。すると、研磨手段(20)の駆動用モータ(21)
(21)により駆動された研磨部材(24)(24)も回転
し、保護層(4)から反射層(3)、さらには記録層
(2)へと研磨が行われ、各層を構成する素材が基板
(1)から粉状になって研磨剥離されていく。
【0026】前記研磨により発生する粉体は、研磨部材
(24)及び円盤状支持板(27)の貫通孔(24a)(27
a)を通って下方に落下すると同時に攪拌され、集粉手
段(30)が粉体を吸引し、外部の集粉容器に集める。こ
の集粉容器に集められた粉体は、CD−Rの場合は、反
射層を構成している金属が金であることから、別途適当
な処理を施すことによって、金の回収も比較的容易に行
うことができる。
【0027】所定厚さの研磨が完了すると、ディスクホ
ルダー(41)は、ディスク基板(1)をホールドしたま
ま上昇して、ディスク基板(1)の中心穴を支柱のハブ
(23a)から離脱させる。その上昇位置は、図2に示す
ように、研磨部材(24)(24)上方の粉体飛散防止壁
(28c)より僅かに上方に位置すれば十分である。
【0028】そして、次にその上昇位置からディスクホ
ルダー(41)がディスク基板(1)をホールドしたまま
基板収納部(50)の上方にまで水平に移動し、ディスク
基板(1)の中心穴がディスク基板保持用柱(51)の真
上にまで移動すると、ディスクホルダー(41)の下降が
開始され、ディスク基板(1)の中心穴がディスク基板
保持用柱(51)の上端部に臨む位置にまで下降して停止
すると共に、搬送手段(40)の真空ポンプ(47)が停止
して、ディスクホルダー(41)によるディスク基板
(1)の吸引が停止されるので、ディスク基板(1)は
ディスクホルダー(41)から離れてその中心穴にディス
ク基板保持用柱(51)が相対的に挿通するように下方に
落下して、基板収納部(50)に収納される。これがこの
基板回収装置(A)における1枚の光ディスク(D)か
らディスク基板(1)を回収するまでの一連の動作であ
る。
【0029】このようにして1枚の光ディスク(D)か
らのディスク基板(1)の回収が終了すると、ディスク
ホルダー(41)は、水平移動可能な位置まで上昇した
後、光ディスク収納部(10)の上方へ向かって水平移動
する。そして、ディスクホルダー(41)がディスク収納
部(10)の上方に到着後、先と同様に、ディスクホルダ
ー(41)の下降、光ディスクの吸引…すなわち前記1枚
の光ディスク(D)から記録層(2)及び反射層(3)
が研磨剥離された純粋かつ透明なディスク基板(1)を
回収するまでの一連の動作が行われ、以後、光ディスク
収納部(10)に収納された光ディスク(D)の最下段の
1枚にまでこの一連の動作が繰り返されることになる。
【0030】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る光ディス
クの基板回収装置(A)は、光ディスク(D)を反射層
(3)側から研磨することにより、ディスク基板(1)
から反射層(3)及び記録層(2)を粉状にして剥離す
るものであるから、データの破壊と、純粋なディスク基
板(1)の回収とを機械的に一挙に行い、不用になった
光ディスク(D)に記録された秘密情報の漏洩を確実に
防止することができると共に、ディスク基板(1)のリ
サイクルをより一層行いやすくする。しかも、このディ
スク基板(1)は透明のものであるから、再度透明な合
成樹脂として用いることができることはもとより、着色
料を添加して着色の合成樹脂としても用いる事ができる
ので、利用価値の高い透明合成樹脂を得ることができ
る。
【0031】また、基板回収装置(A)は、研磨剥離さ
れた記録層(2)及び反射層(3)を構成する素材の粉
体を集粉する集粉手段(30)を備えているので、基板回
収装置(A)の運転作動中に前記粉体が駆動用モータ
(21)に与える悪影響を可及的小として、円滑な運転作
動が保障されると共に、反射層(3)を構成する金等の
貴金属の回収も行いやすい。
【0032】この基板回収装置(A)において、光ディ
スク(D)を光ディスク収納部(10)から前記研磨位置
(29)へ搬送する手段(40)と、前記記録層(2)及び
反射層(3)が剥離された基板(1)を研磨位置(29)
から基板収納部(50)へ搬送する手段(40)とが兼用さ
れてなる場合には、基板回収装置(A)の構造の簡素化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ディスクの基板回収装置の概
略正面図である。
【図2】同概略側面図である。
【図3】同研磨手段及びディスクホルダーの一部を断面
とした側面図である。
【図4】(イ)は、光ディスク収納部の概略平面図、
(ロ)は、基板収納部の概略平面図である。
【図5】研磨部材の円盤状支持板の平面である。
【図6】(イ)は、光ディスクの一部拡大断面図、
(ロ)は、光ディスク基板の拡大断面図である。
【符号の説明】
A…基板回収装置 D…光ディスク 1…透明合成樹脂製基板 2…記録層 3…反射層10…光ディスク収納部 20…研磨手段 30…集粉手段 40…搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 17/00 - 17/02 B09B 5/00 G11B 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明の合成樹脂製基板(1)に記録層
    (2)、反射層(3)が順次積層されてなる光ディスク
    (D)の多数枚を収納する光ディスク収納部(10)と、
    前記光ディスク(D)を反射層(3)側から研磨して、
    光ディスク(D)の基板(1)から反射層(3)及び記
    録層(2)を粉状にして剥離する研磨手段(20)と、該
    基板(1)から研磨剥離された粉体を集める集粉手段
    (30)と、反射層(3)及び記録層(2)が研磨剥離さ
    れた基板(1)を収納する基板収納部(40)と、前記光
    ディスク(D)を光ディスク収納部(10)から前記研磨
    手段(20)による研磨位置(29)へ搬送する手段(40)
    と、前記記録層(2)及び反射層(3)が剥離された基
    板(1)を研磨位置(29)から基板収納部(50)へ搬送
    する手段(40)とを備え、前記各手段(20)(30)(4
    0)が連携して作動するものとなされてなることを特徴
    とする光ディスクの基板回収装置。
  2. 【請求項2】 光ディスク(D)を光ディスク収納部
    (10)から前記研磨位置へ搬送する手段(40)と、前記
    記録層(2)及び反射層(3)が剥離された基板(1)
    を研磨位置(29)から基板収納部(50)へ搬送する手段
    (40)とが兼用されてなる請求項1に記載の光ディスク
    の基板回収装置。
JP9229999A 1999-03-31 1999-03-31 光ディスクの基板回収装置 Expired - Fee Related JP3148199B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9229999A JP3148199B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 光ディスクの基板回収装置
DE2000608949 DE60008949T2 (de) 1999-03-31 2000-03-31 Verfahren zum Rückgewinnen eines optische-Disk-Substrats und optische-Disk-Substrat-Rückgewinnungsapparat
EP20000106957 EP1040900B1 (en) 1999-03-31 2000-03-31 Method of recovering optical disk substrate and optical disk substrate recovering apparatus
AT00106957T ATE261805T1 (de) 1999-03-31 2000-03-31 Verfahren und gerät zur rückgewinnung von optischen plattensubstraten
US09/540,868 US6379224B1 (en) 1999-03-31 2000-03-31 Method of recovering optical disk substrate and optical disk substrate recovering apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9229999A JP3148199B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 光ディスクの基板回収装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000042339A Division JP3236000B2 (ja) 1999-03-31 2000-02-21 光ディスクの基板回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000280247A JP2000280247A (ja) 2000-10-10
JP3148199B2 true JP3148199B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=14050544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9229999A Expired - Fee Related JP3148199B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 光ディスクの基板回収装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6379224B1 (ja)
EP (1) EP1040900B1 (ja)
JP (1) JP3148199B2 (ja)
AT (1) ATE261805T1 (ja)
DE (1) DE60008949T2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0004663D0 (en) * 2000-02-29 2000-04-19 Polymer Reprocessors Ltd Improvements in and relating to disc handling apparatus
US6991524B1 (en) 2000-07-07 2006-01-31 Disc Go Technologies Inc. Method and apparatus for reconditioning digital discs
JP2004050770A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Tomoaki Ito 光ディスクのリサイクル方法およびリサイクルシステム
FR2881676B1 (fr) 2005-02-09 2007-04-06 Cie Europ Des Matieres Plastiq Ligne de recyclage de disques optiques et de leur conditionnement
AU2006335299A1 (en) * 2005-06-30 2007-07-19 D3, Inc. Optical disc destruction device
CA2643553A1 (en) * 2007-10-30 2009-04-30 Pall Corporation Method and system for manufacturing wafer-like slices from a substrate material
CN103753730B (zh) * 2014-01-20 2016-05-25 北京和升达信息安全技术有限公司 光盘分类处理回收装置及方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3232705B2 (ja) 1991-12-05 2001-11-26 ソニー株式会社 光学記録ディスクからの樹脂材料の再生方法
JP3098599B2 (ja) 1991-12-11 2000-10-16 株式会社リコー 光記録媒体の破壊方法
US5220754A (en) * 1992-03-02 1993-06-22 Amad Tayebi Recovered compact disk and a method and an apparatus for recovery thereof
US6069080A (en) * 1992-08-19 2000-05-30 Rodel Holdings, Inc. Fixed abrasive polishing system for the manufacture of semiconductor devices, memory disks and the like
DE4340595A1 (de) 1993-11-29 1995-06-01 Legner Eckhardt Vorrichtung und Verfahren zur mechanischen Trennung der Beschichtung von der Trägerschicht bei Compakt-Discs (CDs)
JPH0997432A (ja) 1995-09-29 1997-04-08 Ricoh Co Ltd 光ディスクのデータ破壊装置及び光ディスク書込読み出し装置
JPH09184819A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Daikin Ind Ltd 濃度測定装置
JPH10214424A (ja) 1997-01-29 1998-08-11 Ekisupaato Magnetics Kk Cd−rの消去方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE60008949D1 (de) 2004-04-22
US6379224B1 (en) 2002-04-30
EP1040900B1 (en) 2004-03-17
ATE261805T1 (de) 2004-04-15
DE60008949T2 (de) 2005-02-10
EP1040900A1 (en) 2000-10-04
JP2000280247A (ja) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3148199B2 (ja) 光ディスクの基板回収装置
JP3733028B2 (ja) 廃棄光ディスクの処理方法及びその装置
US6679444B2 (en) High-security data removal process for data-containing disks, portable machine for high-speed, high-security disk data removal, and DVD splitting process and apparatus
JP3236000B2 (ja) 光ディスクの基板回収方法
WO1997028924A1 (en) Compact disc destroyer
JP3386411B2 (ja) 光ディスク補修用研磨機
JP2004050770A (ja) 光ディスクのリサイクル方法およびリサイクルシステム
JPH03292690A (ja) 光記録媒体
US20030006325A1 (en) High-security data removal process for data-containing disks, portable machine for high-speed, high-security disk data removal, and DVD splitting process and apparatus
JPH0969282A (ja) 光ディスクドライブ装置
US20060070094A1 (en) Apparatus and method for destroying data storage media
JP3495145B2 (ja) 光ディスクの端部処理方法及びその装置
JPH1134057A (ja) ディスク状の情報記録媒体のリサイクル方法
JP2002001198A (ja) スピンコーター及び情報記録媒体の製造方法
JP3098599B2 (ja) 光記録媒体の破壊方法
JPH0917082A (ja) 光ディスクドライブ装置
KR970001990B1 (ko) 레이저디스크플레이어의 디스크크리닝장치
JP4602036B2 (ja) ディスクトレイ及びディスクドライブ装置
JPH11273292A (ja) カートリッジ筐体及びディスクカートリッジ
JPH10249103A (ja) 光ディスクのリサイクル方法
JPH06150510A (ja) 情報処理装置とディスクカートリッジ及びディスクのローディング方法とアンローディング方法
JP2000353350A (ja) ディスク駆動装置のローディングメカニズム
JPH11213460A (ja) 光情報記録媒体製造装置
JP2003006937A (ja) 貼り合せ型光ディスクの製造方法
JP2006044019A (ja) プラスチック製ディスクのリサイクル方法、プラスチック製ディスクの金属層剥離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001212

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees