JP3148180U - 新聞ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】ワンタッチで新聞をセットでき、形もシンプルで小型軽量化を図るとともに、図書館や銀行、ホテルなどで使うだけでなく、家でソファーや寝床の上で寛いだ姿勢で新聞全体を糺して楽に鳥瞰できる新聞ホルダーを提供する。【解決手段】この新聞ホルダーは、枚数の多寡を問わず、新聞を中央ページ部で左右に開き、中央余白部分をM字状の細長棒2と正四角形管状の細長棒3とをもって簡単に押圧挟装して、両棒の下端部を留め具6で嵌合固定することによって、新聞がバラけることなく、紙面全体を手軽に俯瞰見聞できるようにした。【選択図】図1
Description
この考案は、複数枚の新聞を、新聞の枚数(厚さ)の多寡に応じ、また、半紙を含む新聞をも確実に挟持し固定する新聞ホルダーに関する。
新聞ホルダーには各種のものがあるが、一般的には、下面開口する横長U字溝状のフレームの前板の複数箇所に前方より押圧ねじを螺入し、その内端に枢設した押圧板とフレームの後板の間に、複数枚の新聞の端部を挿入してから、押圧ねじを螺締するようになっている(「押圧ねじ式」)。
また、実公昭62−37752号公報には、上記したのと類似するフレーム内に設けた新聞押圧部材をフレームの前面に枢設したレバーにより駆動して、新聞を押圧部材とフレームの後板の間に挟持するようにした新聞綴じ具(「レバー式」)が開示され、さらに、特開2003−251977号公報には、チャンネルとロッドを使った新聞バインダー(「チャンネル・ロッド式」)が開示されている。
新聞をホルダーに確実に挟持するためには、新聞の枚数(厚さ)に対応する挟持力が必要であるが、上記0002記載の「押圧ねじ式」のものは、挟持力の強弱を操作する人の感覚に頼るため、挟持力に個人差が生じ、また0003記載の「レバー式」のものは、挟持力が一定であるため、挟持する新聞が多量の場合、挟持力が不足して挟持した新聞が新聞ホルダーより脱落することがあり、0003記載の「チャンネル・ロッド式」のものは分厚い新聞をチャンネルとロッドの間に入れられず挟持できない。
また、0003記載の「チャンネル・ロッド式」のようなものでは、半紙を含む新聞の半紙はロッドからすり抜けてしまう。
また、前記「押圧ねじ式」のものや「レバー式」のものは複数枚の新聞の端部を挿入するときに、新聞を挿入しすぎて、肝心な新聞の文字が隠れてしまうことが散見される。
本考案は、新聞の枚数(厚さ)に関係なく、また半紙を含む新聞をも簡単且つ確実に挟持できるようにした新聞ホルダーを提供することを目的としている。
本考案は、その先端部において直角二等辺逆三角形状の先端管部(4)を備え、その後端部において横断切り口がL字状の短棒部(5)を持った横断切り口がM字状の細長棒(2)、その両端部において半欠き状に削成された先端切り欠き部(7)と後端切り欠き部(8)とを備えた、上記M字状の細長棒(2)と同じ長さの横断切り口が正四角形管状の細長棒(3)、および上記M字状の細長棒(2)のL字状の短棒部(5)と上記正四角形管状の細長棒(3)の後端切り欠き部(8)とを嵌合密着合体させるための用具で上記先端管部(4)と同じ長さの直角二等辺逆三角形管状の留め具(6)との三つの部材からなる新聞ホルダーであって、上記正四角形管状の細長棒(3)の先端部に設けられた上記先端切り欠き部(7)は、上記M字状の細長棒(2)の先端部に設けられた上記直角二等辺逆三角形状の先端管部(4)内へ嵌挿したり同先端管部(4)から抜脱できるよう、上記正四角形管状の細長棒(3)の先方の途中から同細長棒(3)の先端へ向けて、同先端管部(4)と同じ長さ分だけ半欠き状に削成され、かつ同先端管部(4)内の最深奥部まで嵌挿し切った段階で、同管状の細長棒(3)前方の半欠き始め部分が同先端管部(4)の入り口部分において寸分の間隙なく完全に密着合体できるよう、同半欠き始め部分から先端へ向けて緩やかな傾斜角度をもって先細りするテーパ状に削成され、また、上記正四角形管状の細長棒(3)の後端部に設けられ上記後端切り欠き部(8)は、上記M字状の細長棒(2)のL字状の短棒部(5)と合わせて、上記直角二等辺逆三角形管状の留め具(6)内へ嵌挿したり同留め具(6)から抜脱できるよう、上記正四角形管状の細長棒(3)の後方の途中から同細長棒(3)の後端へ向けて、同留め具(6)と同じ長さ分だけ半欠き状に削成され、かつ上記L字状の短棒部(5)と合わせて、同留め具(6)内の最深奥部まで嵌挿し切った段階で、同管状の細長棒(3)後方の半欠き始め部分が同留め具(6)の入り口部分において寸分の間隙なく完全に密着合体できるよう、同半欠き始め部分から後端へ向けて緩やかな傾斜角度をもって先細りするテーパ状に削成された新聞ホルダーであり、新聞(1)の内側の真中のページを左右に概ね90°開き、新聞の第一面と末尾面との間の中央余白部分をM字状の細長棒(2)のL字状の溝部分の上に載せ、さらにその上に正四角形管状の細長棒(3)の下方に向いた直角凸部分がM字状の細長棒(2)のL字状の溝の最深部に嵌合するように押し当て、新聞を押し当てた正四角形管状の細長棒(3)を先端方向へスライドさせて、正四角形管状の細長棒(3)の先端切り欠き部(7)がM字状の細長棒の先端管部(4)に挿入されるように押し込むとともに、正四角形管状の細長棒(3)の下方に向いた直角凸部を新聞を載せたM字状の細長棒(2)のL字状の溝の最深部に強く押し当て、上記L字状の短棒部(5)と正四角形管状の細長棒(3)の後端切り欠き部(8)にリング状の留め具(6)を嵌め込み、M字状の細長棒(2)と正四角形管状の細長棒(3)によって挟まれた新聞を圧接して固定することによって上述の課題は解決される。
この考案は、枚数の多い分厚い新聞から枚数の少ない薄い新聞まで、新聞の厚さの大小にかかわらずしっかりと挟持し、また半紙を含む新聞の半紙をも確実に挟持できるよう、正四角形管状の細長棒(3)の先端切り欠き部(7)は、新聞上端部から正四角形管状の細長棒(3)の先端に向けて緩やかに先細りするような傾斜角度をもって切り欠き形成するとともに、正四角形管状の細長棒(3)の後端切り欠き部(8)も、新聞下端部から正四角形管状の細長棒(3)の後端に向けて緩やかに先細りするような傾斜角度をもって切り欠き形成されることによって、薄い新聞に対しては正四角形管状の細長棒(3)の先端切り欠き部(7)をM字状の細長棒(2)の先端管部(4)の最奥部までしっかりと押し込み、分厚い新聞に対しては、正四角形管状の細長棒(3)の先端切り欠き部(7)を、新聞をしっかり挟持できる程度に至るまで適宜、M字状の細長棒(2)の先端管部(4)の中へ押し込むことにより、新聞の厚さに応じた圧力で新聞を圧接固定することができる。
この考案は、前記0010記載の工作や操作に加え、正四角形管状の細長棒(3)の新聞押圧面に摩擦係数が大きく弾性のある素材を貼付することによって、見開きすると半分にしかならない半紙の新聞をもさらに確実に圧接固定できるようになっている。
前記0002記載の「押圧ねじ式」のものや0003記載の「レバー式」のものは複数枚の新聞の端部を挿入するときに、挿入しすぎて、肝心な新聞の文字が隠れてしまうことが散見されること前記0007のとおりであるが、この考案は、M字状の細長棒(2)の新聞の折目部分を載せるL字状の溝部の2面の各幅及び正四角形管状の細長棒(3)の新聞押圧面の2面の各幅が1cmとなっており、新聞の各ページの中央折目部の余白部分の幅がちょうど1.05cmとなっていることと呼応して、決して新聞の文字を隠すことがないような構造になっている。
M字状の細長棒(2)は、新聞ホルダーとしての強度を増し、手に持ちやすくその取り扱いをし易くするとともに、M字状の細長棒(2)を卓上に置いたときM字状の細長棒(2)のL字状の溝部が正しく上を向き、その上に新聞の見開き中央部分を安定的に置けるよう、その切り口の形状をM字状にしている。
直角二等辺逆三角形管状の留め具(6)の散逸を防止するため、同留め具(6)と上記M字状の細長棒(2)後方部とは、新聞装着の邪魔にならない適宜な長さの弾性紐(9)で結ばれている。
新聞を装着したこの考案の新聞ホルダーは、従前のような新聞スタンド(11)に懸架できることに加えて、回転式円盤スタンド(12)に付設された一寸したフック(13)などにも新聞ホルダーを吊るせるように、M字状の細長棒(2)の先端管部(4)の先端にリング状の紐(10)が付設されている。
図1は、真中のページを開いた新聞(1)を、この「新聞ホルダー」のM字状の細長棒(2)と正四角形管状の細長棒(3)で圧接固定して留め具(6)で留める過程の状況を略示した斜視図である。
図15は、この考案の一実施例であり、真中のページを開いた新聞(1)を、この「新聞ホルダー」のM字状の細長棒(2)の上に載せ、その上から正四角形管状の細長棒(3)で圧接固定した上面図である。
図16は、この考案の一実施例であり、真中のページを開いた新聞(1)を、この「新聞ホルダー」のM字状の細長棒(2)の上に載せ、その上から正四角形管状の細長棒(3)で圧接固定した中央断面図(図1中の切断面AーA´)である。
図17は、この考案の一実施例であり、真中のページを開いた新聞(1)を、この「新聞ホルダー」のM字状の細長棒(2)の上に載せ、その上から正四角形管状の細長棒(3)で圧接固定し、M字状の細長棒(2)のL字状の短棒部(5)と正四角形管状の細長棒(3)の後端切り欠き部(8)とを留め具(6)で固定した底面図である。
図18は、この考案の一実施例であり、新聞(1)をセットした「新聞ホルダー」を新聞掛け(11)に掛けたところを略示した正面図である。
図19は、この考案の一実施例であり、新聞(1)をセットした「新聞ホルダー」のM字状の細長棒(2)の先端管部(4)に付設したリング状の紐(10)を回転式円盤スタンド(12)に付設されたフック (13)に吊るしたところを略示した斜視図である。
(1)新聞
(2)M字状の細長棒
(3)正四角形管状の細長棒
(4)先端管部
(5)L字状の短棒部
(6)留め具
(7)先端切り欠き部
(8)後端切り欠き部
(9)弾性紐
(10)リング状の紐
(11)新聞掛け
(12)回転式円盤スタンド
(13)フック
(2)M字状の細長棒
(3)正四角形管状の細長棒
(4)先端管部
(5)L字状の短棒部
(6)留め具
(7)先端切り欠き部
(8)後端切り欠き部
(9)弾性紐
(10)リング状の紐
(11)新聞掛け
(12)回転式円盤スタンド
(13)フック
Claims (3)
- その先端部において直角二等辺逆三角形状の管部(4)を備え、その後端部において横断切り口がL字状の短棒部(5)をもつ横断切り口がM字状の細長棒(2)、その両端部において半欠き状に削成された先端切り欠き部(7)と後端切り欠き部(8)とを備えた上記M字状の細長棒(2)と同じ長さの横断切り口が正四角形管状の細長棒(3)、および上記M字状の細長棒(2)のL字状の短棒部(5)と上記正四角形管状の細長棒(3)の後端切り欠き部(8)とを嵌合密着合体させるための用具で上記先端管部(4)と同じ長さの直角二等辺逆三角形管状の留め具(6)との三つの部材からなる新聞ホルダーであって、上記正四角形管状の細長棒(3)の先端部に設けられた上記先端切り欠き部(7)は、上記M字状の細長棒(2)の先端部に設けられた上記直角二等辺逆三角形状の管部(4)内へ嵌挿したり同管部(4)から抜脱できるよう、上記正四角形管状の細長棒(3)の先方の途中から同細長棒(3)の先端へ向けて、同管部(4)と同じ長さ分だけ半欠き状に削成され、かつ同管部(4)内の最深奥部まで嵌挿し切った段階で、同管状の細長棒(3)前方の半欠き始め部分が同管部(4)の入り口部分において寸分の間隙なく完全に密着合体できるよう、同半欠き始め部分から先端へ向けて緩やかな傾斜角度をもって先細りするテーパ状に削成され、また、上記正四角形管状の細長棒(3)の後端部に設けられ上記後端切り欠き部(8)は、上記L字状の短棒部(5)と合わせて、上記直角二等辺逆三角形管状の留め具(6)内へ嵌挿したり同留め具(6)から抜脱できるよう、上記正四角形管状の細長棒(3)の後方の途中から同細長棒(3)の後端へ向けて、同留め具(6)と同じ長さ分だけ半欠き状に削成され、かつ上記L字状の短棒部(5)と合わせて、同留め具(6)内の最深奥部まで嵌挿し切った段階で、同管状の細長棒(3)後方の半欠き始め部分が同留め具(6)の入り口部分において寸分の間隙なく完全に密着合体できるよう、同半欠き始め部分から後端へ向けて緩やかな傾斜角度をもって先細りするテーパ状に削成された新聞ホルダーであり、M字状の細長棒(2)は、新聞ホルダーとしての強度を増し、手に持ちやすくその取り扱いをし易くするとともに、M字状の細長棒(2)を卓上に置いたときM字状の細長棒(2)のL字状の溝部が正しく上を向き、その上に左右に開いた新聞の中央部分を安定的に置けるよう、その切り口の形状をM字状にすることを特徴とする新聞ホルダー。
- 直角二等辺逆三角形管状の留め具(6)と上記M字状の細長棒(2)後方部とを、新聞装着の邪魔にならない適宜な長さの弾性紐(9)で結ぶことによって、同留め具(6)の散逸を防止することを特徴とする請求項1記載の新聞ホルダー。
- M字状の細長棒の先端管部(4)の先端にリング状の紐(10)を付設して、そのリング状の紐(10)を使って新聞を装着した新聞ホルダーを適宜なフック(13)に吊るせるようにしたことを特徴とする請求項1記載の新聞ホルダー。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008007842U JP3148180U (ja) | 2008-11-10 | 2008-11-10 | 新聞ホルダー |
Publications (1)
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2008
- 2008-11-10 JP JP2008007842U patent/JP3148180U/ja not_active Expired - Fee Related
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