JP3136721U - 新聞綴じ込み用の携帯バインダー - Google Patents

Abstract

【課題】取り付け取り外しが容易に行え、少々荒く紙面を捲っても紙面がズレたり、ばらけたり、切れたりすることなく又、バインダーを取り付けた後、バインダーの重さで紙面が折り曲がり、記事が読みにくくならない新聞綴じ込み用バインダーを提供する。
【解決手段】バインダーの長さは新聞を三つ折りにした折目の長さより若干短めにし、高さはバインダーを取り付けて紙面を開いたとき文字が隠れない高さとする。又、巾は新聞を二つ折にしたときの折目の厚さより若干広くし、折目部の差込みがきつくならない巾とする。両端については両側面を曲線の線形を変えてずらすようにカットする。又、新聞の折目部を挟持するために背面の巾に沿って両側面を先端で圧接するように折り曲げる。更にバインダーを取り付けた後に自重で紙面が折り曲がりにくくするために、材質は樹脂等で軽量化をはかる。
【選択図】図１

Description

本考案は、新聞綴じ込み用のバインダーに関し、新聞を読むとき紙面を捲ることによる紙面のズレやばらつきを防止する為の携帯バインダーに関するものである。

背景の技術

多くの新聞は毎日配達され最後は資源ごみに出すまで、保管しなければならない。しかし、複数人に読まれることで紙面はズレ、しわも多くなり配達時の状態に戻すことは大変であることから、乱れたまま積み重ねているのが殆どである。又、紙面を捲り折目がズレルと更に次の捲りでズレも大きくなり、だんだん取り扱いにくくなる。そこで、新聞を読むときに紙面を捲りやすく又、捲った紙面がズレたり、ばらけたりしないようにする為のクリップやバインダー、ホルダー等の綴じ込み用具が数多く考案さ、材質も木材、樹脂、金属と多様で構造も複雑なものから単純なものなど多種多様である。例として、多くの人が集まるホールや待合室などに置かれている新聞の折目部全域を挟持するホルダーやバインダー（例えば、特許文献１）、筋状突起物で摩擦力を利用した新聞の折目部全域を挟持するホルダー（例えば、特許文献２）、折目の一部分を挟持する金属の棒部材からなるクリップ（例えば、特許文献３）、コイルバネのクリップで折目部を挟んだときに中の紙面が脱落しないように折目の内側に抑えとなる芯棒を差込む綴じ込み用具（例えば、特許文献４）、折目部を差込むだけで、挟持する圧接部材からなるクリップ（例えば、特許文献５）、折目部を差込み更に用具のスライダーをスライドさせることにより挟持部が閉じ、しっかり保持するクリップ（例えば、特許文献６）、切れ目を入れた２本のパイプからなる用具で切れ目に折目部を挿入することで挟持する用具（例えば、特許文献７）、折目内部に差込む部材と折目外部を挟持する部材が一体とすることで挟持力を生じさせる用具で一枚の紙材を折り込み形成するクリップ（例えば、特許文献８）等が考案されている。
登録実用新案第３０４０５７６号 特許公開２００６−５１６２９ 実用新案公開平７−５７７５ 特許公開平１０−８６５７８ 実用新案公開平７−７６９ 特許公開２００７−１２７９ 実用新案公開平５−１８８７７ 登録実用新案第３１０２１９９号

考案の解決しよいとする課題

新聞紙の綴じ込み用具には、コインスプリングで綴るもの、バネ力で挟むもの、ネジ式で挟むもの、スリットに折目を挿入し抱持するもの等があり、材質も木製、樹脂製、金属製と色々で、折目の一部分を狭持するクリップ形式のものから折目全体を挟持するバインダー形式のもの、重量なものから軽量なもの、構造が単純なものから複雑なものまで多数存在する。しかし、その殆どが紙面を捲ることで紙面のズレやばらつきを防止する用具としては、取り付け取り外しが面倒であったり又、紙面を荒く捲った場合にズレを防止できなかったり更に、用具を取り付けた後、用具の重さで紙面が折り曲り読みづらかったりと、これまで考案されている用具はこのいずれかに該当する欠点があった。そこで、取り付け取り外しが容易に行え、少々荒く紙面を捲っても紙面がズレたりバラけたり切れたりすることなく又、用具自体の重さで紙面が折り曲り、記事が読みづらくなる事もなく更に、安価で携帯可能なバインダーでなかった事の欠点を解決しようとするものである。

課題を解決するための手段

本考案は、紙面の捲りによるズレを防ぐことと、取り付けた後に紙面を捲りやすくし又、新聞を三つ折りや四つ折りにするときに邪魔にならないようにするために、本考案バインダーの長さは新聞の三つ折りの折目長さより若干短めにし、高さは本考案バインダーを取り付けて紙面を開いたとき文字が隠れない高さとする。又、巾は、新聞を二つ折にしたときの折目の厚さより若干広くし、折目部の差込みがきつくならない巾とする。両端については新聞の折目部を差込むとき隙間２が見やすく且つ、本考案バインダーを取り付けて紙面を強く捲ったときに紙面が切れないようにする為、側面ＡとＢの両端を曲線の線形を変えてずらすようにカットする。又、新聞の折目部を挟持し、取り付け取り外しも容易にするために背面Ｃの巾に沿って側面ＡとＢを先端で圧接するように折り曲げる。更に本考案バインダーを取り付けた後にバインダーの重さで紙面が折り曲がりにくくするために、材質は樹脂等で軽量化をはかる。

考案の効果

本考案バインダーは、背面Ｃの巾に沿って、側面ＡとＢを先端で圧接するように折り曲げる構造とすることで、隙間２から新聞の折目部を挿入して本バインダーを滑らせば簡単に取り付けられる。又、取り外しは外側に引くだけで簡単に外せる。

本考案バインダーの長さを、新聞を三つ折りにした折目の長さより少し短めにし、折目部全体を挟持することで紙面をしっかり捲れる。尚、少々荒く紙面を捲っても紙面がズレたり紙面自体がぬけることもない。又、本バインダーを二つ折りの上下２ヶ所に取り付けると、挟持力が増し更に紙面が扱いやすくなる。

本考案バインダーの側面ＡとＢの両端を曲線の線形を変えてずらすようにカットすることで、本バインダーを新聞に取り付けるとき、隙間２が見やすくなる為、新聞の折目部が挿入しやすくなる。更に、曲線にカットしていない場合、定規をあてて紙を切る時のように、紙面を捲ったときに切れることを防ぐ効果もある。又、両端を同じようにカットすることで、どちらかでも挿入できる。

これまで考案されているバインダーの中には、挟持を確実にするため、構造が複雑で自重も重くなり、取り付けとその自重で紙面が折れ曲がり、記事が読みづらかったり、新聞自体も取り扱いにくい面もあったが、材質を硬質ＰＶＣ（ポリ塩化ビニール）等の軽量で弾力性があるものとすることで、これらを解決できる。

考案を実施するための最良な形態

本考案バインダーは背面Ｃの巾に沿って側面ＡとＢを先端で圧接するように折り曲げる。側面ＡとＢの高さは１２ｍｍ以下で、背Ｃの巾は３ｍｍ以下とし、長さは新聞を三つ折りにしたときの折目の長さより少し短めの２５ｃｍとする。側面ＡとＢの両端は曲線の線形を変えてずらすようにカットする。材質は硬質ＰＶＣ等の軽量で弾力性のあるものとする。

本考案バインダーの斜視図 Ｅ−Ｅ線断面図 側面図 平面図 背面図 新聞の折目部に本考案バインダーを差込もうとする図 本考案バインダーを新聞の折目部に差込んだ状態の図

符号の説明

Ａ 側面Ａ
Ｂ 側面Ｂ
Ｃ 背面Ｃ
１ 挟持用圧接部
２ 差込み用隙間
３ 曲線カット部Ａ
４ 曲線カット部Ｂ

Claims (1)

1. 本考案バインダーは新聞を捲った時に紙面がばらけたり、ズレたりしないように新聞の折目部を挟持するため、背面Ｃの巾に沿って側面Ａと側面Ｂが先端１で圧接するように折り曲げる。又、高さは新聞の折目部に本考案バインダーを取り付けたとき、紙面を開いても文字が隠れることがない高さとし、長さは紙面をしっかり挟持し新聞を三つ折にするとき邪魔にならないように、三つ折の折目の長さより若干短めにする。更に背面Ｃの巾は、新聞を二つ折にしたときの折目の厚さより若干広くし、折目部の差込みがきつくならない巾とする。側面ＡとＢの両端については折目部を差込むとき隙間２が見やすく且つ、本考案バインダーを取り付け紙面を強く捲ったときに紙面がずれたり切れないようにする為、側面Ａと側面Ｂで曲線の線形を変えてずらすようにカットすることを特徴とする新聞綴じ込み用の携帯バインダーである。

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