JP3147997B2 - 光輝性隠し柄表示シート - Google Patents
光輝性隠し柄表示シートInfo
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- JP3147997B2 JP3147997B2 JP14603092A JP14603092A JP3147997B2 JP 3147997 B2 JP3147997 B2 JP 3147997B2 JP 14603092 A JP14603092 A JP 14603092A JP 14603092 A JP14603092 A JP 14603092A JP 3147997 B2 JP3147997 B2 JP 3147997B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、菓子や食品等の包装用
袋に使用される光輝性隠し柄表示シートに関し、詳しく
は、これがたとえば包装用袋として構成された際に、光
輝性外観意匠が得られると共に、開封時には、その内面
に文字、マーク及び絵等の所望の隠し絵柄が現れるよう
にした光輝性隠し柄表示シートに関する。
袋に使用される光輝性隠し柄表示シートに関し、詳しく
は、これがたとえば包装用袋として構成された際に、光
輝性外観意匠が得られると共に、開封時には、その内面
に文字、マーク及び絵等の所望の隠し絵柄が現れるよう
にした光輝性隠し柄表示シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の光輝性隠し柄表示シートとし
て、たとえば、開封時に「当たり」「外れ」等の隠し文字
（隠し絵柄）が袋の内面に現れるようにした景品付き菓
子袋などを挙げることができる。これらの従来の光輝性
隠し柄表示シートは、ベースフィルムの片面に、所望の
絵柄を有する絵柄層と、金属蒸着層と、隠し絵柄層とを
順次積層した構成となっている。しかし、上記隠し絵柄
層を金属蒸着層に積層する積層工程において、金属蒸着
層自体が実質的に不透明であるために、この絵柄層の他
方の絵柄層に対する見当合わせが大変困難なものとなっ
ていた。
て、たとえば、開封時に「当たり」「外れ」等の隠し文字
（隠し絵柄）が袋の内面に現れるようにした景品付き菓
子袋などを挙げることができる。これらの従来の光輝性
隠し柄表示シートは、ベースフィルムの片面に、所望の
絵柄を有する絵柄層と、金属蒸着層と、隠し絵柄層とを
順次積層した構成となっている。しかし、上記隠し絵柄
層を金属蒸着層に積層する積層工程において、金属蒸着
層自体が実質的に不透明であるために、この絵柄層の他
方の絵柄層に対する見当合わせが大変困難なものとなっ
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
すべき技術的課題は、ベースフィルム側の絵柄に対する
ヒートシール層側の隠し柄の見当合わせを容易に行える
ようにすることである。
すべき技術的課題は、ベースフィルム側の絵柄に対する
ヒートシール層側の隠し柄の見当合わせを容易に行える
ようにすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記課題を
解決するために、本発明によれば以下の構成の光輝性隠
し柄表示シートが提供される。
解決するために、本発明によれば以下の構成の光輝性隠
し柄表示シートが提供される。
【０００５】すなわち、この光輝性隠し柄表示シート
は、透光性ベースフィルムと、少なくともその一部に不
透光部を有する絵柄層と、該絵柄層の不透光部に位置合
わせされかつマーク等の所望の隠し柄パターンに応じて
凹凸に形成された下面を有する隠し柄凹凸樹脂層と、金
属蒸着層と、透光性ヒートシール層とを順次積層してな
る。
は、透光性ベースフィルムと、少なくともその一部に不
透光部を有する絵柄層と、該絵柄層の不透光部に位置合
わせされかつマーク等の所望の隠し柄パターンに応じて
凹凸に形成された下面を有する隠し柄凹凸樹脂層と、金
属蒸着層と、透光性ヒートシール層とを順次積層してな
る。
【０００６】上記各層を形成する材料として、たとえ
ば、ベースフィルムには、ポリエステルや延伸ポリプロ
ピレンが、絵柄層には、不透光性の色インキが、凹凸樹
脂層には、アクリルウレタン系の２液硬化型インキが好
適に使用される。また、金属蒸着層には、アルミ等の金
属材料が好適に使用される。
ば、ベースフィルムには、ポリエステルや延伸ポリプロ
ピレンが、絵柄層には、不透光性の色インキが、凹凸樹
脂層には、アクリルウレタン系の２液硬化型インキが好
適に使用される。また、金属蒸着層には、アルミ等の金
属材料が好適に使用される。
【０００７】今、上記ヒートシール層を内面としてこの
隠し柄表示シートを熱接着により菓子袋等に構成したと
する。上記隠し柄凹凸樹脂層は、絵柄層の不透光部で隠
されているので、袋の開封前においては、上記隠し柄凸
凹樹脂層の上記凹凸、すなわち所望の隠し柄パターンは
外部から視認できない。
隠し柄表示シートを熱接着により菓子袋等に構成したと
する。上記隠し柄凹凸樹脂層は、絵柄層の不透光部で隠
されているので、袋の開封前においては、上記隠し柄凸
凹樹脂層の上記凹凸、すなわち所望の隠し柄パターンは
外部から視認できない。
【０００８】一方、袋の開封時においては、外光は上記
シートの内面に入射して金属蒸着層で反射される。この
反射光は、上記隠し柄凹凸樹脂層が積層されている部分
とその他の部とでは反射光模様が異なる。すなわち、隠
し柄凹凸樹脂層の部分においては、該層に積層される金
属蒸着層自体が凹凸に形成されているため、この金属蒸
着層により反射される反射光はその凹凸に応じた反射光
となり、隠し柄パターンが認識されるのである。そし
て、この隠し柄パターンは、一見しただけでは視認し難
く、シートに対して一定の角度で見たときのみ明瞭に視
認することができる。
シートの内面に入射して金属蒸着層で反射される。この
反射光は、上記隠し柄凹凸樹脂層が積層されている部分
とその他の部とでは反射光模様が異なる。すなわち、隠
し柄凹凸樹脂層の部分においては、該層に積層される金
属蒸着層自体が凹凸に形成されているため、この金属蒸
着層により反射される反射光はその凹凸に応じた反射光
となり、隠し柄パターンが認識されるのである。そし
て、この隠し柄パターンは、一見しただけでは視認し難
く、シートに対して一定の角度で見たときのみ明瞭に視
認することができる。
【０００９】上記構成において、上記凹凸樹脂層は、絵
柄層の上記不透光部に見当を合わせながら、金属蒸着層
がない状態で、該絵柄層上に積層していくことができる
ので、両層の見当合わせ、すなわちベースフィルム側の
絵柄に対するヒートシール層側の隠し柄の見当合わせを
容易にかつ正確に行うことができる。
柄層の上記不透光部に見当を合わせながら、金属蒸着層
がない状態で、該絵柄層上に積層していくことができる
ので、両層の見当合わせ、すなわちベースフィルム側の
絵柄に対するヒートシール層側の隠し柄の見当合わせを
容易にかつ正確に行うことができる。
【００１０】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図１〜３に従っ
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【００１１】図１,２は、本実施例に係る光輝性隠し柄
表示シートの平面図、及びその背面図、また、図３は、
図１,２に示されたシートの要部断面図である。
表示シートの平面図、及びその背面図、また、図３は、
図１,２に示されたシートの要部断面図である。
【００１２】図３に示されるように、この隠し柄シート
は、ベースフィルム２と、絵柄層４と、隠し柄凹凸樹脂
層６と、金属蒸着層８と、ヒートシール層１０と、この
順序に従って順序積層して構成している。
は、ベースフィルム２と、絵柄層４と、隠し柄凹凸樹脂
層６と、金属蒸着層８と、ヒートシール層１０と、この
順序に従って順序積層して構成している。
【００１３】上記絵柄層４の少なくとも一部４aは、不
透明インキで形成されており、上記隠し柄凹凸樹脂層６
は、この不透明部４aの下面に配置・位置決めされてい
る。上記絵柄層４は、図１に良く示されるように、水玉
模様のパターンを有している。図中、４bは、水玉模様
パターンの背景部を示している。また、この隠し柄凹凸
樹脂層６の下面には、一定の規則性を有する多数の凹凸
模様たとえば、方向性を同じくする線の模様が形成され
ている。本実施例では、景品の「当」マークに対応する
「当」の文字パターンに従って、この凹凸模様が形成され
ている。
透明インキで形成されており、上記隠し柄凹凸樹脂層６
は、この不透明部４aの下面に配置・位置決めされてい
る。上記絵柄層４は、図１に良く示されるように、水玉
模様のパターンを有している。図中、４bは、水玉模様
パターンの背景部を示している。また、この隠し柄凹凸
樹脂層６の下面には、一定の規則性を有する多数の凹凸
模様たとえば、方向性を同じくする線の模様が形成され
ている。本実施例では、景品の「当」マークに対応する
「当」の文字パターンに従って、この凹凸模様が形成され
ている。
【００１４】ところで、上記したように、隠し柄凹凸樹
脂層６の下面は凹凸に形成されているので、該下面に積
層される金属蒸着層８の下面も当然のことながら、図３
に示される如く、凹凸に形成される。
脂層６の下面は凹凸に形成されているので、該下面に積
層される金属蒸着層８の下面も当然のことながら、図３
に示される如く、凹凸に形成される。
【００１５】上記構成の隠し柄表示シートをベースフィ
ルム２側から見た場合には、その表背景部４bにおい
て、金属蒸着層８からの金属光沢を有する反射光が得ら
れる。一方、この隠し柄表示シートをヒートシール層１
０側から見た場合には、その全面において、金属光沢を
有する反射光が得られる。
ルム２側から見た場合には、その表背景部４bにおい
て、金属蒸着層８からの金属光沢を有する反射光が得ら
れる。一方、この隠し柄表示シートをヒートシール層１
０側から見た場合には、その全面において、金属光沢を
有する反射光が得られる。
【００１６】すなわち、図３に示すように、金属蒸着層
８の平坦面、つまりベースフィルム２又は絵柄層４の下
面に直接的に積層された金属蒸着層８の面に入射した外
光Ｌ1の反射方向と、金属蒸着層８の上記凹凸下面に入
射した外光Ｌ2,Ｌ3の反射方向とは相違し、看者がその
シートを特定の角度で見たとき、上記隠し柄パターン
「当」を視認することができる。
８の平坦面、つまりベースフィルム２又は絵柄層４の下
面に直接的に積層された金属蒸着層８の面に入射した外
光Ｌ1の反射方向と、金属蒸着層８の上記凹凸下面に入
射した外光Ｌ2,Ｌ3の反射方向とは相違し、看者がその
シートを特定の角度で見たとき、上記隠し柄パターン
「当」を視認することができる。
【００１７】図２は、上記隠し柄表示シートをヒートシ
ール層１０側から見た状態を示している。図中、８a
は、金属蒸着層８の上記凹凸下面に対応する隠し柄部で
あり、８bは、その背景をなす裏背景部である。
ール層１０側から見た状態を示している。図中、８a
は、金属蒸着層８の上記凹凸下面に対応する隠し柄部で
あり、８bは、その背景をなす裏背景部である。
【００１８】上記構成によれば、この隠し柄表示シート
を作る場合、絵柄層４を積層したベースフィルム２に隠
し柄凹凸樹脂層６を印刷するに際しては、絵柄層４の不
透光部はその下面側すなわちヒートシール層１０側から
認識できるので、この不透明部に対して隠し柄凹凸樹脂
層６を容易に位置合わせできる。尤も、絵柄層４が全面
的に不透明である場合には、この隠し柄凹凸樹脂層６
は、絵柄層４のどの位置に配置しても良い。この隠し柄
表示シートを景品付きの菓子等の袋として利用する場合
には、ヒートシール層１０を内面として、ヒートシール
により袋体に構成することができる。この袋体完成品
は、開封前においては、「当」の隠し柄を外部から見るこ
とはできず、開封時には、これを一定の角度で視認する
ことができる。
を作る場合、絵柄層４を積層したベースフィルム２に隠
し柄凹凸樹脂層６を印刷するに際しては、絵柄層４の不
透光部はその下面側すなわちヒートシール層１０側から
認識できるので、この不透明部に対して隠し柄凹凸樹脂
層６を容易に位置合わせできる。尤も、絵柄層４が全面
的に不透明である場合には、この隠し柄凹凸樹脂層６
は、絵柄層４のどの位置に配置しても良い。この隠し柄
表示シートを景品付きの菓子等の袋として利用する場合
には、ヒートシール層１０を内面として、ヒートシール
により袋体に構成することができる。この袋体完成品
は、開封前においては、「当」の隠し柄を外部から見るこ
とはできず、開封時には、これを一定の角度で視認する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例に係る光輝性隠し柄表示シ
ートの平面図である。
ートの平面図である。
【図２】 図１に示された光輝性隠し柄表示シートの裏
面図である。
面図である。
【図３】 図１に示された光輝性隠し柄表示シートの要
部断面図である。
部断面図である。
【符号の説明】 ２ ベースフィルム ４ 絵柄層 ４a 表絵柄部（不透明部） ４b 表背景部 ６ 隠し柄凹凸樹脂層 ８ 金属蒸着層 ８a 隠し柄部 ８b 裏背景部 １０ ヒートシール層 Ｌ1,Ｌ2,Ｌ3
外光
外光
Claims (1)
- 【請求項１】 透光性ベースフィルム(２)と、少なくと
もその一部に不透光部（４a）を有する絵柄層(４)と、
該絵柄層(４)の不透光部（４a)に位置合わせされかつ所
望の隠し柄パターンに応じて凹凸に形成された下面を有
する隠し柄凹凸樹脂層(６)と、金属蒸着層(８)と、透光
性ヒートシール層(１０)とを順次積層したことを特徴と
する光輝性隠し柄表示シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14603092A JP3147997B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 光輝性隠し柄表示シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14603092A JP3147997B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 光輝性隠し柄表示シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338106A JPH05338106A (ja) | 1993-12-21 |
| JP3147997B2 true JP3147997B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=15398521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14603092A Expired - Fee Related JP3147997B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 光輝性隠し柄表示シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3147997B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP14603092A patent/JP3147997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05338106A (ja) | 1993-12-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |