JP3147950U - 水力発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】流れてくるゴミ、草木を逃がし、スクリューの故障を防止し、急な増水、発電可能以上の流速において、スクリューの過剰回転を防止し、或いは発電を中止をするなど、スクリューへの負荷、流量に順応した水力発電装置を提供する。【解決手段】川に係留された船体と、前記船体に搭載した発電機2と、前記発電機の軸を水流13aにより回転させる複数の羽根4aを有するスクリュー4とからなり、前記羽根が、所定以上の流速又は負荷のとき先端部ほど下流側に大きく湾曲する水力発電装置1の構成とした。【選択図】図4
Description
本考案は、水流に順応した水力発電装置に関する。
従来の水力発電用装置、特に船型に関して、特許文献1、2に記載の発明がある。特許文献1に記載の船型の水力発電装置は、水流1の岸2に、杭3とロープ4で船型の水上浮揚構造物6を繋留し、スクリュー7によって、発電機9を作動させることを特徴とする。
特開平11−37033号公報
また、特許文献2に記載のエネルギー回収装置は、流水の流れ( 1 ) に抗して係留された浮体( 1 0 ) と、該浮体に取付けられ前記流れに沿って移動する複数の受圧羽根( 1 2 ) を有するエネルギー回収装置( 2 0 ) とを備え、受圧羽根の移動によりエネルギーを回収することを特徴とする(請求項1)。また、前記エネルギー回収装置( 2 0 ) は、水平軸を中心に回転可能に支持された上流側及び下流側のスプロケット( 1 4 a 、1 4 b ) と、該スプロケット間に架け渡されたエンドレスチェーン( 1 6 ) と、上流側又は下流側のスプロケットの回転エネルギーを回収する動力装置( 1 8 ) とを備え、前記複数の受圧羽根( 1 2 ) は、エンドレスチェーンに沿って間隔を隔てて取付けられる、ことを特徴とする(請求項2)。さらに、前記受圧羽根( 1 2 ) は、流水の流れ( 1 ) に直交するように延び、かつ流入した流れが上流側に流出するように受圧面が凹状に形成されている、ことを特徴とする。
特開2004−270674号公報
しかし、特許文献1、2に記載の発明は、いずれも羽根に柔軟性がなく、流速が早い場合、ゴミ、草、流木などがスクリューに引っ掛かった場合など、羽根、スクリューが破損してしまう。また、豪雨、台風など川が予想以上増水した場合など、スクリューが過剰回転し、スクリューに破損を来すことがある。
そこで、本考案は、流れてくるゴミ、草木を逃がし、スクリューの故障を防止し、急な増水、発電可能以上の流速において、スクリューの過剰回転を防止し、或いは発電を中止をするなど、スクリューへの負荷、流量に順応した水力発電装置を提供することを目的とする。
本考案は、上記の課題を解決するために、発電機の軸を回転させる回転軸と、水流により回転し、前記回転軸を回転させる複数の羽根を有するスクリューからなる水力発電装置のスクリューであって、前記羽根が、所定以上の流速又は負荷のとき先端部ほど下流側に大きく湾曲することを特徴とするスクリューの構成、前記スクリューが、発電中止以上の流速、或いは負荷が所定以上のとき、水面上に引き上げられることを特徴とする前記スクリューの構成とした。
また、川に係留された船体と、前記船体に搭載した発電機と、前記発電機の軸を回転させる前記何れかに記載のスクリューと、からなることを特徴とする前記水力発電装置の構成、前記発電機を、前記船体に固定した支持部材に回転可能に固定した設置台に載せ、かつ、前記設置台と前記船体とをラインを介して固定し、前記設置台の回転幅を調節し、前記スクリューの浸水程度を調節することを特徴とする前記水力発電装置の構成とした。
また、前記船体後部に回転可能に設けた軸と、前記軸に固定され、水中に略垂直に挿入される管と、前記管の中を挿通する発電機の軸を回転させる第2回転軸と、前記スクリューにより回転し、前記第2回転軸をギアを介して回転させる回転軸と、前記第2回転軸の延長上に位置し、前記発電機を載せる設置台と、前記設置台底面と船体とに係止するバネとを設け、前記バネのバネ付勢によりスクリューを水中に位置させ、前記スクリューへの所定以上の水圧によってバネを圧縮させ、前記スクリューが水上に引き上がり、水圧が解消した後には前記バネ付勢により、前記スクリューが水中に戻ることにより、前記スクリューの昇降が自動で行われることを特徴とする前記記載の水力発電装置の構成とした。
さらに、前記船体後部に固定した固定部材と、前記固定部材に回転可能に設けた軸と、前記軸に固定され、前記発電機を載せる設置台と、前記設置台を貫通し、前記発電機の回転軸を中に通し、水中に挿入される管と、前記管の中を挿通する発電機の軸を回転させる第2回転軸と、前記スクリューにより回転し、前記第2回転軸をギアを介して回転させる回転軸と、前記設置台と前記固定部材とを船体外で連結する弾性体とを設け、前記弾性体の張力により、設置台を傾けスクリューを水中に位置させ、前記スクリューへの所定以上の負荷によって弾性体を伸ばしながら前記スクリューが水上に引き上がり、負荷が解消した後には前記弾性体の張力により、前記スクリューが水中に戻ることにより、前記スクリューの昇降が自動で行われることを特徴とする前記水力発電装置の構成とした。
前記弾性体の反固定部材側が、前記設置台側面に第2軸を介して回転可能に取り付けたバーに連結され、前記バーの反弾性体側は、前記設置台に設けたフックで固定・解除可能にしたことを特徴とする前記水力発電装置の構成とした。
川に係留された船体と、前記船体に搭載した発電機と、前記発電機の軸を回転させ、前記船体平面中央に位置する水車型の前記何れかに記載のスクリューと、からなることを特徴とする水力発電装置の構成、前記船体の川下側の側面下方に、川上方向が上で、川下方向が下に位置する板状のフィンを設け、流速に従って、船体後部が上下動してスクリューの浸水位置が変動することを特徴とする前記水力発電装置の構成、前記発電器と陸に設置した蓄電池とを川底地中に埋設され、又は船体上に立設した柱上部を通るケーブルで繋いだことを特徴とする前記何れかに記載の水力発電装置の構成とした。
本考案の水力発電装置は、上記構成であるから、次の効果を発揮する。第1に、羽根が柔軟な素材であり、所定負荷以上で川下側に反り、上流から流れてきたゴミ、草木を逃がし、スクリューの破損を防止する。さらに、所定以上の流速においても羽根が川下側に反り、流水を逃がし、スクリューの過剰回転、スクリュー、発電機の故障を防止する。
また、スクリューに負荷が掛かる場合において、スクリュー、回転軸が自動で引き上げられ、また上昇するため、スクリューの過剰回転、破損を低減する。
以下、添付図面に基づき、本考案である水力発電装置について詳細に説明する。
図1は、本考案である水力発電装置の平面模式図である。水力発電装置1は、川13に係留された船体8と、船体8に搭載した発電機2と、発電機2の軸を回転軸3を介して回転させるスクリュー4とからなる。
船体8の係留は、川底に沈めたアンカー、川底に打ち込んだ杭などの固定具10と、船体8をロープ9等で繋ぐことで可能である。その他に、川岸から川13中央に係留しても、川13に設置された橋、テトラポットなどの構造物、設置物にロープ9で繋ぎ係留してもよい。
発電機2は、船体8に立設した左右の支持部材6、6に渡され、回転可能な軸7に固定された設置台5上に設置されている。
設置台5は、船体8前後方向に回動する。これにより、回転軸3及びスクリュー4を昇降させることができる。設置台5が船体8前方に回転することで、回転軸3及びスクリュー4が水上に引き上げられる。設置台5の回転をモーター、手動の何れでも行うことができる。
なお、設置台5を使用せず、発電機2と軸7を直接固定してもよい。他方、設置台5を用いた場合は、ケースにより発電機2を覆うことができ、発電機2が風雨にさらされない。また、設置台5には、手動で設置台5を回転させることができるようレバー5aが設けられている。発電を行わないときは、回転軸3及びスクリュー4を水上に引き上げ、船体8壁などに係止させることができる。
モーターによる軸7の回転制御は、水中に設置した流量計からの流量シグナル及び予め定められコンピューターに格納された単位時間当たりの所定流量とを比較し、比較結果に基づき予め定められた駆動をコンピューターで制御することで可能である。その結果、発電機2を載置する設置台5が回動し、回転軸3及びスクリュー4の昇降を、流速に応じて自動で行うことができる。
より具体的な軸7の回転駆動制御は、コンピューターに予め格納された流速以上のときは、回転軸3、スクリュー4を水上に引き上げる方向に回転させ、停止させる。一方、コンピューターに予め格納された速度より遅い流速の場合は、モーターを逆回転させ、回転軸3、スクリュー4を水中に沈め、停止する。
モーターとしては、一般的な回転モーターでよいが、ステッピングモーターなどを採用し、レバー5aと連動させ設置台5を回転、或いは直接設置台5を上下させ回転軸3、スクリュー4を昇降させてもよい。
このようにして発電した電気は、川岸に設置した蓄電池11に、発電機2と接続するケーブル12を介して蓄電(図中破線)、或いは蓄電することなく電気機器の駆動源、売電に使用(図中一点鎖線、点線)することができる。なお、蓄電池11は船体に搭載してもよい。さらに、前記モーターの駆動源として蓄電した蓄電池11の電気を一部使用してもよい。蓄電池11に蓄電する場合には、交流発電機である場合は、整流器を介して、直流電流に変換する。以下、同じ。
また、発電機2と陸に設置した蓄電池11と繋ぐケーブル12は、川底13bの地中に埋設してもよいし、船体8上に立設した柱上部を通してもよい。このようにすることで、ゴミ、草木などの流下物が引っ掛かることがなく、また増水による負荷によって、ケーブル12が破断することがない。実施例2においても同じ。
図2は、本考案である水力発電装置のスクリューの形態を示す図である。図2(A)は図1A−A断面(スクリューの正面)、図2(B)は側面図、図2(C)は早い流速の場合に、羽根が川下側に湾曲している様子を示す側面図である。
スクリュー4は、図2に示すように、水流13aによって回転(一点鎖線矢印)する。側面図から明らかなように、水流を受けない状態においては、プロペラ型で、回転軸3に接続し、流水方向に対し面を傾けてある。
図2(C)で示されているように、早い所定以上の流速の場合においては、またゴミ、草木が引っ掛かった場合にスクリュー4への負荷が大きくなると、弾力性を有する羽根4aは、先端部4bを川下側に向け大きく湾曲し、水流13a、ゴミ、草木などを逃がす。
羽根4aの素材としては、特に限定されないが、金属、樹脂、ゴムなどの弾性体などが好適である。羽根4aに弾力性を付与するためには、羽根4aの外周程薄く適宜設計することで、流水に順応した羽根4aとすることができる。
加えて、図2(A)に示す芯材4cを羽根4内部に埋設してもよい。芯材は、羽根4aの先端部4bに向かうほど細く形成しても、複数本の芯材4cを中心が両サイドに向かうほど、短くしてもよい。
芯材4cには薄い金属板が採用できる。また、芯材4cとしては金属板に替え、或いは金属板と共にワイヤー、炭素繊維、グラスファイバーの内何れか1以上の繊維を埋設し、羽根4に弾力性を付与してもよい。前記繊維は、網状に編んでもよい。
図3は、本考案である水力発電装置の側面模式図であり、水流13aの流速に応じたスクリューの動きを示す。図3(A)発電可能な通常流速の場合、図3(B)が早い流速の場合、図3(C)が発電不可能な程の流速の場合を示している。
図3(A)では、スクリュー4が水中に沈められ、回転し、回転軸3、及び発電機2の軸を回転させ、発電している。図3(B)では、流速が早く、羽根4aに負荷がかかり、川下側に大きく湾曲し、水流13aを逃がし、スクリュー4、発電機2の過剰回転を防ぎつつ、発電している。
図3(C)においては、レバー5aを操作し、スクリューを水上に引き上げ、発電を中止している。レバー5aは船体8などに固定することができる。これにより、スクリューの破損を防止することができる。増水前に予めスクリュー4を引き上げても、流速計に応じて、自動で引き上げてもよい。
図4は、本考案である水力発電装置の側面模式図(流木負荷)である。図4(A)は、図3(A)と同一である。図4(B)は、流木がスクリュー4に引っ掛かった場合を示している。流木15と水圧の負荷により、羽根4aが川下側に湾曲し、流木を逃がすことがもできる。また、図4(C)に示したように、スクリュー4が押し上げられ、流木15を外し、流すこともできる。その後、スクリュー4の自重により、また水中に浸水し、発電を継続する。
図4(C)に示すように、スクリュー4、発電機2の破損の危険がある耐久性を越えるような流速、流木等の負荷の場合に、モーターを回転(点線矢印)させ自動で、或いはレバー5を押し下げ(点線矢印)手動で、軸7を支点にスクリュー4を水上に引き上げ(一点鎖線矢印)ることができる。即ち、本実施例の水力発電装置1は、水流13aに順応し、効率的に発電し、破損を低減することができる水力発電装置であるといえる。
図5は、本考案である水力発電装置の第2の形態の側面模式図である。図5(A)は通常流速時、図5(B)は早い流速時、図5(C)は発電中止以上の流速、又はスクリューへゴミ、草木などが引っ掛かった場合の高い負荷時の様子を表している。船体8の係留、発電、蓄電、送電手法は、実施例1と同様である。
水力発電装置1aは、川13に係留された船体8と、船体8後部に回転可能に設けた軸7aと、軸7aに固定され、水中に略垂直に挿入される管3cと、管3cの中を挿通する発電機2の軸を回転させる第2回転軸3bと、スクリュー4により回転し、第2回転軸3bをギアを介して回転させる回転軸3と、第2回転軸3cの延長上に位置し、発電機2を載せる設置台5と、設置台5底面と船体8とに係止するバネ5aとからなる。ギアは、ギアボックス3aに収納され、ベベルギア、ウォームギヤなどにより、回転軸3の水平方向の回転を、第2回転軸3bの縦方向の回転に変換すればよい。
その結果、スクリュー4は、バネ5のバネ付勢により水中に位置(図5(A))する。また、所定以上の流速においては、羽根4aが川下に湾曲し、水流13aを逃がしている(図5(B))。
さらに、発電中止、スクリューの破損の危険がある高負荷の流速の場合は、スクリュー4への水圧によってバネ5aが圧縮されつつ、スクリュー4が水上に引き上がる(図5(C))。従って、スクリュー4の昇降を自動で行うことができる。
図6は、本考案である水力発電装置の第3の形態の側面模式図である。図6(A)が通常流速時、図6(B)が早い流速時、羽根4aは川下側に湾曲している。図6(C)が発電中止以上の水流、或いは流木などの負荷時を示している。
図7は、本考案である水力発電装置の第3の形態のスクリュー浸水位置調整方法の説明図である。図7(A)は、設置台5部分の平面図、図7(B)は弾性体5bを解除した時の側面模式図である。
本考案である水力発電装置1bは、船体8後部の船尾8bを挟み固定した固定部材16と、固定部材16に回転可能に設けた軸7bと、軸7bに固定され、発電機2を載せる設置台5と、設置台5を貫通し、発電機2の回転軸を中に通し、水中に挿入される管3cと、管3cの中を挿通する発電機2の軸を回転させる第2回転軸3bと、スクリュー4により回転し、第2回転軸3bをギアボックス3a中のギアを介して回転させる回転軸3と、設置台5と固定部材16とを船体外で連結するゴム状又はバネ状の弾性体5bとを設けてなる。
その結果、弾性体5bの張力により、設置台5を傾けスクリュー4を水中に位置させ、スクリュー4への所定以上の負荷によって弾性体5bを伸ばしながらスクリュー4が水上に引き上がり、負荷が解消した後には弾性体5bの張力により、スクリュー4が水中に戻ることにより、スクリューの昇降が自動で行われる。
また、弾性体5bの反固定部材16側が、設置台5側面に第2軸7cを介して回転可能に取り付けたバーに5d連結され、バー5dの反弾性体5b側は、設置台5に設けたフック5cで固定・解除可能になっている。設置台5の重心が川下側に位置するので、発電機2の重さにより、通常スクリュー4は水中に位置する。図7(C)に示すように、フック5cを解除することで、バー5dと設置台5の動きが切り離されより、軽い負荷で、スクリュー4が水上に持ち上げられる。スクリュー4の昇降を発電機2の重さ、設置台5での設置位置によっても調整することができる。
図8は本考案である水力発電装置の第3の形態の平面模式図、図9は本考案である水力発電装置の第4の形態の図8B−B断面模式図である。
本考案である水力発電装置17は、川13に係留された船体20と、船体20に搭載した発電機2と、発電機2の軸を回転させ、船体20平面中央に位置する水車型のスクリュー19とからなる。
船体20の係留は、上述のように固定具10、ロープ9等で行う。発電機2、蓄電池11、ケーブル12、発電、蓄電、送電手法は、実施例1と同様である。
船体20は、左右フロート20a、20bと、それらを連結する前連結部材20c、後連結部材20dからなる。スクリュー19を左右フロート20a、20bの間に位置し、水流13aによって回転させる。
水車型のスクリュー19は、左右フロート20a、20bにそれぞれ立設された左右支持部材6、6に渡され、回転可能に挿通する回転軸18に挿通されている。回転軸18が発電機2の軸を回転させる。
さらに、水力発電装置17は、図8に示すように、船体20の川下側の側面下方に、川上方向が上で、川下方向が下に位置する板状のフィン21を設け、水流13aの流速に従って、船体20の後部が上下動してスクリュー19の浸水位置が自動に変動する。図9(B)に示すように、早い水流13aの場合は、スクリューの羽根19a先端部19bがわずかに浸水するようにすることができる。
これにより、スクリュー19への水流13aの負荷が変動し、スクリューの過剰回転、破損を防止することができる。
なお、羽根19aは、川上側に開口した断面弧状が望ましい。さらに、その素材としては、実施例1と同様であり、負荷により、川下側に大きく湾曲し、水流13aを逃がすことが好ましく。その弾性力は、上記、素材、心材の選択、設計により適宜変更することができる。
1 水力発電装置
1a 水力発電装置
1b 水力発電装置
2 発電機
3 回転軸
3a ギアボックス
3b 第2回転軸
3c 管
4 スクリュー
4a 羽根
4b 先端部
4c 芯材
5 設置台
5a バネ
5b 弾性体
5c フック
5d バー
6 支持部材
7 軸
7a 軸
7b 軸
7c 第2軸
8 フロート
8a フロート
8b 船尾
9 ロープ
10 固定具
11 蓄電池
12 ケーブル
13 川
13a 水流
13b 川底
14 ライン
15 流木
16 固定部材
17 水力発電装置
18 回転軸
19 スクリュー
19a 羽根
19b 先端部
20 船体
20a 左フロート
20b 右フロート
20c 前連結部材
20d 後連結部材
21 フィン
1a 水力発電装置
1b 水力発電装置
2 発電機
3 回転軸
3a ギアボックス
3b 第2回転軸
3c 管
4 スクリュー
4a 羽根
4b 先端部
4c 芯材
5 設置台
5a バネ
5b 弾性体
5c フック
5d バー
6 支持部材
7 軸
7a 軸
7b 軸
7c 第2軸
8 フロート
8a フロート
8b 船尾
9 ロープ
10 固定具
11 蓄電池
12 ケーブル
13 川
13a 水流
13b 川底
14 ライン
15 流木
16 固定部材
17 水力発電装置
18 回転軸
19 スクリュー
19a 羽根
19b 先端部
20 船体
20a 左フロート
20b 右フロート
20c 前連結部材
20d 後連結部材
21 フィン
Claims (10)
- 発電機の軸を回転させる回転軸と、水流により回転し、前記回転軸を回転させる複数の羽根を有するスクリューからなる水力発電装置のスクリューであって、前記羽根が、所定以上の流速又は負荷のとき先端部ほど下流側に大きく湾曲することを特徴とするスクリュー。
- 前記スクリューが、発電中止以上の流速、或いは負荷が所定以上のとき、水面上に引き上げられることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー。
- 川に係留された船体と、前記船体に搭載した発電機と、前記発電機の軸を回転させる請求項1又は請求項2に記載のスクリューと、からなることを特徴とする水力発電装置。
- 前記発電機を、前記船体に固定した支持部材に回転可能に固定した設置台に載せ、かつ、前記設置台と前記船体とをラインを介して固定し、前記設置台の回転幅を調節し、前記スクリューの浸水程度を調節することを特徴とする請求項3に記載の水力発電装置。
- 前記船体後部に回転可能に設けた軸と、前記軸に固定され、水中に略垂直に挿入される管と、前記管の中を挿通する発電機の軸を回転させる第2回転軸と、前記スクリューにより回転し、前記第2回転軸をギアを介して回転させる回転軸と、前記第2回転軸の延長上に位置し、前記発電機を載せる設置台と、前記設置台底面と船体とに係止するバネとを設け、前記バネのバネ付勢によりスクリューを水中に位置させ、前記スクリューへの所定以上の水圧によってバネを圧縮させ、前記スクリューが水上に引き上がり、水圧が解消した後には前記バネ付勢により、前記スクリューが水中に戻ることにより、前記スクリューの昇降が自動で行われることを特徴とする請求項3に記載の水力発電装置。
- 前記船体後部に固定した固定部材と、前記固定部材に回転可能に設けた軸と、前記軸に固定され、前記発電機を載せる設置台と、前記設置台を貫通し、前記発電機の回転軸を中に通し、水中に挿入される管と、前記管の中を挿通する発電機の軸を回転させる第2回転軸と、前記スクリューにより回転し、前記第2回転軸をギアを介して回転させる回転軸と、前記設置台と前記固定部材とを船体外で連結する弾性体とを設け、前記弾性体の張力により、設置台を傾けスクリューを水中に位置させ、前記スクリューへの所定以上の負荷によって弾性体を伸ばしながら前記スクリューが水上に引き上がり、負荷が解消した後には前記弾性体の張力により、前記スクリューが水中に戻ることにより、前記スクリューの昇降が自動で行われることを特徴とする請求項3に記載の水力発電装置。
- 前記弾性体の反固定部材側が、前記設置台側面に第2軸を介して回転可能に取り付けたバーに連結され、前記バーの反弾性体側は、前記設置台に設けたフックで固定・解除可能にしたことを特徴とする請求項6に記載の水力発電装置。
- 川に係留された船体と、前記船体に搭載した発電機と、前記発電機の軸を回転させ、前記船体平面中央に位置する水車型の請求項1又は請求項2に記載のスクリューと、からなることを特徴とする水力発電装置。
- 前記船体の川下側の側面下方に、川上方向が上で、川下方向が下に位置する板状のフィンを設け、流速に従って、船体後部が上下動してスクリューの浸水位置が変動することを特徴とする請求項8に記載の水力発電装置。
- 前記発電器と陸に設置した蓄電池とを川底地中に埋設され、又は船体上に立設した柱上部を通るケーブルで繋いだことを特徴とする請求項3〜請求項9の何れかに記載の水力発電装置。
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