JP2019112967A - 水力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人力等により水力発電装置を水路から容易に引き上げ可能にすると共に、計画した場所に容易に且つ確実に設置することができる水力発電装置を提供する。【解決手段】この水力発電装置は、水路に渡って架設された架設フレーム5と、架設フレーム5の水路幅方向に並ぶ複数の水力発電モジュール3,3とを備える。各水力発電モジュール3が水力を回転力に変換する翼車2および翼車2の回転により発電する発電機6を有する。各水力発電モジュール3を架設フレーム5に対し、翼車2の下端が水路の水面より下に位置する水没姿勢と、翼車2の全体が水路の水面より上に位置する待機姿勢とに渡ってそれぞれ独立して回転可能に支持する個別回転支持手段11を有する。個別回転支持手段11により、水力発電装置を水路から引き上げる場合、水力発電モジュール3,3を一個毎に引き上げ可能である。【選択図】図1

Description

この発明は、水路に設置される水力発電装置に関する。
水力発電装置は、流水が持つ運動エネルギーを、発電に利用するシステムである。この水力発電装置の中で小型ものは、農業用水等の水路に設置され利用されているが、先ずi)設置のために、水路に投入しなければならない。また、ii)メンテナンスのため、回転翼またはギヤ、オイルシール等の交換の際、水力発電装置を水路から引き上げる必要がある。さらに、iii)増水等の緊急時にも水力発電装置に異常が生じることを防止するため、水路から引き上げる必要がある。
従来は水力発電装置を水路から引き上げる際、クレーン車、または、大掛かりな引き上げ機構を使用していた。
また、近年、発電力を増加させるため、水力発電装置を並列に二台設置する例も出てきた(特許文献1)。
特開2015−14219号公報
水路に適用される水力発電装置は、通常、水路に翼を水没させ発電しているが、上述の如く、ii)、iii)の非定常時には、水力発電装置を水路から引き上げる必要がある。特に、iii)の緊急時には、迅速に水力発電装置を水路から引き上げる必要がある。しかしながら、従来は、クレーン車等を使用し、多人数で作業し対応していた。
また、i)の水力発電装置の設置の際も、水路は比較的速い流速があり、クレーン車で水力発電装置を水路に投入すると、最初に水没する翼が流速により下流側に流され、水力発電装置全体が下流側に流される、流速により水力発電装置が振動する等、所定の場所に設置することが難しかった。もちろん、この作業も多人数で対応していた。
特に、水力発電装置を二台設置する場合、その質量が増加し、二台の水力発電装置を水路から引き上げるための装置が大型化するか、あるいは二台の水力発電装置を水路から引き上げるための力が非常に大きくなり引き上げが困難かまたは多大な時間を要する課題が生じ、解決が必要であった。
この発明の目的は、人力等により水力発電装置を水路から容易に引き上げ可能にすると共に、計画した場所に容易に且つ確実に設置することができる水力発電装置を提供することである。
この発明の水力発電装置は、水路に渡って架設された架設フレームと、この架設フレームの水路幅方向に並ぶ複数の水力発電モジュールとを備え、各水力発電モジュールが水力を回転力に変換する翼車およびこの翼車の回転により発電する発電機を有する水力発電装置において、
前記各水力発電モジュールを前記架設フレームに対し、前記翼車の下端が前記水路の水面より下に位置する水没姿勢と、前記翼車の全体が前記水路の水面より上に位置する待機姿勢とに渡ってそれぞれ独立して回転可能に支持する個別回転支持手段を有する。
前記「水路」の水面は、定められた高さにあるとする。
この構成によると、この水力発電装置の設置作業時には、複数の水力発電モジュールを架設フレームに設置した状態で、各水力発電モジュールをそれぞれ待機姿勢にした状態で水路に設置することができる。この場合、水路の流速に抗うことなく水力発電装置を容易に設置することができる。なお水路に渡って架設された架設フレームに対し、各水力発電モジュールをそれぞれ別々に設置することも可能である。この場合、各水力発電モジュールを引き上げ機構等で別々に引き上げて設置することができるため、水力発電装置を二台同時に設置する従来例よりも、引き上げ機構等の小型化を図り設置する時間の短縮を図ることができる。その後、水没姿勢において、翼車の回転により発電機は発電する。
これらのように水力発電装置を、計画した場所に容易に且つ確実に設置することができる。また一台のみの水力発電モジュールを設置する場合よりも発電力を増加させることができる。
この水力発電装置の使用時には、各水力発電モジュールを水没姿勢と待機姿勢とに渡ってそれぞれ独立して回転可能に支持する個別回転支持手段を有するため、この水力発電装置を水路から引き上げる場合、水力発電モジュールを個別回転支持手段により一個毎に引き上げることが可能となる。このため、二台の水力発電装置を水路から同時に引き上げる従来例に比べて、引き上げに要する力を分散化することができる。これにより、人力等により水力発電装置を水路から容易に引き上げることができる。また従来例よりも引き上げに要する時間を短縮することができる。また水力発電モジュールを一個毎に引き上げることが可能となるため、各水力発電モジュールを別々にメンテナンスすることも可能である。
前記「人力等」とは、人力のみ使用する場合、および人力と共に小型の引き上げ機構等も使用する場合を含む。
前記各水力発電モジュールをそれぞれ支持する複数の架台を有し、前記架設フレームに対し、前記個別回転支持手段を介して各架台が回転可能に支持されていてもよい。この場合、各架台を回転することで、各水力発電モジュールを水没姿勢と待機姿勢とに渡って変化することができる。
前記前記架設フレームに対し、前記各水力発電モジュールをそれぞれ独立して回転させる複数の操作手段を各架台に備えてもよい。この場合、各操作手段を人力等により操作することで、各架台を独立して回転することができる。
前記個別回転支持手段が蝶番であってもよい。この場合、水力発電モジュールを回転させる回転軸等を省けるため、水力発電装置全体の軽量化およびコンパクト化を図ることができる。これにより、水力発電装置の搬送、設置、引き上げ等の容易化を図れる。また製造コストの低減を図ることができる。
前記架設フレームは、この架設フレームを前記水路に固定する固定具を含んでもよい。この場合、計画した場所に架設フレームを着脱自在に設置することができる。
この発明の水力発電装置は、水路に渡って架設された架設フレームと、この架設フレームの水路幅方向に並ぶ複数の水力発電モジュールとを備え、各水力発電モジュールが水力を回転力に変換する翼車およびこの翼車の回転により発電する発電機を有する水力発電装置において、前記各水力発電モジュールを前記架設フレームに対し、前記翼車の下端が前記水路の水面より下に位置する水没姿勢と、前記翼車の全体が前記水路の水面より上に位置する待機姿勢とに渡ってそれぞれ独立して回転可能に支持する個別回転支持手段を有する。このため、人力等により水力発電装置を水路から容易に引き上げ可能にすると共に、計画した場所に容易に且つ確実に設置することができる。
この発明の実施形態に係る水力発電装置の水没姿勢の斜視図である。 同水力発電装置の水没姿勢の正面図である。 同水力発電装置の水没姿勢の側面図である。 同水力発電装置の水没姿勢の平面図である。 同水力発電装置の一方の水力発電モジュールを待機姿勢にした斜視図である。 同水力発電装置の一方の水力発電モジュールを待機姿勢にした正面図である。 同水力発電装置の一方の水力発電モジュールを待機姿勢にした側面図である。 同水力発電装置の一方の水力発電モジュールを待機姿勢にした平面図である。 同水力発電装置の待機姿勢の斜視図である。 同水力発電装置の待機姿勢の正面図である。 同水力発電装置の待機姿勢の側面図である。 同水力発電装置の待機姿勢の平面図である。
この発明の実施形態に係る水力発電装置を図1ないし図12と共に説明する。
<水力発電装置全体の概略構成について>
図2に示すように、この水力発電装置は、例えば、河川、用水路等の流水のある水路1に設置され、翼車2の回転を受けて発電を行う。水路1は、例えば、それぞれコンクリート等から成る底面部1aおよび両側の側壁面部1bで構成される。
図1に示すように、この水力発電装置は、複数(この例では二台)の水力発電モジュール3,3と、これらの水力発電モジュール3,3を支持する支持装置4とを備える。先ず、水力発電モジュール3について説明し、以下、支持装置4、水力発電装置の設置および引き上げ、作用効果について順次説明する。
<水力発電モジュール3について>
二台の水力発電モジュール3,3は、後述する支持装置4における架設フレーム5の水路幅方向に所定間隔を空けて平行に並ぶように支持されている。これら水力発電モジュール3,3は同一構造であるため、一方の水力発電モジュール3についてのみ符号を付して説明し、他方の水力発電モジュール3については、一方の水力発電モジュール3と同一の符号を付して説明を省略する。
水力発電モジュール3は、翼車2、およびこの翼車2の回転により発電する発電機6を有する。
図2および図3に示すように、翼車2は、水路1の流水中に没する状態で設けられ水力を回転力に変換する。翼車2は、回転軸心L1が流水の流れる方向と平行なプロペラ型である。翼車2は、前記回転軸心L1に設けられるハブ2aと、このハブ2aの外周面から半径方向外方に放射状に延びる複数(例えば5枚)のブレード2bとを有する。各ブレード2bの先端部は、上流側に向けて傾斜している。
図3に示すように、ハブ2aに同軸に翼軸2cが取り付けられ、この翼軸2cは、図示外の軸受により回転自在に支持される。翼軸2cの回転は、互いに噛み合う一対の傘歯車等から成るギヤ部(図示せず)により増速される。翼軸2c、前記軸受および前記ギヤ部は、ギヤボックス7に収容されている。なおギヤボックス7内には、グリースが封入されている。
一方、発電機6の入力軸(図示せず)が支持筒8内に延びている。支持筒8内において、前記入力軸の下端と動力伝達軸9の上端とが、図示外の回転連結具を介して同軸に連結されている。動力伝達軸9の軸心と翼軸2cの軸心とが互いに直交するように配置されている。また動力伝達軸9は、支持筒8内の軸受(図示せず)により、この支持筒8に回転自在に支持されている。したがって、翼軸2cの回転が動力伝達軸9および前記入力軸に伝達されることで、発電機6が発電する。
<支持装置4について>
図1および図4に示すように、支持装置4は、架設フレーム5、複数(この例では二つ)の架台10、個別回転支持手段11、発電機台12、複数(この例では二つ)の操作手段13,13およびかんぬき構造14を有する。架設フレーム5は、一対の梁15,15と、フレーム本体16と、複数の固定具17とを有する。
図2および図3に示すように、水路1に渡って架設されたフレーム本体16に対し、個別回転支持手段11を介して各架台10が回転可能に支持されている。各架台10に、発電機台12,12を介して水力発電モジュール3,3がそれぞれ支持されている。したがって、各水力発電モジュール3は、架設フレーム5に対し、翼車2の下端が水路1の水面より下に位置する水没姿勢と、翼車2の全体が水路1の水面より上に位置する待機姿勢(図9〜図12等)とに渡って回転可能に支持されている。
図1および図2に示すように、水路1の両側の側壁面部1bにおける上端付近から上端部に渡り複数(この例では二つ)の固定具17,17が固定されている。各固定具17は、側壁面部1bの側面に沿う立板固定部と、この立板固定部に繋がり側壁面部1bの上端面に沿う水平固定板部とで断面L形状に形成されている。二つの固定具17,17は、流水の流れる方向A1(以下、「流水方向A1」と言う)に平行に設けられている。各固定具17および後述する各梁15は、例えば、断面L形のアングル等から形成される。
図1および図4に示すように、一対の梁15,15は、前記流水方向A1にそれぞれ平行に設けられ、フレーム本体16により互いに連結されている。フレーム本体16は、例えば、角筒形状で水路の幅方向に平行に延びる。このフレーム本体16の長手方向両端部には、この水力発電装置を後述するクレーン等によりスリンガ(図示せず)で吊り上げるための吊りボルト18,18が設けられている。図1および図2に示すように、各梁15は、立板部と、この立板部に繋がる水平板部とで断面L形状に形成されている。図1および図4に示すように、各梁15の水平板部の上面における長手方向中間部に、フレーム本体16の長手方向両端部が支持され、ブラケット等により固定されている。各側壁面部1bに並ぶ固定具17に対して、各梁15の水平板部が複数のボルトにより固定されている。
架台10は、架台基端部10aと、二つの架台支持部10b,10bとを有する。架台基端部10aは、角筒形状で水路1(図2)の幅方向に平行に延びる。架台基端部10aには、各架台支持部10bの長手方向一端部がそれぞれ連結されている。これら架台支持部10b,10bは、架台基端部10aの長手方向に直交する方向に延び、互いに一定間隔を隔てて平行に配置されている。二つの架台支持部10b,10bに発電機台12,12が支持された状態で固定されている。この発電機台12に発電機6が支持されている。
図1および図2に示すように、この例の個別回転支持手段11は蝶番であり、フレーム本体16に、前記蝶番の一方の蝶番片11aが連結され、架台基端部10aに、前記蝶番の他方の蝶番片11bが連結されている。したがって、この蝶番の軸を回転軸心として、フレーム本体16に対し、架台10および水力発電モジュール3が前記水没姿勢と前記待機姿勢とに渡って、前記回転軸心回りに回転可能に構成される。
各操作手段13は、架設フレーム5に対し、架台10を人力で回転する棒状部材である。この操作手段13は、架台基端部10aの一側面部に着脱自在に固定されている。操作手段13は、架台基端部10aの一側面部から前記回転軸心に平行に延びる回転軸部13aと、この回転軸部13aの先端に繋がり前記回転軸心に直交する方向に延びる操作部13bとを有する。操作部13bは把持する等して操作可能である。回転軸部13aの基端には取付フランジが付設され、この取付フランジが架台基端部10aの一側面部に着脱自在である。
図5および図8に示すように、かんぬき構造14は、各架台10を水没姿勢・待機姿勢の両姿勢で保持する第1,第2のかんぬき部品19,20を含む。各架台支持部10bに第1のかんぬき部品19,19がそれぞれ平行に固定され、フレーム本体16に第2のかんぬき部品20が設けられている。各第1のかんぬき部品19の両端部に嵌合穴19a,19bがそれぞれ形成されている。第2のかんぬき部品20は、かんぬき部品本体20aと、このかんぬき部品本体20aにスライド可能に支持された棒20bとを有する。この棒20bを第1のかんぬき部品19の一方の嵌合穴19bに嵌合することにより水没姿勢を維持する。また棒20bを第1のかんぬき部品19の他方の嵌合穴19aに嵌合することにより待機姿勢を維持する。
<水力発電装置の設置過程>
図9〜図12に示すように、水力発電装置を待機姿勢の荷姿で目的地である水路まで運搬する。運搬時には、水力発電モジュールを待機姿勢にし、第2のかんぬき部品20の棒20bを第1のかんぬき部品19の嵌合穴19aに嵌合することにより待機姿勢を維持する。
水力発電装置を目的地まで到着させた後、この水力発電装置から固定具17を離脱した準組立体を、図示外のクレーン等によりスリンガ(図示せず)で吊り上げ、各ブレード2bを略水平状態に維持しながら、予め水路に設置してある固定具17の上方に移動する。
その後、前記準組立体を降下させて固定具17と梁15とを複数のボルトにより固定する。次に、図5〜図8に示すように、水力発電装置から前記スリンガを取り外した後、一方の操作手段13の操作部13bを把持しつつ第2のかんぬき部品20の棒20bをスライドさせ第1のかんぬき部品19の嵌合穴19aから抜き、一方(この例では図6左側)の水力発電モジュール3および架台10をこの架台10に固定された操作手段13により回転させる。これにより図6左側の翼車2を水路に水没させる。
その後、図6左側の翼車2が水没姿勢を保つように操作手段13を支持し、図8に示すように、第2のかんぬき部品20の棒20bをスライドさせ第1のかんぬき部品19の嵌合穴19aに差し込むことにより水没姿勢を維持する。
次に、図1に示すように、他方の水力発電モジュール3についても前記と同様に待機姿勢から水没姿勢に変化させ、この水没姿勢を維持する。この水没姿勢において、翼車2の回転により発電機6は発電する。
<引き上げ時>
図5〜図8に示すように、緊急時またはメンテナンス時においてこの水力発電装置を水路から引き上げる場合、水力発電モジュール3を一個毎に引き上げる。具体的に、引き上げ対象の水力発電モジュール3につき、この水力発電モジュール3の架台10に繋がる操作手段13を支持し、第2のかんぬき部品20の棒20bをスライドさせ、第1のかんぬき部品19の嵌合穴19bから抜き、前記操作手段13により架台10を前記と逆向きに回転させて翼車2を水路から引き上げる。次に前記操作手段13を支持しつつ、第2のかんぬき部品20の棒20bをスライドさせ、第1のかんぬき部品19の嵌合穴19bに差し込む。これにより、水路の流速に阻害されることなく所望のメンテナンス等を行うことができる。
<作用効果>
以上説明した水力発電装置によれば、この水力発電装置の設置作業時には、複数の水力発電モジュール3,3を架設フレーム5に設置した状態で、各水力発電モジュール3をそれぞれ待機姿勢にした状態で水路1に設置することができる。この場合、水路1の流速に抗うことなく水力発電装置を容易に設置することができる。したがって、水力発電装置を、計画した場所に容易に且つ確実に設置することができる。また一台のみの水力発電モジュールを設置する場合よりも発電力を増加させることができる。
この水力発電装置の使用時には、各水力発電モジュール3を水没姿勢と待機姿勢とに渡ってそれぞれ独立して回転可能に支持する個別回転支持手段11を有するため、この水力発電装置を水路1から引き上げる場合、水力発電モジュール3,3を個別回転支持手段11により一個毎に引き上げることが可能となる。このため、二台の水力発電装置を水路から同時に引き上げる従来例に比べて、引き上げに要する力を分散化することができる。これにより、人力等により水力発電装置を水路1から容易に引き上げることができる。また従来例よりも引き上げに要する時間を短縮することができる。また水力発電モジュール3,3を一個毎に引き上げることが可能となるため、各水力発電モジュール3を別々にメンテナンスすることも可能である。
<他の実施形態>
架設フレームに三台以上の水力発電モジュールを設置することも可能である。
水路に渡って架設された架設フレームに対し、各水力発電モジュールをそれぞれ別々に設置することも可能である。この場合、各水力発電モジュールを引き上げ機構等で別々に引き上げて設置することができるため、水力発電装置を二台同時に設置する従来例よりも、引き上げ機構等の小型化を図り設置する時間の短縮を図ることができる。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…水路
2…翼車
3…水力発電モジュール
5…架設フレーム
6…発電機
10…架台
11…個別回転支持手段
13…操作手段
17…固定具

Claims (5)

  1. 水路に渡って架設された架設フレームと、この架設フレームの水路幅方向に並ぶ複数の水力発電モジュールとを備え、各水力発電モジュールが水力を回転力に変換する翼車およびこの翼車の回転により発電する発電機を有する水力発電装置において、
    前記各水力発電モジュールを前記架設フレームに対し、前記翼車の下端が前記水路の水面より下に位置する水没姿勢と、前記翼車の全体が前記水路の水面より上に位置する待機姿勢とに渡ってそれぞれ独立して回転可能に支持する個別回転支持手段を有する水力発電装置。
  2. 請求項1に記載の水力発電装置において、前記各水力発電モジュールをそれぞれ支持する複数の架台を有し、前記架設フレームに対し、前記個別回転支持手段を介して各架台が回転可能に支持されている水力発電装置。
  3. 請求項2に記載の水力発電装置において、前記前記架設フレームに対し、前記各水力発電モジュールをそれぞれ独立して回転させる複数の操作手段を各架台に備えた水力発電装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の水力発電装置において、前記個別回転支持手段が蝶番である水力発電装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の水力発電装置において、前記架設フレームは、この架設フレームを前記水路に固定する固定具を含む水力発電装置。
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