JP3147939B2 - 表示装置 - Google Patents
表示装置Info
- Publication number
- JP3147939B2 JP3147939B2 JP22004291A JP22004291A JP3147939B2 JP 3147939 B2 JP3147939 B2 JP 3147939B2 JP 22004291 A JP22004291 A JP 22004291A JP 22004291 A JP22004291 A JP 22004291A JP 3147939 B2 JP3147939 B2 JP 3147939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- instrument
- fresnel lens
- display
- main body
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ブラックフェイ
スメータであって、そのメータによる表示を運転席より
遠方に表示させて、運転時における表示を見やすくする
ことができる表示装置に関するものである。
スメータであって、そのメータによる表示を運転席より
遠方に表示させて、運転時における表示を見やすくする
ことができる表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車に設備されている車両用計
器としては、図１に示す如き構造のものがあった。すな
わち、１はインストルメントパネル、２はそのインスト
ルメントパネル１の開口部に嵌合保持されている計器本
体であって、この計器本体２は、計器機械体３、この機
械体３により駆動される指針４、この指針４の指示値を
表示する目盛板５を有している。そしてこの計器本体２
の前面には透明カバー６が被着されている。なお７はス
テアリングホイール、８はステアリングシャフト、９は
ステアリングメンバ、１０はステアリングメンバの周辺
に取付けられている各部品を示す。
器としては、図１に示す如き構造のものがあった。すな
わち、１はインストルメントパネル、２はそのインスト
ルメントパネル１の開口部に嵌合保持されている計器本
体であって、この計器本体２は、計器機械体３、この機
械体３により駆動される指針４、この指針４の指示値を
表示する目盛板５を有している。そしてこの計器本体２
の前面には透明カバー６が被着されている。なお７はス
テアリングホイール、８はステアリングシャフト、９は
ステアリングメンバ、１０はステアリングメンバの周辺
に取付けられている各部品を示す。
【０００３】このような従来構造の自動車用計器にあっ
ては、運転者のアイポイント１１と、計器本体２の表示
面との間が近いために運転走行時において計器表示面を
見るときの目の移動量が大となって、特に高速走行時に
は、計器表示の見ずらさや運転の危険性が考えられる。
ては、運転者のアイポイント１１と、計器本体２の表示
面との間が近いために運転走行時において計器表示面を
見るときの目の移動量が大となって、特に高速走行時に
は、計器表示の見ずらさや運転の危険性が考えられる。
【０００４】そこで、運転時における計器の表示を見や
すくするために図２に示すように、インストルメントパ
ネル１の内部にそのインストルメントパネルの開口部よ
り奥行Ｌを保って計器本体２を配置し、その計器本体２
とインストルメントパネル開口部との間に筒状のハウジ
ング１２を介在せしめ、さらに、そのハウジング１２の
前方開口部にはレンズ（フレネルレンズ）１３を配置す
ると共にそのレンズ１３の前方には、外光をハウジング
１２内へ透過させることはできないが計器本体２の表示
光は透過してブラックフェイスメータとするためのフロ
ントカバー兼用のフィルタ１４が被着せしめてなる遠方
表示ブラックフェイス計器が既に提案されているもので
ある。
すくするために図２に示すように、インストルメントパ
ネル１の内部にそのインストルメントパネルの開口部よ
り奥行Ｌを保って計器本体２を配置し、その計器本体２
とインストルメントパネル開口部との間に筒状のハウジ
ング１２を介在せしめ、さらに、そのハウジング１２の
前方開口部にはレンズ（フレネルレンズ）１３を配置す
ると共にそのレンズ１３の前方には、外光をハウジング
１２内へ透過させることはできないが計器本体２の表示
光は透過してブラックフェイスメータとするためのフロ
ントカバー兼用のフィルタ１４が被着せしめてなる遠方
表示ブラックフェイス計器が既に提案されているもので
ある。
【０００５】従ってこの計器によれば、計器本体２の表
示像がフレネルレンズ１３の作用によって、計器本体２
よりも後方位置で虚像１５として表示され、運転者のア
イポイント１１より隔れた位置で表示像が見え、これに
より視認性が向上されるという利点を有するものであ
る。
示像がフレネルレンズ１３の作用によって、計器本体２
よりも後方位置で虚像１５として表示され、運転者のア
イポイント１１より隔れた位置で表示像が見え、これに
より視認性が向上されるという利点を有するものであ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構造の
遠方表示計器にあっては、図２に示すようにフレネルレ
ンズ１３の前方にフイルタ１４を隔設せしめているもの
であるために、そのフレネルレンズ１３とフィルタ１４
との間隔Ｒ保持によって計器本体２の表示面と、フレネ
ルレンズ１３との間隔Ｌが狭められているものであっ
た。つまり、フィルタ１４面と計器本体２表示面との間
隔が決められている計器にあって、フレネルレンズ１３
を介在させることで、その計器本体表示面とフレネルレ
ンズ１３の相互間Ｌが狭められることは当然のことであ
る。
遠方表示計器にあっては、図２に示すようにフレネルレ
ンズ１３の前方にフイルタ１４を隔設せしめているもの
であるために、そのフレネルレンズ１３とフィルタ１４
との間隔Ｒ保持によって計器本体２の表示面と、フレネ
ルレンズ１３との間隔Ｌが狭められているものであっ
た。つまり、フィルタ１４面と計器本体２表示面との間
隔が決められている計器にあって、フレネルレンズ１３
を介在させることで、その計器本体表示面とフレネルレ
ンズ１３の相互間Ｌが狭められることは当然のことであ
る。
【０００７】このように計器本体表示面とフレネルレン
ズ１３との間隔Ｌが縮められると、該レンズによる虚像
１５位置が浅く、有効な遠方表示が困難となる。この間
隔Ｌを変えることなく、虚像１５位置を遠方表示とする
ための手段として、フレネルレンズ１３の倍率を高める
ことが考えられるが倍率の高いレンズを使用すると、収
差が大となって、表示像に歪みが生じて、表示品質の良
い表示が期待できないという不具合が生じる。
ズ１３との間隔Ｌが縮められると、該レンズによる虚像
１５位置が浅く、有効な遠方表示が困難となる。この間
隔Ｌを変えることなく、虚像１５位置を遠方表示とする
ための手段として、フレネルレンズ１３の倍率を高める
ことが考えられるが倍率の高いレンズを使用すると、収
差が大となって、表示像に歪みが生じて、表示品質の良
い表示が期待できないという不具合が生じる。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる不具合
に着目してなされたもので、フロントカバー兼用のフィ
ルタをフレネルレンズとすることで計器本体の位置を変
更することなく、該計器本体表示面とレンズ間の距離を
稼ぎ、これによって表示品質の高い遠方表示を可能とす
る表示装置を提供することにある。
に着目してなされたもので、フロントカバー兼用のフィ
ルタをフレネルレンズとすることで計器本体の位置を変
更することなく、該計器本体表示面とレンズ間の距離を
稼ぎ、これによって表示品質の高い遠方表示を可能とす
る表示装置を提供することにある。
【０００９】
【実施例】以下に本発明を図３に示す実施例に基いて詳
細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明した構
造との同一部分は、従来例で使用した符号を付して、そ
の同一構造部分の説明は省略する。
細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明した構
造との同一部分は、従来例で使用した符号を付して、そ
の同一構造部分の説明は省略する。
【００１０】すなわち、本実施例にあっては、インスト
ルメントパネルの開口部に取付けるフロントカバーの取
付位置に、フレネルレンズ兼用のブラックフェイスカバ
ー１６を配置したものである。このブラックフェイスカ
バー１６は、前記したように、外光を反射し計器本体２
の発光表示光は透過して通常カバー内部が黒色に見える
カバーの内面つまり計器本体２の対向面がフレネルレン
ズ１７に形成されているものである。また上記計器本体
２の表示面は、前記カバー１６と、上記フレネルレンズ
１７による焦点との間Ｓ2 内に位置されるように設定さ
れているものである。
ルメントパネルの開口部に取付けるフロントカバーの取
付位置に、フレネルレンズ兼用のブラックフェイスカバ
ー１６を配置したものである。このブラックフェイスカ
バー１６は、前記したように、外光を反射し計器本体２
の発光表示光は透過して通常カバー内部が黒色に見える
カバーの内面つまり計器本体２の対向面がフレネルレン
ズ１７に形成されているものである。また上記計器本体
２の表示面は、前記カバー１６と、上記フレネルレンズ
１７による焦点との間Ｓ2 内に位置されるように設定さ
れているものである。
【００１１】従ってこの実施例によれば、表示像を遠方
表示せしめるためのフレネルレンズ１７の位置を従来例
で示したフロントカバーの位置に設定することができる
ので、計器本体２の表示面とフレネルレンズ１７までの
距離Ｓ1 を、計器本体２の取付位置を変更することな
く、長く設定することができる。従ってフレネルレンズ
１７とその焦点位置までの距離Ｓ2 が長くなり、これに
より、有効な遠方表示が可能となる。
表示せしめるためのフレネルレンズ１７の位置を従来例
で示したフロントカバーの位置に設定することができる
ので、計器本体２の表示面とフレネルレンズ１７までの
距離Ｓ1 を、計器本体２の取付位置を変更することな
く、長く設定することができる。従ってフレネルレンズ
１７とその焦点位置までの距離Ｓ2 が長くなり、これに
より、有効な遠方表示が可能となる。
【００１２】また上記遠方表示が可能なことで、フレネ
ルレンズ１７の倍率を高める必要がなく、低倍率のフレ
ネルレンズ１７とすることができるのでレンズによる収
差も小さく品質の良好な虚像表示（遠方表示）が達成で
きる。さらにフレネルレンズは、ブラックフェイスカバ
ーの内側に形成しているので、フレネルレンズの溝が目
立たず、またその溝面への塵埃の付着が抑止できる。
ルレンズ１７の倍率を高める必要がなく、低倍率のフレ
ネルレンズ１７とすることができるのでレンズによる収
差も小さく品質の良好な虚像表示（遠方表示）が達成で
きる。さらにフレネルレンズは、ブラックフェイスカバ
ーの内側に形成しているので、フレネルレンズの溝が目
立たず、またその溝面への塵埃の付着が抑止できる。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明は、計器本体が筒状
のハウジングの内奥部に収納され、かつその計器本体の
表示面側に配設されフレネルレンズが配設され、さらに
前記計器本体の表示面を、上記フレネルレンズとそのレ
ンズの焦点位置との間に位置せしめてなる表示装置にお
いて、前記ブラックフェイスカバーの前記計器本体との
対向面側に、フレネルレンズを形成した表示装置である
から、これによれば、表示像を遠方表示せしめるための
フレネルレンズ１７の位置を従来例で示したフロントカ
バーの位置に設定することができるので、計器本体２の
表示面とフレネルレンズ１７までの距離Ｓ1 を、計器本
体２の取付位置を変更することなく、長く設定すること
ができるので、フレネルレンズ１７とその焦点位置まで
の距離Ｓ2が長くなり、これにより、有効な遠方表示が
可能となり虚像の視認性が向上する。
のハウジングの内奥部に収納され、かつその計器本体の
表示面側に配設されフレネルレンズが配設され、さらに
前記計器本体の表示面を、上記フレネルレンズとそのレ
ンズの焦点位置との間に位置せしめてなる表示装置にお
いて、前記ブラックフェイスカバーの前記計器本体との
対向面側に、フレネルレンズを形成した表示装置である
から、これによれば、表示像を遠方表示せしめるための
フレネルレンズ１７の位置を従来例で示したフロントカ
バーの位置に設定することができるので、計器本体２の
表示面とフレネルレンズ１７までの距離Ｓ1 を、計器本
体２の取付位置を変更することなく、長く設定すること
ができるので、フレネルレンズ１７とその焦点位置まで
の距離Ｓ2が長くなり、これにより、有効な遠方表示が
可能となり虚像の視認性が向上する。
【００１４】また上記遠方表示が可能なことで、フレネ
ルレンズ１７の倍率を高める必要がなく、低倍率のフレ
ネルレンズ１７の使用が可能であるので、レンズによる
収差も小さく品質の良好な虚像表示（遠方表示）が可能
となる。さらに本発明によれば、フレネルレンズ１７
を、ブラックフェイスカバー１６の内側即ち計器本体と
の対向面側に形成したものであるから、そのブラックフ
ェイスカバー１６を透して見るフレネルレンズ１７の溝
が目立たず、従って計器本体表示面の視認性が高められ
る。またフレネルレンズ１７を、ブラックフェイスカバ
ーの内側に形成しているのでそのフレネルレンズ溝面へ
の塵埃の付着が抑止できるという作用効果を奏する。
ルレンズ１７の倍率を高める必要がなく、低倍率のフレ
ネルレンズ１７の使用が可能であるので、レンズによる
収差も小さく品質の良好な虚像表示（遠方表示）が可能
となる。さらに本発明によれば、フレネルレンズ１７
を、ブラックフェイスカバー１６の内側即ち計器本体と
の対向面側に形成したものであるから、そのブラックフ
ェイスカバー１６を透して見るフレネルレンズ１７の溝
が目立たず、従って計器本体表示面の視認性が高められ
る。またフレネルレンズ１７を、ブラックフェイスカバ
ーの内側に形成しているのでそのフレネルレンズ溝面へ
の塵埃の付着が抑止できるという作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来例の計器を示した構造説明図。
【図２】先行例の計器を示した構造説明図。
【図３】本発明実施例の計器を示した構造説明図。
１６：ブラックフェイスカバー １７：フレネルレ
ンズ
ンズ
Claims (1)
- 【請求項１】 計器本体が筒状のハウジングの内奥部に
収納され、かつその計器本体の表示面側に配設されフレ
ネルレンズが配設され、さらに前記計器本体の表示面
を、上記フレネルレンズとそのレンズの焦点位置との間
に位置せしめてなる表示装置において、前記ブラックフ
ェイスカバーの前記計器本体との対向面側に、フレネル
レンズを形成したことを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22004291A JP3147939B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22004291A JP3147939B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560581A JPH0560581A (ja) | 1993-03-09 |
| JP3147939B2 true JP3147939B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=16745017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22004291A Expired - Fee Related JP3147939B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3147939B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10072821B2 (en) | 2015-01-09 | 2018-09-11 | Enplas Corporation | Light flux controlling member and light-emitting device |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62136651A (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP22004291A patent/JP3147939B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10072821B2 (en) | 2015-01-09 | 2018-09-11 | Enplas Corporation | Light flux controlling member and light-emitting device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0560581A (ja) | 1993-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |