JP3147834B2 - 圧電共振子の製造方法 - Google Patents

圧電共振子の製造方法

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JP3147834B2 JP28766897A JP28766897A JP3147834B2 JP 3147834 B2 JP3147834 B2 JP 3147834B2 JP 28766897 A JP28766897 A JP 28766897A JP 28766897 A JP28766897 A JP 28766897A JP 3147834 B2 JP3147834 B2 JP 3147834B2
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    • H03H3/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators
    • H03H3/007Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks
    • H03H3/02Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks
    • HELECTRICITY
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    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧電共振子の製造
方法に関し、特に、たとえば発振子,ディスクリミネー
タ,フィルタなどの電子部品に用いられ、圧電体の機械
的共振を利用した圧電共振子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図26はこの発明の背景となる従来の圧
電共振子の一例を示す斜視図である。圧電共振子1は、
たとえば平面視長方形の板状の圧電体基板2を含む。圧
電体基板2は、厚み方向に分極される。圧電体基板2の
両面には、電極3が形成される。この電極3間に信号を
入力することにより、圧電体基板2の厚み方向に電界が
印加され、圧電体基板2は長さ方向に振動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図26に示す圧電共振
子は、電界方向および分極方向と振動方向とが異なる圧
電横効果を利用している。この圧電横効果を利用した圧
電共振子の電気機械結合係数は、電界方向および分極方
向と振動方向とが一致した圧電縦効果を利用した圧電共
振子に比べて小さい。そのため、圧電横効果を利用した
圧電共振子では、共振周波数と反共振周波数との差ΔF
が比較的小さい。このことは、圧電共振子をフィルタに
用いたときに、帯域幅が小さいという欠点につながる。
そのため、圧電共振子やそれを用いた電子部品におい
て、特性の設計自由度が小さい。さらに、図26に示す
圧電共振子においては、長さモードの1次共振を利用し
ているが、構造的に、3次,5次などの奇数倍の高次モ
ードや、幅モードのスプリアスも大きく発生してしま
う。
【0004】そこで、本願出願の出願人によって出願さ
れた特願平8−110475号等において、複数の圧電
体層と複数の電極とが交互に積層されて長手方向を有す
る基体を構成し、複数の圧電体層が基体の長手方向に分
極され、長さ振動の基本振動を励振する積層構造の圧電
共振子が提案された。このような積層構造の圧電共振子
は、圧電体層の分極方向と電界方向と振動方向とが一致
した圧電縦効果を利用するものであり、圧電横効果を利
用する圧電共振子に比べて、スプリアスが小さく、共振
周波数と反共振周波数との差ΔFが大きいという利点が
ある。
【0005】次に、そのような積層構造の圧電共振子の
一例について詳しく説明する。図1はこの発明の背景と
なる積層構造の圧電共振子の一例を示す斜視図であり、
図2はその圧電共振子の図解図であり、図3はその圧電
共振子の要部平面図である。この積層構造の圧電共振子
10は、たとえば直方体状の基体12を含む。基体12
は、たとえば圧電セラミックからなり積層される複数の
圧電体層12aを含む。基体12の長手方向における中
間部の複数の圧電体層12aにおいて基体12の長手方
向に直交する両主面には、複数の内部電極14がそれぞ
れ形成される。そのため、複数の内部電極14は、基体
12の長手方向に直交しかつ基体12の長手方向に間隔
を隔てて配置される。また、基体12の長手方向におけ
る中間部の複数の圧電体層12aは、図2の矢印で示す
ように、それぞれの内部電極14の両側において、互い
に逆向きとなるように基体12の長手方向に分極され
る。ただし、基体12の長手方向における両端部の圧電
体層12aは分極されていない。この基体12において
は、内部電極14は、基体12の長手方向に平行な4つ
の側面に露出している。
【0006】基体12の一側面には、基体12の長手方
向に延びる溝15が形成される。溝15は、基体12の
幅方向における中央に形成され、基体12の一側面を2
分割している。さらに、図2に示すように、溝15によ
って分割された側面には、第1の絶縁膜16および第2
の絶縁膜18が形成される。基体12の側面の溝15で
分割された一方側では、内部電極14の露出部が、1つ
おきに第1の絶縁膜16で被覆される。また、基体12
の側面の溝15で分割された他方側では、溝15の一方
側で第1の絶縁膜16に被覆されていない内部電極14
の露出部が、第2の絶縁膜18で被覆される。
【0007】さらに、基体12の第1および第2の絶縁
膜16,18が形成された部分、すなわち溝15の両側
には、2つの外部電極20,22が形成される。したが
って、外部電極20には第1の絶縁膜16で被覆されて
いない内部電極14が接続され、外部電極22には第2
の絶縁膜18で被覆されていない内部電極14が接続さ
れる。つまり、内部電極14の隣合うものが、それぞれ
外部電極20および外部電極22に接続される。
【0008】この圧電共振子10では、外部電極20,
22が入出力電極として使用される。このとき、基体1
2の長手方向における中間部では、隣合う内部電極14
間で分極されているとともに隣合う内部電極14間に電
界が印加されるので、圧電的に活性となる。この場合、
基体12の互いに逆向きに分極した部分に互いに逆向き
の電圧が印加されるため、基体12は全体として同じ向
きに伸縮しようとする。そのため、圧電共振子10全体
としては、基体12の長手方向の中心部をノードとした
長さ振動の基本振動が励振される。なお、基体12の長
手方向における両端部では、分極されておらず、また、
電極が形成されていないために電界が印加されないの
で、圧電的に不活性となる。
【0009】この圧電共振子10では、基体12の分極
方向,入力信号による電界方向および基体12の振動方
向が一致する。つまり、この圧電共振子10は、圧電縦
効果を利用した圧電共振子となる。この圧電共振子10
は、分極方向および電界方向と振動方向とが異なる圧電
横効果を利用した圧電共振子に比べて、電気機械結合係
数が大きい。そのため、この圧電共振子10では、圧電
横効果を利用した圧電共振子に比べて、共振周波数と反
共振周波数との差ΔFの選択の幅を大きくすることがで
きる。したがって、この圧電共振子10では、圧電横効
果を利用した圧電共振子に比べて、帯域幅の大きい特性
を得ることができる。さらに、この圧電共振子10は、
圧電横効果を利用した圧電共振子に比べて、スプリアス
が小さい。また、この圧電共振子10では、その一側面
に外部電極20,22が形成されているので、それをた
とえば絶縁体基板上に表面実装することができる。
【0010】以下に、この圧電共振子10を作製する方
法について、図4〜図13を用いて説明する。なお、こ
れらの図においては、説明の都合上、圧電体層12aを
形成するグリーンシートの層数と、図2,図3に示す圧
電共振子10を構成する圧電体層12aの層数とが一致
していない。しかしながら、以下の製法は圧電体層の数
に関わらず、同様のものである。この圧電共振子10を
作製するには、図4に示すように、まず圧電セラミック
のグリーンシート30が準備される。グリーンシート3
0の一方面上には、たとえば銀,パラジウム,有機バイ
ンダなどを含む導電ペーストが塗布され、導電ペースト
層32が形成される。導電ペースト層32は、グリーン
シート30の一端側を除いて全面に形成される。このグ
リーンシート30が、複数枚積層される。このとき、導
電ペースト層32の形成されていない端部が交互に逆方
向に配置されるように、グリーンシート30が積層され
る。さらに、積層体の対向する側面に導電ペーストが塗
布されたのち焼成することにより、図5に示すような積
層体母材34が形成される。
【0011】積層体母材34内には、導電ペースト層3
2が焼成されることによって、複数の内部電極36が形
成される。これらの内部電極36は、交互に積層体母材
34の対向部に露出している。そして、積層体母材34
の対向部には、内部電極36が1つおきに接続された分
極用電極38,40が形成される。これらの分極用電極
38,40に直流電圧を印加することによって、積層体
母材34に分極処理が施される。このとき、積層体母材
34内部においては、隣合う内部電極36間に直流高電
界が印加されるが、その向きは交互に逆方向となる。そ
のため、積層体母材34は、図5の矢印に示すように、
内部電極36の両側で互いに逆方向に分極される。
【0012】次に、図6に点線で示すように、積層体母
材34が、ダイサーなどで複数の内部電極36および分
極用電極38,40に直交するように切断される。それ
によって、図7に示すような積層体42が形成される。
【0013】そして、図8に示すように、積層体42の
一方主面に、内部電極36を露出しない被覆部と内部電
極36を露出する露出部とが市松模様状を呈するように
絶縁膜44が形成される。この場合、市松模様の内部電
極36に対して垂直方向の1つの列においては、絶縁膜
44は、積層体42の内部電極36に垂直な方向の1つ
おきの内部電極36上に形成される。また、これと隣接
する積層体42の内部電極36に垂直な列においては、
隣の列において絶縁膜44が形成されていない内部電極
36上に、絶縁膜44が形成される。
【0014】それから、この積層体42において、絶縁
膜44が形成された面の全面には、図9に示すように、
スパッタリングなどによって外部電極48が形成され
る。
【0015】次に、ダイシングマシンで、積層体42に
おいて、図10の1点鎖線で示す部分に、詳しくは図1
1の1点鎖線間の部分、すなわち、市松模様に形成され
た絶縁膜44の隣接する列の境界部分の積層体42の主
面に、内部電極36の面に直交するように溝15を形成
するとともに、図10の点線で示す部分で、詳しくは図
11の点線間の部分、すなわち、これらの溝15の中間
の部分で、積層体42を図12に示すように切断するこ
とによって、図1および図2に示す圧電共振子10が形
成される。
【0016】ところが、上述の方法では、積層体42に
溝15を形成する位置が、ダイシングマシンの刃厚(溝
15の幅に相当)の1/2以上ずれた場合、たとえば図
13に示すように絶縁膜44の隣接する列の境界からず
れてしまう。この場合、成形される圧電共振子10は、
図14に示すように、絶縁されるべき内部電極36(1
4)が絶縁膜44(16)で完全に絶縁されず、外部電
極48(20),48(22)間でショートしてしま
う。このように上述の方法では、溝15は、絶縁膜44
の端縁を含んで形成しなければならず、溝15を形成す
る位置に高い精度が要求され、圧電共振子10を歩留り
よく製造することが困難であった。
【0017】それゆえに、この発明の主たる目的は、表
面実装可能な積層構造の圧電共振子を、歩留りよく製造
することが容易となる、圧電共振子の製造方法を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる圧電共
振子の製造方法は、複数の圧電体層と複数の内部電極と
交互に積層された積層体を準備する工程と、内部電極
の端部を積層体の一面に露出させ、この内部電極の露出
した面に被覆部と露出部とが市松模様状を呈する絶縁膜
を形成する工程と、市松模様状の絶縁膜が形成された積
層体の面に外部電極を形成する工程と、積層体の外部電
極形成面に内部電極に対して垂直方向に溝を形成すると
ともに、溝と平行にかつ被覆部および露出部とが分割さ
れるように積層体を切断する工程とを備え市松模様状
絶縁膜は、被覆部から内部電極が露出しないととも
に、露出部からは1の内部電極が露出するよう形成さ
れ、さらに、内部電極に対して平行方向に幅を有する帯
状部分が生じるように形成され、帯状部分に溝位置が含
まれる、圧電共振子の製造方法である。また、この発明
にかかる圧電共振子の製造方法では、圧電共振子の幅を
Wで表し、溝の幅をaで表したときに、内部電極に対し
て平行方向における帯状部分寸法xを、0<x<
(W−a)/2にすることが好ましい。
【0019】この発明にかかる圧電共振子の製造方法で
は、表面実装可能な積層構造の圧電共振子が製造され
る。また、この発明にかかる圧電共振子の製造方法で
は、絶縁膜が、内部電極に対して平行方向に幅を有する
帯状部分が生じるように形成されるので、積層体に溝を
形成する位置が所定の位置よりも多少ずれても電極間で
ショートすることがなく、圧電共振子を歩留りよく製造
することが容易となる。
【0020】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0021】
【発明の実施の形態】図1および図12に示す圧電共振
子10と同様の圧電共振子を製造する方法の一例につい
て説明する。
【0022】まず、図1および図12に示す圧電共振子
10を製造する方法と同一の工程で、図7に示す積層体
42が作られる。
【0023】そして、図15に示すように、この積層体
42の片面には、絶縁膜44が、図8などに示す市松模
様と比べて、内部電極36に対して垂直方向に連続する
重なり部分46すなわち内部電極36に対して平行方向
に幅を有する帯状部分が生じるように形成される。
【0024】それから、この積層体42において、重な
り部分46を含む絶縁膜44が形成された面の全面に
は、図15に示すように、スパッタリングなどによって
外部電極48が形成される。
【0025】次に、ダイシングマシンで、積層体42に
おいて、図15の1点鎖線間の部分に、すなわち、絶縁
膜44の重なり部分46の内部電極36と平行な方向の
略中央部分に、内部電極36の面に直交するように溝1
5を形成するとともに、図15の点線間の部分で、すな
わち、これらの溝15の中間の部分で、積層体42を切
断することによって、図16に示す圧電共振子10′が
形成される。
【0026】図16に示す圧電共振子10′は、図1に
示す圧電共振子10と比べて、溝15の両側に絶縁膜4
4の重なり部分46が残るが、重なり部分46で内部電
極36(14)が完全に絶縁されないので、内部電極3
6(14)が接続不良とならず、その結果、図1に示す
圧電共振子10と実質的に同一となり同様の機能を有す
る。
【0027】この発明の実施の形態である上述の方法で
は、圧電共振子の幅をWとし、溝15の幅(ダイシング
マシンの刃厚)をaとし、絶縁膜44の重なり部分46
の幅をxとしたとき、0<x<(W−a)/2としてい
るので、積層体42に溝15を形成する位置が、ダイシ
ングマシンの刃厚の1/2以上ずれても、たとえば図1
7に示すように絶縁膜44の重なり部分46から完全に
ずれることはない。この場合、成形される圧電共振子1
0″は、図18に示すように、溝15の一方側に絶縁膜
44の重なり部分46が残るが、重なり部分46で内部
電極36(14)が完全に絶縁されず、基体12の他方
側に内部電極36(14)が露出することとなり、内部
電極36(14)が接続不良とならず、その結果、図1
に示す圧電共振子10と実質的に同一となり同様の機能
を有する。
【0028】したがって、この発明の実施の形態である
上述の方法では、溝15を形成する位置が所定の位置
(絶縁膜の重なり部分の内部電極と平行な方向の中央部
分)より多少ずれても、電極間でショートすることがな
く、表面実装可能な積層構造の圧電共振子を歩留りよく
製造することが容易となる。
【0029】なお、図19に示すように、絶縁膜44の
重なり部分46の横に溝15が形成された場合には、重
なり部分46の寸法xを(W−a)/2以上にする
と、図20に示すように重なり部分46で内部電極36
(14)が完全に絶縁されてしまう。このような場合に
おいても、絶縁膜44の重なり部分46の寸法xを0
<x<(W−a)/2にしておけば、内部電極36(1
4)が完全に絶縁されてしまうことはない。
【0030】なお、本発明においても、溝15形成用の
刃の厚みaを、絶縁膜44の重なり部分46の幅xより
も大きく形成しておけば、所定の位置で溝15の形成を
おこなった場合には、絶縁膜44の重なり部分46のな
い圧電共振子10を得ることができる。このような場合
では、所定位置より多少ずれた位置で溝15の形成をお
こなっても、絶縁膜44の重なり部分46のない圧電共
振子10を得ることができる。
【0031】上述の圧電共振子10を用いて、発振子や
ディスクリミネータなどの電子部品が作製される。図2
1は、電子部品60の一例を示す斜視図である。電子部
品60は、絶縁体基板62を含む。絶縁体基板62の対
向する端部には、それぞれ2つずつ凹部64が形成され
る。絶縁体基板62の一方面上には、2つのパターン電
極66,68が形成される。一方のパターン電極66
は、対向する凹部64間に形成され、その一端側から絶
縁体基板62の中央部に向かって、L字状に延びるよう
に形成される。また、他方のパターン電極68は、別の
対向する凹部64間に形成され、その他端側から絶縁体
基板62の中央部に向かって、L字状に延びるように形
成される。そして、絶縁体基板62の中央部付近におい
て、2つのパターン電極66,68が、間隔を隔てて対
向するように形成される。これらのパターン電極66,
68は、絶縁体基板62の端部から他方面に向かって、
回り込むように形成される。
【0032】絶縁体基板62の中央部におけるパターン
電極66およびパターン電極68の端部には、図22に
示すように、たとえば導電接着剤などによって、圧電共
振子10の外部電極20,22の中央部にそれぞれ形成
した導電材料からなる支持部材24が接続される。それ
によって、圧電共振子10の外部電極20,22は、絶
縁体基板62上に固定されるとともに、パターン電極6
6,68に電気的に接続される。
【0033】さらに、絶縁体基板62上に、金属キャッ
プ74がかぶせられる。このとき、金属キャップ74と
パターン電極66,68とが導通しないように、絶縁体
基板62およびパターン電極66,68上に絶縁性樹脂
が塗布される。そして、金属キャップ74がかぶせられ
ることによって、電子部品60が作製される。この電子
部品60では、絶縁体基板62の端部から裏面に回り込
むように形成されたパターン電極66,68が、外部回
路と接続するための入出力端子として用いられる。
【0034】この電子部品60では、基体12の長手方
向の中央部に形成された支持部材24によって圧電共振
子10が支持されているため、圧電共振子10の端部が
絶縁体基板62から離れた状態で配置され、振動が阻害
されない。また、圧電共振子10のノード点である中央
部が支持部材24によって固定されるとともに、外部電
極20,22とパターン電極66,68とが電気的に接
続される。このとき、支持部材24は、予め圧電共振子
10に形成されているため、圧電共振子10のノード点
に正確に位置決めすることができる。したがって、パタ
ーン電極66,68側に突起状の支持部材を形成して、
その上に圧電共振子を置く場合に比べて、正確にノード
点の支持を行うことができる。そのため、圧電共振子1
0の振動漏れを防ぐことができ、良好な特性を得ること
ができる。また、圧電共振子10の外部電極20,22
とパターン電極66,68との接続のためにリード線を
用いる必要がなく、安価に電子部品60を製造すること
ができる。
【0035】また、この電子部品60は、ICなどとと
もに回路基板などに実装され、発振子やディスクリミネ
ータとして用いられる。このような構造の電子部品60
では、金属キャップ74で密封・保護されているため、
リフロー半田などによる取り付けが可能なチップ部品と
して使用することができる。
【0036】この電子部品60を発振子として使用する
場合、上述の圧電共振子10が用いられているので、ス
プリアスが小さく抑えられ、スプリアスによる異常発振
を防止することができる。また、圧電共振子10の容量
値を自由に設定できるため、外部回路とのインピーダン
ス整合をとることが容易である。特に、電圧制御発振器
用の発振子として使用する場合、共振子のΔFが大きい
ので、従来にはない広い周波数可変範囲を得ることがで
きる。
【0037】また、この電子部品60をディスクリミネ
ータとして用いる場合、共振子のΔFが大きいという特
徴は、ピークセパレーションが広いという特徴につなが
る。さらに、共振子の容量設計範囲が広いため、外部回
路とのインピーダンス整合をとることが容易である。
【0038】また、複数の圧電共振子10を用いて、ラ
ダーフィルタを作製することができる。図23は梯子型
の回路を有するラダーフィルタとして用いられる電子部
品の例を示す要部平面図であり、図24はその要部分解
斜視図である。図23および図24に示す電子部品60
では、絶縁体基板62上に、4つパターン電極90,9
2,94,96が形成される。これらのパターン電極9
0〜96には、間隔を隔て一列に配置される5つのラン
ドが形成される。この場合、絶縁体基板62の一端から
1番目のランドはパターン電極90に形成され、2番目
のランドおよび5番目のランドはパターン電極92に形
成され、3番目のランドはパターン電極94に形成さ
れ、4番目のランドはパターン電極96に形成される。
【0039】これらのランドに、それぞれ圧電共振子1
0a,10b,10c,10dの外部電極20,22に
形成された支持部材24が取り付けられる。この場合、
図25に示す梯子型の回路が得られるように、圧電共振
子10a〜10dが取り付けられる。そして、絶縁体基
板62上に、金属キャップ(図示せず)がかぶせられ
る。
【0040】この電子部品60は、図25に示すよう
な、梯子型の回路を有するラダーフィルタとして用いら
れる。このとき、たとえば2つの圧電共振子10a,1
0dは直列共振子として用いられ、別の2つの圧電共振
子10b,10cは並列共振子として用いられる。この
ようなラダーフィルタでは、並列の圧電共振子10b,
10cの容量が、直列の圧電共振子10a,10dの容
量よりも大きくなるように設計されている。
【0041】ラダーフィルタの減衰量は、直列共振子と
並列共振子の容量比に左右される。この電子部品60で
は、圧電共振子10a〜10dの積層数を変えることに
よって、容量を調整することができる。したがって、圧
電共振子10a〜10dの容量を調整することにより、
従来の圧電横効果を利用した圧電共振子を用いた場合に
比べて、少ない共振子数でより大きい減衰量をもったラ
ダーフィルタを実現することができる。また、圧電共振
子10a〜10dのΔFが従来の圧電共振子より大きい
ため、通過帯域幅も従来の圧電共振子を用いたものより
広いものを実現することができる。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、表面実装可能な積層
構造の圧電共振子を、歩留りよく製造することが容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の背景となる積層構造の圧電共振子の
一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す圧電共振子の図解図である。
【図3】図1に示す圧電共振子の要部平面図である。
【図4】圧電共振子を作製するためにセラミックグリー
ンシートなどを積層する状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示すセラミックグリーンシートなどから
作られた積層体母材を示す図解図である。
【図6】図4に示す積層体母材の切断部分を示す図解図
である。
【図7】図6に示す積層体母材を切断した積層体を示す
図解図である。
【図8】図7に示す積層体に絶縁膜を形成した状態を示
す図解図である。
【図9】図8に示す積層体に外部電極を形成した状態を
示す図解図である。
【図10】図9に示す積層体に溝を形成するとともにそ
の積層体を切断して圧電共振子を作製する工程を示す図
解図である。
【図11】図10に示す工程の要部図解図である。
【図12】図11に示す工程で作製された圧電共振子を
示す図解図である。
【図13】図11に示す工程において積層体に溝を形成
する位置および積層体を切断する位置がずれた場合の工
程を示す要部図解図である。
【図14】図13に示す工程で作製された圧電共振子を
示す図解図である。
【図15】この発明にかかる圧電共振子の製造方法にお
いて積層体に溝を形成するとともにその積層体を切断し
て圧電共振子を作製する工程を示す要部図解図である。
【図16】図15に示す工程で作製された圧電共振子を
示す図解図である。
【図17】図15に示す工程において溝および切断の位
置がずれた場合の工程を示す要部図解図である。
【図18】図17に示す工程で作製された圧電共振子を
示す図解図である。
【図19】図15に示す工程において溝および切断の位
置がずれた場合の別の工程を示す要部図解図である。
【図20】図19に示す工程で作製された圧電共振子を
示す図解図である。
【図21】図1に示す圧電共振子を用いた電子部品の一
例を示す分解斜視図である。
【図22】図21に示す電子部品における圧電共振子の
取り付け構造を示す側面図である。
【図23】図1に示す圧電共振子を用いたラダーフィル
タの一例を示す要部平面図である。
【図24】図23に示すラダーフィルタの要部分解斜視
図である。
【図25】図23に示すラダーフィルタの回路図であ
る。
【図26】この発明の背景となる従来の圧電共振子の一
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,10′,10″ 圧電共振子 12 基体 12a 圧電体層 14 内部電極 15 溝 16 第1の絶縁膜 18 第2の絶縁膜 20,22 外部電極 30 グリーンシート 32 導電ペースト層 34 積層体母材 36 内部電極 38,40 分極用電極 42 積層体 44 絶縁膜 46 重なり部分 48 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川 合 豊 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社 村田製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−53315(JP,A) 特開 昭60−30208(JP,A) 特開 昭56−69999(JP,A) 特開 平6−268470(JP,A) 特開 平8−172227(JP,A) 特開 平3−280481(JP,A) 特公 平5−35607(JP,B2) 特公 昭62−61170(JP,B2) 特公 昭48−31368(JP,B1) 実公 平3−23705(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 3/00 - 3/04 H01L 41/22 - 41/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧電体層と複数の内部電極とが
    互に積層された積層体を準備する工程、 前記内部電極の端部を積層体の一面に露出させ、この内
    部電極の露出した面に被覆部と露出部とが市松模様状
    呈する絶縁膜を形成する工程、 前記市松模様状の絶縁膜が形成された前記積層体の面に
    外部電極を形成する工程、および前記積層体の前記外部
    電極形成面に前記内部電極に対して垂直方向に溝を形成
    するとともに、前記溝と平行にかつ前記被覆部および前
    記露出部とが分割されるように前記積層体を切断する工
    程を備え、 前記市松模様状の絶縁膜は、被覆部から内部電極が露出
    しないとともに、露出部からは1の内部電極が露出する
    よう形成され、さらに、前記内部電極に対して平行方向
    に幅を有する帯状部分が生じるように形成され 前記帯状部分に前記溝位置が含まれ る、圧電共振子の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記圧電共振子の幅をWで表し、前記溝
    の幅をaで表したときに、前記内部電極に対して平行方
    向における前記帯状部分寸法xを、0<x<(W−
    a)/2にした、請求項1に記載の圧電共振子の製造方
    法。
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