JP3147826U - 溝蓋の盗難防止用ボルト、ナット - Google Patents

溝蓋の盗難防止用ボルト、ナット Download PDF

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裕 岸田
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Abstract

【課題】溝蓋の盗難を防止するために溝蓋と側溝を固定する盗難防止用ボルト及びナットを提供する。【解決手段】盗難防止用ナット1は、ナットの外周に面を設け、該面と平行した面を設けない構造となっている。溝蓋3を受枠5に固定する際、側溝4に頭部を埋め込まれたボルト2は受枠5上面からボルトのネジ部が突出しており、該溝蓋3を介してボルトのネジ部に該ナット1を挿入し、スパナ等の専用締結工具にて締結する。締結解除する際、専用締結工具でなければ該ナット1の締結解除は不可能となる。【選択図】図2

Description

本考案は、側溝等に敷設される溝蓋の盗難防止用ボルト、ナットに関する。
近年転売目的による溝蓋の盗難が増加している。溝蓋が盗難にあった場合、人の転落や自動車事故を起こす可能性がある為、盗難防止装置が設けられた溝蓋の需要は高まっている。道路等に設けられた側溝等には溝蓋が連続して敷設され、側溝にボルト頭部を埋め込み、受枠からボルトネジ部を突出させ、受枠に溝蓋を敷設し溝蓋を介してナットをボルトに螺合する構造の溝蓋固定装置が設けられているが、量販店等で市販されている一般的な締結工具で締結又は解除が可能な為、効果がない。また側溝と溝蓋を鎖等で連結させる構造の盗難防止装置も設けられている。
実用新案出願公開第昭59−156989号公報 実用新案登録第3142803号公報
従来の溝蓋固定装置は側溝にボルト頭部を埋め込み、ボルトネジ部を受枠上方に突出させ、該受枠に溝蓋を敷設し、該溝蓋を介してナットを該ボルトネジ部に螺合する構造の物が多く見受けられ、一般のスパナ・レンチ等の締結工具では開閉可能なため盗難防止効果は期待できなかった。
図5は溝蓋と側溝の固定に使用する従来の六角ナット(7)の(a)斜視図と(b)平面図である。従来のナットは面が偶数個の物しかなく、六角ナット(7)の面(7b、7c、7d、7e、7f、7g)は6つである。1つの面には必ずその面に平行した面が対面しており、六角ナット(7)では面(7b)と面(7e)が平行に対面し、面(7c)と面(7f)、面(7d)と面(7g)がそれぞれ平行に対面している。
六角ナット(7)は量販店等で販売されている一般のスパナ等の締結工具で容易に締結解除が可能である。図6(a)に一般の締結工具であるスパナ(8)の平面図、(b)に従来の六角ナットを一般的な締結工具のスパナ(8)で締結する平面図である。スパナ(8)の締結部(9)には平行に対面する締結面(9a、9b)が設けられる。図6の(b)に示すように、該締結面(9a、9b)に六角ナット(7)の面(7b、7e、又は7c、7fもしくは7d、7g)が面接触し、ナットの締結又は解除が行われる。この一般的な締結工具は誰でも簡単に入手可能であるため、いたずらや盗難が生じ易い問題があった。また側溝と溝蓋を鎖等で連結する場合、盗難防止装置を構成する部品数が多く、又構成も複雑で、施工現場で部品を紛失したり、施工に手間取る等の問題があった。
請求項1に係る考案は 側溝等に敷設される溝蓋と側溝の固定に使用し、ボルト頭部の外周又はナットの外周に面を設け、該面と平行した面を設けない事が特徴の溝蓋の盗難防止用ボルト、ナットである。
請求項2に係る考案は 請求項1に係る考案においてボルト頭部の外周又はナットの外周に面を6つ設け、該面は直線面と曲面を交互にもうける事を特徴としている。
請求項1に係る考案によると、溝蓋を固定する為のボルト頭部の外周又はナットの外周に面を設け、該面と平行した面を設けない構造とする事で、量販店等で販売されている一般のスパナ等の締結工具での締結及び解除が不可能となる。該ボルトと該ナットの締結及び解除には専用の工具が必要となり、いたずらもしくは盗難が防止される。
請求項2に係る考案によると、溝蓋を固定する為のボルト頭部の外周又はナットの外周を、該ボルト又は該ナットが有している6つの面のうち、直線面と曲面を交互にもうけ、直線と曲線を組み合わせた外周を形成する事で、量販店等で販売されている一般のスパナ等の締結工具での締結及び解除が不可能となる。該ボルト又は該ナットの締結及び解除には専用の工具が必要となるが、専用ボックスレンチを使用すれば一般的に販売されている六角ナットの締結及び解除も使用可能である。よって溝蓋を側溝等に固定する際、請求項2に係るボルト、ナット用と一般的なボルト、ナット用の締結工具を2種類用意する必要がなくなる。
溝蓋を側溝等に固定する際、通常は溝蓋の四隅をボルト又はナットで固定している。請求項2に係るボルト、ナットは溝蓋の四隅のうち少なくとも一箇所に使用し、残った箇所を一般的なボルト又はナットで固定するだけで充分な盗難防止効果を得ることが可能であり、コストもかからない。
以下、本考案の実施形態の溝蓋の盗難防止用ボルト、ナットについて図面により説明する。
図1に盗難防止用ナット(1)の実施例を示す。(a)は本考案の盗難防止用ナット(1)の斜視図、(b)は本考案の盗難防止用ナット(1)の平面図である。該ナット(1)は外周を円弧状に構成しているが、三箇所に直線面(1c、1e、1g)を設け直線と曲線を組み合わせた外周となっている。これは一般的な六角ナット(7)が有している6つの面のうち、隣接しない3つの面(7b、7d、7f又は7c、7e、7g)を曲線状にしたものである。ナット(1)を図1(b)の平面図で見ると外周を形成する6つの面は直線面(1c、1e、1g)と曲面(1d、1f、1h)を交互に整形したものである。中央部にはねじ孔(1a)を有している。
図2に該ナット(1)で溝蓋(3)と受枠(5)を緊定固定する全体斜視図を示す。又、図3では該ナット(1)で溝蓋を固定した断面図を示す。ボルト(2)の頭部(2a)を側溝(4)に埋め込み、該受枠(5)に設けられたボルト挿入孔(5a)にボルトネジ部(2b)を挿入させ、受枠(5)上面に該ネジ部(2b)が突出する。溝蓋(3)を該受枠(5)上に設置する際、該溝蓋(3)に設けられたボルト挿入孔(3a)にボルトネジ部(2b)を挿入し、該溝蓋(3)から突出したボルトネジ部(2b)に、本考案のナット(1)を挿入し、専用のスパナ等、締結工具で本考案のナット(1)を緊定固定させる。図3に該ナット(1)で溝蓋(3)を緊定固定した断面図を示す。
図4に本考案の盗難防止用ボルト(6)の実施例を示す。(a)は本考案の盗難防止用ボルトの斜視図、(b)は本考案の盗難防止用ボルトの平面図である。該ボルト(6)は頭部(6a)の外周は円弧状に構成しているが、三箇所に直線面(6d、6f、6h)を設け直線と曲線を組み合わせた形状となっており、頭部(6a)下側にはネジ部(6b)を有した構造となっている。
一般的な締結工具のスパナ(8)で盗難防止用ナット(1)を締結又は解除しようとすると、該ナット(1)は曲面(1d、1f、1h)を有しており、スパナ(8)の締結面(9)には嵌らない構造となっている。万が一、該ナット(1)を締結面(9)に嵌め込む事ができても、締結面(9a、9b)に該ナットの外周は面接触ではなく、線接触しかできない。締結面(9a、9b)と該ナット(1)が線接触すると、スパナ(8)から該ナット(1)に伝わる力が逃げてしまい、該ナット(1)からスパナ(8)が滑り抜け、締結又は解除は不可能である。該ナット(1)の締結又は解除を行うには、該ナット(1)の外周と面接触が可能な専用のスパナ又はボックスレンチが必要である。
図7に、ナット(1)で溝蓋(3)を受枠(5)に固定する際の締結道具として使用する専用ボックスレンチを示す。(a)は専用ボックスレンチ(10)の平面図、(b)は専用ボックスレンチ(10)の底面図、(c)は専用ボックスレンチ(10)の断面図である。図8(b)の専用ボックスレンチの係合孔(12a)外周は円弧状に構成されているが三箇所に係合面(12b、12c、12d)を設け、直線と曲線を組み合わせた形状である。該面該(12b、12c、12d)とナット(1)の直線面(1c、1e、1g)は面接触する構造となっている。また、該面(12b、12c、12d)と一般的な六角ナット(7)の隣接していない3つの面(7b、7d、7f又は7c、7e、7g)も面接触する構造となっている。
溝蓋を側溝等に固定する際、通常は溝蓋の四隅をナット又はボルトで固定する。しかし、本考案の請求項1と請求項2に係るボルト又はナットを使用する際は、四箇所全てを本考案のボルトまたはナットで固定しても良いが、少なくとも一箇所に使用し残った箇所は一般的なボルトまたはナットを使用しても良い。
(a)は本考案の盗難防止用ナットの斜視図、(b)は本考案の盗難防止用ナットの平面図 本考案の実施形態の全体斜視図 本考案の盗難防止用ナットで溝蓋を固定した断面図 (a)は本考案の盗難防止用ボルトの斜視図、(b)は本考案の盗難防止用ボルトの平面図 (a)は従来の六角ボルトの斜視図、(b)は従来の六角ボルトの平面図 (a)一般的な締結工具のスパナ、(b)は従来の六角ナットを一般的な締結工具のスパナで締結する平面図 (a)は専用ボックスレンチの平面図、(b)は専用ボックスレンチの底面図、(c)は専用ボックスレンチの断面図
符号の説明
1 ナット
1a・・・ねじ孔
1b・・・曲面
1c・・・直線面
1d・・・曲面
1e・・・直線面
1f・・・曲面
1g・・・直線面
2 ボルト
2a・・・頭部
2b・・・ネジ部
3 溝蓋
3a・・・ボルト挿入孔
4 側溝
5 受枠
5a・・・ボルト挿入孔
6 ボルト
6a・・・頭部
6b・・・ネジ部
6c・・・曲面
6d・・・直線面
6e・・・曲面
6f・・・直線面
6g・・・曲面
6h・・・直線面
7 六角ナット
7a・・・ねじ孔
7b・・・面
7c・・・面
7d・・・面
7e・・・面
7f・・・面
7g・・・面
8 スパナ
9 締結部
9a・・・締結面
9b・・・締結面
10 ボックスレンチ
11 把手部
12 係合部
12a・・・係合孔
12b・・・係合面
12c・・・係合面
12d・・・係合面

Claims (2)

  1. 側溝等に敷設される溝蓋と側溝の固定に使用し、ボルト頭部の外周又はナットの外周に面を設け、該面と平行した面を設けない溝蓋の盗難防止用ボルト、ナット。
  2. ボルト頭部の外周又はナットの外周に面を6つ設け、該面は直線面と曲面を交互にもうける事を特徴とした請求項1記載の溝蓋の盗難防止用ボルト、ナット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111839693A (zh) * 2020-08-03 2020-10-30 北京骨外固定技术研究所 异形锁针槽及锁针器及其制作方法
CN111904566A (zh) * 2020-08-03 2020-11-10 北京骨外固定技术研究所 一种锁针器及锁针器的制作方法
KR102290973B1 (ko) * 2021-01-07 2021-08-17 김솔지 중하중 그레이팅 및 이의 시공방법

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