JP3147788B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3147788B2
JP3147788B2 JP24585896A JP24585896A JP3147788B2 JP 3147788 B2 JP3147788 B2 JP 3147788B2 JP 24585896 A JP24585896 A JP 24585896A JP 24585896 A JP24585896 A JP 24585896A JP 3147788 B2 JP3147788 B2 JP 3147788B2
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cam gear
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tape cassette
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープが収納
されたテープカセットを装置外から挿入し、装置内の所
定位置に装着するテープカセット装着機構を含むビデオ
テープレコーダ等の磁気記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ(以下、V
TRと称す)やデジタルオーディオテープレコーダ(D
AT)などにおいて、性能向上、低価格化、低消費電力
化等が強く要求されている。これに伴い、テープカセッ
ト装着機構を含む磁気記録再生装置においてもレスポン
スの向上、部品のコスト低減化、待機状態における低消
費電力化が要求されている。
【0003】以下、従来の磁気記録再生装置について説
明する。図7は従来の磁気記録再生装置の平面図であ
り、テープカセット101の一部を磁気記録再生装置と
してのVTR102外に突出させた状態(以降、イジェ
クト状態と称す)を示し、図8は図7の右側面図であ
る。
【0004】VTR102はテープカセット装着機構と
してのスロットイン103と、回転駆動されることでス
ロットイン103の動作を制御する円筒部材としてのメ
インカムギヤ104と、メインカムギヤ104を回転駆
動させる減速機構105と、メインカムギヤ104の軸
に係合し、メインカムギヤ104の回転角度を検出する
ことでVTR102の動作モードを検出する動作モード
検出器としてのモードスイッチ106と、テープカセッ
ト内に収納された磁気テープの巻き戻し時、テープ始端
部付近に設けられた透明のリーダーテープを検出するテ
ープ始端検出装置107と、それらが取り付けられたシ
ャーシ108から構成される。
【0005】それぞれ、スロットイン103はテープカ
セット101を保持し、複数のガイドピンを有するカセ
ットホルダ109と、複数のガイドピンそれぞれに係合
し、カセットホルダ109の移動と、移動中の姿勢を制
御する複数のガイド溝を有するサイドプレート110
S、110Tと、サイドプレート110Sを貫通するガ
イドピンに係合する図示しない溝部を有するワイパーア
ーム111Sと、サイドプレート110Tを貫通するガ
イドピンに係合する溝部112Tとギヤ113を有する
ワイパーアーム111Tと、ワイパーアーム111S、
111Tをそれぞれ同位相に固着し、サイドプレート1
10S,110Tによりシャーシ108と回転自在に取
り付けられた同期軸114と、サイドプレート110T
に、直線的に摺動自在に取り付けられ、端部にワイパー
アーム111Tのギヤ113と噛合するラック115と
第1切り欠き部116,第2切り欠き部117を有する
駆動ラック118と、サイドプレート110Tに、直線
的に摺動自在に取り付けられ、端部に係合ピン119を
有する駆動板120と、駆動ラック118と駆動板12
0との間に張架された挿入ばね121と、駆動板120
の係合ピン119に遊嵌する長孔122とカムフォロワ
123とシャーシ108の孔に嵌合する回動軸124を
有し、シャーシ108に対して回動自在に取り付けられ
ている駆動アーム125から構成されている。
【0006】メインカムギヤ104は外周部に減速機構
105と噛合するギヤ126と、駆動アーム125のカ
ムフォロワ123に遊嵌する溝カム127と、シャーシ
108の孔に嵌合し端部にキー形状部を有する軸128
から構成されている。
【0007】減速機構105は図示しない制御回路によ
り、正逆回転可能なローディングモータ129と、その
出力軸に取り付けられたセルフロックが働く、進み角の
小さいウォームギヤ130と、ウォームギヤ130と噛
合するウォームホイールギヤ131と、ウォームホイー
ルギヤ131と同軸に一体で形成されたギヤ132から
なる第1減速ギヤ133と、ギヤ132と噛合するギヤ
134とメインカムギヤ104の外周部に形成されたギ
ヤ126と噛合するギヤ135が同軸で一体に形成され
た第2減速ギヤ136から構成され、ローディングモー
タ129の駆動力が所定の減速比でメインカムギヤ10
4に伝達される。
【0008】モードスイッチ106は、メインカムギヤ
104の軸128のキー形状部と嵌合しメインカムギヤ
104の回転角度と同じ角度に回転するローター137
と、そのローター137が回転自在に取り付けられ複数
の端子を有する本体138から構成され、ローター13
7の回転角度に応じ端子間の導通の有無が順次切り替わ
り、ローター137の回転角度が検出できる。
【0009】テープ始端検出装置107は発光ダイオー
ド(以降、LEDと称す)139とスロットイン103
のサイドプレート110Tの外側に配置されたフォトト
ランジスタ140から構成されている。
【0010】以上のように構成された従来の磁気記録再
生装置について、以下その動作について説明する。まず
テープカセット101をVTR102内に引き込み所定
位置に固定するカセットローディング動作について説明
する。
【0011】図7の状態ではメインカムギヤ104の回
転角度とモードスイッチ106からVTR102がイジ
ェクト状態であることは検出できている。イジェクト状
態では、テープ始端検出装置107のLED139から
フォトトランジスタ140への光路に駆動ラック118
の第1切り欠き部116が位置し、光路を遮らない状態
になっており、点滅しているLED139の光をフォト
トランジスタ140で受光している。
【0012】この状態で、VTR102から突出してい
るテープカセット101を矢印P方向に押し込むと、カ
セットホルダ109も矢印P方向に移動し、ガイドピン
に係合しているワイパーアーム111S、111Tが矢
印R方向へ回動する。(図8)駆動ラック118はラッ
ク115がワイパーアーム111Tのギヤ113と噛合
しているため矢印T方向に移動する。
【0013】一方、減速機構105はウォームギヤ13
0のセルフロックによりメインカムギヤ104側から回
転させることができない、よって、駆動アーム125は
回動せず、駆動板120も移動しない。ここで、テープ
カセット101を所定の力以上で矢印P方向に押し込む
と、駆動ラック118と駆動板120間に張架された挿
入ばね121が引き延ばされ、駆動ラック118のみが
矢印T方向に移動し、第1切り欠き部116も移動し
て、テープ始端検出装置107の光路を遮り、フォトト
ランジスタ140が受光できなくなることでテープカセ
ットが押し込まれたことを検出できる。
【0014】検出後、ローディングモータ129を回転
させ、第1減速ギヤ133、第2減速ギヤ136を介
し、メインカムギヤ104を矢印V方向に回転させ、溝
カム127とカムフォロワ123の作用により駆動アー
ム125を矢印X方向に回動させ、駆動板120を矢印
T方向に移動させる。このとき、駆動ラック118を駆
動板120と一体で移動できるので、ラック115に噛
合するギヤ113を回転させ、ワイパーアーム111
S、111Tを矢印R方向(図8)に回転させ、テープ
カセット101を保持したカセットホルダ109をサイ
ドプレート110S、110Tのガイド溝に沿って、所
定姿勢で移動させ、テープカセット101をVTR10
2内の所定位置に固定させる、カセットダウン状態とす
ることができる。
【0015】この状態でテープ始端検出装置107の光
路と一致するところに駆動ラック118の第2切り欠き
部117が移動しているのでテープの巻き戻し時にテー
プの始端を検出できる。
【0016】次にテープカセット101のカセットイジ
ェクト動作について説明する。ローディングモータ12
9をカセットローディング動作時とは逆方向に回転させ
ることにより、VTR102の所定の動作モードからカ
セットダウン状態、イジェクト状態へと動作モードを移
行させることができる。
【0017】カセットダウン状態からはメインカムギヤ
5を矢印W方向に回転させることにより、溝カム127
とカムフォロワ123の作用で駆動アーム125を矢印
Y方向に回動させ、駆動板120と駆動ラック118を
一体で矢印U方向に移動させ、ラック115に噛合する
ギヤ113を回転させることで、ワイパーアーム111
S、111Tを矢印S方向に回動させ、テープカセット
101を保持したカセットホルダ109をイジェクト状
態に移動させる。
【0018】この移動の途中、モードスイッチ106で
VTR102の動作モードのイジェクト状態を検出し、
かつ、テープ始端検出装置107の光路に駆動ラック1
18の第1切り欠き部が一致しLED139の光がフォ
トトランジスタ140に到達し、駆動ラック118がイ
ジェクト位置に達したことを検出してローディングモー
タ129を停止させる。
【0019】しかし、動作中のスロットイン103や回
転中のローディングモータ129の慣性が作用し、即座
に停止できず、カセットホルダ109のガイドピンがサ
イドプレート110S、110Tのガイド溝の終端部に
当接して停止する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、VTRがイジェクト状態にある場合、テ
ープカセットの押し込みをフォトトランジスタ140が
受光できなくなることで検出しており、いつでも検出で
きるよう、テープの始端検出用LEDを常に点灯させて
いる必要があり、特に、最新のVTRでは装置の電源が
OFFになっていてもテープカセットが押し込まれる
と、電源をON状態にし、テープカセットのローディン
グ動作を行うようになっており、LEDの点灯時間が長
くなり、LEDの寿命が問題となっていた。
【0021】また、VTRの制御面においても、LED
の寿命を考えて、カセットイジェクト中は所定間隔で点
滅させる複雑な制御が必要になり、LEDが点滅してい
ることによるテープカセットの押し込み検出が遅れ、そ
の後の動作が遅れてしまうという問題点を有していた。
【0022】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、低コストLEDが使用でき、単純な制御でテープカ
セット押し込みと、イジェクトの検出が可能で、かつ、
テープカセット押し込み後のレスポンスの良好な磁気記
録再生装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生装置は、テープカセットの押し
込み動作を、装置の動作モードを変換するメインカムの
回転角度を検出することにより行う構成を有している。
【0024】この構成によって、LEDの低コスト化
と、テープカセット押し込みと、イジェクト検出制御の
単純化と、テープカセット押し込み後、良好なレスポン
スの動作が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板と、前記基板上に回動可能に配設されたカムギ
アと、前記カムギアを駆動するカムギア駆動手段と、前
記カムギアの回動を検知するカムギア検知手段と、テー
プカセットを装置に着脱可能な第1位置から前記テープ
カセット内の磁気記録媒体に信号の記録再生を可能なら
しめる第2位置まで移動可能なカセットホルダと、前記
基板上を直線的に往復移動することにより前記カセット
ホルダを前記第1位置から前記第2位置まで移送する第
1駆動レバーと、前記第1駆動レバーと連動して前記基
板上を移動可能な第2駆動レバーとを有し、前記カムギ
アは、その回動中心と同心円状に形成された第1カム溝
と、前記第1カム溝とは所定の角度を有して前記第1カ
ム溝とは連続的に形成された第2カム溝を有し、前記第
2駆動レバーはカムフォロアを有し、前記カセットホル
ダが前記第1位置から装置内部に向かって移動を開始す
ると、前記第2駆動レバー上の前記カムフォロアが前記
第2カム溝を介して前記カムギアを回動させ、その回動
を前記カムギア検知手段が検知することによって、前記
カムギア駆動手段が前記カムギアを駆動し、その後は前
記カムギア駆動手段による駆動力により前記カセットホ
ルダが前記カムフォロアと前記第2カム溝との係合によ
って前記第2位置まで移送され、さらに前記カムギアが
回動されることにより前記カムフォロアは前記第1カム
溝に係合し、前記カセットホルダは前記第2位置に固定
して保持されることを特徴とする磁気記録再生装置、と
したものであり、カムギア上に第1カム溝及び第2カム
溝を設け、テープカセットを装置外から押し込む初期動
作時には、カセットホルダに連動した第1駆動レバーを
介してカムフォロアが第2カム溝と係合することでカム
ギアを回動させ、その後はカムフォロアは第1カム溝と
係合し、カムフォロア側からはカムギアを回動させるこ
とが出来ない、つまり、第1カム溝はカムギアの回動中
心から同心円状に形成されていることからカムギアが回
動しても第1駆動レバーは固定される、という作用を有
する。
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の磁気記録再生装置の平
面図であり、テープカセット1の一部を磁気記録再生装
置としてのVTR2外に突出させた状態(以降、イジェ
クト状態と称す)を示し、図2は図1の右側面図、図3
は、図2のAA断面を示す断面図である。
【0027】図4、図5は本発明の磁気記録再生装置の
平面図であり、図4はイジェクト状態で、テープカセッ
ト1の突出部をVTR2内方向に押し込んだ状態を示
し、図5はテープカセット1をVTR2内に引き込み、
所定位置に装着固定した状態(以降、カセットダウン状
態と称す)を示す。ここで、図4及び図5に破線で示し
たように、メインカムギア5の裏側には第1カム溝51
及び第2カムギア52が設けられている。図6は動作モ
ード検出器としてのモードスイッチ3の回転角度と各端
子間の導通の状態を示すタイミングチャートである。
【0028】VTR2はテープカセット装着機構として
のスロットイン4と、回転駆動されることでスロットイ
ン4の動作を制御する円筒部材としてのメインカムギヤ
5と、メインカムギヤ5を回転駆動する減速機構6と、
メインカムギヤ5の軸に係合し、メインカムギヤ5の回
転角度を検出することでVTR2の動作モードを検出す
る動作モード検出器としてのモードスイッチ3と、それ
らが取り付けられたシャーシ7から構成される。
【0029】それぞれ、スロットイン4はテープカセッ
ト1を保持し、ガイドピン8S,8T,9S,9T,1
0S,10Tを有するカセットホルダ11と、カセット
ホルダ11のガイドピン8S,9S,10Sに係合し、
同様の機能の複数のガイド溝を有するサイドプレート1
5Sと、カセットホルダ11のガイドピン8T,9T,
10Tそれぞれに係合し、カセットホルダ11の移動
と、移動中の姿勢を制御するガイド溝12T,13T,
14Tを有するサイドプレート15Tと、サイドプレー
ト15Sを貫通するガイドピン8Sに係合する図示しな
い溝部を有するワイパーアーム18Sと、サイドプレー
ト15Tを貫通するガイドピン8Tに係合する溝部16
Tとギヤ17を有するワイパーアーム18Tと、ワイパ
ーアーム18S,18Tをそれぞれ同位相に固着し、サ
イドプレート15S,15Tによりシャーシ7と回転自
在に取り付けられた同期軸19と、サイドプレート15
Tに対し直線的に摺動自在に取り付けられ、端部にワイ
パーアーム18Sのギヤ17と噛合するラック20と、
反対の端部に係合ピン21を有する駆動ラック22と、
その係合ピン21に遊嵌する長孔23と、カムフォロワ
24とシャーシ7の孔に嵌合する回動軸25を有し、シ
ャーシ7に対して回動自在に取り付けられている駆動ア
ーム26から構成されている。
【0030】メインカムギヤ5は外周部に減速機構6と
噛合するギヤ27と、駆動アーム26のカムフォロワ2
4に遊嵌する溝カム28と、シャーシ7の孔に嵌合し、
端部にキー形状部29(図3)を有する軸30から構成
されている。
【0031】減速機構6は図示しない制御回路により、
正逆回転自在のローディングモータ31と、その出力軸
に取り付けられたウォームギヤ32と、そのウォームギ
ヤ32と噛合するウォームホイールギヤ33とギヤ34
が同軸に形成された第1減速ギヤ35と、ギヤ34と噛
合するギヤ36とメインカムギヤ5の外周部に形成され
たギヤ27と噛合するギヤ37が同軸に一体に形成され
た第2減速ギヤ38から構成され、ローディングモータ
31の駆動力が所定の減速比でメインカムギヤ5に伝達
される。
【0032】モードスイッチ3はメインカムギヤ5の軸
30のキー形状部29と嵌合するキー溝形状部39を有
するローター40と端子41,42,43,44を有す
る本体45から構成され、図6に示すよう、ローター4
0の回転角度に応じ、端子41と端子42,端子41と
端子43,端子41と端子44の導通の有無が切り替わ
りローター40の回転角度が検出できる。
【0033】以上のように構成された磁気記録再生装置
について、まずテープカセット1をVTR2内に引き込
み所定位置に固定するカセットローディング動作につい
て説明する。
【0034】図1の状態はテープカセット1の一部がV
TR2から突出し、VTR2外からテープカセット1の
着脱が可能である。この時モードスイッチ3は、図5の
タイミングチャートの0゜状態で端子41と端子42の
みが導通している状態にあり、VTR2の動作モードが
イジェクト状態で有ることが検出できている。
【0035】この時、駆動アーム26上のカムフォロワ
24はメインカムギア5上の第2カム溝52と係合して
おり、駆動アーム26が図1において回動軸25中心に
回動すればカムフォロワ24によりメインカムギア5を
回動させることが可能である。この状態からテープカセ
ット1をVTR2の所定位置に装着するには、まず、テ
ープカセット1の突出部をVTR2の内部方向(矢印C
方向)に押し込むと、図4の状態になり、メインカムギ
ヤ5は図1から8°回転した状態になり、モードスイッ
チ3のローター41も同様に8°回転し、端子41と端
子42、端子41と端子43、端子41と端子44の間
の導通が全て無くなることでテープカセット1が押し込
まれたことが検出出来る。
【0036】このとき、テープカセット1の押し込み力
はローディングモータ31の空転トルクと、ローディン
グモータ31からスロットイン4のカセットホルダ11
までの減速比、カセットホルダ11からローディングモ
ータ31までの伝達効率の積で規定でき、それぞれを最
適化することで最適な押し込み力を発生させることがで
きる。
【0037】テープカセット1の押し込みを検出後、ロ
ーディングモータ31を回転させ、第1減速ギヤ35、
第2減速ギヤ38を介し、メインカムギヤ5を矢印E方
向に回転させる。このとき、溝カム28とカムフォロワ
24の作用で、駆動アーム26が矢印G方向に回動させ
られ、駆動ラック22を矢印I方向に直線的に移動させ
ることで、ラック20に噛合するギヤ17を回転させ、
ワイパーアーム18S,18Tを矢印K方向に回転さ
せ、テープカセット1を保持したカセットホルダ11を
サイドプレート15S,15Tのガイド溝に沿って、所
定姿勢で移動させることによって、テープカセット1を
VTR2内の所定位置に移動、固定させることができ
る。
【0038】このカセットダウン状態を図5に示す。こ
のとき、メインカムギア5は図1のイジェクト状態から
80°回転した状態で、モードスイッチ3も同様に80
°回転し、端子41と端子43のみが導通し、VTR2
の動作モードがカセットダウン状態に有ることが検出で
きる。カムフォロワ24はメインカムギア5上の第2カ
ム溝51と係合しており、メインカムギア5が回動して
もカムフォロワ24は移動しない、即ち、固定された状
態となっている。その後、ローディングモータ31をさ
らに回転、停止させることで、メインカムギア5を回
転、停止させることができ、VTR2の動作モードをR
EV(レビュー)モード、PLAY/CUE(再生/早
送り)モード等に切り換え、図示しないスロットイン4
以外の機構部の動作制御を行うことができる。
【0039】次にテープカセット1のイジェクト動作に
ついて説明する。ローディングモータ31をカセットロ
ーディング動作時とは逆に回転させてメインカムギヤ5
を矢印F方向に回転させ、VTR2の所定の動作モード
からカセットダウン状態、イジェクト状態へと動作モー
ドを移行させることができる。カセットダウン状態から
はメインカムギヤ5の回転にともない、溝カム28とカ
ムフォロワ24の作用で駆動アーム26を矢印H方向に
回動させ、駆動ラック22を矢印J方向に直線的に移動
させ、ラック20に噛合するギヤ17を回転させること
で、ワイパーアーム18S,18Tを矢印L方向に回動
させ、テープカセット1を保持したカセットホルダ11
を図5のカセットダウン状態から図1のイジェクト状態
に移動させる。
【0040】この移動の途中、モードスイッチ3の端子
間の導通がすべてない状態から端子41と端子42間の
み導通した状態になり、ローディングモータ31を停止
させる。しかし、動作中のスロットイン4や回転中のロ
ーディングモータ31の慣性が作用し、即座に停止でき
ず、カセットホルダ11のガイドピン8Tと対応する反
対側の図示しないガイドピンがサイドプレート15Tの
ガイド溝12Tと、サイドプレート15Sの図示しない
ガイド溝の終端部に当接して停止する。そのときのメイ
ンカムギヤ5の角度は図1に示す0゜であり、モードス
イッチ3の回転角度も0゜の状態となる。
【0041】以上のように本実施の形態によれば、テー
プカセット1の押し込みをモードスイッチ3の端子41
と端子42の導通の有無で検出できることにより、構成
の簡略化、電気的な制御の簡素化、レスポンスの向上が
可能になる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、テープカセット
の押し込みをモードスイッチの回動と連動させており、
従来のように終始端検出用のLEDをテープカセットの
押し込み検出に使用しないため、テープカセットのイジ
ェクト状態でLEDの点灯が不要となり、LEDには寿
命の短い低コストのものが使用可能となる。
【0043】同時に、LEDを所定間隔で点滅させると
いう電気的に複雑な制御が簡素化できるとともに、LE
D点滅を原因とするテープカセット押し込み検出遅れが
改善されレスポンスが良くなるという優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における磁気記録再生装
置のイジェクト状態を示す平面図
【図2】本発明の実施の形態1における磁気記録再生装
置のイジェクト状態を示す側面図
【図3】図2のAA断面における断面図
【図4】同実施の形態1における磁気記録再生装置でテ
ープカセットを押し込んだ状態を示す平面図
【図5】同カセットダウン状態を示す平面図
【図6】同磁気記録再生装置に使用するモードスイッチ
のタイミングチャート
【図7】従来の磁気記録再生装置のイジェクト状態を示
す平面図
【図8】従来の磁気記録再生装置のイジェクト状態を示
す側面図
【符号の説明】
1 テープカセット 2 ビデオテープレコーダ(VTR) 3 モードスイッチ 4 スロットイン 5 メインカムギヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に回動可能に配設されたカムギアと、 前記カムギアを駆動するカムギア駆動手段と、 前記カムギアの回動角度を検知するカムギア検知手段
    と、 テープカセットを装置に着脱可能な第1位置から前記テ
    ープカセット内の磁気記録媒体に信号の記録再生を可能
    ならしめる第2位置まで移動可能なカセットホルダと、 前記基板上を直線的に往復移動することにより前記カセ
    ットホルダを前記第1位置から前記第2位置まで移送す
    る第1駆動レバーと、 前記第1駆動レバーと連動して前記基板上を移動可能な
    第2駆動レバーとを有し、 前記カムギアは、少なくとも3つの動作モードに応じて
    少なくとも1つの機構の動作を制御出来るカム形状部を
    有し、かつその他の機構の動作制御も可能であり、 前記カム形状部は前記カムギアの回動中心と同心円状に
    形成された第1カム溝と、前記第1カム溝とは所定の角
    度を有して前記第1カム溝とは連続的に形成された第2
    カム溝を含み、 前記第2駆動レバーはカムフォロアを有し、 前記カセットホルダが前記第1位置から装置内部に向か
    って移動を開始すると、前記第2駆動レバー上の前記カ
    ムフォロアが前記第2カム溝を介して前記カムギアを回
    動させ、 その回動を前記カムギア検知手段が検知することによっ
    て、前記カムギア駆動手段が前記カムギアを駆動し、 その後は前記カムギア駆動手段による駆動力により前記
    カセットホルダが前記カムフォロアと前記第2カム溝と
    の係合によって前記第2位置まで移送され、 さらに前記カムギアが回動されることにより前記カムフ
    ォロアは前記第1カム溝に係合し、 前記カセットホルダは前記第2位置に固定して保持され
    ることを特徴とする磁 気記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2525711A (en) * 2014-02-11 2015-11-04 T G Eakin Ltd Seal for use with a stoma

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