JP3147713U - 車室内用レジスタ - Google Patents
車室内用レジスタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3147713U JP3147713U JP2008007581U JP2008007581U JP3147713U JP 3147713 U JP3147713 U JP 3147713U JP 2008007581 U JP2008007581 U JP 2008007581U JP 2008007581 U JP2008007581 U JP 2008007581U JP 3147713 U JP3147713 U JP 3147713U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- bezel
- guide
- locking
- vehicle interior
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000000078 Claw Anatomy 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory Effects 0.000 description 2
- 210000000282 Nails Anatomy 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 238000011179 visual inspection Methods 0.000 description 1
Images
Abstract
【課題】ベゼルをリテーナの前側に嵌合して、係止機構を介して組み付けて構成されるレジスタにおいて、ベゼルのリテーナに対する嵌合状態での組み付けを確実に行える車室内レジスタを提供する。
【解決手段】リテーナとベゼルの左右の側部間にガイド機構30bを備え、ガイド機構30bは、リテーナ側に視認可能に設けた第1のガイド手段33とベゼル側に視認可能に設けた第2のガイド手段34からなり、リテーナとベゼルとはガイド機構30bの第1のガイド手段33と第2のガイド手段34にて案内されつつ嵌合されて、結果として、リテーナ側の第1の係止手段とベゼル側の第2の係止手段が相対的に挿入されて互いに係止された状態で組み付けられる。
【選択図】図7
【解決手段】リテーナとベゼルの左右の側部間にガイド機構30bを備え、ガイド機構30bは、リテーナ側に視認可能に設けた第1のガイド手段33とベゼル側に視認可能に設けた第2のガイド手段34からなり、リテーナとベゼルとはガイド機構30bの第1のガイド手段33と第2のガイド手段34にて案内されつつ嵌合されて、結果として、リテーナ側の第1の係止手段とベゼル側の第2の係止手段が相対的に挿入されて互いに係止された状態で組み付けられる。
【選択図】図7
Description
本発明は、センタレジスタ、サイドレジスタ、ロアレジスタ、サイドデフロスタ等、車室内用レジスタに関する。
車室内用レジスタの一形式として、吹出空気流を所望の方向へ指向させる複数の風向調整用フィンを有するリテーナと、リテーナの先端部に嵌合して取り付けられてリテーナの先端部を前側から覆蓋するベゼルと、リテーナとベゼル間の上下両側間に設けられてベゼルをリテーナに係止して組み付けるべく機能する複数の係止機構を備える形式の車室内用レジスタがある(特許文献1を参照)。
当該レジスタが装備する係止機構は、リテーナ側に設けた第1の係止手段とベゼル側に設けた第2の係止手段にて構成されているのが一般であり、両係止手段の一方は前方または後方へ延びる係止片に形成され、また、両係止手段の他方は係止片が挿入される案内部に設けられて係止片と互いに係止する係止爪に形成されている。例えば、上記した特許文献1にて提案されている車室内用レジスタにおいては、係止機構を構成する係止片がベゼル側に形成されて第2の係止手段を構成し、また、係止爪がリテーナ側に形成されて第1の係止手段を構成している。
従って、当該レジスタにおいては、係止機構を構成するリテーナ側の第1の係止手段とベゼル側の第2の係止手段を相対的に挿入することにより、例えば、リテーナ側の第1の係止手段である案内部にベゼル側の第2の係止手段である係止片を挿入して、係止片を係止爪で係止することにより、ベゼルがリテーナの先端部に係止して嵌合状態に組み付けられる。
特開2008−110646号公報
ところで、上記した形式の車室内用レジスタにおいては、例えば、ベゼル側の第2の係止手段は、ベゼルがリテーナの先端部を覆蓋する形状に構成されていることから、ベゼル内の前側開口部に近接して形成されていて、ベゼルの後側開口部にリテーナの前側部を嵌合した状態では、リテーナ側の第1の係止手段とベゼル側の第2の係止手段は共に、外部から視認することができない。
このため、リテーナ側の第1の係止手段にベゼル側の第2の係止手段を挿入する状態を確認することができず、第2の係止手段を第1の係止手段に的確に挿入して互いに係止して、ベゼルをリテーナに的確に嵌合して組み付けることは容易ではない。第2の係止手段を第1の係止手段に的確に挿入し得ずに組み付け作業が終了されると、両係止手段が損傷するおそれがあるとともに、製品を出荷した場合には、リテーナからベゼルが脱落することになる。従って、本考案の目的はこれらの問題に対処することにある。
本考案は、車室内用レジスタに関する。本考案が適用対象とする車室内用レジスタは、吹出空気流を所望の方向へ指向させる複数の風向調整用フィンを有するリテーナと、前記リテーナの先端部に嵌合状態に組み付けられて同リテーナの先端部を前側から覆蓋するベゼルと、前記リテーナと前記ベゼル間の上下両側間に設けられて前記ベゼルを前記リテーナに係止して組み付けるべく機能する複数の係止機構を備える形式の車室内用レジスタである。当該レジスタにおいては、前記ベゼルは、前記係止機構を構成する前記リテーナ側の第1の係止手段と前記ベゼル側の第2の係止手段を相対的に挿入することにより、前記リテーナの先端部に係止して嵌合状態に組み付けられる。
しかして、本考案に係るレジスタにおいては、前記リテーナと前記ベゼルの左右の側部にガイド機構を備え、前記ガイド機構は、前記リテーナ側に視認可能に設けた第1のガイド手段と、前記ベゼル側に視認可能に設けた第2のガイド手段からなり、前記リテーナと前記ベゼルは前記ガイド機構にて案内されつつ嵌合されて、前記リテーナ側の第1の係止手段と前記ベゼル側の第2の係止手段が相対的に挿入されて互いに係止されて、嵌合した状態に組み付けられることを特徴とするものである(請求項1に係る考案)。
本考案に係る車室内用レジスタにおいては、前記ガイド機構を構成する第2のガイド手段は前記ベゼル側に設けられて同ベゼルの後方開口部から後方へ延びる断面縦長のガイド板であり、前記ガイド機構を構成する第1のガイド手段は断面縦長の四角状のガイド孔であって、前記ガイド孔の上下および左右の各壁面が前記ガイド板の上下および左右の動きを規制する規制面になるようにすることができる(請求項2に係る考案)。
また、本考案に係る車室内用レジスタにおいては、前記ガイド板の先端面を中央部が突出するテーパ面に形成し、かつ、前記ガイド孔の先端開口部を、前記ガイド板の先端面に対応するテーパ面に形成するようにすることができる(請求項3に係る考案)。
また、本考案に係る車室内用レジスタにおいては、前記ガイド板の縦方向の長さを、ガイド板の先端から所定長さの部位間(先端側部位)から後端側(後端側部位)がわずかに短く形成するようにすることができる(請求項4に係る考案)。
本考案に係る車室内用レジスタにおいては、リテーナ側に視認可能に設けた第1のガイド手段と、ベゼル側に視認可能に設けた第2のガイド手段からなるガイド機構を装備していることから、ベゼルをリテーナに組み付けるには、先ず、前記リテーナ側の第1のガイド手段とベゼル側の第2のガイド手段との互いの挿入状態を目視によって確認し、その後、リテーナとベゼルを互いに挿入すれば、リテーナとベゼルはガイド機構にて案内されつつ互いに嵌合されて、リテーナ側の第1の係止手段とベゼル側の第2の係止手段とは、目視により確認することなくて、相対的に確実に挿入されて互いに係止される。これにより、ベゼルはリテーナの前側に嵌合した状態で確実に組み付けられて、リテーナの先端部を前側から覆蓋することになる(各請求項に係る考案の効果)。
本考案に係るレジスタが装備するガイド機構においては、第2のガイド手段をベゼル側に設けてベゼルの後方開口部から後方へ延びる断面縦長のガイド板に形成するとともに、第1のガイド手段を断面縦長の四角状のガイド孔に形成して、ガイド孔の各壁面が前記ガイド板の上下および左右の動きを規制する規制面になるように構成することができる。当該ガイド機構をかかる構造にすれば、リテーナとベゼルは左右にも、また、上下にもぶれることなく互いに挿入されることになり、この結果、係止機構を構成するリテーナ側の第1の係止手段とベゼル側の第2の係止手段は、目視によることなく、互いに確実に挿入される(請求項2に係る考案に係る効果)。
また、本考案に係る車室内用レジスタが装備するガイド機構においては、ガイド板の先端面を中央部が突出するテーパ面に形成し、かつ、ガイド孔の先端開口部を、ガイド板の先端面に対応するテーパ面に形成する構成とすることができる。当該ガイド機構をかかる構造にすれば、ガイド板のガイド孔に対する挿入を一層容易かつ確実に行うことができる(請求項3に係る考案の効果)。
また、本考案に係る車室内用レジスタにおいては、前記ガイド板の縦方向の長さを、ガイド板の先端から所定長さの部位間(先端側部位)から後端側(後端側部位)がわずかに短く形成するようにすることができる。例えば、ガイド板の先端側部位とガイド孔の上壁部または下壁部の隙間を0.3mmとし、ガイド板の後端側部位とガイド孔の上壁部または下壁部との隙間を0.5mmとすることができる。当該ガイド機構をかかる構造にすれば、ベゼル側に設けた第2の係止手段である係止片がリテーナ側に設けた第1の係止手段である案内部をぶれることなく通過して係止爪に確実に当接し、その後、上記した拡大された隙間(0.5mm)に起因して、係止片の先端は係止爪を容易に乗り越えて、係止片の先端部に位置する係止穴が係止爪に確実に係止されることになる(請求項4に係る考案の効果)。
本考案は、車室内用レジスタに関する。図1および図2には、本考案に係る車室内用レジスタの一実施形態を示している。当該レジスタは、車室内の前面側のインストルメントパネルの背面側に位置する空調装置の空気ダクトの先端側に接続されて、インストルメントパネルに組付けられるもので、インストルメントパネルに組付けられている状態では、空気吹出口部が車室内に臨んでいる。
当該レジスタは、左右一対のリテーナ10を備えるもので、各リテーナ10は、左右対象の実質的に同一の構成のものである。各リテーナ10は、その先端側部にて左右に並列した状態で一体的に連結されていている。各リテーナ10は互いに一体に連結された状態で、ベゼル20の後端側からベゼル20と相対的に嵌合されて組み付けられている。図1には、当該レジスタを斜め前方から見た斜視図を示している
一方、当該レジスタを構成するベゼル20は、フロントパネル20aと、フロントパネル20aの左右の側壁に取り付けられたサイドパネル20bとからなるもので、フロントパネル20aの左右の壁部は各サイドパネル20bによって覆蓋されているが、図1には、本考案の主要部を明確に示す必要上、サイドパネル20bを2点鎖線で示している。なお、後述する図3および図4には、同様の理由から、サイドパネル20bを取り外した状態を示している。
一方、当該レジスタを構成するベゼル20は、フロントパネル20aと、フロントパネル20aの左右の側壁に取り付けられたサイドパネル20bとからなるもので、フロントパネル20aの左右の壁部は各サイドパネル20bによって覆蓋されているが、図1には、本考案の主要部を明確に示す必要上、サイドパネル20bを2点鎖線で示している。なお、後述する図3および図4には、同様の理由から、サイドパネル20bを取り外した状態を示している。
図2には、当該レジスタを構成する一方のリテーナ10を左右の中央部にて縦断した縦断側面を示している。当該レジスタを構成するリテーナ10においては、リテーナ本体11内の先端部に複数の横フィン12が上下方向に揺動可能に支持されて上下方向に並列して位置し、また、リテーナ本体11の先端部より所定距離後方の部位に、複数の縦フィン13が左右方向へ揺動可能に支持されて左右方向に並列し、各横フィン12とは直交状態に位置している。なお、リテーナ本体11内の縦フィン13の後方の部位には、エアダンパ14が上下方向へ回動可能に支持されている。
リテーナ10を構成する各横フィン12は、図示しない連結ロッドを介して連結されていて、連動して上下方向へ揺動可能に構成されている。また、各縦フィン13は、図示しない連結ロッドを介して連結されていて、連動して左右方向へ揺動可能に構成されている。各横フィンの下から2段目の横フィン12には、操作ノブ15が横フィン12の長手方向(左右方向)に摺動可能に組み付けられている。当該操作ノブ15は、横フィン12に対向する1枚の縦フィン13に連結機構16を介して作動的に連結されている。リテーナ10のかかる構成自体は公知である。
かかる構成の当該レジスタにおいては、各横フィン12を揺動動作させて、空気吹出口部から吹出する空気流を上下方向の一方に指向させるには、操作ノブ15を、横フィン12上で上下方向の一方に引き上げまたは押し下げ操作する。これにより、各横フィン12は、上下方向の一方に連動して揺動動作し、空気吹出口部から吹出する空気流を、各横フィン12の揺動方向に指向させる。
また、後側に位置する縦フィン13を揺動動作させて、空気吹出口部から吹出する空気流を左右方向の一方に指向させるには、操作ノブ15を、横フィン12上を左右方向の一方へ摺動操作する。これにより、操作ノブ15と連結機構16を介して連結している縦フィン13は他の縦フィンと連動して、左右方向の一方に揺動動作し、空気吹出口部から吹出する空気流を、各縦フィン13の揺動方向に指向される。
なお、当該レジスタを構成するエアダンパ14を回動動作して、リテーナ本体11内をその途中で遮蔽するには、ベゼル20のフロントパネル20aの前側に臨んでいる操作ダイヤル17を回転操作する。操作ダイヤル17を回転操作すると、リテーナ本体11内にて水平状態に位置しているエアダンパ14は上下方向へ回動動作し、最大限回動動作した時点で、リテーナ本体11内をその途中で遮蔽する。これにより、リテーナ本体11内を通して空気吹出口から噴出する空気は遮断される。
本発明に係るレジスタにおいては、リテーナ10とベゼル20とは、図3〜図6に示す複数の係止機構30aを介して互いに組み付けられる。当該係止機構30aは、リテーナ10を構成するリテーナ本体11における前端部の上下外側縁部に設けた第1の係止手段31と、ベゼル20を構成するベゼル本体21内の奥壁である前側開口部の上下の部位に設けた第2の係止手段32により構成されている。
リテーナ10側の第1の係止手段31は、先端にゲート31aを有する広幅状の平面状のガイド凹部31bと、ガイド凹部31bのゲート31aより所定距離後方の部位に突設した係止爪31cとからなり、ゲート31aは前側に開口していて、ガイド凹部31bはゲート31aから後方へ所定距離だけ延びている。
ベゼル20側の第2係止手段32は、ベゼル本体21内の奥壁である前側開口部の上下の部位に設けた平板状の係止片32aと、係止片32aの基端部から所定距離後方の部位に設けた係止穴32bとからなり、係止片32aはベゼル本体21内の奥壁から後方へ所定長さ延びている。
かかる構成の係止機構30aにおいては、リテーナ10とベゼル20を嵌合して相対的に挿入すると、ベゼル20側の第2の係止手段32の係止片32aが、リテーナ10側の第1の係止手段31のゲート31aを通してガイド凹部31bに挿入され、係止片32aが最大限挿入された時点で、係止片32aに設けた係止穴32bがガイド凹部31bに設けた係止爪31cに係止される。各係止機構30aにおいては、かかる係止動作がほぼ同時に行われて、ベゼル20が各リテーナ10に相対的に組み付けられる。
本考案に係るレジスタにおいては、ベゼル20は後側に開口する箱状を呈していて、係止片32aの後端は、ベゼル本体21の後側開口部からは若干離れて位置し、ベゼル20の上下側および左右側から視認し難い位置にある。このため、リテーナ10とベゼル20とが嵌合された状態では、リテーナ10側の第1の係止手段31とベゼル20側の第2の係止手段32との挿入状態を目視により確認(視認)することはできない。
従って、かかる構成のレジスタにおいては、リテーナ10にベゼル20を組み付ける場合、リテーナ10側の第1の係止手段31にベゼル20側の第2の係止手段32を挿入する状態を確実にて確認することができず、このため、第2の係止手段32を第1の係止手段31に的確に挿入して係止することは容易ではなく、ベゼル20をリテーナ10に的確に係止して組み付けることも容易ではない。
本考案は、かかる問題に対処するもので、本考案に係るレジスタの最大の特徴は、リテーナ10とベゼル20との間に、リテーナ10とベゼル20とを嵌合する際に、ベゼル20をリテーナ10に的確に挿入し得るガイド機構30bを設けて、リテーナ10側の係止手段31にベゼル20側の係止手段32を、目視によることなく、確実に挿入し得るようにして、各係止機構30aを介して、ベゼル20をリテーナ10に確実に係止して的確に組み付けるようにすることにある。
本考案に係るレジスタにおいては、図3、図4、図7および図8に示すように、リテーナ10とベゼル20の左右の両側の間に設けた一対のガイド機構30bを装備している。ガイド機構30bは、リテーナ10のリテーナ本体11の側壁11aの外側に一体的に設けた第1のガイド手段33と、ベゼル20のベゼル本体21の側壁21aの外側に一体的に設けた第2のガイド手段34とにより構成されている。
リテーナ10側の第1のガイド手段33は、リテーナ本体11の側壁の外面を基板とするもので、長方形の枠体である所定厚みのガイドゲート33aと、ガイドゲート33aの上下の後側縁から後方へ所定長さ延びる方形の板体である上下一対のガイド板33b、33cからなり、ガイドゲート33aは、縦長の長方形のガイド孔33dを備えている。また、ガイドゲート33aの前側面33a1の全ては、外周側縁に向かって拡開するテーパ面に形成されている。
一方、ベゼル20側の第2のガイド手段34は、断面縦長で所定の長さのガイド板であって、ガイド板本体34aは、断面の厚みおよび上下の長さ(縦方向の長さ)が、第1のガイド手段33におけるガイドゲート33aのガイド孔33dと略同一の大きさに形成されているとともに、ガイド板本体34aの先端部は中央部が漸次突出する突出部に形成されている。先端突出部における上下の各面34b1,34b2は、ガイドゲート33aの上下の前面33a1に対応するテーパ面となっている。
第2のガイド手段34を構成するガイド板本体34aにおいては、上下の長さ(幅)が、先端部側34cではわずかに長く、後端部側34dではわずかに短くなっている。例えば、ガイド板本体34aの先端部側34cの縦方向の幅は、第1のガイド手段33を構成するガイドゲート33aが有するガイド孔33d内での上下の最大隙間が0.3mmになるように、また、後端部側34dの縦方向の幅は、第1のガイド手段33を構成するガイドゲート33aが有するガイド孔33d内での上下の最大隙間が0.5mmになるように、それぞれ設定されている。
かかる構成のガイド機構30bにおいては、リテーナ10側の第1のガイド手段33を構成するガイドゲート33aの上下および左右の内壁面、および、第1のガイド手段33を構成する各ガイド板33b、33cの内面が、第2のガイド手段34を構成するガイド板本体34aの上下および左右の動きを規制する規制面として機能する。
ところで、当該レジスタは、リテーナ10をベゼル20に、または、ベゼル20をリテーナ10に嵌合して組み付けることにより構成される。本発明では、かかる嵌合組み付け状態を、リテーナ10とベゼル20を相対的に嵌合して組み付けると称している。当該組み付けは、各係止機構30aを介してなされるが、当該組み付けに際しては、ガイド機構30bは、リテーナ10側の第1の係止手段31をベゼル20側の第2の係止手段32に、または、ベゼル20側の第2の係止手段32をリテーナ10側の第1の係止手段31に的確に導くべく機能する。
当該ガイド機構30bを装備するレジスタにおいては、ベゼル20をリテーナ10に組み付けるには、先ず、リテーナ10側の第1のガイド手段33とベゼル20側の第2のガイド手段34との互いの挿入を目視によって確認し、その後、リテーナ10とベゼル20を互いに嵌合して挿入すれば、リテーナ10とベゼル20はガイド機構30bにて案内されつつ互いに挿入されて、リテーナ10側の第1の係止手段31とベゼル20側の第2の係止手段32とは、目視により確認することなくて、相対的に確実に挿入されて互いに係止される。これにより、ベゼル20は、リテーナ10の前側に嵌合状態で確実に組み付けられて、リテーナ10の先端部を前側から覆蓋することとなる。
本考案に係るレジスタが装備するガイド機構30bにおいては、第2のガイド手段34は断面縦長のガイド板本体34aであって、ガイド板本体34aを第1のガイド手段33内への挿入する際には、第1のガイド手段33を構成する長方形のガイドゲート33aの上下および左右の内面、および、上下の各ガイド板33b,33cの内面がガイド板本体34aの上下および左右の動きを規制する。
このため、リテーナ10とベゼル20は左右および/または上下にぶれることなく互いに円滑に挿入されることになり、この結果、係止機構30aを構成するリテーナ10側の第1の係止手段31とベゼル20側の第2の係止手段32とは互いに、目視によることなく、一層確実に挿入されることになる。
また、本考案に係るレジスタが装備するガイド機構30bにおいては、第2のガイド手段34を構成するガイド板本体34aの先端突出部における上下の各面34b1,34b2は、ガイドゲート33aの上下の前面33a1に対応するテーパ面となっているため、ガイド板本体34aはその先端突出部から、第1のガイド手段34のガイドゲート33aのガイド孔33c内に円滑に挿入され、リテーナ10とベゼル20の相対的な嵌合を的確に行うことができる。
また、本考案に係るレジスタが装備するガイド機構30bにおいては、第2のガイド手段34を構成するガイド板本体34aの上下の長さ(縦方向の長さ)を、先端部側34cではわずかに長く、後端部側34dではわずかに短く構成している。このため、第2のガイド手段34は、先端部側34cではぶれなく、第1のガイド手段33内に挿入され、結果として、第2の係止手段32も第1の係止手段31にぶれなく挿入される。
その後、第2のガイド手段34の第1のガイド手段31内へのさらなる挿入時には、第2のガイド手段34の上下方向へのわずかな動きが許容され、結果として、第2の係止手段32の係止片32aの先端部は上下方向のわずかな動きを許容されて、第1の係止手段31のガイド凹部31bに設けた係止爪31cを容易に乗り越えて、係止爪31cに確実に係止されることとなる。
10…リテーナ、11…リテーナ本体、11a…側壁、12…横フィン、13…縦フィン、14…エアダンパ、15…操作ノブ、16…連結機構、17…操作ダイヤル、20…ベゼル、20a…フロントパネル、20b…サイドパネル、21…ベゼル本体、21a…側壁、30a…係止機構、31…第1の係止手段、31a…ゲート、31b…ガイド凹部、31c…係止爪、32…第2の係止手段、32a…係止片、32b…係止穴、30b…ガイド機構、33…第1のガイド手段、33a…ガイドゲート、33a1…前側面、33b,33c…ガイド板、33d…ガイド孔、34…第2のガイド手段、34a…ガイド板本体、34b1,34b2…先端突出部の前面、34c…先端部側、34d…後端部側。
Claims (4)
- 吹出空気流を所望の方向へ指向させる複数の風向調整用フィンを有するリテーナと、前記リテーナの先端部に嵌合状態に組み付けられて同リテーナの先端部を前側から覆蓋するベゼルと、前記リテーナと前記ベゼル間の上下両側間に設けられて前記ベゼルを前記リテーナに係止して組み付けるべく機能する複数の係止機構を備え、前記ベゼルは、前記係止機構を構成する前記リテーナ側の第1の係止手段と前記ベゼル側の第2の係止手段を相対的に挿入することにより、前記リテーナの先端部に係止して組み付けられる車室内用レジスタであり、当該レジスタは、前記リテーナと前記ベゼルの左右の側部にガイド機構を備え、前記ガイド機構は、前記リテーナ側に視認可能に設けた第1のガイド手段と前記ベゼル側に視認可能に設けた第2のガイド手段からなり、前記リテーナと前記ベゼルとは前記ガイド機構にて案内されつつ嵌合されて、前記リテーナ側の第1の係止手段と前記ベゼル側の第2の係止手段が相対的に挿入されて互いに係止されて、嵌合した状態に組み付けられることを特徴とする車室内用レジスタ。
- 請求項1に記載の車室内用レジスタにおいて、前記ガイド機構を構成する第2のガイド手段は前記ベゼル側に設けられて同ベゼルの後方開口部から後方へ延びる断面縦長のガイド板であり、前記ガイド機構を構成する第1のガイド手段は断面縦長の四角状のガイド孔であって、前記ガイド孔の上下および左右の各壁面が前記ガイド板の上下および左右の動きを規制する規制面になっていることを特徴とする車室内用レジスタ。
- 請求項2に記載の車室内用レジスタにおいて、前記ガイド板の先端面は中央部が突出するテーパ面に形成され、かつ、前記ガイド孔の先端開口部は、前記ガイド板の先端面に対応するテーパ面に形成されていることを特徴とする車室内用レジスタ。
- 請求項2または3に記載の車室内用レジスタにおいて、前記ガイド板の縦方向の長さは、ガイド板の先端から所定長さの部位間から後端側がわずかに短く形成されていることを特徴とする車室内用レジスタ。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3147713U true JP3147713U (ja) | 2009-01-15 |
Family
ID=
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105035A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Toyoda Gosei Co Ltd | 車両内装品の組付構造 |
JP2014020629A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | Nippon Plast Co Ltd | 風向調整装置 |
JP2015085870A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 日本プラスト株式会社 | 樹脂部品の取付構造 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105035A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Toyoda Gosei Co Ltd | 車両内装品の組付構造 |
JP2014020629A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | Nippon Plast Co Ltd | 風向調整装置 |
JP2015085870A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 日本プラスト株式会社 | 樹脂部品の取付構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3112220B1 (en) | Fixing structure and grille shutter unit | |
JP5853801B2 (ja) | グリルシャッタ装置 | |
US20140256244A1 (en) | Air conditioning device for vehicle | |
US8662570B2 (en) | Radiator grille for a motor vehicle | |
JP5141239B2 (ja) | ヘッドアップディスプレイ装置の配設構造 | |
JP2008002714A (ja) | 空気吹出口構造 | |
JP3147713U (ja) | 車室内用レジスタ | |
JP2010137816A (ja) | 車両用ベンチレーショングリル | |
JP2017087760A (ja) | 空調用薄型レジスタ | |
JP5484023B2 (ja) | トラクタ | |
JP2008126973A (ja) | 車両用ヘッドアップディスプレイ部構造 | |
TW201307764A (zh) | 調風器用長形鰭片 | |
JP4228824B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6883452B2 (ja) | 車両用空気吹出装置 | |
JP6529272B2 (ja) | 建設機械のデフロスタ | |
JP7261578B2 (ja) | 風向調整装置及び空調装置 | |
JP6189096B2 (ja) | 空気吹き出し装置 | |
JP7211035B2 (ja) | インストルメントパネル構造 | |
JP6536802B2 (ja) | 車両用空調吹出し口部構造 | |
JP7286390B2 (ja) | 車両用の空気吹き出し装置 | |
JP2008195149A (ja) | 自動車の前部構造 | |
JP2008290468A (ja) | 吹出口ユニットの組付構造 | |
JP3985692B2 (ja) | ダッシュインシュレータ保持構造 | |
JP2008137476A (ja) | 車両用操作装置 | |
JP2007176308A (ja) | 車両用風向調整装置 |