JP3147294B2 - エポキシ樹脂の周囲温度および周囲温度以下の温度での硬化用速硬化アミン類 - Google Patents

エポキシ樹脂の周囲温度および周囲温度以下の温度での硬化用速硬化アミン類

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、エポキシ樹脂系用の硬化
剤として有用なアミン付加物に関する。
【0002】
【発明の背景】周囲温度もしくは周囲温度以下の温度で
硬化するエポキシ樹脂系が、コーティングや接着剤工業
界で多く所望されている。そのような系は施工および修
理を広い範囲の条件下で可能にし、そして多くの構造物
および修理作業のための作業シーズンを拡大する。
【0003】エポキシ工業界は、土木工学、コーティン
グおよび塗装のためのエポキシ調合物の周囲温度および
周囲温度以下の温度硬化時の硬化速度を速める高度に反
応性のアミン硬化剤を必要としている。周囲温度および
周囲温度以下の温度施工時の硬化速度を速めるために、
ポリアクリレート類がエポキシ調合物中にしばしば混合
される。メルカプタン類が非常に迅速な硬化用としてこ
れらの調合物にしばしば使用される。
【0004】周囲温度および周囲温度以下の温度硬化エ
ポキシ調合物の硬化時間を促進するためのアルコール類
および酸類の使用が従来技術によく記載されている。こ
の主題に関する刊行物はリー(Lee)およびネビル(Nev
ille)著「エポキシ樹脂ハンドブック」(McGraw Hill(1
967))である。フェノール、ノニルフェノール、ベンジ
ルアルコールおよびフルフラールのようなアルコール類
が、エポキシ工業界で硬化工程を促進するために普通に
使用されるアミン類やアミン付加物類と共に一般に使用
される。アルコール類はエポキシ/アミン反応を促進す
るけれども、それらはポリマーから浸出して環境に有害
な影響を与えている。アルコールが硬化エポキシポリマ
ーから移行した場合、ポリマーの物性が変わり、所望す
る使用に適さなくなる。これらはまたエポキシマトリッ
クスに可塑剤として作用し、得られた硬化エポキシポリ
マーの耐薬品性を低下させる。
【0005】一般に使用される他の促進剤は、トリ(ジ
メチルアミノ)フェノールのようなアミン類およびサリ
チル酸、トルエンスルホン酸のような酸類および三フッ
素化ホウ素である。しかしながら、これらの促進剤は周
囲温度およびより周囲温度以下の温度硬化エポキシ調合
物の硬化速度をわずかに中程度の速度で増加させる。そ
れらは不安定であり環境に影響を与えるが得られる硬化
エポキシ調合物を可塑化しない。
【0006】これらの方法は、高い毒性、腐食性を有す
るか、またはエポキシ調合物の残りと全く相溶性がない
試薬を用いるので、最終の物性に影響する点で、種々の
欠点を有している。促進剤としてのフェノールの使用に
は、それが皮膚を非常に侵し易く、かつ規定圧力を増加
させるようになるので、特別の問題が存在する。要約す
れば、アルコール類や酸類は、硬化速度または得られる
硬化エポキシ調合物の物理的および化学的性質について
のそれらの作用のため制限される。
【0007】アミン類と、モノ−およびジエポキシド類
との付加物類がエポキシ工業界において硬化剤として長
く使用されてきており、そして過剰アミンが生成物から
ストリップされた変成物が報告されている。そのような
付加物の生成の利点は、低揮発性、白化および滲出傾向
の低減、およびより低い刺激潜在性である。これらの付
加物もまたリー(Lee)およびネビル(Neville)著
「エポキシ樹脂ハンドブック」(McGraw Hill(1967))に
詳しく論じられている。
【0008】特開平01−080423号公報および特
開平01−080422号公報は、硬膜剤として脂肪族
または脂環式ジエポキシドと2個の活性水素を有する第
1級モノアミンとを当モル量反応させるガス分離膜の製
造を開示している。得られるポリマーは空気からの酸素
分離の選択性を示す。特開昭63−148663号公報
は、フェノールノボラック樹脂、エポキシノボラック樹
脂および第1級モノアミン化合物からなり、半導体装置
のシールに使用するエポキシ樹脂組成物を記載してい
る。3種の反応物は特定の当量で混合して加熱によりポ
リマーを生成する。
【0009】特開昭60−231723号公報、特開昭
62−153317号公報、特開昭61−143419
号公報および特開昭60−231734号公報は添加
剤、ヒドロキシアルキルアミン、ならびにエポキシ樹脂
組成物へのその添加剤の使用を述べている。添加剤は下
記式で表わされる。
【0010】
【化2】 ここで、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ水素、C1
〜C17の飽和または不飽和の脂肪族、脂環式、芳香族ま
たは複素環式基、またはR1、R2、R3およびR4が結合
した窒素を除去した複素環式残基;これらの基のそれぞ
れはハロゲン基、ニトロ基、アルコキシ基、アリルオキ
シ基またはアセチル基で置換されていてもよく;そして
1、R2、R3、およびR4は同じでも異なっていてもよ
い。この発明のヒドロキシアルキルアミンの製造に用い
たエポキシ基とNH基の間の化学量論量は1/10と1
0/1の間であってもよいが、1/1.5〜1.5/1の
範囲で用いることが好ましい。この特許はこれらの物質
の使用が、著しく伸びを犠牲にすることなくエポキシ樹
脂の剛性を増加させることを教示している。第1級およ
び第2級アミンの双方をこれらの特許では使用してい
る。
【0011】
【発明の概要】本発明は、エポキシ系における周囲温度
および周囲温度以下の温度硬化剤、または硬膜剤として
のポリグリシジルエーテル類のN−メチルアミン付加物
類を提供し、そしてまたそのような付加物とポリエポキ
シド樹脂との混合物からなる硬化性エポキシ組成物を提
供する。硬化は当該技術の標準的手段により達成され
る。
【0012】本発明によるポリグリシジルエーテル類の
N−メチルアミン付加物類は、下記反応に記載するよう
に、ポリグリシジエーテル、好ましくはジグリシジルエ
ーテルと過剰量のモノメチルアミン(MMA)との反応
生成物からなる。
【化3】 ここで、Rは脂肪族、脂環式または芳香族有機残基であ
り、そしてnは2〜4、好ましくは2である。この付加
物類は、オリゴマー類およびMMA付加物と他のポリグ
リシジルエーテル分子との反応から他に得られるであろ
う第3級アミン類の生成を最少にするために、ポリグリ
シジルエーテルと過剰量のMMAとの反応により製造さ
れる。したがって、有用な反応生成物中の第3級アミン
の最大量は約25当量%(25eq%)、すなわちこの付加
物組成物中の第3級アミン含量は全アミン含量の25eq
%より大きくなってはならない。
【0013】このように本発明は、エポキシ樹脂調合物
の周囲温度および周囲温度以下の温度硬化用の新規な速
硬化性ポリグリシジルエーテル−MMA付加物を提供す
る。この付加物類は、エポキシ調合物に高度に反応性で
あるメチル化された第2級アミンおよびアミン硬化剤と
エポキシ樹脂との反応の促進剤であるアルコール官能基
を含有する。
【0014】
【発明の詳述】本発明において、ポリグリシジルエーテ
ル類のN−メチルアミン付加物類は、下記反応に記載さ
れるように、ポリグリシジルエーテル、好ましくはジグ
リシジルエーテルと過剰量のモノメチルアミン(MM
A)との反応により製造される。
【化4】 式中、Rは脂肪族、脂環式または芳香族有機残基であ
り、そしてnは2〜4である。Rは、たとえばエチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジ
メタノール、ビスフェノールA、ビスフェノールFおよ
びトリメチロールプロパンのような、C2〜C6の脂肪
族、C5〜C6の脂環式または芳香族残基であることが好
ましい。
【0015】ジグリシジルエーテルが過剰量のMMAと
反応する場合、得られるN−メチルアミン付加物は下記
構造式で表わされ;
【化5】 ここで、Rは上記のとおりであり、mは0〜3、好まし
くは0〜1、最も好ましくは約0である。mの値は、組
成物中に存在する第3級アミンの当量を測定することに
より決定することができる。
【0016】過剰量のMMAが、MMA付加物と他のポ
リグリシジルエーテル分子との反応から得られるオリゴ
マー類の生成を最少にするために使用される。(上記お
よび下記に示すように)このオリゴマー類の生成は、反
応生成物中に第3級アミンを導入し、エポキシド用の硬
化剤としての反応生成物の作用影響を低減する。本発明
の第2の目的は、オリゴマー類の生成および第3級アミ
ン含量を最少にする方法を提供することである。総アミ
ン含量の中、この付加物硬化剤中の第3級アミンの最大
量は、全アミン含量の〜25%、好ましくは〜10%最
大であるべきである。
【化6】
【0017】オリゴマー類の生成を最少にするために、
反応に使用されるMMAの量はいずれもエポキシドの各
当量に対してMMA>2モルであるべきであり;たとえ
ばジグリシジルエーテルは、1分子当たりエポキシド2
当量を含有するので、MMA>4モルがそれぞれのジグ
リシジルエーテル1モルに対して使用されるべきであ
る。MMAのどのような過剰量も使用できるが、MMA
>2〜20モルをポリグリシジルエーテル中のエポキシ
ドの各当量に対して使用すべきであり、好ましくは2.
5〜8モルMMA/エポキシド当量である。最も好まし
いMMAモル対エポキシド当量の比は、≒5:1であ
る。未反応MMAは、反応生成物から好ましくは1重量
%以下、特に<0.1重量%にまで除去されるべきであ
る。未反応MMAは真空蒸留により除去することができ
る。
【0018】任意のポリグリシジルエーテルを、MMA
付加物の合成に使用することができる。これらの物質に
は、これらに限定されるものではないが、エチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコールおよびシクロヘキサンジ
メタノールのジグリシジルエーテル;トリメチロールプ
ロパンのトリグリシジルエーテル;ならびにビスフェノ
ールAおよびFのジグリシジルエーテルが包含される。
【0019】付加物類を製造するための反応物類の添加
の順序は、反応を行う時点の温度に依存する。反応温度
が十分に低い、たとえば35℃以下の場合、添加の順序
はMMAとポリグリシジルエーテルとの反応速度が遅い
ために重要ではない。35℃においてほぼ4時間の混合
が、有効エポキシド基の全てを反応させるために必要で
ある。反応を約35℃より上で行う場合、反応器に最初
にMMAを仕込まなければならない。MMAを反応容器
に入れたら、反応の熱発生を制御するためにポリグリシ
ジルエーテルをゆっくり仕込む。添加速度が速すぎる場
合には、反応温度が上昇する。この温度上昇は生成物に
有害ではないが、エンジニアリングの観点から反応制御
の問題になるかもしれない。上昇した温度において、ポ
リグリシジルエーテルへのMMAの添加は、オリゴマー
性および重合性物質の生成を誘導し最終生成物中の第3
級アミン含量を増加させるので、避けるべきである。
【0020】反応終点は、IRの914、840および
755cm-1のエポキシド域の消失により決定される。
これらのIR域が消失した時、全てのエポキシド基はM
MAにより消費されてしまう。エポキシド基がまだ存在
する間に反応を停止し、そして過剰の未反応MMAを除
去した場合には、オリゴマー類が未反応エポキシド基と
モノメチルアミン化反応生成物との反応で生成し、最終
生成物中の第3級アミン含量を増加させる。
【0021】この反応は、通常、溶剤の使用なしに行わ
れる。しかしながら、反応物類と生成物の両方が溶解性
である、いかなる溶剤を使用してもよい。好適な溶剤と
しては、メタノールやエタノールのようなアルコール
類、ジエチルエーテルやテトラヒドロフランのようなエ
ーテル類が包含される。ジグリシジルエーテルが溶解性
ではない水のような溶剤は、それらの使用がオリゴマー
性生成物の生成を誘導するので反応に好ましくない。好
ましい方法では、処理工程を最少にするために反応に溶
剤を使用しない。しかしながら、反応溶剤にメタノール
のようなアルコールの使用は、MMAとエポキシドとの
反応を触媒し反応時間を低減することを見出した。
【0022】この反応は、使用する装置に実用的などの
ような温度においても行なうことができる。MMAが室
温で気体である場合、使用する装置は選択された反応条
件におけるMMAによる圧力、すなわち自己発生圧力に
よく耐えることができなければならない。従って反応
は、所望の反応温度でMMAによる圧力を取り扱い可能
な容器中において行なわれるべきである。この反応の典
型的な温度範囲は、0℃〜100℃であり、好ましい温
度範囲は50℃〜70℃である。温度がより低くなる程
反応時間はより長くなり、そして温度がより高くなる程
MMA蒸気による圧力を含むためにより高い圧力装置を
必要とする。
【0023】このような方法で製造されたポリグリシジ
ルエーテル類のMMA付加物類は、エポキシ調合物中に
硬化剤として使用される場合に非常に短いゲル化時間
(<20分)を示す。ポリグリシジルエーテルのモノエ
チルアミン(MEA)付加物のような、より高級なアル
キルアミン付加物類は、窒素原子に結合した高級アルキ
ル基の立体障害作用により、そのような短いゲル化時間
を示さない。当量のエポキシ樹脂で調製したポリグリシ
ジルエーテルのMEA付加物のゲル化時間は約80分で
ある。
【0024】アミン硬化剤としてMMA付加物を使用す
る場合、使用するMMA付加物の量はエポキシ樹脂中に
存在するエポキシ基の1当量当たり、MMA付加物の約
0.8〜1.2当量、好ましくは0.95〜1.05当量の
範囲内であるべきである。化学量論量が約1:1である
ことが最も好ましい。この付加物硬化剤は、単独で、ま
たは反応混合物としての組合わせ、または当該技術にお
いて公知の他の硬化剤または硬膜剤との組合わせで使用
することができる。従って、エポキシ樹脂の硬化に一般
に使用されるアミン硬化剤はいかなるものも、MMA付
加物との共硬化剤として使用することができる。そのよ
うなアミン硬化剤には、ポリアルキレンアミン類、アミ
ドアミン類、ポリアミド類、アミン付加物類および脂環
式ジアミン類、たとえばイソホロンジアミン、m−キシ
レンジアミン、メチレンビスシクロヘキサンアミンが包
含される。
【0025】本発明の硬化剤または硬膜剤は、コーティ
ングや接着剤のような、硬化エポキシ樹脂の比較的に薄
い膜を要求する施工に有用である。それらは、樹脂やエ
ポキシ基を含有する樹脂の混合物の硬化に使用される。
エポキシ樹脂やエポキシ樹脂混合物は、常態において液
体でも固体でもよく、固体基準のエポキシド当量(EE
W)約150から約1,000、好ましくは約156か
ら約700を有する。通常、樹脂混合物は、下記に掲げ
るような、ジ−またはポリエポキシド樹脂からなる。こ
のエポキシ樹脂混合物を、単官能エポキシドの一部で変
成してもよい。
【0026】硬化性エポキシ組成物のポリエポキシ樹脂
成分は、1分子当たり約2またはそれ以上のエポキシ基
を含有する任意のポリエポキシドであってもよい。その
ようなエポキシドは C. A. May 編「エポキシ樹脂の化
学と技術」(Marcel Dekker, 1988)中のワイ・タナカ
(Y. Tanaka)著「エポキシドの合成と特性」に記載さ
れている。例としては、ポリ不飽和有機化合物類のエポ
キシド類、エピハロヒドリン類のオリゴマー類、ヒダン
トインおよびヒダントイン誘導体類のグリシジル誘導体
類、多価アルコール類のグリシジルエーテル類、トリア
ジン類のグリシジル誘導体類、および二価フェノール類
のグリシジルエーテル類がある。ポリ不飽和有機化合物
類のエポキシド類にはジビニルベンゼン、シクロヘキサ
ジエン、シクロオクタジエン、ジシクロペンダジエン、
シクロドデカジエン、シクロドデカトリエン、イソプレ
ン、1,5−ヘキサジエン、ブタジエン、ポリブタジエ
ン、ポリイソプレンその他があげられる。多価アルコー
ル類のグリシジルエーテル類には、ネオペンチル、エチ
レン、プロピレン、およびブチレングリコール、トリメ
チロールプロパン、2−エチル−1,3−ヘキサンジオ
ール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2
−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3
−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,8
−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、1,1
2−ドデカンジオール、1,2−シクロヘキサンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、グリセリン、ソルビット、ペンタ
エリスリトール、その他のグリシジルエーテル類が包含
される。重合性多価アルコール類のグリシジルエーテル
類もまた好適であり、そしてポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、
エチレン、プロピレンおよびブチレンオキシドの種々の
コポリマー類、ポリビニルアルコール、ポリアリルアル
コールその他のグリシジルエーテル類が包含される。グ
リシジル誘導体類は、トリグリシジルイソシアヌレート
を含む。
【0027】ヒダントインおよびヒダントイン誘導体類
のグリシジル誘導体類は、下記の構造を含み、ここで、
1およびR2は炭素数1〜4個のアルキル鎖、もしくは
1およびR2は単一のテトラメチレンまたはペンタメチ
レン鎖を表わす。
【化7】
【0028】多価フェノール類のグリシジルエーテル類
は、レゾルシノール、ヒドロキノン、ビス−(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジフルオロフェニル)−メタン、1,1
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、2,2−
ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロ
フェニル)−プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン(通常ビスフェノールAとして知
られる)、およびビス−(4−ヒドロキシフェニル)−メ
タン(通常ビスフェノールFとして知られ、そして種々
の量の2−ヒドロキシフェニル異性体を含む)、その他
を包含する二価フェノール類のグリシジルエーテル類を
含む。下記構造の鎖延長した(advanced)二価フェノー
ル類もまた有用である:
【化8】
【0029】ここでnは整数であり、そしてRは上記に
掲げた二価フェノール類のような二価フェノールの二価
炭化水素基である。そのような物質は、二価フェノール
とエピクロルヒドリンの混合物を重合するか、もしくは
二価フェノールのジグリシジルエーテルと二価フェノー
ルの混合物を鎖延長処理する(advancing)ことにより
製造される。一定の分子においてはnの値は整数である
が、材料は全数を必ずしも必要としないnの平均値を特
徴とすることができる一定不変の混合物である。本発明
に有用なものはnの値が0〜約7である重合体である。
本発明においてノボラック樹脂類のグリシジルエーテル
類であるエポキシノボラック樹脂類もまた有用である。
ノボラック樹脂類は、モノまたはジアルデヒド、より一
般的にはホルムアルデヒドとモノまたはポリフェノール
性物質との反応生成物である。使用可能なモノフェノー
ル性物質類の例としては、フェノール、クレゾール、p
−t−ブチルフェノール、ノニルフェノール、オクチル
フェノール、その他のアルキルおよびフェニル置換フェ
ノール類、およびその他である。ポリフェノール性物質
類には、ビスフェノールAおよびその他を含む種々のジ
フェノール類が包含される。ノボラックに使用されるア
ルデヒド類はホルムアルデヒド、グリオキザール、およ
び約C4までの高級アルデヒドである。ノボラック類は
一般的には種々のヒドロキシル官能度を有する複合混合
物である。本発明の目的のために有用な官能基は約2か
ら約4の範囲である。
【0030】好ましいポリエポキシ化合物類は、ビスフ
ェノールAおよびビスフェノールFのジグリシジルエー
テル類、nが約0.1から約3の間の鎖延長・ビスフェ
ノールA、および平均官能基約2から約4を有するフェ
ノールとホルムアルデヒドから誘導されたエポキシノボ
ラック類である。最も好ましくはビスフェノールAのジ
グリシジルエーテルおよびビスフェノールFのジグリシ
ジルエーテルである。
【0031】本発明によるコーティング剤は、通常、少
なくとも2成分からなり、その一つはエポキシ樹脂を含
み、他の一つは硬化剤を含んでいる。コーティング剤の
成分の一方または両方に1種またはそれ以上の有機溶剤
を含有することが一般に有利である。溶剤は、たとえ
ば、個々のまたは組合せ成分の粘度を低下させ、調合物
の表面張力を低下させ、最適フィルム形成用の成分の融
着を助け、ポットライフを増加させ、そして一方または
両成分の安定性を増加させるために使用される。特に有
用な溶剤は、低分子量グリコールエーテル類、たとえば
エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレング
リコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテル、その他である。
他の有用な溶剤には、キシレンのような芳香族溶剤類、
アロマティック100のような芳香族溶剤混合物類、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケ
トン類、ブチルアセテートのようなエステル類、イソプ
ロピルアルコール、ブタノールのようなアルコール類が
包含される。
【0032】ベンジルアルコール、フェノール、t−ブ
チルフェノール、ノニルフェノール、オクチルフェノー
ルその他の可塑剤類を、一方または両方の成分に含むこ
とがしばしば有利である。可塑剤は、組成物のガラス転
移温度を低下させるので、アミンとエポキシドとの反応
を別な方法で可能なよりもさらに高い程度で達成させ
る。エポキシ/アミン反応用の促進剤を調合物中に使用
してもよい。有用な促進剤には、それらの従来技術にお
いてよく知られており、そしてサリチル酸のような酸、
種々のフェノール類、種々のカルボン酸類、および種々
のスルホン酸類、およびトリス(ジメチルアミノメチ
ル)フェノールのような第3級アミン類が包含される。
【0033】コーティング調合物は、顔料および顔料の
混合物を含有することもできる。顔料はエポキシ樹脂、
硬膜剤またはその両方に粉末にして入れることができ
る。これらのコーティング調合物はまた、顔料粉砕助剤
または顔料分散剤を一緒に混入してもよく、これらはエ
ポキシ樹脂または硬膜剤と組合わせて、もしくは単独で
使用することができる。顔料分散剤の使用は、コーティ
ング調合物の従来技術でよく知られている。他の添加剤
もまたコーティング調合物に含有させることができる。
そのような添加剤には脱泡剤、界面活性剤、滑剤および
耐摩剤、レオロジー変性剤、流れ助剤、接着促進剤、光
および熱安定剤、腐食防止剤、その他がある。
【0034】従って、本発明のMMA付加物硬化剤は、
周囲温度または周囲温度以下の温度、たとえば30℃、
またはそれ以下、特にコーティングおよび接着剤工業界
で強く要望されている0から30℃で硬化するエポキシ
樹脂系用に提供される。このような系は、施工および修
理を広い範囲の条件下で可能にし、そして多くの構造物
および修理作業の作業シーズンを拡大させる。
【0035】
【実施例】以下の実施例において、第3級アミン含量の
測定を、第2級アミンをアミドに転換するために無水酢
酸中において過剰の無水酢酸で硬化剤を処理して行っ
た。次いで未反応第3級アミンを無水酢酸中の過塩素酸
で滴定して測定した。そして第2級アミンを、無水酢酸
反応のない滴定により得た全アミン価から、測定した第
3級アミン価を差し引いて得た。
【0036】例 1 2.0リットルのオートクレーブに、MMA610g
(19.7モル)を仕込んだ。温度を室温に保持した。
撹拌下にEpodil(R)749エポキシド520g
(ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル;1.
88モル)を30分かけてゆっくり添加した。添加中に
温度上昇は認められなかった。添加終了後、反応混合物
を30分間撹拌した。914、840および755cm-1
におけるエポキシ基のIR域がもはや存在しなくなった
時点に反応を終了した。次いで未反応MMAを収集容器
に排気することにより反応混合物から除去した。残留M
MAを減圧蒸留により生成物から除去した。ネオペンチ
ルグリコールのジグリシジルエーテルのMMA付加物6
24.1g(理論値の98%)を得た。生成物は全アミ
ン価293.7mgKOH/g、N−H当量196および
粘度39.4Pa-sを有した。この生成物は以下の実施例
において749MMAと示す。
【0037】例 2 2.0リットルのオートクレーブに、MMA610g
(19.7モル)を仕込んだ。温度を室温に保持した。
撹拌下にEpodil(R)750エポキシド520g
(1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル;2.0
モル)を30分かけてゆっくり添加した。添加中に温度
上昇は認められなかった。添加終了後、反応混合物を3
0分間撹拌した。914、840および755cm-1にお
けるエポキシ基のIR域がもはや存在しなくなった時点
に反応を終了した。次いで未反応MMAを収集容器に排
気することにより反応混合物から除去した。残留MMA
を減圧蒸留により生成物から除去した。1,4−ブタン
ジオールのジグリシジルエーテルのMMA付加物60
8.3g(理論値の97.5%)を得た。生成物は全アミ
ン価322.4mgKOH/g、N−H当量182および
粘度10.8Pa-sを有した。この生成物は以下の実施例
において750MMAと示す。
【0038】例 3 2.0リットルのオートクレーブに、MMA610g
(19.7モル)を仕込んだ。温度を室温に保持した。
撹拌下にEpodil(R)757エポキシド520g
(シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル;
1.625モル)を30分かけてゆっくり添加した。添
加中に温度上昇は認められなかった。添加終了後、反応
混合物を30分間撹拌した。914、840および75
5cm-1におけるエポキシ基のIR域がもはや存在しなく
なった時点に反応を終了した。次いで未反応MMAを収
集容器に排気することにより反応混合物から除去した。
残留MMAを減圧蒸留により生成物から除去した。シク
ロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテルのMM
A付加物608.3g(理論値の98%)を得た。生成
物は全アミン価262.1mgKOH/g、N−H当量2
25および粘度88.4Pa-sを有した。この生成物は以
下の実施例において757MMAと示す。
【0039】例 4 0.15リットルのオートクレーブに、MMA31.5g
(1.0モル)を仕込んだ。温度を50℃に保持した。
撹拌下にトリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル28.7g(0.068モル:0.2当量)を0.5g/
分でゆっくり添加した。添加中に温度上昇は認められな
かった。添加終了後、反応混合物を30分間撹拌した。
914、840および755cm-1におけるエポキシ基の
IR域がもはや存在しなくなった時点に反応を終了し
た。次いで未反応MMAを収集容器に排気することによ
り反応混合物から除去した。残留MMAを減圧蒸留によ
り生成物から除去した。トリメチロールプロパンのトリ
グリシジルエーテルのMMA付加物33.1g(理論値
の95%)を得た。生成物は全アミン価289.0mgK
OH/gおよびN−H当量266.5を有した。この生
成物は以下の実施例においてTMPTGEMMA−1と
示す。
【0040】例 5 0.15リットルのオートクレーブに、MMA23.2g
(0.75モル)を仕込んだ。温度を50℃に保持し
た。撹拌下にメタノール中トリメチロールプロパントリ
グリシジルエーテル50%溶液41.8g(0.05モ
ル;0.15当量)を0.7g/分でゆっくり添加した。
添加中に温度上昇は認められなかった。添加終了後、反
応混合物を30分間撹拌した。914、840および7
55cm-1におけるエポキシ基のIR域がもはや存在しな
くなった時点に反応を終了した。次いで未反応MMAを
収集容器に排気することにより反応混合物から除去し
た。残留MMAを減圧蒸留により生成物から除去した。
トリメチロールプロパンのトリグリシジルエーテルのM
MA付加物24.3g(理論値の95%)を得た。生成
物は全アミン価291.3mgKOH/g、N−H当量2
54.2を有した。この生成物は以下の実施例において
TMPTGEMMA−2と示す。
【0041】例 6 0.15リットルのオートクレーブに、MMA27.6g
(0.9モル)とメタノール18.7gを仕込んだ。温度
を50℃に保持した。撹拌下にEpon(R)828エポ
キシド18.8g(ビスフェノールAのジグリシジルエ
ーテル;0.10モル)を0.4g/分でゆっくり添加し
た。添加中に温度上昇は認められなかった。添加終了
後、反応混合物を30分間撹拌した。914、840お
よび755cm-1におけるエポキシ基のIR域がもはや存
在しなくなった時点に反応を終了した。次いで未反応M
MAを収集容器に排気することにより反応混合物から除
去した。残留MMAを減圧蒸留により生成物から除去し
た。ビスフェノールAのジグリシジルエーテルのMMA
付加物20.8g(理論値の95%)を得た。生成物は
全アミン価226.8mgKOH/g、N−H当量259.
4を有した。
【0042】例 7 2.0リットルのオートクレーブに、モノエチルアミン
443.2g(9.85モル)を仕込んだ。温度を室温に
保持した。撹拌下にEpodil(R)749エポキシド
260g(ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテ
ル;0.94モル)を30分かけてゆっくり添加した。
添加中に温度上昇は認められなかった。添加終了後、反
応混合物を30分間撹拌した。914、840および7
55cm-1におけるエポキシ基のIR域がもはや存在しな
くなった時点に反応を終了した。次いで未反応モノエチ
ルアミン(MEA)を収集容器に排気することにより反
応混合物から除去した。残留MEAを減圧蒸留により生
成物から除去した。ネオペンチルグリコールのジグリシ
ジルエーテルのMMA付加物298.9g(理論値の9
8%)を得た。生成物は全アミン価271mgKOH/
g、N−H当量216および粘度1000Pa-sを有し
た。この生成物は以下の実施例において749MEAと
示す。
【0043】例8〜14 これらの例は、MMAおよびMEA付加物のゲル化時間
の比較をアミノエチルピペラジン(AEP)と共に示
す。プラスチック容器にEpon(R)828エポキシ樹
脂(188当量)および例1、2、3、4、5および7
で調製した硬化剤の当量を仕込んだ。室温ゲル化時間を
ASTM D2471-71により測定した。仕込み量およびゲル化
時間を表1に示す。
【0044】
【表1】 表 1 硬化剤(種類) 硬化剤(g) Epon(R)828(g) ゲル化時間(分) 8 749MMA 25.4 25.0 11.5 9 750MMA 23.5 25.0 10.2 10 757MMA 28.5 25.0 10.2 11 TMPTGEMMA-1 30.0 21.2 13.0 12 TMPTGEMMA-2 22.5 16.6 12.8 13 749MEA 27.5 25.0 82.5 14 AEP 9.2 25.0 18.0
【0045】例8、9、10、11、12および13
は、合計ほぼ50gの試料を用いるASTM法D247
1−71による、例1、2、3、4、5および7でそれ
ぞれ調製した749MMA、750MMA、757MM
A、TMPTGEMMA−1、TMPTGEMMA−2
および749MEAによるEpon(R)828エポキシ
樹脂、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルの室温
ゲル化時間を示す。アミン速硬化剤の1種、AEPを比
較のための例14に用いた。例8、9、10、11およ
び12と例13におけるゲル化時間の比較は、749M
MA、750MMA、757MMAまたはTMPTGE
MMAのようなMMA付加物が749MEAのようなM
EA付加物に比較して非常に短いゲル化時間を与えたこ
とを示す。さらに、MMA付加物と例14との比較はM
MA付加物がAEPのような従来型の速硬化剤よりもさ
らに短いゲル化時間を有することを示す。
【0046】例15〜20 これらの例は、MMA付加物形成に対する反応温度の影
響を示す。表2はEpodil(R)749樹脂の1当量
当たりMMA8モルを用いる反応温度の影響を示す。表
3はEpodil(R)749樹脂の1当量当たりMMA
2.5モルを用いる反応温度の影響を示す。
【0047】MMAを加熱器、撹拌機、熱電対および供
給ポンプを装備した150mlのオートクレーブに仕込ん
だ。MMAを撹拌しながら所定温度に加熱した。次に、
Epodil(R)749を1時間かけてオートクレーブ
中に計り入れた。反応物量および条件を表2および表3
中に記載する。例15、16および17(表2)は、エ
ポキシドの1当量当たりMMA8モルの反応物比率を用
いた場合の反応温度の影響を示す。例18、19および
20(表3)は、エポキシドの1当量当たりMMA2.
5モルの反応物比率を用いた場合の反応温度の影響を示
す。914、840および755cm-1におけるエポキシ
基のIR域がもはや存在しなくなった時点に反応を停止
した。次いで未反応MMAを収集容器に排気することに
より反応混合物から除去した。残留MMAを減圧蒸留に
より生成物から除去した。
【0048】例15、16および17の比較は、MMA
(モル)対エポキシド(当量)8:1において反応温度
が35から50さらに70℃に上昇するにつれて、生成
した第3級アミン量が減少したことを示す。しかしなが
ら、全3例からの全生成物は同じようなN−H当量を有
した。例18、19および20は第3級アミンに関して
は同じ影響を示すが、より低いMMA対エポキシド比に
おいて生成物のN−H当量は劇的に悪影響を受ける。反
応温度が高くなる程N−H当量はより低下する。
【0049】
【表2】 表 2 例15 例16 例17 仕込み量 MMA(g) 33 33 33 Epodil(R)749(g) 18 18 18 反応温度(℃) 35 50 70 添加後の反応時間(時) 2 1 1 全アミン価(mg KOH/g) 309.9 289.5 293.5 第3級アミン価(mg KOH/g) 28.6 10.6 8.2 第3級アミン(%) 9.2 3.7 2.8 第2級アミン価(mg KOH/g) 281.4 278.9 285.2 N−H当量 199.4 201.1 196.7
【0050】
【表3】 表 3 例18 例19 例20 仕込み量 MMA(g) 18 18 18 Epodil(R)749(g) 32 32 32 反応温度(℃) 35 50 70 添加後の反応時間(時) 2 1 1 全アミン価(mg KOH/g) 266.1 298.9 320.4 第3級アミン価(mg KOH/g) 60.6 69.9 23.5 第3級アミン(%) 22.8 23.4 7.3 第2級アミン価(mg KOH/g) 205.5 229.0 296.8 N−H当量 273.0 244.9 189.0
【0051】例21〜26 これらの例は749MMAの化学量論量の影響を示す。
表4に示す反応物量および条件を用いて例15に述べた
ように反応を行った。これらの例は、MMA対エポキシ
ドのモル比が最終生成物のN−H当量/アミン価および
反応で生成した第3級アミン量への悪影響を示す。過剰
アミン量が低下した場合、第3級アミン(高分子量オリ
ゴマー)を生成する傾向が増大する。例24、25およ
び26に示すようにMMA対エポキシドの比が2.0:
1またはそれ以下の場合、MMA付加物のN−H当量が
著しく高くかつ本発明の目的には不適当である。
【0052】
【表4】 表 4 例21 例22 例23 例24 例25 例26 749の1当量当たりMMAモル数 8.0 5.0 2.5 2.0 1.5 1.0 仕込み量 MMA(g) 33 60 18 19 16 10 Epodil(R)749(g) 18 26 32 41 46 46 反応温度(℃) 50 50 50 50 50 50 添加後の反応時間(時) 1 1 1 1 1 1 全アミン価(mg KOH/g) 289.5 291.0 298.9 247.4 258.5 212.7 第3級アミン価(mg KOH/g) 10.6 39.4 69.9 77.9 95.7 96.9 第3級アミン (%) 3.7 13.5 23.4 31.5 37.0 45.6 第2級アミン価(mg KOH/g) 278.9 251.5 229.0 169.5 162.8 115.8 N−H当量 201.1 223.0 244.9 331.0 344.6 484.5
【0053】例27〜32 これらの例は750MMAの化学量論量の影響を示す。
表5に示す反応物量および条件を用いて例15に述べた
ように反応を行った。これらの例は、MMA対エポキシ
ドのモル比が最終生成物のN−H当量/アミン価および
反応で生成した第3級アミン量への悪影響を示す。過剰
アミン量が低下した場合、第3級アミン(高分子量オリ
ゴマー)を生成する傾向が増大する。例31および32
に示すようにMMA(モル)対エポキシド(当量)の比
が2.0:1以下の場合、MMA付加物のN−H当量お
よび第3級アミン含量%が著しく高くかつ本発明の目的
には不適当である。
【0054】
【表5】 表 5 例27 例28 例29 例30 例31 例32 750の1当量当たりMMAモル数 8.0 5.0 2.5 2.0 1.5 1.0 仕込み量 MMA(g) 33 60 18 19 16 10 Epodil(R)750(g) 17 48 29 38 43 40 反応温度(℃) 70 70 70 70 70 70 添加後の反応時間(時) 1 1 1 1 1 1 全アミン価(mg KOH/g) 322.4 317.9 312.4 306.6 272.5 240.0 第3級アミン価(mg KOH/g) 14.7 26.9 65.6 70.8 89.1 113.8 第3級アミン (%) 4.6 8.5 21.0 23.1 32.7 47.4 第2級アミン価(mg KOH/g) 307.7 291.0 246.8 236.0 183.4 126.2 N−H当量 182.3 192.8 227.3 237.7 305.9 444.5
【0055】例33〜38 これらの例は、Epon(R)828/750MMA調合
物のゲル化時間への、750MMA付加物の当量と第3
級アミン濃度の影響を示す。プラスチック容器にEpo
(R)828エポキシ樹脂(188当量)および例27
〜32で調製した750MMA硬化剤の1当量を仕込ん
だ。室温ゲル化時間をASTM D2471-71に準じて測定し
た。仕込み量およびゲル化時間を表6に示す。
【0056】
【表6】 表 6 例33 例34 例35 例36 例37 例38 付加物(例) 27 28 29 30 31 32 750の1当量当たりMMAモル数 8.0 5.0 2.5 2.0 1.5 1.0 N−H当量 182.3 192.8 227.3 237.7 305.9 444.5 第3級アミン (%) 4.6 8.5 21.0 23.1 32.7 47.4 硬化剤混合物 750MMA(g) 23.5 21.6 26.7 23.6 27.5 30.0 Epon(R)828(g) 25 21.1 22.1 18.6 16.9 12.7 ゲル化時間(分) 10.2 10.2 10.9 11.4 13.5 20.7
【0057】第3級アミンのより高含量の存在は、Ep
on(R)828/モノメチル化アミン付加物硬化剤混合
物のゲル化時間を実質的に大きくする。これはEpon
(R)828と例27〜32で得られた種々のN−H当量
MMA付加物の室温ゲル化時間測定値が明らかに示して
いる。硬化剤混合物は、当量のEpon(R)828樹脂
と750MMAとを混合することにより調製された。混
合物のゲル化時間を直ちに測定した。例33〜38に示
すゲル化時間はMMA付加物中に存在するN−H当量お
よび第3級アミンの量がゲル化時間に著しく影響したこ
とを明確に示す。750MMA中のN−H当量および第
3級アミンの濃度が増大した場合、Epon(R)828
/750MMA混合物のゲル化時間が大きくなる。75
0MMAがエポキシド1当量当たりMMA<2モルから
調製され、N−H当量が300を越えかつ第3級アミン
含量が>25%の場合、Epon(R)828/750M
MA調合物のゲル化時間は長くなり過ぎる。適正なゲル
化時間を有する750MMAを得るために、その調製に
用いる反応化学量論量は、MMA(モル):エポキシド
(当量)2:1を最低とするべきである。
【0058】例39〜44 表7の例は、Epon(R)828/749MMA/PA
CM調合物のゲル化時間に対するMMA付加物の当量の
影響を示す。第3級アミンのより高含量の存在は、ビス
(4−アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)のよ
うな他のアミン硬化剤と併用した場合のモノメチル化ア
ミン付加物のゲル化時間を実質的に増加させる。これ
は、例39〜44で得られたPACMと種々のN−H当
量のMMA付加物との混合物の室温ゲル化時間の測定値
が明確に示している。PACMと例21〜26の749
MMA付加物との硬化剤混合物は、それぞれ各々の0.
75および0.25当量の混合により調製された。各混
合物を化学量論量のEpon(R)828エポキシ樹脂と
混合し、そしてゲル化時間を測定した。得られたゲル化
時間は、MMA付加物のN−H当量および第3級アミン
含量がMMA付加物により与えられたゲル化時間の低減
に著しく影響したことを明らかに示す。得られるMMA
付加物がエポキシ/アミン調合物に速いゲル化時間を与
えるために必要なN−H当量および適切な低い第3級ア
ミン含量(<25%)を有しなけらばならないならば、
MMA(モル)対エポキシド(当量)≧2.5:1の反
応化学量論量を使用すべきである。
【0059】
【表7】 表 7 例39 例40 例41 例42 例43 例44 付加物(例) 21 22 23 24 25 26 749の1当量当たりMMAモル数 8.0 5.0 2.5 2.0 1.5 1.0 N−H当量 201.1 223.0 244.9 331.0 344.6 484.5 第3級アミン (%) 3.7 13.5 23.4 31.5 37.0 45.6 硬化剤混合物 749MMA(g) 9.1 10.1 11.1 14.9 15.6 21.9 PACM(g) 7.2 7.2 7.2 7.2 7.2 7.2 Epon(R)828(g) 34.0 34.0 34.0 34.0 34.0 34.0 ゲル化時間(分) 22.2 22.6 27.0 40.3 47.3 55.3
【0060】
【発明の効果】ポリグリシジルエーテルのMMA付加物
は、これらの物質に認められる反応性を増大させる2個
の官能基を有する。これらの官能基はN−メチル第2級
アミンおよび隣接した炭素原子に結合したアルコール基
である。N−メチル化第2級アミンは、特にエポキシド
類と反応する場合、極めて反応性の求核試薬であること
が知られている。実際に、それらは、ほとんどの第1級
アミンよりも反応性である。アルコール類はアミン類と
エポキシド類との反応用の促進剤としてよく知られてい
る。N−メチル第2級アミンに隣接した炭素原子上のア
ルコール官能基は促進剤として作用し、そしてまたアミ
ンの求核性にアンキメリックアシスタンスを付与する。
アルコールが分子の骨格中に存在し、MMA付加物の合
成に十分なMMAが使用されなかった場合のオリゴマー
生成の結果は、同じ速度増強影響を示さない。従って、
オリゴマー生成量および第3級アミン含量は、N−メチ
ル第2級アミンおよび活性アルコール官能基の両方を最
大にするために、<25%に最少化しなければならな
い。
【0061】本発明は、速いゲル化時間影響を得るため
に、MMA(モル)対エポキシド(当量)の比>2:1
のN−メチルアミン付加物の製造を必要とする。ポリグ
リシジルエーテルのMMA付加物は、単独でまたは他の
アミン硬化剤との組み合わせで使用することができる。
MMA(モル)対エポキシド(当量)比が≦2:1であ
るならば、得られる反応生成物は所望の短いゲル化時間
を示さない。本発明において、ポリグリシジルエーテル
のMMA付加物のみが、短いゲル化時間作用を示す。第
1級および第2級の両方の高級アルキルアミン類は単独
でまたは他のアミン硬化剤との組み合わせで使用した場
合に、同じ短いゲル化時間影響を示さない。
【0062】
【産業上の応用の記述】本発明は、エポキシ系において
周囲温度および周囲温度以下の温度硬化剤および硬膜剤
として使用するためのポリグリシジルエーテルのMMA
付加物類を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・エドワード・スターナー アメリカ合衆国ペンシルベニア州18240. ネスクウエホーニング.ホワイトオーク ロード.アール・デイー・ナンバー1. ボツクス24 (72)発明者 ジヨン・アンソニー・マーセラ アメリカ合衆国ペンシルベニア州18104. アレンタウン.ノースブロードストリー ト744 (72)発明者 ロイド・ジエラルド・イースターデイ アメリカ合衆国ペンシルベニア州18018. ベスレヘム.ウエストフエアビユースト リート224 (56)参考文献 特開 昭60−231723(JP,A) 特開 昭60−231734(JP,A) 特開 昭61−143419(JP,A) 特開 昭63−148663(JP,A) 特開 昭62−153317(JP,A) 特開 昭63−284167(JP,A) 特開 昭64−80423(JP,A) 特開 昭64−80422(JP,A) 特開 平6−166994(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 59/40 C08G 59/50 - 59/60

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノメチルアミンとポリグリシジルエー
    テルとをエポキシド1当量当たりモノメチルアミン>2
    モルの比率を用いて反応させた反応生成物から本質的に
    なり、そして最大で25当量%の第3級アミンを含有す
    るエポキシ樹脂用のアミン硬化剤組成物。
  2. 【請求項2】 エポキシド1当量当たりモノメチルアミ
    ン>2〜20モルを用いる請求項1記載のアミン硬化剤
    組成物。
  3. 【請求項3】 未反応モノメチルアミン含量が<1重量
    %である請求項1記載のアミン硬化剤組成物。
  4. 【請求項4】 モノメチルアミンとポリグリシジルエー
    テルとをエポキシド1当量当たりモノメチルアミン2.
    5〜8モルの比率を用いて反応させた反応生成物から本
    質的になり、そして最大で25当量%の第3級アミンお
    よび未反応モノメチルアミン含量<1重量%を含有する
    エポキシ樹脂用のアミン硬化剤組成物。
  5. 【請求項5】 モノメチルアミンとポリグリシジルエー
    テルとをエポキシド1当量当たりモノメチルアミン2.
    5〜8モルの比率を用いて反応させた、そして最大10
    当量%の第3級アミンおよび未反応モノメチルアミン含
    量<0.1重量%を含有し、そして前記ポリグリシジル
    エーテルがエチレングリコールのジグリシジルエーテ
    ル、1,4−ブタンジオールのジグリシジルエーテル、
    1,6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテル、ネ
    オペンチルグリコールのジグリシジルエーテル、シクロ
    ヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、トリメ
    チロールプロパンのトリグリシジルエーテル、ビスフェ
    ノールAのジグリシジルエーテルおよびビスフェノール
    Fのジグリシジルエーテルから選択される請求項4記載
    のアミン硬化剤組成物。
  6. 【請求項6】 下記構造: 【化1】 (ここで、Rは脂肪族、脂環式または芳香族有機残基で
    あり、そしてmは0〜3である)で表わされる1種また
    はそれ以上の化合物より本質的になるエポキシ樹脂用の
    アミン硬化剤組成物。
  7. 【請求項7】 Rがエチレングリコール、1,4−ブタ
    ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
    グリコール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノ
    ールAまたはビスフェノールFの残基である請求項6記
    載のアミン硬化剤組成物。
  8. 【請求項8】 アミン硬化剤が請求項1記載の組成物か
    らなることを特徴とする、ポリエポキシド樹脂およびア
    ミン硬化剤からなる硬化性エポキシ樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 アミン硬化剤が請求項4記載の組成物か
    らなることを特徴とする、ポリエポキシド樹脂およびア
    ミン硬化剤からなる硬化性エポキシ樹脂組成物。
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