JP3147174U - チェーン緩衝部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】チェーンの打撃を吸収できる十分な緩衝能力と耐摩耗性を維持しつつ、チェーンの打撃荷重を均一に分散して偏摩耗を防止するとともに、部材の軽量化と材料費削減によるコストの低減が図れるチェーン緩衝部材を提供する。
【解決手段】スイングアーム1の外面に取付けられて動力伝達用チェーン2と当接してチェーン2を案内する案内部4と、案内部4のスイングアーム1側に設けた緩衝部5とより成るチェーン緩衝部材3において、案内部4と緩衝部5とが耐摩耗性の高分子材料で一体成形されており、緩衝部5が、案内部4の内周面の略中央に位置する接合部6からスイングアーム1側に向って略八の字形状に伸びていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、チェーン緩衝部材に関する。
また、本考案は、自動二輪車の後輪にエンジン回転等を伝達する動力伝達用及び搬送用チェーンの案内と緩衝を行うチェーン緩衝部材に関する。
更に、本考案は、後輪支持用のスイングアームに固着されて後輪駆動用チェーンをガイドする自動2輪車のチェーン緩衝部材に関する。
図3は、自動二輪車にあって、その後輪にエンジンの回転を伝達するチェーンとチェーンの回転を案内する案内部材との組み立てを示す従来例の正面図であり、図4は、図3のA−A断面図である。
周知のように、自動二輪車の後輪10は、一般にはスイングアーム1と呼ばれる揺動式の懸架機構を介して車体フレームに軸支される。
エンジンの回転はその出力軸8からチェーン2によって後輪10に伝達されて走行させる。
チェーン2はフレーム状に構成されたチェーン緩衝部材30の外周に捲回されて回転するようになっている。
チェーン緩衝部材30はスイングアーム1と共に支軸6を介して走行中一体に揺動する。
即ち、チェーン2はその回転をチェーン緩衝部材30にガイドされて後輪10に伝達しつつ、チェーン緩衝部材30およびスイングアーム1と共に、走行中後輪10のバウンドを吸収しながら揺動する構造である。
図示されたチェーン2は、一般にローラチェーンと呼ばれる構造のものである。
即ち、だるまと通称される両側一対の板鎖(リンク鎖)21、21からなる組の多数を有し、一組の板鎖21、21と他の一組の板鎖21、21の互いの前後同士を抱合せ、回転可能なローラ22に挿通させたピンで連結して無端のローラチェーンを構成している。
また、チェーン緩衝部材30は、図4に示すように、側面断面が凸状で内側の緩衝層部301と外側の耐摩耗層部302とが接着一体化されている。
外側の耐摩耗層部302にはその上面に長手方向へ延びる突起条303が設けられ、この突起条303をチェーン2の両側の板鎖21、21とローラ22が跨いで耐摩耗層部302の上に乗り合わせ、回転中のチェーン2は、チェーン緩衝部材30にガイドされて摺接すると共に、突起条303により回転軌道から逸脱しないようになっている。
また、チェーン緩衝部材30の内側の緩衝層部301は、スポンジ状のものが使用されており、その内面がスイングアーム1の上面に当接している。
そして、走行使用中のチェーン緩衝部材30において、外側の耐摩耗層部302では、回転中のチェーン2との摺接による摩耗に耐えて耐摩耗性を補償し、内側の緩衝層部301では、スイングアーム1の上面との間に発生する打撃を緩衝して音の発生を防止すると共に、防振を行う。(特許文献1)
しかしながら、緩衝層部301と外側の耐摩耗層部302とを接着一体化しているため、
接着面を脱脂処理する等の前処理が必要であった。
更に、工程を簡略化するために、緩衝層部301と外側の耐摩耗層部302との接着一体化を、両面テープを利用して行った場合は、両面テープの粘着力が弱いため、剥がれる問題を惹起した。
そこで、緩衝層部と外側の耐摩耗層部とを同一材料で一体成形し、緩衝層部が、耐摩耗層部を横断するリブを等間隔で設ける態様が提案された。(特許文献2)
リブに荷重が集中し、リブが早期に摩耗すると共に、チェーンの当接状態によっては、チェーンの打撃を十分吸収できず、リブが偏摩耗する問題を惹起した。
特開平07−267170号公報 特開平07−277254号公報
本考案の目的は、チェーンの打撃を吸収できる十分な緩衝能力と耐摩耗性を維持しつつ、チェーンの打撃荷重を均一に分散して偏摩耗を防止するとともに、部材の軽量化と材料費削減によるコストの低減が図れるチェーン緩衝部材を提供することである。
本考案のチェーン緩衝部材は、スイングアームの外面に取付けられて動力伝達用チェーンと当接して前記チェーンを案内する案内部と、前記案内部の前記スイングアーム側に設けた緩衝部とより成るチェーン緩衝部材において、
前記案内部と前記緩衝部とが耐摩耗性の高分子材料で一体成形されており、前記緩衝部が、前記案内部の内周面の略中央に位置する接合部から前記スイングアーム側に向って略八の字形状に伸びていることを特徴とする。
本考案は、以下に記載される効果を奏する。
請求項1記載の考案のチェーン緩衝部材によれば、チェーンの打撃を吸収できる十分な緩衝能力と耐摩耗性を維持しつつ、チェーンの打撃荷重を均一に分散して偏摩耗を防止するとともに、部材の軽量化と材料費削減によるコストの低減が図れる。
請求項2記載の考案のチェーン緩衝部材によれば、チェーンの打撃を緩衝部全体で均一に受け止めることが出来る為、偏摩耗を抑えることが出来る。
請求項3記載の考案のチェーン緩衝部材によれば、限られた設計空間で、最大限の緩衝効果を発揮出来る。
請求項4記載の考案のチェーン緩衝部材によれば、十分な耐摩耗性能が維持できる。
請求項5記載の考案のチェーン緩衝部材によれば、緩衝部とスイングアームとの摺動摩擦抵抗を低く抑えることが出来る為、緩衝部の摩耗を抑えることが出来る。
以下、本考案を実施するための最良の形態について説明する。
図1及び図2に基づき考案を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本考案の実施例に係るチェーン緩衝部材を示す断面図である。
図2は、図1の緩衝部が最大に押し潰された状態を示す断面図である。
本考案は、図3に示した、スイングアーム1の外面に取付けられて動力伝達用チェーン2の回転を案内するチェーン緩衝部材である。
このチェーン緩衝部材3は、図1に示す様に、スイングアーム1の外面に取付けられて動力伝達用チェーン2と当接してチェーン2を案内する案内部4と、この案内部4のスイングアーム1側に設けた緩衝部5とより構成されている。
そして、案内部4と緩衝部5とは、耐摩耗性の高分子材料で一体成形されており、特に硬質ウレタン材が好ましい。
また、緩衝部5は、案内部4の内周面の略中央に位置する接合部6から、スイングアーム1側に向って略八の字形状に伸びる形状となっている。
更に、案内部4の外周面側には、チェーン2が、その回転起動から逸脱を防止するための突起条41が設けられ、この突起条41に対応する案内部4の内周面に、接合部6が位置する構成としている。
このことにより、チェーンの打撃を緩衝部全体で均一に受け止めることが出来る為、偏摩耗を抑えることが出来る。
一方、図2に示す様に、緩衝部5が最大に押し潰されたときの幅Xは、案内部4の幅Yを超えない設計としている。
このことにより、限られた設計空間で、最大限の緩衝効果を発揮出来る。
また、緩衝部5のスイングアーム1と接する端面51は、円弧形状となっている。
このことにより、緩衝部とスイングアームとの摺動摩擦抵抗を低く抑えることが出来る。
上述した様に、本考案によれば、従来品の緩衝効果を維持した状態で、従来品に比べ、軽量化が図れると共に、大幅なコストの削減と耐磨耗性の向上が図れたものである。
また、本考案は、上述の考案を実施するための最良の形態に限らず、本考案の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本考案の実施例に係るチェーン緩衝部材を示す断面図である。 図1の緩衝部が最大に押し潰された状態を示す断面図である。 自動二輪車にあって、その後輪にエンジンの回転を伝達するチェーンと、チェーンの回転を案内するチェーン緩衝部材との組み立てを示す従来例の正面図である。 図3のA−A断面図である。
符号の説明
1 スイングアーム
2 チェーン
3 チェーン緩衝部材
4 案内部
5 緩衝部
6 接合部

Claims (5)

  1. スイングアーム(1)の外面に取付けられて動力伝達用チェーン(2)と当接して前記チェーン(2)を案内する案内部(4)と、前記案内部(4)の前記スイングアーム(1)側に設けた緩衝部(5)とより成るチェーン緩衝部材(3)において、
    前記案内部(4)と前記緩衝部(5)とが耐摩耗性の高分子材料で一体成形されており、前記緩衝部(5)が、前記案内部(4)の内周面の略中央に位置する接合部(6)から前記スイングアーム(1)側に向って略八の字形状に伸びていることを特徴とするチェーン緩衝部材。
  2. 前記案内部(4)の外周面側に、前記チェーン(2)の回転起動から逸脱を防止するための突起条(41)が設けられ、前記突起条(41)に対応する前記案内部(4)の内周面に前記接合部(6)が位置していることを特徴とする請求項1記載のチェーン緩衝部材。
  3. 前記緩衝部(5)が最大に押し潰されたときの幅(X)は、前記案内部(4)の幅(Y)を超えないことを特徴とする請求項1または2記載のチェーン緩衝部材。
  4. 前記案内部(4)と前記緩衝部(5)とが硬質ウレタン材で一体成形されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のチェーン緩衝部材。
  5. 前記緩衝部(5)の前記スイングアーム(1)と接する端面(51)は円弧形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のチェーン緩衝部材。
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