JP3147139B2 - 包装装置および照明器具用包装装置 - Google Patents

包装装置および照明器具用包装装置

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JP3147139B2 JP20562794A JP20562794A JP3147139B2 JP 3147139 B2 JP3147139 B2 JP 3147139B2 JP 20562794 A JP20562794 A JP 20562794A JP 20562794 A JP20562794 A JP 20562794A JP 3147139 B2 JP3147139 B2 JP 3147139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば制光体を備えた
照明器具などの被包装物を包装する包装装置および照明
器具用包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の包装装置としては、例えば、図6
に示す包装装置61が知られている。
【0003】この包装装置61は、上面を開口する箱状の
下箱62と下面を開口する箱状上箱63とを組み合わせて
箱状に形成される外箱64の内部に、器具本体65とこの器
具本体65に取り付けられる反射板66とからなる照明器具
67をそれぞれ上下に位置させて収納するもので、これら
器具本体65および反射板66の長手方向の両端部に、段ボ
ール材などからなる緩衝体68,68を装着している。
【0004】そして、緩衝体68は、長方形状の板状の段
ボール材の一端側を四角筒状に折曲して第1保持部69a
を形成し、この第1保持部69aに連続して折曲し板状に
重ね合わせて第2保持部69bを形成している。さらに、
第2保持部69bは、器具本体65の端部を係合する対向方
向に凹状に切り欠かれた係合凹部70を形成している。そ
して、緩衝体68,68を下箱62内の両端部に係合凹部70を
対向させて配置し、下箱62内に板状の包装板71,71を配
置し、係合凹部70に器具本体65の両端部を係合して位置
決め固定する。
【0005】さらに、上部に彎曲する反射板66を載置す
る円弧状に形成された載置部73を有する反射板支持体7
4,74を、下箱62内に器具本体65を跨ぐように配置し、
反射板66を載置部73に載置するとともに、あらかじめ配
置した包装板71を器具本体65および反射板66を包むよう
に折曲し、互いに接触することを防止して反射板66を位
置決め固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示す従来の包装装置61は、外箱64と、器具本体65お
よび反射板66の長手方向に装着されて長手方向の衝撃を
緩衝する一対の緩衝体68,68と、反射板66の幅方向の衝
撃を緩衝する反射板支持体74,74と、器具本体65および
反射板66の上下方向の衝撃を緩衝する包装板71,71とか
らなり、包装装置61の部材が増加し、コストが増大する
とともに、包装および開梱作業が煩雑で、使用後の解体
された包装装置61の処理作業および処理コストが増大
し、物流の効率化が困難である問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、被包装物を確実に保持できるとともに、部品点数
を減少して物流の効率化が図れる包装装置および照明器
具用包装装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
包装装置は、第1の被包装物およびこの第1の被包装物
と形状が異な第2の被包装物の端部を保護する1枚の
板材にて折曲形成された一対の緩衝体と、これら一対の
緩衝体を前記第1の被包装物および第2の被包装物の長
手方向の両端に対向して配置し、これら緩衝体間に前記
被包装物を位置させこれら被包装物および緩衝体の周囲
を包装する外側包装体とを備えた包装装置において、前
記緩衝体は、前記板材の一端側が折曲されて四角筒状に
形成され、これら一対の緩衝体の対向面の裏面に対向面
側に連通しない切り溝が設けられて前記第1の被包装物
の端部形状に沿って変形可能に形成された変形部、およ
び、前記変形部の形成されていない面に内方に向けて切
り起こされ前記変形部の変形の際にこの変形部の裏面が
当接される先端が幅狭であって自由端の保形部を有した
第1保持部と、前記板材の他端側が折曲されるとともに
前記第1保持部に連続して前記第1保持部より下方に形
成され、前記一対の緩衝体の対向方向に前記第1保持部
の対向面より突出して先に前記第2の被包装物の端
部形状に沿って凹状に切り欠かれ前記第2の被包装物の
端部が係合される係合凹部を有した第2保持部とを具
備したものである。
【0009】請求項2記載の照明器具用包装装置は、器
具本体と;この器具本体とともに照明器具を構成し得る
セードと;1枚の板材にて折曲形成された四角筒状、こ
の筒状の一面の裏面側に対向面側に連通しないように設
けられた切り溝を有し前記セードの端部形状に沿って変
形可能に形成された変形部、およびこの変形部の形成さ
れていない他面に内方に向けて切り起こされた前記変形
部の変形の際にこの変形部の裏面が当接される、先端が
幅狭であって自由端となるように形成された保形部を有
してなる緩衝体と;この緩衝体の変形部に前記セードの
端部を当接させるように前記緩衝体を一対配設し、前記
器具本体、前記セードおよび前記緩衝体を包装する外側
包装体と;を具備しているものである。
【0010】
【作用】本発明の請求項1記載の包装装置は、対向して
配置されて第1および第2の被包装物の端部を保護する
一対の緩衝体に、1枚の板材の一端側を四角筒状に折曲
形成した第1保持部と、この第1保持部に連続してこの
第1保持部より下方に形成され、一対の緩衝体の対向方
向に第1保持部の対向面より突出して折曲形成した第2
保持部とを設け、第1保持部に緩衝体の対向面の裏面に
対向面側に連通しない切り溝を設けて第1の被包装物の
端部形状に沿って変形可能に形成した変形部と、この変
形部の形成されていない面に内方に向けて切り起こし形
し変形部の変形の際に裏面が当接する先端が幅狭であ
って自由端の保形部とを設け、第2保持部の対向する先
端に第2の被包装物の端部形状に沿って凹状に切り欠き
形成され第2の被包装物の端部を係合する係合凹部を設
ける。そして、対向する係合凹部に第2の被包装物の端
部をそれぞれ係合して第2の被包装物水平方向を規制
して位置決め固定するとともに、第1保持部の対向する
変形部を第1の被包装物の端部の形状に沿って変形させ
て当接させ、保形部にて裏面が当接する変形部を第1の
被包装物の端部を覆うように変形させ、第1の被包装物
の水平方向および鉛直方向を規制して位置決め固定す
る。
【0011】請求項2記載の照明器具用包装装置は、1
枚の板材にて折曲形成した四角筒状 の一面の裏面側に対
向面側に連通しないように設けた切り溝を有し、器具本
体とともに照明器具を構成し得るセードの端部形状に沿
って変形可能に形成された変形部を緩衝体に設ける。変
形部の形成されていない他面に内方に向けて切り起こさ
れ、変形部の変形の際にこの変形部の裏面が当接され
る、先端が幅狭であって自由端となるように形成された
保形部を緩衝体に設ける。そして、外側包装体に配設し
た一対の緩衝体それぞれの変形部をセードの端部の形状
に沿って変形させて当接させ、保形部にて裏面が当接す
る変形部を、セードの端部を覆うように変形させ、この
セードの水平方向および鉛直方向を規制して位置決め固
定する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の包装装置の一実施例の構成を
図面を参照して説明する。
【0013】図1および図2において、1は照明器具
で、この照明器具1は、第2の被包装物である器具本体
2と第1の被包装物としての制光体であるセード3とか
ら構成されている。
【0014】そして、器具本体2は、略長方形状の天板
部4の周縁が略垂直に折曲されて側板部5が形成され、
下面を開口する薄型箱状に形成されている。また、側板
部5の下端縁には、側方に向けて略垂直に折曲されて図
示しない天井面に図示しない取付手段にて取り付けられ
る取付片部6が形成されている。
【0015】さらに、器具本体2の天板部4の下面の両
端部には、図示しない例えば直管型の螢光ランプを取り
付けるランプソケットが取り付けられ、天板部4の略中
央には、図示しない電源線が接続されて螢光ランプを点
灯させる点灯装置7が取り付けられている。
【0016】また、セード3は、透光性を有する例えば
合成樹脂製で上面に器具本体2の天板部4と略同寸法の
長方形状の開口を有した回転楕円体状に形成されてい
る。さらに、上面の開口縁には、器具本体2の側板部5
の内側に嵌挿される角筒状の連結部9が上方に向けて突
出形成され、器具本体2の側板部5に設けられた図示し
ない連結手段にて取り付けられるようになっている。
【0017】一方、11は包装装置で、この包装装置11
は、照明器具1用であり、上面を開口した下箱12とこの
下箱12の上面を覆って接合される下面を開口する上箱13
とから細長箱状に形成される外側包装体14を有してい
る。
【0018】また、この外側包装体14には、長手方向の
内側端部に緩衝体15がそれぞれ対向して一対着脱自在に
装着されている。
【0019】この緩衝体15は、図1ないし図4に示すよ
うに、板材である略矩形板状の段ボール材16を所定位置
で折曲して形成されている。なお、段ボール材16は、波
板状のフルートである芯材16aの波形方向が幅方向とな
るようになっている。そして、この段ボール材16は、図
5に示すように、幅方向に沿って略平行に第1ないし第
5の折曲線18〜22を設けて、これら第1ないし第5の折
曲線18〜22により第1ないし第6の壁部23〜28を設けて
いる。
【0020】また、第1および第2の折曲線18,19の中
間部分には切込線30,31が切り込み形成され、これら切
込線30,31間に位置する第2の壁部24の中間部分には、
長手方向に沿って略平行に複数の切り溝としての半カッ
ト32すなわち反対面まで連通しないように段ボール材16
の一面側のみ切り込みが設けられ、容易に変形可能な変
形部33が設けられている。
【0021】さらに、第3の折曲線20の中間部分には、
第2の折曲線19に設けた切込線31に対向して切込線34が
設けられている。そして、第2および第3の折曲線19,
20に設けた切込線31,34間の第3の壁部25には、これら
切込線31,34の両端間に折曲線35がそれぞれ設けられ、
第2の折曲線19の切込線31に連続して先端が幅狭である
円弧状に切り落とされ、略中央から段ボール材16の長手
方向に沿って第3の折曲線20の切込線34に連続して切込
線36が設けられて、先端が自由端の保形部37が設けられ
ている。
【0022】また、第5の折曲線22には、変形部33の半
カット32が設けられた側と同じ面に、半カット39が設け
られている。そして、第5の折曲線22の中間部分に、第
5および第6の壁部27,28の中間部分に亘って略長方形
状に第5の折曲線22を対称として切り抜き40が設けられ
ている。なお、この切り抜き40の寸法は、器具本体2の
天板部4の幅寸法と略同寸法となるように形成されてい
る。
【0023】さらに、第1および第5の壁部23,27の幅
方向の縁には、凹状に固定凹部41がそれぞれ切り欠き形
成されている。なお、第1の壁部23に設けた固定凹部41
の第1の折曲線18からの距離と、第5の壁部27に設けた
固定凹部41の第4の折曲線21からの距離と略同寸法とな
るようにそれぞれ設けられている。さらに、第6の壁部
28の幅方向の縁には、外方に向けて拡開するための切込
線42が設けられ、これら切込線42,42により基端部側に
折曲線43が設けられて先端が自由端の固定片部44,44が
形成されている。なお、これら固定片部44,44は、段ボ
ール材16の一端縁からの距離が第1の壁部23に設けた固
定凹部41の第1の折曲線18からの距離と略同寸法となる
ように形成されている。
【0024】そして、第1ないし第3の折曲線18〜20に
て第1ないし第4の壁部23〜26をそれぞれ略垂直に折曲
され第1の壁部23の端部縁が第4の折曲線21に当接さ
れ、第1ないし第4の壁部23〜26にて四角筒状の第1保
持部46が形成されている。なお、第2の壁部24に設けた
変形部33の半カット32は、第1保持部46の内周面側に位
置するようになっている。
【0025】さらに、第5の壁部27が第4の折曲線21に
て第1の壁部23に重ね合わされるように折曲されるとと
もに、第5の折曲線22にて半カット39を拡開するように
第6の壁部28が第5の壁部27に重ね合わさるように折曲
され、第2の壁部24側から第5の折曲線22の部分である
先端が壁状に突出するように第2保持部47が第1保持部
46に連続して折曲形成されている。なお、この第2保持
部47の折曲形成により、第1の壁部23の固定凹部41と第
5の壁部27の固定凹部41とが連続され、これら固定凹部
41,41に対向する位置に第6の壁部28の固定片部44が位
置する。また、第5および第6の壁部27,28に亘って切
り抜いた切り抜き40の縁が連続して第2保持部47の先端
に突出方向に向けて凹状に係合凹部48が形成される。
【0026】そして、第3の壁部25の保形部37,37が第
1保持部46の内側に基端の折曲線35にて折曲され、第6
の壁部28に設けた固定片部44が基端から折曲されて第1
および第5の壁部23,27に設けた固定凹部41,41に係合
されて緩衝体15が組み立て形成されている。
【0027】さらに、これら緩衝体15,15は、第2の壁
部24が対向されて第6の壁部28が下箱12の底部に載置さ
れて配置されている。なお、第1保持部46の変形部33
を、内側に折曲された保形部37,37の一側縁に円弧状の
切り落としにより形成された円弧状の当接部37aに裏面
を当接させて変形させた際に、この変形する変形部33の
対向する距離は、セード3の長手方向の寸法より若干短
い距離となるようになっている。
【0028】そして、器具本体2の端部が、図1に示す
ように、対向する第2保持部47の係合凹部48にそれぞれ
係合されている。さらに、傷付き防止のためにセード3
がビニール49などに覆われて、図1および図2に示すよ
うに、セード3の両端部が緩衝体15,15の第1保持部4
6,46の変形部33,33間に、変形部33をセード3の端部
形状に沿わせて変形させ、セード3の連結部9が器具本
体2の側板部5に設けた図示しない連結手段にて連結さ
れてセード3が器具本体2に一体的に取り付けられてい
る。なお、この変形部33の変形は、図1ないし図4に示
すように、緩衝体15の幅方向に彎曲するとともに、変形
部33の裏面に当接部37aにて当接する保形部37の突っ張
りにより、図1に示すように、上下方向にも傾斜しつつ
彎曲する。
【0029】また、51は補強体で、この補強体51は、緩
衝体15と同様に細長板状の段ボール材16にて、長手方向
の両端部が同方向側に四角筒状に脚部52,52がそれぞれ
折曲されて形成されている。なお、これら脚部52,52の
長さは、外側包装体14の内側の高さ寸法と略同寸法とな
るように形成され、脚部52,52間の対向する距離は、セ
ード3の幅寸法と略同寸法となるように形成されてい
る。
【0030】そして、補強体51が下箱12内の長手方向の
両端部近傍に収容された照明器具1を跨ぐように脚部5
2,52間にセード3を挟持して配置され、下箱12を包む
ように上箱13を被せて接合させ、照明器具1が包装装置
11内に包装されている。
【0031】次に、上記実施例の動作を説明する。
【0032】まず、緩衝体15の組み立てに際しては、変
形部33の半カット32を有する面が内側となるように、第
1ないし第3の折曲線18〜20で第1ないし第4の壁部23
〜26をそれぞれ略垂直に折曲し、第1の壁部23の端部縁
を第4の折曲線21に当接させ、第1ないし第4の壁部23
〜26にて四角筒状の第1保持部46を形成する。
【0033】また、第5の壁部27が第4の折曲線21にて
第1の壁部23に重ねるように折曲するとともに、第5の
折曲線22にて第6の壁部28を第5の壁部27に重ねるよう
に折曲し、第2の壁部24側から先端が壁状に突出するよ
うに第2保持部47を第1保持部46に連続して折曲形成す
る。
【0034】さらに、第3の壁部25の保形部37,37を第
1保持部46の内側に折曲し、第6の壁部28の固定片部44
を折曲して第1および第5の壁部23,27の連続する固定
凹部41,41に係合して緩衝体15を組み立て形成する。
【0035】また、照明器具1の包装に際しては、一対
の緩衝体15を、第2の壁部24を対向させて第6の壁部28
を下箱12の底部に載置させて配置する。
【0036】そして、器具本体2の端部を対向する第2
保持部47の係合凹部48にそれぞれ係合し、器具本体2の
長手方向および幅方向を規制して位置決め固定する。さ
らに、ビニール49などで覆ったセード3を、変形部33を
セード3の端部形状に沿わせて緩衝体15の幅方向に彎曲
変形させるとともに、保形部37の突っ張りにより、上下
方向にセード3を覆うように傾斜させつつ彎曲変形させ
て、セード3を緩衝体15,15の第1保持部46,46の変形
部33,33間に挟持固定し、セード3の長手方向、幅方向
および上下方向を規制して位置決め固定する。そして、
セード3の連結部9を器具本体2の側板部5に設けた図
示しない連結手段に連結してセード3を器具本体2に一
体的に取り付け、照明器具1を長手方向、幅方向および
上下方向を規制して位置決め固定する。
【0037】なお、変形部33の変形の際、裏面に設けた
半カット32が拡開するように変形するため、容易に変形
部33が変形する。
【0038】さらに、下箱12内の長手方向の両端部近傍
に、収容された照明器具1を跨ぐように脚部52,52間に
セード3を挟持して補強体51を配置し、下箱12を包むよ
うに上箱13を被せて接合させ、照明器具1を包装装置11
内に包装する。
【0039】上記実施例は、外側包装体14内に対向して
配置されて器具本体2およびセード3の端部を保護する
一対の緩衝体15,15に、1枚の段ボール材16の一端側を
四角筒状に折曲形成して第1保持部46を形成し、この第
1保持部46に連続して緩衝体15の対向方向に第1保持部
46の対向する面より突出させて第2保持部47を折曲形成
する。さらに、第1保持部46の対向する面の裏面に半カ
ット32を設けてセード3の端部形状に沿って変形可能に
変形部33を形成し、内方に向けて切り起こし形成し一側
縁に変形部33の変形の際に裏面が当接する円弧状の当接
部37aを設けた先端が自由端の保形部37,37を設け、第
2保持部47の対向する先端に器具本体2の端部形状に沿
って凹状に切り欠き形成され器具本体2の端部を係合す
る係合凹部48を設ける。
【0040】そして、対向する係合凹部48に器具本体2
の端部をそれぞれ係合して長手方向および幅方向である
水平方向を規制して位置決め固定するとともに、第1保
持部46の対向する変形部33,33間にセード3を挟持す
る。この挟持の際、第1保持部46の変形部33を内側に折
曲された保形部37の円弧状の当接部37aに裏面を当接さ
せて変形させた際に、この変形する変形部33の対向する
距離は、セード3の長手方向の寸法より若干短い距離と
なるようになっているため、変形部33は、セード3の端
部の形状に沿って変形するとともに、保形部37にて裏面
が当接する変形部33をセード3の端部を覆うように変形
し、セード3の水平方向および上下方向である鉛直方向
を規制して位置決め固定する。そして、器具本体2とセ
ード3とを連結して一体的に取り付ける。
【0041】このため、従来の上下方向を規制する部材
を必要とせず、確実に照明器具1を位置決め固定でき、
包装装置11のコストを低減できる。また、部材点数を少
なくできるため、包装および開梱作業が容易で短時間で
できるとともに、使用後の解体された包装装置11の処理
作業および処理コストを低減でき、物流の効率化を図る
ことができる。
【0042】さらに、補強体51を設けたことにより、さ
らに幅方向および上下方向を規制できるとともに緩衝性
が向上し、例えば外側包装体14の中間部分に荷重などが
掛かっても、中間部分が潰れるように変形することを防
止できる。
【0043】なお、上記実施例において照明器具1を包
装して説明したが、照明器具1に限らず形状が異なる一
対の被包装物を包装できる。
【0044】また、保形部37の当接部37aを円弧状に切
り欠き形成したが、テーパ状に形成するなどしても良
い。
【0045】さらに、変形部33として裏面に半カット32
を複数設けて変形可能に形成したが、可撓性や弾性を有
するゴムや合成樹脂を部分的に用いて変形可能に形成す
るなどしても同様の効果が得られる。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の包装装置によれ
ば、対向する一対の緩衝体の四角筒状の第1保持部に対
向面の裏面に切り溝を設けて第1の被包装物の端部形状
に沿って変形可能に変形部を形成し、第1保持部に連続
してこの第1保持部より下方に形成され、一対の緩衝体
の対向方向に第1保持部の対向面より突出形成した第2
保持部に、対向する先端に第2の被包装物の端部形状に
沿って凹状に切り欠かれ第2の被包装物の端部を係合す
る係合凹部を設け、係合凹部間に第2の被包装物の端部
を係合して水平方向を規制し、変形部間に第1の被包装
物を挟持し、変形部を第1の被包装物の端部の形状に沿
って変形させ、保形部にて変形部を第1の被包装物の端
部を覆うように変形させ、水平方向および鉛直方向を規
制し、位置決め固定するため、コストを低減できるとと
もに、包装および開梱作業が容易で、物流の効率化を図
ることができる。
【0047】請求項2記載の照明器具用包装装置によれ
ば、外側包装体に配設した一対の緩衝体それぞれの変形
部をセードの端部の形状に沿って変形させて当接させ、
保形部にて裏面が当接する変形部を、セードの端部を覆
うように変形させ、このセードの水平方向および鉛直方
向を規制して位置決め固定するため、コストを低減でき
るとともに、包装および開梱作業を容易で、物流の効率
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装装置の一実施例の照明器具の包装
状態を示す断面図である。
【図2】同上照明器具の包装状態を示す分解斜視図であ
る。
【図3】同上緩衝体を示す斜視図である。
【図4】同上平面図である。
【図5】同上段ボール材の平面図である。
【図6】従来例の照明器具の包装状態を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
2 第2の被包装物である器具本体 3 第1の被包装物であるセード 11 包装装置 14 外側包装体 15 緩衝体 16 板材である段ボール材 33 変形部 37 保形部 37a 当接部 46 第1保持部 47 第2保持部 48 係合凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の被包装物およびこの第1の被包装
    物と形状が異な第2の被包装物の端部を保護する1枚
    の板材にて折曲形成された一対の緩衝体と、これら一対
    の緩衝体を前記第1の被包装物および第2の被包装物の
    長手方向の両端に対向して配置し、これら緩衝体間に前
    記被包装物を位置させこれら被包装物および緩衝体の周
    囲を包装する外側包装体とを備えた包装装置において、 前記緩衝体は、 前記板材の一端側が折曲されて四角筒状に形成され、こ
    れら一対の緩衝体の対向面の裏面に対向面側に連通しな
    い切り溝が設けられて前記第1の被包装物の端部形状に
    沿って変形可能に形成された変形部、および、前記変形
    部の形成されていない面に内方に向けて切り起こされ前
    記変形部の変形の際にこの変形部の裏面が当接される先
    端が幅狭であって自由端の保形部を有した第1保持部
    と、前記板材の他端側が折曲されるとともに前記 第1保持部
    に連続して前記第1保持部より下方に形成され、前記
    対の緩衝体の対向方向に前記第1保持部の対向面より突
    出して先に前記第2の被包装物の端部形状に沿って
    凹状に切り欠かれ前記第2の被包装物の端部が係合され
    る係合凹部を有した第2保持部と を具備したことを特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 器具本体と; この器具本体とともに照明
    器具を構成し得るセードと; 1枚の板材にて折曲形成された四角筒状、この筒状の一
    面の裏面側に対向面側に連通しないように設けられた切
    り溝を有し前記セードの端部形状に沿って変形可能に形
    成された変形部、およびこの変形部の形成されていない
    他面に内方に向けて切り起こされた前記変形部の変形の
    際にこの変形部の裏面が当接される、先端が幅狭であっ
    て自由端となるように形成された保形部を有してなる緩
    衝体と; この緩衝体の変形部に前記セードの端部を当接させるよ
    うに前記緩衝体を一対配設し、前記器具本体、前記セー
    ドおよび前記緩衝体を包装する外側包装体と; を具備していることを特徴とする照明器具用包装装置。
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