JP3146898B2 - コイル可動型リニアモータ - Google Patents

コイル可動型リニアモータ

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JP3146898B2
JP3146898B2 JP33246194A JP33246194A JP3146898B2 JP 3146898 B2 JP3146898 B2 JP 3146898B2 JP 33246194 A JP33246194 A JP 33246194A JP 33246194 A JP33246194 A JP 33246194A JP 3146898 B2 JP3146898 B2 JP 3146898B2
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陽一 梅村
直之 加藤
貢 天草
秀昭 牧
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル可動型リニアモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】コイル可動型リニアモータは、レールに
可動子を走行させる走行路と磁石体敷設凹部とを対向し
て設け、該磁石体敷設凹部に所定のピッチで交互に極性
を異にする複数の磁石体を挿入して敷設し、可動子のコ
イル体を磁石体との相対位置に応じて同一方向の推力が
発生するように励磁することにより、レールの走行路に
沿って可動子を走行させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このコ
イル可動型リニアモータに曲げ加工を施して湾曲させる
と、図8に示すように湾曲部の凸側では、磁石体を構成
する各磁性材が扇形に開いてその角部がレール内壁を圧
迫し、レール外面に歪みが生じて滑らかな湾曲面が形成
されなくなるという問題点がある。これを防止する手段
として、湾曲させたとき磁性材の角部が当接しないよう
にレール内壁との間に隙間を形成することもできるが、
敷設される磁石体にがたを生じて、輸送途中に位置がず
れ給電パターンピッチと着磁ピッチとの整合性が損なわ
れる虞れがある。本発明は上記問題点を解決するために
なされたもので、磁石体ずれを生ずることなく敷設で
きるとともに、曲げ加工したときレール外面が滑らかに
形成されるコイル可動型リニアモータを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の本発明のコイル可動型リニアモータ
は、レールに可動子を走行させる走行路と磁石体敷設凹
部とを対向して設け、該磁石体敷設凹部に所定のピッチ
で交互に極性を異にする複数の磁石体を挿入して敷設す
るとともに、この状態でレールを曲げ加工し、可動子の
コイル体を磁石体との相対位置に応じて同一方向の推力
が発生するように励磁することにより、曲げ加工された
レールの走行路に沿って可動子を走行させるようにした
コイル可動型リニアモータにおいて、前記磁石体敷設凹
部を前記レールの曲げ方向に拡大し、この拡大された磁
石体敷設凹部のレールの曲げ方向と直交する内面のう
ち、少なくとも曲げ加工されたとき外側となる内面に
は、前記磁石体を位置決めするとともに、レールが曲げ
加工されたとき該磁石体の角部が当接して潰れる突条を
長手方向に沿って形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の本発明のコイ
ル可動型リニアモータによれば、磁石体が敷設される
石体敷設凹部をレールの曲げ方向に拡大し、この拡大さ
れた磁石体敷設凹部のレールの曲げ方向と直交する内面
のうち、少なくとも曲げ加工されたとき外側となる内面
には、レールの長手方向に沿って前記磁性体を位置決め
する突条が形成されている。この突条は、レールが曲げ
加工されたとき磁石体の角部が当接して押圧されること
により潰れる。このため、押圧力がレール外面にまで及
ことがなく曲げ加工部のレール外面に歪みが生じな
い。また、磁石体の角部が当接して突条が潰されること
により該角部が突条に楔状に食い込んでガタ止めされ、
かつ各磁石体の経時における位置ズレを防止できる等の
効果がある。
【0006】
【実施例】本発明の第1実施例を添付図面を参照して説
明する。図1はコイル可動型リニアモータの概略構成を
示す斜視図、図2は同横断面図である。長尺のレール1
は、アルミニウムの押し出し材により形成される。レー
ル1の内部には、磁石体11,11を敷設するため後述
の可動子15を走行させる走行路16を挟み上下方向で
対向する磁石体敷設凹部(以下敷設凹部という)2,2
が形成されている。該敷設凹部2,2の両側の垂直壁
3,3には、互いに内向きに突出して長手方向に連続す
る複数条の突条4が形成されている(図3)。敷設凹部
2,2は、この突条4の突出分だけ従来のものより曲げ
方向に拡大されている。また、レールの一方の側部5a
の内側には整流子12の敷設面6が形成され、該敷設面
6に連続して係合凹部7,7が形成されている。前記側
部5aに対向する側部5bには、長手方向に連続する開
口部8が形成されている。そして、下方に延びる一対の
脚9,9の下端を互いに内側に曲成して、走行レール部
10,10が形成されている。
【0007】レール1の敷設面6に敷設される整流子1
2は、ポリエステルフィルムを基板として、銅箔により
形成されるプラス側給電パターン12aとマイナス側給
電パターン12bとを所定のピッチで設け交互に入り組
ませたものである。また、レール1の前記敷設凹部2,
2には、ヨーク13,13が敷設されるとともに、その
内側に磁石体11,11が敷設される。磁石体11,1
1は所定長さの直方体形状のフェライトチップ14を連
続状に並べ、前記整流子12のプラス側給電パターン1
2aとマイナス側給電パターン12bのピッチに一致す
る着磁ピッチPmで極性を交互に変えて着磁したもので
ある。
【0008】可動子15は、対向する磁石体11,11
間に構成される走行路16内に配置され一部を前記開口
部8から突出させるとともに、上下に突出した係合部1
7,17を前記係合凹部7,7に係合させている。ま
た、可動子15の内部には鉄製のコイルコア18にコイ
ル19を巻装したコイル体20が一体的に組み込まれて
いる。可動子15のコイル体20のコイル19に給電す
る一対の給電ブラシ21a,21bが、前記プラス側給
電パターン12aとマイナス側給電パターン12b上を
摺接するように形成されている。前記可動子15は図示
しない連結部により複数個を連結して用いる。そして、
連結部材22により前記走行レール部10,10上を走
行する車輪23を設けた牽引体24と連結されてい
る。
【0009】上記構成のコイル可動型リニアモータにお
いて、進行方向に対して左右方向にレール1に曲げ加工
して湾曲部25を形成すると、図4に示すように各フェ
ライトチップ14(磁石体)が扇形に開いて、曲げ加工
されたとき外側となる垂直壁3の突条4に当接する角部
14aにより突条4が押し潰されるとともに、角部1
4aが楔状に突条4に食い込む。このため、湾曲部25
のレール1の外面にまで、フェライトチップ14(磁石
体)の角部14aの押圧力が及ばないから、レール1の
外面に歪みが生じることがなく、滑らかな湾曲部25が
形成される。また、突条4に角部14aが楔状に食い込
むことにより、ガタ止めされるとともに、経時で各フェ
ライトチップ14(磁石体)の位置がずれることもな
い。
【0010】上記実施例では、フェライトチップ14
(磁石体)の敷設凹部2,2の垂直壁3,3に突条4を
形成したが、図5(a),(b)に示すように曲げ加工
されて湾曲部25が形成されたとき、曲げ方向と直交す
る内面で、外側となるレール1の内壁だけに突条4を形
成すればよい。図5(a)は進行方向に対して上方へ湾
曲させる場合で、曲げ加工したとき外側となる下部に突
条4を形成したものであり、図5(b)は進行方向に対
して下方へ湾曲させる場合で、曲げ加工したとき外側と
なる上部に突条4を形成したものである。図6(a)に
は磁石体11を構成するフェライトチップ14の断面を
円形とし、円筒形ケース30の湾曲部が形成されて外側
となる部分に突条4が形成されているものが示されてい
る。この場合は湾曲方向が一方向に規制される。また、
図6(b)には円筒形ケース30の全内周に突条4が形
成されているものが示されている。この場合は全方向に
湾曲させることができる。
【0011】図7(a)〜(d)は、突条4の断面形状
を例示したものである。図7(以下図7を省略して示
す)(a)は突出端に向かって幅を狭めた三角形とした
突条4、(b)は半円形の突条4、(c)は中空円形の
突条4、(d)は矩形の突条4がそれぞれ示されてい
る。その他、楕円形の断面形状の突条であってもよい。
これらは何れもレール1を形成する際に一体的に形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイル可動型リニアモータの概略構成を示す斜
視図である。
【図2】コイル可動型リニアモータの概略構成を示す横
断面図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】湾曲部の一部の拡大縦断面図である。
【図5】突条の形成態様を示した説明図である。
【図6】突条の他の形成態様を示した概略斜視図であ
る。
【図7】突条の断面形状を例示した断面図である。
【図8】従来の曲げ加工部分の一部の拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 レール、 2,2 敷設凹部、 3,3 垂直壁、
4 突条、 11,11 磁石体、 12 整流子、 14a 角
部、 15 可動子、 16 走行路、 20 コイル体、 25 湾曲部。
フロントページの続き (72)発明者 牧 秀昭 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−109858(JP,A) 特開 平4−21348(JP,A) 特開 平5−276732(JP,A) 特開 平4−364353(JP,A) 実開 平3−7675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 41/02 H02K 41/035

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに可動子を走行させる走行路と磁
    石体敷設凹部とを対向して設け、該磁石体敷設凹部に所
    定のピッチで交互に極性を異にする複数の磁石体を挿入
    して敷設するとともに、この状態でレールを曲げ加工
    し、可動子のコイル体を磁石体との相対位置に応じて同
    一方向の推力が発生するように励磁することにより、曲
    げ加工されたレールの走行路に沿って可動子を走行させ
    るようにしたコイル可動型リニアモータにおいて、前記磁石体敷設凹部を前記レールの曲げ方向に拡大し、
    この拡大された磁石体敷設凹部のレールの曲げ方向と直
    交する内面のうち、少なくとも曲げ加工されたとき外側
    となる内面には、前記磁石体を位置決めするとともに、
    レールが曲げ加工されたとき該磁石体の角部が当接して
    潰れる突条を長手方向に 沿って形成したことを特徴とす
    るコイル可動型リニアモータ。
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