JP3491880B2 - 直進電機 - Google Patents

直進電機

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JP3491880B2 JP22330199A JP22330199A JP3491880B2 JP 3491880 B2 JP3491880 B2 JP 3491880B2 JP 22330199 A JP22330199 A JP 22330199A JP 22330199 A JP22330199 A JP 22330199A JP 3491880 B2 JP3491880 B2 JP 3491880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石とコイル
とを片方側のコアに集めた埋込磁石型構造の電機子を備
えた直進電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2−32750
号、特開昭57−196864号等において、永久磁石
を一対のコアどうしの間に挟み込むとともに、その永久
磁石を挟み込んだコア部に対して駆動コイルを巻回し、
上記永久磁石と駆動コイルとを片方側のコアに集めるよ
うにした埋込磁石型の電機子に関する提案が種々なされ
ている。このような埋込磁石型電機子を有する直進電機
では、上記電機子を構成する片方側コアに対して相対移
動可能に配置された他方側のコアが、磁性体のみから構
成されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の埋込磁石型の電機子に関する提案には、基本構
造が単に示されているのみであって、実用上必要とされ
る特性を得るための構成は、いずれの提案においても具
体的には開示されておらず、そのままでは通常のモータ
等の直進電機としての十分な特性が得られない。
【0004】そこで本発明は、良好な特性を備えた片側
配置型の磁石埋込構造を有する直進電機を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、直線方向に一定のピッチを
なして一組の凹凸形状が複数組設けられた突極歯を有す
る磁性コアと、この磁性コアの突極歯に対向しつつ直線
方向に相対移動可能に設けられた電機子と、を備え、上
記電機子を挟んだ両側に、前記相対移動方向に沿って略
平行に延在する一対の磁性コアが配置されているととも
に、これら一対の磁性コアにおける突極歯どうしが、上
記相対移動方向と直交する方向において互いに対面する
ように配置され、前記電機子は、上記相対移動方向に並
設された複数個の電機子コア部を有するとともに、それ
らの各電機子コア部における上記相対移動方向と直交す
る方向の両端部分に、前記両磁性コアの突極歯と近接対
向する突極片がそれぞれ設けられ、上記相対移動方向に
隣り合う一対の電機子コア部どうしの間には、前記相対
移動方向に沿って着磁された永久磁石が挟持され、か
つ、当該永久磁石を外側から取り囲むようにして上記電
機子コア部に駆動コイルが巻回された直進電機におい
て、前記一対の磁性コアにおける互いに対面する突極歯
どうしが、180°の位相ずれを有するように配置され
る一方、前記電機子コア部の上記相対移動方向と直交す
る方向の両端部分における突極片どうしが、上記相対移
動方向において同位置となるように配置されているとと
もに、前記磁性コアの突極歯における一組の凹凸形状が
電気角で360°をなすように構成され、そのときの1
80°の電気角を1磁極ピッチとしたときに、前記相対
移動方向に永久磁石を挟んで隣り合う両電機子コア部に
おける一組の隣接突極片どうしが、磁極ピッチ分だけ
位置ずれしたピッチにて配置されることによって180
°の位相ずれが設定され、かつ、前記電機子が、前記相
対移動方向に位相をずらして複数個配置されていること
によって多相が構成されている。
【0006】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の電機子コア部が、相対移動方向に三個以上並
設されているとともに、それらの各電機子コア部どうし
の間に挟持された永久磁石が、相対移動方向に複数個配
置され、これらの相対移動方向に隣接する永久磁石どう
しが、互いに反発する方向に着磁され、かつ、相対移動
方向の両端側に配置されて片側の面のみが永久磁石に当
接する電機子コア部における突極片の数に対して、上記
両端側の電機子コア部どうしの間に配置されて両側の面
がともに永久磁石に当接する電機子コア部における突極
片の数が、二倍の数に設定されている。
【0007】 さらに、請求項3記載の発明では、前記
請求項1記載の各電機子コア部における相対移動方向の
直交方向の片側に配置された突極片が複数個に分割され
ているとともに、相対移動方向に隣接する突極片どうし
が、2磁極ピッチ分の360°の位相ずれを有するよう
に配置されていることにより同位相に設定され、かつ、
上記電機子コア部における相対移動直交方向の両端側
に、同数の突極片が設けられている。
【0008】さらにまた、請求項4記載の発明では、前
記請求項1記載の磁性コアの突極歯における凸形状先端
幅が、1磁極ピッチに相当する寸法を備えている。
【0009】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項1記載の電機子の突極片における凸形状先端幅が、1
磁極ピッチに相当する寸法を備えている。
【0010】さらに、請求項6記載の発明では、前記請
求項1記載の永久磁石の相対移動方向における厚さが、
当該永久磁石を挟む一組の隣接突極片どうしの隙間寸法
とほぼ同じに設定されている。
【0011】さらにまた、請求項7記載の発明では、前
記請求項1記載の電機子コア部に、方向性電磁鋼板が用
いられている。
【0012】このような構成を有する請求項1又は2又
は3記載の発明によれば、各相が全く同じ条件に設定さ
れることによって多相が構成されていることから、各相
間での特性差がほとんどなく、多相であっても不具合を
生じることなく良好な駆動特性が得られる。また、永久
磁石どうしの間における突極のピッチを、ギャップ長や
突極幅などと関係して適宜に設定することによって、漏
れ磁束などによる特性低下やスペースの無駄づかい等を
生じることなく、小型化を図りつつ高特性が得られる。
【0013】また、請求項4又は5記載の発明によれ
ば、磁性コアと電機子との間に相対移動を生じた際にお
いて、両部材どうしの対向面積の合計がほぼ同じで永久
磁石からみたときの磁気抵抗がほとんど変化しないた
め、磁石の総磁束すなわち磁気エネルギーの変化がほと
んど生じず、コギングトルクを非常に低く抑えることが
できる。
【0014】さらに、請求項6記載の発明によれば、永
久磁石の両磁極の間が適宜に離されることから、磁石の
起磁力を大きく、且つ漏れ磁束を低くすることができ
る。また、永久磁石を突極片の先端凸部の近傍まで延在
させることが可能となり、有効磁束の増大を図ることが
できる。また、永久磁石が単純な形状に形成されること
から、その製造及び位置決め固定が容易に高精度化され
る。
【0015】さらに、請求項7記載の発明によれば、方
向性電磁鋼板の方向を磁束の流れに対応した方向に設定
しておくことによって特性の向上を図ることが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直進モータに適用
した場合の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】まず、図1及び図2に示されている実施形
態における直進モータ1では、箱状に形成された非磁性
体からなるモータケース10の対向壁面10a,10a
のそれぞれに対して、一対の磁性コア11,11が互い
に対面するように固定されている。これら一対の磁性コ
ア11,11は、所定の間隔離して略平行に延在するよ
うに配置されており、それらの各磁性コア11の対面側
部分(内側部分)に、凹凸形状をなす多数の突極歯11
aがそれぞれ設けられている。これらの各突極歯11a
は、凹凸形状の一組が直線状に一定のピッチをなして複
数組設けられていて、当該一組の凹凸形状が、360°
の電気角をなすように構成されている。そして、上記平
行に延在する一対の磁性コア11,11における両突極
歯11a,11aは、互いに対面し合うものどうしが1
80°の位相ずれを有するように配置されている。
【0018】一方、上記両磁性コア11,11どうしが
略平行に対向する内部側の空間部分には、上記両磁性コ
ア11,11と対向する複数個(3個)の電機子12,
12,・・・が、磁気的に実質上分離された状態に配置
されている。これらの各電機子12,12,・・・は、
電磁鋼板の積層体からそれぞれ構成されており、上記モ
ータケース10のベース部10b上に一体的に平行移動
するように装着されている。
【0019】上記各電機子12は、各相毎に一個ずつ配
置されたものであって、当該電機子12の移動方向にお
いて一対の電機子コア部12a,12aが隣り合うよう
に配置されている。これらの隣り合う両電機子コア部1
2a,12aは、上記電機子移動方向と直交する方向に
延在する細長形状を有しており、同一形状のものが反転
して用いられていて、各電機子コア部12の延在方向の
両端部分には、前記各磁性コア11の突極歯11aと近
接対向する突極片12bがそれぞれ設けられている。
【0020】さらに、上記移動方向に隣り合う一対の電
機子コア部12a,12aどうしの間には、永久磁石1
2cが挟持されており、それらの各永久磁石12cに
は、前記電機子コア部12a,12aによる挟持方向で
ある電機子移動方向に沿って着磁が施されている。ま
た、上記一対の電機子コア部12a,12aに対して
は、前記永久磁石12cの外側を取り囲むようにして駆
動コイル12dが巻回されている。
【0021】一方、本実施形態にかかる直進モータで
は、上述したように磁性コア11の突極歯11aにおけ
る一組の凹凸形状が電気角で360°をなすように構成
されているが、そのときの180°の電気角を1磁極ピ
ッチとしたとき、上記永久磁石12cを挟んで電機子移
動方向に隣り合う一組の隣接突極片12b,12bどう
しは、3又は5磁極ピッチ(本実施形態では3磁極ピッ
チ)分だけ位置ずれしたピッチにて配置されている。そ
して、このような配置関係によって上記一組の隣接突極
片12b,12bどうしが、180°の位相ずれをなす
ように設定されている。
【0022】また、上述した三個の電機子12のうちの
隣接するものどうしは、120°又は240°にわたっ
て位相がずらされており、これによって三相が構成され
ている。このとき、前記駆動コイル12dは、各位相毎
に1個づつ設けられている。
【0023】さらに、本実施形態では、前記磁性コア1
1の突極歯11aにおける凸形状先端幅t1が、1磁極
ピッチに相当する寸法を備えているとともに、前記電機
子コア部12aの突極片12cにおける凸形状先端幅t
2が、1磁極ピッチに相当する寸法を備えている。
【0024】このような構成を有する本実施形態では、
各相の条件が全く同じに設定された三相構造が形成され
ていることから、各相間での特性差はほとんどなく、三
相であっても不具合を生じることなく良好なモータ特性
が得られる。また、永久磁石12c間における突極片1
2b,12bのピッチを、ギャップ長や突極幅などと関
係して適宜に設定することによって、漏れ磁束などによ
る特性低下やスペースの無駄づかい等を生じることな
く、小型を図りつつ高特性が得られる。
【0025】また、本実施形態では、磁性コア11と電
機子12との間に相対移動を生じた際において、両部材
どうしの対向面積の合計がほぼ同じで永久磁石12cか
らみたときの磁気抵抗がほとんど変化しないため、磁石
の総磁束すなわち磁気エネルギーの変化がほとんど生じ
ず、コギングトルクを非常に低く抑えることができる。
【0026】さらに、本実施形態では、電機子コア部1
2aにおける方向性電磁鋼板の方向を磁束の流れに対応
した方向に設定することによって、特性の向上を図るこ
とを可能としている。
【0027】一方、上述した実施形態に対応する部材に
同一の符号を付した図3にかかる実施形態は、基本的に
は同様な構成を有するものであるが、上記実施形態との
相違点は、一つの電機子コア部12aにおける電機子移
動方向に直交する方向の片側に、複数個(本実施形態で
は2個)に分割された突極片12b,12bを備えてい
る点である。これら電機子移動方向に隣接する2つの突
極片12b,12bどうしは、2磁極ピッチ分だけ位置
ずれした関係に配置されていて、これによって同位相に
設定されている。また、一つの電機子12における電機
子移動方向と直交する方向の両端には、上記分割突極片
12bが同数(2個)づつ設けられている。このような
実施形態においても、上述した実施形態と同様な作用・
効果が得られる。
【0028】また、本実施形態における各永久磁石12
cの移動方向の厚さtmは、当該永久磁石12cを挟む
一組の隣接電機子コア部12aにおける突極片12b,
12bどうしの隙間寸法とほぼ同じの略均一厚さに設定
されている。さらに、この永久磁石12cの長さは、電
機子コア部12aよりも僅かに短い長さに設定されてい
て、上記電機子コア部12aに対して移動方向直交方向
のほぼ全長にわたって当接するように配置され、前記磁
性コア11の突極歯11aの近傍まで延設されている。
【0029】このような構成においては、永久磁石12
cの両磁極の間が適宜に離されており、それによって磁
石の起磁力を大きく、且つ漏れ磁束を低くすることがで
きる。また、上記永久磁石12cが、突極片12bの先
端凸部の近傍まで延在させられていることから、その
分、永久磁石12cの当接面積が拡大されて有効磁束が
増大されているとともに、当該永久磁石12c均一な厚
さになされていることから、永久磁石12cの製造が容
易化されるとともに、特に半径方向の位置決め固定が、
容易かつ高精度に行われるようになっている。
【0030】また、上述した実施形態に対応する部材に
同一の符号を付した図4にかかる実施形態も、基本的に
は同様な構成を有するものであるが、上記実施形態との
相違点は、電機子コア部12aが、移動方向に3個以上
(本実施形態では4個)並設されているとともに、それ
らの各電機子コア部12aどうしの間に挟持された永久
磁石12cが複数個(3個)配置されている点である。
このとき、電機子移動方向に隣接する一対の永久磁石1
2c,12cどうしは、互いに反発する方向に着磁され
ている。
【0031】このとき、電機子移動方向の両端側に配置
された両電機子コア部12a,12aででは、内側の片
側面のみに対して永久磁石12cが当接しているが、そ
れら両電機子コア部12a,12aには、突極片12b
を1個ずつ設けられている。これに対して、上記両端側
の電機子コア部12a,12aどうしの間に配置された
二個の電機子コア部12a,12aでは、電機子移動方
向の両側の面がともに永久磁石12cに当接しており、
これらの各電機子コア部12a,12aには、突極片1
2bが、二倍の数である2個ずつ設けられている。この
ような実施形態においても、上述した実施形態と同様な
作用・効果が得られる。
【0032】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0033】例えば、上述した各実施形態は、移動電機
子を用いた場合のものであるが、本発明はそれに限定さ
れることなく、固定電機子を構成するように構成するこ
とも可能である。
【0034】また、本発明は、上述した各実施形態にお
けるような三相以外の多相構造に構成することも可能で
ある。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本願請求項1又は2
又は3又は8記載の発明は、永久磁石とコイルとを片側
に集めた埋込磁石構造の直進電機において、各相が全く
同じ条件の多相とすることにより各相間での特性差をほ
とんどなくし、多相であっても不具合なく良好なモータ
特性を得られる構成を採用したものであって、磁石間に
おける突極のピッチをギャップ長や突極幅などと関係し
て適宜に設定することにより漏れ磁束などによる特性低
下やスペースの無駄づかい等を回避可能としたものであ
るから、小型で高いモータ特性を得ることができ、高い
実用性を備えた片側配置型の磁石埋込構造を有する直進
電機を得ることができる。
【0036】また、請求項4又は5記載の発明は、上記
請求項1記載の発明に加えて、磁性コアの突極歯又は電
機子の突極片における凸形状先端幅を、両部材どうしの
対向面積の合計をほとんど変化させないように構成し、
コギングの発生を良好に抑えるようにしたものであるか
ら、片側配置型の磁石埋込構造を有する直進電機の特性
を一層向上させることができる。
【0037】さらに、請求項6記載の発明は、永久磁石
の周方向厚さを隣接突極片どうしの隙間寸法とほぼ同じ
に設定することにより、磁石の起磁力を大きく、且つ漏
れ磁束を低くするとともに、有効磁束を増大させつつ製
造及び位置決めの容易化及び高精度化を図ったものであ
るから、上述した効果に加えて、直進電機の特性向上及
び生産性を一層向上させることができる。
【0038】さらにまた、請求項7記載の発明は、電機
子コア部を構成する方向性電磁鋼板の方向を磁束の流れ
に対応した方向に設定して特性の向上を図るようにした
ものであるから、上述した効果に加えて、直進電機の特
性向上を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる直進モータの水平
断面説明図である。
【図2】図1に表された直進モータの横断面説明図であ
る。
【図3】本発明の他の実施形態にかかる直進モータの水
平断面説明図である。
【図4】本発明の更に他の実施形態にかかる直進モータ
の水平断面説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 10 モータケース 11 磁性コア 11a 突極歯 12 電機子 12a 電機子コア部 12b 突極片 12c 永久磁石 12d 駆動コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 41/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線方向に一定のピッチをなして一組の
    凹凸形状が複数組設けられた突極歯を有する磁性コア
    と、この磁性コアの突極歯に対向しつつ直線方向に相対
    移動可能に設けられた電機子と、を備え、 上記電機子を挟んだ両側に、前記相対移動方向に沿って
    略平行に延在する一対の磁性コアが配置されているとと
    もに、これら一対の磁性コアにおける突極歯どうしが、
    上記相対移動方向と直交する方向において互いに対面す
    るように配置され、 前記電機子は、上記相対移動方向に並設された複数個の
    電機子コア部を有するとともに、それらの各電機子コア
    部における上記相対移動方向と直交する方向の両端部分
    に、前記両磁性コアの突極歯と近接対向する突極片がそ
    れぞれ設けられ、 上記相対移動方向に隣り合う一対の電機子コア部どうし
    の間には、前記相対移動方向に沿って着磁された永久磁
    石が挟持され、かつ、当該永久磁石を外側から取り囲む
    ようにして上記電機子コア部に駆動コイルが巻回された
    直進電機において、 前記一対の磁性コアにおける互いに対面する突極歯どう
    しが、180°の位相ずれを有するように配置される一
    方、前記電機子コア部の上記相対移動方向と直交する方
    の両端部分における突極片どうしが、上記相対移動方
    向において同位置となるように配置されているととも
    に、 前記磁性コアの突極歯における一組の凹凸形状が電気角
    で360°をなすように構成され、そのときの180°
    の電気角を1磁極ピッチとしたときに、前記相対移動方
    向に永久磁石を挟んで隣り合う両電機子コア部における
    一組の隣接突極片どうしが、磁極ピッチ分だけ位置ず
    れしたピッチにて配置されることによって180°の位
    相ずれが設定され、かつ、 前記電機子が、前記相対移動方向に位相をずらして複数
    個配置されていることによって多相が構成されているこ
    とを特徴とする直進電機。
  2. 【請求項2】 前記電機子コア部が、相対移動方向に三
    個以上並設されているとともに、 それらの各電機子コア部どうしの間に挟持された永久磁
    石が、相対移動方向に複数個配置され、これらの相対移
    動方向に隣接する永久磁石どうしが、互いに反発する方
    向に着磁され、かつ、 相対移動方向の両端側に配置されて片側の面のみが永久
    磁石に当接する電機子コア部における突極片の数に対し
    て、上記両端側の電機子コア部どうしの間に配置されて
    両側の面がともに永久磁石に当接する電機子コア部にお
    ける突極片の数が、二倍の数に設定されていることを特
    徴とする請求項1記載の直進電機。
  3. 【請求項3】 前記各電機子コア部における相対移動方
    向の直交方向の片側に配置された突極片が複数個に分割
    されているとともに、 相対移動方向に隣接する突極片どうしが、2磁極ピッチ
    分の360°の位相ずれを有するように配置されている
    ことにより同位相に設定され、かつ、 上記電機子コア部における相対移動直交方向の両端側
    に、同数の突極片が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の直進電機。
  4. 【請求項4】 前記磁性コアの突極歯における凸形状先
    端幅が、1磁極ピッチに相当する寸法を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の直進電機。
  5. 【請求項5】 前記電機子の突極片における凸形状先端
    幅が、1磁極ピッチに相当する寸法を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の直進電機。
  6. 【請求項6】 前記永久磁石の相対移動方向における厚
    さが、当該永久磁石を挟む一組の隣接突極片どうしの隙
    間寸法とほぼ同じに設定されていることを特徴とする請
    求項1記載の直進電機。
  7. 【請求項7】 前記電機子コア部に、方向性電磁鋼板が
    用いられていることを特徴とする請求項1記載の直進電
    機。
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