JP3146891U - 歯間ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】モール糸を熱処理して得られる歯間ブラシにおいて、歯垢除去能力の更なる向上を可能とした歯間ブラシを提供する。
【解決手段】芯糸2と押え糸3とが撚り合わされて接合一体化された軸部4と、撚り合わされた芯糸2と押え糸3との各間に複数本に束ねた花糸5が順に挿通された状態で軸部4の周囲に螺旋状に配置されると共に、各花糸5によってループ状又はカット状の刷毛5aが形成された刷掃部6とを備える歯間ブラシ1であって、花糸5の断面形状が少なくとも3つ以上のエッジ部を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、歯と歯の間の隙間を清掃するための歯間ブラシに関する。
歯間ブラシは、主として歯ブラシでは清掃が困難な歯と歯の間の隙間(隣接歯間)を清掃するための補助清掃用具として使用されるものであり、一般に、撚り合わせた金属ワイヤーの間にフィラメントを挟持してなるブラシ部をハンドル部の先端に固定したものからなる。このような歯間ブラシでは、ブラシ部を歯と歯の間の狭い隙間に挿入し前後に動かすことで、歯の隙間に堆積した歯垢などをフィラメントで絡み取りつつ除去することが可能となっている。
ところで、ブラシ部に使用される金属ワイヤーは、使用中に曲げを繰り返すと疲労により折れ易くなったり、歯間挿入時に先端で歯茎を刺したりして痛みを感じることがある。さらに、金属アレルギーがある人は使用に適さず、歯茎が傷んだ人はブラシ部が当たるだけで痛みを感じることもある。また、ブラシ部の金属ワイヤーはコストが高く、植毛工程も複雑であり、ブラシ部の基端部をハンドル部にインサート成形する場合、製造工程も多くなるため、生産コストが嵩むといった問題が発生してしまう。
このため、ブラシ部に金属ワイヤーを使用しない歯間ブラシが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。具体的に、この特許文献1には、モール糸を熱処理して得られたブラシを歯間ブラシとして使用することが開示されている。
特開2006−255407号公報
しかしながら、このようなモール糸を熱処理して得られたブラシを歯間ブラシとして使用する場合には、歯垢除去能力を高めるための更なる工夫が必要となる。
本考案は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、モール糸を熱処理して得られる歯間ブラシにおいて、歯垢除去能力の更なる向上を可能とした歯間ブラシを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る考案は、芯糸と押え糸とが撚り合わされて接合一体化された軸部と、撚り合わされた芯糸と押え糸との各間に複数本に束ねた花糸が順に挿通された状態で軸部の周囲に螺旋状に配置されると共に、各花糸によってループ状又はカット状の刷毛が形成された刷掃部とを備える歯間ブラシであって、花糸の断面形状が少なくとも3つ以上のエッジ部を有することを特徴とする歯間ブラシである。
また、請求項2に係る考案は、芯糸と押え糸との少なくとも一方が含む熱融着性繊維を溶融固化させることによって、花糸が芯糸及び押え糸に固定されると共に、芯糸と押え糸とを接合一体化した軸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯間ブラシである。
また、請求項3に係る考案は、撚り合わされた押え糸と芯糸との各間に複数本に束ねた花糸を順に挿通した後に、芯糸及び押え糸に撚りを加えることによって、花糸が軸部の周囲に螺旋状に配置されると共に、撚りが加えられた各花糸によってループ状の刷毛が形成されている、若しくはこのループを切断することによりカット状の刷毛が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯間ブラシである。
以上のように、本考案の請求項1に係る歯間ブラシでは、芯糸と押え糸とが撚り合わされて接合一体化された軸部と、撚り合わされた芯糸と押え糸との各間に複数本に束ねた花糸が順に挿通された状態で軸部の周囲に螺旋状に配置されると共に、各花糸によってループ状又はカット状の刷毛が形成された刷掃部とを備え、花糸の断面形状が少なくとも3つ以上のエッジ部を有することによって、歯と歯の間の隙間を清掃する際の歯垢除去能力を向上させることが可能である。
また、本考案の請求項2に係る歯間ブラシでは、芯糸と押え糸との少なくとも一方が含む熱融着性繊維を溶融固化させることによって、花糸が芯糸及び押え糸に固定されると共に、芯糸と押え糸とを接合一体化した軸部が形成されていることから、花糸の軸部からの脱落を防ぐと共に、軸部に歯と歯の間の隙間に挿入するのに十分な剛性を与えることが可能である。
また、本考案の請求項3に係る歯間ブラシでは、撚り合わされた芯糸と押え糸との各間に複数本に束ねた花糸を順に挿通した後に、芯糸及び押え糸に撚りを加えることによって、花糸が軸部の周囲に螺旋状に配置されると共に、撚りが加えられた各花糸によってループ状の刷毛が形成されている、若しくはこのループを切断することによりカット状の刷毛が形成されていることから、このようなループ状又はカット状の刷毛によって歯の隙間に堆積した歯垢などを絡み取りつつ適切に除去することが可能である。
以下、本考案を適用した歯間ブラシについて、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を模式的に示している場合があり、各部の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
本考案の一実施形態として図1に示す歯間ブラシ1は、芯糸2と押え糸3とが撚り合わされて接合一体化された軸部4と、撚り合わされた芯糸2と押え糸3との各間に複数本に束ねた花糸5が順に挿通された状態で軸部4の周囲に螺旋状に配置されると共に、各花糸5によってループ状又はカット状の刷毛5aが形成された刷掃部6とを備えている。
芯糸2及び押え糸3としては、複数本の繊維で構成される糸条を用いることができ、例えば、複数本のフィラメントで構成されたマルチフィラメントや、複数本の短繊維で構成された紡績糸などを用いることができる。また、これら芯糸2及び押え糸3を構成する繊維については、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)などのポリエステル繊維、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)などのポリオレフィン繊維、ポリスチレン(PS)繊維、ナイロンなどのポリアミド(PA)繊維、ポリカーボネート(PC)繊維などの有機繊維を用いることができる。特に、ポリエステル繊維は、そのままでも又は溶融固化した後も、高剛性のため、芯糸2及び押え糸3として用いるのに適している。
そして、この歯間ブラシ1では、芯糸2と押え糸3との少なくとも一方が含む熱融着性繊維を溶融固化させることによって、芯糸2と押え糸3とを接合一体化した軸部4が形成されている。
ここで、熱融着性繊維は、熱を与えることにより、少なくともその一部が溶融し、他の繊維と融着し得るものである。また、軸部4には、後述する花糸5を構成する繊維を劣化又は損傷させない温度で、少なくともその一部が溶融する熱融着性繊維が用いられている。
具体的に、軸部4に用いられる熱融着性繊維としては、熱融着成分である低融点成分のみからなる低融点繊維や、熱融着成分である低融点成分が鞘部を形成し、高融点成分が芯部を形成している芯鞘型複合繊維、断面が半月状の高融点成分と、熱融着成分である低融点成分とを貼り合わせてなるサイドバイサイド型複合繊維などを挙げることができる。なお、このような熱融着性繊維の低融点成分としては、高剛性であるポリエステルを用いることが好ましい。
熱融着性繊維は、軸部4を構成する芯糸2と押え糸3の何れか一方又は両方に含まれていればよく、さらに、芯糸2及び押え糸3は、全ての繊維が熱融着性繊維で構成されたものであってもよい。
具体的に、熱融着性繊維としては、低融点成分と高融点成分とからなる芯鞘型又はサイドバイサイド型複合繊維のものを用いることが好ましい。これは、芯糸2及び押え糸3により構成される軸部4に高融点成分からなる繊維部分を残して、その強度を高めておく方が好ましいからである。高融点成分の全く存在しない低融点成分のみからなる低融点繊維を用いると、軸部4が折れ易くなる傾向が生じてしまう。なお、芯糸2及び押え糸3には、芯鞘型又はサイドバイサイド型複合繊維と共に、低融点繊維を併用して全ての繊維が熱融着性繊維で構成されたものを用いてもよい。
また、芯糸2及び押え糸3には、熱融着性繊維と非熱融着性繊維との混繊によって構成されたものを用いてもよい。この場合、熱融着性繊維の割合は比較的多量とすることが好ましい。これは、芯糸2及び押え糸3により構成される軸部4に高剛性が要求されるためであり、比較的多量の熱融着性繊維で非熱融着性繊維を融着することで軸部4の剛性を確保することができる。また、熱融着性繊維の割合は、50質量%以上とすることが好ましく、一方、非熱融着性繊維の割合は、50質量%未満とすることが好ましい。
なお、熱融着性繊維と非熱融着性繊維との違いは、熱融着性繊維が溶融する温度で非熱融着性繊維が溶融しないことである。すなわち、非熱融着性繊維には、高融点繊維が用いられている。
また、熱融着性繊維としては、融着温度の異なるものを2種類以上用いてもよい。すなわち、比較的低温で融着する低熱融着性繊維と、比較的高温で融着する高熱融着性繊維とを併用してもよい。このうち、低熱融着性繊維は、高熱融着性繊維と共に、上述した軸部4の剛性を向上させる機能を有するが、それとは別に歯間ブラシ1の製造段階で花糸5を芯糸2及び押え糸3に仮固定するという機能も有する。
具体的に、歯間ブラシ1を製造する場合は、芯糸2と押え糸3とを接合一体化する前に、必要に応じて洗浄工程や乾燥工程を行うことがあり、この洗浄工程や乾燥工程中で、花糸5が芯糸2と押え糸3との間から脱落することがある。特に、カット状の刷毛(図1において図示せず。)は、ループ状の刷毛5aに比べて、花糸5が切断されているため、このような脱落が生じ易い。これを防止するためには、洗浄工程の前に、低熱融着性繊維が溶融する温度で加熱処理を行い、この低熱融着性繊維で花糸5を芯糸2及び押え糸3に融着固定しておくことが好ましい。
軸部4は、上述した芯糸2と押え糸3とをそれぞれ1本ずつ用いて撚り合わすことにより形成される。また、芯糸2と押え糸3とは、材質が同一である糸条を用いても、材質の異なる糸条を用いてもよいが、一般には、互いのバランスを良くするために、同一の糸条を用いることが好ましい。なお、この軸部4の補強や花糸5の固定のため、芯糸2と押え糸3との何れかを2本以上(合計3本以上)用いることも可能である。
軸部4の太さ(芯糸2及び押え糸3との合計の太さ)は、2000〜6000デシテックス程度であることが好ましく、この歯間ブラシ1のサイズにより、SSSサイズ(0.7mm程度の孔を通過するサイズ)では、2000〜3000デシテックス程度、SSサイズ(0.8mm程度の孔を通過するサイズ)では、3000〜4000デシテックス程度、Sサイズ(1.0mm程度の孔を通過するサイズ)では、4000〜5000デシテックス程度、Mサイズ(1.2mm程度の孔を通過するサイズ)では、5000〜6000デシテックス程度であることが好ましい。なお、芯糸2及び押え糸3の太さについては、上記軸部4の太さに合わせて任意に調整することができるが、一般的に1本の繊維の太さは7〜13デシテックス程度である。
花糸5としては、1本の繊維で構成されたモノフィラメント又は複数本の繊維で構成されたマルチフィラメントを用いることができる。また、花糸5には、芯糸2や押え糸3に含まれる熱融着性繊維が溶融する温度では、劣化・損傷しないものを用いることが好ましい。このような花糸5を構成する繊維については、従来より歯間ブラシの刷毛で使用されている、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリトリメチレンテレフタレート(PTT)などのポリエステル繊維、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)などのポリオレフィン繊維、ナイロンなどのポリアミド(PA)繊維等の有機繊維を用いることができる。特に、ポリアミド繊維は、弾性回復率に優れており、緊張・熱処理時に、押し潰されたループ状の刷毛5aが元の状態に戻りやすくなるため、花糸5に用いるのに適している。なお、花糸5は、上述した芯糸2及び押え糸3との融着性を高めるため、その一部に少量の熱融着性繊維が含まれるものであってもよい。
花糸5の太さは、芯糸2や押え糸3となる糸条に比べて細いものが一般的に用いられる。具体的に、花糸5がモノフィラメントである場合は、10〜50デシテックス程度であり、花糸5がマルチフィラメントである場合は、100〜500デシテックス程度である。また、マルチフィラメントを構成する繊維の太さは、一般的に10〜50デシテックス程度である。
本考案では、図2に示すように、上述した芯糸2と押え糸3とを緩やかに撚り合わせた後に、これら撚り合わされた芯糸2と押え糸3との各間に、図3に示すように、複数本に束ねた花糸5を順に挿通させる。そして、これら芯糸2及び押え糸3に更に撚りを加えることによって、花糸5が芯糸2及び押え糸3の周囲に螺旋状に旋回しながら、芯糸2と押え糸3との各間に挟み込まれた状態となる。
そして、この状態で、芯糸2と押え糸3との少なくとも一方に含まれる熱融着性繊維が溶融する温度で熱処理を行う。この熱処理によって溶融(軟化)した熱融着性繊維は、熱処理後に芯糸2と押え糸3との間で固化(硬化)しながら、これら芯糸2と押え糸3とを接合一体化することになる。そして、歯と歯の間の隙間に挿入するのに十分な剛性を有する軸部4が形成される。
また、この熱処理によって溶融(軟化)した熱融着性繊維は、熱処理後に花糸5と芯糸2及び押え糸3との間で固化(硬化)しながら、花糸を軸部4に固定する。これにより、花糸5の軸部4からの脱落を防ぐことができる。
以上のようにして、上述した図1に示すように、芯糸2と押え糸3とが撚り合わされて接合一体化された軸部4と、撚り合わされた芯糸2と押え糸3との各間に複数本に束ねた花糸5が順に挿通された状態で軸部4の周囲に螺旋状に配置されると共に、各花糸5によってループ状の刷毛5aが形成された刷掃部6とを備えた上記歯間ブラシ1を得ることができる。
なお、上記熱処理の際は、撚り合わされた芯糸2及び押え糸3を軸方向に緊張しておくことが好ましい。これにより、芯糸2と押え糸3とが密着して、より剛性の高い線状の軸部1を得ることができる。
また、軸部4は、芯糸2や押え糸3に含まれる熱融着成分の割合によって、その外観を異ならせることができる。例えば、熱融着成分の割合を多くした場合には、表面で硬化した熱融着成分によって、軸部4の表面を平滑な外観とすることができる。換言すると、軸部4は、その外側を熱融着成分からなる被覆層とし、その内側を高融点成分からなる繊維とした芯鞘構造とすることができる。一方、熱融着成分の割合を少なくした場合には、高融点成分からなる繊維が熱融着成分により貼着された状態となるため、軸部4の表面を繊維が露出した外観とすることができる。
また、この歯間ブラシ1では、軸部4の周囲に螺旋状に配置された各花糸5によってループ状の刷毛5aが形成されている。そして、この歯間ブラシ1では、このようなループ状の刷毛5aが形成された刷掃部6によって、歯の隙間に堆積した歯垢などを絡み取りつつ適切に除去することが可能である。
また、本考案を適用した歯間ブラシ1としては、このようなループ状の刷毛5aが形成された刷掃部6を備えた構成に限らず、花糸5のループを切断することによってカット状の刷毛(図示せず。)が形成された刷掃部6を備えた構成とすることも可能である。この場合も、カット状の刷毛が形成された刷掃部6によって、歯の隙間に堆積した歯垢などを絡み取りつつ適切に除去することが可能である。
ところで、本考案を適用した歯間ブラシ1では、図4に示すように、花糸5の軸線と直交する方向の断面形状(横断面形状)が、少なくとも3つ以上のエッジ部を有することが好ましい。
具体的に、実施例1の花糸5は、その断面形状が四角形(矩形)であり、4つのエッジ部を有している。一方、実施例2の花糸5は、その断面形状が星形であり、計4つのエッジ部を有している。一方、実施例3の花糸5は、その断面形状が星形であり、計5つのエッジ部を有している。一方、実施例4の花糸5は、その断面形状が星形であり、計8つのエッジ部を有している。一方、実施例5の花糸5は、その断面形状が三角形であり、計3つのエッジ部を有している。一方、実施例6の花糸5は、その断面形状が五角形であり、計5つのエッジ部を有している。一方、実施例7の花糸5は、その断面形状が六角形であり、計6つのエッジ部を有している。一方、実施例8の花糸5は、その断面形状が八角形であり、計8つのエッジ部を有している。
本考案を適用した歯間ブラシ1では、何れの場合も花糸5の断面形状が少なくとも3つ以上のエッジ部を有することで、比較例1に示す花糸の断面形状が円形である場合よりも、歯と歯の間の隙間を清掃する際の歯垢除去能力を向上させることが可能である。
なお、上記歯間ブラシ1では、芯糸2と押え糸3との撚り数によって、刷毛5aの密度を適宜調整することが可能である。具体的に、芯糸2と押え糸3との撚り数を多くすれば、刷毛5aの密度を高くすることができ、芯糸2と押え糸3との撚り数を少なくすれば、刷毛5aの密度を低くすることができる。
また、本考案では、撚り合わされた芯糸2と押え糸3との各間に花糸5が順に挿通されており、上述した熱処理後に軸部4を切断することで、任意の長さの歯間ブラシ1を得ることができるが、撚り合わされた芯糸2と押え糸3との間の一部に花糸5を挿通させない部分を設けることも可能である。
この場合、花糸5を挿通しない部分には軸部4のみが形成され、花糸5を挿通した部分には軸部4の周囲に刷掃部6が形成されることになる。したがって、本考案では、撚り合わされた芯糸2と押え糸3との各間に、花糸5を挿通しない部分と、花糸5を挿通した部分とを交互に形成して、熱処理により芯糸2と押え糸3とを接合一体化した軸部4を形成した後、この軸部4を切断する位置によって、例えば、刷掃部6が形成された部分の一端に軸部4のみが形成された歯間ブラシや、刷掃部6が形成された部分の両端に軸部4のみが形成された歯間ブラシを得ることができる。さらに、本考案では、必要に応じて上記歯間ブラシ1の一端に把手を設けることも可能である。
図1は、本考案の一実施形態として示す歯間ブラシの平面図である。 図2は、芯糸と押え糸とが撚り合わされた状態を示す平面図である。 図3は、撚り合わされた芯糸と押え糸との各間に花糸が挿通された状態を示す平面図である。 図4は、花糸の断面形状を例示した図である。
符号の説明
1…歯間ブラシ 2…芯糸 3…押え糸 4…軸部 5…花糸 5a…刷毛 6…刷掃部

Claims (3)

  1. 芯糸と押え糸とが撚り合わされて接合一体化された軸部と、
    前記撚り合わされた芯糸と押え糸との各間に複数本に束ねた花糸が順に挿通された状態で前記軸部の周囲に螺旋状に配置されると共に、各花糸によってループ状又はカット状の刷毛が形成された刷掃部とを備える歯間ブラシであって、
    前記花糸の断面形状が少なくとも3つ以上のエッジ部を有することを特徴とする歯間ブラシ。
  2. 前記芯糸と前記押え糸との少なくとも一方が含む熱融着性繊維を溶融固化させることによって、前記花糸が前記芯糸及び前記押え糸に固定されると共に、前記芯糸と前記押え糸とを接合一体化した軸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯間ブラシ。
  3. 前記撚り合わされた芯糸と押え糸との各間に複数本に束ねた花糸を順に挿通した後に、前記芯糸及び前記押え糸に撚りを加えることによって、前記花糸が前記軸部の周囲に螺旋状に配置されると共に、撚りが加えられた各花糸によって前記ループ状の刷毛が形成されている、若しくはこのループを切断することによりカット状の刷毛が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯間ブラシ。
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JP2018038711A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 株式会社Shindo 清掃機器用ブラシ体

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