JP3146861U - 転落防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 荷台に煽のないトレーラーやトラック等の貨物車に適用される転落防止装置を提供することであり、特に取り扱い易く、且つ荷台上での作業性及び安全性を高めることのできる転落防止装置を提供する。
【解決手段】 煽のないトレーラー1の荷台から人が転落するのを防止するための転落防止装置であって、トレーラー1の荷台側縁部に立設された少なくとも2本のスタンション2の上端部にそれぞれ下端部が取り付けられ該スタンション2から上方に延設された柱状部3と、これらの柱状部3,3間に張り渡された網4とを備えたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 煽のないトレーラー1の荷台から人が転落するのを防止するための転落防止装置であって、トレーラー1の荷台側縁部に立設された少なくとも2本のスタンション2の上端部にそれぞれ下端部が取り付けられ該スタンション2から上方に延設された柱状部3と、これらの柱状部3,3間に張り渡された網4とを備えたものである。
【選択図】 図1
Description
本考案は、主として荷役作業中に、煽(あおり)のないトレーラー等の貨物車の荷台から荷役作業員が転落するのを防止するための転落防止装置に関する。
建築土木施工現場では、施工に使用するH型鋼材、鉄筋材、型枠材などの大型材料は大型トラックにより、現場内に搬入されることが多い。すなわち、現場作業所では全工期にわたって頻繁に大型トラックによる搬入が行われ、時には搬出も行われる。
近年、現場作業所での安全性の向上に伴い、資材の搬出入時におけるトラックやトレーラーの荷台からの作業員の転落事故の防止が注目されるようになってきた。
労働安全衛生規則第518条〜第521条によれば、高さ2メートル以上の箇所で作業を行う場合においては、労働者に安全帯を使用させる等の墜落防止設備を講じなければならない、とされている。トラックの荷台は、地面から2メートル以内の高さにある。しかし作業者は、トラックの荷台よりも高い積載物の上に立って作業を行うことが少なくない。この場合に作業者は、荷台或いは積載物を基準とすると2メートル以内の高さにあったとしても、地面を基準とすると2メートルを超える高さで作業を行うこととなる。地面の上に転落すれば、作業者は身体に相応の損傷を受け、時には生命も脅かされることとなる。
さらに、ビルディングなどの建設現場では、土台部分及び地下部分を形成するために、建設作業の早期において地面が底深く掘削され、資材を搬出入するトラックは、掘削された空洞の上に掛け渡された桟橋の上に停車して、資材の積み降ろしを行うのが通例となっている。このような場合には、作業者の安全を確保することは重要である。
このような問題を解決すべく本出願人は、先に特許文献1に記載のような作業者の転落防止装置を提案した。この装置は、トラックの荷台の煽に複数の支柱を取り付け、少なくとも2つの支柱との間に網を張り渡すようにしたものである。
この転落防止装置は、荷台の煽に台座部を着脱可能に取り付け、この台座部に支柱下端を着脱可能に取り付けたものである。そのため、荷台上での作業性および安全性を高めることができる。
しかし、特許文献1に記載の転落防止装置は、トラックの荷台の両側縁部に設けた煽に支柱を取り付ける方式であるため、図9(a),(b)に示すように、荷台101に煽がないトレーラー100の場合には上記のような転落防止装置を適用できないと問題があった。このようなトレーラー100は、煽の代わりに、荷崩れ防止用の支柱であるスタンション102が荷台101の両側縁および後部に立てられている。また、トレーラーによっては、スタンション102のないものや、スタンション102の数がすくないものもある。このようなトレーラー100は、主に鋼材や原木やコンクリート製品等の運搬に使用されるものであって、これらの積載物はワイヤーフックによって固定し運搬される。また、トラックにも煽がないものがある。
本考案の課題は、荷台に煽のないトレーラーやトラック等の貨物車に適用される転落防止装置を提供することであり、特に取り扱い易く、且つ荷台上での作業性及び安全性を高めることのできる転落防止装置を提供することである。
本考案者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、トレーラーやトラック等の貨物車の支柱(スタンション等)を、網をはる柱の一部として利用することを考え、本考案を完成させるに至った。
すなわち、本考案のトレーラー用転落防止装置は、煽のない貨物車の荷台から人が転落するのを防止するためのものであって、貨物車の荷台側縁部に立設された少なくとも2本の支柱の上端部にそれぞれ下端部が取り付けられ該支柱から上方に延設された柱状部と、これらの柱状部間に張り渡された網とを備えたことを特徴とする。
前記柱状部は、下部柱状部と上部柱状部とから形成され、前記下部柱状部に対して上部柱状部が折り畳み自在に連結されており、さらに下部柱状部から上部柱状部を立ち上げた状態で上部柱状部を下部支柱に固定するための固定手段を備える。
前記柱状部の少なくとも上部には前記網を取付けるための環状部が設けられており、さらに、前記支柱の下部には、外側面に前記網の端部を取り付けるための環状部材が装着されているのがよい。前記環状部材は、前記支柱に外挿される枠体と、該枠体を支柱に外挿した状態で枠体の開口を着脱自在に閉じて環を形成する固定部とを主要構成部材とする。
一方、トレーラーにはスタンションなどの支柱が設置されていないもの、あるいは網をはりたい荷台の所定位置に支柱が設置されていない場合もある。このような場合、本考案に係る転落防止装置では、前記少なくとも2本の支柱のうち少なくとも1本が、前記荷台の側縁部に着脱自在に取付けられた台座部であり、この台座部の上端部に前記柱状部の下端部を取り付け台座部から上方に延設するのが好ましい。
前記台座部は、トレーラーの荷台上に立てた台座部本体と、この台座部本体の下端両側面からそれぞれ下方に垂下した一対の脚部を有し、一方の脚部はトレーラーの荷台側縁部に位置する支柱挿入穴に挿入され、他方の脚部はトレーラーの荷台の外側面に位置すると共に、前記荷台側縁部を跨いで支柱挿入穴内面と荷台の外側面との間を締め付けて前記台座部本体を荷台に固定するクランプ構造を有するのがよい。
本考案によれば、荷台の側縁部に立設された少なくとも2本の支柱の上に柱状部を立て、これらの柱状部間に網を張り渡すようにしたので、煽のないトレーラーやトラック等の貨物車の荷台上に簡単に網を張ることができ、荷台上での作業性及び安全性を向上させることができるという効果がある。
前記柱状部が、下部柱状部に対して上部柱状部を折り畳み自在に連結した構成であると、運搬や保管に場所をとらず取り扱いが容易になると共に、上部柱状部を折り畳んだ状態で、網を張り、ついで上部柱状部を立ち上げるので、高所で網を張る作業が不要となり、網を張る作業の安全性が高まるという効果がある。また、貨物車の荷台上の積荷が低い場合には、上部柱状部を折り畳んだままで、網を張って使用できるという利点もある。
また、前記支柱の少なくとも上部には前記網を取付けるための環状部が設けられており、さらに、前記下部には、外側面に前記網の端部を取付けるための環状部材を装着しているので、網を荷台から支柱の上端部までの高さにわたって網を張ることができるので、安全性がより向上する。
前記柱状部が、下部柱状部に対して上部柱状部を折り畳み自在に連結した構成であると、運搬や保管に場所をとらず取り扱いが容易になると共に、上部柱状部を折り畳んだ状態で、網を張り、ついで上部柱状部を立ち上げるので、高所で網を張る作業が不要となり、網を張る作業の安全性が高まるという効果がある。また、貨物車の荷台上の積荷が低い場合には、上部柱状部を折り畳んだままで、網を張って使用できるという利点もある。
また、前記支柱の少なくとも上部には前記網を取付けるための環状部が設けられており、さらに、前記下部には、外側面に前記網の端部を取付けるための環状部材を装着しているので、網を荷台から支柱の上端部までの高さにわたって網を張ることができるので、安全性がより向上する。
本考案では、スタンションなどの支柱が設置されていない場合を考慮して、台座部を荷台の荷台側縁部に着脱自在に取付け、この台座部の上端部に前記支柱を立てるようにしているので、スタンションなどの支柱が設置されていないもの、あるいは網を張りたい荷台の所定位置に支柱が設置されていない貨物車であっても本考案の転落防止装置を使用することができる。
本考案の一実施形態を図1〜図5に示す。図1はこの実施形態にかかる転落防止装置のトレーラーへの取付状態を示す側面図であり、図2は図1に示す転落防止装置における柱状部を示す側面図、図3は折り畳んだ柱状部を示す斜視図、図4は支柱であるスタンションの下部に装着する環状部材の使用前の状態を示す斜視図、図5A〜図5Cはスタンション下部への環状部材の装着手順を示す斜視図である。
図1に示すように、このトレーラー用転落防止装置は、トレーラー1に設けられた2本のスタンション2,2(支柱)を利用して、各スタンション2の上に柱状部3を立て、それらの間にロープ15a、15bを掛け渡し、このロープ15a、15bの間に転落防止用の網4を展開したものである。
図2は柱状部3の取付構造を示している。スタンション2は荷台16から立設された木製または鋼等の金属製の角柱または円柱であり、このスタンション2の上端部に柱状部3の下端部が嵌着され該スタンションから上方に延設される。すなわち、柱状部3は全体が鋼等の金属製で構成されており、下端部にスタンション2の上端部を挿入するためにスタンション嵌入穴31が形成されている。このスタンション嵌入穴31の側面には、図3に示すように、ネジ支持部50、およびハンドル52からなる柱状部固定具5が設けられている。これにより、ハンドル52を回してネジ51をネジ支持部50のねじ穴より内部に螺進させ、ネジ51の頭部をスタンション2の側面に圧接させて柱状部3をスタンション2の上端部に固定するのである。
柱状部3は、図3に示すように、上部柱状部3aと下部柱状部3bとを含み、上部柱状部3aは下部柱状部3bに対して連結折り畳み部7で折り畳み自在に連結された構造を有する。柱状部3の上部には、前記網4を張るためのロープ15aを取付けるための環状部6が溶接などによって取り付けられる。また、柱状部3の下部で且つスタンション2に立設した状態ではほぼ中央部となる位置にも、網4の中央部に設けたロープ15cを取付けるための環状部84が同様にして設けられている。
連結折り畳み部7では、上部柱状部3aの下端開口両側より側方に突出した突出片81と、下部柱状部3bの上端開口両側より側方に突出し前記突出片81の外側面に当接する突出片82とが、ボルトおよびナットで回転自在に接合されている。そして、上部柱状部3aの下端開口には、ピン9(固定手段)が挿通する筒10が突出片81と略同一水平面上に設けられ、下部柱状部3bの前記突出片82略同一水平面の開口両側にはピン9(ダボピン)が挿通する挿通孔11が形成されている。
このように構成された柱状部3は、使用時に、図3に示した折り畳み状態から上部柱状部3aを、突出片81と突出片82とが当接しボルトおよびナットで接合された回転軸部Bを中心として矢印A方向に回転させて、上部柱状部3aの突出片81の側面81aを下部柱状部3bの上端開口縁部31bに当接させると、下部柱状部3bの挿通孔11、11と上部柱状部3aの筒10の開口とが一致し、柱状部3がほぼ垂直に立ち上がる。この状態で一方の挿通孔11よりピン9を挿入し筒10内および他方の挿通孔11を挿通させる。ピン9としては、ピンが不用意に抜けるのを防止するために、例えばダボピン、割りピンなどを使用するのが好ましい。
なお、柱状部3は必ずしも垂直に立ち上がる必要はなく、例えば、荷台16から外側に傾斜していてもよい。
なお、柱状部3は必ずしも垂直に立ち上がる必要はなく、例えば、荷台16から外側に傾斜していてもよい。
前記したように、柱状部3の上部および中央部には、網4を取付けるための環状部6、84がそれぞれ設けられている。一方、柱状部3を保持したスタンション2の下部には、網4の下端部を取付けるための環状部材13が装着されている。
この環状部材13は、図4に示すように、スタンション2に外挿されるコ字形枠体131と、該コ字形枠体131の開口を着脱自在に閉じて環を形成する固定部132と、操作用のレバー133と、コ字形枠体131の開口端の一方にピン接合によって回転自在に取り付けられた回転部134とを備える。コ字形枠体131の開口端の他方は外向きに折り曲げられている。固定部132は、剛直な線材をコ字形に折曲したものであり、両端を回転部134の上下面に形成された孔にそれぞれ挿入して、回転部134に回転自在に固定保持される。レバー133は剛直な線材をコ字形に折曲したものであり、両端は溶接などによって固定部132に固定されている。なお、コ字形枠体131の外面には、網4を取り付けるための環状部135が溶接などによって取り付けられている。
環状部材13をスタンション2の下部に装着するには、図5Aに示すように、まずコ字形枠体131を矢印C方向にスライドさせて、スタンション2に外挿する。ついで、図5Bに示すように、固定部132をコ字形枠体131の開口端の他方に向かって矢印D方向に回転させ、先端を折曲部136に係止させた後、レバー133を矢印E方向に回して、固定部132を引っ張り、図5Cに示すようにレバー133をコ字形枠体131に接する位置まで倒す。このとき、レバー133の間から環状部135が突出するので、これにカラビナ14を嵌めると、レバー133に対してカラビナ14がストッパとなって安全性が高まる。このカラビナ14には、網4を張り渡すためのロープ15bが固定される。
次に、本実施形態の転落防止装置を使用して網4を張り渡す方法を具体的に説明する。まず、図3に示すように折り畳まれた柱状部3における下部柱状部3bの下端部に設けたスタンション嵌入穴31をスタンション2の上端部に被せ、柱状部固定具5のハンドル52を回して、柱状部3をスタンション2の上端に固定する。
また、スタンション2の下部には、前記したように図5A〜図5Cに示す手順で環状部材13を外挿する。
また、スタンション2の下部には、前記したように図5A〜図5Cに示す手順で環状部材13を外挿する。
この状態では、図2に一点鎖線で示すように、上部柱状部3aは下部柱状部3bに対して連結折り畳み部7で折り畳まれている。この状態で、上部、中央部および下部の環状部材6,84,135にそれぞれ網4の上部、中央部および下部の各ロープ15a,15b,15cの一端を取り付ける。
このようにして、2本の離隔したスタンション2,2の上端にそれぞれ柱状部3,3の下端を取り付け、それらの間に網4をいわば二つ折りされた状態で展開する。ロープ15a,15bの取付は、例えば特許文献1の図7、図8に示されるように、ロープ15a,15bは緊張器およびカラビナを介して各環状部6、135に取り付けるようにするのが好ましいが、特に限定されるものではない。また、網4の展開方法は特に限定されるものではないが、例えば特許文献1に記載の方法によって行うことができる。
網4を二つ折り状態で柱状部3,3間に展開後、各柱状部3の上部柱状部3aを矢印A方向に回転させ、ほぼ鉛直姿勢に立ち上げ、ピン9を一方の挿通孔11より筒10内を経て他方の挿通孔11へと挿通させて、上部柱状部3aと下部柱状部3bとを一体に固定する。これにより、図1に示すように、柱状部3,3間に網4を展開することができ、トレーラーの荷台上での作業性及び安全性が向上する。
一方、トレーラー1から網4および柱状部3を取り外す場合は、上記と逆の手順でそれらをスタンション2から取り外せばよい。網4の展開や取り外しのいずれの場合でも、前記したように、柱状部3を折り畳んだ状態で作業できるので、高所での作業がなくなり、安全であり、さらに網4の展開や取り外しも容易である。
この実施形態では、図2に示すように、上部柱状部3aと下部柱状部3bとを折り畳み可能にする回転軸部Bは、網4を展開する側にあるので、上部柱状部3aを折り畳んだ状態で網4を柱状部3,3間に展開後、上部柱状部3aを矢印A方向に回転させ、ほぼ鉛直姿勢に立ち上げることができるが、回転軸部Bを網4の展開方向に対して直交する方向に折り畳むようにしてもよい。
なお、以上の説明では、図2に一点鎖線で示すように、上部柱状部3aを折り畳んだ状態で、網4を展開し張り渡すようにしたが、あらかじめ上部柱状部3を矢印A方向に回転させ、ほぼ鉛直姿勢に立ち上げ、ピン9で固定した後,網4を展開し張り渡すようにしてもよい。
次に、本考案の他の実施形態を図6〜図8に基づいて説明する。以下の説明では、前記の実施形態と同じ構成部材には同一符号を付して説明を省略している。
この実施形態に係る転落防止装置は、トレーラーにはスタンション2が設置されていないもの、あるいは網4を張りたい荷台の所定位置にスタンション2が設置されていない場合に適用するのに適用されるものである。すなわち、この実施形態では、前記したスタンション2に代えて、図6に示すようにトレーラーの荷台16の側縁部に柱状の台座部17が立てられ、これに柱状部3を取り付けるようにしている。
この実施形態に係る転落防止装置は、トレーラーにはスタンション2が設置されていないもの、あるいは網4を張りたい荷台の所定位置にスタンション2が設置されていない場合に適用するのに適用されるものである。すなわち、この実施形態では、前記したスタンション2に代えて、図6に示すようにトレーラーの荷台16の側縁部に柱状の台座部17が立てられ、これに柱状部3を取り付けるようにしている。
台座部17は、トレーラーの荷台16上に載置される台座171上に立設した柱状部本体172と、この柱状部本体172の下端両側面からそれぞれ下方に垂下した一対の脚部173,174とを備える(図7を参照)。一方の脚部173はトレーラーの荷台16の側縁部に位置するスタンション挿入穴18に挿入され、他方の脚部174はトレーラーの荷台16の外側面19側に位置する。符号21で示されるのは、台座部17を支持する支持板であって、台座部17の左右に配置され、両端が溶接によって台座部17の外側面と台座171とにそれぞれ固定されている。
このようにして荷台16の側縁部を跨いで一対の脚部173,174で荷台16の側縁部を挟持した状態で、スタンション挿入穴18の内面と荷台16の外側面(I型鋼19の外側面)との間を締め付けて前記柱状部本体172を荷台16に固定するクランプ構造を備える。
すなわち、一対の脚部173,174は、それぞれ一対の脚板173a,174aを有している。これらの脚板173a,174aは当接板173b,174aを介して溶接等によって柱状部本体172に一体に固定されている。そして、一方の脚部174には、ナット部材からなるネジ支持部60、押圧部材61、ネジ63、およびハンドル64を有している。ネジ支持部60は、螺合することによりネジ63を支持する部材であり、一対の脚板174a間に挟まれて固定されている。また、一対の脚板173a,174aは、ボルト及びナットによって締結され、それにより互いの間隔を広げるような外力に対する強度が高められている。ネジ63の基端部には、ネジ63を手操作により回転させるためのハンドル64が取り付けられている。ネジ63の先端部には、ネジ63の回転に伴う前進により荷台16の外側面19の外側面に当接し、この外側主面を押圧する押圧部材61が取り付けられている。
なお、荷台16の外側面19は、図6に示すように、I型鋼のウェブで構成されているが、これに限定されるものではなく、当該I型鋼の溝部を塞いだ図示しない板材や、I型鋼に代えてC型鋼(溝型鋼)で構成されていてもよい。
なお、荷台16の外側面19は、図6に示すように、I型鋼のウェブで構成されているが、これに限定されるものではなく、当該I型鋼の溝部を塞いだ図示しない板材や、I型鋼に代えてC型鋼(溝型鋼)で構成されていてもよい。
このように構成された台座部17を荷台16の所定位置に立設し、図8に示すように、この台座部17の上端部に、前記した柱状部3の下端部が嵌着され台座部17から上方に延設される。
また、図8に示すように、台座部17の左右両側には、環状部22,22が溶接等で取り付けられている。網4側の環状部22は、下部のロープ15bを前記したようにして取り付けるためのものである。一方、反対側の環状部22は、ターンバックル23によって柱状部3を支持している。
以上のような台座部17を使用する態様としては、一方の柱状部3を台座部17上に取り付け、他方の柱状部3を一方の柱状部3と同様にして台座部17上に取り付ける場合と、トレーラー等の貨物車のスタンションの上端部に取り付ける場合とがある。本考案の転落防止装置は、いずれの使用態様でも取り扱い易く、且つ荷台上での作業性及び安全性を高めることができる。
1:トレーラー(貨物車)、2:スタンション(支柱)、3:柱状部、4:網、5:柱状部固定具、6:環状部、7:連結折り畳み部、9:ピン、10:筒、13:環状部材、14:カラビナ、16:荷台、17:台座部、18:スタンション挿入穴、19:外側面、22:環状部
Claims (6)
- 煽のない貨物車の荷台から人が転落するのを防止するための転落防止装置であって、
貨物車の荷台側縁部に立設された少なくとも2本の支柱の上端部にそれぞれ下端部が取り付けられ該支柱から上方に延設された柱状部と、これらの柱状部間に張り渡された網とを備えたことを特徴とする貨物車用転落防止装置。 - 前記柱状部は、下部柱状部と上部柱状部とから形成され、前記下部柱状部に対して上部柱状部が折り畳み自在に連結されており、さらに下部柱状部から上部柱状部を立ち上げた状態で上部柱状部を下部支柱に固定するための固定手段を備えた請求項1に記載の転落防止装置。
- 前記柱状部の少なくとも上部には前記網を取付けるための環状部が設けられており、さらに、前記支柱の下部には、外側面に前記網の端部を取付けるための環状部材が装着されている請求項1または2に記載の転落防止装置。
- 前記環状部材が、前記支柱に外挿される枠体と、該枠体を支柱に外挿した状態で枠体の開口を着脱自在に閉じて環を形成する固定部とを含む請求項3に記載の転落防止装置。
- 前記少なくとも2本の支柱のうち少なくとも1本が、前記荷台の側縁部に着脱自在に取付けられた台座部であり、この台座部の上端部に前記柱状部の下端部が取り付けられ台座部から上方に延設される請求項1〜4のいずれかに記載の転落防止装置。
- 前記台座部が、トレーラーの荷台上に立てた台座部本体と、この台座部本体の下端両側面からそれぞれ下方に垂下した一対の脚部を有し、一方の脚部はトレーラーの荷台側縁部に位置する支柱挿入穴に挿入され、他方の脚部はトレーラーの荷台の外側面に位置すると共に、前記荷台側縁部を跨いで支柱挿入穴内面と荷台の外側面との間を締め付けて前記台座部本体を荷台に固定するクランプ構造を有する請求項5に記載の転落防止装置。
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