JP3146223B2 - 車上転換装置 - Google Patents

車上転換装置

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JP3146223B2 JP30836594A JP30836594A JP3146223B2 JP 3146223 B2 JP3146223 B2 JP 3146223B2 JP 30836594 A JP30836594 A JP 30836594A JP 30836594 A JP30836594 A JP 30836594A JP 3146223 B2 JP3146223 B2 JP 3146223B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道輸送の線路分岐にお
いて使用される車上転換装置や電気転てつ機の転換構造
に関し、特に、ロングポイントを使用した線路分岐にお
いても背向割り出しが可能な転換装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車上転換装置や電気転てつ機によるポイ
ントの転換構造は、図10に示すように、本線と分岐線
とから構成される線路分岐において、密着側レール10
1及び開口側レール102から構成される一対の基本レ
ール間にトングレール103,104を配置し、このト
ングレールが支点(ヒール部)105を中心として円弧
状にポイント床板上を移動し、密着側レール101若し
くは開口側レール102のいずれかの基本レールに密着
するように構成して定位(図10の実線状態)若しくは
反位(図10の点線状態)の切り換えを行なうようにな
っている。上記構造の転換装置は、例えば図12に示す
ように、一対のトングレール103,104の先端側
に、ポイント転換に必要な力を発生させる動作桿106
を接続桿107を介して連結し、鎖錠検知を行なう鎖錠
桿108をスイッチアジャスター109を介して連結し
ている。そして、転換機110による電気的な転換動作
により機械的に鎖錠して転換を行なう。
【0003】また、転換装置においては、主として構内
鉄道での線路分岐で使用されるものとして、背向割り出
しが可能な転換装置が存在する。この転換装置は、例え
ば図13に示すように、一対のトングレール103,1
04の先端側に、ポイント転換に必要な力を発生させる
鎖錠動作桿201、割り出し力を受ける割り出し動作桿
202をそれぞれ接続桿203を介して連結し、対向方
向Aからの列車の進入に対しては転換部110による電
気的な転換動作により鎖錠することにより定位若しくは
反位とし、背向方向Bからの列車の進入に対して自動的
に割り出し可能なように構成されている。すなわち、鎖
錠動作桿201及び割り出し動作桿201は、転換部1
10内においてカム等を介して連動する鎖錠機構を形成
し、転換動作による鎖錠力により鎖錠動作桿201及び
割り出し動作桿202を動作させて定位と反位(図13
の状態)を切り換えるとともに、背向方向Bから列車が
進入すると、列車の車輪により前記鎖錠力に抗して割り
出し動作桿202及び鎖錠動作桿201を動作させて定
位と反位を切り換えるように構成されている(例えば、
実公昭48−24089号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、騒音やメンテナ
ンスの軽減を図るため、鉄道線路においてはロングレー
ルの需要が高まりつつある。これに伴い、ロングレール
を使用する場合の線路分岐においては、弾性ポイント若
しくはロングポイントと呼ばれる分岐器が使用されてい
る。この分岐器は、図11に示すように、長いトングレ
ール301,302を使用し、定位(図11の実線の状
態)の状態で、その一側における点線で囲まれた固定部
303を床板上に固定している。したがって、トングレ
ールを反位(図11の点線状態)とした場合には、トン
グレール301,302自体に作用する弾性力が密着側
レール101に常時かかるようになっている。すなわ
ち、図10に示したヒール部105を設けることなく、
トングレール301,302のバネ作用を利用してポイ
ント床板上を滑るように構成している。
【0005】上記した分岐器は、トングレールの密着側
レール101(定位)への転換は良いが、開口側レール
102(反位)に転換させるとトングレール301,3
02に弾性力があるため、密着側方向へ弾性の反発力が
常時働くようになる。したがって、このような構造の分
岐器を有する線路分岐において、図13に示したような
背向割り出し機能を有する転換装置を設置した場合、次
のような問題点があった。反位におけるトングレールに
よるバネ作用を打ち消すため、密着側へ作用させる鎖錠
力を強くする必要があり、その結果、定位状態において
トングレール301が強い力で密着側レール101に押
し付けられ、トングレール301に変形が生じる場合が
ある。転換部110における密着側へ作用させる鎖錠力
を強くすると、定位状態において鎖錠力に比例して割り
出し力も大きくなる。すなわち、前記した鎖錠機構の鎖
錠を解除する力も大きくなり、割り出し力による転換力
が不足して転換不良を起こす可能性がある。従って、弾
性ポイント(ロングポイント)を有する線路分岐におい
ては、背向割り出し機能を有する転換装置を使用するこ
とができなかった。
【0006】また、特に製鉄所内の鉄道線路附近は海抜
が低いため、降雨時と海水の満潮時が重なった場合にお
いても転換機を冠水より防ぐため、図14(a)(b)
に示すように、打上台装置を用いて転換機110をレー
ル敷設面より高い位置に設置することが行なわれる。打
上装置は、まくら木111上に一対の打ち上げ台112
を配置し、この打ち上げ台間に転換機110を架設して
構成されている。そして、転換機110の各動作桿10
6,108の端部は、逆三角形状の接続金具113に連
結し、この接続金具113の下方に位置する頂部が接続
棒114及び接続桿107,鎖錠桿108を介してトン
グレール103,104に連結されている。上記構造の
打上台装置を用いた線路分岐の場合、転換動作や割り出
し動作時に、動作桿106,108から作用する力が伝
達される前記接続金具113の形状の特性から、転換機
110の接続桿107及び鎖錠桿108へ力がスムーズ
に伝達されないため、転換動作に支障を来すという問題
点があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、弾性ポイント(ロングポイント)を有する線路分岐
での使用においても、背向割り出しを可能とするととも
に、転換動作を円滑に行なうことができる構造を有する
車上転換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1の発明は、密着側レール及び開口側レールの
間に設置された一対のトングレール間に連結される反力
吸収連結機構と、この反力吸収連結機構に連結される密
着側動作桿及び開口側動作桿と、これら密着側動作桿及
び開口側動作桿を動作させて前記トングレールを密着側
レールに接触する定位と開口側レールに接触する反位と
の切り換えを行なう転換機とを有する車上転換装置であ
って、前記転換機は、密着側レール及び開口側レールの
間に設置されるとともに、スライド移動可能な密着側動
作桿及び開口側動作桿に連結し、密着側レールに接触す
る定位と開口側レールに接触する反位との切り換えを行
なう一対のトングレールを有する転換装置であって、密
着側リンクと、開口側リンクと、L型クランクとを具備
している。密着側リンクは、前記密着側動作桿に対して
一方側が回動可能に連結されている。開口側リンクは、
前記開口側動作桿に対して一方側が回動可能に連結され
ている。L型クランクは、略L字形状をなしL字頂角部
を中心に回動自在に固定されている。そして、前記L型
クランクのL字を形成する一対の辺の先端部側を、前記
密着側リンクの他端側及び開口側リンクの他端側にそれ
ぞれ回動自在に連結し、L型クランクの一辺と密着側リ
ンクとが直線配置されたときに定位若しくは反位の鎖錠
を行なうリンク駆動機構を形成し、前記L字直角部の対
角位置にL字クランクに連設する連設片を形成し、該連
設片に押圧力を付与する押圧手段を設けている。また、
前記反力吸収連結機構は、一端に前記トングレールから
の反力が加わる第1の伝達板と、第2の伝達板と、これ
ら第1及び第2の伝達板に対して両者の端部に重なり合
うようにして連結する連結板とを有し、前記第1の伝達
板は前記連結板に対して移動可能に形成するとともに、
第1の伝達板と連結板とが重なり合う部分における伝達
板の適宜箇所に凹部を形成し、該凹部の外側端部に前記
連結板に対して固定された受座を配置し、該受座に当接
し凹部の内側端部に前記反力に対抗する弾性力を発生可
能とする弾性体を配置して構成される。
【0009】また、請求項2の発明は、転換機をレール
敷設面より高い位置に配置させ、転換機の動作桿と反力
吸収連結機構とは接続部材を介して連結される請求項1
に記載の車上転換装置であって、前記接続部材は、前記
動作桿と連結することにより、2つの台形型フレームの
上辺同士を当接させた形状とすることを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、密着側リンクと開口
側リンクとL型クランクとによりリンク駆動機構を構成
し、L型クランクの一辺と密着側リンクとが直線配置さ
れたときに鎖錠を行なうように構成したので、ロングポ
イントの分岐器のように弾性力がトングレールに生じる
ような場合、弾性力は密着側動作桿,密着側リンク,L
字クランクに作用するが、この弾性力をL字クランクに
連設する連設片に押圧手段により付与される押圧力によ
り打ち消すことができる。また、この押圧力は、L型ク
ランクの一辺と密着側リンクとが直線配置されることを
維持する方向にも作用するので、鎖錠抜け防止を図るこ
とができ鎖錠を確実にする。
【0011】また、反力吸収連結機構によれば、第1の
伝達板の一端に反力が加わると、第1の伝達板は連結板
に対して離れる方向に移動しようとする。この時、第1
の伝達板の凹部又は長孔において連結板に対して固定さ
れた受座が弾性体を圧縮し、弾性体に前記反力に抗する
力を発生させ、第1の伝達板が連結板に対して離れる方
向に移動するのを防ぎ、第1の伝達板に生じる反力を吸
収することができる。
【0012】請求項2の発明によれば、接続部材の形状
を、動作桿と連結することにより2つの台形型フレーム
の上辺同士を当接させた形状とすることにより、動作桿
からの力を反力吸収連結機構側に伝達する際の伝達効率
の向上を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る車上転換装置
を有する車上転換システムについて、図1を参照しなが
ら説明する。密着側レール101及び開口側レール10
2から構成される一対の基本レールが敷設され、基本レ
ール間には、密着側トングレール301及び開口側トン
グレール302から構成される一対のトングレールが設
置されている。基本レール及びトングレールはともにロ
ングレールで構成され、トングレール301,302
は、図11で示したように、分岐線路の端部側において
床板上に固定される固定部303を設けている。
【0014】車上転換システムは、各トングレール30
1,302に連結されたタイバー等から構成される反力
吸収連結機構400と、一対の動作桿4,5を有する転
換機110と、各動作桿4,5と各タイバーとを連結す
るスイッチロッド3a,3bと、分岐線路の対向側に設
置された操作てこ500と、分岐線路の背向側にそれぞ
れ設置された背向タピット600a,600bと、転換
ポイントに対して対向側のレール外側に設置されたポイ
ントコンタクター700a,700bと、前記操作てこ
500,背向タピット600,ポイントコンタクター7
00からの信号を入力し転換機110の制御を行なう電
気制御装置800とから構成されている。
【0015】反力吸収連結機構400は、弾性分岐器の
トングレール301,302に生じる反力を吸収して連
結機構内部に閉じ込めることにより、転換の駆動動作の
安定化を図るものである。スイッチロッド3a,3b
は、転換機110の転換エネルギーを反力吸収連結機構
400側へ確実に伝達するためのロッドであり、ポイン
ト転換及び鎖錠と割り出し作用を行なうものである。操
作てこ500は、対向側より列車が進入した場合に、列
車の車上よりオペレータが操作するスイッチが設けら
れ、このスイッチによる信号により転換機110の転換
動作が行なわれるようになっている。背向タピット60
0は、背向側より列車が進入した際に、列車の車輪が踏
むスイッチが設けられ、このスイッチによる信号により
列車の進行方向に転換機110の転換動作が行なわれる
ようになっている。ポイントコンタクター700は、転
換終了後のトングレール301,302と基本レール1
01,102との密着を検知するためのスイッチであ
る。電気制御装置800は、電気シーケンス回路で構成
されており、操作てこ500,背向タピット600,ポ
イントコンタクター700等のスイッチの条件を電気シ
ーケンス回路内部でチェックして転換機110に転換信
号を送り、転換終了後は、転換機110に設定されたス
イッチにより転換終了の信号がフィードバックされて電
気制御が終了するように構成されている。
【0016】続いて、反力吸収連結機構400の詳細な
構成について、図2ないし図5を参照しながら説明す
る。密着側トングレール301の先端側には連結板40
1aを介してL字型のタイバー(伝達板)2aが固定さ
れて、開口側トングレール302の先端側には連結板4
01bを介してL字型のタイバー(伝達板)402bが
固定されている。開口側のタイバー402bと密着側の
タイバー402aとは上板及び下板から構成される連結
板(後述する)により連結され、反力吸収連結棒を構成
している。
【0017】密着側トングレール301の先端側にボル
ト411により固定された連結板401aは、取り付け
金具412及びボルト413により、密着側レール10
1と交差し一対のトングレール間側に延びるタイバー
(伝達板)402aに固定されている。同様にして、開
口側トングレール302の先端側にボルト414により
固定された連結板401bは、取り付け金具415及び
ボルト416により、開口側レール102と交差し一対
のトングレール間側に延びるタイバー(伝達板)402
bに固定されている。また、トングレール間側に延びる
各タイバー(伝達板)の長さは、開口側トングレール3
02側のタイバー402bが密着側のタイバー402a
より長くなっている。タイバー(伝達板)402aとタ
イバー(伝達板)402bとの互に対向する各端部は、
上板403及び下板404に挟まれて連結されている。
すなわち、タイバー(伝達板)402aは上板403及
び下板404に対して固定締結ボルト405により連結
固定されている。また、タイバー(伝達板)402bは
間隔保持ボルト406により上板403及び下板404
に対してタイバー(伝達板)402bが移動可能なよう
に連結されている。
【0018】前記間隔保持ボルト406を貫通させるた
め、タイバー402bにはタイバーの長手方向に長い長
方形状の2個の長孔407を形成している。各長孔40
7には、第4図及び第5図に示すようにスプリング等の
弾性体408が挿入されており、弾性体408の密着レ
ール側が長孔407の密着レール側壁面に当接するよう
になっている。また、弾性体408の開口レール側と長
孔407の開口レール側壁面とに間には、ばね受け(受
座)409が配置され、このばね受け(受座)409の
中央部に形成された孔410に前記間隔保持ボルト40
6が貫通するようになっている。また、各長孔407の
密着レール側は、スプリングが変形しやすいように幅広
部407aが形成されている。
【0019】密着側のタイバー402aはスイッチロッ
ド3aを介して密着側の動作桿4に連結され、動作桿4
からの力を前記タイバー402aに伝達して密着側トン
グレール301を密着側レール101に密着させるよう
になっている。同様に、開口側のタイバー402bはス
イッチロッド3bを介して開口側の動作桿5に連結され
ることにより、動作桿5からの力を前記タイバー402
bに伝達して密着側トングレール301を密着側レール
101から離反(開口)させるように構成している。一
対のトングレール301,302は、密着側動作桿4及
び開口側動作桿5の動作により、固定された分岐側(固
定部303)より反固定側が動くことになる。
【0020】次に、転換機110の内部のリンク機構に
ついて、図6ないし図8を参照しながら説明する。図7
に示すように、転換装置のケース底面10にガイド溝1
1が形成され、このガイド溝11を図2の裏面方向(図
6及び図8の左右方向)に摺動可能にスライダー12が
配置されている。スライダー12の中央には、図8に示
すように、長孔13が形成され、両端には嵌合部14,
15がそれぞれ形成されている。また、スライダー12
には連結金具16、17が形成され、この連結金具1
6、17が密着側動作桿4及び開口側動作桿5の底面に
設けた溝部4a,5aに嵌合されることにより、密着側
動作桿4又は開口側動作桿5とスライダー12とが連動
して移動可能なように構成されている。スライダー12
に対してレール側の密着側動作桿4には固定金具18が
装着され、この固定金具18に固定された駆動ピン19
がスライダー12のレール側の嵌合部14に嵌合配置さ
れている。また、スライダー12に対して反レール側の
開口側動作桿5には、前記固定金具18に対してスライ
ダー長より若干長い距離分だけ離れた位置に固定金具2
0が装着され、この固定金具20に固定された駆動ピン
21がスライダー12の反レール側の嵌合部15に嵌合
配置され、駆動ピン19,21同士でスライダー12を
挟むように構成している。
【0021】密着側動作桿4の固定金具18に固定され
た駆動ピン19には、長尺片状の密着側リンク22の一
端が軸着され、駆動ピン19を中心に密着側リンク22
が回動可能に連結されている。同様に、開口側動作桿5
の固定金具20に固定された駆動ピン21には、長尺片
状の開口側リンク23の一端が軸着され、駆動ピン21
を中心に開口側リンク23が回動可能に連結されてい
る。密着側リンク22と開口側リンク23の他端側は、
L型クランク24のL字を形成する一対の辺の先端部に
それぞれ接続ピン25、25により軸着されている。L
型クランク24は、L字頂角部を直角とした二等辺三角
形の形状を有し、前記L字直角部の対角位置にL字クラ
ンク24に連設する連設片26が形成されている。ま
た、L字直角部は中心軸27に軸着され、この中心軸2
7はスライダー12の長孔13に挿入され、その先端が
ケース底面10を貫通して固定されるように構成されて
いる。したがって、密着側動作桿4又は開口側動作桿5
の水平移動によりL型クランク24は中心軸27を中心
として回動可能となり、このL型クランク24の回動に
応じて密着側リンク22及び開口側リンク23が図8
(a)(b)(c)のように動作するリンク駆動機構を
形成している。
【0022】また、L型クランク24のL字直角部に対
して対角位置26aとなる連設片26には、押圧手段と
しての圧縮スプリング28が装着され、L型クランク2
4を開口側動作桿側5へ押圧するようになっている。こ
の圧縮スプリング28の他端側は、図6に示すように、
動作桿4,5に対して直交する中心軸27の延長線上の
ケース本体の任意箇所に固定されている。開口側動作桿
5には、L型クランク24の一辺と密着側リンク22と
が直線配置されたとき(図8(a))、圧縮スプリング
28の押圧力によりL型クランク24及び密着側リンク
22が開口側動作桿5側に折曲しないように、ストッパ
ー29が開口側動作桿5の適宜位置に形成されている。
同様に、開口側動作桿5には、L型クランク24の一辺
と開口側リンク23とが直線配置されたとき(図8
(c))に、圧縮スプリング28の押圧力によりL型ク
ランク24及び開口側リンク23が開口側動作桿5側に
折曲しないように、ストッパー30が開口側動作桿5の
適宜位置に形成されている。
【0023】また、スライダー12の一辺側には凹凸が
連続する歯合部31が形成され、この歯合部31が転換
歯車32の溝部33に歯合し、直線運動と回転運動の相
互の変換を行なうように構成されている。転換歯車32
は、中間ピニオン34に歯合し、中間ピニオン34と同
軸の中間歯車35、平歯車36、傘歯車37、モータピ
ニオン38を介してモータ39の正逆回転運動が伝達さ
れるように構成されている。
【0024】次に、上記転換装置によるトングレール3
01,302の定位及び反位の切り換え動作について説
明する。図1に示す定位から反位の切り換えを行なう場
合、L型クランク24、密着側リンク22及び開口側リ
ンク23は、図8(a)に示される位置関係(定位状
態)となっている。この状態でモータ39から回転力を
与えると、モータ39の回転力は転換歯車32を介して
スライダー12に直線運動として伝達され、スライダー
12及び開口側動作桿5が左方向へ移動する。スライダ
ー12の嵌合部15が駆動ピン21を押し、開口側リン
ク23を左方向に移動させると、L字クランク24の端
部が引き寄せられ、L字クランク24は中心軸27を中
心として回動し、それにともないL字クランク24の他
端側が密着側リンク22を押し上げ、駆動ピン19が左
方向に移動して密着側動作桿4が移動する(図8
(b))。
【0025】更にモーター39から回転力を与えると、
L型クランク24の一辺と開口側リンク23とが直線配
置されて(図8(c))、反位の状態として鎖錠され
る。このとき、圧縮スプリング28の押圧力によりL字
クランク24及び開口側リンク23がストッパー30に
当接することにより、開口側動作桿5(下)側に折曲し
ないようになっている。また、圧縮スプリング28の押
圧力は、L型クランク24の一辺と開口側リンク23と
が直線配置されることを維持する方向に作用し(圧縮ス
プリング28の動作桿に対して直交する方向の成分)、
鎖錠抜け防止を図って鎖錠を確実にしている。また、反
位(図8(c))の状態においては、トングレール30
1,302には密着側レール101側への弾性力が生じ
ているが、この弾性力は圧縮スプリング28の動作桿方
向の成分で打ち消すことができ、必要以上の鎖錠力を与
える必要がない。
【0026】反位から定位の切り換えを行なう場合、L
型クランク、密着側リンク及び開口側リンクは、図8
(c)に示される位置関係となっており、この状態から
モーター39を逆回転させると、図8(b)を経てL型
クランク24の一辺と密着側リンク22とが直線配置さ
れて(図8(a))、定位の状態として鎖錠される。
【0027】以上は、モーター39の回転力により鎖錠
を行なう動作について説明したが、背向割り出しについ
ては、密着側動作桿4若しくは開口側動作桿5の動作に
より定位から反位若しくはその逆の転換が行なわれる。
密着側トングレール301を背向割り出しする場合に
は、前記したようタイバー402aとタイバー402b
とはスライド可能に連結されているので、先ず、密着側
トングレール301及び密着側動作桿4が動いた後に転
換動作が行なわれる。すなわち、密着側動作桿4が単独
で動いた後、タイバー2b及びスイッチロッド3bに連
結された開口側動作桿5が動き、この開口側動作桿5の
移動によりスライダー12が移動し、嵌合部15に当接
する駆動ピン21が動き、その後、上記したような動作
により定位から反位の転換が行なわれる。タイバー2a
とタイバー2bとに遊び(スライド可能とする)を設け
ることにより、密着側動作桿4に対して開口側動作桿5
を遅らせて動作させるのは、鎖錠が確実に解除されてか
ら開口側動作桿5が動くようにする構造及び、密着側動
作桿4の僅かな動きで鎖錠が解除されることを防止する
構造を得るためである。
【0028】また、上記実施例の線路分岐においては、
ロングレールを使用したロングポイント(弾性ポイン
ト)であるので、図8(a)に示した定位状態において
は、トングレール301,302に生じる弾性反力を考
慮する必要がある。すなわち、定位の状態においては、
前記した反位においてトングレール301,302に生
じる弾性力に抗して鎖錠を行なうことができる鎖錠力が
作用しているが、この力は前記したように必要以上に大
きくなることを防止でき、また、L字クランク24の回
転により鎖錠を解除するリンク機構としたので、従来例
(図13)に比較して少ない力で背向割り出しにおける
鎖錠を解除可能とすることができる。したがって、ロン
グポイントにおいても背向割り出し機能を有する転換装
置とすることができる。
【0029】また、定位(図1)の状態においては、ト
ングレール302には開口側レール102側への弾性力
Fが生じているが、この弾性力は反力吸収連結機構の弾
性体8による押圧力で打ち消すことができる。すなわ
ち、図1の定位の状態において、トングレール302に
弾性力が加わると、タイバー(伝達板)402bは上板
403および下板404に対して右側(第3図)に引き
寄せられる。その結果、ばね受け409と長孔407壁
面との間に挟まれたスプリング(弾性体408)が縮む
ので、スプリングが伸びようとする方向に押圧力が生じ
ることになる。この押圧力は、長孔407壁面に作用す
るので、前記トングレール302の弾性力に対抗する力
となり、タイバー(伝達板)402bが第3図の右側に
移動するのを防止することになり、トングレール302
の弾性力を吸収するように作用する。背向割り出しにつ
いては、通常の背向割り出し機構の動作と同様に、密着
側動作桿4若しくは開口側動作桿5の動作により定位か
ら反位若しくはその逆の転換が行なわれる。
【0030】また、上記実施例の線路分岐においては、
ロングレールを使用したロングポイント(弾性ポイン
ト)であるので、図1に示した定位状態においては、ト
ングレール301に弾性反力が生じるが、前記した構造
によりこの弾性反力を吸収することができるので、安定
した転換動作を行なわせることができる。
【0031】また、製鉄所内の鉄道線路において分岐線
路を敷設する場合には、転換機110を冠水より防ぐた
め、図9(a)(b)に示すような打上台装置900を
用いて転換機110をレール敷設面より高い位置に設置
する。打上台装置900は、まくら木111上に一対の
打ち上げ台112を配置し、この打ち上げ台112間に
転換機110を架設して構成されている。この打上台装
置900は、図14に示した従来例の打上台装置と次の
構成が相違している。すなわち、転換機110の各動作
桿4,5の端部は、接続部材901,902を介して接
続棒903及びスイッチロッド3a,3bに連結される
が、前記接続部材901,902は、それぞれ台形型フ
レームで構成され、2つの台形型フレームの上辺同士を
当接させるように組みあわされている。したがって、転
換機110の動作桿4,5に作用する力を接続部材90
1,902を介してスイッチロッド3a,3bへにスム
ーズに伝達されるため、安定した転換動作を行なわせる
ことができる。
【0032】また、上記実施例における反力吸収連結機
構は、連結板を上板403と下板404とで構成し、両
者でタイバー(伝達板)402a,402bを挟む構造
としたが、連結板を1枚の板で構成してもよい。この場
合、前記した長孔407に代えて弾性体408が落下し
たいように凹部とすることが好ましい。すなわち、タイ
バー(伝達板)402a,402bを連結でき、連結板
に対してタイバー(伝達板)402bが移動可能な構造
であり、且つ弾性体が収納できる構造であればよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、反力吸収連結
機構を用いることにより、弾性ポイントにおける反力を
緩和することができ、安定した転換動作を行なわせるこ
とができる。また、転換機にリンク駆動機構を用いるこ
とにより、ロングポイントの分岐器のように弾性力がト
ングレールに生じるような場合に、この弾性力を押圧手
段により付与される押圧力により打ち消すことができ、
ロングポイントのように、弾性反力を考慮する必要があ
る分岐器においても、定位の状態における鎖錠力を抑え
ることができ、背向割り出し機能を持たせることができ
る。また、押圧手段による押圧力は、L型クランクの一
辺と密着側リンクとが直線配置されることを維持する方
向にも作用するので、鎖錠抜け防止を図ることができ、
鎖錠が確実となる転換装置を得ることができる。
【0034】また、請求項2の発明によれば、接続部材
の形状を工夫することにより、伝達効率の向上を図って
安定した転換動作を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の転換装置システムの一実施例を示す
構成説明図である。
【図2】 転換装置の主要部分の平面説明図である。
【図3】 転換装置の主要部分の断面説明図である。
【図4】 連結板の構造を示す斜視説明図である。
【図5】 連結板の構造を示す分解説明図である。
【図6】 転換機のリンク機構の構造を説明するための
構成説明図である。
【図7】 転換機のリンク機構部の断面説明図である。
【図8】 (a)(b)(c)は転換装置のリンク機構
部の動作を示す平面説明図である。
【図9】 (a)及び(b)は本発明の実施例に使用さ
れる打上台装置の側面説明図である。
【図10】分岐線路におけるポイント部を示す説明図で
ある。
【図11】ロングレールを使用した分岐線路におけるポ
イント部を示す説明図である。
【図12】従来の転換装置の平面説明図である。
【図13】従来の背向割り出し機能を有する転換装置の
平面説明図である。
【図14】(a)及び(b)は従来の打上台装置の側面
説明図である。
【符号の説明】
4…密着側動作桿 5…開口側動作桿 12…スライダー 19,21…駆動ピン 22…密着側リンク 23…開口側リンク 24…L字クランク 25…接続ピン 26…連結片 27…中心軸 28…圧縮スプリング(押圧手段) 32…転換歯車 39…モーター 101…密着側レール 102…開口側レール 301…密着側トングレール 302…開口側トングレール 303…固定部 400…反力吸収連結機構 402a…タイバー(第2の伝達板) 402b…タイバー(第1の伝達板) 403…上板 404…下板 405…固定締結ボルト 406…間隔保持ボルト 407…長孔 408…弾性体(スプリング) 409…ばね受け(受座) 900…打上台装置 901,902…接続部材
フロントページの続き (72)発明者 前田 茂 福岡県粕屋郡古賀町駅東4丁目1番1号 株式会社峰製作所技術研究所内 (72)発明者 寺澤 良則 福岡県粕屋郡古賀町駅東4丁目1番1号 株式会社峰製作所技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−227398(JP,A) 特開 昭60−121172(JP,A) 特開 平1−198901(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 1/00 - 29/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密着側レール及び開口側レールの間に設置
    された一対のトングレール間に連結される反力吸収連結
    機構と、この反力吸収連結機構に連結される密着側動作
    桿及び開口側動作桿と、これら密着側動作桿及び開口側
    動作桿を動作させて前記トングレールを密着側レールに
    接触する定位と開口側レールに接触する反位との切り換
    えを行なう転換機とを有する車上転換装置であって、 前記転換機は、 前記密着側動作桿に対して一方側が回動可能に連結され
    た密着側リンクと、 前記開口側動作桿に対して一方側が回動可能に連結され
    た開口側リンクと、 略L字形状をなしL字頂角部を中心に回動自在に固定さ
    れたL型クランクと、を具備し、 前記L型クランクのL字を形成する一対の辺の先端部側
    を、前記密着側リンクの他端側及び開口側リンクの他端
    側にそれぞれ回動自在に連結し、L型クランクの一辺と
    密着側リンクとが直線配置されたときに定位若しくは反
    位の鎖錠を行なうリンク駆動機構を形成し、 前記L字直角部の対角位置にL字クランクに連設する連
    設片を形成し、該連設片に押圧力を付与する押圧手段を
    設けて構成し、 前記反力吸収連結機構は、一端に前記トングレールから
    の反力が加わる第1の伝達板と、第2の伝達板と、これ
    ら第1及び第2の伝達板に対して両者の端部に重なり合
    うようにして連結する連結板とを有し、 前記第1の伝達板は前記連結板に対して移動可能に形成
    するとともに、第1の伝達板と連結板とが重なり合う部
    分における伝達板の適宜箇所に凹部を形成し、 該凹部の外側端部に前記連結板に対して固定された受座
    を配置し、 該受座に当接し凹部の内側端部に前記反力に対抗する弾
    性力を発生可能とする弾性体を配置して成ることを特徴
    とする車上転換装置。
  2. 【請求項2】転換機をレール敷設面より高い位置に配置
    させ、転換機の動作桿と反力吸収連結機構とは接続部材
    を介して連結される請求項1に記載の車上転換装置であ
    って、 前記接続部材は、前記動作桿と連結することにより、2
    つの台形型フレームの上辺同士を当接させた形状とする
    ことを特徴とする車上転換装置。
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