JP3146123U - 往復封筒 - Google Patents

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Abstract

【目的】 返信時に、返信者の情報を改めて書き込む必要がない往復封筒を提供することを目的としている。
【構成】 対向する端面(上下面)にそれぞれのりしろ21,22が形成された往信時に宛先を25表示する往信宛先表示面20と、往信宛先表示面20の一方側面に連続する往信差出兼返信宛先35を表示する返信宛先表示面30と、返信宛先表示面30の一方側面に連続する所定幅の返信時に山折りされ往信宛先表示面20の一部におり返し固着可能な差出人表示面固定片40と、往信宛先表示面20の他方側面より一定幅延出し、往信時に山折りされ差出人表示面固定片40を返信宛先表示面30側に谷折りさせながら当該返信宛先表示面30に固着可能な往信時封筒固定片10とを有する。
【選択図】 図1

Description

本考案は一つの封筒を返信用封筒としても使用可能とした往復封筒に関するものである。
従来の往復封筒としては、特許文献1に記載の如く、フラップを封筒本体に連続する返信用部分と先端側の往信用部分とに2分するよう、フラップの長手方向に沿ってミシン目を設けたものがあった。
この往復封筒は、フラップの往信用部分で封をして発送し、受け取った人がミシン目でフラップを切断して開封することにより、返信時に返信用部分で封をすることができ、返信用の封筒としても使用することができる。
しながら、この往復封筒は、ミシン目でフラップを切断して開封するとき、フラップが往信用部分で封筒本体に貼り付いているため、ミシン目で切断しにくいことがあるという課題があった。このため、係る点を解消した往復封筒として特許文献2に示す往復封筒もあった。
特許文献2に示す往復封筒は、フラップが返信用宛先が表示されている返信用部分と往信時の宛先が表示されている往信用部分とから成り、返信用フラップ部分は封筒本体の開口部に連続し、往信用フラップ部分は返信用フラップ部分に開口部側の反対側で連続しており返信用フラップ部分と直線状に伸びる切断用のミシン目で区切られている。
そして、封筒を受け取ると往信用フラップを開いて封筒の中身を確認すると共に、返信時に往信用フラップ部分をミシン目で容易に切り離すことができ、返信用フラップ部分で封筒に蓋をすることで自動的に返信用フラップ部分に表示されている返信宛先が表面になり、そのまま郵便として返信することができる。
更に、特許文献3に記載された往復封筒は、封筒に往信用宛先と返信用宛先とを表示し、往信時には往信用宛先が表示され、返信時には返信用宛先を表示したフラップなどで往信時の宛先表示を覆う様に折り畳むなどして隠し、返信用宛先のみが表示される様にしたものであった。
実用新案登録第3125718号公報 実用新案登録第3134786号 再公表特許WO2003/055759号公報
しかしながら、特許文献2記載の往復封筒は、1枚の封筒を往復で使用できるが、フラップは例えば定形封筒の4分の1程度の大きさであり、宛先表示も小さく見にくいものであった。しかも返信時には、自動的に表示されるのは宛先の表示のみであるため、返信者は自己の住所氏名などを改めて書き込まなければならなかった。
特許文献3についても同様であり、宛先表示が小さかったり、又、自動的に表示されるのは宛先の表示のみである点に変わりはなく、やはり返信者は自己の住所氏名などを改めて書き込まなければならなかった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、宛先表示も大きく、しかも返信時に、返信者の情報を改めて書き込む必要がない往復封筒を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案に係る往復封筒は、例えば以下の構成を備える。すなわち、一つの封筒を返信用封筒としても使用可能とした往復封筒であって、対向する端面にそれぞれのりしろが形成された往信時に宛先を表示する往信宛先表示面と、前記往信宛先表示面の一方側面より連続する往信差出兼返信宛先を表示する返信宛先表示面と、前記返信宛先表示面の一方側面より連続する所定幅の返信時に山折りされ前記往信宛先表示面の一部におり返し固着可能な差出人表示面固定片と、前記往信宛先表示面の他方側面より一定幅延出した往信時封筒固定片とを有し、前記往信時封筒固定片は、往信時に山折りされて前記返信宛先表示面に固着可能なことを特徴とする。
そして例えば、前記往信宛先表示面の他方側面端部近傍に前記往信時封筒固定片を切り離し可能なミシン目が切手貼付部を避けて設けられていることを特徴とする。
または、一つの封筒を返信用封筒としても使用可能とした往復封筒であって、往信時の宛先名を表示するとともに右側端部近傍にミシン目を配した往信宛先表示面と、前記往信宛先表示面の一方側面より連続する往信差出兼返信宛先を表示する返信宛先表示面と、前記返信宛先表示面の一方側面より連続する所定幅の返信時に山折りされ前記往信宛先表示面の一部におり返し固着可能な差出人表示面固定片と、前記往信宛先表示面の前記ミシン目を配設してある他方側面より一定幅延出した往信時封筒固定片とを有し、前記ミシン目は、切れ部の一方端部が前記往信宛先表示面中央側方向に僅かに折れ曲がった、切れ部の略直線部分間につなぎ部があるミシン目であり、往信時には、前記返信宛先表示面に往信時封筒固定片を折り重ねて該往信時封筒固定片先端を前記返信宛先表示面に固着して封をし、前記ミシン目で前記往信時封筒固定片を切り離し可能とすることを特徴とする。
そして例えば、前記往信時封筒固定片先端部が接着される前記返信宛先表示面の部分と、前記往信時封筒固定片先端部が接着される前記返信宛先表示面の部分は、マットニスびきされていることを特徴とする。
また例えば、前記差出人表示面固定片には「差出人」との文字表示をすると共に、往信時の消印など前記往信宛先表示面の左側を隠す様に折り返されて封筒に封をすることを特徴とする。
さらに例えば、往信時に前記往信時封筒固定片で封をされて非表示状態となる前記返信宛先表示面の右側に返信時の料金後納表示(切手貼着部)を行うことを特徴とする。
本考案によれば、開封が容易でしかも宛先表示も大きく、返信時にも返信先の表示が表示された状態にできると共に、差出人(返信者)を書き込むことなく自動的に表示された状態にでき、単に封筒内に返信用書類などを入れて蓋をするのみで確実に相手先に送附できる往復封筒を提供することができる。
以下、図面も参照して本考案に係る一実施の形態例について詳細に説明する。
図1は本考案に係る一実施の形態例の往復封筒の展開図、図2は往信時の封筒の例を説明するための図、図3は返信時の封筒の例を説明するための図である。
まず図1を参照して本考案に係る一実施の形態例について詳細に説明する。本実施の形態例の往復封筒は、宛名などの各種の情報を両面に印刷する必要が無く、全て一方面に印刷するのみで実現している。このため、廉価で製作することができる。
〔本実施の形態例往復封筒の構造〕
本実施の形態例の封筒は、一つの封筒を返信用封筒としても使用可能とした往復封筒である。
なお、以下の説明は定形封筒を例に説明を行うが、定形封筒に何ら限定されるものではなく、定形外封筒の他任意の大きさの封筒にそのまま適用できることはもちろんである。例えばA4サイズ、B4サイズ、A3サイズ、レターサイズなど各種大きさの内容物を入れることのできる封筒とすることが可能であり、大型封筒の場合には、後述するミシン目を長手方向に形成するのではなく、短手方向に設けてもよい。構造的には各種大きさの封筒にそのまま適用できることは容易に認識理解できる。
図1において、10は往信時封筒固定片であり、往信宛先表示面20の他方側面(左側側面)より一定幅延出し、先端部の図示裏側に接着剤塗布部18が設けられている。往信時に前記差出人表示面固定片40を返信宛先表示面30側に折り返しながら当該返信宛先表示面30の右側を隠した状態で山折りし、接着剤塗布部18により本実施の形態例封筒に封をすることが可能に構成されている。
また、往信時封筒固定片10の基部近傍には、本往復封筒を受け取った際の注意事項を表示している。図1の例では、「この封筒は返信用にも使用しますのでミシン目に沿って切り取ってご利用下さい。」と表示されている。
なお、注意事項の例は委譲の例に限定されるものではなく、はさみ禁止の表示、例えば、「はさみやカッターはご使用にならないで下さい。」の表示、及び/または『はさみマーク』の表示と×の表示等、はさみなどで封筒の一部が切り取られて再利用ができない状態となることを防ぐ表示であれば良く、種々の表示例とすることが考えられる。
20は図の上下面にほぼ台形ののりしろ21、22が形成された往信時の宛先及び復信時の差出人名が表示される往信宛先表示部25を表示する往信宛先表示面であり、往信時に本往復封筒に封をする場合の往信時封筒固定片10先端部の接着剤塗布部18との少なくとも接触部分は、紙の表面に艶消し塗料を塗布し、熱風乾燥して仕上げる表面加工であるマットニスびき加工部分29が形成されている。
このマットニスびき加工部分29を設けることにより、宛先で往信時封筒固定片10の接着剤塗布部18を容易に隔離することができるように構成されている。又、左側に鎖線で示すのは詳細を後述する往信時封筒固定片10切り放し用のミシン目27が配設されている。
30は往信宛先表示面20の一方側面より連続する往信時の差出人表示兼返信時の宛先表示部(差出人/返信用宛先表示部)35が成された返信宛先表示面である。返信時に本往復封筒に封をする場合の返信宛先表示面30の差出人表示面固定片40先端部の接着剤塗布部48との少なくとも接触部分は、マットニスびき加工部分39が形成されている。
このマットニスびき加工部分39を設けることにより、返信されてきた本往復封筒の差出人表示面固定片40の接着剤塗布部48を容易に隔離することができるように構成されている。
返信宛先表示面30の右側には返信用切手貼り付け欄37が配置されている。なお、返信用切手貼り付け欄37に替えて、予め郵便局で料金受取人払郵便の許可を得た「料金受取人払郵便」表示欄としてもよい。これにより返信者が返信用切手を貼らなくても良くできる。これは返信を希望する要求の強さで選択することが望ましい。
40は返信宛先表示面30の一方側面から連続する所定幅の、返信時に往信宛先表示面20の図の左側におり返し、左側を遮蔽して固着可能な差出人表示面固定片である。
差出人表示面固定片40先端部の図示裏側には接着剤塗布部48が設けられており、接着剤塗布部48は不図示のセロファンなどで形成された保護薄膜で被覆されている。
このため、返信時に返信者がこの保護薄膜を剥がして差出人表示面固定片40先端部の接着剤塗布部48をマットニスびき加工部分29部分に圧接して封をすることが可能に構成されている。
以上の構成よりなる本実施の形態例の往復封筒は、のりしろ部分21、22に例えば接着剤(のり)を塗布して往信宛先表示面20と返信宛先表示面30との境界部分26を山折りして返信宛先表示面30と貼り合わせて一方長手方向が開口した袋状にする。
この状態で袋状部の中に郵便物などを入れて封筒の口を閉じることになる。袋の口を閉じるには、返信宛先表示面30と差出人表示面固定片40との境目部分36を谷折りし、更にその上に往信宛先表示面20と往信時封筒固定片10との境目部分16を山折りして往信時封筒固定片10を覆い隠し、往信時封筒固定片10の先端部の接着剤塗布部18を圧接して貼着する。
往信時封筒固定片10の幅は、少なくとも差出人表示面固定片40の幅に先端部の貼着部分18を加えた幅以上となっている。このため、往信時封筒固定片10の先端部18が貼着された状態であっても、差出人表示面固定片40は単に折り畳まれた状態に維持され、返信宛先表示面30に貼着などされない様に構成されている。
以上に説明した接着剤塗布部18、48は、アラビア糊を塗って乾燥させても、テープタック(アクリル系接着剤を塗り、シリコン加工した紙片で覆ったもの)やファインタック(軽粘着テープを貼り付け、封をする時に剥離紙を剥がすもの)等種々の形態とできる。又、タッグ(アドヘア)構造として、接着させる両面にゴム系接着剤を塗布して乾燥させた構造であってもよい。更に、PVAやアクリル酸エステルを接着剤として用いてもよい。
このようにして封をした往信時の封筒の状態を図2に示す。図2は、往信宛先表示面20の表示を表面として示す状態であり、返信宛先表示面30の表示は裏面として示す状態となる。
表面である往信宛先表示面20には、ほぼ中央右寄りに往信時の宛先名25が表示されていると共に、上部には郵便番号表示欄23が設けられている。そして左側上部には切手貼付部24が設けられている。ここは、切手が貼着されていても、料金別納表示であっても、料金後納表示であってもよい。
また、往信宛先表示面20の左側には、封筒を開封するために往信時封筒固定片10を切り離すための側面から内側に端部が傾斜した切手貼付部24を除き略台形のミシン目27が設けられている。上面部分は二重のミシン目として、より切り離し容易なものとしてもよい。
なお、本実施の形態例ではこのミシン目が切手貼り付け部24を避けて設けられているが、料金別納郵便表示などこの部分に切手等の別の紙等が貼着されない場合にはミシン目が表示を避けることなく横断して設けられていてもよい。
このミシン目の詳細を図4に示す。図4に示すように、切れ部の一方端部が封筒の本体方向に僅かに折れ曲がった(例えば約45度に折れ曲がった)、ほぼJ字状ともいえる切れ部分が連続したミシン目で、切れ部の略直線部分間につなぎ部があり、切れ部のほぼ直線部とつなぎ部の比率がおおよそ3対1となっている。例えば切れ部のほぼ直線部が3.5mmでつなぎ部が1.5mmのミシン目を形成する。
以上のミシン目とすることにより、通常のミシン目の形成に加え、切り離すべき部分から封筒の切り離さない部分に向かって切れ部が設けられているため、切り離すべき部分を持って切り離そうとした場合に、きわめて容易に切り離すことができる。しかも、通常の状態ではこの斜めの切れ部があることによる影響はほとんどなく、不用意にミシン目から切り離されることもない。
裏面では、往信時封筒固定片10が返信宛先表示面30の右側から折り畳まれて、返信宛先表示面30の右側の返信用切手貼り付け欄37が遮蔽された状態であるが、往信時の差出人表示兼返信時の宛先表示35は遮蔽などされることなくそのまま表示された状態に維持されている。
図2に示す状態の往復封筒を受け取った往信宛先人は、返信宛先表示面30の表示を参考として往信宛先表示面20のミシン目27に沿って開封し、郵便物の確認を行う。その結果、返信(返信)を行う場合には、例えばミシン目27に沿って開封した往信時封筒固定片10が先端部18で未だ貼着状態であれば往信時封筒固定片10を引き剥がす。
この際においても、返信宛先表示面30の接着部分は39に示すようにマットニスびきされており容易に往信時封筒固定片10を引き剥がすことができる。本往復封筒においては、接着部分をマットニスびき加工(39)しているためミシン目に従って封筒を開封するのではなく、接着部分をまず引き剥がし、その後に往信時封筒固定片10をミシン目27に沿って分離してもよい。
この状態では、往信宛先表示面20のミシン目27部分が除去されているため、開口部が長手方向に凹み部を有した状態であり、内封物を容易に封筒内に入れることができる。
内封物を封筒内に収納すると、往信時には谷折りされて隠れた状態であった差出人表示面固定片40を、往信宛先表示面20の左側の消印部などを覆う様に山折りして剥離紙を剥がして封止する。なお、予め糊を付けない封筒とすることもでき、この場合には返信者が糊を差出人表示面固定片40先端部近傍などに塗布して差出人表示面固定片40を往信宛先表示面20に接着させてもよい。
この返信時の封筒の封止状態を図3に示す。図3に示す様に、返信時には返信宛先表示面30の全面が露出された状態となり、往信時封筒固定片10で覆われていた、右側の返信用切手貼り付け欄37が露出した状態となる。この返信用切手貼り付け欄37は、返信用の切手を貼着してもよいが、大量の宛先に一括発送した様に場合には差出人に郵便料金負担がない料金受取人払い郵便の表示とすることが望ましい。
なお、返信宛先表示面30の右側に図1、図3に示す様に「返信用宛名」との文字表示を行うことにより、返信時(返信時)のこの部分が確実に宛先表示と認識される様にしている。
また、裏面は往信宛先表示面20の左側の消印部分などを山折りされた差出人表示面固定片40により覆うことができる。
この結果、差出人表示面固定片40は宛名表示部分は覆わず、その左側部分を覆って、往信時の消印部分等を遮蔽する状態で封筒に封をすることになる。このとき、遮蔽部分には例えば「差出人」との文字表示が成された状態に続いて往信時の宛先、すなわち、往信時(返信時)の差出人の情報が表示された状態となる。
このため、本実施の形態例の封筒を使用すれば、返信時に差出人の情報を書き加える等の面倒な操作を行うことなく、単に差出人表示面固定片40で封筒に封をするのみで、返信をすることができる。
図3の例では、返信宛先表示面30の下側に例えば料金受取人払い表示37がくることから、差出人/返信用宛先表示は図の上下方向に表示させるのではなく、横書き表示として表示の左端が封筒の上部となる様に表示することが望ましい。
差出人表示面固定片40には、「差出人」との表示を行っておくことにより、返信時に往信宛先表示面20側に折り畳まれた状態でこの「差出人」表示があることから、往信時の宛先表示が差出人を表示するものであると認識される様になっている。
以上説明した様に本実施の形態例によれば、返信(返信)を行おうとした場合であっても、単に封筒に返信書類を入れて封をするのみで、差出人名などの書き込みを行うことなく投函することができる。
しかも、一枚の封筒用紙の一方面に印刷をするのみで往復封筒とすることができ、製作単価を低く抑えることができる。しかも、往復封筒の開封口が長手方向であることから、内封物の出し入れもきわめて容易に行うことができる。
また、往復封筒として用いた場合にも、不要となるのはわずかに往信時封筒固定片10であり、ほとんどの部分を再利用でき、環境にも優しいものとなっている。
更に、封筒の開封時も、ミシン目に沿ってきわめて容易に行える。さらにマットニスびき加工をしているため、郵送時の強度は確保しつつ、貼着した箇所の剥離も容易に行うことができる。
更に、封筒の大きさに制限がなく、任意の大きさの封筒にそのまま適用できる構造である。
本考案に係る一実施の形態例の往復封筒の展開図である。 本実施の形態例の往復封筒の往信時の封筒の状態を説明するための図である。 本実施の形態例の往復封筒の返信(返信)時の封筒の状態を説明するための図である。 本実施の形態例に形成されたミシン目の詳細を示す図である。
符号の説明
10 往信時封筒固定片
27 ミシン目
18.48 接着剤塗布部
20 往信宛先表示面
21,22 のりしろ
25 往信宛先表示部
29.39 マットニスびき加工部分
30 返信宛先表示面
35 差出人/返信用宛先表示部
40 差出人表示面固定片

Claims (6)

  1. 一つの封筒を返信用封筒としても使用可能とした往復封筒であって、
    対向する端面にそれぞれのりしろが形成された往信時に宛先を表示する往信宛先表示面と、
    前記往信宛先表示面の一方側面より連続する往信差出兼返信宛先を表示する返信宛先表示面と、
    前記返信宛先表示面の一方側面より連続する所定幅の返信時に山折りされ前記往信宛先表示面の一部におり返し固着可能な差出人表示面固定片と、
    前記往信宛先表示面の他方側面より一定幅延出した往信時封筒固定片とを有し、
    前記往信時封筒固定片は、往信時に山折りされて前記返信宛先表示面に固着可能なことを特徴とする往復封筒。
  2. 前記往信宛先表示面の他方側面端部近傍に前記往信時封筒固定片を切り離し可能なミシン目が切手貼付部を避けて設けられていることを特徴とする請求項1記載の往復封筒。
  3. 一つの封筒を返信用封筒としても使用可能とした往復封筒であって、
    往信時の宛先名を表示するとともに右側端部近傍にミシン目を配した往信宛先表示面と、
    前記往信宛先表示面の一方側面より連続する往信差出兼返信宛先を表示する返信宛先表示面と、
    前記返信宛先表示面の一方側面より連続する所定幅の返信時に山折りされ前記往信宛先表示面の一部におり返し固着可能な差出人表示面固定片と、
    前記往信宛先表示面の前記ミシン目を配設してある他方側面より一定幅延出した往信時封筒固定片とを有し、
    前記ミシン目は、切れ部の一方端部が前記往信宛先表示面中央側方向に僅かに折れ曲がった、切れ部の略直線部分間につなぎ部があるミシン目であり、
    往信時には、前記返信宛先表示面に往信時封筒固定片を折り重ねて該往信時封筒固定片先端を前記返信宛先表示面に固着して封をし、前記ミシン目で前記往信時封筒固定片を切り離し可能とすることを特徴とする往復封筒。
  4. 前記往信時封筒固定片先端部が接着される前記返信宛先表示面の部分と、前記往信時封筒固定片先端部が接着される前記返信宛先表示面の部分は、マットニスびきされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の往復封筒。
  5. 前記差出人表示面固定片には「差出人」との文字表示をすると共に、往信時の消印など前記往信宛先表示面の左側を隠す様に折り返されて封筒に封をすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の往復封筒。
  6. 往信時に前記往信時封筒固定片で封をされて非表示状態となる前記返信宛先表示面の右側に返信時の料金後納表示(切手貼着部)を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の往復封筒。
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