JP3145801B2 - エンジンの排気装置 - Google Patents

エンジンの排気装置

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JP3145801B2
JP3145801B2 JP24605692A JP24605692A JP3145801B2 JP 3145801 B2 JP3145801 B2 JP 3145801B2 JP 24605692 A JP24605692 A JP 24605692A JP 24605692 A JP24605692 A JP 24605692A JP 3145801 B2 JP3145801 B2 JP 3145801B2
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徹 高橋
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株式会社エッチ・ケー・エス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用等として好適
なエンジンの排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排気装置にあっては、排気管
内の排気脈動を利用する慣性効果によって気筒内の残留
ガスの排気性能、かつ新気ガスの充填性能を向上し、ひ
いてはエンジン出力を向上するため、低速回転時には排
気通路を細く長くし、高速回転時には排気通路を太く短
くするのが良いものであることが知られており、特開平
1-134024号公報、特開平2-64216 号公報に記載の如くの
可変排気装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
は、低速回転時用の排気通路と高速回転時用の排気通路
の切換手段が複雑である。このため、排気のスムースな
流れを乱しやすく、あるいは高温排気環境下でトラブル
を生じやすく、結果としてエンジン出力を安定的に向上
することができない。
【0004】本発明は、排気のスムースな流れを確保す
るとともに、熱的トラブルの発生を抑制し得る構成によ
り、排気の慣性効果を利用してエンジン出力を安定的に
向上可能とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの4
つの気筒に連結した排気管を集合装置の入側にて集合
し、集合装置の出側にマフラを連結してなるエンジンの
排気装置において、前記集合装置が、1本の主排気通路
と該主排気通路の両側に配置される副排気通路とを入出
側間に並列的に備え、該主排気通路の通路面積を該副排
気通路の合計通路面積より大とし、該主排気通路には主
開閉弁を設け、該副排気通路には副開閉弁を設け、該主
開閉弁と該副開閉弁とを同軸駆動可能に構成されるとと
もに、エンジン回転数を検出する回転数センサと、回転
数センサの検出結果に基づいて上記各開閉弁を開閉制御
する制御装置を有し、該制御装置は、所定エンジン回転
数以下のエンジンの低速回転域で主開閉弁を閉じ、且つ
副開閉弁を開くことにより、4つの気筒のそれぞれに連
結した4本の排気管を、2本の副排気通路を経て1本の
出側通路に集合し、所定エンジン回転数超のエンジンの
高速回転域で主開閉弁を開き、且つ副開閉弁を閉じる
とにより、4つの気筒のそれぞれに連結した4本の排気
管を、1本の主排気通路を経て1本の出側通路に集合す
るように、排気管の集合形態を切換え制御するようにし
たものである。
【0006】
【作用】 低速回転時には主開閉弁が閉じられ、副開閉弁が開く
から、通路面積小の細い副排気通路を用いることにな
り、排気の慣性効果によって低速出力を向上できる。他
方、高速回転時には主開閉弁が開き、副開閉弁が閉じら
れるから、通路面積大の太い主排気通路を用いることに
なり、排気の慣性効果によって高速出力を向上できる。
【0007】主排気通路と副排気通路は各気筒の排気
管とマフラ間に並列配置され、しかも副排気通路は主排
気通路の両側に配置されるから、各気筒からの排気はス
ムースに主排気通路または副排気通路に流入し、マフラ
側に流出でき、排気のスムースな流れを確保できる。
【0008】可動部材として、主開閉弁を主排気通路
に設け、副開閉弁を副排気通路に設け、しかもそれらの
両開閉弁を同軸駆動可能に設けるものであるから、可動
部分の構成を簡素とし、熱的トラブルの発生を抑制をし
得る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す模式図、図2
は排気装置の全体構成を示す模式図、図3は開閉弁の制
御ブロック図、図4はエンジンの出力特性を示す模式
図、図5は主開閉弁と副開閉弁とを示す模式図である。
【0010】本発明の排気装置10は、図2に示す如
く、4気筒エンジン10Aの各気筒1〜4に連結した排
気管11〜14を集合装置20の入側にて集合し、集合
装置20の出側にマフラ15を連結してなるものであ
る。
【0011】集合装置20は、図1に示す如く、1本の
主排気通路21と、該主排気通路21の両側に配置され
る副排気通路22A、22Bとを入出側間に並列的に備
えている。本実施例では、主排気通路21、副排気通路
22A、22Bはストレート状である。
【0012】ここで、集合装置20は、主排気通路21
の通路面積A1を副排気通路22A、22Bの合計通路
面積A2より大としている。また、主排気通路21には
主開閉弁23を設け、副排気通路22A、22Bには副
開閉弁24A、24Bを設け、主開閉弁23と副開閉弁
24A、24Bとを駆動軸25回りに同軸固定し、主開
閉弁23と副開閉弁24A、24Bとの回転方向間隔を
互いに90度にて固定化している(図5参照)。26はソ
レノイド等の開閉駆動部である。
【0013】また、排気装置10は、図3に示す如く、
エンジン10Aの回転数を検出する回転数センサ31
と、回転数センサ31の検出結果に基づいて上記開閉弁
23、24A、24Bを開閉制御する制御装置32を有
している。即ち、制御装置32は、開閉駆動部26を制
御することにて開閉弁23、24A、24Bを開閉し、
(a) 所定エンジン回転数N0以下の低速回転時に、主開
閉弁23を閉じ、且つ副開閉弁24A、24Bを開き、
(b) 所定エンジン回転数N0超の高速回転時に主開閉弁
23を開き、且つ副開閉弁24A、24Bを閉じる。
【0014】尚、図4のAは主開閉弁23を閉じ、副開
閉弁24A、24Bを開いたときの出力線図であり、低
速域での出力は高いが高速域での出力は低い。Bは主開
閉弁23を開き、副開閉弁24A、24Bを閉じたとき
の出力線図であり、低速域での出力は低いが高速域での
出力は高い。そこで、制御装置32は、AとBとが交差
する回転数N0において、開閉弁23、24A、24B
の開閉を切換えるものとし、出力線図をA−Bとし、全
回転域で出力の向上を図るものである。
【0015】以下、本実施例の作用について説明する。 低速回転時には主開閉弁23が閉じられ、副開閉弁2
4A、24Bが開くから、通路面積小の細い副排気通路
22A、22Bを用いることになり、排気の慣性効果に
よって低速出力を向上できる。他方、高速回転時には主
開閉弁23が開き、副開閉弁24A、24Bが閉じられ
るから、通路面積大の太い主排気通路21を用いること
になり、排気の慣性効果によって高速出力を向上でき
る。
【0016】主排気通路21と副排気通路22A、2
2Bは各気筒1〜4の排気管11〜14とマフラ15間
に並列配置され、しかも副排気通路22A、22Bは主
排気通路21の両側に配置されるから、各気筒1〜4か
らの排気はスムースに主排気通路21または副排気通路
22A、22Bに流入し、マフラ15側に流出でき、排
気のスムースな流れを確保できる。
【0017】可動部材として、主開閉弁23を主排気
通路21に設け、副開閉弁24A、24Bを副排気通路
22A、22Bに設け、しかもそれらの両開閉弁23、
24A、24Bを同軸駆動可能に設けるものであるか
ら、可動部分の構成を簡素とし、熱的トラブルの発生を
抑制をし得る。
【0018】尚、本発明の実施にあっては、排気の慣性
効果をより確保するため、主排気通路の長さをより短
く、副排気通路の長さをより長くする構成を付加しても
よい。
【0019】また、上記実施例の排気装置10は、V型
8気筒エンジンの左右バンク(各4気筒)のそれぞれに
接続して使用することもできる。但し、本発明は、4気
筒以外の多気筒エンジンにおいても広く適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排気のス
ムースな流れを確保するとともに、熱的トラブルの発生
を抑制し得る構成により、排気の慣性効果を利用してエ
ンジン出力を安定的に向上可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す模式図である。
【図2】図2は排気装置の全体構成を示す模式図であ
る。
【図3】図3は開閉弁の制御ブロック図である。
【図4】図4はエンジンの出力特性を示す模式図であ
る。
【図5】図5は主開閉弁と副開閉弁とを示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1〜4 気筒 10 排気装置 10A エンジン 11〜14 排気管 15 マフラ 20 集合装置 21 主排気通路 22A、22B 副排気通路 23 主開閉弁 24A、24B 副開閉弁 31 回転数センサ 32 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの4つの気筒に連結した排気管
    を集合装置の入側にて集合し、集合装置の出側にマフラ
    を連結してなるエンジンの排気装置において、 前記集合装置が、1本の主排気通路と該主排気通路の両
    側に配置される副排気通路とを入出側間に並列的に備
    え、該主排気通路の通路面積を該副排気通路の合計通路
    面積より大とし、該主排気通路には主開閉弁を設け、該
    副排気通路には副開閉弁を設け、該主開閉弁と該副開閉
    弁とを同軸駆動可能に構成されるとともに、 エンジン回転数を検出する回転数センサと、回転数セン
    サの検出結果に基づいて上記各開閉弁を開閉制御する制
    御装置を有し、 該制御装置は、所定エンジン回転数以下のエンジンの低
    速回転域で主開閉弁を閉じ、且つ副開閉弁を開くことに
    より、4つの気筒のそれぞれに連結した4本の排気管
    を、2本の副排気通路を経て1本の出側通路に集合し、
    所定エンジン回転数超のエンジンの高速回転域で主開閉
    弁を開き、且つ副開閉弁を閉じることにより、4つの気
    筒のそれぞれに連結した4本の排気管を、1本の主排気
    通路を経て1本の出側通路に集合するように、排気管の
    集合形態を切換え制御することを特徴とするエンジンの
    排気装置。
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