JP3145781B2 - フイルムコンデンサの成形装置 - Google Patents

フイルムコンデンサの成形装置

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JP3145781B2 JP11030192A JP11030192A JP3145781B2 JP 3145781 B2 JP3145781 B2 JP 3145781B2 JP 11030192 A JP11030192 A JP 11030192A JP 11030192 A JP11030192 A JP 11030192A JP 3145781 B2 JP3145781 B2 JP 3145781B2
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史朗 中尾
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中尾電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リード線付フイルムコ
ンデンサの製造工程に介在させる成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リード線付フイルムコンデンサは誘電体
フイルムと電極箔とを交互に積層し、リード線を導出し
ながら捲回、成形されたもので、数mmの小さなものであ
る。従来はその静電容量の許容差がさほど要求されない
状態で使用されていた。容量許容差が±10%程度は許さ
れていたので、製造もそれほど厳密には管理されていな
くて、捲回工程を終えたものが成形工程に至るまでに多
少の緩みがあってもそのまま送られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近ではリード線付フ
イルムコンデンサの用途も、ハイビジョン等に及ぶよう
になって、容量許容差が±1とか2%の高精度が要請さ
れるようになった。そこで、従来のように静電容量にバ
ラツキが大きいと、多くのものが不良品として扱われる
といった不都合が生じるようになったのである。本発明
はこの点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を誘電
体フイルムと電極箔とをリード線を導出しながら捲回し
た後、加熱圧縮してフイルムコンデンサ素子を成形する
に際し、巻取機とホットプレスとの間に受渡しハンドを
介して直接的に捲回後のフイルムコンデンサ素子を、
(イ)一つのホットプレスで巻取速度と同期して予圧縮す
るか、(ロ)複数の整列移動するホットプレスへ巻取速度
と同期して順次供給し、所定時間本圧縮するか、あるい
は、(ハ)2枚のテープ間へ挾着しながら、上記(イ)又は
(ロ)の工程で予圧縮又は本圧縮することとしたのであ
る。
【0005】そのための装置は、フイルムコンデンサの
巻取機からフイルムコンデンサ素子を受取ってプレス面
までこのフイルムコンデンサ素子を運ぶ移送アーム1
と、その移送アーム1によるフイルムコンデンサ素子の
供給位置へプレス面を有するプレス装置2とを設けてな
るフイルムコンデンサの成形装置である。
【0006】上記移送アーム1は先端部にマグネットハ
ンド1aを有した旋回アームがよく、プレス装置2は固定
ヒートブロック2aとシリンダ駆動の押圧ヒートブロック
2bとからなるものがよい。
【0007】
【作用】本発明によると、フイルムコンデンサが本圧縮
による成形前に予圧縮を受けるので、捲回工程における
捲回状態がそのまま保たれて、捲回後の後工程の処理中
にも静電容量が変化せず、製品のバラツキを抑えること
ができる。複数のホットプレスへ順次受渡して行けば、
十分なプレス時間がとれ一挙に本圧縮まで可能となる。
更に、2枚のテープへ直接捲回後のコンデンサのリード
線を挟着整列しながら予圧縮又は本圧縮をすれば、直ち
に後加工へ移すことができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の装置の実施例を示す正面図で
あり、図2は図1中A−A矢視図である。この装置は、
誘電体フイルムと電極箔とをリード線を導出しながら捲
回する巻取機10とプレス装置2との間に、ハンド部が旋
回してフイルムコンデンサ素子11を受取りプレス面まで
おくる移送アーム1がある。この移送アーム1は、装置
本体上に起立した支柱状ブラケットの上部に設けたロー
タリーシリンダ3に基部側が固定されており、これによ
って図2のようにほぼ90°旋回可能である。また、移送
アーム1の先端部はマグネットハンド1aとなっており、
これによってフイルムコンデンサ素子のリード線を吸着
する。
【0009】捲回後のフイルムコンデンサ素子を吸着保
持すると、直ちに移送アーム1がほぼ90°旋回してプレ
ス装置2のプレス面までフイルムコンデンサ素子を運
び、このプレス装置2で予圧縮される。プレス装置2は
固定ヒートブロック2aとシリンダ4で駆動される押圧ヒ
ートブロック2bとからなる。固定ヒートブロック2aも押
圧ヒートブロック2bも発熱体を有している。また、固定
ヒートブロック2aと押圧ヒートブロック2b間にフイルム
コンデンサ素子11が挾まれると、移送アーム1は旋回し
て次に巻上がったフイルムコンデンサ素子11を受取るた
めに旋回する。移送アーム1が次のフイルムコンデンサ
素子を送ってくるまでの短時間に先のフイルムコンデン
サの予圧縮を終え、押圧ヒートブロック2bが戻り、予圧
縮されたフイルムコンデンサを落下させて容器へ移す。
【0010】図3は2枚のテープへ直接捲回後のコンデ
ンサのリード線を挟着整列しながら予圧縮又は本圧縮を
可能な装置の平面図である。この装置は複数(6個)のホ
ットプレス20a〜20fを備えたプレス装置が支持台21上に
配備されており、プレス装置全体もレール22,22上を移
動可能となっている。各ホットプレス20a〜20fは個々に
圧縮可能であって、その作動は自動制御される。2枚の
テープ23a,23bは、左右2つのリール24a,24bから供給さ
れ、移送アーム1によるフイルムコンデンサ素子の供給
位置でリード線を挾みながらホットプレス20a〜20fの下
を通って巻取られただけのフイルムコンデンサ素子をホ
ットプレス20a〜20fの間へ案内する。先頭のフイルムコ
ンデンサ素子11が最左端のホットプレス20aに達する
と、いずれのホットプレスも作動して圧縮動作がなされ
る。加熱プレス中も次々とフイルムコンデンサ素子11の
巻取りがなされ、移送アームによって送られてくるの
で、その速度に同期してプレス装置全体が左方へ移動す
る。一定時間加熱プレスが行なわれるとプレス装置は元
に戻って再び未圧縮のフイルムコンデンサ素子の加熱プ
レスが行なわれるのである。これによって、予圧縮又は
本圧縮をすれば、直ちに後加工へ移すことができる。
【0011】フイルムコンデンサ素子11の巻取りを終え
て、移送アームによって次々と送られてくるのを同期し
て加熱プレスする他の装置としては、フイルムコンデン
サ素子を2つ対向して回転するエンドレス帯状ホットプ
レスの間へ案内し、移送アームによって送られてくるフ
イルムコンデンサ素子11を順次その間に挾んで押圧しな
がら一定時間加熱する方法も有効である。
【0012】予圧縮を終えたフイルムコンデンサ素子11
はこのように、(イ)一つのホットプレスで巻取速度を同
期して予圧縮したのち、これを個々に本圧縮へ移すか、
(ロ)複数の整列移動するホットプレスへ巻取速度と同期
して順次供給し、所定時間予圧縮した後、本圧縮へ移す
か、あるいは、(ハ)2枚のテープ間へ挾着しながら、上
記(イ)又は(ロ)の工程で予圧縮又は本圧縮する。
【0013】
【発明の効果】本発明によって、リード線付フイルムコ
ンデンサの高精度が達成され、製品の歩留まりも向上す
る結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルムコンデンサの成形装置の正面
図である。
【図2】図1中A−A矢視図である。
【図3】本発明のフイルムコンデンサの成形装置の他の
実施例の平面図である。
【符号の説明】 1 移送アーム 2 プレス装置 3 ロータリーシリンダ 11 フイルムコンデンサ素子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取機からフイルムコンデンサ素子を受
    取ってプレス面まで該フイルムコンデンサ素子を運ぶ移
    送アーム1と、該移送アーム1によるフイルムコンデン
    サ素子の供給位置へプレス面を有するプレス装置2を設
    けてなり、移送アーム1は先端部にマグネットハンド1a
    を有した旋回アームであり、プレス装置2は固定ヒート
    ブロック2aとシリンダ駆動の押圧ヒートブロック2bであ
    るフイルムコンデンサの成形装置
JP11030192A 1992-04-28 1992-04-28 フイルムコンデンサの成形装置 Expired - Fee Related JP3145781B2 (ja)

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