JP3145752B2 - ボックス収納型安定器 - Google Patents
ボックス収納型安定器Info
- Publication number
- JP3145752B2 JP3145752B2 JP32925191A JP32925191A JP3145752B2 JP 3145752 B2 JP3145752 B2 JP 3145752B2 JP 32925191 A JP32925191 A JP 32925191A JP 32925191 A JP32925191 A JP 32925191A JP 3145752 B2 JP3145752 B2 JP 3145752B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ballast
- box
- case
- electric wire
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内で使用される照明
器具用のボックス収納型安定器に関するものである。
器具用のボックス収納型安定器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】安定器としては、例えば水銀ランプある
いは高圧ナトリウムランプなどのＨＩＤランプを点灯さ
せるために用いられるものがあり、この種の安定器では
安定器回路が形成されたプリント基板を金属製のケース
内に収めた構造としたものがある。なお、安定器回路の
他に、例えば異常電流や異常温度を検知して電源を遮断
するサーマルプロテクタなども一体に備える場合もあ
る。
いは高圧ナトリウムランプなどのＨＩＤランプを点灯さ
せるために用いられるものがあり、この種の安定器では
安定器回路が形成されたプリント基板を金属製のケース
内に収めた構造としたものがある。なお、安定器回路の
他に、例えば異常電流や異常温度を検知して電源を遮断
するサーマルプロテクタなども一体に備える場合もあ
る。
【０００３】この種の安定器を天井裏などの隠蔽場所に
施工する場合には、上記安定器を耐火性のケースに収納
し、可燃性の造営材からケースを１cm以上離して取り付
けることが電気設備技術基準で決められている。つま
り、万一安定器が加熱，発火しても、ケースにより造営
材への延焼を防止するためである。上記安定器を造営材
に施工する方法の一例を図３に示す。この図３において
は、取付台１０を造営材に取り付け、この取付台１０に
安定器１を固定し、この固定された安定器１に電線４を
接続し、安定器１を被覆する形で外カバー２’を取付台
１０に取り付ける。この場合には上記取付台１０と外カ
バー２’とで耐火性のケースを構成してある。なお、電
線４としては例えば電源線、電源の送り線及び照明器具
への出力線が安定器１に接続されている。
施工する場合には、上記安定器を耐火性のケースに収納
し、可燃性の造営材からケースを１cm以上離して取り付
けることが電気設備技術基準で決められている。つま
り、万一安定器が加熱，発火しても、ケースにより造営
材への延焼を防止するためである。上記安定器を造営材
に施工する方法の一例を図３に示す。この図３において
は、取付台１０を造営材に取り付け、この取付台１０に
安定器１を固定し、この固定された安定器１に電線４を
接続し、安定器１を被覆する形で外カバー２’を取付台
１０に取り付ける。この場合には上記取付台１０と外カ
バー２’とで耐火性のケースを構成してある。なお、電
線４としては例えば電源線、電源の送り線及び照明器具
への出力線が安定器１に接続されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の安定
器構造であると、取付台１０、安定器１及び外カバー
２’の夫々の固定作業が必要であり、施工性が悪いとい
う問題があった。本発明は上述の点に鑑みて為されたも
のであり、その目的とするところは、施工性が良いボッ
クス収納型安定器を提供することにある。
器構造であると、取付台１０、安定器１及び外カバー
２’の夫々の固定作業が必要であり、施工性が悪いとい
う問題があった。本発明は上述の点に鑑みて為されたも
のであり、その目的とするところは、施工性が良いボッ
クス収納型安定器を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、少なくとも一面が開口する略筒状に形
成された金属製のケースを備え、前記開口から電線が導
出された安定器と、該安定器のケースと同構造を有し前
記安定器を隙間にコンパウンドを充填して内部に収納す
るボックスと、該ボックスの開口に配設されて前記電線
と外部の電線を接続する端子台とで構成してある。
達成するために、少なくとも一面が開口する略筒状に形
成された金属製のケースを備え、前記開口から電線が導
出された安定器と、該安定器のケースと同構造を有し前
記安定器を隙間にコンパウンドを充填して内部に収納す
るボックスと、該ボックスの開口に配設されて前記電線
と外部の電線を接続する端子台とで構成してある。
【０００６】
【作用】本発明は、上述のように安定器をボックス内に
収納する構造とすることにより、安定器を収納したボッ
クスを造営材に固定するだけで取付作業が行えるように
し、施工性が向上するとともに、安定器を収納するボッ
クスとしてそれよりも一回り大きい安定器のケースを用
いることにより、ボックスを新たに製造する必要をなく
し、従来の製造技術あるいは製造設備をそのまま用いて
製造可能とするようにしたものである。
収納する構造とすることにより、安定器を収納したボッ
クスを造営材に固定するだけで取付作業が行えるように
し、施工性が向上するとともに、安定器を収納するボッ
クスとしてそれよりも一回り大きい安定器のケースを用
いることにより、ボックスを新たに製造する必要をなく
し、従来の製造技術あるいは製造設備をそのまま用いて
製造可能とするようにしたものである。
【０００７】
【実施例】図１及び図２に本発明の一実施例を示す。本
実施例の安定器１もそれ自体の構造は従来のものと同じ
であり、安定器回路が形成されたプリント基板を金属製
のケース内に収めた構造になっている。この安定器１は
ケースよりも一回り大きな金属製のボックス２内に収め
られている。ここで、安定器１とボックス２との間の隙
間にはコンパウンド３が充填される。このコンパウンド
３は従来のように安定器１と外ケース２’とを固定する
場合にも用いられるものである。
実施例の安定器１もそれ自体の構造は従来のものと同じ
であり、安定器回路が形成されたプリント基板を金属製
のケース内に収めた構造になっている。この安定器１は
ケースよりも一回り大きな金属製のボックス２内に収め
られている。ここで、安定器１とボックス２との間の隙
間にはコンパウンド３が充填される。このコンパウンド
３は従来のように安定器１と外ケース２’とを固定する
場合にも用いられるものである。
【０００８】このボックス２は少なくとも一面が開口す
る略角筒状であり、この開口にエンドカバー５が取り付
けられる。このボックス２は構造的には安定器１のケー
スと同じものを用いてあり、従って本実施例のボックス
２としてはその他の安定器１のケースを使用する。次の
表に安定器１のケースとボックス２との寸法関係を示
す。
る略角筒状であり、この開口にエンドカバー５が取り付
けられる。このボックス２は構造的には安定器１のケー
スと同じものを用いてあり、従って本実施例のボックス
２としてはその他の安定器１のケースを使用する。次の
表に安定器１のケースとボックス２との寸法関係を示
す。
【０００９】
【表１】
【００１０】上述のように、安定器１を収納するボック
ス２としてそれよりも一回り大きい安定器１のケースを
用いることにより、ボックス２を新たに製造する必要が
なくなり、従来の製造技術あるいは製造設備をそのまま
用いて製造が可能となる。上記エンドカバー５には複数
の接続装置からなる端子台６が取り付けてある。この端
子台６は、電線の芯線を電線挿入口６ａから挿入する
と、内部の鎖錠ばねと端子板とで芯線部を弾性挟持して
固定が行われるいわゆる速結構造のものを用いてある。
このため、従来の例えばねじ締め構造などによる電線の
接続方法に比べて接続が容易となっている。図２に電線
４を接続した状態を示し、電線４としては電源線、送り
線及び出力線とが接続されている。なお、上記端子台６
には電線がボックス２に接触することを防止する絶縁性
の保護カバー９を取り付けてある。また、端子台６と安
定器１との間は口出し線８を用いて予め接続されてい
る。
ス２としてそれよりも一回り大きい安定器１のケースを
用いることにより、ボックス２を新たに製造する必要が
なくなり、従来の製造技術あるいは製造設備をそのまま
用いて製造が可能となる。上記エンドカバー５には複数
の接続装置からなる端子台６が取り付けてある。この端
子台６は、電線の芯線を電線挿入口６ａから挿入する
と、内部の鎖錠ばねと端子板とで芯線部を弾性挟持して
固定が行われるいわゆる速結構造のものを用いてある。
このため、従来の例えばねじ締め構造などによる電線の
接続方法に比べて接続が容易となっている。図２に電線
４を接続した状態を示し、電線４としては電源線、送り
線及び出力線とが接続されている。なお、上記端子台６
には電線がボックス２に接触することを防止する絶縁性
の保護カバー９を取り付けてある。また、端子台６と安
定器１との間は口出し線８を用いて予め接続されてい
る。
【００１１】上記ボックス２の下面の長手方向の両側に
はボックス２を造営材に固定する脚片２ａを設けてあ
り、この取付脚片２ａは断面形状が下面に開口する略コ
字状に形成して、ボックス２を造営材から少なくとも１
cm以上離して取り付けるようにしてある。本実施例の安
定器の施工は、安定器１をボックス２内に収めて予め形
成されたボックス収納型安定器として造営材に固定す
る。そして、電線４の配線を行う。このように本実施例
では従来のように取付台、安定器及び外カバーを夫々固
定するという必要がなく、従って極めて簡単に施工を行
える。
はボックス２を造営材に固定する脚片２ａを設けてあ
り、この取付脚片２ａは断面形状が下面に開口する略コ
字状に形成して、ボックス２を造営材から少なくとも１
cm以上離して取り付けるようにしてある。本実施例の安
定器の施工は、安定器１をボックス２内に収めて予め形
成されたボックス収納型安定器として造営材に固定す
る。そして、電線４の配線を行う。このように本実施例
では従来のように取付台、安定器及び外カバーを夫々固
定するという必要がなく、従って極めて簡単に施工を行
える。
【００１２】
【発明の効果】本発明は上述のように、少なくとも一面
が開口する略筒状に形成された金属製のケースを備え、
前記開口から電線が導出された安定器と、該安定器のケ
ースと同構造を有し前記安定器を隙間にコンパウンドを
充填して内部に収納するボックスと、該ボックスの開口
に配設されて前記電線と外部の電線を接続する端子台と
で構成してあるので、安定器を収納したボックスを造営
材に固定するだけで取付作業が行え、施工性が向上する
とともに、安定器を収納するボックスとしてそれよりも
一回り大きい安定器のケースを用いることにより、ボッ
クスを新たに製造する必要をなくし、従来の製造技術あ
るいは製造設備をそのまま用いて製造可能とする。
が開口する略筒状に形成された金属製のケースを備え、
前記開口から電線が導出された安定器と、該安定器のケ
ースと同構造を有し前記安定器を隙間にコンパウンドを
充填して内部に収納するボックスと、該ボックスの開口
に配設されて前記電線と外部の電線を接続する端子台と
で構成してあるので、安定器を収納したボックスを造営
材に固定するだけで取付作業が行え、施工性が向上する
とともに、安定器を収納するボックスとしてそれよりも
一回り大きい安定器のケースを用いることにより、ボッ
クスを新たに製造する必要をなくし、従来の製造技術あ
るいは製造設備をそのまま用いて製造可能とする。
【図１】（ａ），（ｂ）は本発明の一実施例の一部を破
断した正面図及び側面図である。
断した正面図及び側面図である。
【図２】同上の電線の接続方法を示す説明図である。
【図３】従来例の構造を示す斜視図である。
１ 安定器 ２ ボックス ３ コンパウンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 義明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 鍋島 進 兵庫県姫路市西延末404−１ 池田電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−90912（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−48221（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01F 30/00 - 38/42
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも一面が開口する略筒状に形成
された金属製のケースを備え、前記開口から電線が導出
された安定器と、該安定器のケースと同構造を有し前記
安定器を隙間にコンパウンドを充填して内部に収納する
ボックスと、該ボックスの開口に配設されて前記電線と
外部の電線を接続する端子台とで構成して成ることを特
徴とするボックス収納型安定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32925191A JP3145752B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ボックス収納型安定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32925191A JP3145752B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ボックス収納型安定器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05166649A JPH05166649A (ja) | 1993-07-02 |
| JP3145752B2 true JP3145752B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=18219356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32925191A Expired - Lifetime JP3145752B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ボックス収納型安定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3145752B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP32925191A patent/JP3145752B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05166649A (ja) | 1993-07-02 |
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Legal Events
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