JP3145598B2 - アンプの電源投入方法 - Google Patents

アンプの電源投入方法

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JP3145598B2 JP03638495A JP3638495A JP3145598B2 JP 3145598 B2 JP3145598 B2 JP 3145598B2 JP 03638495 A JP03638495 A JP 03638495A JP 3638495 A JP3638495 A JP 3638495A JP 3145598 B2 JP3145598 B2 JP 3145598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メロディICなどの作
動に合わせて電源を投入するアンプの電源投入方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、マイクロコンピュータを用いた制
御回路により、所定の時刻になると発音装置を作動させ
ることにより音楽を鳴らせる報時時計などが多用される
ようになってきた。このような発音装置は、図3に示す
ように、制御回路11からの作動信号により作動を開始す
るメロディIC41などからの音声信号や音楽信号を受
け、制御回路11からの制御信号により導通状態とされる
スイッチングトランジスタ21を介してアンプ31に電源を
投入し、メロディIC41などが出力する音声信号などを
アンプ31で増幅してスピーカ35から発音させるものであ
る。
【0003】そして、このような発音装置13では、アン
プ31の立ち上げ時に所定の電源電圧を一気に投入する
と、「ブツ」というポップ音が電源投入時に生じて耳障
りとなるため、制御回路11が出力する制御信号を制限抵
抗器16や制限用コンデンサ17による制限回路15を介して
スイッチングトランジスタ21に入力し、また、アンプ31
の電源端子を電圧制御コンデンサ25を介して接地し、ア
ンプ31に電源電圧を印可するに際してアンプ31と並列と
した電圧制御コンデンサ25の充電電圧をアンプ31に印加
することとし、図4に示すように、アンプ31に印加され
る電源電圧Vの上昇を制限してポップ音の発生を防止し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、制限回
路に制限抵抗器と制限用コンデンサとを用い、且つ、ア
ンプと並列の電圧制御コンデンサも用いる方法は、アン
プに印加する電圧を滑らかに上昇させることことができ
るも、制限用コンデンサ及び電圧制御コンデンサとして
大容量コンデンサを用いる故、発音装置を小型化するこ
とが困難であり、また、製造コストが高くなる欠点があ
った。
【0005】更に、温度によっても制限回路の制限値が
変化するため、アンプに印加される電圧が所定の電源電
圧に達するまでの時間が温度によって一定せず、アンプ
が安定作動に達するまでの時間にバラツキが生じる欠点
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンプに電源
電圧を印加するに際し、スピーカの再生周波数以上又は
人の可聴周波数以上の一定周波数にして、数十ミリ秒乃
至百ミリ秒程度で電圧制御コンデンサが所定の電圧に達
する一定デューティ比のパルスとする制御信号を電源ス
イッチとしたスイッチングトランジスタに加え、電源電
圧を断続させてアンプと並列とした電圧制御コンデンサ
を充電した後、アンプ及び電圧制御コンデンサに所定の
電源電圧を印加することとする。
【0007】
【作用】本発明は、高周波数のパルスとした制御信号に
よりスイッチングトランジスタを断続させて電圧制御コ
ンデンサを充電する故、アンプに印加する電圧を徐々に
上昇させることができ、断続周波数となる制御信号の周
波数をスピーカの再生周波数以上又は人の可聴周波数以
上の高周波数とする故、アンプの電源電圧変動による可
聴周波数のノイズをスピーカから発音させることを防止
できる。
【0008】
【実施例】本発明に係る方法を実施する発音装置13は、
図1に示すように、マイクロコンピュータを用いた制御
回路11の出力端子を制限抵抗器16を介してPNP形のス
イッチングトランジスタ21におけるベースに接続し、こ
の電源スイッチとするスイッチングトランジスタ21のエ
ミッタを電源に、また、スイッチングトランジスタ21の
コレクタをアンプ31の電源端子とこのアンプ31と並列と
する電圧制御コンデンサ25とに接続し、音声信号入力端
子37から入力される音声信号をアンプ31で増幅してスピ
ーカ35から発音させるものである。
【0009】この発音装置13において、制御回路11から
制御信号Aを出力して電源スイッチとしたスイッチング
トランジスタ21を導通させることによりアンプ31に電源
電圧を印加するに際し、図2に示すように、先ず、断続
的に制御信号を50ミリ秒乃至100ミリ秒間出力した
後に連続した制御信号を出力してスイッチングトランジ
スタ21を導通させてアンプ31に電源電圧を印加するもの
としている。
【0010】そして、この50ミリ乃至100ミリ秒の
断続投入時間T0において、制御信号の出力時間t1を出
力中断時間t2の約6分の1乃至10分の1程度として
一定周波数且つ所定のデューティ比とした制御信号によ
ってスイッチングトランジスタ21の導通時間を制限する
ことにより、電圧制御コンデンサ25の充電電圧、すなわ
ちアンプ31への印加電圧Vを徐々に上昇させることとす
るものである。
【0011】また、この断続投入時間T0における制御
信号の断続周波数は、可聴周波数以上またはスピーカ35
の再生周波数以上の高周波数とするものである。本実施
例は、このように制御回路11が出力する制御信号を高周
波数のパルスとし、アンプ31に電源電圧を投入する電源
スイッチを高速で断続させ、アンプ31と並列とした電圧
制御コンデンサ25を約0.1秒などの短時間で充電する
ようにアンプ31に印加する電源電圧Vを短時間で速やか
に上昇させ、且つ、この断続を可聴周波数またはスピー
カ35の再生周波数を越える高周波の断続信号とする故、
アンプ31に印加する電源電圧Vの上昇は、数十ミリ秒乃
至百ミリ秒程度の間に数百乃至千回以上の断続により徐
々に上昇し、滑らかに電圧を上昇させてポップ音の発生
を防止する電源投入ができるものである。
【0012】また、この電源電圧の断続によりアンプ31
の出力に変動出力が発生する場合においても、この変動
周波数がスピーカ35の再生周波数を越えるものであれ
ば、スピーカ35から音として出力されることなく、可聴
周波数以上であればスピーカ35から音として出力されて
も人は聞き取ることができない故、電源の断続によるノ
イズの発生を確実に防止することができるものである。
【0013】なお、制御回路11が出力する制御信号のデ
ューティ比(t1:t1+t2)は、電圧制御コンデンサ2
5の容量や電源回路の状態により数十ミリ秒乃至100
ミリ秒程度でアンプ31の電源端子電圧が所定の電圧に達
するように定めるものであり、出力時間t1を中断時間
t2に対して約6分の1乃至10分の1程度など、10
分の1前後の一定デューティ比とするものである。
【0014】このように、本実施例は電源スイッチをパ
ルス信号とする制御信号により高速で断続させてアンプ
31と並列の電圧制御コンデンサ25に充電を行い、アンプ
31に印加する電圧を速やかに且つ滑らかに上昇させてポ
ップ音の発生を防止する方法である故、制御回路11を調
整設定することによって所定のデューティ比とした一定
周波数の制御信号を制御信号出力開始時に出力させるこ
とにより、常に略一定した状態でアンプ31に投入する電
源電圧の立ち上げを行うことができ、また、従来に比較
して制限用コンデンサ17を省略することが可能であるた
めに発音装置13を小型化することが容易となり、報時時
計など電子音を発生させる時計体、その他音声ICやメ
ロディIC41などを用いて電子音を発生させるおもちゃ
などに組み込むアンプ31を内蔵した発音装置13を安価に
製造し且つ小型化し、容易に発音装置13を組み込むこと
を可能とすることができることになる。
【0015】そして、このように制御信号の出力に際し
て、最初に短時間だけ高周波数のパルスとした制御信号
を出力することにより電源スイッチであるスイッチング
トランジスタ21をオンオフさせる方法は、メロディIC
41や発音装置13などの制御として既にマイクロコンピュ
ータを制御回路11に利用している場合、制御回路11で周
波数及びデューティ比を設定することにより極めて容易
に実施することができるものである。
【0016】なお、図4に示した制御信号は、Lレベル
の信号をもって制御信号としているも、スイッチングト
ランジスタ21に合わせて適宜Hレベルの信号を制御信号
として制御回路11から出力させることもある。
【0017】
【発明の効果】本発明は、スピーカの再生周波数以上又
は可聴周波数以上の高周波パルスの制御信号により電源
スイッチを高速で断続させてアンプと並列の電圧制御コ
ンデンサに充電を行い、アンプに印加する電圧を速やか
に且つ滑らかに上昇させてポップ音の発生を防止する方
法である故、常に略一定した状態で電源電圧の立ち上げ
を行うことができ、また、従来に比較して制限用コンデ
ンサを省略して小型化した発音装置とすることができる
利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法を実施する発音装置の回路
図。
【図2】本発明に係る方法を実施した信号を示す図。
【図3】従来の発音装置を示す回路図。
【図4】従来の発音装置における電源電圧を示す図。
【符号の説明】
11 制御回路 13 発音装置 15 制限回路 16 制限抵抗器 17 制限用コンデンサ 21 スイッチン
グトランジスタ 25 電圧制御コンデンサ 31 アンプ 35 スピーカ 37 入力端子 41 メロディIC

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンプに電圧を印加するに際し、スピー
    カの再生周波数以上又は人の可聴周波数以上の一定周波
    にして数十ミリ秒乃至百ミリ秒程度で電圧制御コンデ
    ンサが所定の電圧に達する一定デューティ比としたパル
    スとする制御信号をアンプの電源スイッチに加え、電源
    電圧を断続させてアンプと並列とした電圧制御コンデン
    サを充電した後、アンプ及び電圧制御コンデンサに所定
    の電源電圧を印加することを特徴とするアンプの電源投
    入方法。
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