JP3145316B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents
映像信号処理装置Info
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- JP3145316B2 JP3145316B2 JP25596896A JP25596896A JP3145316B2 JP 3145316 B2 JP3145316 B2 JP 3145316B2 JP 25596896 A JP25596896 A JP 25596896A JP 25596896 A JP25596896 A JP 25596896A JP 3145316 B2 JP3145316 B2 JP 3145316B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、民生用のビデオテ
ープレコーダ(以下、VTRと言う)に使用する映像信
号処理装置に関するものである。
ープレコーダ(以下、VTRと言う)に使用する映像信
号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、民生用のVTRに使用する映像信
号処理装置については特開平7−177467号公報に
開示されている。図11は従来の映像信号処理装置のブ
ロック図である。図11において、1は輝度信号入力端
子、2はクランプ回路、3はプリエンファシス回路、4
はホワイトクリップ/ダーククリップ回路、5は周波数
変調を行う周波数変調(以下、FM変調と言う)器、6
はFM輝度信号出力端子、7は同期分離回路、8はパル
ス発生器である。109はカウンタ、110はパルス発
生器、111は基準周波数発振器としての水晶発振器
(以下、VXOと言う)、112はてい倍器、113は
スイッチ回路、114はカウンタ、115はデコーダ、
116は誤差信号発生器、117は積分回路である。
号処理装置については特開平7−177467号公報に
開示されている。図11は従来の映像信号処理装置のブ
ロック図である。図11において、1は輝度信号入力端
子、2はクランプ回路、3はプリエンファシス回路、4
はホワイトクリップ/ダーククリップ回路、5は周波数
変調を行う周波数変調(以下、FM変調と言う)器、6
はFM輝度信号出力端子、7は同期分離回路、8はパル
ス発生器である。109はカウンタ、110はパルス発
生器、111は基準周波数発振器としての水晶発振器
(以下、VXOと言う)、112はてい倍器、113は
スイッチ回路、114はカウンタ、115はデコーダ、
116は誤差信号発生器、117は積分回路である。
【0003】上記従来の映像信号処理装置では、以下の
ような動作によって、FM変調器5のFM変調周波数調
整の必要がないようにしていた。すなわち、この映像信
号処理装置では、輝度信号入力端子1から輝度信号が入
力され、クランプ回路2により輝度信号中のシンクチッ
プ電圧がクランプされ、さらにプリエンファシス回路
3、ホワイトクリップ/ダーククリップ回路4で輝度信
号が各々処理され、最後に輝度信号がFM変調器5でF
M変調されてFM輝度信号出力端子6よりFM輝度信号
が出力される。
ような動作によって、FM変調器5のFM変調周波数調
整の必要がないようにしていた。すなわち、この映像信
号処理装置では、輝度信号入力端子1から輝度信号が入
力され、クランプ回路2により輝度信号中のシンクチッ
プ電圧がクランプされ、さらにプリエンファシス回路
3、ホワイトクリップ/ダーククリップ回路4で輝度信
号が各々処理され、最後に輝度信号がFM変調器5でF
M変調されてFM輝度信号出力端子6よりFM輝度信号
が出力される。
【0004】一方、クランプ回路2によりシンクチップ
電圧がクランプされた後の輝度信号から同期分離回路7
において同期信号のみが分離される。ここで得られた同
期信号をパルス発生器8に入力することで、垂直ブラン
キング期間を除いて水平同期パルス毎に水平同期パルス
の前エッジから50μs幅のパルスがパルス発生器8か
ら発生する。
電圧がクランプされた後の輝度信号から同期分離回路7
において同期信号のみが分離される。ここで得られた同
期信号をパルス発生器8に入力することで、垂直ブラン
キング期間を除いて水平同期パルス毎に水平同期パルス
の前エッジから50μs幅のパルスがパルス発生器8か
ら発生する。
【0005】そして、カウンタ109は、パルス発生器
8の出力パルスをリセット入力としFM変調器5の出力
信号をクロック入力としてそのクロックパルスをカウン
トする。カウンタ109の出力を入力とするパルス発生
器110は、FM変調器5の出力パルス周期の9倍の時
間幅のパルスを発生することになる。VXO111は副
搬送波周波数fSCで発振しており、てい倍器112はV
XO111の出力周波数を2倍にてい倍する。そして、
スイッチ113は、パルス発生器110で発生させたパ
ルス期間のみ2倍の副搬送波周波数(2×fSC)のパル
スを通してカウンタ114へ供給することになる。
8の出力パルスをリセット入力としFM変調器5の出力
信号をクロック入力としてそのクロックパルスをカウン
トする。カウンタ109の出力を入力とするパルス発生
器110は、FM変調器5の出力パルス周期の9倍の時
間幅のパルスを発生することになる。VXO111は副
搬送波周波数fSCで発振しており、てい倍器112はV
XO111の出力周波数を2倍にてい倍する。そして、
スイッチ113は、パルス発生器110で発生させたパ
ルス期間のみ2倍の副搬送波周波数(2×fSC)のパル
スを通してカウンタ114へ供給することになる。
【0006】カウンタ114は、パルス発生器8の出力
パルスをリセット入力としスイッチ113の出力パルス
をクロック入力としてそのクロックパルスをカウント
し、デコーダ115は、カウンタ114の出力信号をデ
コード、つまりカウンタ114の出力信号からなるデコ
ード値と規定値との大小関係に応じて出力状態を異なら
せる。誤差信号発生器116は、デコーダ115の出力
に基づき、デコーダ115へ入力されるデコード値が規
定値より小さい時はFM変調器5のFM変調周波数fO
を下げる誤差信号を出力し、デコード値が規定値より大
きい時はFM変調器5のFM変調周波数fO を上げる誤
差信号を出力する。そして、その誤差信号を積分回路1
17で積分することにより電圧に変換し、この積分回路
117の出力電圧(誤差積分信号)によってFM変調器
5のFM変調周波数fO を制御するようにしている。
パルスをリセット入力としスイッチ113の出力パルス
をクロック入力としてそのクロックパルスをカウント
し、デコーダ115は、カウンタ114の出力信号をデ
コード、つまりカウンタ114の出力信号からなるデコ
ード値と規定値との大小関係に応じて出力状態を異なら
せる。誤差信号発生器116は、デコーダ115の出力
に基づき、デコーダ115へ入力されるデコード値が規
定値より小さい時はFM変調器5のFM変調周波数fO
を下げる誤差信号を出力し、デコード値が規定値より大
きい時はFM変調器5のFM変調周波数fO を上げる誤
差信号を出力する。そして、その誤差信号を積分回路1
17で積分することにより電圧に変換し、この積分回路
117の出力電圧(誤差積分信号)によってFM変調器
5のFM変調周波数fO を制御するようにしている。
【0007】PAL(VHS方式)の場合は、上述の規
定値を21および22に設定することによりFM変調器
5のFM変調周波数(FM変調器5の発振周波数)fO
を9分周してできたパルス幅の時だけ2倍の副搬送波周
波数(2fSC)をカウントし、規定値との大小関係に従
って制御するので、FM変調周波数fO の自動調整後の
定常状態では、fO /9=2×fSC/21となり、FM
変調周波数fO は、 fO =4433618×2×9/21=3.800MH
z に自動調整されていることになる。また、NTSC(V
HS方式)の場合は、規定値を19および20に設定す
ることにより、FM変調周波数fO は、 fO =3579545×2×9/19=3.391MH
z に自動調整される。
定値を21および22に設定することによりFM変調器
5のFM変調周波数(FM変調器5の発振周波数)fO
を9分周してできたパルス幅の時だけ2倍の副搬送波周
波数(2fSC)をカウントし、規定値との大小関係に従
って制御するので、FM変調周波数fO の自動調整後の
定常状態では、fO /9=2×fSC/21となり、FM
変調周波数fO は、 fO =4433618×2×9/21=3.800MH
z に自動調整されていることになる。また、NTSC(V
HS方式)の場合は、規定値を19および20に設定す
ることにより、FM変調周波数fO は、 fO =3579545×2×9/19=3.391MH
z に自動調整される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
映像信号処理装置の構成では、FM変調周波数fO のパ
ルスの周期の9倍の期間だけVXO111の出力パルス
(2×fSCパルス)を通過させるために、FM変調周波
数fO のパルスの周期の9倍の時間幅を有するパルスと
2×fSCパルスとをAND回路、つまりスイッチ113
に入力している。そのため、図12に示すように、
(a)のFM変調周波数fO のパルスの周期の9倍の時
間幅のパルスと(b)および(d)の2×fSCパルスと
の位相差の違いにより、デコーダ115におけるデコー
ド値が異なるという問題を有していた。
映像信号処理装置の構成では、FM変調周波数fO のパ
ルスの周期の9倍の期間だけVXO111の出力パルス
(2×fSCパルス)を通過させるために、FM変調周波
数fO のパルスの周期の9倍の時間幅を有するパルスと
2×fSCパルスとをAND回路、つまりスイッチ113
に入力している。そのため、図12に示すように、
(a)のFM変調周波数fO のパルスの周期の9倍の時
間幅のパルスと(b)および(d)の2×fSCパルスと
の位相差の違いにより、デコーダ115におけるデコー
ド値が異なるという問題を有していた。
【0009】つまり、(a)のパルスに対して2×fSC
パルスの位相が0〜1/4fSC進んでいる(b)の時
は、カウンタクロックパルスが(c)となり、デコード
値は22となるが、位相が1/4fSC〜1/2fSC進ん
でいる(d)の時は、カウンタクロックパルスが(e)
となり、デコード値は21となる。また図12に示すよ
うに、2×fSCパルスのデューティが50%の時は、デ
コード値22の発生確率が50%、デコード値21の発
生確率が50%となるが、デューティが50%と異なる
時は、デコード値22と21の発生確率がそれぞれ50
%ではなくなってしまう。つまり、図13に示すよう
に、2×fSCパルスのデューティが25%の時には、デ
コード値22の発生確率が25%であるのに対して、デ
コード値21の発生確率が75%となる。このことは2
×fSCパルスのデューティにより、自動調整されるFM
変調周波数fO が変化してしまうことを意味している。
パルスの位相が0〜1/4fSC進んでいる(b)の時
は、カウンタクロックパルスが(c)となり、デコード
値は22となるが、位相が1/4fSC〜1/2fSC進ん
でいる(d)の時は、カウンタクロックパルスが(e)
となり、デコード値は21となる。また図12に示すよ
うに、2×fSCパルスのデューティが50%の時は、デ
コード値22の発生確率が50%、デコード値21の発
生確率が50%となるが、デューティが50%と異なる
時は、デコード値22と21の発生確率がそれぞれ50
%ではなくなってしまう。つまり、図13に示すよう
に、2×fSCパルスのデューティが25%の時には、デ
コード値22の発生確率が25%であるのに対して、デ
コード値21の発生確率が75%となる。このことは2
×fSCパルスのデューティにより、自動調整されるFM
変調周波数fO が変化してしまうことを意味している。
【0010】本発明は、上記従来の2つの問題点を同時
に解決するものであり、自動調整されるFM変調器のF
M変調周波数fO がVXOの出力パルス(2×fSCパル
ス)の立ち上がり位相差やデューティの違いに依存する
ことのない映像信号処理装置を提供することを目的とす
る。
に解決するものであり、自動調整されるFM変調器のF
M変調周波数fO がVXOの出力パルス(2×fSCパル
ス)の立ち上がり位相差やデューティの違いに依存する
ことのない映像信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の映像信号処理装置においては、第1のパル
ス発生器より水平同期パルスの前エッジから所定時間幅
のパルスを発生させ、第1のパルス発生器より発生した
パルスを第1のカウンタのリセット入力とし、FM変調
器の出力信号を第1のカウンタのクロック入力として、
そのクロックパルスを第1のカウンタでカウントしてい
る。また、第1のカウンタのカウント値が1から所定値
までの期間第2のパルス発生器からパルスを出力させ、
第2のパルス発生器より発生したパルスを第2のカウン
タのリセット入力とし、基準周波数発振器の出力信号を
第2のカウンタのクロック入力として、そのクロックパ
ルスを第2のカウンタでカウントしている。そして、第
2のカウンタの出力信号からなるデコード値と規定値と
の大小関係に応じてデコーダの出力状態を異ならせるよ
うにし、デコーダの出力に基づき誤差信号発生器からデ
コーダに入力されるデコード値と規定値との間の大小関
係に応じて誤差信号を発生させるようにし、誤差信号発
生器から出力される誤差信号を積分回路で積分し、積分
回路から出力される誤差積分信号を、輝度信号のFM変
調器に対してFM変調周波数を一定に制御するための制
御信号として供給している。
に、本発明の映像信号処理装置においては、第1のパル
ス発生器より水平同期パルスの前エッジから所定時間幅
のパルスを発生させ、第1のパルス発生器より発生した
パルスを第1のカウンタのリセット入力とし、FM変調
器の出力信号を第1のカウンタのクロック入力として、
そのクロックパルスを第1のカウンタでカウントしてい
る。また、第1のカウンタのカウント値が1から所定値
までの期間第2のパルス発生器からパルスを出力させ、
第2のパルス発生器より発生したパルスを第2のカウン
タのリセット入力とし、基準周波数発振器の出力信号を
第2のカウンタのクロック入力として、そのクロックパ
ルスを第2のカウンタでカウントしている。そして、第
2のカウンタの出力信号からなるデコード値と規定値と
の大小関係に応じてデコーダの出力状態を異ならせるよ
うにし、デコーダの出力に基づき誤差信号発生器からデ
コーダに入力されるデコード値と規定値との間の大小関
係に応じて誤差信号を発生させるようにし、誤差信号発
生器から出力される誤差信号を積分回路で積分し、積分
回路から出力される誤差積分信号を、輝度信号のFM変
調器に対してFM変調周波数を一定に制御するための制
御信号として供給している。
【0012】このように、FM変調器の出力を一定数カ
ウントする第1のカウンタに出力に応じてパルスを発生
する第2のパルス発生器の出力によって第2のカウンタ
をリセットするという構成を採用したことにより、基準
周波数発振器の出力パルスの立ち上がり位相差やデュー
ティの違いに全く依存することなく、FM変調器のFM
変調周波数を精度高く自動調整することが可能となる映
像信号処理装置が得られる。
ウントする第1のカウンタに出力に応じてパルスを発生
する第2のパルス発生器の出力によって第2のカウンタ
をリセットするという構成を採用したことにより、基準
周波数発振器の出力パルスの立ち上がり位相差やデュー
ティの違いに全く依存することなく、FM変調器のFM
変調周波数を精度高く自動調整することが可能となる映
像信号処理装置が得られる。
【0013】なお、基準周波数発振器の出力信号を反転
させるインバータを設け、第2のパルス発生器より発生
したパルスを第3のカウンタのリセット入力とし、イン
バータの出力信号を第3のカウンタのクロック入力とし
て、そのクロックパルスを第3のカウンタでカウントし
ている。そして、第3のカウンタの出力信号からなるデ
コード値と規定値との大小関係に応じてもう一つのデコ
ーダの出力状態を異ならせるようにし、2つのデコーダ
の出力に基づき誤差信号発生器からデコーダに入力され
るデコード値と規定値との間の大小関係に応じて誤差信
号を発生させるようにしてもよい。この場合には、自動
調整されるFM変調周波数の精度を2倍に向上させるこ
とができる。
させるインバータを設け、第2のパルス発生器より発生
したパルスを第3のカウンタのリセット入力とし、イン
バータの出力信号を第3のカウンタのクロック入力とし
て、そのクロックパルスを第3のカウンタでカウントし
ている。そして、第3のカウンタの出力信号からなるデ
コード値と規定値との大小関係に応じてもう一つのデコ
ーダの出力状態を異ならせるようにし、2つのデコーダ
の出力に基づき誤差信号発生器からデコーダに入力され
るデコード値と規定値との間の大小関係に応じて誤差信
号を発生させるようにしてもよい。この場合には、自動
調整されるFM変調周波数の精度を2倍に向上させるこ
とができる。
【0014】また、デコード値と規定値との間の差の大
きさの設定の異なる2つの誤差信号発生器と時定数の異
なる2つの積分回路を設けることにより、電源投入時や
モード切り換え時といった過渡応答を最適化できるとと
もに、FM変調周波数が自動調整されている定常応答も
最適化できる。
きさの設定の異なる2つの誤差信号発生器と時定数の異
なる2つの積分回路を設けることにより、電源投入時や
モード切り換え時といった過渡応答を最適化できるとと
もに、FM変調周波数が自動調整されている定常応答も
最適化できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の映像信号
処理装置は、輝度信号をFM変調するFM変調器と、輝
度信号から同期信号分離を行う同期分離回路と、同期分
離回路より得られた水平同期パルスの前エッジから所定
時間幅のパルスを発生する第1のパルス発生器と、第1
のパルス発生器より発生したパルスをリセット入力と
し、FM変調器の出力信号をクロック入力としてそのク
ロックパルスを水平同期パルスの前エッジからカウント
する第1のカウンタと、第1のカウンタのカウント値が
1から所定値までの期間パルスを出力する第2のパルス
発生器と、所定の周波数で発振する基準周波数発振器
と、第2のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、基準周波数発振器の出力信号をクロック入力
としてそのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジ
からカウントする第2のカウンタと、第2のカウンタの
出力信号からなるデコード値と規定値との大小関係に応
じて出力状態を異ならせるデコーダと、デコーダの出力
に基づきデコーダに入力されるデコード値と規定値との
間の大小関係に応じて誤差信号を発生する誤差信号発生
器と、誤差信号発生器から出力される誤差信号を積分し
誤差積分信号をFM変調器に対してFM変調周波数を一
定に制御するための制御信号として供給する積分回路と
を備えている。
処理装置は、輝度信号をFM変調するFM変調器と、輝
度信号から同期信号分離を行う同期分離回路と、同期分
離回路より得られた水平同期パルスの前エッジから所定
時間幅のパルスを発生する第1のパルス発生器と、第1
のパルス発生器より発生したパルスをリセット入力と
し、FM変調器の出力信号をクロック入力としてそのク
ロックパルスを水平同期パルスの前エッジからカウント
する第1のカウンタと、第1のカウンタのカウント値が
1から所定値までの期間パルスを出力する第2のパルス
発生器と、所定の周波数で発振する基準周波数発振器
と、第2のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、基準周波数発振器の出力信号をクロック入力
としてそのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジ
からカウントする第2のカウンタと、第2のカウンタの
出力信号からなるデコード値と規定値との大小関係に応
じて出力状態を異ならせるデコーダと、デコーダの出力
に基づきデコーダに入力されるデコード値と規定値との
間の大小関係に応じて誤差信号を発生する誤差信号発生
器と、誤差信号発生器から出力される誤差信号を積分し
誤差積分信号をFM変調器に対してFM変調周波数を一
定に制御するための制御信号として供給する積分回路と
を備えている。
【0016】この構成によると、FM変調器のFM変調
周波数を一定期間カウントしてできたゲートパルス、つ
まり第2のパルス発生器の出力パルスを第2のカウンタ
のリセットパルスとして用いているため、VXOの出力
パルスの立ち上がり位相差やデューティの違いに全く依
存することなく、FM変調器のFM変調周波数を自動制
御することができるという作用を有する。
周波数を一定期間カウントしてできたゲートパルス、つ
まり第2のパルス発生器の出力パルスを第2のカウンタ
のリセットパルスとして用いているため、VXOの出力
パルスの立ち上がり位相差やデューティの違いに全く依
存することなく、FM変調器のFM変調周波数を自動制
御することができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項2記載の映像信号処理装置
は、輝度信号を周波数変調する周波数変調器と、輝度信
号から同期信号分離を行う同期分離回路と、同期分離回
路より得られた水平同期パルスの前エッジから所定時間
幅のパルスを発生する第1のパルス発生器と、第1のパ
ルス発生器より発生したパルスをリセット入力とし、周
波数変調器の出力信号をクロック入力としてそのクロッ
クパルスを水平同期パルスの前エッジからカウントする
第1のカウンタと、第1のカウンタのカウント値が1か
ら所定値までの期間パルスを出力する第2のパルス発生
器と、所定の周波数で発振する基準周波数発振器と、第
2のパルス発生器より発生したパルスをリセット入力と
し、基準周波数発振器の出力信号をクロック入力として
そのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジからカ
ウントする第2のカウンタと、第2のカウンタの出力信
号からなるデコード値と規定値との大小関係に応じて出
力状態を異ならせる第1のデコーダと、基準周波数発振
器の出力信号を反転させるインバータと、第2のパルス
発生器より発生したパルスをリセット入力とし、インバ
ータの出力信号をクロック入力としてそのクロックパル
スを水平同期パルスの前エッジからカウントする第3の
カウンタと、第3のカウンタの出力信号からなるデコー
ド値と規定値との大小関係に応じて出力状態を異ならせ
る第2のデコーダと、第1および第2のデコーダの出力
に基づき第1および第2のデコーダにそれぞれ入力され
るデコード値と規定値との間の大小関係に応じて誤差信
号を発生する誤差信号発生器と、誤差信号発生器から出
力される誤差信号を積分し誤差積分信号を周波数変調器
に対して周波数変調周波数を一定に制御するための制御
信号として供給する積分回路とを備えている。
は、輝度信号を周波数変調する周波数変調器と、輝度信
号から同期信号分離を行う同期分離回路と、同期分離回
路より得られた水平同期パルスの前エッジから所定時間
幅のパルスを発生する第1のパルス発生器と、第1のパ
ルス発生器より発生したパルスをリセット入力とし、周
波数変調器の出力信号をクロック入力としてそのクロッ
クパルスを水平同期パルスの前エッジからカウントする
第1のカウンタと、第1のカウンタのカウント値が1か
ら所定値までの期間パルスを出力する第2のパルス発生
器と、所定の周波数で発振する基準周波数発振器と、第
2のパルス発生器より発生したパルスをリセット入力と
し、基準周波数発振器の出力信号をクロック入力として
そのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジからカ
ウントする第2のカウンタと、第2のカウンタの出力信
号からなるデコード値と規定値との大小関係に応じて出
力状態を異ならせる第1のデコーダと、基準周波数発振
器の出力信号を反転させるインバータと、第2のパルス
発生器より発生したパルスをリセット入力とし、インバ
ータの出力信号をクロック入力としてそのクロックパル
スを水平同期パルスの前エッジからカウントする第3の
カウンタと、第3のカウンタの出力信号からなるデコー
ド値と規定値との大小関係に応じて出力状態を異ならせ
る第2のデコーダと、第1および第2のデコーダの出力
に基づき第1および第2のデコーダにそれぞれ入力され
るデコード値と規定値との間の大小関係に応じて誤差信
号を発生する誤差信号発生器と、誤差信号発生器から出
力される誤差信号を積分し誤差積分信号を周波数変調器
に対して周波数変調周波数を一定に制御するための制御
信号として供給する積分回路とを備えている。
【0018】この構成によると、請求項1記載の映像信
号処理装置による作用に加えて、FM変調器のFM変調
周波数を一定期間カウントしてできたゲートパルス、つ
まり第2のパルス発生器の出力パルスのバラツキに対し
ても、自動調整されるFM変調器のFM変調周波数の精
度を2倍に向上させることができるという作用を有す
る。
号処理装置による作用に加えて、FM変調器のFM変調
周波数を一定期間カウントしてできたゲートパルス、つ
まり第2のパルス発生器の出力パルスのバラツキに対し
ても、自動調整されるFM変調器のFM変調周波数の精
度を2倍に向上させることができるという作用を有す
る。
【0019】本発明の請求項3記載の映像信号処理装置
は、輝度信号を周波数変調する周波数変調器と、輝度信
号から同期信号分離を行う同期分離回路と、同期分離回
路より得られた水平同期パルスの前エッジから所定時間
幅のパルスを発生する第1のパルス発生器と、第1のパ
ルス発生器より発生したパルスをリセット入力とし、周
波数変調器の出力信号をクロック入力としてそのクロッ
クパルスを水平同期パルスの前エッジからカウントする
第1のカウンタと、第1のカウンタのカウント値が1か
ら所定値までの期間パルスを出力する第2のパルス発生
器と、所定の周波数で発振する基準周波数発振器と、第
2のパルス発生器より発生したパルスをリセット入力と
し、基準周波数発振器の出力信号をクロック入力として
そのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジからカ
ウントする第2のカウンタと、第2のカウンタの出力信
号からなるデコード値と規定値との大小関係に応じて出
力状態を異ならせるデコーダと、デコーダの出力に基づ
きデコーダに入力されるデコード値と規定値との間の差
の小さい大小関係に応じて誤差信号を発生する第1の誤
差信号発生器と、第1の誤差信号発生器より発生した誤
差信号を積分し誤差積分信号を周波数変調器に対して周
波数変調周波数を一定に制御するための制御信号として
供給する時定数の小さい第1の積分回路と、デコーダの
出力に基づきデコーダに入力されるデコード値と規定値
との間の差の大きい大小関係に応じて誤差信号を発生す
る第2の誤差信号発生器と、第2の誤差信号発生器より
発生した誤差信号を積分し誤差積分信号を周波数変調器
に対して周波数変調周波数を一定に制御するための制御
信号として供給する時定数の大きい第2の積分回路とを
備えている。
は、輝度信号を周波数変調する周波数変調器と、輝度信
号から同期信号分離を行う同期分離回路と、同期分離回
路より得られた水平同期パルスの前エッジから所定時間
幅のパルスを発生する第1のパルス発生器と、第1のパ
ルス発生器より発生したパルスをリセット入力とし、周
波数変調器の出力信号をクロック入力としてそのクロッ
クパルスを水平同期パルスの前エッジからカウントする
第1のカウンタと、第1のカウンタのカウント値が1か
ら所定値までの期間パルスを出力する第2のパルス発生
器と、所定の周波数で発振する基準周波数発振器と、第
2のパルス発生器より発生したパルスをリセット入力と
し、基準周波数発振器の出力信号をクロック入力として
そのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジからカ
ウントする第2のカウンタと、第2のカウンタの出力信
号からなるデコード値と規定値との大小関係に応じて出
力状態を異ならせるデコーダと、デコーダの出力に基づ
きデコーダに入力されるデコード値と規定値との間の差
の小さい大小関係に応じて誤差信号を発生する第1の誤
差信号発生器と、第1の誤差信号発生器より発生した誤
差信号を積分し誤差積分信号を周波数変調器に対して周
波数変調周波数を一定に制御するための制御信号として
供給する時定数の小さい第1の積分回路と、デコーダの
出力に基づきデコーダに入力されるデコード値と規定値
との間の差の大きい大小関係に応じて誤差信号を発生す
る第2の誤差信号発生器と、第2の誤差信号発生器より
発生した誤差信号を積分し誤差積分信号を周波数変調器
に対して周波数変調周波数を一定に制御するための制御
信号として供給する時定数の大きい第2の積分回路とを
備えている。
【0020】この構成によると、請求項1記載の映像信
号処理装置による作用に加え、電源投入時やモード切り
換え時といった過渡応答時と、FM変調器のFM変調周
波数が自動調整されている定常応答時とで積分定数を別
々に設定しているため、定常応答時定数を最適化させた
まま過渡応答を十分に早くすることができるという作用
を有する。
号処理装置による作用に加え、電源投入時やモード切り
換え時といった過渡応答時と、FM変調器のFM変調周
波数が自動調整されている定常応答時とで積分定数を別
々に設定しているため、定常応答時定数を最適化させた
まま過渡応答を十分に早くすることができるという作用
を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
における映像信号処理装置のブロック図を示すものであ
る。図1において、1は輝度信号入力端子、2はクラン
プ回路、3はプリエンファシス回路、4はホワイトクリ
ップ/ダーククリップ回路、5はFM変調器、6はFM
輝度信号出力端子、7は同期分離回路、8はパルス発生
器、9はカウンタ、10はパルス発生器、11は基準周
波数発振器としてのVXO、12はカウンタ、13はデ
コーダ、14は誤差信号発生器、15は積分回路であ
る。この実施の形態では、VXO11は2×fSCの周波
数あるいは4×fSCの周波数のパルスを出力している。
を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
における映像信号処理装置のブロック図を示すものであ
る。図1において、1は輝度信号入力端子、2はクラン
プ回路、3はプリエンファシス回路、4はホワイトクリ
ップ/ダーククリップ回路、5はFM変調器、6はFM
輝度信号出力端子、7は同期分離回路、8はパルス発生
器、9はカウンタ、10はパルス発生器、11は基準周
波数発振器としてのVXO、12はカウンタ、13はデ
コーダ、14は誤差信号発生器、15は積分回路であ
る。この実施の形態では、VXO11は2×fSCの周波
数あるいは4×fSCの周波数のパルスを出力している。
【0022】上記第1の実施の形態の映像信号処理装置
では、以下のような動作によって、FM変調器5のFM
変調周波数調整の必要がないようにしている。すなわ
ち、この映像信号処理装置では、輝度信号入力端子1か
ら輝度信号が入力され、クランプ回路2により輝度信号
中のシンクチップ電圧がクランプされ、さらにプリエン
ファシス回路3、ホワイトクリップ/ダーククリップ回
路4で輝度信号が各々処理され、最後に輝度信号がFM
変調器5でFM変調されてFM輝度信号出力端子6より
FM輝度信号が出力される。
では、以下のような動作によって、FM変調器5のFM
変調周波数調整の必要がないようにしている。すなわ
ち、この映像信号処理装置では、輝度信号入力端子1か
ら輝度信号が入力され、クランプ回路2により輝度信号
中のシンクチップ電圧がクランプされ、さらにプリエン
ファシス回路3、ホワイトクリップ/ダーククリップ回
路4で輝度信号が各々処理され、最後に輝度信号がFM
変調器5でFM変調されてFM輝度信号出力端子6より
FM輝度信号が出力される。
【0023】一方、クランプ回路2によりシンクチップ
電圧がクランプされた後の輝度信号から同期分離回路7
において同期信号のみが分離される。ここで得られた同
期信号をパルス発生器8に入力することで、垂直ブラン
キング期間を除いて水平同期パルス毎に水平同期パルス
の前エッジから例えば50μs幅のパルスがパルス発生
器8から発生する。
電圧がクランプされた後の輝度信号から同期分離回路7
において同期信号のみが分離される。ここで得られた同
期信号をパルス発生器8に入力することで、垂直ブラン
キング期間を除いて水平同期パルス毎に水平同期パルス
の前エッジから例えば50μs幅のパルスがパルス発生
器8から発生する。
【0024】そして、カウンタ9は、パルス発生器8の
出力パルスをリセット入力としFM変調器5の出力信号
をクロック入力としてそのクロックパルスを水平同期パ
ルスの前エッジからカウントする。カウンタ9の出力を
入力とするパルス発生器9は、FM変調器5の出力パル
ス周期の9倍の時間幅のパルスを発生させることにな
る。
出力パルスをリセット入力としFM変調器5の出力信号
をクロック入力としてそのクロックパルスを水平同期パ
ルスの前エッジからカウントする。カウンタ9の出力を
入力とするパルス発生器9は、FM変調器5の出力パル
ス周期の9倍の時間幅のパルスを発生させることにな
る。
【0025】VXO11は副搬送波周波数fSCの2倍あ
るいは4倍の周波数(2×fSCあるいは4×fSC)で発
振している。カウンタ12は、パルス発生器10の出力
パルスをリセット入力とし、VXO11の出力パルスを
クロック入力としてそのクロックパルスを水平同期パル
スの前エッジからカウントし、デコーダ13はカウンタ
12の出力信号をデコード、つまりカウンタ12の出力
信号からなるデコード値と規定値との大小関係に応じて
出力状態を異ならせる。
るいは4倍の周波数(2×fSCあるいは4×fSC)で発
振している。カウンタ12は、パルス発生器10の出力
パルスをリセット入力とし、VXO11の出力パルスを
クロック入力としてそのクロックパルスを水平同期パル
スの前エッジからカウントし、デコーダ13はカウンタ
12の出力信号をデコード、つまりカウンタ12の出力
信号からなるデコード値と規定値との大小関係に応じて
出力状態を異ならせる。
【0026】そして、誤差信号発生器14は、デコーダ
13の出力に基づき、デコーダ13へ入力されるデコー
ド値が規定値より小さい時はFM変調器5のFM変調周
波数fO を下げる誤差信号を出力し、デコード値が規定
値より大きい時はFM変調器5のFM変調周波数fO を
上げる誤差信号を出力する。さらに、その誤差信号を積
分回路15で積分することにより電圧に変換し、この積
分回路15の出力電圧、つまり積分誤差信号によってF
M変調器5のFM変調周波数fO を制御するようにして
いる。
13の出力に基づき、デコーダ13へ入力されるデコー
ド値が規定値より小さい時はFM変調器5のFM変調周
波数fO を下げる誤差信号を出力し、デコード値が規定
値より大きい時はFM変調器5のFM変調周波数fO を
上げる誤差信号を出力する。さらに、その誤差信号を積
分回路15で積分することにより電圧に変換し、この積
分回路15の出力電圧、つまり積分誤差信号によってF
M変調器5のFM変調周波数fO を制御するようにして
いる。
【0027】以上のように構成された第1の実施の形態
の映像信号処理装置について、その動作を図面を用いて
説明する。図2はfSCのデューティが50%の時の本発
明の第1の実施の形態の構成による動作説明図を示す。
本発明では、2×fSCパルスをクロック入力とするカウ
ンタ12のリセット入力に、FM変調器5のFM変調周
波数fO のパルスの周期の9倍の時間幅を有するパルス
を用いているため、図2に示すように2×fSCの立ち上
がり位相差に関係なくデコード値が等しくなる。
の映像信号処理装置について、その動作を図面を用いて
説明する。図2はfSCのデューティが50%の時の本発
明の第1の実施の形態の構成による動作説明図を示す。
本発明では、2×fSCパルスをクロック入力とするカウ
ンタ12のリセット入力に、FM変調器5のFM変調周
波数fO のパルスの周期の9倍の時間幅を有するパルス
を用いているため、図2に示すように2×fSCの立ち上
がり位相差に関係なくデコード値が等しくなる。
【0028】つまり、図2において、FM変調周波数f
O のパルスの周期の9倍の時間幅のパルス(a)に対し
て2×fSCパルスの位相差が0〜1/4fSC進んでいる
(b)の時は、fO /9期間に(b)パルスの立ち上が
りをカウントするため、(c)のようにデコード値は2
1になる。位相差が1/4fSC〜1/2fSC進んでいる
(d)の時は、パルスの立ち上がりをカウントすると
(e)となり、この時もデコード値は21となる。
O のパルスの周期の9倍の時間幅のパルス(a)に対し
て2×fSCパルスの位相差が0〜1/4fSC進んでいる
(b)の時は、fO /9期間に(b)パルスの立ち上が
りをカウントするため、(c)のようにデコード値は2
1になる。位相差が1/4fSC〜1/2fSC進んでいる
(d)の時は、パルスの立ち上がりをカウントすると
(e)となり、この時もデコード値は21となる。
【0029】また、本発明の第1の実施の形態の構成で
は、2×fSCのデューティが変化してもデコード値21
の発生確率は常に100%となる。図3はfSCのデュー
ティが25%の時の本発明の第1の実施の形態の構成に
よる動作説明図を示す。つまり、図3において、FM変
調周波数fO のパルスの周期の9倍の時間幅のパルス
(a)に対して2×fSCの位相差が異なる(b)あるい
は(d)のどちらの場合も、fO のパルスの周期の9倍
の時間幅の間のパルスの立ち上がりをカウントすると
(c)あるいは(d)のように21となり、つまりデコ
ード値が21となる。
は、2×fSCのデューティが変化してもデコード値21
の発生確率は常に100%となる。図3はfSCのデュー
ティが25%の時の本発明の第1の実施の形態の構成に
よる動作説明図を示す。つまり、図3において、FM変
調周波数fO のパルスの周期の9倍の時間幅のパルス
(a)に対して2×fSCの位相差が異なる(b)あるい
は(d)のどちらの場合も、fO のパルスの周期の9倍
の時間幅の間のパルスの立ち上がりをカウントすると
(c)あるいは(d)のように21となり、つまりデコ
ード値が21となる。
【0030】また、図4は本発明の第1の実施の形態に
おけるカウンタ9,パルス発生器10,カウンタ12,
デコーダ13および誤差信号発生器14の回路図を示
す。図4において、27〜31は入力端子、32,33
は出力端子である。G1〜G5はDフリップフロップ、
G6,G7はインバータ、G8はNAND素子であり、
以上でカウンタ9が構成される。G9はNAND素子、
G10はインバータ、G11はDフリップフロップで、
以上でパルス発生器10が構成される。G12はインバ
ータ、G13〜G17はDフリップフロップで、以上で
カウンタ12が構成される。G18,G19はNAND
素子で、以上でデコーダ13が構成される。G20はA
ND素子、G21〜G25はNAND素子、G26はA
ND素子で、以上で誤差信号発生器14が構成される。
おけるカウンタ9,パルス発生器10,カウンタ12,
デコーダ13および誤差信号発生器14の回路図を示
す。図4において、27〜31は入力端子、32,33
は出力端子である。G1〜G5はDフリップフロップ、
G6,G7はインバータ、G8はNAND素子であり、
以上でカウンタ9が構成される。G9はNAND素子、
G10はインバータ、G11はDフリップフロップで、
以上でパルス発生器10が構成される。G12はインバ
ータ、G13〜G17はDフリップフロップで、以上で
カウンタ12が構成される。G18,G19はNAND
素子で、以上でデコーダ13が構成される。G20はA
ND素子、G21〜G25はNAND素子、G26はA
ND素子で、以上で誤差信号発生器14が構成される。
【0031】図5および図6は、図4の回路のタイミン
グチャートを示す。入力端子27には、同期分離回路7
より得られた水平同期パルスの前エッジから数μs間、
例えば5μs間ローレベルとなる同期分離パルスが入力
される(図5(a)、図6(a))。入力端子27がハ
イレベルの時は、DフリップフロップG1〜G5はリセ
ット状態となり、Q出力はローレベルとなっている。入
力端子27がローレベルの時は、DフリップフロップG
1〜G5はリセット状態が解除される。その時、入力端
子28からFM変調器5のFM変調周波数fO のパルス
(図5(b))が入力されると、DフリップフロップG
1のD入力がハイレベル固定であるので、インバータG
7の出力の最初の立ち上がりエッジでセットされ、Dフ
リップフロップG1のQ出力はハイレベルとなり、NA
ND素子G9の出力はハイレベルとなっているので、N
AND素子G8の出力は入力端子28と同じ波形が出力
される。
グチャートを示す。入力端子27には、同期分離回路7
より得られた水平同期パルスの前エッジから数μs間、
例えば5μs間ローレベルとなる同期分離パルスが入力
される(図5(a)、図6(a))。入力端子27がハ
イレベルの時は、DフリップフロップG1〜G5はリセ
ット状態となり、Q出力はローレベルとなっている。入
力端子27がローレベルの時は、DフリップフロップG
1〜G5はリセット状態が解除される。その時、入力端
子28からFM変調器5のFM変調周波数fO のパルス
(図5(b))が入力されると、DフリップフロップG
1のD入力がハイレベル固定であるので、インバータG
7の出力の最初の立ち上がりエッジでセットされ、Dフ
リップフロップG1のQ出力はハイレベルとなり、NA
ND素子G9の出力はハイレベルとなっているので、N
AND素子G8の出力は入力端子28と同じ波形が出力
される。
【0032】DフリップフロップG2〜G5は、分周器
の動作をするので、DフリップフロップG3のQ出力お
よびDフリップフロップG5のQ出力がともにハイレベ
ルに変化する時、つまり、FM変調器5のFM変調周波
数fO のパルスの10個目の立ち上がりをカウントした
時、NAND素子G9の出力がローレベルに変化して
(図5(c))、NAND素子G8の出力もハイレベル
に変化する。したがって、DフリップフロップG11の
D入力はハイレベルに固定されているので、Dフリップ
フロップG11のNQ出力(Qバー出力のこと)には、
NAND素子G8の出力の最初の立ち上がりエッジ、つ
まり、入力端子27がローレベルになって入力端子28
から入力されたFM変調器5のFM変調周波数fO のパ
ルスの最初の立ち上がりエッジから10パルス目の立ち
上がりエッジまでの期間がローレベルとなるようなパル
ス(fO /9パルスと言う)が出力される(図5
(d))。このfO /9パルスがDフリップフロップG
13〜G17のリセット端子に入力されているため、f
O /9パルスがローレベルの期間だけ、入力端子31か
ら入力された2×fSCパルス(PALの場合を説明する
ので、8.867MHz)がDフリップフロップG13
〜G17で分周される。NAND素子G18の出力は、
DフリップフロップG13〜G17がリセット状態の時
およびリセットが解除されてしばらくはハイレベルにな
っている。fO /9パルスがローレベルの期間で、イン
バータG12の出力の最初の立ち上がりエッジから21
パルス目が入力された時、NAND素子G18の出力は
ローレベルに変化する。そして、fO /9パルスがハイ
レベルになると、NAND素子G18の出力もハイレベ
ルに戻る。
の動作をするので、DフリップフロップG3のQ出力お
よびDフリップフロップG5のQ出力がともにハイレベ
ルに変化する時、つまり、FM変調器5のFM変調周波
数fO のパルスの10個目の立ち上がりをカウントした
時、NAND素子G9の出力がローレベルに変化して
(図5(c))、NAND素子G8の出力もハイレベル
に変化する。したがって、DフリップフロップG11の
D入力はハイレベルに固定されているので、Dフリップ
フロップG11のNQ出力(Qバー出力のこと)には、
NAND素子G8の出力の最初の立ち上がりエッジ、つ
まり、入力端子27がローレベルになって入力端子28
から入力されたFM変調器5のFM変調周波数fO のパ
ルスの最初の立ち上がりエッジから10パルス目の立ち
上がりエッジまでの期間がローレベルとなるようなパル
ス(fO /9パルスと言う)が出力される(図5
(d))。このfO /9パルスがDフリップフロップG
13〜G17のリセット端子に入力されているため、f
O /9パルスがローレベルの期間だけ、入力端子31か
ら入力された2×fSCパルス(PALの場合を説明する
ので、8.867MHz)がDフリップフロップG13
〜G17で分周される。NAND素子G18の出力は、
DフリップフロップG13〜G17がリセット状態の時
およびリセットが解除されてしばらくはハイレベルにな
っている。fO /9パルスがローレベルの期間で、イン
バータG12の出力の最初の立ち上がりエッジから21
パルス目が入力された時、NAND素子G18の出力は
ローレベルに変化する。そして、fO /9パルスがハイ
レベルになると、NAND素子G18の出力もハイレベ
ルに戻る。
【0033】入力端子29からは、入力端子27から入
力される同期分離パルスの前エッジから33μsまでの
期間ハイレベルになるようなパルス(図6(b))が入
力され、入力端子30からは、入力端子27から入力さ
れる同期分離パルスの前エッジから50μsまでの期間
ハイレベルになるようなパルス(図6(c))が入力さ
れているので、NAND素子G22の出力は、NAND
素子G18の出力がローレベルに変化した瞬間から50
μsまでの期間がローレベルになるようなパルスが出力
され、出力端子32には常にハイレベル(図6(e))
が出力されている。また、インバータG12の出力の最
初の立ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベ
ルの期間中に21パルス目が入力されなかった時は、N
AND素子G18の出力はハイレベルのままであり、N
AND素子G22の出力もハイレベルのままとなる。そ
の時、出力端子32には、入力端子27から入力される
パルスの後エッジから33μsまでがローレベルとなる
ようなパルス(図6(d))が出力される。この場合、
FM変調器5のFM変調周波数fO の周波数が3.8M
Hzより大きいということを意味しているので、図6
(d)の誤差信号をFM変調器5にフィードバックさせ
ることによりFM変調器5のFM変調周波数f O を下げ
るように自動調整を行う。
力される同期分離パルスの前エッジから33μsまでの
期間ハイレベルになるようなパルス(図6(b))が入
力され、入力端子30からは、入力端子27から入力さ
れる同期分離パルスの前エッジから50μsまでの期間
ハイレベルになるようなパルス(図6(c))が入力さ
れているので、NAND素子G22の出力は、NAND
素子G18の出力がローレベルに変化した瞬間から50
μsまでの期間がローレベルになるようなパルスが出力
され、出力端子32には常にハイレベル(図6(e))
が出力されている。また、インバータG12の出力の最
初の立ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベ
ルの期間中に21パルス目が入力されなかった時は、N
AND素子G18の出力はハイレベルのままであり、N
AND素子G22の出力もハイレベルのままとなる。そ
の時、出力端子32には、入力端子27から入力される
パルスの後エッジから33μsまでがローレベルとなる
ようなパルス(図6(d))が出力される。この場合、
FM変調器5のFM変調周波数fO の周波数が3.8M
Hzより大きいということを意味しているので、図6
(d)の誤差信号をFM変調器5にフィードバックさせ
ることによりFM変調器5のFM変調周波数f O を下げ
るように自動調整を行う。
【0034】同じように、fO /9パルスがローレベル
の期間で、インバータG12の出力の最初の立ち上がり
エッジから22パルス目以上が入力された時、出力端子
33には、入力端子27から入力される同期分離パルス
の後エッジから33μsまでがハイレベルとなるような
パルス(図6(f))が出力される。この場合、FM変
調器5のFM変調周波数fO の周波数が3.8MHzよ
り小さいということを意味しているので、図6(f)の
誤差信号をFM変調器5にフィードバックさせることに
よりFM変調器5のFM変調周波数fO を上げるように
自動調整を行う。また、インバータG12の出力の最初
の立ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベル
の期間中に22パルス目が入力されなかった時は、出力
端子33には常にローレベル(図6(g))が出力され
る。
の期間で、インバータG12の出力の最初の立ち上がり
エッジから22パルス目以上が入力された時、出力端子
33には、入力端子27から入力される同期分離パルス
の後エッジから33μsまでがハイレベルとなるような
パルス(図6(f))が出力される。この場合、FM変
調器5のFM変調周波数fO の周波数が3.8MHzよ
り小さいということを意味しているので、図6(f)の
誤差信号をFM変調器5にフィードバックさせることに
よりFM変調器5のFM変調周波数fO を上げるように
自動調整を行う。また、インバータG12の出力の最初
の立ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベル
の期間中に22パルス目が入力されなかった時は、出力
端子33には常にローレベル(図6(g))が出力され
る。
【0035】以上のように、第1の実施の形態によれ
ば、FM変調器5のFM変調周波数を一定期間カウント
してできたゲートパルス、つまりパルス発生器10の出
力パルスをカウンタ12のリセットパルスとして用いて
いるため、VXO11の出力パルス(2×fSCパルス)
の立ち上がり位相差やデューティの違いに全く依存する
ことなく、FM変調器5のFM変調周波数fO を自動制
御することができる。
ば、FM変調器5のFM変調周波数を一定期間カウント
してできたゲートパルス、つまりパルス発生器10の出
力パルスをカウンタ12のリセットパルスとして用いて
いるため、VXO11の出力パルス(2×fSCパルス)
の立ち上がり位相差やデューティの違いに全く依存する
ことなく、FM変調器5のFM変調周波数fO を自動制
御することができる。
【0036】なお、この第1の実施の形態では、VXO
16の出力周波数は2fSC(PALの時は、8.87M
Hz、NTSCの時は、7.16MHz)としたが、4
fSC(PALの時は、17.7MHz、NTSCの時は
14.3MHz)でもよい。VXO16の出力周波数を
4fSCとすると、PALのときは、 fO =4433618×4×9/42=3.800MH
z に自動調整され、NTSCのときは、 fO =3579545×4×9/38=3.391MH
z に自動調整される。つまり、デコーダ内の規定値がPA
Lの場合には、42,43となり、NTSCの場合には
38,39となる。この場合、周波数が2倍になるた
め、FM変調周波数fO の調整精度も2倍になる。
16の出力周波数は2fSC(PALの時は、8.87M
Hz、NTSCの時は、7.16MHz)としたが、4
fSC(PALの時は、17.7MHz、NTSCの時は
14.3MHz)でもよい。VXO16の出力周波数を
4fSCとすると、PALのときは、 fO =4433618×4×9/42=3.800MH
z に自動調整され、NTSCのときは、 fO =3579545×4×9/38=3.391MH
z に自動調整される。つまり、デコーダ内の規定値がPA
Lの場合には、42,43となり、NTSCの場合には
38,39となる。この場合、周波数が2倍になるた
め、FM変調周波数fO の調整精度も2倍になる。
【0037】〔第2の実施の形態〕図7は本発明の第2
の実施の形態における映像信号処理装置のブロック図を
示すものである。図7において、16はVXO、17は
カウンタ、18はデコーダ、19はインバータ、20は
カウンタ、21はデコーダ、22は誤差信号発生器であ
る。符号1〜10,15を付した回路は図1と同じであ
る。この実施の形態では、VXO16は2×fSCの周波
数を出力している。
の実施の形態における映像信号処理装置のブロック図を
示すものである。図7において、16はVXO、17は
カウンタ、18はデコーダ、19はインバータ、20は
カウンタ、21はデコーダ、22は誤差信号発生器であ
る。符号1〜10,15を付した回路は図1と同じであ
る。この実施の形態では、VXO16は2×fSCの周波
数を出力している。
【0038】上記第1の実施の形態の映像信号処理装置
では、以下のような動作によって、FM変調器5のFM
変調周波数調整の必要がないようにしている。すなわ
ち、この映像信号処理装置では、輝度信号入力端子1か
ら輝度信号が入力され、クランプ回路2により輝度信号
中のシンクチップ電圧がクランプされ、さらにプリエン
ファシス回路3、ホワイトクリップ/ダーククリップ回
路4で輝度信号が各々処理され、最後に輝度信号がFM
変調器5でFM変調されてFM輝度信号出力端子6より
FM輝度信号が出力される。
では、以下のような動作によって、FM変調器5のFM
変調周波数調整の必要がないようにしている。すなわ
ち、この映像信号処理装置では、輝度信号入力端子1か
ら輝度信号が入力され、クランプ回路2により輝度信号
中のシンクチップ電圧がクランプされ、さらにプリエン
ファシス回路3、ホワイトクリップ/ダーククリップ回
路4で輝度信号が各々処理され、最後に輝度信号がFM
変調器5でFM変調されてFM輝度信号出力端子6より
FM輝度信号が出力される。
【0039】一方、クランプ回路2によりシンクチップ
電圧がクランプされた後の輝度信号から同期分離回路7
において同期信号のみが分離される。ここで得られた同
期信号をパルス発生器8に入力することで、垂直ブラン
キング期間を除いて水平同期パルス毎に水平同期パルス
の前エッジから例えば50μs幅のパルスがパルス発生
器8から発生する。
電圧がクランプされた後の輝度信号から同期分離回路7
において同期信号のみが分離される。ここで得られた同
期信号をパルス発生器8に入力することで、垂直ブラン
キング期間を除いて水平同期パルス毎に水平同期パルス
の前エッジから例えば50μs幅のパルスがパルス発生
器8から発生する。
【0040】そして、カウンタ9は、パルス発生器8の
出力パルスをリセット入力としFM変調器5の出力信号
をクロック入力としてそのクロックパルスを水平同期パ
ルスの前エッジからカウントする。カウンタ9の出力を
入力とするパルス発生器9は、FM変調器5の出力パル
ス周期の9倍の時間幅のパルスを発生させることにな
る。
出力パルスをリセット入力としFM変調器5の出力信号
をクロック入力としてそのクロックパルスを水平同期パ
ルスの前エッジからカウントする。カウンタ9の出力を
入力とするパルス発生器9は、FM変調器5の出力パル
ス周期の9倍の時間幅のパルスを発生させることにな
る。
【0041】VXO16は副搬送波周波数fSCの2倍の
周波数(2×fSC)で発振している。カウンタ17は、
パルス発生器10の出力パルスをリセット入力とし、V
XO16の出力パルスをクロック入力としてそのクロッ
クパルスを水平同期パルスの前エッジからカウントし、
デコーダ18はカウンタ17の出力信号をデコード、つ
まりカウンタ17の出力信号からなるデコード値と規定
値との大小関係に応じて出力状態を異ならせる。
周波数(2×fSC)で発振している。カウンタ17は、
パルス発生器10の出力パルスをリセット入力とし、V
XO16の出力パルスをクロック入力としてそのクロッ
クパルスを水平同期パルスの前エッジからカウントし、
デコーダ18はカウンタ17の出力信号をデコード、つ
まりカウンタ17の出力信号からなるデコード値と規定
値との大小関係に応じて出力状態を異ならせる。
【0042】インバータ19はVXO16の出力パルス
を反転させる。カウンタ20は、パルス発生器10の出
力パルスをリセット入力とし、VXO16の出力パルス
をインバータ19で反転させたパルスをクロック入力と
してそのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジか
らカウントし、デコーダ21はカウンタ20の出力信号
をデコード、つまりカウンタ20の出力信号からなるデ
コード値と規定値との大小関係に応じて出力状態を異な
らせる。
を反転させる。カウンタ20は、パルス発生器10の出
力パルスをリセット入力とし、VXO16の出力パルス
をインバータ19で反転させたパルスをクロック入力と
してそのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジか
らカウントし、デコーダ21はカウンタ20の出力信号
をデコード、つまりカウンタ20の出力信号からなるデ
コード値と規定値との大小関係に応じて出力状態を異な
らせる。
【0043】そして、誤差信号発生器22は、デコーダ
18,デコーダ21の出力に基づき、デコーダ18,デ
コーダ21へ入力されるデコード値が規定値より小さい
時はFM変調器5のFM変調周波数fO を下げる誤差信
号を出力し、デコード値が規定値より大きい時はFM変
調器5のFM変調周波数fO を上げる誤差信号を出力す
る。さらに、その誤差信号を積分回路15で積分するこ
とにより電圧に変換し、この積分回路15の出力電圧、
つまり誤差積分信号によってFM変調器5のFM変調周
波数fO を制御するようにしている。
18,デコーダ21の出力に基づき、デコーダ18,デ
コーダ21へ入力されるデコード値が規定値より小さい
時はFM変調器5のFM変調周波数fO を下げる誤差信
号を出力し、デコード値が規定値より大きい時はFM変
調器5のFM変調周波数fO を上げる誤差信号を出力す
る。さらに、その誤差信号を積分回路15で積分するこ
とにより電圧に変換し、この積分回路15の出力電圧、
つまり誤差積分信号によってFM変調器5のFM変調周
波数fO を制御するようにしている。
【0044】なお、デコーダ18,21の出力信号が両
方とも誤差信号発生器22に入力されているが、これら
の信号はデコーダ18,21の2つの信号は誤差信号発
生器22の入力部における前処理として、OR回路で論
理和合成されることになる。具体的には、例えばデコー
ダ18における「20以下」を示す信号とデコーダ21
における「20以下」を示す信号とが一つのOR回路で
論理和合成され、デコーダ18における「22以上」を
示す信号とデコーダ21における「22以上」を示す信
号とがもう一つのOR回路で論理和合成されることにな
る。
方とも誤差信号発生器22に入力されているが、これら
の信号はデコーダ18,21の2つの信号は誤差信号発
生器22の入力部における前処理として、OR回路で論
理和合成されることになる。具体的には、例えばデコー
ダ18における「20以下」を示す信号とデコーダ21
における「20以下」を示す信号とが一つのOR回路で
論理和合成され、デコーダ18における「22以上」を
示す信号とデコーダ21における「22以上」を示す信
号とがもう一つのOR回路で論理和合成されることにな
る。
【0045】以上のように構成された第2の実施の形態
の映像信号処理装置について、その動作を説明する。イ
ンバータ19、カウンタ20およびデコーダ21が無い
場合の動作は第1の実施の形態と同じである。ただ、f
O /9パルスと2fSCパルスは非同期であるので、2f
SCのカウント数が21となって誤差信号発生器22より
誤差信号が出なくなるfO /9パルス幅は、2fSCのカ
ウント数で言えば20超から22未満まで、つまり、±
1/2fSCの不感帯を持ってしまう。そこで、図7のよ
うにカウンタ17と同じ動作をするカウンタ20および
デコーダ18と同じ動作をするデコーダ21を設けるこ
とにより、カウンタ20へのクロック入力をカウンタ1
7へのクロック入力より位相差を180度ずらしている
ために、片方のカウンタ17または20のカウント値が
21でないときでも、もう片方のカウンタ20または1
7のカウント値が21となる場合、誤差信号発生器22
より誤差信号を出力させるようにする。このようにすれ
ば±1/2fSCの不感帯幅は±1/4fSCになる。つま
り、自動調整されるFM変調周波数fO の精度を第1の
実施の形態より2倍にできる。
の映像信号処理装置について、その動作を説明する。イ
ンバータ19、カウンタ20およびデコーダ21が無い
場合の動作は第1の実施の形態と同じである。ただ、f
O /9パルスと2fSCパルスは非同期であるので、2f
SCのカウント数が21となって誤差信号発生器22より
誤差信号が出なくなるfO /9パルス幅は、2fSCのカ
ウント数で言えば20超から22未満まで、つまり、±
1/2fSCの不感帯を持ってしまう。そこで、図7のよ
うにカウンタ17と同じ動作をするカウンタ20および
デコーダ18と同じ動作をするデコーダ21を設けるこ
とにより、カウンタ20へのクロック入力をカウンタ1
7へのクロック入力より位相差を180度ずらしている
ために、片方のカウンタ17または20のカウント値が
21でないときでも、もう片方のカウンタ20または1
7のカウント値が21となる場合、誤差信号発生器22
より誤差信号を出力させるようにする。このようにすれ
ば±1/2fSCの不感帯幅は±1/4fSCになる。つま
り、自動調整されるFM変調周波数fO の精度を第1の
実施の形態より2倍にできる。
【0046】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態の効果に加えて、FM変調器5の
FM変調周波数fO を一定期間カウントしてできたゲー
トパルス、つまりパルス発生器10の出力パルスのバラ
ツキに対しても、自動調整されるFM変調器5のFM変
調周波数fO の精度を2倍に向上させることができると
いう効果がある。
ば、第1の実施の形態の効果に加えて、FM変調器5の
FM変調周波数fO を一定期間カウントしてできたゲー
トパルス、つまりパルス発生器10の出力パルスのバラ
ツキに対しても、自動調整されるFM変調器5のFM変
調周波数fO の精度を2倍に向上させることができると
いう効果がある。
【0047】なお、この実施の形態では誤差信号発生器
22および積分回路15は1つだけであるが、過渡応答
性向上のために誤差信号発生器22および積分回路15
を2つにしてもよい。この場合、2つの積分回路の出力
信号は、後述の第3の実施の形態と同様にして合成され
て入力される。 〔第3の実施の形態〕図8は本発明の第3の実施の形態
における映像信号処理装置のブロック図を示すものであ
る。図8において、23は誤差信号発生器、24は積分
回路、25は誤差信号発生器、26は積分回路である。
符号1〜13を付した回路は図1と同じである。この実
施の形態では、VXO11は4×fSCの周波数を出力し
ている。上記第3の実施の形態の映像信号処理装置で
は、以下のような動作によって、FM変調器5のFM変
調周波数調整の必要がないようにしている。すなわち、
この映像信号処理装置では、輝度信号入力端子1から輝
度信号が入力され、クランプ回路2により輝度信号中の
シンクチップ電圧がクランプされ、さらにプリエンファ
シス回路3、ホワイトクリップ/ダーククリップ回路4
で輝度信号が各々処理され、最後に輝度信号がFM変調
器5でFM変調されてFM輝度信号出力端子6よりFM
輝度信号が出力される。
22および積分回路15は1つだけであるが、過渡応答
性向上のために誤差信号発生器22および積分回路15
を2つにしてもよい。この場合、2つの積分回路の出力
信号は、後述の第3の実施の形態と同様にして合成され
て入力される。 〔第3の実施の形態〕図8は本発明の第3の実施の形態
における映像信号処理装置のブロック図を示すものであ
る。図8において、23は誤差信号発生器、24は積分
回路、25は誤差信号発生器、26は積分回路である。
符号1〜13を付した回路は図1と同じである。この実
施の形態では、VXO11は4×fSCの周波数を出力し
ている。上記第3の実施の形態の映像信号処理装置で
は、以下のような動作によって、FM変調器5のFM変
調周波数調整の必要がないようにしている。すなわち、
この映像信号処理装置では、輝度信号入力端子1から輝
度信号が入力され、クランプ回路2により輝度信号中の
シンクチップ電圧がクランプされ、さらにプリエンファ
シス回路3、ホワイトクリップ/ダーククリップ回路4
で輝度信号が各々処理され、最後に輝度信号がFM変調
器5でFM変調されてFM輝度信号出力端子6よりFM
輝度信号が出力される。
【0048】一方、クランプ回路2によりシンクチップ
電圧がクランプされた後の輝度信号から同期分離回路7
において同期信号のみが分離される。ここで得られた同
期信号をパルス発生器8に入力することで、垂直ブラン
キング期間を除いて水平同期パルス毎に水平同期パルス
の前エッジから例えば50μs幅のパルスがパルス発生
器8から発生する。
電圧がクランプされた後の輝度信号から同期分離回路7
において同期信号のみが分離される。ここで得られた同
期信号をパルス発生器8に入力することで、垂直ブラン
キング期間を除いて水平同期パルス毎に水平同期パルス
の前エッジから例えば50μs幅のパルスがパルス発生
器8から発生する。
【0049】そして、カウンタ9は、パルス発生器8の
出力パルスをリセット入力としFM変調器5の出力信号
をクロック入力としてそのクロックパルスを水平同期パ
ルスの前エッジからカウントする。カウンタ9の出力を
入力とするパルス発生器9は、FM変調器5の出力パル
ス周期の9倍の時間幅のパルスを発生させることにな
る。
出力パルスをリセット入力としFM変調器5の出力信号
をクロック入力としてそのクロックパルスを水平同期パ
ルスの前エッジからカウントする。カウンタ9の出力を
入力とするパルス発生器9は、FM変調器5の出力パル
ス周期の9倍の時間幅のパルスを発生させることにな
る。
【0050】VXO11は副搬送波周波数fSCの4倍の
周波数(4×fSC)で発振している。カウンタ12は、
パルス発生器10の出力パルスをリセット入力とし、V
XO11の出力パルスをクロック入力としてそのクロッ
クパルスを水平同期パルスの前エッジからカウントし、
デコーダ13はカウンタ12の出力信号をデコード、つ
まりカウンタ12の出力信号からなるデコード値と規定
値との大小関係に応じて出力状態を異ならせる。
周波数(4×fSC)で発振している。カウンタ12は、
パルス発生器10の出力パルスをリセット入力とし、V
XO11の出力パルスをクロック入力としてそのクロッ
クパルスを水平同期パルスの前エッジからカウントし、
デコーダ13はカウンタ12の出力信号をデコード、つ
まりカウンタ12の出力信号からなるデコード値と規定
値との大小関係に応じて出力状態を異ならせる。
【0051】そして、誤差信号発生器23は、デコーダ
13の出力に基づき、デコーダ13へ入力されるデコー
ド値が規定値より少し小さい(例えば1だけ小さい)時
はFM変調器5のFM変調周波数fO を下げる誤差信号
を出力し、デコード値が規定値より少し大きい(例えば
1だけ大きい)時はFM変調器5のFM変調周波数f O
を上げる誤差信号を出力する。さらに、その誤差信号を
積分回路24で積分することにより電圧に変換し、この
積分回路24の出力電圧、つまり誤差積分信号によって
FM変調器5のFM変調周波数fO を制御するようにし
ている。
13の出力に基づき、デコーダ13へ入力されるデコー
ド値が規定値より少し小さい(例えば1だけ小さい)時
はFM変調器5のFM変調周波数fO を下げる誤差信号
を出力し、デコード値が規定値より少し大きい(例えば
1だけ大きい)時はFM変調器5のFM変調周波数f O
を上げる誤差信号を出力する。さらに、その誤差信号を
積分回路24で積分することにより電圧に変換し、この
積分回路24の出力電圧、つまり誤差積分信号によって
FM変調器5のFM変調周波数fO を制御するようにし
ている。
【0052】同様にして、誤差信号発生器25は、デコ
ーダ13の出力に基づき、デコーダ13へ入力されるデ
コード値が規定値よりかなり小さい(例えば2以上小さ
い)時はFM変調器5のFM変調周波数fO を急速に下
げる誤差信号を出力し、デコード値が規定値よりかなり
大きい(例えば2以上大きい)時はFM変調器5のFM
変調周波数fO を急速に上げる誤差信号を出力する。さ
らに、その誤差信号を積分回路26で積分することによ
り電圧に変換し、この積分回路26の出力電圧によって
FM変調器5のFM変調周波数fO を急速に制御するよ
うにしている。
ーダ13の出力に基づき、デコーダ13へ入力されるデ
コード値が規定値よりかなり小さい(例えば2以上小さ
い)時はFM変調器5のFM変調周波数fO を急速に下
げる誤差信号を出力し、デコード値が規定値よりかなり
大きい(例えば2以上大きい)時はFM変調器5のFM
変調周波数fO を急速に上げる誤差信号を出力する。さ
らに、その誤差信号を積分回路26で積分することによ
り電圧に変換し、この積分回路26の出力電圧によって
FM変調器5のFM変調周波数fO を急速に制御するよ
うにしている。
【0053】以上のような第3の実施の形態の映像信号
処理装置について、その構成および動作を図面を用いて
詳しく説明する。図9は本発明の第3の実施の形態にお
けるカウンタ9,パルス発生器10,カウンタ12,デ
コーダ13および誤差信号発生器23,25の回路図を
示すものである。図9において、27〜30は入力端
子、34は入力端子、35〜38は出力端子である。G
1〜G5はDフリップフロップ、G6,G7はインバー
タ、G8はNAND素子であり、以上でカウンタ9が構
成される。G9はNAND素子、G10はインバータ、
G11はDフリップフロップで、以上でパルス発生器1
0が構成される。G12はインバータ、G13〜G1
7,G27はDフリップフロップで、以上でカウンタ1
2が構成される。G28〜G31はNAND素子で、以
上でデコーダ13が構成される。G20はAND素子、
G32,G33,G38,G39はNAND素子、G4
4はNAND素子、G47はAND素子で、以上で誤差
信号発生器25が構成される。G34〜G37はNAN
D素子、G40,G41はインバータ、G42,G43
はAND素子、G45はNAND素子、G46はAND
素子で、以上で誤差信号発生器23が構成される。
処理装置について、その構成および動作を図面を用いて
詳しく説明する。図9は本発明の第3の実施の形態にお
けるカウンタ9,パルス発生器10,カウンタ12,デ
コーダ13および誤差信号発生器23,25の回路図を
示すものである。図9において、27〜30は入力端
子、34は入力端子、35〜38は出力端子である。G
1〜G5はDフリップフロップ、G6,G7はインバー
タ、G8はNAND素子であり、以上でカウンタ9が構
成される。G9はNAND素子、G10はインバータ、
G11はDフリップフロップで、以上でパルス発生器1
0が構成される。G12はインバータ、G13〜G1
7,G27はDフリップフロップで、以上でカウンタ1
2が構成される。G28〜G31はNAND素子で、以
上でデコーダ13が構成される。G20はAND素子、
G32,G33,G38,G39はNAND素子、G4
4はNAND素子、G47はAND素子で、以上で誤差
信号発生器25が構成される。G34〜G37はNAN
D素子、G40,G41はインバータ、G42,G43
はAND素子、G45はNAND素子、G46はAND
素子で、以上で誤差信号発生器23が構成される。
【0054】以上のような構成において、Dフリップフ
ロップG11のNQ出力にfO /9のパルスが得られる
までは、図4の第1の実施の形態と同じ動作である。入
力端子27には同期分離回路7より得られた水平同期パ
ルスの前エッジから5μs間ローレベルとなる同期分離
パルスが入力される。入力端子27がハイレベルの時
は、DフリップフロップG1〜G5はリセット状態とな
り、Q出力はローレベルとなっている。入力端子27が
ローレベルの時は、DフリップフロップG1〜G5はリ
セット状態が解除される。
ロップG11のNQ出力にfO /9のパルスが得られる
までは、図4の第1の実施の形態と同じ動作である。入
力端子27には同期分離回路7より得られた水平同期パ
ルスの前エッジから5μs間ローレベルとなる同期分離
パルスが入力される。入力端子27がハイレベルの時
は、DフリップフロップG1〜G5はリセット状態とな
り、Q出力はローレベルとなっている。入力端子27が
ローレベルの時は、DフリップフロップG1〜G5はリ
セット状態が解除される。
【0055】その時、入力端子28からFM変調器5の
FM変調周波数fO のパルスが入力されると、Dフリッ
プフロップG1のD入力がハイレベル固定であるので、
インバータG7の出力の最初の立ち上がりエッジでセッ
トされ、DフリップフロップG1のQ出力はハイレベル
となり、NAND素子G9の出力はハイレベルとなって
いるので、NAND素子G8の出力は入力端子28と同
じ波形が出力される。DフリップフロップG2〜G5は
分周器の動作をするので、DフリップフロップG3のQ
出力およびDフリップフロップG5のQ出力がハイレベ
ルに変化する時、つまり、FM変調器5のFM変調周波
数fO のパルスの10個目の立ち上がりをカウントした
時、NAND素子G9の出力がローレベルに変化して、
NAND素子G8の出力もハイレベルに変化する。
FM変調周波数fO のパルスが入力されると、Dフリッ
プフロップG1のD入力がハイレベル固定であるので、
インバータG7の出力の最初の立ち上がりエッジでセッ
トされ、DフリップフロップG1のQ出力はハイレベル
となり、NAND素子G9の出力はハイレベルとなって
いるので、NAND素子G8の出力は入力端子28と同
じ波形が出力される。DフリップフロップG2〜G5は
分周器の動作をするので、DフリップフロップG3のQ
出力およびDフリップフロップG5のQ出力がハイレベ
ルに変化する時、つまり、FM変調器5のFM変調周波
数fO のパルスの10個目の立ち上がりをカウントした
時、NAND素子G9の出力がローレベルに変化して、
NAND素子G8の出力もハイレベルに変化する。
【0056】したがって、DフリップフロップG11の
D入力はハイレベルに固定されているので、Dフリップ
フロップG11のNQ出力には、NAND素子G8の出
力の最初の立ち上がりエッジ、つまり、入力端子27が
ローレベルになって入力端子28から入力されたFM変
調器5のFM変調周波数fO のパルスの最初の立ち上が
りエッジから10パルス目の立ち上がりエッジまでの期
間がローレベルとなるようなfO /9パルスが出力され
る。
D入力はハイレベルに固定されているので、Dフリップ
フロップG11のNQ出力には、NAND素子G8の出
力の最初の立ち上がりエッジ、つまり、入力端子27が
ローレベルになって入力端子28から入力されたFM変
調器5のFM変調周波数fO のパルスの最初の立ち上が
りエッジから10パルス目の立ち上がりエッジまでの期
間がローレベルとなるようなfO /9パルスが出力され
る。
【0057】このfO /9パルスがDフリップフロップ
G13〜G17,G27のリセットに入力されているた
め、fO /9パルスがローレベルの期間だけ、入力端子
34から入力された4×fSCパルス(PALの場合を説
明するので、17.73MHz)がDフリップフロップ
G13〜G17,G27で分周される。NAND素子G
28の出力は、DフリップフロップG13〜G17,G
27がリセット状態の時およびリセットが解除されてし
ばらくはハイレベルになっている。fO /9パルスがロ
ーレベルの期間で、インバータG12の出力の最初の立
ち上がりエッジから37パルス目が入力された時、NA
ND素子G28の出力はローレベルに変化する。そし
て、fO /9パルスがハイレベルになると、NAND素
子G28の出力もハイレベルに戻る。
G13〜G17,G27のリセットに入力されているた
め、fO /9パルスがローレベルの期間だけ、入力端子
34から入力された4×fSCパルス(PALの場合を説
明するので、17.73MHz)がDフリップフロップ
G13〜G17,G27で分周される。NAND素子G
28の出力は、DフリップフロップG13〜G17,G
27がリセット状態の時およびリセットが解除されてし
ばらくはハイレベルになっている。fO /9パルスがロ
ーレベルの期間で、インバータG12の出力の最初の立
ち上がりエッジから37パルス目が入力された時、NA
ND素子G28の出力はローレベルに変化する。そし
て、fO /9パルスがハイレベルになると、NAND素
子G28の出力もハイレベルに戻る。
【0058】入力端子29からは、入力端子27から入
力される同期分離パルスの前エッジから33μsまでの
期間ハイレベルになるようなパルスが入力され、入力端
子30からは、入力端子27から入力される同期分離パ
ルスの前エッジから50μsまでの期間ハイレベルにな
るようなパルスが入力されているので、NAND素子G
33の出力は、NAND素子G28の出力がローレベル
に変化した瞬間から50μsまでの期間がローレベルに
なるようなパルスが出力され、出力端子35には常にハ
イレベルが出力されている。その時、インバータG12
の出力の最初の立ち上がりエッジから38パルス目が入
力されていない時、NAND素子G29の出力はハイレ
ベルのままであるので、NAND素子G35の出力もハ
イレベルのままである。したがって、AND素子G42
の出力はインバータG40の出力がそのまま出力される
ため、出力端子36には、入力端子27から入力される
同期分離パルスの後エッジから33μsまでがローレベ
ルとなるようなパルスが出力される。この場合、FM変
調器5のFM変調周波数fO が3.8MHzよりわずか
に大きいということを意味しているので、誤差信号をF
M変調器5にフィードバックさせることによりFM変調
器5のFM変調周波数fO を下げるように自動調整を行
う。
力される同期分離パルスの前エッジから33μsまでの
期間ハイレベルになるようなパルスが入力され、入力端
子30からは、入力端子27から入力される同期分離パ
ルスの前エッジから50μsまでの期間ハイレベルにな
るようなパルスが入力されているので、NAND素子G
33の出力は、NAND素子G28の出力がローレベル
に変化した瞬間から50μsまでの期間がローレベルに
なるようなパルスが出力され、出力端子35には常にハ
イレベルが出力されている。その時、インバータG12
の出力の最初の立ち上がりエッジから38パルス目が入
力されていない時、NAND素子G29の出力はハイレ
ベルのままであるので、NAND素子G35の出力もハ
イレベルのままである。したがって、AND素子G42
の出力はインバータG40の出力がそのまま出力される
ため、出力端子36には、入力端子27から入力される
同期分離パルスの後エッジから33μsまでがローレベ
ルとなるようなパルスが出力される。この場合、FM変
調器5のFM変調周波数fO が3.8MHzよりわずか
に大きいということを意味しているので、誤差信号をF
M変調器5にフィードバックさせることによりFM変調
器5のFM変調周波数fO を下げるように自動調整を行
う。
【0059】また、インバータG12の出力の最初の立
ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベルの期
間中に37パルス目が入力されなかった時は、NAND
素子G28の出力はハイレベルのままであり、NAND
素子G33の出力もハイレベルのままとなる。その時、
出力端子35には、入力端子27から入力される同期分
離パルスの後エッジから33μsまでがローレベルとな
るようなパルスが出力される。この場合、FM変調器5
のFM変調周波数fO が3.8MHzより充分大きいと
いうことを意味しているので、誤差信号をFM変調器5
にフィードバックさせることによりFM変調器5のFM
変調周波数fO を下げるように自動調整を行う。
ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベルの期
間中に37パルス目が入力されなかった時は、NAND
素子G28の出力はハイレベルのままであり、NAND
素子G33の出力もハイレベルのままとなる。その時、
出力端子35には、入力端子27から入力される同期分
離パルスの後エッジから33μsまでがローレベルとな
るようなパルスが出力される。この場合、FM変調器5
のFM変調周波数fO が3.8MHzより充分大きいと
いうことを意味しているので、誤差信号をFM変調器5
にフィードバックさせることによりFM変調器5のFM
変調周波数fO を下げるように自動調整を行う。
【0060】fO /9パルスがローレベルの期間で、イ
ンバータG12の出力の最初の立ち上がりエッジから3
8パルス目が入力された時、NAND素子G29の出力
はローレベルに変化する。そして、fO /9パルスがハ
イレベルになると、NAND素子G29の出力もハイレ
ベルに戻る。NAND素子G35の出力は、NAND素
子G29の出力がローレベルに変化した瞬間から50μ
sまでの期間がローレベルになるようなパルスが出力さ
れており、出力端子36には常にハイレベルが出力され
ている。
ンバータG12の出力の最初の立ち上がりエッジから3
8パルス目が入力された時、NAND素子G29の出力
はローレベルに変化する。そして、fO /9パルスがハ
イレベルになると、NAND素子G29の出力もハイレ
ベルに戻る。NAND素子G35の出力は、NAND素
子G29の出力がローレベルに変化した瞬間から50μ
sまでの期間がローレベルになるようなパルスが出力さ
れており、出力端子36には常にハイレベルが出力され
ている。
【0061】同じように、fO /9パルスがローレベル
の期間で、インバータG12の出力の最初の立ち上がり
エッジから40パルス目以上が入力された時、出力端子
38には、入力端子27から入力される同期分離パルス
の後エッジから33μsまでがハイレベルとなるような
パルスが出力され、出力端子37には常にローレベルが
出力される。この場合、FM変調器5のFM変調周波数
fO が3.8MHzより充分小さいということを意味し
ているので、誤差信号をFM変調器5にフィードバック
させることによりFM変調器5のFM変調周波数fO を
上げるように自動調整を行う。
の期間で、インバータG12の出力の最初の立ち上がり
エッジから40パルス目以上が入力された時、出力端子
38には、入力端子27から入力される同期分離パルス
の後エッジから33μsまでがハイレベルとなるような
パルスが出力され、出力端子37には常にローレベルが
出力される。この場合、FM変調器5のFM変調周波数
fO が3.8MHzより充分小さいということを意味し
ているので、誤差信号をFM変調器5にフィードバック
させることによりFM変調器5のFM変調周波数fO を
上げるように自動調整を行う。
【0062】また、インバータG12の出力の最初の立
ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベルの期
間中に40パルス目が入力されなかった時で、39パル
ス目が入力された時は、出力端子38には常にローレベ
ルが出力されるが、出力端子37には、入力端子27か
ら入力される同期分離パルスの後エッジから33μsま
でがハイレベルとなるようなパルスが出力される。この
場合、FM変調器5のFM変調周波数fO が3.8MH
zよりわずかに小さいということを意味しているので、
誤差信号をFM変調器5にフィードバックさせることに
よりFM変調器5のFM変調周波数fO を上げるように
自動調整を行う。
ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベルの期
間中に40パルス目が入力されなかった時で、39パル
ス目が入力された時は、出力端子38には常にローレベ
ルが出力されるが、出力端子37には、入力端子27か
ら入力される同期分離パルスの後エッジから33μsま
でがハイレベルとなるようなパルスが出力される。この
場合、FM変調器5のFM変調周波数fO が3.8MH
zよりわずかに小さいということを意味しているので、
誤差信号をFM変調器5にフィードバックさせることに
よりFM変調器5のFM変調周波数fO を上げるように
自動調整を行う。
【0063】また、インバータG12の出力の最初の立
ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベルの期
間中に39パルス目が入力されなかった時は、出力端子
38および出力端子37は常にローレベルである。図1
0は本発明の第3の実施の形態における積分回路24,
26の回路図を示すものである。図10において、39
は電源(Vcc)、40は出力端子、41〜44は入力
端子、C1はコンデンサ、R1〜R22は抵抗、Q1〜
Q20はトランジスタ、I1は抵抗R10に流れる電
流、I2は抵抗R9に流れる電流、I3は抵抗R12に
流れる電流、I4は抵抗R11に流れる電流である。
ち上がりエッジから、fO /9パルスがローレベルの期
間中に39パルス目が入力されなかった時は、出力端子
38および出力端子37は常にローレベルである。図1
0は本発明の第3の実施の形態における積分回路24,
26の回路図を示すものである。図10において、39
は電源(Vcc)、40は出力端子、41〜44は入力
端子、C1はコンデンサ、R1〜R22は抵抗、Q1〜
Q20はトランジスタ、I1は抵抗R10に流れる電
流、I2は抵抗R9に流れる電流、I3は抵抗R12に
流れる電流、I4は抵抗R11に流れる電流である。
【0064】入力端子41に図9の出力端子36を、入
力端子42に図9の出力端子37を、入力端子43に図
9の出力端子35を、入力端子44に図9の出力端子3
8を接続し、例えば、I1=I2=90μA、I3=I
4=900μA、C1=47μFに設定しておく。FM
変調器5のFM変調周波数fO が3.8MHzより充分
小さい時は電流I4でコンデンサC1が充電され、FM
変調器5のFM変調周波数fO がわずかに小さい時は電
流I2でコンデンサC1が充電される。したがって、電
流I4の方が電流I2より10倍大きいため、出力端子
40の単位電圧当たりの応答時間は、電流I4でコンデ
ンサC1が充電される時の方が電流I2でコンデンサC
1が充電される時よりも10倍早い。
力端子42に図9の出力端子37を、入力端子43に図
9の出力端子35を、入力端子44に図9の出力端子3
8を接続し、例えば、I1=I2=90μA、I3=I
4=900μA、C1=47μFに設定しておく。FM
変調器5のFM変調周波数fO が3.8MHzより充分
小さい時は電流I4でコンデンサC1が充電され、FM
変調器5のFM変調周波数fO がわずかに小さい時は電
流I2でコンデンサC1が充電される。したがって、電
流I4の方が電流I2より10倍大きいため、出力端子
40の単位電圧当たりの応答時間は、電流I4でコンデ
ンサC1が充電される時の方が電流I2でコンデンサC
1が充電される時よりも10倍早い。
【0065】また、FM変調器5のFM変調周波数fO
が3.8MHzより充分大きい時は電流I3でコンデン
サC1が放電され、FM変調器5のFM変調周波数fO
がわずかに大きい時は電流I1でコンデンサC1が放電
される。したがって、電流I3の方が電流I1より10
倍大きいため、出力端子40の単位電圧当たりの応答時
間は、電流I3でコンデンサC1が放電される時の方が
電流I1でコンデンサC1が放電される時よりも10倍
早い。
が3.8MHzより充分大きい時は電流I3でコンデン
サC1が放電され、FM変調器5のFM変調周波数fO
がわずかに大きい時は電流I1でコンデンサC1が放電
される。したがって、電流I3の方が電流I1より10
倍大きいため、出力端子40の単位電圧当たりの応答時
間は、電流I3でコンデンサC1が放電される時の方が
電流I1でコンデンサC1が放電される時よりも10倍
早い。
【0066】以上のように、第3の実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態の効果に加え、電源投入時やモー
ド切り換え時といった過渡応答時と、FM変調器5のF
M変調周波数fO が自動調整されている定常応答時とで
積分定数を別々に設定しているため、定常応答時定数を
最適化させたまま過渡応答を十分に早くすることができ
るという効果がある。
ば、第1の実施の形態の効果に加え、電源投入時やモー
ド切り換え時といった過渡応答時と、FM変調器5のF
M変調周波数fO が自動調整されている定常応答時とで
積分定数を別々に設定しているため、定常応答時定数を
最適化させたまま過渡応答を十分に早くすることができ
るという効果がある。
【0067】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の映像信号処理装
置によれば、FM変調器のFM変調周波数を一定期間カ
ウントしてできたゲートパルス、つまり第2のパルス発
生器の出力パルスを第2のカウンタのリセットパルスと
して用いているため、VXOの出力パルス(2×fSCパ
ルス)の立ち上がり位相差やデューティの違いに全く依
存することなく、FM変調器のFM変調周波数を自動制
御することができる。
置によれば、FM変調器のFM変調周波数を一定期間カ
ウントしてできたゲートパルス、つまり第2のパルス発
生器の出力パルスを第2のカウンタのリセットパルスと
して用いているため、VXOの出力パルス(2×fSCパ
ルス)の立ち上がり位相差やデューティの違いに全く依
存することなく、FM変調器のFM変調周波数を自動制
御することができる。
【0068】本発明の請求項2記載の映像信号処理装置
によれば、請求項1記載の映像信号処理装置の効果に加
えて、FM変調器のFM変調周波数を一定期間カウント
してできたゲートパルス、つまり第2のパルス発生器の
出力パルスのバラツキに対しても、自動調整されるFM
変調器のFM変調周波数の精度を2倍に向上させること
ができるという効果がある。
によれば、請求項1記載の映像信号処理装置の効果に加
えて、FM変調器のFM変調周波数を一定期間カウント
してできたゲートパルス、つまり第2のパルス発生器の
出力パルスのバラツキに対しても、自動調整されるFM
変調器のFM変調周波数の精度を2倍に向上させること
ができるという効果がある。
【0069】本発明の請求項3記載の映像信号処理装置
によれば、請求項1記載の映像信号処理装置の効果に加
えて、電源投入時やモード切り換え時といった過渡応答
時と、FM変調器のFM変調周波数が自動調整されてい
る定常応答時とで積分定数を別々に設定しているため、
定常応答時定数を最適化させたまま過渡応答を十分に早
くすることができるという効果がある。
によれば、請求項1記載の映像信号処理装置の効果に加
えて、電源投入時やモード切り換え時といった過渡応答
時と、FM変調器のFM変調周波数が自動調整されてい
る定常応答時とで積分定数を別々に設定しているため、
定常応答時定数を最適化させたまま過渡応答を十分に早
くすることができるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像信号処
理装置の構成を示すブロック図である。
理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成による動作説
明(fSCのデューティが50%の時)のためのタイムチ
ャートである。
明(fSCのデューティが50%の時)のためのタイムチ
ャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の構成による動作説
明(fSCのデューティが25%の時)のためのタイムチ
ャートである。
明(fSCのデューティが25%の時)のためのタイムチ
ャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるカウンタ・
パルス発生器・デコーダ・誤差信号発生器の具体構成例
を示す回路図である。
パルス発生器・デコーダ・誤差信号発生器の具体構成例
を示す回路図である。
【図5】図4の回路の動作を示す第1のタイムチャート
である。
である。
【図6】図4の回路の動作を示す第2のタイムチャート
である。
である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における映像信号処
理装置の構成を示すブロック図である。
理装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における映像信号処
理装置の構成を示すブロック図である。
理装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるカウンタ・
パルス発生器・デコーダ・誤差信号発生器の具体構成例
を示す回路図である。
パルス発生器・デコーダ・誤差信号発生器の具体構成例
を示す回路図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における積分回路
の具体構成例を示す回路図である。
の具体構成例を示す回路図である。
【図11】従来の映像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図12】従来の構成による動作説明(fSCのデューテ
ィが50%の時)のためのタイムチャートである。
ィが50%の時)のためのタイムチャートである。
【図13】従来の構成による動作説明(fSCのデューテ
ィが25%の時)のタイムチャートである。
ィが25%の時)のタイムチャートである。
1 輝度信号入力端子 2 クランプ回路 3 プリエンファシス回路 4 ホワイトクリップ/ダーククリップ回路 5 周波数変調器 6 FM輝度信号出力端子 7 同期分離回路 8 パルス発生器 9 カウンタ 10 パルス発生器 11 水晶発振器(VXO) 12 カウンタ 13 デコーダ 14 誤差信号発生器 15 積分回路 16 水晶発振器(VXO) 17 カウンタ 18 デコーダ 19 インバータ素子 20 カウンタ 21 デコーダ 22 誤差信号発生器 23 誤差信号発生器 24 積分回路 25 誤差信号発生器 26 積分器 27〜31 入力端子 32〜33 出力端子 34 入力端子 35〜38 出力端子 39 電源(Vcc) 40 出力端子 41〜44 入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−308661(JP,A) 特開 平2−146151(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898
Claims (3)
- 【請求項1】 輝度信号を周波数変調する周波数変調器
と、 前記輝度信号から同期信号分離を行う同期分離回路と、 前記同期分離回路より得られた水平同期パルスの前エッ
ジから所定時間幅のパルスを発生する第1のパルス発生
器と、 前記第1のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、前記周波数変調器の出力信号をクロック入力
としてそのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジ
からカウントする第1のカウンタと、 前記第1のカウンタのカウント値が1から所定値までの
期間パルスを出力する第2のパルス発生器と、 所定の周波数で発振する基準周波数発振器と、 前記第2のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、前記基準周波数発振器の出力信号をクロック
入力としてそのクロックパルスを水平同期パルスの前エ
ッジからカウントする第2のカウンタと、 前記第2のカウンタの出力信号からなるデコード値と規
定値との大小関係に応じて出力状態を異ならせるデコー
ダと、 前記デコーダの出力に基づき前記デコーダに入力される
デコード値と規定値との間の大小関係に応じて誤差信号
を発生する誤差信号発生器と、 前記誤差信号発生器から出力される誤差信号を積分し誤
差積分信号を前記周波数変調器に対して周波数変調周波
数を一定に制御するための制御信号として供給する積分
回路とを備えた映像信号処理装置。 - 【請求項2】 輝度信号を周波数変調する周波数変調器
と、 前記輝度信号から同期信号分離を行う同期分離回路と、 前記同期分離回路より得られた水平同期パルスの前エッ
ジから所定時間幅のパルスを発生する第1のパルス発生
器と、 前記第1のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、前記周波数変調器の出力信号をクロック入力
としてそのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジ
からカウントする第1のカウンタと、 前記第1のカウンタのカウント値が1から所定値までの
期間パルスを出力する第2のパルス発生器と、 所定の周波数で発振する基準周波数発振器と、 前記第2のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、前記基準周波数発振器の出力信号をクロック
入力としてそのクロックパルスを水平同期パルスの前エ
ッジからカウントする第2のカウンタと、 前記第2のカウンタの出力信号からなるデコード値と規
定値との大小関係に応じて出力状態を異ならせる第1の
デコーダと、 前記基準周波数発振器の出力信号を反転させるインバー
タと、 前記第2のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、前記インバータの出力信号をクロック入力と
してそのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジか
らカウントする第3のカウンタと、 前記第3のカウンタの出力信号からなるデコード値と規
定値との大小関係に応じて出力状態を異ならせる第2の
デコーダと、 前記第1および第2のデコーダの出力に基づき前記第1
および第2のデコーダにそれぞれ入力されるデコード値
と規定値との間の大小関係に応じて誤差信号を発生する
誤差信号発生器と、 前記誤差信号発生器から出力される誤差信号を積分し誤
差積分信号を前記周波数変調器に対して周波数変調周波
数を一定に制御するための制御信号として供給する積分
回路とを備えた映像信号処理装置。 - 【請求項3】 輝度信号を周波数変調する周波数変調器
と、 前記輝度信号から同期信号分離を行う同期分離回路と、 前記同期分離回路より得られた水平同期パルスの前エッ
ジから所定時間幅のパルスを発生する第1のパルス発生
器と、 前記第1のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、前記周波数変調器の出力信号をクロック入力
としてそのクロックパルスを水平同期パルスの前エッジ
からカウントする第1のカウンタと、 前記第1のカウンタのカウント値が1から所定値までの
期間パルスを出力する第2のパルス発生器と、 所定の周波数で発振する基準周波数発振器と、 前記第2のパルス発生器より発生したパルスをリセット
入力とし、前記基準周波数発振器の出力信号をクロック
入力としてそのクロックパルスを水平同期パルスの前エ
ッジからカウントする第2のカウンタと、 前記第2のカウンタの出力信号からなるデコード値と規
定値との大小関係に応じて出力状態を異ならせるデコー
ダと、 前記デコーダの出力に基づき前記デコーダに入力される
デコード値と規定値との間の差の小さい大小関係に応じ
て誤差信号を発生する第1の誤差信号発生器と、 前記第1の誤差信号発生器より発生した誤差信号を積分
し誤差積分信号を前記周波数変調器に対して周波数変調
周波数を一定に制御するための制御信号として供給する
時定数の小さい第1の積分回路と、 前記デコーダの出力に基づき前記デコーダに入力される
デコード値と規定値との間の差の大きい大小関係に応じ
て誤差信号を発生する第2の誤差信号発生器と、 前記第2の誤差信号発生器より発生した誤差信号を積分
し誤差積分信号を前記周波数変調器に対して前記周波数
変調周波数を一定に制御するための制御信号として供給
する時定数の大きい第2の積分回路とを備えた映像信号
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25596896A JP3145316B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25596896A JP3145316B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 映像信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108137A JPH10108137A (ja) | 1998-04-24 |
JP3145316B2 true JP3145316B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=17286083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25596896A Expired - Fee Related JP3145316B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 映像信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3145316B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6633340B1 (en) | 1999-09-12 | 2003-10-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Video signal processor |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP25596896A patent/JP3145316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10108137A (ja) | 1998-04-24 |
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