JP3145302B2 - 静止誘導電器及び静止誘導電器を浮上する空気圧浮上装置 - Google Patents
静止誘導電器及び静止誘導電器を浮上する空気圧浮上装置Info
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Description
圧器、分路リアクトル等の静止誘導電器の浮上装置の収
容空間を備えた静止誘導電器及び空気圧浮上装置に関す
るものである。
クトル等の静止誘導電器の高電圧大容量のものは、数1
00トンあるいはそれ以上の超重量となり、簡単に移動
することはできない。移動する方法はその時々の状況に
応じて適する方法がとられている。大形の変圧器等の静
止誘導電器の製造過程においては、組立工場で組み立
て、試験場で試験するのが通常の方法であり、組立工場
から試験場への移動はクレーンによって行こなわれるの
が通例である。したがって大形誘導電器の製作工場には
数100トンあるいはそれ以上の超重量物を吊り上げる
ことができるクレーンが備えられている。しかし、実際
の誘導電器の製作工場は多数の誘導電器が並行して製作
されており、特定の誘導電器をその作業工程に合わせて
移動することは難しいので待時間が多くなり作業効率が
低下することも想定される。また、誘導電器の重量の吊
り容量を持つクレーンの設置は、建物の強度もクレーン
の吊り容量に耐える強度にしておくことも必要である。
に移動する作業は、製作工場の組立作業の相互間、組立
工場から試験場までの移動、試験場から荷造り場所への
移動以外に、現地荷降後の横持移動等があり、それぞれ
の場所でクレーンを使用すると、クレーン待ちの時間が
多くなり作業効率が低くなることから、最近ではクレー
ンを使用しないで移動する方法も多く採用されている。
ては、図11、図12に示す空気圧浮上架台による方法
が実用されている。図11は3相一体形誘導電器本体1
に高圧側ブッシング2、低圧側ブッシング3等の付属品
を取り付けた状態で、空気圧を加圧すると浮上力が生じ
る空気圧浮上装置6が組み込まれた空気圧浮上架台5に
載置して、空気圧を加圧して浮上させることにより、床
面との摩擦がなくなり、わずかな力で移動できるもので
ある。図12は相分離形静止誘導電器本体11を共通架
台14に載置し、上部は3相間を連結する上部タンク1
2で結合した構造であり、共通架台14に載置した状態
で空気圧浮上架台5に載せ、圧縮空気を送気して浮上さ
せ、移動するものである。通路となる床面は凹凸のない
平滑な平面が必要である。
を図11、図12のような空気圧浮上架台5に載置して
圧縮空気を送気した状態で移動することにより、床面を
平滑にする必要があるが、数100トンもある超重量物
が大容量クレーンを使用することなくわずかな力で移動
させることができるものである。
容量、電圧等により重量、寸法は雑多であり、それぞれ
の重量、形状に応じて寸法の異なる空気圧浮上架台5を
準備して移動されている。種々の重量、寸法に応じた多
くの種類の空気圧浮上架台を準備しておき、使用しない
時は保管しておくことが必要である。
を模擬した状態に構成する必要があり、例えば防音壁に
囲われた中に据え付けられる場合は、防音壁を模擬し、
現地環境と同じ状態に組み立てる必要があるが、空気圧
浮上架台5に載置された状態で試験すると、据付状態よ
りも位置が高くなっており試験状態が現地据付状態と変
わるので認められない場合がある。したがって空気圧浮
上架台5より取り降ろして行うか、または、防音壁の防
音効果が変わらないように空気圧浮上架台5の高さを補
正する位置決め部材が必要となる。
形誘導電器のクレーンを使用しないで移動する空気圧浮
上架台による方法では、製作される種々の寸法の静止誘
導電器の大きさに対応して、寸法の異なる多くの種類の
空気圧浮上架台を生産規模に合わせて準備しておくこと
が必要であり、使用しないときに保管しておく保管場所
が必要となる。また、架台に載せるとき、あるいは取り
降ろし時にはクレーンまたはジャッキアップ、ジャッキ
ダウン作業が必要となり、作業効率が悪くなる。さら
に、試験時の条件を現地据付状態に合わせるときにも架
台より取り降ろすことが必要である等の問題点があっ
た。
なされたものであり、静止誘導電器の製作過程における
移動を、クレーンを使用することなく軽い力で移動可能
に静止誘導電器を構成したものである。
る静止誘導電器は、タンク下面の下部補強を空気圧浮上
装置が挿入可能な収容空間を確保して配置したものであ
る。
は、タンク下面の下部補強に確保された空気圧浮上装置
を収容する収容空間は長辺側の両側から空気圧浮上装置
が挿入可能に確保されたものである。
は、タンク下面の下部補強に確保された空気圧浮上装置
を収容する収容空間は短辺側の側面から空気圧浮上装置
が挿入可能に確保されたものである。
は、タンク下面の下部補強に確保された空気圧浮上装置
を収容する収容区間は長辺側のいずれか一方の側から空
気圧浮上装置が挿入可能に確保されたものである。
は、相分離形の特別3相形静止誘導電器であり、各相の
タンクの下部補強は、相毎に横方向から空気圧浮上装置
が収容可能な収容空間を確保して配置し、3相に連結後
に各相の下部補強を連結するように構成したものであ
る。
は、相分離形の特別3相形静止誘導電器の各相のタンク
の下部補強は、相毎に横方向の片側から空気圧浮上装置
が挿入可能に収容空間を確保して配置し、3相に連結後
に各相の下部補強を連結するように構成したものであ
る。
は、周囲に四方形の枠組、上方に押上げ板、押上げ板の
下部に、上面部分が円形の平板状であり、この上面部分
の外周から下面の中央部に向けて上面部分の下方の中心
部に向けて上面部分の下面を包み込むように折り曲げた
空気圧浮上素子を配置し、枠組の1辺の内側に沿って2
辺の側面間に空気圧連絡管を設け、この空気圧連絡管か
ら分岐して空気圧浮上素子に圧縮空気を送気するように
したものである。
は、周囲に四方形の枠組、上方に押上げ板、押上げ板の
下部に、上面部分が円形の平板状であり、この上面部分
の外周から下面の中央部に向けて上面部分の下方の中心
部に向けて上面部分の下面を包み込むように折り曲げた
空気圧浮上素子を配置し、枠組の1辺の内側に沿って2
辺の側面間に空気圧連絡管を設け、この空気圧連絡管か
ら分岐して空気圧浮上素子に圧縮空気を送気するように
した空気圧浮上装置の複数を連結したものである。
は、枠組みの1辺の内側に沿って2辺の側面間に配置さ
れた空気圧連絡管の両端部の一端には着脱式の空気受け
口、他の一端には空気供給口を設けたものである。
置は、空気受け口及び空気供給口が接続されていないと
きには、流路を閉止する閉止弁を付属したものである。
図1、図2に示す。図1は3相一体形の静止誘導電器の
構成を示すものであり、図2は図1のタンク下面の平面
図である。図において、21は3相一体でタンクに収容
された静止誘導電器本体であり、下部両側に全体を吊り
上げる吊り手21aが設けられている。22は高圧側ブ
ッシング、23は低圧側ブッシング、24はタンク下部
補強である。25はタンク下部補強24の収容空間24
aに収容された空気圧浮上装置である。
中の内部圧力に耐えるように相応の強度に設計され、外
周部、上面及び下面に補強が設けられている。特に下部
の補強は、吊り手21aにワイヤーを懸けて吊り上げた
ときにタンク強度が耐えるように製作されている。ま
た、据付時には吊り手21a部分に静止誘導電器本体2
1の重量をジャッキアップして据付位置の微調整にも使
用される。したがって、下部補強24は本体重量と使用
中の内部圧力の上昇に対して耐えるように製作されてい
る。
は、本体21のタンク下面に図2に示す通り長辺方向の
中央に通し補強を配置し、短辺方向には空気圧浮上装置
25が長辺側の両側から挿入できる複数の収容空間24
aを確保して配置した例である。補強の寸法、位置及び
高さは本体21の重量を支える強度に設計されている。
み、上方に押上げ板、押上げ板の下部に上面部分が円形
の平板状で、この上面部分の外周から下面の中央部に向
けて上面部分下面を包込むように折り曲げた空気圧浮上
素子を配置し、この空気圧浮上素子の内側に圧縮空気を
送気し、圧縮空気の圧力により静止誘導電器を床面から
浮上させる空気圧浮上装置25を挿入して静止誘導電器
を浮上させることができる。静止誘導電器が浮上した状
態では、空気圧浮上装置25の空気圧浮上素子の下面と
床面との間に圧縮空気の薄膜を形成して流出する状態と
なり、床面との間の摩擦がなくなって、数100トンも
あるような超重量物でも軽い力で移動できるようにな
る。
に構成すると、床面が平滑な平面であれば、従来のよう
に移動架台に載置することなく、静止誘導電器本体21
に高圧ブッシング22、低圧ブッシング23等を装着し
た状態で長辺側の側部から空気圧浮上装置25を挿入
し、圧縮空気を加えることにより簡単に浮上させること
ができ、組立場所から試験場所への経路の床面を平滑な
平面にしておくことにより、軽い力で容易に移動させる
ことができる。
ていないので、試験時に架台から取り降ろすとか、また
は架台の高さを補正した試験条件を考慮する必要もなく
なる。
ときには取り外しておけばよく、別の静止誘導電器の移
動に使用することもできる。寸法もあまり大きくないの
で保管するのも大きなスペースを必要としない。
上面を平滑な平面にしておけば、現地の据付場所で空気
圧浮上装置によってクレーンなど重機を使用しないで据
付場所での移動、位置の微調整も容易に行うことができ
る。
3、図4に示す。この実施の形態2.は本体部分は実施
の形態1.と同じ3相一体形の静止誘導電器で、下部補
強を変えたものである。図3は3相一体形の静止誘導電
器の構成を示し、図4は図3のタンク下面からみた平面
図である。図において、21、21a、22、23は実
施の形態1.の図1、図2と同一または同一機能を示す
ものであり説明は省略する。34は下部補強であり、3
5は空気圧浮上装置である。下部補強34は図4に示す
通り静止誘導電器本体21の下面の長辺方向の中央部及
び両側の辺に沿って補強部材を配置したものであり、空
気圧浮上装置35の収容空間34aは短辺側から挿入可
能に形成したものである。空気圧浮上装置35は複数を
連結して静止誘導電器本体の短辺側から挿入できるよう
になっている。
に下部補強34の空気圧浮上装置35の収容空間34a
に空気圧浮上装置35を挿入して圧縮空気を加えること
で静止誘導電器を浮上させ軽い力で移動させることがで
きる。また、実施の形態1.と同様に、移動架台は必要
でなく、移動しない時は空気圧浮上装置35は他の静止
誘導電器の移動に使用できるものであり、試験時に架台
から取り降ろすこともなく、試験時の移動架台の高さの
補正も必要でない。
ヤーを懸けて吊り上げるときに下部補強が長辺方向の端
部にまたがって配置されるので補強の強度は強く、補強
部材の断面寸法を実施の形態1.の場合よりも小さくす
ることができる。
形態2.と同じく本体部分は3相一体形の静止誘導電器
であり、下部補強の構成を変えたものであり、図5に示
すように下部補強49の配置を、空気圧浮上装置25が
長辺側の一方の側面から挿入できるように収容空間49
aを横方向に確保したものである。
する複数の空気圧浮上装置25の収容空間を確保したの
で、この空間の上部で補強強度を持たせるために、多少
重量が重くなるが、空気圧浮上装置25が長辺側の一方
の側から挿入可能に確保しており、狭い場所で組立てる
場合も空気圧浮上装置25は横方向から挿入できるメリ
ットがある。
6、図7に示す。図6は本体を相分離し、上部で3相に
結合する特別3相形の静止誘導電器の構成を示すもので
ある。相分離形の特別3相形は据付場所までの輸送路が
狭い場合あるいは路面が弱い場合に採用される方式であ
り、相分離状態で輸送される。図7は図6のタンク下面
からみた平面図である。図において、41は1相毎にタ
ンクに収容した相分離形の静止誘導電器本体、42は相
分離された静止誘導電器本体41の上部で連結する上部
タンク、44は静止誘導電器本体41のタンク下面に設
けられた下部補強である。この下部補強44は相分離さ
れた各相の静止誘導電器本体41のそれぞれの下面に空
気圧浮上装置25が両側からそれぞれ挿入できるよう
に、収容空間を確保して配置されている。
れるのでタンクの下部補強44は1相毎に設けられ、そ
れぞれに空気圧浮上装置25の収容空間44aを確保し
ており、この空気圧収容空間44aに空気圧浮上装置2
5を挿入し、3相を並べて上部タンク42を取り付けて
結合される。上部タンク42を取り付けたときに下部補
強44も結合部44bで仮結合する。このように3相組
合せ状態で、各相の下面に空気圧浮上装置25を挿入し
て空気圧を加え、浮上させて試験場所に移動して試験が
行われる。
様に、試験時は現地据付状態と同じ状態であり、移動架
台の高さの補正の必要はなく、移動しないときは空気圧
浮上装置25は取り外して他の静止誘導電器の移動に使
用することができるものである。
8、図9に示す。この実施の形態5.は実施の形態4.
とほぼ同じ構成であり、タンクの下部補強を空気圧浮上
装置が側面のいずれか一方から挿入できるようにしたも
のである。図8の54は下部補強であり、空気圧浮上装
置が下部補強54の横側の片側から挿入できるように収
容空間54aを確保したものである。55は空気圧浮上
装置であり連結部材56で連結した構成である。
連結しておき、横方向の片側のいずれかの一方から挿入
することができるので、実施の形態4.の効果に加え
て、静止誘導電器の組立場所が狭い場合の空気圧浮上装
置を挿入が可能な方向から挿入できるので、静止誘導電
器の組立場所が狭い場合でも片側に空気圧浮上装置を挿
入するスペースを確保すればよく、組立場所の配置の自
由度が大きくなる効果が得られる。
形態1.〜5.に使用する空気圧浮上装置の実施の形態
である。図10、図11に実施の形態5.の構成を示
す。図10は下面から見た平面図であり、図11は断面
図である。図において、50は空気圧浮上装置、60は
圧縮空気を加えることにより浮上力が発生し、床面との
間は空気の薄膜が形成されて摩擦をなくする空気圧浮上
素子、61は枠組、62は静止誘導電器に押上げ力を与
える押上げ板、63は圧縮空気を連絡する空気圧連絡
管、64は空気受け口、65は空気供給口であり、接続
すると圧縮空気が通流し、接続していないときには閉止
するようになった閉止弁つきの着脱式の接続口である。
66は分岐バルブ、67は空気圧連絡管63から分岐バ
ルブ66を介して空気圧浮上素子62に圧縮空気を供給
する分岐配管である。
は複数台を連結ボルト70で連結して使用される。空気
圧浮上装置50は連結すると空気圧連絡管63の空気受
け口64と空気供給口65が自動的に結合されて圧縮空
気の流路が形成される。端部の空気圧浮上装置50の受
け口64には空気供給口を備えた空気供給ホース68を
接続し、他端部の空気供給口65には防塵対策としてキ
ャップ69で密閉される。
構成し、移動する静止誘導電器の下部補強に必要数が挿
入可能な収容空間を設けておき、それぞれの空間に1台
または複数台を連結した空気圧浮上装置50を挿入する
ことにより、静止誘導電器の種類、大きさにかかわらず
同じ空気圧浮上装置を連結して使用することにより、移
動架台を使用することなく移動可能となる。
ないときは取り外して別の静止誘導電器の移動に使用で
きるものであり、同じもので多くの種類の静止誘導電器
の移動ができるメリットがある。従来の移動架台では種
類に合わせて多くの種類の移動架台をそろえておく必要
があり、保管するにも大きなスペースの確保が必要であ
ったが、上記の空気圧浮上装置は寸法が小さく、保管す
るにしてもあまり大きなスペースは必要でなく、この点
においてもメリットがある。
は、タンク下面の下部補強を空気圧浮上装置が挿入可能
な収容空間を確保して配置し、空気圧浮上装置の必要台
数を収容空間に挿入して空気圧を加えて静止誘導電器を
移動するようにしたので、移動架台を使用することなく
軽い力で移動でき、試験場所での取り降ろしすることな
く試験条件は現地の据付状況と同じ状態に設定できる効
果がある。また、移動しないときは、空気圧浮上装置を
取り外して他の静止誘導電器に使用することもできる。
さらに空気圧浮上装置を保管するときには小さなスペー
スで保管できる。
は、タンク下面の下部補強を長辺側の中央部に縦補強を
配置し、長辺側の両側から空気圧浮上装置が挿入可能な
複数の収容空間を確保して設けたので、請求項1に示し
た発明と同様の効果が得られ、さらに、静止誘導電器の
下部補強はタンク下面の中央部に端部にまたがって断面
積の大きな補強を配置することができるので請求項1の
ものに比べて重量の軽い下部補強にする効果もある。
は、タンク下面の下部補強を空気圧浮上装置が短辺方向
から挿入可能な複数の空間を確保して設けたものとした
ので、長辺方向に端部にまたがって下部補強を配置する
ことができるので、請求項1に示した発明と同様の効果
が得られるとともに、請求項2のものよりもさらに軽い
下部補強にすることができる。
は、タンク下面の下部補強を空気圧浮上装置が長辺側の
両側のいずれか一方から挿入可能な収容空間を確保して
配置したので、下部補強の強度の確保には重量が重くな
るが、組立場所が狭いときでも空気圧浮上装置は片方か
ら挿入することができる効果がある。
は、相分離形の特別3相形静止誘導電器の各相のタンク
の下部補強は、相毎に横方向の両側から空気圧浮上装置
が挿入可能な空間を確保して設け、3相に連結後に各相
の下部補強も連結するようにしたので、1相毎に組立ら
れてもそれぞれに空気圧浮上装置を挿入して1相の状態
でも移動できるので、3相連結時の位置の微調整にも利
用することができ、3相連結後においても軽い力で移動
可能であり、移動しないときは空気圧浮上装置を取り外
して他の静止誘導電器の移動に使用することができる効
果がある。
は、相分離形の特別3相形静止誘導電器の各相のタンク
の下部補強は、相毎に横方向の片側から空気圧浮上装置
が挿入可能な空間を確保して設け、3相に連結後に各相
の下部補強も連結するようにし、空気圧浮上装置は横方
向の片側のいずれかの一方から挿入することができるの
で、静止誘導電器の組立場所が狭い場合でも片側に空気
圧浮上装置の挿入スペースを確保すればよく、組立場所
の配置の自由度が大きくなる効果が得られる。
は、周囲に四方形の枠組み、上方に押し上げ板、押し上
げ板の下部に上面部分が円形の平板状であり、この上面
部分の外周から下面の中央部に向けて上面部分を包込む
ように折り曲げた空気圧浮上素子を備え、枠組みの1辺
の内側に沿って2辺の側面に至る空気圧連絡管を設け、
空気圧連絡管から分岐して空気圧浮上素子に空気圧を加
えるように配管したものとしたので、静止誘導電器に設
けられた収容空間に挿入して空気圧を加えることにより
静止誘導電器を容易に浮上させ軽い力で移動することが
できる。空気圧浮上装置は、従来の移動架台に比較して
寸法が小さいので使用しないときは狭いスペースで保管
できる。
は、周囲に四方形の枠組み、上方に押し上げ板、押し上
げ板の下部に上面部分が円形の平板状であり、この上面
部分の外周から下面の中央部に向けて上面部分を包込む
ように折り曲げた空気圧浮上素子を備え、枠組みの1辺
の内側に沿って2辺の側面に至る空気圧連絡管を設け、
空気圧連絡管から分岐して空気圧浮上素子に空気圧を加
えるように配管した複数の空気圧浮上装置を複数連結し
たものであり、静止誘導電器の空気圧浮上装置の収容空
間が長い場合であっても、連結数を増すことにより適正
な空気圧浮上装置を容易に構成することができる。
は、枠組の1辺の内側に沿って2辺の側面に至る空気圧
連絡管の両端部の一端には着脱式の空気受け口を設け、
他の一端には空気供給口を設けた構成としたので、空気
圧浮上装置を連結したときに空気圧連絡管も自動的に連
結される。
置は、空気圧連絡管の両端部の空気受け口及び空気供給
口は接続されていないときには閉止する閉止弁を備えた
ものとしたので、空気圧浮上装置が切り離されている場
合は空気圧連絡管の両端部は閉止した状態となり保管中
の塵埃の侵入が防止できる。
を挿入した状態を示す実施の形態1.の側面図である。
ある。
を挿入した状態を示す実施の形態2.の側面図である。
ある。
た平面図である。
挿入した状態を示す実施の形態4.の側面図である。
ある。
挿入した状態を示す実施の形態5.の側面図である。
ある。
ある。
台に載置して移動する場合の側面図である。
の移動架台に載置して移動する場合の側面図である。
3 低圧側ブッシング、24 下部補強、24a 空気
圧浮上装置収容空間、25 空気圧浮上装置、34 下
部補強、35 空気圧浮上装置、35a 空気圧浮上装
置収容空間、41 静止誘導電器本体、42 上部タン
ク、44 下部補強、44a 空気圧浮上装置収容空
間、44b 結合部、54 下部補強、55 空気圧浮
上装置、56 連結部材、50 空気圧浮上装置、60
空気圧浮上素子、61 枠組、62 押し上げ板、6
3 空気圧連絡管、64 空気受け口、65 空気供給
口、66 バルブ、67 分岐配管、68 空気供給ホ
ース、69 キャップ、70 連結ボルト。
Claims (10)
- 【請求項1】 タンク内部に鉄心、コイル等で構成され
た本体が収容され、絶縁油または絶縁ガスが充填され、
タンク下面に本体の重量、運転中に上昇する内圧に耐え
るように下部補強が設けられた静止誘導電器であって、
タンク下面の下部補強は空気圧浮上装置を収容する複数
の収容空間を確保して配置されていることを特徴とする
静止誘導電器。 - 【請求項2】 タンク下面の下部補強に確保された空気
圧浮上装置を収容する複数の収容空間は長辺側の両側か
ら空気圧浮上装置が挿入可能に確保されていることを特
徴とする請求項1記載の静止誘導電器。 - 【請求項3】 タンク下面の下部補強に確保された空気
圧浮上装置を収容する複数の収容空間は短辺側の側面か
ら空気圧浮上装置が挿入可能に確保されていることを特
徴とする請求項1記載の静止誘導電器。 - 【請求項4】 タンク下面の下部補強に確保された空気
圧浮上装置を収容する複数の収容空間は長辺側のいずれ
かの一方の側から空気圧浮上装置が挿入可能に確保され
ていることを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器。 - 【請求項5】 タンク内部に鉄心、コイルの1相分が収
容された本体の3相分が上部の結合タンクで結合された
特別3相形静止誘導電器であって、各相のタンクの下部
補強は空気圧浮上装置が収容可能な収容空間が確保され
て配置されており、3相連結後に各相の下部補強が一体
に連結されることを特徴とする静止誘導電器。 - 【請求項6】 相分離形の特別3相形静止誘導電器の各
相の下部補強は、相毎に横方向の片側から空気圧浮上装
置が挿入可能な空間を確保して設け、3相連結後に各相
の下部補強も連結されることを特徴とする静止誘導電
器。 - 【請求項7】 周囲に四方形の枠組、該枠組の上方に押
し上げ板、該押し上げ板の下面に、上面部分が円形の平
板状であり、この上面部分の外周から上面部分の下方の
中心部に向けて上面部分の下面を包込むように折り曲げ
られた可とう性の部材で構成された空気圧浮上素子、上
記枠組の1辺の内側に沿って2辺の側面間に配置された
空気圧連絡管を配し、該空気圧連絡管から分岐して上記
空気圧浮上素子に圧縮空気を送気するように配管された
空気圧浮上装置。 - 【請求項8】 周囲に四方形の枠組、該枠組の上方に押
し上げ板、該押し上げ板の下面に、上面部分が円形の平
板状であり、この上面部分の外周から上面部分の下方の
中心部に向けて上面部分の下面を包込むように折り曲げ
られた可とう性の部材で構成された空気圧浮上素子、上
記枠組みの1辺の内側に沿って2辺の側面管に配置され
た空気圧連結間管を配し、該空気圧連結管から分岐して
上記空気圧浮上素子に圧縮空気を送気するように配管さ
れた空気圧浮上装置の複数が連結されて構成された空気
圧浮上装置。 - 【請求項9】 空気圧連結管の両端部は一端には着脱式
の空気受け口が設けられ、他の一端には着脱式の空気供
給口が設けられていることを特徴とする請求項6乃至請
求項8のいずれかにに記載の空気圧浮上装置。 - 【請求項10】 空気受け口及び空気供給口が接続され
ていないときには、流路閉止する閉止弁が付属している
ことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記
載の空気圧浮上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08950496A JP3145302B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 静止誘導電器及び静止誘導電器を浮上する空気圧浮上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08950496A JP3145302B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 静止誘導電器及び静止誘導電器を浮上する空気圧浮上装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09283340A JPH09283340A (ja) | 1997-10-31 |
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