JP3144996B2 - 電子部品のボンディング装置 - Google Patents

電子部品のボンディング装置

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JP3144996B2 JP27915194A JP27915194A JP3144996B2 JP 3144996 B2 JP3144996 B2 JP 3144996B2 JP 27915194 A JP27915194 A JP 27915194A JP 27915194 A JP27915194 A JP 27915194A JP 3144996 B2 JP3144996 B2 JP 3144996B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルに液晶パネ
ルを駆動するための電子部品をボンディングするための
電子部品のボンディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器やラップトップパソコン等のデ
ィスプレイ装置に用いられる液晶パネルは、その縁部に
形成された電極に液晶パネル駆動用の電子部品のリード
をボンディングして組み立てられる。電子部品は、TA
B(Tape Automated Bonding)
法によって供給されたTCP(Tape Carrer
Package)であり、テープ状のTABテープから
金型で打ち抜いて得られる。液晶パネルの電極や電子部
品のリードは、約100μmの狭ピッチで多数形成され
ているので、両者の位置合せは非常に正確に行なう必要
がある。一方、1枚の液晶パネルには、多数の電子部品
がボンディングされるので、ボンディングを高速に行な
う必要がある。
【0003】液晶パネルに電子部品を自動的にボンディ
ングする装置としては、特開平2−186652公報、
特開平2−294047公報、特開平3−123803
公報に記載されている。これらの公報に記載されている
電子部品のボンディング装置は、仮位置決めステージで
仮位置決めされた電子部品を1個の装着ヘッドで基板位
置決めステージ上の液晶パネルまで搬送し、カメラで液
晶パネルの電極と電子部品のリードの位置合せ状態を観
察して両者の位置合せを行なってボンディングを行なう
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の電子部品のボンディング装置では1個の装着ヘッ
ドによってボンディングを行なうため、作業性が悪く、
ボンディングを高速に行なう事ができないという問題が
あった。
【0005】そこで本発明は、液晶パネルのように狭ピ
ッチで形成された電極を有する基板に、電子部品をボン
ディングする作業を高速で行なう事ができ、しかも高精
度でボンディング可能な電子部品のボンディング装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板に電子部
品を高速で精度よくボンディングできる電子部品のボン
ディング装置を提供する。
【0007】本発明の電子部品のボンディング装置は、
基板をボンディング位置に位置決めするテーブル装置
と、下端部に電子部品を吸着するノズルを有するノズル
シャフトを備えた移送ヘッドと、周縁部に移送ヘッドを
放射状に複数個装着し、垂直軸を中心に間欠回転する事
により、移送ヘッドを順次ボンディング位置へ移動させ
る回転体と、ボンディング位置へ移送された電子部品と
基板との位置ずれを検出する認識装置と、ノズルシャフ
トに、昇降動作を行なわせる昇降機構と、ノズルシャフ
トをノズルシャフトの軸心を中心に微小回転させる回転
機構を備え、回転機構は、各移送ヘッドに設けたレバー
と、ノズルシャフトの上端部から突出する押当子と、押
当子をレバーの先端部に付勢する付勢体と、ボンディン
グ位置に位置する移送ヘッドのレバーの他端部に当接
し、このレバーを認識装置で検出した位置ずれに基づい
て微小変位させる事によりノズルシャフトをその軸心を
中心に回転させる駆動機構を備えたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ターンテーブルをインデッ
クス回転させながら、供給部の電子部品を可動テーブル
上の表示パネルの上方へ連続的に高速度で移送できる。
また認識装置により電子部品のリードと表示パネルの電
極の相対的な位置ずれを検出した後、ノズルシャフトを
その軸心を中心に精密に回転させることにより、電子部
品の回転方向の位置ずれを正確に補正し、リードを表示
パネルの電極に高精度でボンディングできる。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0010】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
の電子部品のボンディング装置の平面図である。このボ
ンディング装置は、ターンテーブル装置Aと、電子部品
の供給部Bと、液晶パネル2をボンディング位置に位置
決めするテーブル装置Cと、電子部品の移送路に設けら
れた仮認識装置Dと、電子部品のボンディング位置bの
下方に設けられた本認識装置Eと、テーブル装置Cの上
方に設けられた圧着ヘッドFから成っている。ターンテ
ーブル装置Aは、回転体11上に移送ヘッドHを6個備
え、矢印N1方向へインデックス回転することにより、
電子部品の供給部Bの電子部品1を移送ヘッドHで吸着
してテーブル装置C上に載置された液晶パネル2の上方
へ移送する。本実施例の電子部品の供給部Bは金型であ
る。この金型は、矢印N2方向にピッチ送りされるフィ
ルムキャリヤ3を打抜いて電子部品1を得る。4はフィ
ルムキャリヤ3に一定ピッチ毎に接着されたチップであ
る。なお電子部品の供給部Bとしては、予めフィルムキ
ャリヤ3から打ち抜かれた電子部品1を収納したトレイ
でもよい。
【0011】テーブル装置Cは、液晶パネル2をボンデ
ィング位置bに位置決めする。仮認識装置Dは、ターン
テーブル装置Aで液晶パネル2へ向って移送される電子
部品1のリードの位置を下方から認識する。認識装置D
としては、カメラやレーザ装置などが用いられる。また
本認識装置Eは、電子部品1のリードを液晶パネル2の
電極5にボンディングする位置にあって、電子部品1の
リードと液晶パネル2の電極5のXYθ方向の相対的な
位置ずれを精密に認識する。この本認識装置Eとして
は、カメラが用いられる。圧着ヘッドFは、電子部品1
のリードを液晶パネル2の電極に熱圧着してボンディン
グする。
【0012】図2において、テーブル装置Cは、液晶パ
ネル2を吸引孔(図示せず)で吸着して保持するホルダ
48と、Xテーブル41とYテーブル42とθテーブル
43を備えており、ホルダ48に保持された液晶パネル
2をX方向、Y方向、θ方向(水平回転方向)に移動さ
せる。液晶パネル2は、上板2aと下板2bを貼り合わ
せて組み立てられており、下板2bの縁部に電極5(図
4参照)が形成されている。上板2aと下板2bは透明
なガラス板であり、下板2b上の電極5は、下板2bの
下方から透視できる。なお図示しないが、電極5の上
面、若しくは電子部品1のリード6の下面には、電子部
品1のリード6を電極5にボンディングするための異方
性導電テープが貼着されている。
【0013】図2において、圧着ヘッドFは熱圧着子4
4を備えている。圧着ヘッドFは熱圧着子44に上下動
作を行わせるためのモータなどの上下動機構を備えてお
り、熱圧着子44が下降して電子部品1のリード6を液
晶パネル2の電極5に熱圧着する。また本認識装置Eは
ボンディング位置bの下方にあり、カメラ45で電子部
品1のリード6と液晶パネル2の電極5の相対的な位置
ずれを観察する。46は鏡筒である。
【0014】次に図3、図4、図7を参照しながらター
ンテーブル装置Aの詳細な構造を説明する。ベース板1
01の上面にはモータ14によって駆動されるインデッ
クス機構12が設けられており、回転体11はインデッ
クス機構12の回転軸13に支持されている。モータ1
4が駆動してインデックス機構12が作動すると、回転
体11は間欠回転する(図1の矢印N1参照)。
【0015】回転体11の周縁部には、6個の移送ヘッ
ドHが放射状に装着されている。1個の装着ヘッドは、
回転体11に取り付けられたアーム15,ノズルシャフ
ト24,レバー38,レバー55等を1組として構成さ
れている。
【0016】図3において、102はベース板101の
上面に取り付けられた支持フレームであり、支持フレー
ム102の上部は第1の水平部102a、第2の水平部
102bから成る二層構造となっている。第1の水平部
102aの上面にはモータ20,53が取り付けられて
おり、第2の水平部102bの下面にはリング状のブラ
ケット103が取り付けられている。リング状のブラケ
ット103の内周面には第1のリングカム16の回転を
案内するベアリング部22が、外周面には第2のリング
カム50の回転を案内するベアリング部52が取り付け
られている。第1のリングカム16及び第2のリングカ
ム50の回転中心は、回転体11の回転軸に一致してい
る。
【0017】図4はノズルシャフトの昇降機構を示して
いる。なお作図の都合上、図4では移送ヘッドHはピッ
クアップ位置aとボンディング位置bの2個のみ記載し
ている。第1のリングカム16はその下面がカム面とな
っており、凹入部17,18がピックアップ位置aとボ
ンディング位置bに対応する位置に形成されている。ま
た第1のリングカム16の上部にはリング状のギヤ部1
9が一体的に形成されている。20はモータであって、
このモータ20に駆動されて回転するギヤ21はギヤ部
19に係合している。22はギヤ部19の回転を案内す
るベヤリング部である。したがってモータ20が駆動す
るとギヤ21は回転し、ギヤ部19や第1のリングカム
16は矢印R方向に回動する。
【0018】図3,図4において、アーム15の先端部
にはノズルホルダ23が装着されており、ノズルホルダ
23の内部には垂直なノズルシャフト24が上下動自在
かつその軸心を中心に回転自在に挿入されている。ノズ
ルシャフト24の下端部には電子部品1を真空吸着する
ノズル25が装着されている。
【0019】ノズルシャフト24の上端部の径大部30
にはピン31,32が水平方向に放射状に突設されてい
る。一方のピン31にはコイルばね33が取り付けられ
ており、また他方のピン32の先端部にはローラ34が
軸着されている。コイルばね33の一端部はアーム15
上に立設されたピン10に取り付けられている。
【0020】径大部30の下方にはストッパ35がノズ
ルシャフト24に対して摺動自在に装着されている。ス
トッパ35とアーム15はコイルばね36で結合されて
おり、コイルばね36はストッパ35を下方へ付勢して
いる。アーム15の上面中央には軸受37が設けられて
いる。軸受37にはレバー38が上下方向に揺動自在に
軸受けされている。レバー38の後端部にはローラ39
が軸着されており、ローラ39は第1のリングカム16
のカム面に当接している。またレバー38の先端部には
ストッパ35の下面に当接するローラ40が軸着されて
いる。
【0021】ストッパ35はコイルばね36のばね力に
よりローラ40に弾接している。上述のようにモータ2
0が駆動して第1のリングカム16が回動すると、ロー
ラ39はカム面の凹入部17,18に沿って転動する。
ここでローラ39が凹入部17,18に嵌入すると、レ
バー38はコイルばね36のばね力によりストッパ35
に押し下げられて揺動し、ノズルシャフト24はコイル
ばね33の垂直方向成分の力により下降する。またロー
ラ39が凹入部17,18から脱出すると、ローラ39
はカム面に押し下げられ、ノズルシャフト24はコイル
ばね36のばね力に抗して上昇する。すなわち第1のリ
ングカム16、モータ20、レバー38、ストッパ3
5、コイルばね36はノズルシャフト24に昇降動作を
行わせる昇降動手段になっている。
【0022】次に図3、図5、図6、図7を参照しなが
ら、ノズルシャフト24をその軸心を中心に微小回転さ
せる回転機構を説明する。50は第2のリングカムであ
り、ギヤ部51が一体的に形成されている。52は第2
のリングカム50の回転を案内するベヤリング部であ
る。53はモータであり、その回転軸にはギヤ54が装
着されている。ギヤ54はギヤ部51に係合している。
【0023】アーム15上にはレバー55が回転軸56
に軸着されている。レバー55はくの字形に屈曲してお
り、その後端部には第2のリングカム50のカム面であ
る周面に当接するローラ57が軸着されており先端部に
はピン59が垂直に立設されている。第2のリングカム
50の周面には凹凸部58が形成されている。この凹凸
部58は、ボンディング位置bに対応する位置に形成さ
れている。コイルばね33のばね力により、押当子とし
てのローラ34はレバー55の先端部のピン59に弾接
している。したがってレバー55はコイルばね33のば
ね力により、図6において反時計方向に付勢されてお
り、この付勢力によりレバー55の後端部のローラ57
は第2のリングカム50の周面に当接している。
【0024】図7において、回転体11が間欠回転する
と、ローラ57は第2のリングカム50の周面に当接し
ながら移動する。このとき、ボンディング位置bで停止
した移送ヘッドHのレバー55のローラ57は、第2の
リングカム50に形成された凹凸部58の中間位置に停
止する。この状態でモータ53が駆動してギヤ54が回
転すると、第2のリングカム50は回転し、ローラ57
は凹凸部58に沿って転動する。するとレバー55は回
転軸56を中心にわずかに回転し、θ方向に微小変位す
る。するとローラ34が当接しているピン59の位置も
微小変位するのでノズルシャフト24もθ方向に微小回
転する。このθ方向の回転角度は第2のリングカム50
の回転量で決定される。第2のリングカム50、モータ
53、レバー55、押当子としてのローラ34付勢体と
してのコイルばね33は、ノズルシャフト24をその軸
心を中心にθ方向に微小角度回転させる回転機構を構成
している。また第1実施例では、第2のリングカム5
0、モータ53がレバー55を微小変位させる駆動機構
になっている。
【0025】次に図3、図8を用いて配管の説明を行な
う。図3において、26はノズル25に接続されたチュ
ーブであり、ロータリーバルブ104、チューブ27を
介して図外の吸引装置に接続されている。ロータリーバ
ルブ104は回転体11の上面に固定される内筒部10
4aと、内筒部104aに対して回転自在に取り付けら
れた外筒部104bから構成されており、外筒部104
bの上端部は、ブラケット105によって第1の水平部
102a上に固定されている。内筒部104aの内部に
は、複数の管路104cが形成されており、その下端部
は対応するチューブ26に連結されている。また管路1
04cの上端部には、外筒部104bの内周面に形成さ
れた円環状の溝104dに連通しており、この溝104
dには図外の吸引装置へ通じるチューブ27に連通して
いる。
【0026】図8においてチューブ27の途中には、そ
れぞれバルブ27aが設けられており、ノズル25によ
る電子部品1の吸引や吸引解除を行なう。次に図8を用
いて制御系の構成について説明する。モータ14,2
0,53は、モータ駆動部Iを介して制御部60に接続
されており制御部からの指令に従って駆動される。H
は、バルブ駆動部であり、制御部60からの指令に従っ
てバルブ27aの開閉を行なう。制御部60には、供給
部B、テーブル装置C、仮認識装置D、本認識装置E、
圧着ヘッドFが接続されており、これらを制御する。ま
た制御部60は、仮認識装置Dで検出した電子部品1の
リード6の位置や本認識装置Eで検出したリード6と電
極5の相対的な位置ずれに基づいてモータ53及びテー
ブル装置を制御して電子部品1のリード6を液晶パネル
2の電極に位置合わせする。
【0027】この電子部品1のボンディング装置は上記
のように構成されており、次に全体の動作を説明する。
図1、図2および図3において、回転体11がN1方向
へインデックス回転することにより、ピックアップ位置
aでノズル25によりピックアップされた電子部品1は
仮認識装置Dの上方へ移送され、仮認識が行われる。こ
の仮認識装置Dは、電子部品1がノズル25の下端部に
真空吸着されているかどうかを検出するとともに、電子
部品1のリード6の大まかな位置を認識する。
【0028】回転体11がさらにインデックス回転する
ことにより、電子部品1はボンディング位置bへ移送さ
れる。これと同時に、仮認識装置Dで検出したリード6
の大まかな位置に基づいてテーブル装置Cが駆動され、
リード6と電極5を位置合せする。次に図9(a)
(b)(c)および図10(a)(b)(c)を参照し
ながら、ボンディング動作を説明する。
【0029】図9(a)は、ノズル25に真空吸着され
た電子部品1が表示パネル2の上方へ移送されてきた状
態を示している。次にモータ20(図4)が駆動するこ
とにより図9(b)に示すようにノズル25は下降し、
電子部品1のリード6を表示パネル2の下板2bの電極
5上に重ね、その状態でリード6と電極5の相対的な位
置ずれを本認識装置Eで検出する。若し位置ずれが許容
値以内であれば、熱圧着子44をリード6の真上へ移動
させ、次に下降させてリード6を電極5に押し付けて熱
圧着する。
【0030】位置ずれが許容値以上であれば、図9
(c)に示すようにノズル25を上昇させて、電子部品
1を表示パネル2から浮上させる。次にXテーブル41
とYテーブル42を駆動することにより、X方向とY方
向の位置ずれを補正する。またモータ53(図5)を駆
動してノズルシャフト24をθ方向に回転させることに
より、θ方向の位置ずれを補正する。図5および図6で
説明した回転機構によれば、ノズルシャフト24の精密
なθ回転が可能であり、したがってθ方向の位置ずれの
補正を正確に行える。またこのとき、熱圧着子44をリ
ード6の上方へ移動させる。
【0031】以上のようにしてXYθ方向の位置ずれを
補正したならば、次に図10(a)に示すようにノズル
25を下降させて電子部品1のリード6を表示パネル2
の電極5上に着地させ、また熱圧着子44を下降させて
リード6を電極5に熱圧着する。次にノズル25による
真空吸着を解除した後、図10(b)に示すようにノズ
ル25を上昇させ、続いて図10(c)に示すように回
転体11をN1方向へインデックス回転させる。その
後、熱圧着子44は上昇し、ボンディング作業は終了す
る。以上のような動作を繰り返すことにより、表示パネ
ル2に電子部品1が次々にボンディングされる。
【0032】(第2実施例)次に図11〜図13を参照
しながら本発明の第2実施例を説明する。なお第1実施
例と同一の構成部材には同一符号を付すことにより説明
を省略する。
【0033】図11は本発明の第2実施例の電子部品の
ボンディング装置の要部断面を示している。ピックアッ
プ位置aとボンディング位置bに対応する位置には、モ
ータ61,62が設けられている。モータ61,62は
ブラケット111,112により支持フレーム110に
取り付けられている。63,64はモータ61,62に
駆動されて回転する垂直な送りねじ、65,66はブラ
ケット111,112に取り付けられた軸受である。送
りねじ63,64にはナット67,68が螺合してい
る。ナット67,68は昇降部材67a,68aに装着
されており、この昇降部材67a,68aの下端部には
ブロック67b,68bが取り付けられている。82は
円筒型の第1のカムであり、支持フレーム110の下面
に固定されている(図13も参照)。図13において、
第1のカム82のピックアップ位置a及びボンディング
位置bに対応する位置には切欠部82a,82bが形成
されている。またブロック67b,68bはこの切欠部
82a,82bの外周を覆うように配置されている。レ
バー38の後端部には2個のローラ81a,81bが回
転自在に取り付けられており、ローラ81aは第1のカ
ム82の下面に、ローラ81bはブロック67b,68
bの下面に当接する。また昇降部材67a,68aの背
面にはスライダ69,70が装着されている。スライダ
69,70はブラケット111,112に取り付けられ
た垂直なガイドレール71,72に嵌合している。した
がってモータ61,62が駆動すると、ナット67,6
8はボールねじ63,64に沿って上下動し、ブロック
67b,68bも上下動する。するとレバー38は軸受
37を中心に上下方向に揺動し、ノズルシャフト24は
上下動する。
【0034】次に図11,図12,図13を参照してノ
ズルシャフト24の回転機構を説明する。
【0035】図11及び図12,13において、83は
円筒型の第2のカムであり、支持フレーム110の下面
に固定されている。図12において、73はモータであ
り、軸受75に回転自在に保持された送りねじ74を回
転させる。モータ73、軸受75は支持フレーム110
に固定されている。送りねじ74にはナット76が螺合
している。ナット76にはフレーム77が結合されてお
り、フレーム77の下部にはブロック80が装着されて
いる。第2のカム83は部分的に切欠されており、切欠
部にはブロック80が半径方向に摺動自在に設けられて
いる。また第2のカム83の外面とブロック80の外面
80aにはレバー55の後端部に軸着されたローラ57
が当接している。78はブロック80の上面に装着され
たスライダ、79はスライダ78が嵌合するガイドレー
ルである。したがって回転体11を回転させるとローラ
57は第2のカム83の外面に沿って転動しながら移動
する。
【0036】そして回転体11が停止すると、ブロック
80の外面80aには、ボンディング位置bで停止した
レバー55のローラ57が当接する。この状態でモータ
73が駆動して送りねじ74が回転すると、ナット76
は送りねじ74に沿って摺動し、ブロック80も同方向
に移動する。するとローラ57はブロック80に押され
て同方向に移動し、レバー55は回転軸56を中心に水
平回転し、ノズルシャフト24はθ方向に回転する。
【0037】第2実施例ではモータ73、送りねじ7
4、ナット76、ブロック80がレバーを微小変位させ
る駆動機構を構成している。
【0038】なお第2の実施例ではレバーの駆動機構を
ボンディング位置に対応する位置に設けたが、目的や用
途に応じて複数ヶ所に設けることが可能である。さらに
本発明の第1及び第2実施例では、レバー55を回転軸
56を中心に揺動させて、ノズルシャフト24にθ方向
の回転を伝達するように構成したが、レバー55をアー
ム15に対して一方向へ摺動自在に取り付け、このレバ
ーを駆動機構によって一方向へ往復移動させて、ノズル
シャフト24にθ方向の回転を伝達するように構成して
もよい。
【0039】
【発明の効果】本発明の電子部品のボンディング装置に
よれば次の利点をもたらす。
【0040】1 複数の移送ヘッドを使用するので基板
(液晶パネル)への電子部品のボンディングを高速で行
なう事ができる。
【0041】2 駆動機構で各移送ヘッドに設けたレバ
ーを微小変位させてノズルシャフトを微小回転させるの
で、ノズルに吸着された電子部品のθ方向の位置を小さ
な角度範囲で精度よく調節できる。
【0042】3 駆動機構は、ボンディング位置に到達
した移送ヘッドのレバーだけを微小変位させるので駆動
機構を各移送ヘッドに設ける必要もなく、ターンテーブ
ル装置を小型化する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電子部品のボンディング
装置の平面図
【図2】本発明の第1実施例の電子部品のボンディング
装置の断面図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】本発明の第1実施例の電子部品のボンディング
装置のノズルシャフトの上下動機構の斜視図
【図5】本発明の第1実施例の電子部品のボンディング
装置のノズルシャフトの回転機構の斜視図
【図6】本発明の第1実施例の電子部品のボンディング
装置のノズルシャフトの回転機構の平面図
【図7】本発明の第1実施例の電子部品のボンディング
装置のノズルシャフトの上下動機構と回転機構の平断面
【図8】本発明の第1実施例の電子部品のボンディング
装置のブロック図
【図9】(a)本発明の第1実施例の電子部品のボンデ
ィング装置のボンディング動作中の要部側面図(b)本
発明の第1実施例の電子部品のボンディング装置のボン
ディング動作中の要部側面図(c)本発明の第1実施例
の電子部品のボンディング装置のボンディング動作中の
要部側面図
【図10】(a)本発明の第1実施例の電子部品のボン
ディング装置のボンディング動作中の要部側面図(b)
本発明の第1実施例の電子部品のボンディング装置のボ
ンディング動作中の要部側面図(c)本発明の第1実施
例の電子部品のボンディング装置のボンディング動作中
の要部側面図
【図11】本発明の第2実施例の電子部品のボンディン
グ装置の要部断面図
【図12】本発明の第2実施例の電子部品のボンディン
グ装置の断面図
【図13】本発明の第2実施例の電子部品のボンディン
グ装置の平断面図
【符号の説明】
A ターンテーブル装置 B 電子部品の供給部 C テーブル装置 E 本認識装置 F 熱圧着ヘッド 1 電子部品 2 液晶パネル 5 電極 6 リード 11 回転体 15 アーム 16 第1のリングカム 20 モータ 24 ノズルシャフト 25 ノズル 34 ローラ(押当子) 38 レバー 50 第2のリングカム 53 モータ 55 レバー 61 モータ 62 モータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板をボンディング位置に位置決めするテ
    ーブル装置と、 下端部に電子部品を吸着するノズルを有するノズルシャ
    フトを備えた移送ヘッドと、 周縁部に前記移送ヘッドを放射状に複数個装着し、垂直
    軸を中心に間欠回転する事により、前記移送ヘッドを順
    次ボンディング位置へ移動させる回転体と、 ボンディング位置へ移送された電子部品と基板との位置
    ずれを検出する認識装置と、 前記ノズルシャフトに、昇降動作を行なわせる昇降機構
    と、 前記ノズルシャフトをノズルシャフトの軸心を中心に微
    小回転させる回転機構を備え、 前記回転機構は、各移送ヘッドに設けたレバーと、 前記ノズルシャフトの上端部から突出する押当子と、 前記押当子を前記レバーの先端部に付勢する付勢体と、 前記ボンディング位置に位置する移送ヘッドのレバーの
    他端部に当接し、このレバーを前記認識装置で検出した
    位置ずれに基づいて微小変位させる事により前記ノズル
    シャフトをその軸心を中心に回転させる駆動機構より構
    成されている事を特徴とする電子部品のボンディング装
    置。
  2. 【請求項2】前記駆動機構は、前記レバーの他端部に当
    接するカムと、このカムを駆動するモータである事を特
    徴とする請求項1記載の電子部品のボンディング装置。
  3. 【請求項3】前記駆動機構は、モータによって回転する
    送りねじと、前記送りねじに螺合するナットを備え、前
    記レバーの他端部に当接するブロックである事を特徴と
    する請求項1記載の電子部品のボンディング装置。
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