JP3144936U - 鮎釣り用タイツ - Google Patents

Abstract

【課題】鮎釣りに用いる水中歩行用タイツにおいて容易に履き脱ぎ出来るようにすることによって、タイツの履き脱ぎにかかる労力と時間を節約し釣り人の精神的、肉体的ストレスを軽減させる。
【解決手段】鮎釣りに用いる水中歩行用タイツにおいて、左右両足部の側面付近に裾口から股の間隔に対応する範囲にファスナーを縫合し、タイツを履き脱ぎする際には、前記ファスナーを全開することにより足とタイツ足部との摩擦抵抗を大幅に軽減させ容易に履き脱ぎ出来るようになる。
【選択図】図２

Description

本考案は、鮎釣りに用いる水中歩行用タイツに関するものである。

従来の鮎釣り用タイツは、腰部と左右両足用に二股に分かれた足部からなり、厚地のゴム系の素材を縫合して作られている。鮎釣り用タイツは下半身に出来るだけ密着するような形で作られており、履き脱ぎしやすくするために左右両足部の裾口から膝にあたる部分にファスナーを縫合し開閉自在としているものもある。

解決しようとする問題点は、鮎釣り用タイツはゴム系素材で作られているため、素肌に対して滑りにくい。その為、スムーズにタイツを履いたり、脱いだりすることが出来にくいとう欠点があった。その為タイツの履き脱ぎに時間と労力がかかり釣り人はストレスを感じていた。

履き脱ぎしやすくするためにタイツの側面に裾口から膝にかけてファスナーを縫合して、開閉自在にしている物もあるがスムーズに履き脱ぎ出来るには不十分であった。

本考案は、鮎釣り用タイツをスムーズに履き脱ぎ出来るように、左右両足部の側面付近に裾口から股の間隔に対応する範囲にファスナーを縫合したことを特徴とする。

本考案の鮎釣り用タイツは、左右両足部の側面付近に裾口から股の間隔に対応した範囲にファスナーを縫合したことにより、前記ファスナーを全開すれば容易にタイツを履き脱ぎ出来る。

本考案の実施例を図面を参考にしつつ説明する。図１は実施例の鮎釣り用タイツの正面図である。実施例の鮎釣り用タイツはクロロプレンゴムをベースに、ナイロン９０％、ポリウレタン１０％の表地と、ナイロン８５％、ポリウレタン１５％の裏地を貼り合わせた生地を、各縫製ライン１で縫合わせて作られている。また、膝にあたる周辺部には補強用パッド２が接着されている。

図２は、実施例の鮎釣り用タイツの背面図である。左・右足部の外側面付近にファスナー３が裾口から股にかけて縫合わされている。
また、裾口付近の外側面にはファスナーのつまみ４を覆うためのベルト５の片方端が縫合わされている。ベルト５の他方端にはボタンの凸部６が嵌合わされている。また、左・右足部の裾口付近には、ボタンの凹部７が嵌合わされている。

図３は、本考案の実施例の鮎釣り用タイツを左右足部が重なるように二つ折にした状態の側面図である。

図４は本考案の実施例の鮎釣り用タイツを左右足部が重なるように二つ折にした状態でファスナーを全開にした状態の側面図である。

このようにファスナーが裾口から股付近まで縫合わされている為、ファスナーを全開にすると容易にタイツを履き脱ぎできる。また、図面にはないが、腹部に一般的なズボンにあるようなファスナーを縫合わせることにより左右足部だけでなく、腹部も開くようになる為
さらに容易に履き脱ぎできるようなる。

鮎釣り用タイツの左右足部の側面付近に裾口から股の間隔に対応した範囲にファスナーを縫合したことにより、前記ファスナーを全開にした状態では足全体がタイツ足部に圧迫されないので、容易に履き脱ぎすることが出来る。

このように容易にタイツを履き脱ぎ出来るので時間と労力が節約され、タイツの履き脱ぎ時にストレスを感じることがなく精神衛生上も良い。

実施例の鮎釣り用タイツの正面図 実施例の鮎釣り用タイツの背面図 本考案の実施例の鮎釣り用タイツを二つ折にした状態の側面図（ファスナー閉じた状態） 本考案の実施例の鮎釣り用タイツを二つ折にした状態の側面図（ファスナー開いた状態）

符号の説明

１ 縫製ライン
２ 補強用パッド
３ ファスナー
４ ファスナーのつまみ
５ ベルト

Claims (1)

1. 鮎釣りに用いる水中歩行用タイツにおいて、左右両足の側面付近にファスナーを縫合し、かつ、前記ファスナーが各足の裾口から、股付近までの部分に縫合していることを特徴とする鮎釣り用タイツ。