JP3144646B2 - 冬眠状態にする方法と容器 - Google Patents
冬眠状態にする方法と容器Info
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- JP3144646B2 JP3144646B2 JP12320891A JP12320891A JP3144646B2 JP 3144646 B2 JP3144646 B2 JP 3144646B2 JP 12320891 A JP12320891 A JP 12320891A JP 12320891 A JP12320891 A JP 12320891A JP 3144646 B2 JP3144646 B2 JP 3144646B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚介類、甲殼類、軟体
動物、海胆等(魚介類等という)を輸送するための技術
に関するものである。
動物、海胆等(魚介類等という)を輸送するための技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の魚介類等1を、密封状態又
は気密状態にして、輸送する手段を示す構造概要説明図
で、図中、1は魚介類等で、2及び3は発泡スチロール
等の部材で出来た容器で、15はビニール袋等で、16
は酸素発生剤である。
は気密状態にして、輸送する手段を示す構造概要説明図
で、図中、1は魚介類等で、2及び3は発泡スチロール
等の部材で出来た容器で、15はビニール袋等で、16
は酸素発生剤である。
【0003】2及び3の部材で出来た容器の内部に、ビ
ニール袋等15に魚介類等1と水溶液を入れて、水溶液
中に酸素発生剤16を入れて、水溶液中に酸素を溶解さ
せて、溶解した酸素を魚介類等1が消費している。
ニール袋等15に魚介類等1と水溶液を入れて、水溶液
中に酸素発生剤16を入れて、水溶液中に酸素を溶解さ
せて、溶解した酸素を魚介類等1が消費している。
【0004】このような魚介類等1を輸送するのに使用
する容器では、水漏れを防止する目的にて、ビニール袋
等15の内部に魚介類等1と水溶液を入れて、密封状態
にして容器内部の水溶液が漏れるのを防止しているの
で、限定された量の酸素又は空気量しか入れることが出
来ないという問題点がある。
する容器では、水漏れを防止する目的にて、ビニール袋
等15の内部に魚介類等1と水溶液を入れて、密封状態
にして容器内部の水溶液が漏れるのを防止しているの
で、限定された量の酸素又は空気量しか入れることが出
来ないという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとす課題】しかし、図4の従来方式
では、2及び3の部材で出来た容器の内部に、ビニール
袋等15を使用して、ビニール袋等15の内部に、魚介
類等1と水溶液と酸素発生剤16を入れて、密封状態に
して気密状態を保持しているので、ビニール袋等15
の内部に入れる酸素量が限定されることになり、長時
間、魚介類等1を生かすことが出来ないという原因とな
っている。
では、2及び3の部材で出来た容器の内部に、ビニール
袋等15を使用して、ビニール袋等15の内部に、魚介
類等1と水溶液と酸素発生剤16を入れて、密封状態に
して気密状態を保持しているので、ビニール袋等15
の内部に入れる酸素量が限定されることになり、長時
間、魚介類等1を生かすことが出来ないという原因とな
っている。
【0006】本発明は、魚介類、甲殻類、軟体動物、海
胆等を限定された容器の内部に於いて、より長時間、活
かすことを提供することを目的とする。
胆等を限定された容器の内部に於いて、より長時間、活
かすことを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、水溶液ととも
に魚介類を収納した容器を冷気内に入れ、その冷気を容
器内の水溶液に噴出しながら魚体体温の低温状態を維持
して魚介類を搬送することでその目的を達成した。すな
わち容器内部に空気分散器を設けたことを特徴とする。
に魚介類を収納した容器を冷気内に入れ、その冷気を容
器内の水溶液に噴出しながら魚体体温の低温状態を維持
して魚介類を搬送することでその目的を達成した。すな
わち容器内部に空気分散器を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】発泡スチロール等で出来た部材、2及び3を使
用して形成している容柵の内部に、入れている水溶液が
漏れないように、気密状態にするのに、弾力性のあるゴ
ム等で出来た、伸縮性のあるエンドレスの接着ゴムテー
プ4又は帯状の接着ゴムテープ4を使用して、シールす
ることにより、容器内部を気密状態に保持して、容器内
部からの水漏れを防止することが出来るので、従来、図
4にて、図示しているようなビニール袋等15を容器の
内部に使用して、水漏れを防止していたのが、エンドレ
ス又は帯状の接着ゴムテープ4を使用することにより、
容器内部を気密状態に出来るので、ビニール袋等15を
使用する必要性がなくなったがために、容器内部にエア
ーポンプ及び乾電池等7を設けることが出来ることにな
り、容器に空気取り入れ口又は取り入れ用のパイプ8を
設けて、エアーポンプ7と接続して、空気を空気分散器
6より、水溶液中に分散することが出来る構造になって
いる。
用して形成している容柵の内部に、入れている水溶液が
漏れないように、気密状態にするのに、弾力性のあるゴ
ム等で出来た、伸縮性のあるエンドレスの接着ゴムテー
プ4又は帯状の接着ゴムテープ4を使用して、シールす
ることにより、容器内部を気密状態に保持して、容器内
部からの水漏れを防止することが出来るので、従来、図
4にて、図示しているようなビニール袋等15を容器の
内部に使用して、水漏れを防止していたのが、エンドレ
ス又は帯状の接着ゴムテープ4を使用することにより、
容器内部を気密状態に出来るので、ビニール袋等15を
使用する必要性がなくなったがために、容器内部にエア
ーポンプ及び乾電池等7を設けることが出来ることにな
り、容器に空気取り入れ口又は取り入れ用のパイプ8を
設けて、エアーポンプ7と接続して、空気を空気分散器
6より、水溶液中に分散することが出来る構造になって
いる。
【0009】2及び3の部材で出来た容器の内部に入れ
ている、魚介類等1が必要とする酸素は、空気取り入れ
口8より、空気を連続して取り入れて、水溶液中に空
気分散器6を通して、酸素を水溶液中に溶解させること
により、連続して酸素を供給することが出来る。
ている、魚介類等1が必要とする酸素は、空気取り入れ
口8より、空気を連続して取り入れて、水溶液中に空
気分散器6を通して、酸素を水溶液中に溶解させること
により、連続して酸素を供給することが出来る。
【0010】空気を水溶液中に、連続して噴き込むこと
により、魚介類等1が水溶液中に排せつしているアンモ
ニア等の排せつ物を、水溶液中より追い出す作用もある
ので、一段とよい効果がある。又、冷却された空気を、
空気取り入れ口8より、容器内部に噴き込むことによ
り、容器内部の魚介類等1と水溶液の温度を、徐々に又
は段階的に低下せて、魚介類等1が冬眠状態になる最適
の温度に低下させることが出来る。
により、魚介類等1が水溶液中に排せつしているアンモ
ニア等の排せつ物を、水溶液中より追い出す作用もある
ので、一段とよい効果がある。又、冷却された空気を、
空気取り入れ口8より、容器内部に噴き込むことによ
り、容器内部の魚介類等1と水溶液の温度を、徐々に又
は段階的に低下せて、魚介類等1が冬眠状態になる最適
の温度に低下させることが出来る。
【0011】
【実施例】以下、図2に関連して本発明の実施例を説明
する。図2は本例の実施例の魚介類等を輸送する容器の
構造概要説明図で、図2(A)は縦断面図で、図2
(B)は側面図で、図2(C)は平面図で、従来及び第
1図と同様の部材には同符号を用いている。
する。図2は本例の実施例の魚介類等を輸送する容器の
構造概要説明図で、図2(A)は縦断面図で、図2
(B)は側面図で、図2(C)は平面図で、従来及び第
1図と同様の部材には同符号を用いている。
【0012】発泡スチロール等で出来た2及び3の部材
にて形成している容器を、弾力性のあるゴム等で出来
た、伸縮性のあるエンドレス又は帯状の接着ゴムテープ
4を使用して、シールすることにより、容器内部を気密
状態に保持することが出来る。
にて形成している容器を、弾力性のあるゴム等で出来
た、伸縮性のあるエンドレス又は帯状の接着ゴムテープ
4を使用して、シールすることにより、容器内部を気密
状態に保持することが出来る。
【0013】2及び3の部材にて形成している容柵に、
空気取り入れ口又は取り入れ用のパイプ8を設けて、逆
流防止装置付の、気密構造のエアーポンプ7と接続して
いるので、容器内部の気密状態は保持することが出来
る。
空気取り入れ口又は取り入れ用のパイプ8を設けて、逆
流防止装置付の、気密構造のエアーポンプ7と接続して
いるので、容器内部の気密状態は保持することが出来
る。
【0015】断熱効果の高い発泡スチロール等を使用し
て2及び3の部材を作り、2及び3の部材にて形成して
いる容器に、魚介類等1と水溶液を入れて、2及び3で
出来ている容器の接続部分を、ゴム製のエンドレス接着
ゴムテープ4を使用してシールし、空気取り入れ口8よ
り、エアーポンプ7を経由して、空気分散器6より水溶
液中に、外気の空気を噴き込む方式ならば、魚介類等1
を冬眠状態にする目的にて、2及び3で出来ている容器
自体を温度の低い冷蔵庫等19に入れると、冷蔵庫等1
9の庫内温度に、2及び3で出来ている容器の内部に入
れている水溶液の水温及び魚介類等1の魚体体温が、冷
蔵庫等19の庫内温度になる時間は、空気取り入れ口8
より取り入れて、水溶液中に噴き込む空気の量により決
めることが出来るので、魚介類等1の行動を抑制するこ
とが、できる状態の温度になる時間を、自由に調節する
ことが出来るので、水温を段階的に又は徐々に低下させ
ることが出来ることにより、簡単に魚介類等1を冬眠状
態にすることが出来る。
て2及び3の部材を作り、2及び3の部材にて形成して
いる容器に、魚介類等1と水溶液を入れて、2及び3で
出来ている容器の接続部分を、ゴム製のエンドレス接着
ゴムテープ4を使用してシールし、空気取り入れ口8よ
り、エアーポンプ7を経由して、空気分散器6より水溶
液中に、外気の空気を噴き込む方式ならば、魚介類等1
を冬眠状態にする目的にて、2及び3で出来ている容器
自体を温度の低い冷蔵庫等19に入れると、冷蔵庫等1
9の庫内温度に、2及び3で出来ている容器の内部に入
れている水溶液の水温及び魚介類等1の魚体体温が、冷
蔵庫等19の庫内温度になる時間は、空気取り入れ口8
より取り入れて、水溶液中に噴き込む空気の量により決
めることが出来るので、魚介類等1の行動を抑制するこ
とが、できる状態の温度になる時間を、自由に調節する
ことが出来るので、水温を段階的に又は徐々に低下させ
ることが出来ることにより、簡単に魚介類等1を冬眠状
態にすることが出来る。
【0016】魚介類等1の行動を抑制又は麻痺状態又は
炭酸ガス麻酔の状態にするために、2及び3の部材にて
形成されている容器内部に於いてPHを魚介類等に最適
に調節した、炭酸ガスを飽和状態に又は溶解した水溶液
13を、ある一定量ずつ滴下しながらら水溶液の水温を
低下すると、魚介類等1の魚体の行動を抑制又は麻痺状
態又は冬眠状態にすることがより一段と促進することが
出来る。
炭酸ガス麻酔の状態にするために、2及び3の部材にて
形成されている容器内部に於いてPHを魚介類等に最適
に調節した、炭酸ガスを飽和状態に又は溶解した水溶液
13を、ある一定量ずつ滴下しながらら水溶液の水温を
低下すると、魚介類等1の魚体の行動を抑制又は麻痺状
態又は冬眠状態にすることがより一段と促進することが
出来る。
【0017】水溶液の水温が低い程、炭酸ガスが水溶液
中に於いて安定して溶解しているので、炭酸ガスを利用
して、魚介類等1を炭酸ガス麻酔を起して冬眠状態にす
るには、魚介類等1を入れている水溶液の水温が、魚種
により異なるけれども、数℃程度から0℃程度の水温の
ほうが、魚介類等1は冬眠状態になりやすい。
中に於いて安定して溶解しているので、炭酸ガスを利用
して、魚介類等1を炭酸ガス麻酔を起して冬眠状態にす
るには、魚介類等1を入れている水溶液の水温が、魚種
により異なるけれども、数℃程度から0℃程度の水温の
ほうが、魚介類等1は冬眠状態になりやすい。
【0018】炭酸ガスを溶解させた水溶液中に、魚介類
等1を入れて水温を常温状態から、数℃前後又は0℃程
度まで、除々に又は急激に、水温を低下させても、魚介
類等1は水温の低下から起こるストレスにより、魚介類
等1は背骨を骨折して死亡することはないけれども、
炭酸ガスを溶解させない水溶液中に、魚介類等1を入れ
て、水温を常温状態から、数℃前後又は0℃程度まで、
急激に、水温を低下させると、魚種により多少、異なる
けれども、ほとんどの魚種の魚介類等は、水温の低下か
らくるストレスにより背骨を骨折して死亡する。
等1を入れて水温を常温状態から、数℃前後又は0℃程
度まで、除々に又は急激に、水温を低下させても、魚介
類等1は水温の低下から起こるストレスにより、魚介類
等1は背骨を骨折して死亡することはないけれども、
炭酸ガスを溶解させない水溶液中に、魚介類等1を入れ
て、水温を常温状態から、数℃前後又は0℃程度まで、
急激に、水温を低下させると、魚種により多少、異なる
けれども、ほとんどの魚種の魚介類等は、水温の低下か
らくるストレスにより背骨を骨折して死亡する。
【0019】以下、図3に関連して本発明の実施例を説
明する。図3は本例の実施例の魚介類等を輸送する容器
の構造概要説明図で、図1及び図2と異なるところは、
エンドレス又は帯状のゴム製接着ゴムテープ4の形状が
異なる。又、空気取り入れ口又は取り入れ用のパイプ8
を取り付けている場所が異なる。17は容器内部の水溶
液を排出するバルブで、18は空気取り入れ口に設けた
バルブで、19は冷蔵庫等で、20は注水口又は空気抜
き用バルブである。断熱効果の高い発泡スチロール等に
て出来た、2及び3の部材にて形成されている容器内部
に、常温状態の魚介類等1と水溶液を入れて、水溶液中
に、魚介類等1の酸素消費量を低下させる目的にて、P
H値を調節した炭酸ガスを溶解した水溶液13を滴下し
て、血液中に炭酸ガスを、ある一定量溶解させて、血液
中のヘモグロビンと結合させ、本来、魚介類等1の血液
が酸素を運ぶことが出来る酸素運搬能力を低下させるこ
とにより、魚介類類等1が消費する酸素消費量が低下す
るので、限定された水溶液中に於いて、魚介類等1を長
時間、活かすことが出来る。水溶液中に、PH値を調節
した、炭酸ガスを溶解した水溶液13を滴下させるの
は、炭酸ガスは水溶液中に於いて、不安定な物質なの
で、少しずつ滴下させて、水溶液中に拡散させたほうが
効果的である。
明する。図3は本例の実施例の魚介類等を輸送する容器
の構造概要説明図で、図1及び図2と異なるところは、
エンドレス又は帯状のゴム製接着ゴムテープ4の形状が
異なる。又、空気取り入れ口又は取り入れ用のパイプ8
を取り付けている場所が異なる。17は容器内部の水溶
液を排出するバルブで、18は空気取り入れ口に設けた
バルブで、19は冷蔵庫等で、20は注水口又は空気抜
き用バルブである。断熱効果の高い発泡スチロール等に
て出来た、2及び3の部材にて形成されている容器内部
に、常温状態の魚介類等1と水溶液を入れて、水溶液中
に、魚介類等1の酸素消費量を低下させる目的にて、P
H値を調節した炭酸ガスを溶解した水溶液13を滴下し
て、血液中に炭酸ガスを、ある一定量溶解させて、血液
中のヘモグロビンと結合させ、本来、魚介類等1の血液
が酸素を運ぶことが出来る酸素運搬能力を低下させるこ
とにより、魚介類類等1が消費する酸素消費量が低下す
るので、限定された水溶液中に於いて、魚介類等1を長
時間、活かすことが出来る。水溶液中に、PH値を調節
した、炭酸ガスを溶解した水溶液13を滴下させるの
は、炭酸ガスは水溶液中に於いて、不安定な物質なの
で、少しずつ滴下させて、水溶液中に拡散させたほうが
効果的である。
【0020】容器内部に入れている魚介類等1の魚種に
より異なるけれども、例えば、マダイならば4℃から3
℃前後に、又ヒラメならば0℃前後に冷却した冷蔵庫等
19に、魚介類等1を入れた容器自体を入れて、冷蔵庫
等19内部の冷却された空気を、エアーポンプ7を経由
して水溶液中に、空気分散器6を通して噴き込み、容器
内部の水溶液と魚介類等1を除々に冷却却して、魚介
類1が炭酸ガス麻酔を起している間に、魚介類等1の基
礎代謝量を低下させて、容器内部の水溶液と魚介類等1
が冷蔵庫19の庫内温度と同一の温度になった時点に
て、魚介類等1は冬眠状態になっているので、魚介類1
が冬眠状態になった時点にて,容器自体を軽くする目的
にて、容器内部に送風している空気を停止して容器内部
の水溶液をバルブ18を開いて排出しても、冬眠状態に
なっている魚介類等1は、ある一定期間の時間内であれ
ば、容器内部に水溶液がほとんどなくても、魚介類等1
は、図3にて図示しているように、鱈の一部分が水溶液
と接触して、鯉の表面の一部分が、常時、濡れていれ
ば、空気中でも皮膚呼吸により活きることが出来る。容
器内部の水溶液を一部分又は全部排出した後は、容器内
部の温度及び湿度を保持するために、バルブ17と18
及び20を閉じて、容器内部を気密状態にすることによ
り、冬眠状態をある一定の期間又はある一定期間の輸送
時間内であれば、持続させることが出来る。容器内部に
於いて、魚介類等1が,ある一定の時間が経過して、容
器内部の温度が上昇して、冬眠状態から目を覚ましそう
になった時点にて、バルブ20より、魚介類等1が冬眠
状態になる、最適の温度に冷却された水溶液を再び注水
して、再度魚介類等1の冬眠状態を維持するとよい。容
器内部に送風するエアーポンプ7は、容器の外部に設け
てもよいし、他の手段によって送風してもよい。
より異なるけれども、例えば、マダイならば4℃から3
℃前後に、又ヒラメならば0℃前後に冷却した冷蔵庫等
19に、魚介類等1を入れた容器自体を入れて、冷蔵庫
等19内部の冷却された空気を、エアーポンプ7を経由
して水溶液中に、空気分散器6を通して噴き込み、容器
内部の水溶液と魚介類等1を除々に冷却却して、魚介
類1が炭酸ガス麻酔を起している間に、魚介類等1の基
礎代謝量を低下させて、容器内部の水溶液と魚介類等1
が冷蔵庫19の庫内温度と同一の温度になった時点に
て、魚介類等1は冬眠状態になっているので、魚介類1
が冬眠状態になった時点にて,容器自体を軽くする目的
にて、容器内部に送風している空気を停止して容器内部
の水溶液をバルブ18を開いて排出しても、冬眠状態に
なっている魚介類等1は、ある一定期間の時間内であれ
ば、容器内部に水溶液がほとんどなくても、魚介類等1
は、図3にて図示しているように、鱈の一部分が水溶液
と接触して、鯉の表面の一部分が、常時、濡れていれ
ば、空気中でも皮膚呼吸により活きることが出来る。容
器内部の水溶液を一部分又は全部排出した後は、容器内
部の温度及び湿度を保持するために、バルブ17と18
及び20を閉じて、容器内部を気密状態にすることによ
り、冬眠状態をある一定の期間又はある一定期間の輸送
時間内であれば、持続させることが出来る。容器内部に
於いて、魚介類等1が,ある一定の時間が経過して、容
器内部の温度が上昇して、冬眠状態から目を覚ましそう
になった時点にて、バルブ20より、魚介類等1が冬眠
状態になる、最適の温度に冷却された水溶液を再び注水
して、再度魚介類等1の冬眠状態を維持するとよい。容
器内部に送風するエアーポンプ7は、容器の外部に設け
てもよいし、他の手段によって送風してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、容
器内部に入れている水溶液が、水漏れしないように、ビ
ニール袋等を使用しなくて、容器の接続部分をゴム製の
エンドレス等の接着ゴムテープを使用して、容器の接続
部分をシールすることにより、容器内部の気密状態を保
持して、容器内部からの水漏れの防止が出来るので、容
器に空気取り入れ口を作り、気密構造のエアーポンプと
接続して、水溶液中に低温の空気を連続して供給するこ
とが出来るので、魚介類等に酸素を与えることが出来る
と同時に水溶液中に、低温の空気を噴き込むことによ
り、容器内部の水溶液の温度を低下させて、炭酸ガス麻
酔は低温のほうが効果があるので、炭酸ガス麻酔との相
乗効果により、簡単に、魚介類等の行動を抑制した状態
である冬眠状態にすることが出来る。
器内部に入れている水溶液が、水漏れしないように、ビ
ニール袋等を使用しなくて、容器の接続部分をゴム製の
エンドレス等の接着ゴムテープを使用して、容器の接続
部分をシールすることにより、容器内部の気密状態を保
持して、容器内部からの水漏れの防止が出来るので、容
器に空気取り入れ口を作り、気密構造のエアーポンプと
接続して、水溶液中に低温の空気を連続して供給するこ
とが出来るので、魚介類等に酸素を与えることが出来る
と同時に水溶液中に、低温の空気を噴き込むことによ
り、容器内部の水溶液の温度を低下させて、炭酸ガス麻
酔は低温のほうが効果があるので、炭酸ガス麻酔との相
乗効果により、簡単に、魚介類等の行動を抑制した状態
である冬眠状態にすることが出来る。
【0022】水溶液中に於いて冬眠状態にした後は、目
的に応じて、容器内部に水溶液を入れたままの状態で輸
送するか又は容器自体を軽くするために、容器内部の水
溶液を排出して、容器内部に魚介類等だけを入れて輸送
するか又は輪送する運賃が高い地点間だけ水溶液を排出
して、目的地に到着した段階にて、容器内部に再度、冷
却された水溶液を注水することにより、魚介類等を、長
時間、活かすことなどに利用することが出来る。
的に応じて、容器内部に水溶液を入れたままの状態で輸
送するか又は容器自体を軽くするために、容器内部の水
溶液を排出して、容器内部に魚介類等だけを入れて輸送
するか又は輪送する運賃が高い地点間だけ水溶液を排出
して、目的地に到着した段階にて、容器内部に再度、冷
却された水溶液を注水することにより、魚介類等を、長
時間、活かすことなどに利用することが出来る。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の魚介類等を輪送する容器の構
造概要説明図で、図2(A)は縦断面図で、図2(B)
は側面図で、図2(C)は平面図である。
造概要説明図で、図2(A)は縦断面図で、図2(B)
は側面図で、図2(C)は平面図である。
【図3】本発明の実施例の魚介類等を輸送する容器の構
造概要説明図である。
造概要説明図である。
【図4】従来の魚介類等を、密封状態にして、輸送する
手段を示す構造概要説明図である。
手段を示す構造概要説明図である。
1 魚介類等 2,3 発泡スチロール等の部材で出来た容器 4 弾力性のあるゴム等を使用した、伸縮性のあるエン
ドレス又は帯状の接着ゴムテープ 5 ゴム製接着テープの表面上に接着剤を付着又は塗布
しているゴムの表面 6 空気分散器 7 逆流防止装置付の、気密構造のエアーポンプ及び乾
電池等 8 空気取り入れ口又は取り入れ用のパイプ 9,10 接続用のビニールホース等 11 容器を取り付けるためのフック 12 容器 13 PH値を調節した、炭酸ガスを溶解した水溶液 14 荷作り用のバンドテープ 15 ビニール袋等 16 酸素発生剤 17 バルブ 18 バルブ 19 冷蔵庫等 20 注水口又は空気抜き用バルブ
ドレス又は帯状の接着ゴムテープ 5 ゴム製接着テープの表面上に接着剤を付着又は塗布
しているゴムの表面 6 空気分散器 7 逆流防止装置付の、気密構造のエアーポンプ及び乾
電池等 8 空気取り入れ口又は取り入れ用のパイプ 9,10 接続用のビニールホース等 11 容器を取り付けるためのフック 12 容器 13 PH値を調節した、炭酸ガスを溶解した水溶液 14 荷作り用のバンドテープ 15 ビニール袋等 16 酸素発生剤 17 バルブ 18 バルブ 19 冷蔵庫等 20 注水口又は空気抜き用バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−139231(JP,A) 特開 平2−215330(JP,A) 特開 平1−34226(JP,A) 特開 平2−150225(JP,A) 実開 平2−55565(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 63/02
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡スチロール製の断熱性の高い蓋付き
容器であり、この容器内にはエアーポンプを設置し、蓋
あるいは容器には空気取り入れ口を設け、容器内の底部
には前記空気取り入れ口に連通した空気吹き出し装置を
設け、前記空気取り入れ口は、パイプによって前記容器
内に設置したエアーポンプと前記空気吹き出し装置と連
通した容器内に水溶液と魚介類を入れ、 この水溶液と魚介類を入れた容器を冷蔵庫等に入れ、 この冷蔵庫等内の冷却された空気を容器内に取り入れ
て、 容器内に収納した水溶液を極く緩慢に冷却し、 これによって、 水溶液内の魚介類の体温を極く緩慢に冷却 して魚介類を
輸送することを特徴とする魚介類を冬眠状態にして輸送
する方法。 - 【請求項2】 水溶液と魚介類を入れた容器を冷蔵庫等
に入れ、冷蔵庫等内の冷却された空気を容器内に取り入
れて、容器内に収納した水溶液を極く緩慢に冷却し、水
溶液内の魚介類の体温を極く緩やかに冷却して魚介類を
輸送するための容器であって、その容器は発泡スチロール製の断熱性の蓋付き容器であ
り、 その容器内にはエアーポンプを設置し、 蓋あるいは容器には空気取り入れ口を設け、 容器内の底部には前記空気取り入れ口に連通した空気吹
き出し装置を設け、 前記空気取り入れ口は、パイプによって前記容器内に設
置したエアーポンプと前記空気吹き出し装置と連通した
ことを特徴とする 魚介類を冬眠状態にして輸送する容
器。
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JP12320891A JP3144646B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 冬眠状態にする方法と容器 |
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JPH05260880A JPH05260880A (ja) | 1993-10-12 |
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JP12320891A Expired - Fee Related JP3144646B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 冬眠状態にする方法と容器 |
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JP (1) | JP3144646B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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US6592950B1 (en) | 1998-02-12 | 2003-07-15 | Kimoto Co., Ltd. | Anti-Newton ring film |
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