JP3144378B2 - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置に関
し、特に、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置の製造工程中においてウェ
ーハに混入する重金属などの汚染元素をデバイス活性領
域から除去するため、通常、ゲッタリングが行われる。
このゲッタリング技術の一例として、汚染元素を除去す
るために必要な量のBMD(Bulk−Micro−D
efect)をウェーハ内部に形成する技術がある。す
なわち、固体撮像装置の製造工程中の熱処理工程におい
て形成されたBMDに汚染元素をゲッタリングするもの
である。このため、ウェーハ内部にBMDを作り込むこ
とがゲッタリング技術の重要な要素の一つとなってい
る。
【0003】このための方法の一つとして、Cz(Cz
ochralski−Zone)−Siインゴットから
切り出され、表面研磨されたSiウェーハに1150℃
から1200℃までの間の温度での第一の熱処理を施
し、ウェーハ表層の酸素析出核を高温溶体化し、ウェー
ハ表層の酸素を外方に拡散させた後、500℃から80
0℃までの間の温度での第二の熱処理を施し、ウェーハ
内部に酸素析出核を形成する方法がある。この方法によ
れば、第二の熱処理時において、第一の熱処理によるウ
ェーハ表層の酸素析出核の高温溶体化及びウェーハ表層
の酸素の外方への拡散に起因して、ウェーハ表層に酸素
析出核は形成されず、ウェーハ表層には無欠陥層を保つ
ことができ、かつ、ウェーハ内部に酸素析出核を形成す
ることができる。
【0004】このようにして、ウェーハ内部に酸素析出
核を形成した後、そのウェーハに1000℃から120
0℃までの間の温度での熱処理を行い、ウェーハ内部の
酸素析出核に酸素を析出させ、その結果として、BMD
が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示したBMD形成方法には、この方法により形成したウ
ェーハから固体撮像装置を製造すると、白キズのレベル
が高くなるという問題がある。これは、固体撮像装置の
製造工程で混入する重金属などの汚染物質のウェーハ内
部のBMDへのゲッタリングが不十分であり、特に、ウ
ェーハ内部のBMDの成長が充分でないためであると考
えられる。
【0006】上記の方法以外にも、以下に示すように、
固体撮像装置の製造工程中においてウェーハに混入する
重金属などの汚染元素をデバイス活性領域から除去する
ための様々なゲッタリング技術が提案されている。例え
ば、特開昭57−35329号公報には、1150℃か
ら1200℃までの温度でバルクに酸素原子を析出さ
せ、ウェーハ表層の欠陥を消滅させた後、1000℃か
ら1100℃までの温度でバルクの酸素析出物を成長さ
せ、ゲッタリング効果を高める方法が提案されている。
【0007】また、特開平1−242500号公報に
は、1200℃の高温でウェーハ表層の酸素を外方に拡
散させ、ウェーハ表層のシリコンを内部に拡散させた
後、1℃乃至10℃/分の冷却速度で500℃から80
0℃までの間の温度まで冷却し、バルクに酸素析出核を
形成する方法が提案されている。特開平4−43646
号公報には、CZ法により形成されたシリコン基板上に
エピタキシャル層を成長させる工程と、CZ基板内に酸
素の析出を促進する低温・短時間の熱処理と高温・長時
間の熱処理とを行う工程とを備える方法が提案されてい
る。
【0008】特開平5−74782号公報には、CZ法
により形成されたシリコン単結晶から切り出されたシリ
コン基板に3段階の熱処理を施すことにより、イントリ
ンシック・ゲッタリングを行う方法が提案されている。
第一の熱処理は1100℃から1150℃までの間の温
度で行われ、第二の熱処理は1200℃以上の温度で行
われ、第三の熱処理は第一の熱処理時の温度よりも低い
温度で行われる。
【0009】また、特開平9−199379号公報は、
高品位エピタキシャルウェーハを得るためには、100
0℃から1200℃までの間の温度における熱処理が最
適であることを教示している。しかしながら、本発明者
の検討によれば、上記の公報に記載された方法によって
も、ウェーハ内部のBMDを十分に成長させることは困
難であり、所望のゲッタリング効果を得ることは必ずし
もできない。
【0010】本発明はかかる従来技術における問題点に
鑑みてなされたものであり、ウェーハ表層の無欠陥層を
保ちながら、ウェーハ内部のBMDを従来の方法よりも
大きく成長させ、固体撮像装置の白キズレベルを低減さ
せることができる固体撮像装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
は、固体撮像装置のゲート形成前までの製造工程におい
て、上限温度を1200℃とするランプアップ工程と、
最終のものを除いて下限温度を1000℃とするランプ
ダウン工程とを2回以上繰り返す熱処理工程を含めるこ
とを特徴とする固体撮像装置の製造方法を提供する。
【0012】請求項2及び3に記載されているように、
前記ランプアップ工程の到達温度は各ランプアップ工程
によって異なることが好ましく、また、前記ランプダウ
ン工程の到達温度は各ランプダウン工程によって異なる
ことが好ましい。
【0013】請求項4に記載されているように、前記ラ
ンプアップ工程におけるランプアップの速度は8℃/分
乃至200℃/分の範囲内であることが好ましく、ま
た、請求項5に記載されているように、前記ランプダウ
ン工程におけるランプダウンの速度は3℃/分乃至10
0℃/分の範囲内であることが好ましい。
【0014】請求項6に記載されているように、前記ラ
ンプアップ工程及び前記ランプダウン工程の前に、11
50℃から1200℃までの間の温度における第一の熱
処理工程と、500℃から800℃までの間の温度にお
ける第二の熱処理工程とが含まれていることが好まし
い。
【0015】
【0016】請求項7に記載されているように、上記の
方法を用いて、例えば、Czウェーハからなる下地基板
と、該下地基板の表面に形成されたエピタキシャル層
と、からなるウェーハ上に固体撮像装置を形成すること
ができる。以上のように、固体撮像装置のゲート形成前
までの製造工程において、上限温度を1200℃とする
ランプアップ工程と、最終のものを除いて下限温度を1
000℃とするランプダウン工程とを2回以上繰り返す
熱処理工程を含めることにより、ウェーハ内部のBMD
を上記の従来方法よりも十分に成長させることができ、
ひいては、所望のゲッタリング効果を得ることができ
る。すなわち、固体撮像装置の製造工程において混入さ
れる重金属などの汚染物質を、ウェーハ内部に成長した
BMDによって、従来方法よりも多くゲッタリングし、
固体撮像装置の白キズレベルを低減するという効果が得
られる。
【0017】なお、上述のゲッタリング効果は、通常の
Czウェーハのみならず、下地基板をCzウェーハと
し、その表面にエピタキシャル層を形成したウェーハを
使用した場合でも同様に得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る熱処理工程における温度の時間変化を示す。この熱処
理工程は、固体撮像装置のゲート形成前までの製造工程
中の最高温度が1000℃から1200℃までの間の温
度である熱処理工程である。図1に示すように、2回以
上のランプアップ工程、かつ、2回以上のランプダウン
が行われている。
【0019】ランプアップ工程における上限温度は12
00℃であり、昇温レートは8℃/分から200℃/分
が好ましい。また、ランプダウン工程における下限温度
は1000℃であり、降温レートは3℃/分から100
℃/分が好ましい。上記のように上限温度及び下限温度
を設定したのは、上限温度1200℃から下限温度10
00℃までの間の温度はBMD成長が効果的に起こる範
囲であることによる。
【0020】また、昇温レート及び降温レートを上記の
ように設定したのは以下の理由による。昇温レート8℃
/分は現在の炉心管で制御できるほぼ最大のレートであ
り、昇温レートを大きくすれば、最高温度に達してから
のランプダウン及びランプアップの回数を多くすること
ができ、ひいては、効果的なBMD成長を行うことが可
能となる。一方、昇温レートが200℃/分より高いと
ランプアニール炉において、ウェーハにスリップが生じ
ることがあるので、それ以下であることが好ましい。
【0021】降温レート3℃/分は、通常、炉心管で制
御できる最大の急冷レートであり、降温レートを100
℃/分より大きくすると、ウェーハ反り量が大きくなり
すぎ、その後の固体撮像装置の製造に支障を生じる。こ
のため、降温レートは3℃/分から100℃/分までの
範囲が効果的である。本実施形態における2回以上のラ
ンプアップ工程かつ2回以上のランプダウン工程はゲッ
タリングに必要なウェーハ内部のBMD形成を従来方法
よりも促進する効果をもたらす。以下、この点を図2及
び図3を用いて説明する。
【0022】図2(a)は、従来の方法によってCzウ
ェーハ上に製造される固体撮像装置の断面図であり、図
2(b)は、本実施形態によってCzウェーハ上に製造
される固体撮像装置の断面図である。何れの固体撮像装
置においても、Cz−Siウェーハ2の表面に無欠陥層
3が形成され、かつ、Cz−Siウェーハ2の内部には
BMD1が形成されている。
【0023】図3(a)は、表面にエピタキシャル層を
形成したCzウェーハ上において従来の方法によって製
造される固体撮像装置の断面図であり、図3(b)は、
表面にエピタキシャル層を形成したCzウェーハ上にお
いて本実施形態によって製造される固体撮像装置の断面
図である。何れの固体撮像装置においても、Cz−Si
ウェーハ2の表面にSiエピタキシャル層4が形成さ
れ、かつ、Cz−Siウェーハ2の内部にはBMD1が
形成されている。
【0024】本実施形態によると、固体撮像装置のゲー
ト形成以前の製造工程であって、最高温度が1000℃
から1200℃までの間の温度での熱処理工程中におい
て、2回以上のランプアップ工程かつ2回以上のランプ
ダウン工程を行うことにより、図2及び図3に示すよう
に、従来例よりもBMD1が大きく成長する。このた
め,その後の固体撮像装置の製造工程中に混入する重金
属などの汚染物質を従来例よりも多くウェーハ2内部の
BMD1にゲッタリングすることができ、製造された固
体撮像装置の白キズレベルを低減させ、電気特性を向上
することができる。
【0025】また,固体撮像装置には熱処理における処
理温度が異なる品種が存在しうる。この場合,ゲート形
成以前に注入されたイオンの活性化の最適な温度は10
00℃から1200℃までの共通の範囲内にあっても、
最適な温度はその品種により異なる(例えば、固体撮像
装置Aの最適熱処理温度は1000℃であり、固体撮像
装置Bの最適熱処理温度は1100℃であるような場
合)。従来の方法においては、固体撮像装置のゲート形
成前までの製造工程中に、最高温度が1000℃から1
200℃までの温度での熱処理工程中にランピングを含
んでいなかったため、製品ごとにその最高温度を変えな
ければならず、このため、固体撮像装置の製品歩留まり
にばらつきがあった。
【0026】図4は、本実施形態における熱処理工程で
の温度の時間変化と、ある品種の固体撮像装置及びその
他の品種の固体撮像装置のイオン活性化のためのそれぞ
れの最適温度とを示している。本実施形態においては、
固体撮像装置のゲート形成以前の段階において、最高温
度が1000℃から1200℃までの熱処理工程中に2
回以上のランプアップ工程かつ2回以上のランプダウン
工程を含む。図4から明らかであるように、これらのラ
ンプアップ工程及びランプダウン工程は二つの最適温度
帯をほぼ同一時間をかけて、同一回数通過している。こ
のように、本実施形態によれば、ランプアップ工程及び
ランプダウン工程は、どの製品に対しても、BMD成長
のための最適な温度において同じ回数及び同じ時間行わ
れるので、製品歩留まりにばらつきがなくなるという長
所がある。
【0027】
【実施例】(第1の実施例)以下、図5、図6、図7及
び図8を参照して、本発明に係る第1の実施例を説明す
る。図5乃至図8は熱処理工程における温度の時間変化
を示す。この熱処理工程は、固体撮像装置のゲート形成
以前の製造工程であって、最高温度が1200℃に設定
されている熱処理工程である。図5、図6、図7及び図
8に示すような4通りの熱処理工程を行い、それぞれ固
体撮像装置を製造した。このうち、図5に示す熱処理は
従来の方法によるものであり、図6乃至図8に示す熱処
理は本実施例によるものである。
【0028】図5、図6、図7及び図8に示す熱処理工
程は全てN2 雰囲気の下で行われ、入出炉温度は800
℃、昇温レートは8℃/分、降温レートは3℃/分に設
定した。図5は、従来の方法による熱処理における炉内
温度の時間変化を示しており、この熱処理においてはラ
ンプアップ工程とランプダウン工程とを各1回ずつ行っ
た。ランプアップ工程は50分かけて行われ、最高温度
である1200℃に8時間維持した後、133分20秒
かけてランプダウン工程を行った。
【0029】図6は、本実施例による第一の熱処理にお
ける炉内温度の時間変化を示しており、この熱処理にお
いてはランプアップ工程とランプダウン工程とを各2回
ずつ行った。1回目のランプアップ工程は50分かけて
行われ、最高温度である1200℃に194分10秒維
持した後、1回目のランプダウン工程が66分40秒か
けて行われた。続けて、2回目のランプアップ工程が2
5分かけて行われ、最高温度である1200℃に194
分10秒維持した後、2回目のランプダウン工程が13
3分20秒かけて行われた。
【0030】図7は、本実施例による第二の熱処理にお
ける炉内温度の時間変化を示しており、この熱処理にお
いてはランプアップ工程とランプダウン工程とを各3回
ずつ行った。1回目のランプアップ工程は50分かけて
行われ、最高温度である1200℃に98分53秒維持
した後、1回目のランプダウン工程が66分40秒かけ
て行われた。続けて、2回目のランプアップ工程が25
分かけて行われ、最高温度である1200℃に98分5
3秒維持した後、2回目のランプダウン工程が66分4
0秒かけて行われた。さらに、3回目のランプアップ工
程が25分かけて行われ、最高温度である1200℃に
98分53秒維持した後、3回目のランプダウン工程が
133分20秒かけて行われた。
【0031】図8は、本実施例による第三の熱処理にお
ける炉内温度の時間変化を示しており、この熱処理にお
いてはランプアップ工程とランプダウン工程とを各4回
ずつ行った。1回目のランプアップ工程は50分かけて
行われ、最高温度である1200℃に51分15秒維持
した後、1回目のランプダウン工程が66分40秒かけ
て行われた。続けて、2回目のランプアップ工程が25
分かけて行われ、最高温度である1200℃に51分1
5秒維持した後、2回目のランプダウン工程が66分4
0秒かけて行われた。さらに、3回目のランプアップ工
程が25分かけて行われ、最高温度である1200℃に
51分15秒維持した後、3回目のランプダウン工程が
66分40秒かけて行われた。最後に、4回目のランプ
アップ工程が25分かけて行われ、最高温度である12
00℃に51分15秒維持した後、4回目のランプダウ
ン工程が133分20秒かけて行われた。
【0032】図5、図6、図7及び図8ともに、入炉直
後のランプアップ工程の時間と出炉直前のランプダウン
工程の時間を除くと、1000℃から1200℃の間の
温度における熱処理時間は8時間である。図9に、本発
明に係る第1の実施例の一例として、固体撮像装置のゲ
ート形成以前の段階において、Cz−Siウェーハのウ
ェル形成前に行われた熱処理工程における炉内温度の時
間変化を示す。
【0033】図5に示した従来方法あるいは図6乃至図
8に示した第1の実施例において、基板としてCz−S
iウェーハと、図9のように、Cz−Siウェーハに1
175℃のN2 雰囲気で5時間の熱処理を行った後、7
00℃のN2 −O2 雰囲気で8時間熱処理したCz−S
iウェーハとをそれぞれ用い、その表面に固体撮像装置
を製造した。このように製造された固体撮像装置を用い
て、以下に述べるような実験を行った。なお、この後者
のウェーハは一般にDZ−IGウェ−ハと呼ばれる。
【0034】図10に、従来方法及び第1の実施例に従
って形成された通常のCz−Siウェーハ及びDZ−I
Gウェ−ハのそれぞれの内部におけるBMDサイズの分
布を示す。BMDサイズは、ウェーハへの赤外光照射に
よる透過光によってSiと屈折率の違うBMDなどの欠
陥を検出した場合の欠陥サイズを光電変換して得られた
電圧として検出したものである。図10において、黒の
四角は通常のCz−SiウェーハにおけるBMDのサイ
ズであり、黒丸はDZ−IGウェ−ハにおけるBMDの
サイズである。それぞれ、ランプアップ工程及びランプ
ダウン工程の回数毎にプロットされている。このうち、
ランプアップ工程及びランプダウン工程の回数が1回で
あるものが従来の方法であり、2乃至4回であるものが
第1の実施例である。
【0035】図10から明らかであるように、従来方法
及び第1の実施例の何れにおいても、DZ−IGウェ−
ハ内のBMDサイズの方が通常のCz−Siウェーハ内
のBMDサイズよりも大きくなっている。加えて、従来
方法(ランプアップ工程及びランプダウン工程が各1
回)により製造された固体撮像装置におけるウェーハ内
部のBMDのサイズと、本発明の第1の実施例により製
造された固体撮像装置におけるウェーハ内部のBMDの
サイズとの差は、ランプアップ工程とランプダウン工程
が各2回、各3回、各4回と回数を重ねるほど、大きく
なっていることがわかる。BMDが大きくなれば、固体
撮像装置の製造工程中に混入した汚染物質のゲッタリン
グがより一層促進される。
【0036】図11は従来例及び第1の実施例に係る固
体撮像装置における白キズレベルを示す。図11から明
らかであるように、従来方法及び第1の実施例の何れに
おいても、DZ−IGウェ−ハにおける白キズレベルの
方が通常のCz−Siウェーハにおける白キズレベルよ
りも小さくなっている。さらに、従来方法(ランプアッ
プ工程及びランプダウン工程が各1回)により製造され
た固体撮像装置における白キズレベルよりも、本発明の
第1の実施例(ランプアップ工程及びランプダウン工程
が2乃至4回)により製造された固体撮像装置における
白キズレベルの方が小さいことがわかる。
【0037】これは、本発明の第1の実施例に係る固体
撮像装置においては、従来方法による固体撮像装置より
もBMD成長が促進されており、このために、固体撮像
装置の製造工程中に混入する汚染物質がより多くBMD
内にゲッタリングされ、白キズレベルが低減したと考え
られる。 (第2の実施例)本発明の第2の実施例に係る固体撮像
装置を製造するための熱処理工程の温度の時間変化を図
12に示す。この熱処理工程は、固体撮像装置のゲート
形成前までの段階において、ウェル形成前に行われ、最
高温度が1200℃に設定されている。
【0038】図12に示すように、第2の実施例におい
ては、本発明の第1の実施例と同様に、ゲート形成前に
おける固体撮像装置製造中の熱処理工程として3通りの
熱処理を行った。これら3通りの熱処理においては、ラ
ンプアップ工程及びランプダウン工程は何れも各2回ず
つ行われ、最高温度を1200℃に固定した。第1番目
の熱処理においては、1回目のランプアップ工程は50
分かけて行われ、最高温度である1200℃に182分
42秒維持した後、1回目のランプダウン工程及び2回
目のランプアップ工程が114分35秒かけて行われ
た。次いで、最高温度である1200℃に182分42
秒維持した後、2回目のランプダウン工程が133分2
0秒かけて行われた。
【0039】第2番目の熱処理においては、1回目のラ
ンプアップ工程は50分かけて行われ、最高温度である
1200℃に197分46秒維持した後、1回目のラン
プダウン工程及び2回目のランプアップ工程が84分2
8秒かけて行われた。次いで、最高温度である1200
℃に197分46秒維持した後、2回目のランプダウン
工程が133分20秒かけて行われた。
【0040】第3番目の熱処理においては、1回目のラ
ンプアップ工程は50分かけて行われ、最高温度である
1200℃に205分37秒維持した後、1回目のラン
プダウン工程及び2回目のランプアップ工程が68分4
5秒かけて行われた。次いで、最高温度である1200
℃に205分37秒維持した後、2回目のランプダウン
工程が133分20秒かけて行われた。
【0041】この3通りの熱処理においては、1回目の
ランプダウン工程において達する温度をそれぞれ105
0℃、1000℃、950℃と設定した点で異なる。本
発明の第2の実施例で使用したウェーハは、本発明の第
1の実施例の場合と同様に、Cz−SiウェーハとDZ
−IGウェーハの2種類である。これら2種類のウェー
ハに対して、図12に示した3通りの熱処理工程を行
い、固体撮像装置を作製した。
【0042】図13に、固体撮像装置形成後における上
記2種類のウェーハ内部のBMDサイズを示す。図13
において、黒の四角は通常のCz−Siウェーハにおけ
るBMDのサイズであり、黒丸はDZ−IGウェ−ハに
おけるBMDのサイズである。それぞれ、ランプダウン
工程において達する温度毎にプロットされている。この
うちランプダウン工程における下限温度が950℃であ
るものが従来の方法であり、1000℃及び1050℃
であるものが第2の実施例である。
【0043】図13から明らかであるように、通常のC
z−SiウェーハとDZ−IGウェ−ハとを問わず、第
1回目のランプダウン工程において達する温度が100
0℃以上であれば,1000℃未満であるランプダウン
工程よりもBMDサイズは大きくなり、BMD成長に有
効であることがわかる。すなわち、本発明に係る固体撮
像装置の製造方法の方が従来の製造方法よりも効果的に
BMDを成長させることができることがわかる。
【0044】図14に上記2種類のウェーハ上に形成さ
れた固体撮像装置の白キズレベルを示す。図14から明
らかであるように、通常のCz−SiウェーハとDZ−
IGウェ−ハの何れのウェーハであっても、第1回目の
ランプダウン工程において達する下限温度が1000℃
以上であれば、下限温度が1000℃未満である場合よ
りも白キズレベルが低い。これは、図13に示した結果
に対応して、製造工程中に混入する汚染物質がより多く
BMDにゲッタリングされ、白キズレベルが低減したも
のと考えられる。
【0045】本発明の第2の実施例における他の例とし
て、固体撮像装置のゲート形成前までの段階において、
ウェル形成前に行われた3通りの熱処理工程の温度の時
間変化を図15に示す。これらの熱処理は最高温度がそ
れぞれ1150℃、1200℃及び1250℃に設定さ
れている。第1番目の熱処理においては、1回目のラン
プアップ工程は50分かけて行われ、最高温度である1
150℃に182分42秒維持した後、1回目のランプ
ダウン工程及び2回目のランプアップ工程が114分3
5秒かけて行われた。次いで、最高温度である1150
℃に182分42秒維持した後、2回目のランプダウン
工程が101分かけて行われた。
【0046】第2番目の熱処理においては、1回目のラ
ンプアップ工程は50分かけて行われ、最高温度である
1200℃に197分46秒維持した後、1回目のラン
プダウン工程及び2回目のランプアップ工程が84分2
8秒かけて行われた。次いで、最高温度である1200
℃に197分46秒維持した後、2回目のランプダウン
工程が133分20秒かけて行われた。
【0047】第3番目の熱処理においては、1回目のラ
ンプアップ工程は50分かけて行われ、最高温度である
1250℃に205分37秒維持した後、1回目のラン
プダウン工程及び2回目のランプアップ工程が68分4
5秒かけて行われた。次いで、最高温度である1250
℃に205分37秒維持した後、2回目のランプダウン
工程が145分かけて行われた。
【0048】図15に示す3通りの熱処理は、本発明の
第1の実施例と同様に、固体撮像装置のゲート形成前の
段階における熱処理工程として行った。これら3通りの
熱処理においては、何れもランプアップ工程とランプダ
ウン工程は各2回ずつ行われ、第1回目のランプダウン
工程で達する温度を1000℃に固定した。この3通り
の熱処理においては、最高温度をそれぞれ1150℃、
1200℃、1250℃とした点が第1の実施例と異な
る。
【0049】この第2の実施例において使用したウェー
ハは、本発明の第1の実施例において使用した2種類の
ウェーハ(通常のCz−SiウェーハとDZ−IGウェ
−ハ)と同じであり、これら2種類のウェーハに対し
て、図15に示す3通りの熱処理工程を実施し、それぞ
れ固体撮像装置を作製した。図16は、固体撮像装置形
成後における上記2種類のウェーハ内部のBMDサイズ
を示す。図16において、黒の四角は通常のCz−Si
ウェーハにおけるBMDのサイズであり、黒丸はDZ−
IGウェ−ハにおけるBMDのサイズである。それぞ
れ、ランプアップ工程において達する上限温度毎にプロ
ットされている。このうちランプアップ工程における下
限温度が1150℃であるものが従来の方法であり、1
200℃及び1250℃であるものが第2の実施例であ
る。
【0050】図16から明らかであるように、通常のC
z−SiウェーハとDZ−IGウェ−ハとを問わず、ラ
ンプアップ工程において達する温度が1200℃以下で
あれば,1200℃以上であるランプアップ工程よりも
BMDサイズは大きくなり、BMD成長に有効であるこ
とがわかる。すなわち、第2の実施例によれば、従来の
製造方法よりも効果的にBMDを成長させることができ
ることがわかる。
【0051】図17に上記2種類のウェーハ上に形成さ
れた固体撮像装置の白キズレベルを示す。図17から明
らかであるように、通常のCz−SiウェーハとDZ−
IGウェ−ハの何れのウェーハであっても、ランプアッ
プ工程において達する上限温度が1200℃以下であれ
ば、上限温度が1200℃以上である場合よりも白キズ
レベルが低い。これは、図16に示した結果に対応し
て、製造工程中に混入する汚染物質がより多くBMDに
ゲッタリングされ、白キズレベルが低減したものと考え
られる。 (第3の実施例)本発明の第3の実施例において実施し
た熱処理工程における温度の時間変化は図5(従来の方
法)及び図8(第1の実施例)と同じである。この熱処
理工程は、固体撮像装置のゲート形成前の段階におい
て、ウェル形成前に行われ、最高温度が1200℃に設
定されている。
【0052】本発明の第3の実施例において使用したウ
ェ−ハは、第2の実施例と同様のCz−Siウェーハ及
びDZ−IGウェーハであり、固体撮像装置A、Bをそ
れぞれのウェーハに1枚ずつ製造した。本発明の第1及
び第2の実施例と同様に、図5及び図8に示される2通
りの熱処理を、固体撮像装置のゲート形成前の段階にお
ける熱処理工程として、上述のウェーハに対してそれぞ
れ行った。
【0053】図18に本発明の第3の実施例により製造
された固体撮像装置A及びBの製品歩留まりを示す。図
18において、黒の四角は通常のCz−Siウェーハ上
に形成された固体撮像装置の歩留まりであり、黒丸はD
Z−IGウェ−ハ上に形成された固体撮像装置の歩留ま
りである。それぞれ、ランプアップ工程及びランプダウ
ン工程の回数毎にプロットされている。このうち、ラン
プアップ工程及びランプダウン工程の回数が1回である
ものが従来の方法を表し、4回であるものが第3の実施
例を表す。
【0054】図18から明らかであるように、ランプア
ップ工程及びランプダウン工程の回数にかかわりなく、
DZ−IGウェ−ハ上に形成された固体撮像装置の製品
歩留まりの方が通常のCz−Siウェーハ上に形成され
た固体撮像装置の製品歩留まりよりも高くなっている。
加えて、ランプアップ工程及びランプダウン工程の回数
が多いほど、製品歩留まりが高くなっていることがわか
る。すなわち、従来の方法のように、ランプアップ工程
とランプダウン工程が各1回ずつの熱処理により製造さ
れた固体撮像装置の製品歩留まりにおけるばらつきより
も、本発明の第3の実施例に係る方法のように、ランプ
アップ工程とランプダウン工程が各4回ずつの熱処理に
より製造された固体撮像装置の製品歩留まりにおけるば
らつきの方が小さいことがわかる。
【0055】これは、本実施例においては、固体撮像装
置のゲート形成前の段階における最高温度が1200℃
の熱処理工程において、2回以上のランプアップ工程及
び2回以上のランプダウン工程が行われ、それらのラン
プアップ工程及びランプダウン工程が、どの製品に対し
ても、BMD成長の最適な温度帯において、同じ回数及
びほぼ同じ時間行われることになるので、製品歩留まり
にばらつきがなくなるためと考えられる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る固体
撮像装置の製造方法によれば、ゲート形成前までの段階
において、最高温度が1000℃から1200℃までの
範囲の熱処理工程中に2回以上のランプアップ工程かつ
2回以上のランプダウン工程が実施される。この製造方
法により、ウェーハ表層の無欠陥層を保ちながら、ウェ
ーハ内部のBMDを従来の方法によるBMDよりも大き
く成長させることができ、ひいては、白キズレベルの低
減した固体撮像装置を提供することができる。
【0057】また、前記の2回以上のランプアップ工程
及び2回以上のランプダウン工程は、どの製品に対して
も、BMD成長の最適な温度帯において、同じ回数及び
ほぼ同じ時間だけ通過するように設定されているので、
固体撮像装置の製品歩留まりにばらつきがなくなるとい
う長所がある。なお,上記効果はCzウェーハのみなら
ず、Czウェーハを下地基板とし、その表面にエピタキ
シャル層を形成したウェーハを使用した場合でも同様に
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における熱処理工程の温度の
時間変化を示すグラフである。
【図2】図2(a)は、従来の方法により、Czウェー
ハ上に製造される固体撮像装置の断面図であり、図2
(b)、本発明に係る方法により、Czウェーハ上に製
造される固体撮像装置の断面図である。
【図3】図3(a)は、従来の方法により、エピタキシ
ャルウェーハ上に製造される固体撮像装置の断面図であ
り、図3(b)、本発明に係る方法により、エピタキシ
ャルウェーハ上に製造される固体撮像装置の断面図であ
る。
【図4】本発明に係る方法における熱処理工程の温度の
時間変化と、ある品種の固体撮像装置とその他の品種の
固体撮像装置のイオン活性化のための最適温度を示すグ
ラフである。
【図5】固体撮像装置のゲート形成前までの段階におい
て、最高温度が1200℃である熱処理工程中に各1回
ずつのランプアップ工程とランプダウン工程とを行った
ときの炉内温度の時間変化を示すグラフである。
【図6】本発明の第1の実施例に係る方法における熱処
理工程における炉内温度の時間変化を示すグラフであ
る。本熱処理工程においては、各2回ずつのランプアッ
プ工程とランプダウン工程とが行われる。
【図7】本発明の第1の実施例に係る方法における熱処
理工程における炉内温度の時間変化を示すグラフであ
る。本熱処理工程においては、各3回ずつのランプアッ
プ工程とランプダウン工程とが行われる。
【図8】本発明の第1の実施例に係る方法における熱処
理工程における炉内温度の時間変化を示すグラフであ
る。本熱処理工程においては、各4回ずつのランプアッ
プ工程とランプダウン工程とが行われる。
【図9】Cz−Siウェーハのウェル形成前の段階にお
いて、本発明の第1の実施例に従って行った熱処理工程
中の炉内温度の時間変化を示すグラフである。
【図10】従来例及び第1の実施例により形成されたウ
ェーハ内部のBMDサイズの比較を示すグラフである。
【図11】従来例及び第1の実施例により形成された固
体撮像装置の白キズレベルの比較を示すグラフである。
【図12】本発明の第2の実施例における熱処理工程中
の温度の時間変化を示すグラフである。
【図13】本発明の第2の実施例に従って形成された2
種類のウェーハ内部の固体撮像装置形成後のBMDサイ
ズの比較を示すグラフである。
【図14】本発明の第2の実施例により形成された固体
撮像装置の白キズレベルの比較を示すグラフである。
【図15】本発明の第2の実施例において、ウェル形成
前の段階における最高温度が1150℃、1200℃、
1250℃である熱処理工程中の温度の時間変化を示す
グラフである。
【図16】本発明の第2の実施例に従って形成された2
種類のウェーハ内部の固体撮像装置形成後のBMDサイ
ズを示すグラフである。
【図17】本発明の第2の実施例により形成された固体
撮像装置の白キズレベルの比較を示すグラフである。
【図18】本発明の第3の実施例により製造された固体
撮像装置A及びBの製品歩留まりを示すグラフである。
【符号の説明】
1:BMD 2:Cz−Siウェーハ 3:無欠陥層 4:Siエピタキシャル層
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/14 - 27/148 H01L 21/322

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像装置のゲート形成前までの製造
    工程において、上限温度を1200℃とするランプアッ
    プ工程と、最終のものを除いて下限温度を1000℃と
    するランプダウン工程とを2回以上繰り返す熱処理工程
    を含めることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ランプアップ工程の到達温度は各ラ
    ンプアップ工程によって異なることを特徴とする請求項
    1に記載の固体撮像装置の製造方法
  3. 【請求項3】 前記ランプダウン工程の到達温度は各ラ
    ンプダウン工程によって異なることを特徴とする請求項
    1または2に記載の固体撮像装置の製造方法
  4. 【請求項4】 前記ランプアップ工程におけるランプア
    ップの速度は8℃/分乃至200℃/分の範囲内である
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の
    固体撮像装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ランプダウン工程におけるランプダ
    ウンの速度は3℃/分乃至100℃/分の範囲内である
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の
    固体撮像装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ランプアップ工程及び前記ランプダ
    ウン工程の前に、1150℃から1200℃までの間の
    温度における第一の熱処理工程と、500℃から800
    ℃までの間の温度における第二の熱処理工程とが含まれ
    ていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に
    記載の固体撮像装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 Czウェーハからなる下地基板と、該下
    地基板の表面に形成されたエピタキシャル層と、からな
    るウェーハ上に、請求項1乃至の何れか一項に記載の
    方法を用いて、固体撮像装置を形成する方法。
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