JP3144120B2 - バンパーの衝突検出装置 - Google Patents

バンパーの衝突検出装置

Info

Publication number
JP3144120B2
JP3144120B2 JP02500593A JP2500593A JP3144120B2 JP 3144120 B2 JP3144120 B2 JP 3144120B2 JP 02500593 A JP02500593 A JP 02500593A JP 2500593 A JP2500593 A JP 2500593A JP 3144120 B2 JP3144120 B2 JP 3144120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
tapes
tape
bumper
collision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02500593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06219226A (ja
Inventor
幸博 赤堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP02500593A priority Critical patent/JP3144120B2/ja
Publication of JPH06219226A publication Critical patent/JPH06219226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3144120B2 publication Critical patent/JP3144120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無人搬送車や繊維機械
の糸玉交換ロボット等、移動して搬送や作業を行う自走
機器に関し、特に物品や人に衝突したことを検出するた
めのバンパーの衝突検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場や倉庫内等において、床面上を自走
して物品を搬送する無人搬送車などの自走機器が利用さ
れている。自走機器の車体には事故防止の目的で、車体
前後のバンパーに衝突圧を検出して非常停止するための
衝突検出装置が備えられている。
【0003】図3に従来のバンパーの衝突検出装置を示
す。バンパーには2本の金属テープ21、22により構
成されているテープスイッチ21が備えられている。2
本の金属テープ21、22はリレー24を介して接続さ
れている。衝突圧により2本の金属テープ21、22が
接触し、短絡するとリレー24が作動し、非常停止する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の衝突
検出装置にあっては、テープスイッチ21は金属テープ
21、22で構成されているため、疲労によって断線し
やすく、衝突によって切断しやすかった。金属テープ2
1、22が切断した場合、テープスイッチ21を交換し
なければならなかった。切断しにくくするためには金属
テープ21、22を適当な緩衝材で補強すればよいが、
緩衝材で補強すると感度調節が困難になり、感度が鈍く
なって衝突を検出できずに事故が起こる可能性があっ
た。
【0005】また、金属製のテープの替わりにシリコン
ゴムのテープを用いたシリコンゴムテープスイッチは、
テープの抵抗が大きいために(1kΩ/m)リレーを引
くことができず、無人搬送車の機種によってバンパーの
サイズが異なり、シリコンゴムテープスイッチの長さも
異なるため、抵抗がまちまちになる。そのため図3のよ
うな構成の衝突検出装置に転用することはできなかっ
た。
【0006】よって本発明の目的は、断線しにくく、感
度調節が容易なバンパーの衝突検出装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、自走機器のバンパーに備えられ、2本のテ
ープにそれぞれ異なる電圧が印加されたシリコンゴムテ
ープスイッチと、2本のテープのうちの少なくとも1本
に接続され、該テープの電圧の変動を検知して出力を行
なう衝突検出用電圧検知手段と、2本のテープそれぞれ
に接続され、各テープの電圧の変動を検知して出力を行
なう2つの断線検出用電圧検出手段と、衝突検出用電圧
検出手段及び各断線検出用電圧検出手段からの出力によ
り自走機器のブレーキを作動させるリレー手段とを含ん
でバンパー衝突検出装置を構成した。
【0008】
【0009】
【作用】本発明は上記の構成としたので、次のような作
用を奏する。
【0010】発明に係るバンパーの衝突検出装置によ
ると、シリコンゴムテープスイッチが備えられたバンパ
ーに物品等が衝突すると、シリコンゴムテープスイッチ
を構成する2本のテープが相互に接触する。2本のテー
にはそれぞれ異なる電圧が印加されているので、2本
のテープ間に短絡が生ずると、各テープに印加されてい
た電圧が変動する。2本のテープのうちの少なくとも1
本に接続された衝突検出用電圧検出手段は、短絡による
電圧の変動を検知して出力を行なう。また衝突や劣化に
よりテープのうちの1本が断線すると、2本のテープそ
れぞれには断線検出用電圧検知手段接続されているの
で、断線による電圧の変動を検知して出力を行なう。リ
レー手段は、衝突検出用電圧検出手段及び各断線検出用
電圧検出手段からの出力により自走機器のブレーキを作
動させる
【0011】
【0012】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0013】図1は、本発明に係るバンパーの衝突検出
装置の一実施例の構成を示す図である。
【0014】同図において、シリコンゴムテープスイッ
チ1は、2本のテープ2、3から構成されている。各テ
ープ2、3はシリコンゴム製で、1kΩ/m程度の抵抗
を有する。シリコンゴムテープスイッチ1の長さは無人
搬送車の機種によって異なるが、通常1〜3mである。
【0015】2本のテープ2、3にはそれぞれ異なる電
圧V1、V2が印加されている。具体的には電圧V1は
+12V、電圧V2は+5Vである。テープはリード
線により比較回路4の入力端子のプラス側、及び比較回
路5のマイナス側に、テープは比較回路6のマイナス
側にそれぞれ接続されている。テープ2と各入力端子と
の途中とグラウンドとの間に配置された抵抗R13、及
びテープ3と入力端子との途中とグラウンドとの間に配
置された抵抗R3は、それぞれテープ2、3の抵抗値に
比較して充分大きい抵抗値を有する。比較回路4は衝突
検出用であり、比較回路5、6はそれぞれ断線検出用で
ある。
【0016】各比較回路4、5、6には、抵抗Rref
1〜6により定まる基準電圧Vref1〜3が入力さ
れ、テープ2、3の電圧と比較される。具体的には基準
電圧Vref1、3は+7V、基準電圧Vref2は+
2.5Vである。
【0017】各比較回路4、5、6の出力は増幅器7を
介してダイオード8と並列のリレー9に接続されてい
る。リレー9はブレーキ10を作動させる。
【0018】次に本実施例の作用について説明する。
【0019】通常の状態においては、テープから入力
する電圧は基準電圧Vref1よりも十分低く、基準電
圧Vrefよりも十分高い。またテープから入力す
る電圧は基準電圧Vrefよりも十分高い。よって通
常の状態では各比較回路4、5、6は出力しない。
【0020】まず、バンパーに物品等が衝突し、2本の
テープ2、3が相互に接触してシリコンゴムテープスイ
ッチ1が閉じた状態となると、比較回路4に入力される
電圧が変動し、より高い電圧となる。この電圧は、基準
電圧Vref1よりも十分高い。
【0021】これにより、比較回路に出力が生じ、増幅
器7によりリレー9が駆動されてブレーキ10が作動
し、無人搬送車は非常停止する。
【0022】同様に、テープ2、3のいずれかが衝突の
ショック、あるいは疲労等により切断した時には、比較
回路5、6に入力される電圧が0になるから、比較回路
5、6が出力を行い、ブレーキ10が作動して無人搬送
車が非常停止する。
【0023】図2は図1の実施例を具体化した回路を示
す回路図である。
【0024】同図において、ターミナル1は電源及びブ
レーキに接続されており、ターミナル2はシリコンゴム
テープスイッチ1に接続されている。ターミナル1から
IC1、IC2によりそれぞれ+12V、+5Vの電圧
がターミナル2を介してシリコンゴムテープスイッチ1
のテープ2、3にそれぞれ供給される。
【0025】比較回路4、5、6を構成するIC3へ出
力される電圧は、それぞれコンデンサC5、6の積分回
路によりノイズが除去されている。比較回路4、5、6
に入力される基準電圧は、それぞれ抵抗R4、5及び抵
抗R14、152より設定されている。テープ2、3の
下流にそれぞれ配置された抵抗R13及び抵抗R3はテ
ープ2、3の抵抗値よりも十分高い抵抗値(330K
Ω)を有している。
【0026】比較回路4、5、6の出力は増幅用のIC
4に入力され、リレーCR1を駆動する。また、各比較
回路4、5、6はLED1、2、3を駆動し、異常が発
生した場合に、シリコンゴムテープスイッチ1がONに
なったのか、テープ2、3が断線したのか、識別できる
ようになっている。LED4は基盤の動作確認用であ
る。
【0027】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上のように発明に係るバンパーの衝
突検出装置によれば、断線が生じにくく調整も簡単なシ
リコンゴムテープスイッチを利用することにより衝突を
検出するとともに、シリコンゴムテープスイッチが衝突
や劣化により断線したことも検出して、自走機器を非常
停止させることができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るバンパーの衝突検出装置
の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図2は、図1の実施例を具体化した回路を示す
回路図である。
【図3】図3は、従来のバンパーの衝突検出装置の一例
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 シリコンゴムテープスイッチ 2、3 テープ 4、5、6 比較回路 7 増幅器 9 リレー 10 ブレーキ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走機器のバンパーに備えられ、2本の
    テープにそれぞれ異なる電圧が印加されたシリコンゴム
    テープスイッチと、2本のテープのうちの少なくとも1
    本に接続され、該テープの電圧の変動を検知して出力を
    行なう衝突検出用電圧検知手段と、2本のテープそれぞ
    れに接続され、各テープの電圧の変動を検知して出力を
    行なう2つの断線検出用電圧検出手段と、衝突検出用電
    圧検出手段及び各断線検出用電圧検出手段からの出力に
    より自走機器のブレーキを作動させるリレー手段とを含
    むことを特徴とするバンパー衝突検出装置。
JP02500593A 1993-01-21 1993-01-21 バンパーの衝突検出装置 Expired - Fee Related JP3144120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02500593A JP3144120B2 (ja) 1993-01-21 1993-01-21 バンパーの衝突検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02500593A JP3144120B2 (ja) 1993-01-21 1993-01-21 バンパーの衝突検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06219226A JPH06219226A (ja) 1994-08-09
JP3144120B2 true JP3144120B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=12153834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02500593A Expired - Fee Related JP3144120B2 (ja) 1993-01-21 1993-01-21 バンパーの衝突検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3144120B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243253B2 (ja) 2019-02-12 2023-03-22 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置及びその製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4086013B2 (ja) 2003-07-24 2008-05-14 株式会社デンソー 車両用衝突物体判別装置
EP1657118A1 (en) * 2004-11-11 2006-05-17 IEE INTERNATIONAL ELECTRONICS & ENGINEERING S.A. Collision recognition device for a vehicle
WO2007132572A1 (ja) 2006-05-17 2007-11-22 Murata Kikai Kabushiki Kaisha 自走機器の走行装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243253B2 (ja) 2019-02-12 2023-03-22 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06219226A (ja) 1994-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3144120B2 (ja) バンパーの衝突検出装置
JPH10124154A (ja) 電源回路
WO2021057407A1 (zh) 新能源汽车充电保护装置继电器通断检测系统及方法
US5153809A (en) Self diagnosing circuit for a load control circuit
EP0310281B1 (en) Electrical safety barriers
JP5335643B2 (ja) 車両用灯具
US7161474B2 (en) Device for classifying the seat occupancy in a motor vehicle
JP3844251B2 (ja) 乗員検知装置
JP4608574B2 (ja) 保護システム
EP0571373B1 (en) Apparatus for protecting a dc power distribution bus during hot servicing
EP0781219B1 (en) System for triggering a protecting device
US4947155A (en) Leakage resistance detector and alarm circuit
US6982641B1 (en) Simplified circuit for intrusion detectors
WO2001068402A1 (en) Air bag having excessive external magnetic field protection circuitry
JPH11512590A (ja) 電流閾値によって定められた2進信号を評価するための回路装置
CN217851352U (zh) 一种咪头电路、咪头及电子产品
US10236885B1 (en) Digital output buffer with field status feedback
EP0161351A1 (en) An auxiliary circuit in a circuitry comprising C-MOS integrated circuit components
JP2543826Y2 (ja) 自動車用ブレーカ
JPH11101837A (ja) 電気機器の故障診断回路
JP3411072B2 (ja) 直流電源装置の過電圧保護回路
JPS6319098A (ja) 線路異常監視システム
KR970001131Y1 (ko) 루프식 차량 감지기의 선로 단락 검출 회로
JP2002318619A (ja) 移動車の障害検出方法と装置
JPH0325201Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees