JP3144048B2 - フィラメントワインディング方法 - Google Patents

フィラメントワインディング方法

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JP3144048B2 JP04129484A JP12948492A JP3144048B2 JP 3144048 B2 JP3144048 B2 JP 3144048B2 JP 04129484 A JP04129484 A JP 04129484A JP 12948492 A JP12948492 A JP 12948492A JP 3144048 B2 JP3144048 B2 JP 3144048B2
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チーズ、コーン、パー
ンなどの給糸をフィラメント用二重撚糸機に最適な各種
のパーン形状と寸法に高速で巻き返すパーンワインダ
(以下、フィラメントワインダと言う)におけるフィラ
メントワインディング方法に関し、特に合糸と巻き返し
が連続して行えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】合糸と巻き返しが連続して行えるフィラ
メントワインダとしては、二段の給糸のうち一段給糸か
らの糸を二段給糸の芯管内に通し二段給糸の糸と合糸す
る合糸機構と所望のパーン形状と寸法に巻き返す巻取機
構とを連設したものが知られている。
【0003】合糸機構で一段給糸からの糸を二段給糸の
芯管内に通し二段給糸の糸と合糸すると、一段給糸から
解舒される糸を中心として、二段給糸から解舒される糸
が解舒の一回毎にラセン状に巻き付いた状態で合糸され
ることになる。したがって、二本の糸が分離しにくい状
態で合糸され、巻取機構で解舒性が良好なパーン給糸が
得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
伸縮性が異なる糸のように、糸種が異なる糸を合糸する
と、伸縮性の大きな糸が延び、部分的に分離された合糸
になり、解舒時に引っ掛かるという問題点があった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、伸縮性が異なる糸のように糸種が異なる二段の
給糸を合糸する場合であっても、二本の糸が分離しにく
い状態にして、巻取機構で解舒性に優れたパーン給糸が
得られるフィラメントワインディング方法を提供すると
ころにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるフィラメントワインディング方法
は、フィラメントからなり糸種の異なる二段の給糸のう
ち、一段給糸からの糸を中心として、二段給糸からの糸
が巻き付くように合糸し、エア流により、合糸された糸
のフィラメントを部分的に開繊し、開繊されたフィラメ
ントの部分的交絡により糸の長さ方向に略均一に合糸の
状態を強力にし、この合糸された糸を巻き取るものであ
る。
【0007】
【作用】一段給糸から解舒される糸を中心として、二段
給糸から解舒される糸が解舒の一回毎にラセン状に巻き
付いた状態で合糸し、更にエアノズルによるエア流で二
本の糸を構成するフィラメント同士を部分的に絡ませ、
糸の長さ方向に略均一に合糸の状態を強力にする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のフィラメントワインディング方
法に用いられるフィラメントワインダの機器構成を示す
図、図2はエアノズルの斜視図である。
【0009】まず、図1によりフィラメントワインダの
全体構造を説明し、次いで図2により本発明の要点であ
エア流による合糸を行うエアノズルの構造を説明す
る。
【0010】図1において、フィラメントワインダは、
合糸機構1と巻取機構2を通路3を挟んで連設したもの
である。合糸機構1は枠体11の上下の横枠12,13
の各々に下段ペグ14と上段ペグ15が上下に中心が一
致するように取り付けられたものである。下段ペグ14
には一段給糸16が挿立され、上段ペグ15には二段給
糸17が挿立されている。この上段ペグ15にその中心
を貫くガイドパイプ18が立設され、一段給糸16から
解舒される糸Y1を案内して二段給糸17の芯管17a
内に通せるようになっている。また、一段給糸16の上
側にはバルーンガイド19と第一検出器20とが配設さ
れ、二段給糸17の上側には第二検出器21とバルーン
ガイド22とカッタ23と糸ガイド24が配設されてい
る。
【0011】巻取機構2は機台26に糸ガイド27、テ
ンション付加装置28、エアノズル29、スピンドル3
0、トラバーサ31を取り付けたものである。スピンド
ル30はタンジェンシャルベルト32に接して高速回転
する軸33を有し、この軸33にパーン給糸34が挿立
される。タンジェンシャルベルト32は無段変速装置を
介して巻き返し中の糸速をほぼ一定にするように駆動さ
れる。トラバーサ31はスライドベアリング35で上下
動可能な四角枠36に糸ガイド37を取り付けたもので
ある。四角枠36から回動するプーリ38に巻回された
ロープ39で糸ガイド37が上下に往復動する。プーリ
38の回動を制御することにより、種々のパーン形状が
選べる。例えば、始めは区間L1で往復動し終わりは区
間L2で往復するように徐々に往復動区間を狭めると、
図示のようにワープワインドと呼ばれる標準のパーン形
状が得られる。テンション付加装置28は、二つのプー
リ40,41に合糸Y3を数回巻回して摩擦部材に押し
当てられたプーリ41の回転摩擦で所定のテンションを
付与する。
【0012】図2において、エアノズル29は2つのブ
ロック55,56と両ブロックを組付けるボルト57に
よって構成され、ブロック56は糸通路56Aと処理部
56Bを有し、他方のブロック55で閉塞している。そ
して、処理部56Bの底面にはエア噴出口56Cが穿孔
され、圧縮エア源に接続されている。すなわち、エア噴
出口56Cからのエア流が合糸された糸Y1,Y2のフ
ィラメントを部分的に開繊し、開繊されたフィラメント
同士の部分的交絡により糸Y1,Y2が強力に合糸さ
れ、糸Y2の糸Y1に対するらせん巻き構造と相まって
一層分離しにくくなる。なお、エア噴出の程度は糸Y
1,Y2を全体的に開繊し、糸の長さ方向に規則的且つ
大きな交絡が生じない程度に調整される。
【0013】上述したフィラメントワインダの作動すな
わちフィラメントワインディング方法の各工程を以下に
説明する。図1において、一段給糸16から解舒された
糸Y1を中心として、二段給糸17から解舒された糸Y
2が巻き付くようにして合糸される。第一検出器20が
糸Y1の糸切れを検出するか、第二検出器21が糸Y2
の糸切れを検出すると、カッタ23が作動して、単糸の
巻き返しを防止する。合糸機構1からの糸Y3は糸ガイ
ド25を経て巻取機構2に至る。まず、テンション付加
装置28で所定のテンションが付与され、エアノズル2
9で糸Y1と糸Y2を構成するフィラメント同士が絡み
合って合糸Y3の状態が確実になる。そして、スピンド
ル30で高速回転する芯管34aに所定のパターンで上
下動する糸ガイド37を介して糸Y3が巻き取られ、図
示の如きパーン給糸34が形成される。
【0014】ところで、エアノズル29はテンション付
加装置28の下流ではなく、上流に配設することもでき
るが、上流の糸Y3はテンションが少なく、糸Y1,Y
2の交絡の程度が大きくなり、長さ方向に規則的に交絡
点が生じやすいので、長さ方向に均一な糸Y3を得るた
めには、エアノズル29はテンション付加装置28の下
流に設けることが好ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明におけるフィラメントワインディ
ング方法は、フィラメントからなり糸種の異なる二段の
給糸のうち、一段給糸からの糸を中心として、二段給糸
からの糸が巻き付くように合糸し、エア流により、合糸
された糸のフィラメントを部分的に開繊し、開繊された
フィラメントの部分的交絡により糸の長さ方向に略均一
に合糸の状態を強力にし、この合糸された糸を巻き取る
ので、合糸の状態が確実に保たれ、例えば伸縮性が異な
る糸を合糸する場合であっても、二本の糸が分離しにく
く、解舒性の良好なパーン給糸が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィラメントワインディング方法に用
いられるフィラメントワインダの機器構成を示す図であ
る。
【図2】部分的交絡により合糸状態を強化するエアノズ
ルの斜視図である。
【符号の説明】
1 合糸機構 2 巻取機構 16 一段給糸 17 二段給糸 17a 芯管 29 エアノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 7/88 B65H 51/015

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィラメントからなり糸種の異なる二段
    の給糸のうち、一段給糸からの糸を中心として、二段給
    糸からの糸が巻き付くように合糸し、エア流により、合
    糸された糸のフィラメントを部分的に開繊し、開繊され
    たフィラメントの部分的交絡により糸の長さ方向に略均
    一に合糸の状態を強力にし、この合糸された糸を巻き取
    るフィラメントワインディング方法。
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JPH08260261A (ja) * 1995-03-17 1996-10-08 Rozaanu Textile Kk 複合撚糸の合糸装置並びに複合撚糸の合糸方法
IT201600132231A1 (it) * 2016-12-29 2018-06-29 Fiorella Marcheselli Apparecchio rudimentale per la miscelazione del filo

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