JP3143995U - 筆記具用グリップ及び棒軸状用グリップ - Google Patents

Abstract

【課題】筆記具用及び棒軸用の握り部のグリップを着脱自在で、握り性や操作性が良く、且つ、保持感触に変化を持たせる事の出来るグリップを提供する。
【解決手段】筆記具Ａの軸部１に滑り止めとして覆装する軟質弾性でなる筆記具用グリップにおいて、伸縮自在の弾性線条体のポリウレタン等で螺旋状に形状処理されたグリップ体２にし、これにひねり等の外力付加によって容易に、筆記具Ａの段差軸部にも着脱自在に密着覆装し，且つ、当該螺旋状の弾性線条体の線径断面を丸形２ａ或いは、異形或いは、チュウブ状或いは、該チュウブ状を扁平状にする等して、グリップ体２の握り性や操作性を良くし且つ、保持感触に変化を持たせたことを可能にし、そしてまた、生活用品の握り部も前記同様なグリップ体の構成にする。
【選択図】図１

Description

技術の分野

この考案は、書記で使う筆記具、例えば、鉛筆、ボールペン、シャープペンなどの握り部または、日常品の具備する、棒軸状握り部の滑り止めとして、握り易くする為めに覆装する軟質弾性材でなるグリップの改良に関する。

この種の従来の技術として一般的に知られる筆記具のボールペンやシャープペンに履装する滑り止めグリップ体は、クッション性のゴム材で筒状の形態で、前記する筆記具の握り部の成形体にインサート成形での２重構造で、筆記具の軸部に一体化された構成が主で、そしてまた、例えば、実願２００５−５５８３公報で開示される考案の名称「鉛筆用グリップ」が知られる。これらは、通常の鉛筆に簡単に着脱可能に取り付けることができる鉛筆用グリップが知られる。

当該鉛筆用グリップは、互いに別体でなるプラスチック製の筒状の内筒にゴム製の外筒が覆いかぶさった２重構造で、鉛筆に差し込まれる内筒の先端開口部は鉛筆の削り出し芯のテーパー状に係合する様に、先端に向けて徐々に内径が小さくなるテーパー状内面が形成されており、鉛筆に差し込まれたこのグリップが締め付けられて、鉛筆の握り部にしっかりと締着される構成で、これらのグリップは鉛筆の丸い軸部に特定して使われる。

また、他の従来技術で、例えば、実願２００１−８９０公報で開示される考案の名称「グリップ被覆体の異径セット」が知られる、これらの筆記具に差し込み自在でのグリップを数種類の異なる形態でセット組みにし、使用者の指の長さや筆圧などの筆記の態様に応じて選択的に使えるセット組での用品に仕組んだもので、更に詳しくは、当該グリップはゴム材等の軟質弾性材でなる筒状で、該筒状の両端の外径を同じ太さにし、中間部にいたるテーパー角度が両端からの径を同じになるように両端を対称にしたつづみ太鼓形状にし、滑り止め効果を狙った構成としている。

次ぎにまた、日常生活で身近に使う用具の棒軸状握り部、例えば、釣り竿の握り部やゴルフクラブの握り部や、ハンマーの握り部等にゴム質材の筒体でなるグリップが履装された構成が一般的で、その外周の形状等に滑り難くする為の工夫や、更には、握り易い形状にする等の様々な工夫が施されていいるが、ほとんどのものは、軟質でなるゴム材の筒体で構成されたグリップが用具の棒状握り部にインサートされたり、差し込まれるなどして一体化されている。

考案が解決決しようとする課題

しかしながら上記する従来技術の実願２００５−５５８３での鉛筆用グリップの場合は、プラスチック製の内筒が鉛筆の削り出し芯のテーパー状に整合して双方の結合が行われる為、鉛筆に使われるキャップは、グリップを鉛筆から外さない限りキャップを鉛筆芯のテーパー部に差し込めないという不便さがあり、またグリップを鉛筆に差し込んだままでは、鉛筆芯の削り出しが出来ず、その都度グリップを取り外さなければならない課題がある。

次ぎに、実願２００１−８９０でのグリップ被履体の異径セットの場合は、鉛筆に着脱自在が、肉厚の厚い（１〜４ｍｍ）軟質弾性物質材での筒状のグリップ構成の為、鉛筆のグリップが差し込まれる握り部が丸い棒状に限定され、多量を締める六角形の鉛筆棒状には、使えないという課題が残り、更には、鉛筆のように芯を削る度に、握り部が短くなり差し込んだグリップをずらさなければならず、一旦差し込まれた筒状のグリップをスムーズにずらすのに、ゴム製で滑り難いグリップの縮み力で双方が接合しているので、ずらすのに難が有る等の課題が残る。

次ぎに、日常品の棒軸状握り部でのゴム材質等の筒体の丸孔差し込み式グリップは、用具の棒軸状握り部に段差があったり、テーパー部になったりした異なる形状での、グリップの差し込み着脱に難があり、多くのこの種のグリップは、２重成形での固定一体化の構成であるが，まれに差し込み方式でのグリップは、丸孔による筒体のゴム質グリップの為、一旦棒軸状握り部に差し込んだ後は、相互の軸と孔との摩擦抵抗が大きく、ずらしたり取り外す等に難があり、移動して使うグリップには難が有る等の課題が残る。

課題を解決する為の手段

この考案は、かかる課題を解決する為、筆記具適用グリップにおいては、請求項１での考案を図１、図２，図３，図４で最適例を述べるように、筆記具Ａの軸部１に滑り止めとして履装する軟質弾性でなる筆記具用グリップにおいて、伸縮自在の弾性線条体のポリウレタン樹脂等で螺旋状に形状処理されたグリップ体２にし、これにひねり等の外力付加によって容易に、筆記具Ａの段差軸部１ａにも着脱自在に密着履装し，且つ、当該螺旋状の弾性線条体の線径断面を丸形２ａ或いは、異形或いは、チュウブ状或いは、該チュウブ状を扁平状２ｂにする等して、グリップ体２の握り性や操作性を良くし且つ、保持感触に変化を持たせる構成にする。

次ぎに、本考案での請求項２での考案は、前記するする弾性線条体のポリウレタン線材等に、香料剤をブレンド或いは、含侵する事で香りの発散するものとしたグリップ体２が、筆記中の利用者の気分をそう快或いは、リラックスにする等の香料効能によって、筆記効率を促進可能な構成にする。（上記請求項１と図示共通とする）

次ぎにまた、請求項３での考案は、図５で述べるように、弾性線条体のポリウレタン等で螺旋状に形状処理された伸縮自在なグリップ体２にし、これにひねり等の外力付加によって容易に，棒軸握り部５を持つ用具や用品や工具等での例えば、釣り竿の握り部、ゴルフクラブの握り部，ハンマー等の握りを持つ不特定多数の生活用品Ｂの具備する棒軸状握り部５に着脱自在或いは、２重成形での構成からなる棒軸状用グリップとしている。

考案の効果

この考案は、上述の通り構成作用するので次ぎの優れた効果を奏する。即ち請求項１での効果は、ポリウレタン線条樹脂での螺旋状で伸縮自在での形状処理の施されたグリップ体構成の為、筆記具の軸部外周が異形で且つ、段差やテーパーがあっても、螺旋状の巻き方向逆に先端をひねることで、内径が広がり、先端の巻き方向にひねりを付加することで内径が縮小することで取り付け簡単で着脱自在で且つ、軸部での移動が自在でなるるグリップ体を提供出来、更には、必要にに応じて螺旋状の先端を引っ張りグリップ体の長さを変えることで握り性や保持感触に変化を持たせる事の出来る等で操作性の良い且つ、フリーメンテナンスの効く筆記具用グリップを提供出来る。

次ぎに、請求項２での効果は、香りの発散するグリップ体にする事で、嫌な汚れ匂いを消臭したり、様々な香り違いの選択で香料効能を発揮し、筆記中での気分をそう快にもリラックスにも出来ることで筆記効率を促進の出来る筆記具用グリップを提供出来る。

次にまた、請求項３での効果は、棒軸状握り部を持つ様々な生活用品に最適に装備の出来る滑り難い弱い握力で操作の出来る棒軸状用グリップを提供出来る。

以下に図示の実施例に基づいて本考案を更に詳細に説明する。即ち、図１、図２、図３図４は、本考案での第１実施例に基づく全体斜視図であるが、図１は筆記具Ａでの鉛筆の軸部１に密着巻き３でのグリップ体２が差し込み履装した弾性線条体の直径丸形２ａのポリウレタン線材での螺旋状の全体斜視図と図中別図は密着巻き３を伸ばして租巻き４でのグリップ体２の部分斜視図で、図２は前記するポリウレタン線材の直径がチュウブ状を扁平状２ｂからなる密着巻き３でのグリップ体２で、図３は前記する鉛筆の軸部１に履装した密着巻き３でのグリップ体２にキャップＣを差し込んだ鉛筆の全体を示す斜視図で、図４は前記する密着巻き３での螺旋状グリップ体２を筆記具Ａボーペンでの握り部が段差軸部１ａに履装した斜視図である。

本考案での第１実施例は、筆記具Ａの握り部に差し込み着脱自在のグリップ体２が、軟質或いは、硬質での弾性線条体のポリウレタン樹脂材を螺旋状に密着巻き３に巻き込んで、解けないように形状処理を施し、適当な長さに仕上げたグリップ体２で、当該弾性線条体の線径断面は、丸形２ａや異形や中空でなるチュウブ状やこのチュウブ状を扁平状２ｂなどの様々な線径断面からなり、これらの線径も太いものから細いものと様々で、必要に応じて選択可能な形態とし、材質のクッション性も硬質から軟質と選択の巾は特定するものだ無く、筆記具Ａの握り部に履装するグリップ体２はバラエティーに富んだ商品化を可能にし、鉛筆に差し込まれた線材での螺旋状のグリップ体２の端子を巻き方向にひねりの外力で鉛筆の軸部１に巻き込まれ、グリップ体２の食い付きが強くフィットし、巻き方向と逆方向にひねることでグリップ体２は緩み、先端を引っ張ることで密着巻き３から容易に租巻き４に変化することで、グリップ体２の握り性や操作性を良くし、更には、保持感触に多彩な変化を持たせることの出来る構成としている。

次ぎに、第２実施例では、上記するグリップ体２を構成する弾性線条体のポリウレタン樹脂材原料に香料材をブレンドし押出し成形機で線材が成形され、香りの出るこの線材は芯棒冶具に密着巻き３に巻き込まれ、加熱炉で形状処理されポリウレタン樹脂の持つ物性を損なう事無い螺旋状が加工されるが、この製法は線材の押出し成形機での巻き込み引き出しで螺旋状でなるコイル体を冷却する等での形状処理でも良く、螺旋状に加工されたコイル体は、所定の長さに切断することで、伸縮自在でクッション性でなる香りの出るグリップ体が完成するが、本実施例では最適なポリウレタンは、クッション性、引っ張り強さ、耐磨耗性、耐熱性、衝撃吸収性、耐薬品性等多くの優れた特性を持つことで、選択されるが、この樹脂材は特定する事無く、他の弾性体でなるエラストマー材等でも良い。

次ぎに、前記する実施例は筆記具Ａを対称とする実施例での構成作用を述べたが、第３実施例では、筆記具Ａ以外での棒軸状握り部５を具備する、生活用品Ｂを対象にする事で、従来に無い、前記で述べる様に、新しい効果を奏するグリップ体２を使う事で、数々の棒軸状用グリップを具現化している。即ち、グリップ体２は用品の握り部に後付けで、差し込みと着脱や取り出し或いは、メンテナンス等簡単な取り扱いの出来る棒軸状用グリップの構成としている。

本考案に係わる第１実施例で第２実施例重複しての全体を示す斜視図である。 本考案に係わる他での第１実施例を示す斜視図である。 本考案に係わる他での第１実施例を示す斜視図である。 本考案に係わる他での第１実施例を示す斜視図である。 本考案に係わる第３実施例を示す要部での斜視図である。

符合の説明

Ａ 筆記具
Ｂ 生活用品
Ｃ キャップ
１ 軸部
１ａ 段差軸部
２ グリップ体
２ａ 丸形
２ｂ 扁平状
３ 密着巻き
４ 租巻き
５ 棒軸状握り部

Claims (3)

1. 筆記具Ａの軸部１に滑り止めとして覆装する軟質弾性でなる筆記具用グリップにおいて、伸縮自在の弾性線条体のポリウレタン等で螺旋状に形状処理されたグリップ体２にし、これにひねり等の外力付加によって容易に、筆記具Ａの段差軸部１ａにも着脱自在に密着覆装し，且つ、当該螺旋状の弾性線条体の線径断面を丸形２ａ或いは、異形或いは、チュウブ状或いは、該チュウブ状を扁平状２ｂにする等して、グリップ体２の握り性や操作性を良くし且つ、保持感触に変化を持たせたことを可能にしたことを特徴とする、筆記具用グリップ。
2. 前記する弾性線条体のポリウレタン線材等に、香料剤をブレンド或いは、含侵する事で香りの発散するものとしたグリップ体２が、筆記中の利用者の気分をそう快或いは、リラックスにする等の香料効能によって、筆記効率を促進可能にした事を特徴とする請求項１記載の筆記具用グリップ。
3. 弾性線条体のポリウレタン等で螺旋状に形状処理された伸縮自在なグリップ体２にし、これにひねり等の外力付加によって容易に、棒軸状握り部５を持つ用具や用品等での例えば、釣り竿の握り部、ゴルフクラブの握り部、ハンマー等の握り部を持つ前記する筆記具Ａ以外での不特定多数な生活用品Ｂの具備する、棒軸状握り部５に着脱自在に密着覆装可能にしたことを特徴とする棒軸状用グリップ。

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