JP3143722B2 - フライ食品材及びフライ食品の製造方法 - Google Patents
フライ食品材及びフライ食品の製造方法Info
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Description
した食感を長時間保有させることを目的としたフライ食
品材及びフライ食品の製造方法に関する。
レストランなどで提供されるフライ食品は、セントラル
キッチン等で具材への衣付け・プレフライなどの、ある
程度の調理を済ませた冷凍品をファーストフードまたは
ファミリーレストランなどに搬入し、食用に供する際に
再加熱程度の簡単な調理を行うことが一般的と認められ
る。
てフライドチキンがあるが、フライドチキンの作り方と
しては、従来次の2つの方法が知られていた。 (A) 骨付鶏肉にバッターを付ける。 ブレッダーをまぶす。 プレフライする。 冷凍する。(以上セントラルキッチンの製造工程。
以下店舗の製造工程。) フライする。(内部まで加熱するためには、比較的
低温で長時間行う。) (B) 骨付鶏肉をスチーマーで前処理する。 前処理した骨付鶏肉にバッターを付ける。 ブレッダーをまぶす。 プレフライする。 冷凍する。(以上セントラルキッチンの製造工程。
以下店舗の製造工程。) フライする(通常のフライ)。
場合には、(A)、(B)方法共に、フライ直後はパリ
ッとしたクリスピーな食感があるが、時間の経過と共
に、衣が非常に柔かくなり、べたついた食感に変る問題
点があつた。また前記(A)方法では、低温長時間加熱
をするために、フライ食品が油っぽくなる問題点があ
り、さらに設備面では、セントラルキッチンにフライヤ
ーが必要になるなどの問題点もあつた。
ブレッダーを付けた後、スチーマーまたはスチームオー
ブンによりブレッダーを充分糊化させる前処理加熱によ
り、フライ直後のパリッとした食感を比較的長く(例え
ばフライ後2時間位)保持させることに成功し、前記従
来の問題点を解決したのである。
け、スチーマーまたはスチームオーブンにより前処理す
ることを特徴としたフライ食品材であり、具材にブレッ
ダーを付け、スチーマーまたはスチームオーブンにより
前処理した後、冷凍することを特徴としたフライ食品材
である。また方法の発明は、具材にブレッダーを付け、
スチーマーまたはスチームオーブンにより前処理した
後、常法によりフライすることを特徴としたフライ食品
の製造方法であり、具材にブレッダーを付け、スチーマ
ーまたはスチームオーブンにより前処理した後冷凍保存
し、食用に供する際に常法によりフライすることを特徴
としたフライ食品の製造方法である。次にスチーマーま
たはスチームオーブンによる前処理加熱温度を70℃以
上としたことを特徴とするものである。
満にすると、ブレッダーの糊化が不十分であるから、7
0℃以上の温度でなければならない。またスチーマーま
たはスチームオーブンの使用温度の上限は、通常200
℃付近であるから、前記器具を用いる限り、過加熱処理
となるおそれはないので、前処理加熱を70℃以上とし
た。この発明における標準的製造方法は下記の通りであ
る(骨付鶏肉使用)。
ターはなくてもよい)、ついでブレッダーをまぶす。次
にスチーマーまたはスーチムオーブン加熱による前処理
を行う。
0℃〜100℃で10分〜60分加熱する。前記におけ
る前処理加熱が不十分の場合には、良好な食感が得られ
ず、骨髄が固まらず、かつ肉に火が通らない。
品の目減りが多く、肉が固くなる。
くは100℃〜200℃で、5分〜30分間加熱する。
前記における前処理加熱が不十分の場合には、良好な食
感が得られず、骨髄が固まらず、かつ肉に火が通らな
い。
品の目減りが多く、肉が固くなり、衣が焦げやすくな
る。
で冷凍保存する。
されるものはいずれも使用可能である。バッターを使用
する場合には、澱粉類、コーンフラワーを主体とするこ
とが好ましい。この発明における前処理加熱は、スチー
マーまたはスチームオーブンによるものであるが、その
他の器具による加熱でも、フライ素材の水分を著しく低
下させない加熱方法、例えばフライ素材を密封状態(密
閉容器または密封包装)で電子レンジ加熱、レトルト加
熱またはボイルなどでも同じ効果が得られる。
ぶしてからスチーマーまたはスチームオーブンで前処理
し、さらにプレフライ調理の後、冷凍すれば、電子レン
ジ、オーブンまたはスチームオーブンなど、通常の再加
熱だけで十分食用に供し得るフライ食品を得ることがで
きる。
化状態の穀粉をブレッダーとして使用するフライ食品で
あればいずれも採用できる(但しパン粉を使用するフラ
イ食品を除く)。
フライ食品に関するもので、具材は、肉類、魚介類その
他のものが考えられる。またフライ食品としては、唐揚
げ、立田揚げ、フライドチキンなどに使用することがで
きる。
ーが十分糊化しているため、パリッとしたクリスピーな
食感が得られると共に、食感の経時的変化が遲くなる効
果がある(例えば揚げた直後の食感を2時間位保つこと
ができる)。また骨付肉の場合には、骨髄が加熱凝固し
ているため、血液が肉中に浸み出さない効果がある。次
に衣の結着性が良く、衣のはがれや、空洞が非常に少な
い。更に肉類、魚介類等の具材のまわりに衣が糊化・付
着しているために、肉汁・ゼラチン・油等の旨味成分が
内部に保持され、ジューシーな食感が得られるととも
に、製品の目減りも抑制される等の諸効果がある。
りにブレッダーが糊化・付着しているため、冷凍保存中
のブレッダーのはがれが少なくなり、その為にフライ時
にもブレッダーの飛散がなく、油の汚れが少なくなる効
果がある。またプレフライ工程がないために、生産者工
場にフライヤー設備が不必要であるなど設備費節減上の
効果もある。次に前処理加熱は工場生産の為に、具材の
性質に応じ、最適条件で自動的に均質製品を大量生産し
得るなどの諸効果がある。
レッダーを付着させ、直ちにスチーマーに入れ、前処理
(100℃、30分間)を行った。
0℃、30日間保存した後、冷凍品を170℃で7分間
フライした。
の製造法に従ってバッター、ブレッダーを付着させたも
のをスチームオーブンで前処理(140℃、15分間加
熱)し、実施例1と同様に冷凍保存後、この冷凍品を1
70℃で7分間フライした。
の製造法に従ってバッター、ブレッダーを付着させたも
のをスチームオーブンで前処理(180℃、10分間加
熱)し、実施例1と同様に冷凍保存後、この冷凍品を1
70℃で7分間フライした。
の製造法に従ってバッター、ブレッダーを付着させたも
のをスチーマーで前処理(100℃、8分間加熱)し、
実施例1と同様に冷凍保存語、この冷凍品を170℃で
7分間フライした。
の製造法に従ってバッター、ブレッダーを付着させたも
のをスチームオーブンで前処理(180℃、40分間加
熱)し、実施例1と同様に冷凍保存後、この冷凍品を1
70℃で7分間フライした。 (試験評価法)前記、実施例1〜3、比較例1〜2につ
き以下の2項目の試験評価を行った所、表2の結果を得
た。
間放置後の性状、食感を調べた。
の目減りが少ないことを示す(下記式による)。
ッダー、前処理加熱、(またはプレフライ)、冷凍後の
もので、喫食時のフライを行う前のフライ食品材をい
う。
の製造法に従ってバッター、ブレッダーを付着させたも
のをスチーマーで前処理(100℃、30分間)した
後、プレフライを170℃、4分間行った。
2ピースを電子レンジ(1300W)で1分間、解凍・
再加熱した。
ー、ブレッダーを付着させずにスチーマーで前処理(1
00℃、30分間)した。
法に従ってバッター、ブレッダーを付着させ、これをプ
レフライ170℃、1分間行った。
70℃、7分間フライした。
の製造法と同様にバッター、ブレッダー付着させたもの
を、スチーマー前処理を行わずに、プレフライを170
℃、3分間行った。
70℃、7分間フライした。 (試験評価法)前記実施例1、4、比較例3〜4につい
て、前記の官能試験、製品歩留の2項目の試験評価を行
った所、表3の結果を得た。
Claims (4)
- 【請求項1】 具材にブレッダーを付け、70〜100
℃で10〜60分スチーマーにより前処理し、または1
00〜200℃で5〜30分スチームオーブンにより前
処理したことを特徴とするフライ食品材。 - 【請求項2】 具材にブレッダーを付け、70〜100
℃で10〜60分スチーマーにより前処理し、または1
00〜200℃で5〜30分スチームオーブンにより前
処理した後、冷凍したことを特徴とするフライ食品材。 - 【請求項3】 具材にブレッダーを付け、70〜100
℃で10〜60分スチーマーにより前処理し、または1
00〜200℃で5〜30分スチームオーブンにより前
処理した後、常法によりフライすることを特徴としたフ
ライ食品の製造方法。 - 【請求項4】 具材にブレッダーを付け、70〜100
℃で10〜60分スチーマーにより前処理し、または1
00〜200℃で5〜30分スチームオーブンにより前
処理した後冷凍保存し、食用に供する際に常法によりフ
ライすることを特徴としたフライ食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04146483A JP3143722B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | フライ食品材及びフライ食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04146483A JP3143722B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | フライ食品材及びフライ食品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308926A JPH05308926A (ja) | 1993-11-22 |
JP3143722B2 true JP3143722B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=15408663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04146483A Expired - Fee Related JP3143722B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | フライ食品材及びフライ食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143722B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10397683B2 (en) | 2015-09-30 | 2019-08-27 | Apple Inc. | Case with torsion spring over-center mechanism |
US11172101B1 (en) | 2018-09-20 | 2021-11-09 | Apple Inc. | Multifunction accessory case |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054029A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Asahi Broiler:Kk | チキンカツ及びその製造法 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP04146483A patent/JP3143722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10397683B2 (en) | 2015-09-30 | 2019-08-27 | Apple Inc. | Case with torsion spring over-center mechanism |
US10397682B2 (en) | 2015-09-30 | 2019-08-27 | Apple Inc. | Earbuds with acoustic insert |
US11690428B2 (en) | 2015-09-30 | 2023-07-04 | Apple Inc. | Portable listening device with accelerometer |
US11172101B1 (en) | 2018-09-20 | 2021-11-09 | Apple Inc. | Multifunction accessory case |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05308926A (ja) | 1993-11-22 |
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