JP3142804B2 - 2次元液晶セルパラメータ検出方法及び装置 - Google Patents

2次元液晶セルパラメータ検出方法及び装置

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JP3142804B2 JP09248823A JP24882397A JP3142804B2 JP 3142804 B2 JP3142804 B2 JP 3142804B2 JP 09248823 A JP09248823 A JP 09248823A JP 24882397 A JP24882397 A JP 24882397A JP 3142804 B2 JP3142804 B2 JP 3142804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置等に用
いられる液晶セルのパラメータ、特に液晶セルの複数箇
所の液晶層の厚み、液晶分子配向の捩れの角度及び液晶
分子配向の規制力を同時に測定し、これらの2次元分布
を検出する2次元液晶セルパラメータ測定方法及び2次
元液晶セルパラメータ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶セルとしては、例えば、すべての液
晶分子が2枚の基板面に対し平行に配向しているが、そ
の配向方向が両基板間で徐々に捩れ、丁度90度捩れた
ツイステッドネマティック液晶セル(以下、「TNセ
ル」という)や、180度から270度程度捩れている
スーパーツイステッドネマティック液晶セル(以下、
「STNセル」という)等があり、ワードプロセッサや
パーソナルコンピュータのディスプレイ等の各種の液晶
表示装置に広く使われている。このようなTNセルやS
TNセルを用いた液晶表示装置においては、表示の品質
は2枚の基板間の距離、すなわち液晶層の厚みの均一性
及び液晶分子の配向の捩れの角度の分布等に強く依存す
る。また、液晶セルの重要なパラメータの一つであるア
ンカリングエネルギ−(液晶セル基板面における方位角
方向の配向規制力)は、2枚の基板間における液晶層の
厚みと液晶分子の配向の捩れの角度から求めることがで
きる。したがって、液晶セルを製造する際には、液晶層
の厚みや液晶分子の配向の捩れの角度を、特に液晶セル
全面に渡るその2次元分布を迅速且つ正確に検出するこ
とがきわめて重要である。
【0003】従来、液晶層の厚みを検出する方法として
は、液晶セルの静電容量や光学的位相差を測定すること
によって液晶層の厚みを検出する方法、液晶を封入する
前の空セルの状態で光干渉や静電容量を測定することに
よって液晶層の厚みを検出する方法、3次元形状測定法
を用いて2枚の基板の間隔を測定することによって液晶
層の厚みを検出する方法等が知られている。また、液晶
分子の配向の捩れの角度を検出する方法としては、2枚
の偏光板の間に液晶セルを配置し、光弾性変調素子によ
り光路差を調節して透過光強度特性のカ−ブフィッティ
ングを行うことによって液晶分子の配向の捩れの角度を
検出する方法等が知られている。また、2枚の偏光板の
間に液晶セルを配置し、液晶セル及び偏光板のいずれか
もしくはその両方を回転させて透過光強度が最大もしく
は最小となる角度を求め、ジョーンズマトリクス表示を
用いて液晶層の厚み及び液晶分子の配向の捩れの角度を
求める方法等が知られている。これらは、「J.App
l.Phys.」(Vol.69,頁1304)、「J
pn.J.Appl.Phys.」(Vol.33,頁
L434−L436)、「Jpn.J.Appl.Ph
ys.」(Vol.33,頁L1242−L124
4)、「Jpn.J.Appl.Phys.」(Vo
l.35,頁4434−4437)、「第22回液晶討
論会講演予稿集」(頁139−140)等に記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法は、液晶セルの静電容量や光学的位相差を測定
するものであるため液晶層の厚みを正確に検出すること
が難しい、光弾性変調素子や位相補償素子等の光路差変
調素子を必要とするため装置が複雑、高価となる、透過
光強度特性のカ−ブフィッティングを行いあるいは偏光
板や液晶セルを回転させて透過光強度が最大もしくは最
小となる角度を測定するものであるため装置が複雑、高
価であり、誤差が発生し易く、測定に長時間を要する等
の問題点があった。また、基本的にはレ−ザ光ビ−ムを
用いて液晶セルの1箇所における液晶層の厚みや液晶分
子の配向の捩れの角度を求める方法であるため、液晶層
の厚みや液晶分子の配向の捩れの角度等の液晶セルパラ
メータを液晶セルの複数箇所で同時に検出することがで
きない。このため、液晶セルの品質を容易、確実に判別
することができなかった。本発明は、前記問題点を解決
するために創案されたものであり、簡単な構成で、短時
間に精度よく液晶層の厚みや液晶分子の配向の捩れの角
度等の液晶セルパラメータを液晶セルの複数箇所で同時
に検出することができる2次元液晶セルパラメータ検出
方法及び2次元液晶セルパラメータ検出装置を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、液晶セルを透過した光の
透過光強度を液晶セルの複数箇所で同時に検出し、検出
した液晶セルの複数箇所の透過光強度に基づいて液晶セ
ルの複数箇所のストークスパラメータを求め、求めた液
晶セルの複数箇所のストークスパラメータに基づいて液
晶セルの複数箇所の液晶層の厚み及び液晶分子の配向の
捩れの角度の少なくとも一方を求めることを特徴とする
2次元液晶セルパラメータ検出方法である。また、請求
項2に記載の発明は、請求項1に記載の2次元液晶セル
パラメータ検出方法であって、光源、偏光方向がY軸方
向に設定された偏光子、液晶セル、検光子、光検出器を
Z軸に沿って配置し、検光子の偏光方向をX軸方向に設
定した時の光検出器の出力により液晶セルの複数個所の
透過光強度Ixを測定し、検光子の偏光方向をY軸方向
に設定した時の光検出器の出力により液晶セルの複数箇
所の透過光強度Iyを測定し、検光子の偏光方向をX軸
及びY軸に対して45度に設定した時の光検出器の出力
により液晶セルの複数箇所の透過光強度I45を測定し、
これらの測定値Ix、Iy、I45を用いて液晶セルの複
数箇所のストークスパラメータを求めることを特徴とす
る2次元液晶セルパラメータ検出方法である。 また、請
求項3に記載の発明は、請求項1に記載の2次元液晶セ
ルパラメータ検出方法であって、光源、偏光方向がY軸
方向に設定された偏光子、液晶セル、検光子、光検出器
をZ軸に沿って配置し、検光子の偏光方向をX軸方向に
設定した時の光検出器の出力により液晶セルの複数個所
の透過光強度Ixを測定し、検光子の偏光方向をY軸方
向に設定した時の光検出器の出力により液晶セルの複数
箇所の透過光強度Iyを測定し、検光子の偏光方向をX
軸及びY軸に対して45度に設定した時の光検出器の出
力により液晶セルの複数箇所の透過光強度I45を測定
し、検光子の偏光方向をX軸方向及びY軸方向に対して
45度に設定するとともに、液晶セルと検光子との間
に、軸方向を検光子の偏光方向に対して45度傾けて1
/4波長板を配置した時の光検出器の出力により液晶セ
ルの複数箇所の透過光強度Iq45を測定し、これらの測
定値Ix、Iy、I45、Iq45を用いて 液晶セルの複数
箇所のストークスパラメータを求めることを特徴とする
2次元液晶セルパラメータ検出方法である。また、請求
項4に記載の発明は、液晶セルを透過した光の透過光強
度を液晶セルの複数箇所で同時に検出する透過光強度検
出装置と、前記透過光強度検出装置により検出した液晶
セルの複数箇所の透過光強度に基づいて液晶セルの複数
箇所のストークスパラメータを求め、求めた液晶セルの
複数箇所のストークスパラメータに基づいて液晶層の複
数箇所の液晶層の厚み及び液晶分子の配向の捩れの角度
の少なくとも一方を求める処理装置を備えることを特徴
とする2次元液晶セルパラメータ検出装置である。請求
項1〜3に記載の2次元液晶セルパラメータ検出方法及
請求項4に記載に液晶セルパタメータ検出装置を用い
れば、簡単な構成で、短時間に精度よく液晶層の厚みや
液晶分子の配向の捩れの角度等の液晶セルパラメータを
液晶セルの複数箇所で同時に検出することができる。こ
れにより、液晶セルの液晶層の厚みや液晶分子の配向の
捩れの角度の2次元分布を短時間に容易に判別すること
ができ、液晶セルの品質を容易、確実に判別することが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。図1は、本発明の2次元液晶セル
パラメータ検出方法を実施するための2次元液晶セルパ
ラメータ検出装置の一実施の形態の概略構成図である。
図1において、1は白色光源等の光源であり、例えばハ
ロゲンランプが用いられる。光源1からの光はX軸及び
Y軸と直交するZ軸に沿って照射される。光源1として
は、液晶セル4の基板の複数箇所あるいは全面にほぼ垂
直に光を照射する光源を用いるのが好ましい。2は、色
フィルタであり、白色光源等の光源1から照射される光
を単色光に変換する。この色フィルタ2は、後述する1
/4波長板6を用いるために設けられており、光源1が
単色光源の場合には不要である。3は、偏光板(偏光
子)であり、偏光方向がY軸方向に設定されている。4
は、TNセル、STNセル等の液晶セルである。5は、
偏光板(検光子)であり、偏光方向をX軸方向、Y軸方
向、X軸及びY軸と45度の角度に設定可能に設けられ
ている。6は、1/4波長板であり、その軸方向を偏光
板5の偏光方向に対して45度傾けて液晶セル4と偏光
板5との間に挿入可能に設けられている。7は、CCD
カメラ等の液晶セル4の複数箇所を透過した光の透過光
強度を同時に検出することができる2次元の光検出器で
あり、液晶セル4の複数箇所の透過光強度検出信号を同
時に出力する。8は、デ−タ処理用のパ−ソナルコンピ
ュ−タ等の処理装置であり、光検出器7から出力される
液晶セル4の複数箇所の透過光強度信号に基づいて液晶
セル4の複数箇所におけるスト−クスパラメータ、さら
に液晶セル4の複数箇所における液晶層の厚みや液晶分
子の配向の捩れの角度等の液晶セルパラメータを同時に
求め、それらの2次元分布図等を表示画面やプリンタ等
に出力する。
【0007】次に、本発明の2次元液晶セルパラメータ
検出方法の第1の実施の形態の基本原理を説明する。こ
こで、図2に示すような座標系をとる。図2に示す座標
系において、入射側の偏光板3の偏光方向はY軸方向と
する。そして、液晶セル4の光入射側の液晶のダイレク
タ(配向方向)とX軸とのなす角度をα、液晶セル4に
おける液晶分子の配向の捩れの角度をφとする。したが
って、液晶セル4の出射側の液晶のダイレクタ(配向方
向)は角度φだけ捩れていることになる。また、入射光
は、Z軸(XY平面に垂直)に入射されるものとする。
【0008】光入射側の液晶のダイレクタがX軸と平行
となるように液晶セル4を配置すると、液晶セル4の偏
光作用を示すジョーンズマトリクスは(1)式のように
表される。
【数1】 なお、a* はaの共役複素数(虚数部の符号を反転させ
たもの)を表す。(1)式において、a、bは、
【数2】 であり、また、x、u、wは、
【数3】 である。ここで、ne は液晶分子の長軸に平行な偏波面
をもつ光(異常光)に対する屈折率、no は液晶分子の
長軸に垂直な偏波面をもつ光(常光)に対する屈折率、
λは光源1から照射される光の波長、θs はプレティル
ト角(液晶分子が基板から傾いている角度)、dは液晶
層の厚みである。(1)式における位相因子exp[j
(πd/λ)(ne ' +no )]は、この場合には重要
でないので、以下では省略する。
【0009】また、液晶セル4を透過した光の透過光強
度のX軸及びY軸方向の電界(偏光)成分Ex 及びEy
は(4)式のようなマトリクスで表される。
【数4】 ここで、(4)式におけるa、bを
【数5】 と定義すると、(2)式からa1、a2、b1、b2は
(6)式のように表される。
【数6】
【0010】また、(4)式のマトリクスの積から透過
光強度のX軸方向及びY軸方向の電界成分Ex 及びEy
は(7)式のように表される。
【数7】 したがって、液晶セル4を透過した光に対して、偏光状
態を示すスト−クスパラメータS0、S1、S2、S3
は、(8)式のように表される。
【数8】 なお、S0は通常は「1」であり、完全偏光に対しては
S02 =S12 +S2 2 +S32 となる。スト−クスパ
ラメータS0〜S3は、図3に示すようにポアンカレ球
の球面上の位置Pを表す。したがって、ポアンカレ球の
球面上の位置によって偏光状態がわかる。
【0011】ここで、ストークスパラメータS0〜S3
は(8)式に示されているようにa1、a2、b1、b
2の関数であり、a1、a2、b1、b2は(6)式に
示されているように液晶分子の配向の捩れの角度φ、
x、uの関数であり、x、uは(3)式に示すように液
晶層の厚みdの関数である。しかしながら、基本的には
スト−クスパラメータS1、S2、S3の内の2組が独
立したパラメータである。したがって、αが既知の場合
には、ストークスパラメータS1、S2、S3の中の2
組の値を求めることによって液晶分子の配向の捩れの角
度φ、液晶層の厚みdを求めることができる。スト−ク
スパラメータとα、φ、dの関係を図4に示す。図4
は、液晶としてK15を用い、波長が632.8nmの
光を照射し、液晶層の厚み10μmとし、αをそれぞれ
0度、30度、60度にした場合に、φを40度から9
0度の間で変化させた時のスト−クスパラメータS1、
S2の変化状態を示したものである。なお、図4に示す
ように、αの値によってスト−クスパラメータS1、S
2と液晶分子の配向の捩れの角度φとの関係が変化する
ので、αの値を選択することによってスト−クスパラメ
ータの検出誤差による液晶分子の配向の捩れの角度φの
検出精度への影響を少なくすることができる。
【0012】次に、図1に示した2次元液晶セルパラメ
ータ検出装置を用い、本発明の2次元液晶セルパラメー
タ検出方法の第1の実施の形態により液晶セルの複数箇
所における液晶分子の配向の捩れの角度φ及び液晶層の
厚みd等の液晶セルパラメータを同時に検出する処理を
説明する。まず、液晶セル4と光検出器7との間に配置
した偏光板5の偏光方向をX軸方向とし、その時の光検
出器7からの透過光強度検出信号により液晶セル4の複
数箇所の透過光強度Ixを測定する。次に、偏光板5の
偏光方向をY軸方向とし、その時の光検出器7からの透
過光強度検出信号により液晶セル4の複数箇所の透過光
強度Iyを測定する。次に、偏光板5の偏光方向をX軸
及びY軸と45度の角度をなすようにし、その時の光検
出器7からの透過光強度検出信号により液晶セル4の複
数箇所の透過光強度I45を測定する。次に、偏光板5の
偏光方向をX軸及びY軸と45度の角度をなすようにし
た状態で、偏光板5と液晶セル4との間に1/4波長板
6をその軸方向を偏光板5の偏光方向に対して45度傾
けて(すなわちY軸方向に向けて)配置し、その時の光
検出器7からの透過光強度検出信号により液晶セル4の
複数箇所の透過光強度Iq45を測定する。これらの測定
値Ix、Iy、I45及びIq45を用いてスト−クスパラ
メータを表すと、(9)式のようになる。
【数9】 ここで、(Ix +Iy )は透過光強度の値であり、
(9)式に示すスト−クスパラメータは(Ix+Iy)
で正規化を行っている。
【0013】したがって、液晶セル4の複数箇所の測定
値Ix、Iy、I45及びIq45に基づき、(9)式によ
り液晶セル4の複数箇所のスト−クスパラメ−タS1、
S2、S3を求めることができる。そして、求めた液晶
セル4の複数箇所のスト−クスパラメ−タS1、S2、
S3に基づき、(8)式、(6)式、(3)式により液
晶セル4の複数箇所の液晶分子の配向の捩れの角度φ及
び液晶層の厚みdを同時に求めることができる。ここ
で、スト−クスパラメ−タS1、S2の組を求める場合
には、Iq45の測定を省略することができる。この場合
には、1/4波長板が不要となるので、測定装置の構
成が簡略化される。これらの処理は、処理装置8で行わ
れる。処理装置8は、液晶セルの複数箇所のスト−クス
パラメ−タ、液晶セルの複数箇所の液晶分子の配向の捩
れの角度及び液晶層の厚みを表示画面やプリンタ等に出
力することも可能である。2次元分布の出力方法は、液
晶セルの複数箇所のスト−クスパラメ−タ、液晶セルの
複数箇所の液晶分子の配向の捩れの角度や液晶層の厚み
を表により出力する方法、グラフや図で出力する方法等
種々の方法を用いることができる。これにより、液晶セ
ルの部分的あるいは全面に渡るスト−クスパラメ−タ、
液晶分子の配向の捩れの角度や液晶層の厚みの分布を容
易に判別することができ、液晶セルの品質を容易、確実
に判別することができる。
【0014】以上では、αが既知の場合について説明し
たが、αが未知の場合にはαを求める処理が必要であ
る。例えば、偏光板3あるいは液晶セル4等を回転させ
て異なるαに対応するIx、Iy、I45及びIq45を測
定することによりαの値を求めることができる。
【0015】なお、S0は1であり、ストークスパラメ
ータの性質からS12 +S22 +S32 =1となるの
で、測定誤差を少なくするためにこの関係を使用するこ
とができる。すなわち、測定値Ix、Iy、I45、I
q45等に測定誤差がある場合にはS12 +S22 +S
2 =1とならなくなるが、測定値から求めたスト−ク
スパラメータに応じたポアンカレ球の位置に最も近いポ
アンカレ球の球面上の位置を判断し、その位置のスト−
クスパラメータを用いる。これにより、測定誤差を少な
くすることができる。
【0016】この実施の形態の液晶セルパラメータ検出
方法を用いる場合には、光検出器7が本発明の透過光強
度検出装置に相当する。
【0017】以上の実施の形態では液晶セルの入射側の
液晶分子の配向方向αを定めることが必要であったが、
液晶セルの入射側の配向方向αを定めることなく液晶セ
ルの複数箇所のスト−クスパラメータや、液晶セルの複
数箇所の液晶分子の配向の捩れの角度及び液晶層の厚み
を検出することもできる。本発明の2次元液晶セルパラ
メータ検出方法の第2の実施の形態の基本原理を説明す
る。この第2の実施の形態では、(1)式〜(7)式及
び(9)式は第1の実施の形態と同じ式を用いるが、a
1、a2、b1、b2により表されるスト−クスパラメ
ータの式が第1の実施の形態と異なる。
【0018】すなわち、(7)式に表されているよう
に、透過光強度のX軸方向及びY軸方向の電界成分Ex
及びEyは、αの正弦形関数を含んでおり、極値(最大
値または最小値)となる時の条件は(10)式で与えら
れる。
【数10】 ここでαmは、透過光強度のX軸方向及びY軸方向の電
界成分Ex及びEyが極値となる時のαである。この
(10)式を(7)式に代入することにより、透過光強
度のX軸方向及びY軸方向の電界成分Ex及びEyは、
液晶セル4の入射側の液晶分子の配向方向αと無関係に
表すことができる。
【0019】次に、この透過光強度のX軸方向及びY軸
方向の電界成分Ex及びEyを(8)式に代入すること
により、スト−クスパラメータS0〜S3は、液晶セル
4の入射側の液晶分子の配向方向αと無関係にa1、a
2、b1、b2のみによって表される。一例として、α
mが0度〜45度の間である時のスト−クスパラメータ
は(11)式のように表される。
【数11】
【0020】ここで、スト−クスパラメータS0〜S3
は(11)式に示されているようにa1、a2、b1、
b2の関数であり、a1、a2、b1、b2は(6)式
に示されているように液晶分子の配向の捩れの角度φ、
x、uの関数であり、x、uは(3)式に示されている
ように液晶層の厚みdの関数である。また、基本的には
スト−クスパラメータS1、S2、S3の内の2組が独
立したパラメータである。したがって、スト−クスパラ
メータS1、S2、S3の中の2組の値を求めることに
よって液晶分子の配向の捩れの角度φ、液晶層の厚みd
を求めることができる。
【0021】次に、図1に示した2次元液晶セルパラメ
ータ検出装置を用い、本発明の2次元液晶セルパラメー
タ検出方法の第2の実施の形態により液晶セルの複数箇
所における液晶分子の配向の捩れの角度φ及び液晶層の
厚みd等の液晶セルパラメータを同時に検出する処理を
説明する。まず、液晶セル4と光検出器7との間に配置
した偏光板5の偏光方向をX軸方向とし、液晶セル4の
複数箇所それぞれにおいて透過光強度が極値となる位置
(最も高くなる位置または最も小さくなる位置)に液晶
セル4を回転させ、その位置での光検出器7からの透過
光強度検出信号を読み取って透過光強度Ixを測定す
る。この場合、液晶セル4の複数箇所のそれぞれについ
て透過光強度が極値となる位置に回転させ、その位置で
の透過光強度を測定してもよいが、操作及び処理負担が
大きい。そこで、液晶セル4の複数箇所の透過光強度の
平均値が最大または最小となる回転位置、あるいは液晶
セル4の透過光強度の和が最大または最小となる回転位
置等に液晶セル4を回転させ、その位置での光検出器7
からの透過光強度検出信号を読み取って液晶セル4の複
数箇所それぞれにおける透過光信号Ixを測定するよう
にしてもよい。この方法を用いると、液晶セル4の複数
箇所の透過光強度Ixを簡易に測定することができ、操
作及び処理負担が軽減される。液晶セル4の複数箇所に
おける透過光強度の平均値や和等を表示する表示器等を
光検出器7等に設けると、液晶セル4を透過光強度が極
値となる位置に容易に回転させることができる。
【0022】次に、偏光板5の偏光方向をY軸方向と
し、その時の光検出器7からの透過光強度検出信号を読
み取って液晶セル4の複数箇所それぞれにおける透過光
強度Iyを測定する。次に、偏光板5の偏光方向をX軸
及びY軸と45度の角度をなすようにし、その時の光検
出器7からの透過光強度検出信号を読み取って液晶セル
4の複数箇所それぞれにおける透過光強度I45を測定す
る。次に、偏光板5の偏光方向をX軸及びY軸と45度
の角度をなすようにした状態で、偏光板5と液晶セル4
との間に1/4波長板6をその軸方向を偏光板5の偏光
方向に対して45度傾けて(すなわちY軸方向に向け
て)配置し、その時の光検出器7からの透過光強度検出
信号を読み取って液晶セル4の複数箇所それぞれにおけ
る透過光強度Iq45を測定する。
【0023】これらの測定値Ix、Iy、I45及びIq
45を用いてスト−クスパラメータを表すと、(9)式の
ようなる。したがって、測定値Ix、Iy、I45及びI
q45に基づき(9)式により液晶セル4の複数箇所のス
ト−クスパラメータS1、S2、S3を求めることがで
き、さらに(11)式、(6)式、(3)式により液晶
セル4の複数箇所の液晶分子の配向の捩れの角度φ及び
液晶層の厚みdを同時に検出することができる。これら
の処理は、処理装置8で行われる。以上のようにして液
晶セル4の複数箇所の透過光強度を極値において測定す
る場合には、光検出器7が、本発明の透過光強度検出装
置に相当する。
【0024】なお、処理装置8により液晶セル4を回転
させ、液晶セル4の位置及びその位置における液晶セル
4の複数箇所の透過光強度を記憶し、液晶セル4の複数
箇所の透過光強度の平均値あるいは和が最大または最小
となる位置に液晶セル4を回転させるとともに、その位
置における液晶セル4の複数箇所の透過光強度Ixを測
定する。そして偏光板5の偏光方向の制御、1/4波長
板6の挿入制御等を行って液晶セル4の複数箇所の透過
光強度Iy、I45、Iq45を測定するようにしてもよ
い。この場合には、光検出器7と処理装置8等が、本発
明の透過光強度検出装置に相当する。また、液晶セル4
を固定し、偏光板3及び5を同時に回転させて透過光強
度を測定してもよい。この場合には、系の座標を同時に
回転して測定すればよい。
【0025】本発明の2次元液晶セルパラメータ検出方
法の第2の実施の形態により液晶セルの複数箇所におけ
る液晶層の厚み及び液晶分子の配向の捩れの角度を同時
に検出したデ−タの2次元分布図を図5、図6に示す。
試料としては、以下のような液晶セルを用いた。透明導
電膜を付けたガラス基板に配向膜としてポリビニルアル
コ−ル(PVA)膜をスピンコ−ト法により塗布し、加
熱処理を行った後一方向に摩擦(ラビング)することで
液晶分子の配向処理を行った。そして、2枚の基板をガ
ラスファイバスペ−サを介して重ね合わせ、ネマティッ
ク液晶E7を封入した。この液晶セルは、液晶層の厚み
を10μmから20μmまで直線的に変化させ、液晶分
子の配向の捩れの角度を80度に設定したくさび型液晶
セルである。この液晶セルについて、液晶層の厚みが1
5μm付近の液晶層の厚み及び液晶分子の配向の捩れの
角度を検出し、2次元分布図を作成したところ、液晶層
の厚み(d)の2次元分布図は図5に、液晶分子の配向
の捩れの角度(ツイスト角度tw)の2次元分布図は図
6に示すような結果が得られた。
【0026】以上のように、本発明では、液晶層の厚み
や液晶分子の配向の捩れの角度等の液晶セルパラメータ
をスト−クスパラメータに基づいて検出するようにした
ので、測定装置の構成が簡単となり、また短時間に測定
することができる。また、高価な素子や、複雑な制御装
置等が不要であるので、安価である。また、液晶セルを
透過した光の透過光強度を測定するだけでよいので、静
電容量や光学的位相差等を測定する場合に比して測定精
度が高い。さらに、液晶セルのスト−クスパラメータ、
液晶分子の配向の捩れの角度や液晶層の厚み等の液晶セ
ルパラメータを液晶セルの複数箇所で同時に検出するこ
とができるので、その2次元分布により液晶セルの品質
を短時間に、容易、確実に判別することができる。
【0027】以上の実施の形態では、図1に示す測定装
置を用いて液晶セルの複数箇所のスト−クスパラメータ
を測定するようにしたが、スト−クスパラメータを測定
する測定装置はこれに限定されず、種々の測定装置を用
いることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3に記
載の2次元液晶セルパラメータ検出方法及び請求項4
記載の2次元液晶セルパラメータ検出装置を用いれば、
簡単な構成で、短時間に精度よく液晶層の厚みや液晶分
子の配向の捻れの角度等の液晶セルパラメータを液晶セ
ルの複数箇所で同時に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2次元液晶セルパラメータ検出方法を
実施するための2次元液晶セルパラメータ検出装置の一
実施の形態の構成図である。
【図2】入射光の偏光方向、液晶分子の配向方向及び液
晶分子の配向の捩れの角度を示す図である。
【図3】ポアンカレ球を示す図である。
【図4】スト−クスパラメータと液晶層の厚み及び液晶
分子の配向の捩れの角度との関係を示す図である。
【図5】本発明の液晶セルパラメータ検出方法を用いて
検出した液晶セルの複数箇所の液晶の厚さの2次元分布
図である。
【図6】本発明の液晶セルパラメータ検出方法を用いて
検出した液晶セルの複数箇所の液晶分子の配向の捩れの
角度の2次元分布図である。
【符号の説明】
1 光源(ハロゲンランプ) 2 色フィルタ 3 偏光板(偏光子) 4 液晶セル 5 偏光板(検光子) 6 1/4波長板 7 光検出器 8 処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 何 戦 秋田県秋田市手形山西町 市営住宅21棟 1号 (72)発明者 富樫 義弘 愛知県名古屋市東区矢田南5丁目1番14 号 名菱テクニカ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−172644(JP,A) 特開 昭54−130976(JP,A) 特開 平8−128946(JP,A) 特開 平10−153780(JP,A) 特開 平7−63670(JP,A) 特開 平6−289382(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 101 G02F 1/1337 G01M 11/00 G01B 11/00 G01N 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルを透過した光の透過光強度を液
    晶セルの複数箇所で同時に検出し、検出した液晶セルの
    複数箇所の透過光強度に基づいて液晶セルの複数箇所の
    ストークスパラメータを求め、求めた液晶セルの複数箇
    所のストークスパラメータに基づいて液晶セルの複数箇
    所の液晶層の厚み及び液晶分子の配向の捩れの角度の少
    なくとも一方を求めることを特徴とする2次元液晶セル
    パラメータ検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2次元液晶セルパラメ
    ータ検出方法であって、光源、偏光方向がY軸方向に設
    定された偏光子、液晶セル、検光子、光検出器をZ軸に
    沿って配置し、検光子の偏光方向をX軸方向に設定した
    時の光検出器の出力により液晶セルの複数個所の透過光
    強度Ixを測定し、検光子の偏光方向をY軸方向に設定
    した時の光検出器の出力により液晶セルの複数箇所の透
    過光強度Iyを測定し、検光子の偏光方向をX軸及びY
    軸に対して45度に設定した時の光検出器の出力により
    液晶セルの複数箇所の透過光強度I45を測定し、これら
    の測定値Ix、Iy、I45を用いて液晶セルの複数箇所
    のストークスパラメータを求めることを特徴とする2次
    元液晶セルパラメータ検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の2次元液晶セルパラメ
    ータ検出方法であって、光源、偏光方向がY軸方向に設
    定された偏光子、液晶セル、検光子、光検出器をZ軸に
    沿って配置し、検光子の偏光方向をX軸方向に設定した
    時の光検出器の出力により液晶セルの複数個所の透過光
    強度Ixを測定し、検光子の偏光方向をY軸方向に設定
    した時の光検出器の出力により液晶セルの複数箇所の透
    過光強度Iyを測定し、検光子の偏光方向をX軸及びY
    軸に対して45度に設定した時の光検出器の出力により
    液晶セルの複数箇所の透過光強度I45を測定し、検光子
    の偏光方向をX軸方向及びY軸方向に対して45度に設
    定するとともに、液晶セルと検光子との間に、軸方向を
    検光子の偏光方向に対して45度傾けて1/4波長板を
    配置した時の光検出器の出力により液晶セルの複数箇所
    の透過光強度Iq45を測定し、これらの測定値Ix、I
    y、I45、Iq45を用いて液晶セルの複数箇所のストー
    クスパラメータを求めることを特徴とする2次元液晶セ
    ルパラメータ検出方法。
  4. 【請求項4】 液晶セルを透過した光の透過光強度を液
    晶セルの複数箇所で同時に検出する透過光強度検出装置
    と、前記透過光強度検出装置により検出した液晶セルの
    複数箇所の透過光強度に基づいて液晶セルの複数箇所の
    ストークスパラメータを求め、求めた液晶セルの複数箇
    所のストークスパラメータに基づいて液晶層の複数箇所
    の液晶層の厚み及び液晶分子の配向の捩れの角度の少な
    くとも一方を求める処理装置を備えることを特徴とする
    2次元液晶セルパラメータ検出装置。
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