JP3142779B2 - 位置検知・データ伝送装置 - Google Patents

位置検知・データ伝送装置

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JP3142779B2
JP3142779B2 JP21205196A JP21205196A JP3142779B2 JP 3142779 B2 JP3142779 B2 JP 3142779B2 JP 21205196 A JP21205196 A JP 21205196A JP 21205196 A JP21205196 A JP 21205196A JP 3142779 B2 JP3142779 B2 JP 3142779B2
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達也 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軌道上を走行する車
両の位置検知および車上から地上へ向けてのデータ伝送
の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術について図5〜図8を参照して
説明する。図5の車両1には車上装置として、位置検知
用送信機17、位置検知用送信アンテナ18、データ伝
送用送信機19およびデータ伝送用アンテナ20が搭載
されている。一方、地上には、軌道に沿って、3相6対
式位置検知用交差誘導線5と、データ伝送用交差誘導線
7が平行に敷設され、図6に示すように3相6対式位置
検知用交差誘導線5からの信号を受けて車両の位置を検
知する3相6対式位置検知装置8と、データ伝送用交差
誘導線7からの信号を受けてデータを解読処理するデー
タ受信装置9が設置されている。
【0003】図7は、図5の3相6対式位置検知用交差
誘導線5に代えて3線式位置検知用交差誘導線10を敷
設した場合であり、図8は、図6の3相6対式位置検知
装置8に代えて3線式位置検知装置12を設置した場合
である。図5および図7の位置検知用送信機17は発振
器34を有しており、割り当てられた周波数f1(例えば
180KHz)の搬送波を発振する。この搬送波は位置
検知用送信アンテナ18へ送られ、該アンテナから地上
の位置検知用交差誘導線へ向けて送信される。
【0004】データ伝送用送信機19も割り当てられた
周波数f2(例えば230KHz)の搬送波を発振する発
振器35を有しており、発振された搬送波をFSK(Fre
que-ncy Shift Keying)変調器36で地上へ伝送すべき
データによってFSK変調し、データ伝送用アンテナ2
0から地上のデータ伝送用交差誘導線7へ向けて送信し
ている。
【0005】図5の3相6対式位置検知用交差誘導線5
は、2本の線を撚り合わせて途中で線の間を拡げて開口
部6を作り再び撚り合わせたものをU1、V1、W1、
U2、V2、W2の6対、開口部6が所定の間隔でずれ
て行くように配置し、これを距離2L毎に繰り返すよう
に敷設されている。そして、車両1の位置検知用送信ア
ンテナ18から送信された搬送波はこの開口部6で受信
される。従って、今車両1が左から右へ走行する場合を
考えると位置検知用送信アンテナ18が開口部6に近づ
くにつれて受信レベルが大きくなっていき真上に来たと
き最大となり離れて行くに従って小さくなって行く。
【0006】また、各開口部6の受信極性はU1、V
1、W1の対線の開口部6が正極性とすればU2、V
2、W2の対線の開口部6は負極性になるようにしてあ
る。こうして得られる6対の誘導線の信号を図6の3相
6対式位置検知装置8へ導き、フィルタ21を通して増
幅器22で増幅し検波器23で包絡線検波した後、対U
1と対U2の信号を加算器24で加算し、対V1と対V
2の信号を加算器24で加算し、対W1と対W2の信号
を加算器24で加算すると車両の移動距離xに対して数
式1、数式2、数式3に示すような3つの正弦波が得ら
れる。
【0007】
【数1】eU =Vsin(πx/L)
【0008】
【数2】eV =Vsin(πx/+2π/3)
【0009】
【数3】eW =Vsin(πx/L−2π/3)
【0010】これらの信号はそれぞれ変調器26へ送ら
れる。一方、発振器25は車両1の移動による上記正弦
波の角速度よりも充分大きい角速度ωで発振しており、
U相の変調器26へは sinωtなる信号を送り、V相の
変調器26へはsin(ωt+2π/3)なる信号を送り、
W相の変調器26へはsin(ωt−2π/3)なる信号を
送っており、各変調器26は、加算器24からの信号に
よって発振器25からの信号を振幅変調する。変調後の
信号をそれぞれ順にEU、EV、EW、とすれば、それぞれ数
式4、数式5、数式6で表される。
【0011】
【数4】EU =Vsin(πx/L)・sin ωt
【0012】
【数5】EV =Vsin(πx/L+2π/3)・sin(ωt
+2π/3)
【0013】
【数6】EW =Vsin(πx/L−2π/3)・sin(ωt
−2π/3)
【0014】こうして得られた信号EU、EV、EW を加算
器27で加算すると加算結果の信号Eは、数式7のよう
になる。
【0015】
【数7】 E=EU +EV +EW =(3V/2)cos(πx/L−ωt)
【0016】数式7を見ると、πx/Lは信号Eの初期
位相として入っている。従って、逆に信号Eの初期位相
φが測定されれば数式8によって車両1の移動距離xが
分かることになる。
【0017】
【数8】φ=πx/L ∴ x=Lφ/π
【0018】次に、データ伝送用アンテナ20から送信
された周波数f2 のFSK変調搬送波はデータ伝送用交
差誘導線7で受信され、受信された信号は図6のデータ
受信装置9へ送られデータの復調解読処理が行われる。
【0019】図7は、位置検知用の交差誘導線が3線式
の場合である。3線式の場合は上下に正弦波状にうねっ
ている線状導体3本を軌道方向に沿って2π/3ラジア
ンずつずらして敷設してある。車両1が位置検知用送信
アンテナ18から周波数f1 の連続波を送信しながら通
過していくとアンテナが正弦波状の線状導体の山部分を
通過するときには受信レベルが高く谷部分を通過すると
きは受信レベルが低くなる。従って受信レベルの強弱も
車両の移動につれて2π/3ラジアンずつずれて現れる
ことになる。そして、各導体から得られる信号をU、
V、Wとし線間レベル検出器11で各線間レベルである
U−V、V−W、W−Uを検出し、これを図8の3線式
位置検知装置12へ入力し、それぞれフィルタ21を通
し、増幅器22で増幅し、検波器23で包絡線検波する
と、数式9、数式10、数式11で表される信号eU-V
V-W、eW-U が得られる。
【0020】
【数9】eU-V =Vsin(πx/L)
【0021】
【数10】eV-W =Vsin(πx/L+2π/3)
【0022】
【数11】eW-U =Vsin(πx/L−2π/3)
【0023】これらの信号は3相6対式の場合の数式
1、数式2および数式3と同じ形になっているから、以
後3線6対式の場合と同じ処理をすることにより車両の
移動距離xが知れることとなる。データ伝送については
図5、図6の場合と全く同じである。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次の2つの問題がある。第1は使用周
波数帯域の問題である。従来は位置検知用に周波数f1
(例えば180KHz)を割り当て、データ伝送用には
周波数f2(例えば230KHz)を割り当てるというよ
うに異なる周波数を用いており、加えてデータ伝送用と
してはFSK変調を行うところから広い周波数帯域を必
要とする。その結果、複数の車両にそれぞれ異なる周波
数を割り当てようとすると多くの周波数帯域を必要とす
る点である。
【0025】第2の問題は、位置検知用交差誘導線の他
にデータ伝送用交差誘導線が設けられておりそのための
敷設コストがかさむという問題である。
【0026】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、第1の問題点に対しては1波で位置検知とデー
タ伝送を行える装置を提供することであり、第2の問題
点に対しては、従来の位置検知用交差誘導線をデータ伝
送にも利用できる装置を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために次の手段構成を有する。第1の構成は、
3相6対式位置検知用交差誘導線とデータ伝送用交差誘
導線とを用い、1波の搬送波で位置検知とデータ伝送を
行う構成であり、車上装置として (イ)地上へ向けて送信するための搬送波を発振する発
振器 (ロ)前記搬送波に対し、車上から地上へ伝送すべきデ
ータによって、周波数シフトキーイング変調を行う変調
器 (ハ)前記周波数シフトキーイング変調を受けた搬送波
を地上へ向けて送信するアンテナ を具備し、地上装置として (ニ)軌道に沿って敷設された3相6対式の位置検知用
交差誘導線 (ホ)前記3相6対式位置検知用交差誘導線からの信号
を受けて車両の位置を検知する位置検知装置 (ヘ)軌道に沿って敷設された2線式データ伝送用交差
誘導線 (ト)前記2線式データ伝送用交差誘導線からの信号を
受けてデータを解読処理するデータ受信装置 を具備することを特徴とする位置検知・データ伝送装置
である。
【0028】第2の構成は、3線式位置検知用交差誘導
線とデータ伝送用交差誘導線とを用い、1波の搬送波で
位置検知とデータ伝送を行う構成であり、車上装置とし
て、第1の構成の(イ)、(ロ)、(ハ)を具備し、地
上装置として (ニ)軌道に沿って敷設された3線式位置検知用交差誘
導線 (ホ)前記3線式位置検知用交差誘導線の各線間レベル
を検出出力する線間レベル検出器 (ヘ)前記線間レベル検出器からの3つの線間信号を受
けて車両の位置を検知する位置検知装置 (ト)軌道に沿って敷設された2線式データ伝送用交差
誘導線 (チ)前記2線式データ伝送用交差誘導線からの信号を
受けてデータを解読処理するデータ受信装置 を具備することを特徴とする位置検知・データ伝送装置
である。
【0029】第3の構成は、3相6対式位置検知用交差
誘導線と1波の搬送波で位置検知とデータ伝送を行う構
成であり、車上装置として、第1の構成の(イ)、
(ロ)、(ハ)を具備し、地上装置として (ニ)軌道に沿って敷設された3相6対式の位置検知用
交差誘導線 (ホ)前記3相6対式位置検知用交差誘導線からの信号
を受けて車両の位置を検知する位置検知装置 (ヘ)前記3相6対式位置検知用交差誘導線から6対の
信号を受けて6対のうち入力レベルが最大の対を順次選
択し選択された信号からデータを解読処理するデータ受
信装置 を具備することを特徴とする位置検知・データ伝送装置
である。
【0030】第4の構成は、3線式位置検知用交差誘導
線と、1波の搬送波で位置検知とデータ伝送を行う構成
であり、車上装置として、第1の構成の(イ)、
(ロ)、(ハ)を具備し、地上装置として (ニ)軌道に沿って敷設された3線式位置検知用交差誘
導線 (ホ)前記3線式位置検知用交差誘導線の各線間レベル
を検出出力する線間レベル検出器 (ヘ)前記線間レベル検出器からの3つの線間信号を受
けて車両の位置を検知する位置検知装置 (ト)前記線間レベル検出器からの3つの線間信号を受
けそのうち入力レベルが最大のものを順次選択し選択さ
れた信号からデータを解読処理するデータ受信装置 を具備することを特徴とする位置検知・データ伝送装置
である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明では、第1〜第4の構成と
も、車上からは、伝送すべきデータによってFSK変調
を受けた連続波1波だけを地上へ向けて送信する。第1
の構成においては、地上には従来通りの3相6対式位置
検知用交差誘導線とデータ伝送用交差誘導線が敷設さ
れ、車上からの送信波を受信し、それぞれ位置検知装置
とデータ受信装置へ入力する。従って、データ伝送につ
いては従来と全く同じである。異なる点は位置検知用の
信号として、伝送すべきデータによってFSK変調を受
け周波数がある定められた値の間で切り替わる搬送波を
受信しているという点である。
【0032】周波数の切り替わりによって影響を受ける
可能性があるのは、車上のアンテナと交差誘導線開口部
との結合の周波数特性による受信レベルの変化と、位置
検知装置内のフィルタを通過させた後のレベルがフィル
タの周波数特性によって変化するという点である。
【0033】しかしながら、この変化は6対の線の信号
に対して同じように変化するものであるから数式1、数
式2、数式3のVがすべて同時に変化することを意味す
る。従って、数式4、数式5、数式6、数式7で表され
る処理には全く影響されず、最終的に車両の位置を示す
xを求める数式8には信号のレベル変化の影響は全く現
れない。
【0034】また、位置検知装置内の検波器による包絡
線検波に於いては、包絡線に変化がなければ搬送波の周
波数が切り替わっても影響を受けないから問題はない。
かくして、本発明第1の構成においては、従来位置検知
用とデータ伝送用に周波数の異なる2波を用いていたも
のを1波で両機能を果たせるようにしたという利点があ
る。
【0035】第2の構成は、地上には従来通りの3線式
位置検知用交差誘導線と、データ伝送用交差誘導線が敷
設され、車上からの送信波を受信して、それぞれ3線式
用の位置検知装置およびデータ受信装置へ入力する。周
波数の切り替わりによる影響については、3線式におけ
る数式9、数式10、数式11が3相6対式の場合の数
式1、数式2、数式3と同じであり、以後の処理は3相
6対式の場合と同じであるので、第1の構成について述
べたと同様影響はない。
【0036】第3の構成は、地上に敷設する交差誘導線
は3相6対式のもの一式のみとし、これを位置検知用と
データ伝送用に共用するようにしたものである。従っ
て、位置検知装置は従来通り3相6対式に対応するもの
が用いられるが、データ受信装置には6対の信号を入力
しそのうち入力レベルの最も高いものを順次選択する機
能を持たせ選択された信号について従来通りのデータ解
読処理を行わせるようになっている。この構成では従来
のようなデータ伝送用交差誘導線が不要となった分だけ
建設費が低くなる。
【0037】第4の構成は、地上に敷設する交差誘導線
は3線式のもの一式のみとし、これを位置検知用とデー
タ伝送用に共用するようにしたものである。従って、位
置検知装置は従来通りの3線式に対応するものが用いら
れるが、データ受信装置へは3線の各線間レベルである
3つの信号(U−V、V−W、W−U)を入力し、その
うち入力レベルの最も高いものを順次選択機能により選
択された信号について従来通りのデータの解読処理を行
わせるようになっている。この構成も、従来のようなデ
ータ伝送用交差誘導線が不要となった分だけ建設費が低
くなる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の各構成の実施例を図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の構成の実施例の構
成を示す図である。車両1では、発振器2が発生した搬
送波を変調器3へ送り、ここで、車上から地上へ伝送す
べきデータでFSK変調をし、被変調搬送波をアンテナ
4から地上へ向けて送信する。即ち、従来のように2波
用いずに1波で位置検知とデータ伝送を行うのである。
地上には従来通り3相6対式位置検知用交差誘導線5と
データ伝送用交差誘導線7が軌道に沿って敷設されてお
り、それぞれ、通過中の車両1のアンテナ4から送信さ
れた搬送波を受信し、受信した信号をそれぞれ3相6対
式位置検知装置8およびデータ受信装置9へ送り、従来
通りの位置検知とデータ解読処理が行われる。
【0039】図2は、第2の構成の実施例の図であり、
図1の3相6対式位置検知用交差誘導線5および3相6
対式位置検知装置8をそれぞれ3線式位置検知用交差誘
導線10および3線式位置検知装置12に置き換えた実
施例の図である。以上、第1の構成、第2の構成におい
ては、従来、位置検知用とデータ伝送用に周波数の異な
る2波を用いていたものを1波で共用するように構成し
たことにより周波数帯域の利用効率を向上させることが
できる。
【0040】図3、本発明の第3の構成の実施例を示す
図である。車両1上の構成は、図1、図2と同様であり
送信波は1波である。地上は、3相6対式位置検知用交
差誘導線5のみが敷設され、データ伝送用交差誘導線7
は敷設されていない。3相6対式位置検知用交差誘導線
5で受信された信号は3相6対式位置検知装置8および
6対選択式データ受信装置13へ送られる。位置検知に
ついては従来通りの動作が行われる。
【0041】データ受信装置は、従来のようにデータ伝
送用交差誘導線7からではなく3相6対式位置検知用交
差誘導線5から信号を受ける。3相6対式の場合は、車
両1が走行するにつれ受信信号の現れる対はU1→V1
→W1→U2→V2→W2と順次代わって行くので、信
号を連続的に受けるには対を切り替えなければならな
い。そこで、データ受信装置としては6対選択式データ
受信装置13を用いている。
【0042】本装置ではU1、V1、W1、U2、V
2、W2の各信号は、フィルタ21、増幅器22、検波
器23でそれぞれ、ろ波、増幅、検波した後選択器14
へ接続され入力レベルの最大のものが選択されてデータ
解読処理が行われる。このように選択器を有するデータ
受信装置を用いることにより3相6対式位置検知用交差
誘導線5からの信号からデータを解読できることにな
る。
【0043】図4は、本発明の第4の構成の実施例の図
であり、図3の3相6対式位置検知用交差誘導線5と6
対選択式データ受信装置13をそれぞれ3線式位置検知
用交差誘導線10と3線選択式データ受信装置15に置
き換えたものである。位置検知は従来通り行われる。線
間レベル検出器11の出力U−V、V−W、W−Uは車
両の走行につれて強弱が順次変わって行くので、3線選
択式データ受信装置15はU−V、V−W、W−Uの各
信号をろ波、増幅、検波した後、選択器16でレベル最
大のものが選択されデータ解読処理が行われる。
【0044】以上、第3の構成、第4の構成において
は、車両からの搬送波を位置検知用とデータ伝送用とで
共用する1波とすることに加えて、データ受信装置に選
択器を設けることにより、位置検知用交差誘導線からの
信号からデータの解読ができるようにし、従来のデータ
伝送専用の交差誘導線を不要とした。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明第1の構成
および第2の構成においては、従来、位置検知用とデー
タ伝送用とで周波数の異なる2波を用いていたのに対
し、1波で共用とする構成にすることにより周波数帯域
の利用効率を向上させるという利点がある。第3の構成
および第4の構成においては、前記利点に加えて、複数
の入力ラインから順次入力レベル最大のラインを選択し
てデータ解読を行うデータ受信装置を用いることによ
り、位置検知用交差誘導線からの信号からデータの解読
ができるようになり、従来のデータ伝送専用の交差誘導
線の敷設を不要にしたという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の構成の実施例の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明第2の構成の実施例の構成を示す図であ
る。
【図3】本発明第3の構成の実施例の構成を示す図であ
る。
【図4】本発明第4の構成の実施例の構成を示す図であ
る。
【図5】従来の、車上装置の構成と3相6対式位置検知
用交差誘導線およびデータ伝送用交差誘導線を示す図で
ある。
【図6】3相6対式位置検知装置と従来のデータ受信装
置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の、車上装置の構成と3線式位置検知用交
差誘導線およびデータ伝送用交差誘導線を示す図であ
る。
【図8】3線式位置検知装置と従来のデータ受信装置の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 車両 2 発振器 3 変調器 4 アンテナ 5 3相6対式位置検知用交差誘導線 6 開口部 7 データ伝送用交差誘導線 8 3相6対式位置検知装置 9 データ受信装置 10 3線式位置検知用交差誘導線 11 線間レベル検出器 12 3線式位置検知装置 13 6対選択式データ受信装置 14 選択器 15 3線選択式データ受信装置 16 選択器 17 位置検知用送信機 18 位置検知用送信アンテナ 19 データ伝送用送信機 20 データ伝送用アンテナ 21 フィルタ 22 増幅器 23 検波器 24 加算器 25 発振器 26 変調器 27 加算器 28 フィルタ 29 A/D変換器 30 CPU 31 ROM 32 RAM 33 I/O 34,35 発振器 36 FSK変調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08C 17/00 B61L 25/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車上装置として (イ)地上へ向けて送信するための搬送波を発振する発
    振器 (ロ)前記搬送波に対し、車上から地上へ伝送すべきデ
    ータによって、周波数シフトキーイング変調を行う変調
    器 (ハ)前記周波数シフトキーイング変調を受けた搬送波
    を地上へ向けて送信するアンテナ を具備し、地上装置として (ニ)軌道に沿って敷設された3相6対式の位置検知用
    交差誘導線 (ホ)前記3相6対式位置検知用交差誘導線からの信号
    を受けて車両の位置を検知する位置検知装置 (ヘ)軌道に沿って敷設された2線式データ伝送用交差
    誘導線 (ト)前記2線式データ伝送用交差誘導線からの信号を
    受けてデータを解読処理するデータ受信装置 を具備することを特徴とする位置検知・データ伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 車上装置として、請求項1記載の
    (イ)、(ロ)、(ハ)を具備し、地上装置として (ニ)軌道に沿って敷設された3線式位置検知用交差誘
    導線 (ホ)前記3線式位置検知用交差誘導線の各線間レベル
    を検出出力する線間レベル検出器 (ヘ)前記線間レベル検出器からの3つの線間信号を受
    けて車両の位置を検知する位置検知装置 (ト)軌道に沿って敷設された2線式データ伝送用交差
    誘導線 (チ)前記2線式データ伝送用交差誘導線からの信号を
    受けてデータを解読処理するデータ受信装置 を具備することを特徴とする位置検知・データ伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 車上装置として、請求項1記載の
    (イ)、(ロ)、(ハ)を具備し、地上装置として (ニ)軌道に沿って敷設された3相6対式の位置検知用
    交差誘導線 (ホ)前記3相6対式位置検知用交差誘導線からの信号
    を受けて車両の位置を検知する位置検知装置 (ヘ)前記3相6対式位置検知用交差誘導線から6対の
    信号を受けて6対のうち入力レベルが最大の対を順次選
    択し選択された信号からデータを解読処理するデータ受
    信装置 を具備することを特徴とする位置検知・データ伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 車上装置として、請求項1記載の
    (イ)、(ロ)、(ハ)を具備し、地上装置として (ニ)軌道に沿って敷設された3線式位置検知用交差誘
    導線 (ホ)前記3線式位置検知用交差誘導線の各線間レベル
    を検出出力する線間レベル検出器 (ヘ)前記線間レベル検出器からの3つの線間信号を受
    けて車両の位置を検知する位置検知装置 (ト)前記線間レベル検出器からの3つの線間信号を受
    けそのうち入力レベルが最大のものを順次選択し選択さ
    れた信号からデータを解読処理するデータ受信装置 を具備することを特徴とする位置検知・データ伝送装
    置。
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CN108227708A (zh) * 2017-12-27 2018-06-29 广州市技田信息技术有限公司 一种移动机器人定位方法及其系统

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