JP3142648U

JP3142648U - 自立式メモ用紙

Info

Publication number: JP3142648U
Application number: JP2008002266U
Authority: JP
Inventors: 一郎 ▲高▼島
Original assignee: 株式会社Ｋａｎｋｏ
Priority date: 2008-04-10
Filing date: 2008-04-10
Publication date: 2008-06-19
Anticipated expiration: 2018-04-10

Abstract

【課題】情報を伝達すべき者の注意を惹きやすい様に特に配慮された自立式メモ用紙を提供する。
【解決手段】一対の対向したカーブカット部と、その側方に設けられた一対の対向した平行側辺部とによって囲まれた略小判状平面形状をなし、中央を横断する様に折り溝が形成されていると共に、前記折り溝の中間部分に両端が接する様に舌片状の切り込みが形成されており、表面側には宛名記入スペース、裏面側には情報記入スペースがそれぞれ設けられている紙片により自立式メモ用紙を構成した。
【選択図】図３

Description

この考案はメモ用紙、詳しくは、情報を伝達すべき者の注意を惹きやすい様に特に配慮された自立式メモ用紙に関するものである。

日常のオフィスワークや一般家庭における情報伝達には、簡単なメモ形式のものが多く利用されている。伝言メモによる情報伝達はそれ自体極めて簡単なものであるが、伝達の仕方によっては重要な役割を担わせることが可能である。このメモによる情報伝達は、伝えるべき相手はその場に不在である、ということが前提であるので、先ず相手方がメモの存在に気付いてくれること、及びメモの存在に興味を持ってくれることが何より必要である。
実用新案登録第３１３５９０７号公報実用新案登録第３１３２２０６号公報特開２００７−９５４４７号公報なし

つまり、メモによる情報伝達においては、注意喚起が決定的に重要であり、メッセージを受け取る側が興味を持たねば、自発的にメモを読むことはあり得ないので、メモによる情報伝達は成立しなくなってしまう。従って、従来においても、メッセージを受け取る側に注意を喚起させる様、情報の媒体であるメモ用紙に様々な工夫を凝らす試みはなされていたが、メモ用紙は使い捨てであり、低コストで提供出来ると共に、簡便に使用出来ることが必要であるので、構造的に工夫を凝らせる余地は少なく、これといって満足すべきものは見当たらなかった。本考案者はメモによる情報伝達に関し、上記従来の問題点を解決し、メッセージを受け取る側の注意を喚起し、興味と好感を持って情報を受け取ってもらえる様にすべく鋭意研究を行った結果、心を和ませつつ視覚的に注意を喚起することが出来るユニークなメモ用紙を開発することに成功し、本考案としてここに提案するものである。

一対の対向したカーブカット部と、その側方に設けられた一対の対向した平行側辺部とによって囲まれた略小判状平面形状をなし、中央を横断する様に折り溝が形成されていると共に、前記折り溝の中間部分に両端が接する様に舌片状の切り込みが形成されており、表面側には宛名記入スペース、裏面側には情報記入スペースがそれぞれ設けられている紙片によって自立式メモ用紙を構成することにより、上記課題を解決した。

図１はこの考案に係る自立式メモ用紙の一実施例の斜視図、図２はその裏面側から見た斜視図、図３はその使用状態の斜視図である。図中１は自立式メモ用紙の本体であり、一対の対向したカーブカット部２、２とその側方に設けられた一対の対向した平行側辺部３、３とによって囲まれた略小判状平面形状をなしており、中央を横断する様に折り溝４が形成されていると共に、本体１の中央には、前記折り溝４に両端５が接する様に小さな舌片状の切り込み６が形成されており、折り溝４に沿って本体１を山折りした場合、この舌片状の切り込み６が本体１から突出して摘める様になっている。

そして、この本体１の表面側には宛名記入スペース７、裏面側には情報記入スペース８が設けられている。又、この自立式メモ用紙を企業の販売促進用の無料提供品として用いる場合には、表面側に企業名やロゴマーク、商品名など顧客に告知したい情報を表示しても良い。そして、この本体１は多数が重畳され、平行側辺部３の一部に天糊９が付されて冊子状に綴られており、必要に応じて一枚ずつ分離できる様になっている。

この実施例は上記の通りの構成を有するものであり、この自立式メモ用紙を用いてメッセージを伝え様とするときは、天糊９によって冊子状に連綴されている自立式メモ用紙の本体１のうち、その一枚を剥がして、その表面側の宛名記入スペース７に相手方の名前やニックネーム等を、裏面側の情報スペース８にメッセージの内容をそれぞれ記入する。そして、中央の折り溝４から挟角が６０°位になる様に本体１を山折りにして自立出来る様にし、山折りにした際に本体１から突出した舌片状の切り込み６を摘んで机上などに載置して、メッセージ伝達の用に供する。この際、机上にはカーブカット部２で接触することになるので、自立させた際に点接触状態となり、安定を欠き、ゆらゆらと揺動することになる。なお、本体１を山折りする際の挟角を変えたり、折り返した箇所にクリップなど錘りを取り付るなどすれば、自立状態における揺れに変化を出すことも可能である。

この様に、この考案に係る自立式メモ用紙は、メッセージを伝達する為に机上に置いた場合、立体的であり、しかもゆらゆらと揺動するので、その立体的形状及びゆらゆらと揺れるかわいらしい挙動によって相手方の注意を視覚的に喚起し、しかもその注意喚起は心を和ませる“ゆらぎ”の現象に属するものなので、相手方に不快な感じを起こさせることなく、好印象を持たせつつ、このメモ用紙を取り上げさせ、その裏面に書かれているメッセージを確実に伝えることが出来る。又、伝達すべきメッセージは、裏面側に書かれているので、山折りされた本体を開いてみなければ、外部からは見えないので、情報の不用意な漏洩を防ぐことが出来、情報管理の面からも有効である。更に、これに触れればゆらゆらとかわいらしく揺動するので、遊び心を刺激し、机上のちょっとしたアクセントともなる。しかも、構造も簡単で、製造コストも低く、営業活動における販売促進用の“おまけ”所謂ノベルティグッズとしても最適で、表面側に企業名、ロゴマーク、商品名など顧客に告知したい情報を表示すれば、十分な告知効果を挙げることも可能となり、営業活動のツールとしても大きな価値を有する。

この考案に係る自立式メモ用紙の一実施例の斜視図。同じく、その裏面側から見た斜視図。同じく、その使用状態の斜視図。

符号の説明

１本体
２カーブカット部
３平行側辺部
４折り溝
５両端
６円弧状切り込み
７宛名記入スペース
８情報記入スペース
９天糊

Claims

一対の対向したカーブカット部と、その側方に設けられた一対の対向した平行側辺部とによって囲まれた略小判状平面形状をなし、中央を横断する様に折り溝が形成されていると共に、前記折り溝の中間部分に両端が接する様に舌片状の切り込みが形成されており、表面側には宛名記入スペース、裏面側には情報記入スペースがそれぞれ設けられていることを特徴とする自立式メモ用紙。