JP3161080U - 卓上型掲示具、卓上カレンダ - Google Patents

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晃司 西川
晃司 西川
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Abstract

【課題】卓上や陳列棚などの狭い場所に目立つ状態で載置することができて複数の掲示物を掲示あるいは表示できる卓上型掲示具を提供する。【解決手段】基台2と、該基台に立設したポール3と、該ポールにそれぞれ独立して水平旋回可能に取り付けた1〜複数枚の掲示板4a,4b,4cと、該掲示板のズリ落ちを防止すべくポールに取り付けた下支え具5と、を備えて構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、卓上に設置してその表面にメモを記した付箋紙を貼り付けたり、飲食店のテーブル上に設置してメニューや料理説明などを印刷したPOPカードを掲示したり、小売店の陳列棚に設置して商品の名称や価格、特徴などを掲示したり、更には、貼り付けの代わりにその掲示具の表面に掲示内容を印刷したりペン書きしたりすることにより卓上カレンダ、卓上メニュー表示具、卓上掲示版、等としても使用できる卓上型掲示具、及びそれを利用した卓上カレンダに関する。
備忘録や伝言メモとして紙面裏側の端部に剥がし易い糊を塗布した付箋紙が多用されている。メモ等を記した付箋紙は、書籍や書類、コンピュータ・ディスプレイの枠、デスク面等に貼り付けて残される。しかし、書類やデスク面に貼って残したのでは他の書類の下になって分からなくなったり、剥がれて行方不明になったり、貼った場所を忘れたりすることが多い。ディスプレイの枠に貼っておく場合は剥がれる心配がある。また、これらの方法は多数の付箋紙を残すには適さない。
他方、飲食店などではテーブル上にメニューや料理説明などを印刷したPOPカードなどの小掲示物を必要とすることが多いが、テーブル上に印刷物を横置きしたのでは場所をとる。自立型や立てかけ型にして場所をとらないようしたアイディアもあるが客の目に触れるのは印刷物の表面又は表裏面のみである(例えば、特許文献1、2参照)。
こうした問題に対処するため、卓上や陳列棚などの狭い場所に目立つ状態で載置することができ、小型にも関わらす複数の掲示物を掲示あるいは表示できる卓上型掲示具が求められている。
特開2002−189418号公報 実公昭61−25000号公報
本考案はこのような背景からなされたもので、その課題は卓上や陳列棚などの狭い場所に目立つ状態で載置することができて複数の掲示物を掲示あるいは表示できる卓上型掲示具、及びそれを利用した卓上カレンダを提供することにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の考案は、卓上や陳列棚などの狭い場所に目立つ状態で載置できて複数の掲示物を掲示あるいは表示させる卓上型掲示具であって、基台と、該基台に立設したポールと、該ポールにそれぞれ独立して水平旋回可能に取り付けた1〜複数枚の掲示板と、該掲示板のズリ落ちを防止すべくポールに取り付けた下支え具と、を備えることを特徴とする卓上型掲示具である。
このような構成の卓上型掲示具は卓上や陳列棚などの狭い場所に目立つ状態で場所をとらずに載置することができ、複数の掲示物を掲示あるいは表示することに使用できる。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の卓上型掲示具において、掲示板は厚紙又は薄いプラスチック製板をポールを通す孔を折り曲げ部に形成して二つ折りし、互いの接触面を貼り合わせて構成してあり、該掲示板を複数枚取り付ける場合には各掲示板におけるポールを通す孔を形成した部分は該孔にポールを通して取り付けたときに各掲示板が旗蝶番のごとく水平旋回するようにポール通過部分が重ならないように各折り曲げ部の一部を切除して形成してあることを特徴とする卓上型掲示具である。
このような構成によれば安価な材料を使用でき、製作も容易である。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の卓上型掲示具における1〜複数枚の掲示板の片面又は両面に暦を印刷して構成したことを特徴とする卓上カレンダである。
このような構成の卓上カレンダは、暦印刷面が水平旋回して趣がある。また、暦印刷面に余白部を設けて付箋紙を貼りつけておく個所とすることもできる。
卓上型掲示具1の外観斜視図である。 掲示板4aの正面図(1)と平面図(2)である。 掲示板4bの正面図(1)と平面図(2)である。 掲示板4cの正面図(1)と平面図(2)である。 掲示板4aを構成する厚紙の展開図である。 掲示板4aの他の実施形態の正面図(1)と平面図(2)である。 掲示板4aの他の実施形態の展開図である。 卓上型付箋紙掲示具としての使用例である。 卓上カレンダとしての応用例である。 卓上カレンダと付箋紙掲示具に併用した応用例である。
以下、本考案に係る卓上型掲示具の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、その卓上型掲示具1の外観斜視図である。卓上型掲示具1は基台2、ポール3、掲示板4a、4b、4c、下支え具5を備えて構成されている。
基台2はポール3を鉛直状態に維持するための円板状の台である。ポール3は細長の丸棒であり、下端部分を基台2の中央に設けられた孔にねじ込むことにより鉛直に支持されている。
掲示板4a、4b、4cは厚紙で形成され、ポール3にそれぞれが独立して水平旋回可能に取り付けられている。図2の(1)は掲示板4aの正面図、図2の(2)は掲示板4aの平面図、図3の(1)は掲示板4bの正面図、図3の(2)は掲示板4bの平面図、図4の(1)は掲示板4cの正面図、図4の(2)は掲示板4cの平面図である。
各掲示板4a、4b、4cは、矩形の厚紙を二つ折りして互いの接触面を接着剤で貼り合わせた構成になっている。図5は、その一つの掲示板4aを構成する厚紙の展開図である。二つ折りは、折り曲げ部に図2の(2)に示すようにポール3を通す孔8を形成した状態で折り曲げて重ね合わせてある。孔8の内径はポール3の外形にほぼ等しくしてある。そのため、孔8にポール3を通した状態では孔8の内面とポール3の外面との間に摩擦が生ずる。その摩擦のため掲示板4aは下にズリ落ちることはないが、ズリ落ちを確実に防止するためポール3の下方部分に下支え具5が取り付けてある。下支え具5はリング状の部品で、ポール3に接着剤で固定してある。
複数の掲示板4a、4b、4cは、孔8にポール3を通して旗蝶番のごとく水平旋回できるように取り付けてある。各掲示板4a、4b、4cにおけるポール3を通過させる部分はポール3に取り付けときに重ならないように、図2、図3、図4に示したように各折り曲げ部の一部を切除することにより位置をずらして形成してある。前述のように孔8の内面とポール3の外面との間に摩擦が生ずるように形成してあるので、各掲示板4a、4b、4cは手で旋回させて静止させた位置に停止し、放置しても簡単には位置ズレを生じない。ポール3の上端には見栄えをよくするためのキャップ6が取り付けてある。
上述した実施形態の図1では、掲示板の数は3枚としてあるが1〜複数枚としてもよい。掲示板の薄いプラスチック製板で製作してもよい。また、各掲示板は、図5の展開図に示したような左右対称の厚紙を折り曲げて二枚重ねに接着する構成に代えて、図6の(1)の正面図、図6の(2)の平面図、図7の展開図に示すように、ポール3を通す孔8部分の形成に必要な個所のみが二枚重ねになるようにして、その他の部分は厚紙一枚で構成されるようにしてもよい。
この卓上型掲示具1は小型に製作することで、卓上や陳列棚などの狭い場所に場所をとらずに載置することができる。掲示板は複数枚取り付けることが可能であり、各掲示板の表裏に複数の掲示物を掲示あるいは表示させることができるため、小型にも関わらず多数の掲示、表示が可能である。図8はその利用例の一つで、備忘録や伝言メモを記した付箋紙10を貼り付けておく卓上型付箋紙掲示具とした例である。この卓上型掲示具1は、卓上では目立つ存在であるため付箋紙を貼った場所を忘れてしまうことはない。掲示板は複数枚取り付けられているため多数の付箋紙を分類して貼り付けておくこともできる。飲食店などではテーブル上に載置してメニューや料理説明などを印刷したPOPカードなどを掲示しておく卓上型掲示具として使用できる。
図9は他の利用例で、複数の掲示板の表裏に暦を印刷して卓上カレンダ1aとした応用例である。図10は卓上カレンダ1aにおける暦印刷部の下部にスペースを設けておき、その部分を付箋紙10の貼り付け部とした応用例である。
図面中、1は卓上型掲示具、1aは卓上カレンダ、2は基台、3はポールと、4a、4b、4cは掲示板、5は下支え具、8はポールを通す孔、10は付箋紙である。

Claims (3)

  1. 卓上や陳列棚などの狭い場所に目立つ状態で載置できて複数の掲示物を掲示あるいは表示させる卓上型掲示具であって、
    基台と、
    該基台に立設したポールと、
    該ポールにそれぞれ独立して水平旋回可能に取り付けた1〜複数枚の掲示板と、
    該掲示板のズリ落ちを防止すべく前記ポールに取り付けた下支え具と、を備えることを特徴とする卓上型掲示具。
  2. 請求項1に記載の卓上型掲示具において、前記掲示板は厚紙又は薄いプラスチック製板を前記ポールを通す孔を折り曲げ部に形成して二つ折りし、互いの接触面を貼り合わせて構成してあり、該掲示板を複数枚取り付ける場合には各掲示板における前記ポールを通す孔を形成した部分は該孔に前記ポールを通して取り付けたときに各掲示板が旗蝶番のごとく水平旋回するようにポール通過部分が重ならないように各折り曲げ部の一部を切除して形成してあることを特徴とする卓上型掲示具。
  3. 請求項1又は2に記載の卓上型掲示具における前記1〜複数枚の掲示板の片面又は両面に暦を印刷して構成したことを特徴とする卓上カレンダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2633424C1 (ru) * 2016-04-12 2017-10-12 Общество с ограниченной ответственностью "Компания Умный ДОМ" Одностраничный настольный календарь

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