JP3142329B2 - 薄膜製造装置 - Google Patents

薄膜製造装置

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JP3142329B2 JP03304340A JP30434091A JP3142329B2 JP 3142329 B2 JP3142329 B2 JP 3142329B2 JP 03304340 A JP03304340 A JP 03304340A JP 30434091 A JP30434091 A JP 30434091A JP 3142329 B2 JP3142329 B2 JP 3142329B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜形成に気体が関与
する薄膜製造装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】気体が薄膜形成に関与する薄膜形成技術
は、化学気相成長法等多くのものが知られている。この
ような技術を用いて薄膜を形成する場合、一般に、独立
の供給源から反応容器内に原料気体を導入し、反応容器
内で基板上に薄膜を形成する。意図する薄膜の種類に応
じ、導入する原料ガスを逐次バルブの開閉により切り替
える。この場合、一の気体を反応容器内に導入しようと
して、バルブを閉めた状態から瞬時に開けた場合、流路
内の気体の流れが急激に変化するため、流量が過渡的に
設定値から大きく変動する。この原料気体の流量の変動
は、薄膜製造工程を制御する上で悪影響を与える。例え
ば、複数種の原料気体を用いて気相反応により半導体上
に化合物半導体混晶薄膜を堆積させる工程においては、
流量の変動が気相反応の速度、堆積速度の変動を引き起
こし、膜厚および組成の制御性を著しく低下させる。
【0003】そのため、上述した流量の過渡的な変動が
生じないように、二連切り替えバルブを用いて、反応容
器に供給される気体の流れを制御する方法が開発され
た。この方法では、二連切り替えバルブを用いることに
より、反応容器に気体を導入しない時でも別の排気系に
気体を流した状態で保持している。すなわち、常に一定
量の気体が流れた状態にあり、二連切り替えバルブによ
り流れの経路のみを切り替える。これにより、切り替え
時に流量が過渡的に設定値から大巾にずれることがなく
なる。しかしながら、この場合でも二連切り替えバルブ
から先の経路の排気コンダクタンスが、反応容器と別の
排気系とについてそれぞれ異なる場合は、切り替え時に
流量変化の遅延が生じることは避けられない。そのた
め、二連切り替えバルブから先の二つの系統(反応容器
につながる主系統、及び独立した排気系統)のコンダク
タンスが等価になるように設計することが望ましい。こ
れは、気体原料が1種類の場合には、二つの系統を形成
する配管の太さと長さを等しくすることにより容易に解
決できる。しかし、排気系の排気と反応容器の排気が共
通のポンプによって行われているため、複数の原料気体
供給系統について、すべて主系統と排気系統の配管の長
さを等しく設計することは、幾何学的な困難を伴うこと
が多い。さらには、主系統のバルブを開いた状態から閉
じたときに気体の流れを素早く切り替えるため、主系統
のバルブを反応容器の直近に設置することが要求され、
益々困難になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、複数の原
料気体についても、バルブ切り替え時における流量の変
動を極力防止することができる薄膜製造装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、薄膜形成に関与する気体の導入口手段を
備えた反応容器と、該反応容器を所定の減圧度に排気す
るための第1の排気手段を含む第1の排気系と、真空容
器および該第1の排気手段とは独立に配置され、該真空
容器を所定の減圧度に排気するための第2の排気手段を
含む第2の排気系と、該気体の流れを該反応容器および
該第2の排気系のいずれか一方の常時指向させるための
切り替え手段とを具備し、前記切り替え手段から前記反
応容器に至る気体の経路と、前記切り替え手段から前記
第2の排気系の前記真空容器に至る気体の経路とを実質
的に同じ長さとすることによって、該切り替え手段の後
流側において、該反応容器を経由する第1の排気系の排
気コンダクタンスと、該第2の排気系の排気コンダクタ
ンスと実質的に等価に設定したことを特徴とする薄膜
製造装置を提供する。
【0006】本発明の好ましい態様においては、前記第
2の排気系の前記真空容器は、前記気体導入口手段の近
傍で前記反応容器を包囲するように配設される。
【0007】また本発明は、薄膜形成に関与する気体の
導入口手段を備えた反応容器と、該反応容器を所定の減
圧度に排気するための第1の排気手段を含む第1の排気
系と、該第1の排気手段とは独立に配置された第2の排
気手段を含む第2の排気系と、該気体の流れを該反応容
器および該第2の排気系のいずれか一方の常時指向させ
るための切り替え手段とを具備し、前記切り替え手段か
ら前記反応容器に至る気体の経路と、前記切り替え手段
から前記第2の排気手段に至る気体の経路とを実質的に
同じ長さとすることによって、該切り替え手段の後流側
において、該反応容器を経由する第1の排気系の排気コ
ンダクタンスと、該第2の排気系の排気コンダクタンス
とを実質的に等価に設定したことを特徴とする薄膜製造
装置を提供する。 この場合、前記第2の排気手段は、前
記反応容器の気体導入口手段の直近に設けられることが
好ましい。
【0008】
【作用】本発明の薄膜製造装置においては、反応容器の
排気手段(第1の排気手段)とは独立に第2の排気手段
が設けられるので、第2の排気手段を反応容器の近傍に
設置することができるとともに、切り替え手段の後流側
において、反応容器を経由する第1の排気系の排気コン
ダクタンスと、第2の排気系の排気コンダクタンスとが
実質的に等価に設定されているので、切り替え手段の切
り替え時に、原料気体の流量変化の素早い応答が得られ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の薄膜製造装
置を説明する。図1に、本発明の薄膜製造装置の一実施
例を示す。
【0010】本薄膜製造装置は、縦型円筒形状の反応容
器11を含む。反応容器11は、ステンレススチール製
であり、その上面に、複数、例えば4本の気体導入用セ
ルポート121 、122 、123 および124 が同心円
上に設けられている。反応容器11は、その底部に連設
された排気手段、例えばターボ分子ポンプ13により真
空排気され、容器内を超高真空に排気することができ
る。
【0011】外部真空容器14が、反応容器11の上部
の周囲を取り囲んで、反応容器の気体導入用セルポート
121 、122 、123 および124 の近傍に配置され
ている。外部真空容器14は、中空環状円筒形であり、
反応容器11の排気手段である分子ポンプ13とは独立
の排気装置19を有し、これにより排気される。
【0012】原料気体の導入のために、4本の配管16
1 、162 、163 および164 が設けられている。配
管161 〜164 には、原料気体の供給源(図示せず)
が独立に接続されている。原料気体としては、モノシラ
ンガス(SiH4 )、ゲルマンガス(GeH4 )、ジボ
ランガス(B2 6 )およびフォスフィンガス(P
3 )を例示することができる。各配管161 〜164
の二連切り替えバルブ15の上流側には、供給源からの
各原料気体の流量を制御するマスフローコントローラー
(図示せず)が取り付けられている。
【0013】各配管は気体の後流側において、反応容器
側と外部真空容器側とに分岐している。一方の分岐管1
1a、162a、163aおよび164aは、それぞれ、反応
容器の気体導入用セルポート121 、122 、123
よび124 にそれぞれ連通して接続され、他方の分岐管
161b、162b、163bおよび164bは、外部真空容器
14に連通して接続されている。
【0014】二連切り替えバルブ15が、各分岐管に取
り付けられている。二連切り替えバルブ15は、気体導
入用セルポート12および外部真空容器14に近い位置
にあり、連動して作動する反応容器側バルブ15aおよ
び外部真空容器側バルブ15bの開閉により、原料気体
の流れを切り替えることができる。これにより、目的の
原料気体は反応容器11側に導入され、それ以外の原料
気体は、常に排気している外部真空容器14側に導入さ
れる。すべての原料気体は、素早い応答で切り替えら
れ、常時いずれかの経路に流すことができる。
【0015】なお、反応容器11内には、基板保持器1
7が設置され、反応容器の側面には回転・温度制御機構
18が取り付けられている。回転・温度制御機構18
は、基板保持器17の回転および温度を制御する。
【0016】本装置において、バルブ15から気体導入
用セルポート121〜124 および外部真空容器までの
配管の太さおよび長さを、すべて等しく設計することに
より、バルブ15から先の、反応容器11を経由する排
気系の排気コンダクタンスと、外部真空容器14を経由
する排気系の排気コンダクタンスとが等価に設定されて
いる。
【0017】以下に、本装置を用いて、二連切り替えバ
ルブ15により複数の原料気体の流れを外部真空容器1
4側から反応容器11側、および反応容器側から外部真
空容器側に切り替えたときの流量変化を、反応容器内に
設置したビームフラックスモニター(BFM)により測
定した結果を示す。
【0018】第一の測定例として、まず、3SCCMのモノ
シランガスおよび0.05SCCMのフォスフィンガスを反
応容器11側に流し、1SCCMのゲルマンガスおよび0.
02SCCMのジボランガスを外部真空容器14側に流した
状態にした。次にモノシランガスの流れを反応容器11
に流した状態に維持し、フォスフィンガスの流れを外部
真空容器側に切り替えると同時に、ゲルマンガスおよび
ジボランガスの流れを反応容器側に切り替えた。このと
きの流量変化を図2に示す。図2より、ガスの流れの切
り替えによる流量のオーバーシュートおよびアンダーシ
ュートはほとんどみられない。
【0019】第二の測定例として、2SCCMのゲルマンガ
スを反応容器11側に流し、5SCCMのモノシランガスお
よび0.05SCCMのジボランガスを外部真空容器14側
に流した状態にした。その後、ゲルマンガスを外部真空
容器側に切り替えると同時に、モノシランガスおよびジ
ボランガスを反応容器側に切り替えた。このときの流量
変化を図3に示す。第一の測定例と同様に、ガスの切り
替えによる流量のオーバーシュートおよびアンダーシュ
ートはほとんどみられない。
【0020】第一および第二の測定例から、本発明の装
置を用いると、切り替えバルブ15から気体導入用セル
ポート121 〜124 および外部真空容器14までの距
離が短いので、ガスの経路を切り替えた際に流量変化の
素早い応答が得られることがわかる。
【0021】本発明の別の実施例を図4に示す。横型円
筒形状の反応容器21は、複数の、例えば2本の気体導
入用セルポート221 および222 を一方の端面の上部
に有している。また、同じ端面の下部には、原料固体を
加熱して蒸気にする2本の気化器291 および292
設けられている。もう一方の端面には、反応容器21を
排気するためのポンプ23が連設されている。
【0022】反応容器21の頂部には、反応容器21を
排気するためのポンプ23とは独立の排気装置24が、
気体導入用セルポート221 および222 に近接して設
置されている。
【0023】原料気体の導入のために、2本の配管26
1 および262 が設けられている。配管261 および2
2 には、原料気体の供給源(図示せず)が独立に接続
されている。各配管261 、262 の二連切り替えバル
ブ25の上流側には、供給源からの各原料気体の流量を
制御するマスフローコントローラー(図示せず)が取り
付けられている。
【0024】各配管は気体の後流側において、反応容器
側と排気装置側とに分岐している。一方の分岐管2
1a、262aは、それぞれ反応容器の気体導入用セルポ
ート221 、222 にそれぞれ連通して接続され、他方
の分岐管261b、262bは、排気装置24に連通して接
続されている。
【0025】二連切り替えバルブ25が、前述の実施例
の場合と同様に取り付けられており、同様にして原料気
体の流れを切り替えることができる。これにより、目的
の原料気体は反応容器21側に導入され、それ以外の原
料気体は、排気装置24側に導入される。すべての原料
気体は、素早い応答で切り替えられ、常時いずれかの経
路に流すことができる。
【0026】なお、反応容器21内には、上部から基板
保持器27が取り付けられ、反応容器の頂部には回転・
温度制御機構28が設置されている。回転・温度制御機
構は、基板保持器27の回転および温度を制御する。
【0027】前述の実施例の場合と同様に、本装置にお
いても、バルブ25から気体導入用セルポート22およ
び排気装置24までの配管の太さおよび長さを、すべて
等しく設計することにより、バルブ25から先の、反応
容器21を経由する排気系の排気コンダクタンスと、排
気装置24の排気コンダクタンスとが等価に設定されて
いる。
【0028】本装置においては、2種類の気体原料と2
種類の固体原料とを使用することができる。原料気体
は、真空容器に導入された後、クラッカーセル内で高温
加熱により分解され、成長用基板に供給される。固体原
料の供給は、原料金属を加熱して得られる蒸気の圧力を
制御することにより制御される。以下に、本装置を用い
て作製した薄膜の組成分布を分析した結果を示す。
【0029】固体原料としては、ガリウムおよびインジ
ウムを用い、気体原料としては、アルシンおよびフォス
フィンを使用した。前記原料により、 InP基板上に InP
バファー層および InGaAsP層を成長させた。基板温度は
580℃、ガリウムおよびインジウムのセル温度はそれ
ぞれ1100℃および950℃である。まず、3SCCMの
フォスフィンを反応容器21側に、2.5SCCMのアルシ
ンを排気装置24側に流した状態にした。その後、二連
切り替えバルブ25を切り替えることにより、フォスフ
ィンを排気装置側に流すと同時に、アルシンを反応容器
側に流した。得られた成長層について、深さ方向の組成
分布を、二次イオン質量分析計で測定した結果を図5に
示す。図5において、急峻なヘテロ界面が得られてお
り、本装置を使用した場合も、実施例1の場合と同様
に、ガスの経路を切り替えた際の流量変化の遅延が押さ
えられたことがわかる。
【0030】比較例として、従来技術により設計された
薄膜製造装置を図6に示す。図6に示す装置は、縦型円
筒形状の反応容器31および排気装置34を含む。排気
装置34は、反応容器31を排気して目的の原料気体を
導入する作用と、目的の原料気体以外の気体を流す、独
立した排気系としての作用とを有する。
【0031】反応容器31は、その側面の上部に、3本
の気体導入用セルポート321 、322 および323
有している。また、側面の下部に設けられた排気用配管
33により、離れて設置された排気装置34に接続され
ている。
【0032】原料気体の導入のために、3本の配管36
1 、362 および363 が設けられている。配管3
1 、362 および363 には、原料気体の供給源(図
示せず)が独立に接続されている。各配管361 、36
2 の二連切り替えバルブ35の上流側には、供給源から
の各原料気体の流量を制御するマスフローコントローラ
ー(図示せず)が取り付けられている。
【0033】各配管は気体の後流側において、反応容器
側と排気装置側とに分岐している。一方の分岐管3
1a、362aおよび363aは、それぞれ反応容器の気体
導入用セルポート321 、322 および323 にそれぞ
れ連通して接続され、他方の分岐管361b、362bおよ
び363bは排気装置34に連通して接続されている。
【0034】二連切り替えバルブ35が、分岐した配管
に取り付けられている。二連切り替えバルブ35は、連
動して作動する反応容器側バルブ35aおよび排気装置
側バルブ35bにより原料気体の流れを切り替えること
ができる。これにより、目的の原料気体は反応容器側に
導入され、それ以外の原料気体は排気装置側に導入され
る。
【0035】なお、反応容器31内には、基板保持器3
7が設置され、その下部には、回転・温度制御機構38
が取り付けられている。回転・温度制御機構は、基板保
持器37の回転および温度を制御する。
【0036】本装置においては、各二連切り替えバルブ
35から反応容器31への排気コンダクタンスは、排気
装置34に対する排気コンダクタンスと全て等価になる
ように設計されているが、バルブから反応容器31まで
の配管距離は長い。
【0037】本装置を用いて、5SCCMのモノシランガス
を反応容器側に、2SCCMのゲルマンガスを排気装置側に
5秒間、流した。その後、二連切り替えバルブを切り替
えることにより、モノシランガスを排気装置側に流すと
同時に、ゲルマンガスを反応容器側に流し、10秒毎に
交互に流したときの反応容器内部で測定した気体の流量
の時間変化を図7に示す。本図より、配管の長さに起因
する気体の流量変化の遅延が1秒以上生じていることが
わかる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の薄膜製造
装置において、二連切り替えバルブから先の、反応容器
を経由する排気系の排気コンダクタンスと独立した真空
容器を経由する排気系の排気コンダクタンスとを等価に
したことにより、供給気体の流れを急峻にして安定に切
り替えることができ、それにより、良質な界面を持つ半
導体結晶薄膜を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜製造装置の一実施例を示す図。
【図2】本発明の薄膜製造装置において、原料気体(モ
ノシラン、フォスフィン、ゲルマンおよびジボラン)の
流れを切り替えたときの反応容器内部における気体流量
の変化を示す図。
【図3】本発明の薄膜製造装置において、原料気体(ゲ
ルマン、モノシランおよびジボラン)の流れを切り替え
たときの反応容器内部における気体流量の変化を示す
図。
【図4】本発明の薄膜製造装置の他の実施例を示す図。
【図5】本発明の薄膜製造装置を用いて作製したInGaAs
P/InP 薄膜について、深さ方向の組成分布を、二次イオ
ン質量分析計により分析した結果を示す図。
【図6】従来技術により設計された薄膜製造装置を示す
図。
【図7】従来技術により設計された薄膜製造装置におい
て、原料気体(ゲルマンおよびモノシラン)の流れを切
り替えたときの反応容器内部における気体流量の変化を
示す図。
【符号の説明】
11…反応容器,12…気体導入用セルポート,13…
ターボ分子ポンプ 14…外部真空容器,15…二連切り替えバルブ,16
…気体導入用配管 17…基板保持器,18…回転・温度制御機構 19…外部真空容器用排気装置,21…反応容器 22…気体導入用セルポート,23…反応容器用排気装
置,24…排気装置 25…二連切り替えバルブ,26…気体導入用配管,2
7…基板保持器 28…回転・温度制御機構,29…気化器,31…反応
容器 32…気体導入用セルポート,33…排気用配管,34
…排気装置 35…二連切り替えバルブ,36…気体導入用配管,3
7…基板保持器 38…回転・温度制御機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−286116(JP,A) 特開 昭63−28875(JP,A) 特開 平2−298034(JP,A) 特開 平2−143419(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 C23C 16/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜形成に関与する気体の導入口手段を
    備えた反応容器と、該反応容器を所定の減圧度に排気す
    るための第1の排気手段を含む第1の排気系と、真空容
    器および該第1の排気手段とは独立に配置され、該真空
    容器を所定の減圧度に排気するための第2の排気手段を
    含む第2の排気系と、該気体の流れを該反応容器および
    該第2の排気系のいずれか一方の常時指向させるための
    切り替え手段とを具備し、前記切り替え手段から前記反
    応容器に至る気体の経路と、前記切り替え手段から前記
    第2の排気系の前記真空容器に至る気体の経路とを実質
    的に同じ長さとすることによって、該切り替え手段の後
    流側において、該反応容器を経由する第1の排気系の排
    気コンダクタンスと、該第2の排気系の排気コンダクタ
    ンスと実質的に等価に設定したことを特徴とする薄膜
    製造装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の排気系の前記真空容器は、前
    記気体導入口手段の近傍で前記反応容器を包囲するよう
    に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の薄膜製
    造装置。
  3. 【請求項3】 薄膜形成に関与する気体の導入口手段を
    備えた反応容器と、該反応容器を所定の減圧度に排気す
    るための第1の排気手段を含む第1の排気系と、該第1
    の排気手段とは独立に配置された第2の排気手段を含む
    第2の排気系と、該気体の流れを該反応容器および該第
    2の排気系のいずれか一方の常時指向させるための切り
    替え手段とを具備し、前記切り替え手段から前記反応容
    器に至る気体の経路と、前記切り替え手段から前記第2
    の排気手段に至る気体の経路とを実質的に同じ長さとす
    ることによって、該切り替え手段の後流側において、該
    反応容器を経由する第1の排気系の排気コンダクタンス
    と、該第2の排気系の排気コンダクタンスとを実質的に
    等価に設定したことを特徴とする薄膜製造装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の排気手段は、前記反応容器の
    気体導入口手段の直近に設けられた請求項3に記載の薄
    膜製造装置。
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JPH02298034A (ja) * 1989-05-12 1990-12-10 Fuji Electric Co Ltd 半導体製造用のcvd装置

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