JP3142270U - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

Abstract

【課題】重りのゴルフグラブヘッド本体への固定をより確実にしたゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】取り付け孔が形成されているヘッド本体と、前記取り付け孔に挿入できるように形成されてなるスリーブと、該スリーブに挿入できるように形成されてなる重りと、前記重りの前記スリーブに挿入する方向をした軸を中心に回転することにより、前記重りが前記スリーブに対し前記軸方向沿いの移動を可／不可のいずれかに選択することができる係合手段と、前記回転を所定の角度かつ一方向のみに制限することができる制限手段とを備えていることを特徴とするゴルフクラブヘッドを提供する。
【選択図】図３

Description

本考案は重りを使用して重心を調節できるゴルフクラブヘッドに関し、特に、重りの固定がより確実であるとともに、取外しの簡単なゴルフクラブヘッドに関する。

ゴルフクラブの使用者の力、スイング速度、姿勢、グリップの仕方などは人それぞれであり、従って、使い勝手のいいゴルフクラブも人によって違う。この使い勝手に影響するパラメータは多く存在するが、ゴルフクラブヘッドの重心位置はその一つである。

その為、例えば、台湾特許公開Ｉ２７４５９８号公報では図１と図２が示すゴルフグラブヘッドの重り取付け構造を提案した。これは使用者が自由にゴルフクラブヘッドの重りの質量を変える事によってヘッドの重心位置を調節するゴルフクラブヘッドである。

図示のように、該ゴルフグラブヘッドは、重り取付け構造が、ゴルフグラブヘッド１０のフェース板（図示せず）の反対側に間を空けて取り付け孔１０１、１０１を２つ設け、２つのスリーブ１１、１１を介して重り１２、１２を取り付け孔１０１、１０１に挿し込むことができる構造になっている。

取り付け孔１０１、１０１に挿し込まれる重り１２、１２の質量と、取り付け孔１０１、１０１の組み合わせを変えることにより、使用者はゴルフクラブヘッドの重心位置を自分に適するように自由に加減することができる。

ゴルフクラブヘッドの重心位置を自由に変えることができるには、重り１２、１２の着脱が便利でなければならない。

従って、上記ゴルフグラブヘッドの重り取付け構造では、重り１２のスリーブ１１に挿しこむ円柱状胴部１２１の外表面に正方形をして４隅１２２、１２２、１２２、１２２が丸められた係合ラッチ１２３を設け、そしてスリーブ１１の開口部も係合ラッチ１２３に対応する正方形をして内壁面に該４隅１２２、１２２、１２２、１２２が進入できる円弧形みぞをした４つの窪み１１１、１１１、１１１、１１１を設け、重り１２をスリーブ１１に対してほぼ４５゜角回しながら重り１２に形成された係合ラッチ１２３の４隅１２２、１２２，１２２，１２２をスリーブ１１の内壁面に形成された窪み１１１に嵌めこませると、重り１２がスリーブ１１から抜けなくなるように構成している。

一方、重り１２をスリーブ１１に対して正又は逆方向に回して隅１２２と窪み１１１の係合を解除すると、簡単に重り１２をスリーブ１１から取り外すこともできる。重り１２、１２の着脱の便利さに関しては申し分ないと言える。

しかしながら、ゴルフクラブヘッドで球を打って遠く飛ばす力は、衝撃としてそのままゴルフクラブヘッドに返されるので、球を打つ時に生ずる振動に振り落とされないように重り１２、１２をしっかりと固定する課題は重要である。

該ゴルフグラブヘッドの重り取付け構造は、重り１２、１２の着脱の便利さに主眼を置き、重り１２をスリーブ１１に対して正逆回すことだけで着脱できるように構成したが、窪み１１１に嵌め込まれた係合ラッチ１２３の４隅１２２、１２２、１２２、１２２の位置が何度も衝撃を経るうち、窪み１１１の外までずれて、重り１２が使用者の意志に反して外れてしまうことは十分発生し得る。

従って、本考案では該ゴルフグラブヘッドの重り取付け構造を改良して、重りのゴルフグラブヘッド本体への固定をより確実にしたゴルフクラブヘッドを提供ことを目的とする。

上記問題点に鑑みて、本考案は、取り付け孔が形成されているヘッド本体と、前記取り付け孔に挿入できるように形成されてなるスリーブと、該スリーブに挿入できるように形成されてなる重りと、前記重りの前記スリーブに挿入する方向をした軸を中心に回転することにより、前記重りが前記スリーブに対し前記軸方向沿いの移動を可／不可のいずれかに選択することができる係合手段と、前記回転を所定の角度かつ一方向のみに制限することができる制限手段とを備えていることを特徴とするゴルフクラブヘッドを提供する。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記係合手段は、前記スリーブの内壁面に設けられている段差と、前記重りには、その周面に前記段差に対応して、前記スリーブの内壁面に係合するように設けられている突起とからなることが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記制限手段は、前記スリーブ端面に前記重りの断面形状に対応して、内側に縮径して開口するように形成された制限フランジであることが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記制限手段による前記回転に対する制限は、外部から前記重りに加わえるトルクによって強制的に解除することができるように構成することが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記重りの前記スリーブに挿入できる部分は、衝撃吸収材により被覆することが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記衝撃吸収材は、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂、カーボンファイバー、ガラスファイバー、ボロンファイバー、短ファイバー熱可塑性材料からなる群により選ばれた少なくとも一つの材料からなることが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記スリーブは、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂、金属からなる群により選ばれたいずれかの材料からなることが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記重りは、ステンレススチール、カーボンスチール、Ａｌ合金、Ｍｇ合金、Ｔｉ合金、Ｃｕ合金、Ｚｎ合金、Ｗ合金、石材、木材、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂からなる群により選ばれたいずれかの材料からなることが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記重りの比重は、１.７ｇ／ｃｍ³〜１８ｇ／ｃｍ³の範囲内に選定することが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記重りは、それぞれ違う比重をする複数のものがあって、前記スリーブに対して、違う比重の前記重りを選択的に前記取り付け孔に組み込むことにより、ゴルフクラブヘッド全体の重心を調節できるように構成することが好ましい。

更に、本考案のゴルフクラブヘッドは、前記取り付け孔と前記スリーブがそれぞれ複数あって、そしてそれぞれ違う位置に形成された取り付け孔と、それぞれ違う比重をし、前記スリーブに対していずれかの前記取り付け孔に組み込まれる前記複数の重りとの組み合わせを変えることにより、ゴルフクラブヘッド全体の重心を調節できるように構成することがより好ましい。

また、本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記重りの表面にはキー穴が凹設されており、前記キー穴に挿し込むことができるキー棒を有するキー回しにより前記重りにトルクを加わえ、前記制限手段による前記回転に対する制限を強制的に解除することができるように構成することが好ましい。

更にまた、本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、前記取り付け孔は、前記スリーブが差し込める開口を形成するよう、前記スリーブの断面形状に対応して、前記ヘッド本体の表面から凹陥して、該取り付け孔に挿し込まれたスリーブの外周面に臨む内壁面を有する環状壁と、該内壁面から内側に縮径して開口するように形成され、前記スリーブの該取り付け孔に挿し込んでいる端面に当接する阻止フランジとを有するように構成することが好ましい。

上記構成によれば、本考案は係合手段と制限手段を設けることによって、重りの着脱が便利で且つしっかりと固定されるゴルフクラブヘッドを提供することができる。

以下は図面を参照しながら本考案の好ましい実施形態について説明する。

図３は本考案の第１の好ましい実施形態の構成を示す分解透視図である。

図３に示すように、本考案のゴルフクラブヘッドの第１の実施形態は、２つの取り付け孔２１、２１が形成されているヘッド本体２と、取り付け孔２１、２１に挿入できるように形成されてなるスリーブ３、３と、該スリーブ３、３に挿入できるように形成されてなる複数の重り４、４とを有する。

図中では２個の重り４、４だけ示しているが、重り４の数については特に制限はない。使用者がゴルフクラブヘッドの重心位置を自分に合うように自在に調整するため、例えばステンレススチール、カーボンスチール、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金、銅合金、亜鉛合金、タングステン合金、石材、木材、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂など、それぞれ比重が違う材料からなる群により選ばれたいずれかの材料を選択的に用いて、サイズが同じでも重量がそれぞれ違うものを多数用意することが好ましい。また、重り４の比重としては、１.７ｇ／ｃｍ³〜１８ｇ／ｃｍ³の範囲内に選択的に設定することが好ましい。

本考案のゴルフクラブヘッドにおいて、それぞれ違う比重をする重り４をスリーブ３に対して、ヘッド本体２にそれぞれ違う位置に形成された取り付け孔２１、２１に組み込むことができる。

それぞれ違う比重をする重り４と、それぞれ違う位置に形成された取り付け孔２１、２１との組み合わせを変えることにより、ゴルフクラブヘッド全体の重心を調節できる構成になっている。

スリーブ３及び重り４の詳しい構成については、図３に加え、図４〜図８をも併せて参照しながら説明する。図４はスリーブ３の重り４に臨む一端の開口の形状を示す平面図で、図５はスリーブ３のヘッド本体２に挿し込む他端の開口の形状を示す平面図で、図６は前記他端側から見たスリーブ３とスリーブ３に挿し込んで係合する重り４の様子を示す平面図で、図７は前記他端側から見たスリーブ３とスリーブ３に挿し込むが係合しない重り４の様子を示す平面図で、図８はスリーブ３とスリーブ３に挿し込んで係合する重り４の縦断面図である。

スリーブ３は、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂、金属など、可撓性を持つ材料からなる群により選ばれたいずれかの材料により、中段部が円環状断面になっている円筒状に形成され、重り４に臨む一端部が図４に示すように、略四角形の開口３４を成すように縮径して係合フランジ３１が設けられ、そして取り付け孔２１に入り込む反対側の他端部の端面には、一端部の略四角形開口３４より少しだけ広い十字形開口３６を成すように縮径して制限フランジ３２が設けられている。更に、この構成によって、円環状断面をする中段部の内壁面と係合フランジ３１の間に段差３５が形成される。

重り４については、四角形開口３４を通してスリーブ３に挿入できる胴部４１１を、制限フランジ３２によって形成される十字形開口３６の内端縁と係合して、スリーブ３に挿し込む方向を回転軸とした重り４のスリーブ３に対する回転を一時的に不可に制限することができるように、八角形断面をなすように形成する。

更に、重り４がスリーブ３内に挿し込まれる時、段差３５と係合して前記回転軸沿いの移動を制限してスリーブ３から抜けられないよう、胴部４１１の周面に、係合フランジ３１及び段差３５に対応して係合するように、４つの突起４１２、４１２、４１２、４１２を設ける。ちなみに、重り４のスリーブ３への挿し込みを妨げないため、胴部４１１の突起４１２が設けられる部分の断面は、スリーブ３の前記略四角形開口３４よりやや小さく形成される必要があり、そして該断面は、図３に示すように、該略四角形開口３４に対応して同じく略四角形をなすことが好ましい。

この段差３４と突起４１２の構成は、係合手段として、重り４の突起４１２が形成されている部分は、係合フランジ３１により囲まれる略四角形開口を３４を通過することが出来、重り４のスリーブ３に挿し込む方向を回転軸としたスリーブ３に対する回転によって、図８に示すように、４つの突起４１２は段差３５と係合して、前記回転軸上の移動を制限して重り４のスリーブ３から抜けることを不可にすることができる。そして、重り４を回して突起４１２と段差３５の係合を解除すれば、簡単に重り４をスリーブ３から抜けることができる。

更に、突起４１２と段差３５の係合が球を打つときに生じる振動によって解除されないよう、図６に示すように、スリーブ３に挿入できる胴部４１１と、制限フランジ３２によって形成される十字形開口３６の内端縁との係合を利用して、前記回転を一時的に不可に制限することができる。即ち、制限フランジ３２は、スリーブ３に挿入した重り４のスリーブ３に対する回転を制限する制限手段として設けられるものである。また、スリーブ３及び制限フランジ３２は上記のように、可撓性を持つ材料から形成されたので、外部から前記重りに加わえるトルクによって強制的に図７に示すように、係合手段と共に解除することができる。

この外部から前記重りに加わえるトルクによる強制解除は、例えば図９に示すように実行することができる。図示のように、重り４のスリーブ３外に露出している表面４２には６つのキー穴４２１、４２１…が設けられており、そしてキー穴４２１、４２１…の形成位置に対応して挿し込むことができる６本のキー棒５１、５１…を有するキー回し５を使用し、より強いトルクを重り４に与えて球を打つときに生じる振動によって解除されない制限手段の係合を強制的に解除することができる。

ちなみに、この実施形態において、制限フランジ３２は十字形開口３６囲むように形成されて十字形開口３６の形状を利用して重り４と係合するものだが、この実施形態での十字形は例として示されたものであり、重り４と係合してスリーブ３に対する回転を制限できれば、開口の形状についてはとくに制限はなく、他の形状に形成しても構わない。

次いで、本考案の第２の実施形態について詳しく説明する。図１０は第２の実施形態の構成を示す分解透視図で、図１１は重り４の縦断面図である。図１０、１１に示すように、本考案の第２の実施形態は第１の実施形態とほぼ同じ構成を有するが、この第２の実施形態において、重り４のスリーブ３に挿入できる部分は、衝撃吸収材４３により被覆している。

この衝撃吸収材４３は重り４とスリーブ３の間に介在するクッションとして、ゴルフクラブヘッドが球を打つときに生じる衝撃や振動を吸収し、スイングの安定性を高めることができる。その材料については、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂、カーボンファイバー、ガラスファイバー、ボロンファイバー、短ファイバー熱可塑性材料からなる群により選ばれた少なくとも一つの材料を使用することが好ましい。

次いで、本考案の第３の実施形態について説明する。

図１２は本考案の第３の実施形態の構成を示す要部断面図である。

まず、図中では示していないが、本実施形態は第１の実施形態と同じく、複数の取り付け孔が形成されているヘッド本体と、取り付け孔と同数あってそれぞれの取り付け孔に挿入できるように形成されてなるスリーブと、複数のスリーブに挿入できるように形成されてなる重りを有する。図１２では１つの取り付け孔２１と、該取り付け孔２１に挿し込んだスリーブ３と、該スリーブ３に挿し込んだ重り４だけを示しており、その他の取り付け孔２１やスリーブ３、重り４は全て同じ構成になっているため、図示しない。

図示のように、本考案の第３の実施形態におけるスリーブ３及び重り４の構成については、第１の実施形態とほぼ同じようになっている係合手段と制限手段を有するため、重複説明しないが、この実施形態では、重り４のスリーブ３に挿し込んだ胴部４１１はスリーブ３より長く形成されている。

この第３の実施形態において、ヘッド本体２は中空になっており、取り付け孔２１は、スリーブ３の断面形状に対応して、ヘッド本体２の表面２０から凹陥して、該取り付け孔２１に挿し込まれたスリーブ３の外周面に臨む内壁面２１０を有する環状壁２１１と、該内壁面２１１の先端部から内側に縮径して開口するように形成され、スリーブ３の該取り付け孔２１に挿し込んでいる端面に当接する阻止フランジ２１２とを有するように構成されている。そして、前記スリーブ３より長く形成されている胴部４１１は、阻止フランジ２１２により囲まれている開口を通して更にヘッド本体２の奥に延伸するようになっている。

更に、この実施形態では、取り付け孔２１を形成する環状壁２１１と阻止フランジ２１２は、表面２０の取り付け孔２１の回りに当る部分より厚く形成されている。

この構成は取り付け孔２１に挿し込んだスリーブの固定性を高めることに通じて、スイングの安定性を一層高めることができる。

本考案に係るゴルフクラブヘッドは、係合手段を用いて重り４をスリーブ３から抜けなくなるように係合した上、係合手段の切り替えを制御する重り３とスリーブ３の相対回転を制限手段で制限する。両方共シンプルな構造ではあるが、だからこそ重り４の着脱の利便性と安定な固定性を両立するゴルフクラブヘッドを提供することができる。

また、本考案はウッドあるいはアイアンに限られることなく、全ての材質または種類のゴルフクラブヘッドに適用することができる。

従来のゴルフグラブヘッドの重り取付け構造の一例の構成を示す分解透視図である。 同じゴルフグラブヘッドの重り取付け構造の構成を示す断面図である。 本考案の第１の好ましい実施形態の構成を示す分解透視図である。 同実施形態におけるスリーブの重りに臨む一端の開口の形状を示す平面図である。 同実施形態におけるスリーブのヘッド本体に挿し込む他端の開口の形状を示す平面図である。 同実施形態における前記他端側から見たスリーブとスリーブに挿し込んで係合している重りの様子を示す平面図である。 同実施形態における前記他端側から見たスリーブとスリーブに挿し込むが係合していない重りの様子を示す平面図である。 同実施形態におけるスリーブとスリーブに挿し込んで係合する重りの縦断面図である。 同実施形態において、キー回しを使用して制限手段による係合を強制的に解除する様子を示す説明図である。 本考案の第２の実施形態の構成を示す分解透視図である。 同実施形態における重りの縦断面図である。 本考案の第３の実施形態の構成を示す要部断面図である。

符号の説明

２ ヘッド本体
２０ 表面
２１ 取り付け孔
２１０ 内壁面
２１１ 環状壁
２１２ 阻止フランジ
３ スリーブ
３１ 係合フランジ
３２ 制限フランジ
３４ 略四角形開口
３５ 段差
３６ 十字形開口
４ 重り
４１１ 胴部
４１２ 突起
４２ 表面
４２１ キー穴
４３ 衝撃吸収材
５ キー回し
５１ キー棒

Claims (13)

1. 取り付け孔が形成されているヘッド本体と、
   前記取り付け孔に挿入できるように形成されてなるスリーブと、
   該スリーブに挿入できるように形成されてなる重りと、
   前記重りの前記スリーブに挿入する方向をした軸を中心に回転することにより、前記重りが前記スリーブに対し前記軸方向沿いの移動を可／不可のいずれかに選択することができる係合手段と、
   前記回転を所定の角度かつ一方向のみに制限することができる制限手段とを備えていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
2. 前記係合手段は、前記スリーブの内壁面に設けられている段差と、前記重りには、その周面に前記段差に対応して、前記スリーブの内壁面に係合するように設けられている突起とからなることを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。
3. 前記制限手段は、前記スリーブ端面に前記重りの断面形状に対応して、内側に縮径して開口するように形成された制限フランジであることを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。
4. 前記制限手段による前記回転に対する制限は、外部から前記重りに加わえるトルクによって強制的に解除することができることを特徴とする請求項３に記載のゴルフクラブヘッド。
5. 前記重りの前記スリーブに挿入できる部分は、衝撃吸収材により被覆していることを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。
6. 前記衝撃吸収材は、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂、カーボンファイバー、ガラスファイバー、ボロンファイバー、短ファイバー熱可塑性材料からなる群により選ばれた少なくとも一つの材料からなることを特徴とする請求項５に記載のゴルフクラブヘッド。
7. 前記スリーブは、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂、金属からなる群により選ばれたいずれかの材料からなることを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。
8. 前記重りは、ステンレススチール、カーボンスチール、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金、銅合金、亜鉛合金、タングステン合金、石材、木材、プラスチック、ゴム、シリコン、樹脂からなる群により選ばれたいずれかの材料からなることを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。
9. 前記重りの比重は、１.７ｇ／ｃｍ³〜１８ｇ／ｃｍ³の範囲内に設定ことを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。
10. 前記重りは、それぞれ違う比重をする複数のものがあって、前記スリーブに対して、違う比重の前記重りを選択的に前記取り付け孔に組み込むことにより、ゴルフクラブヘッド全体の重心を調節できることを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。
11. 前記取り付け孔と前記スリーブがそれぞれ複数あって、そしてそれぞれ違う位置に形成された取り付け孔と、それぞれ違う比重をし、前記スリーブに対していずれかの前記取り付け孔に組み込まれる前記複数の重りとの組み合わせを変えることにより、ゴルフクラブヘッド全体の重心を調節できることを特徴とする請求項１０に記載のゴルフクラブヘッド。
12. 前記重りの表面にはキー穴が凹設されており、前記キー穴に挿し込むことができるキー棒を有するキー回しにより前記重りにトルクを加わえ、前記制限手段による前記回転に対する制限を強制的に解除することができることを特徴とする請求項４に記載のゴルフクラブヘッド。
13. 前記取り付け孔は、
    前記スリーブが差し込める開口を形成するよう、前記スリーブの断面形状に対応して前記ヘッド本体の表面から凹陥して該取り付け孔に挿し込まれるスリーブの外周面に臨む内壁面を有する環状壁と、
    該内壁面から内側に縮径して開口するように形成され、前記スリーブの該取り付け孔に挿し込んでいる端面に当接する阻止フランジとを有することを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。

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