JP3142244B2 - ベルトサンダー機 - Google Patents

ベルトサンダー機

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JP3142244B2
JP3142244B2 JP26803596A JP26803596A JP3142244B2 JP 3142244 B2 JP3142244 B2 JP 3142244B2 JP 26803596 A JP26803596 A JP 26803596A JP 26803596 A JP26803596 A JP 26803596A JP 3142244 B2 JP3142244 B2 JP 3142244B2
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克之 佐藤
泰弘 富永
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アミテック株式会社
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材等のサンディ
ング(研削研磨)に適用するベルトサンダー機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サンディングフレームに設けたベルト駆
動機構に無端サンディングベルトを掛渡し、送材通路側
に踏圧パッドを備えた踏圧装置を配置して、その踏圧パ
ッドの踏圧面を前記ベルトの内面に接触させてなる一〜
複数個の研削ヘッドを、送材通路を介して送材装置に対
設して成るベルトサンダー機にあって、図19に示すよ
うに、加工材wの全幅に対して、単一の踏圧パッドpに
よりサンディングベルトbを圧接すると、加工材wの端
縁eでは、該端縁eを覆うようにベルトbが圧接し、角
が落ちて端だれを生ずる。特に加工材wに反りがあって
四隅が上方に湾出しているものは、その弊害が顕著であ
る。
【0003】そこで、実公昭46-25496号に開示されてい
るように、踏圧装置の下面に弾性板を配設し、加工材w
の端縁e上に位置する前記弾性板の端部に小面積の緩圧
部を設けて、端縁e上への圧力を緩和するようにしたも
のが提案された。しかるに、かかる構成にあっては、加
工材wの幅に応じて弾性板の幅を変更する必要があり、
大きさの異なる各種の加工材wのサンディングに迅速に
対応することができない。
【0004】一方、エアーシリンダーのロッドと夫々連
結してなる複数の押圧部材を幅方向に亘って列設してな
る踏圧装置を備え、かつ、該踏圧装置の前方において、
各押圧部材に対応する多数の加工材検出子を幅方向に列
設し、該加工材検出子群からの幅方向列データに基づい
て、各押圧部材のエアーシリンダーへの圧力制御を各個
に施すようにしたベルトサンダー機が、特開平1-159165
号, 特開平1-246063号に開示されているように本願出願
人によって各種提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これらのも
のにあっては、加工材の走行により、踏圧装置の前方に
配置された加工材検出子群によって加工材の平面形状を
個々に検知し、該加工材が踏圧装置の直下に到来する
と、前記加工材検出子群からの幅方向列データに基づい
て、直接的に各押圧部材の作動制御を行なうものである
ため、同一形状の加工材であっても、加工材検出子群の
検知誤差等によって幅方向列データが変わり、サンディ
ングのばらつきが生じるという問題点がある。
【0006】また、踏圧装置の前方で幅方向に列設され
る多数の加工材検出子が、その検出下端を送材通路に臨
ませて上部フレーム内に収納された格好で配置されてい
るため、その保守,調整作業が困難であり、さらに、該
加工材検出子の検出動作に直接関係付けて、各加工材検
出子の作動制御を行なうものであるために、その作動不
良が生じると、ベルトサンダー機自体が使用できなくな
るという問題点がある。
【0007】また、厚みが異なる加工材に対しては、そ
の都度、研削ヘッドもしくは送材装置を手動操作によっ
て昇降させて、送材通路の上下間隔を調整しなければな
らなかった。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点を解消し得
るベルトサンダー機の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベルト駆動機
構に無端サンディングベルトを掛渡し、送材通路側に踏
圧装置を配置して、その踏圧面を前記ベルトの内面に接
触させてなる一〜複数個の研削ヘッドと、送材装置と
を、送材通路を介して、加工材の厚みに応じて相対的に
離近可能に対設し、前記踏圧装置に、送材通路の幅方向
に亘って列設された多数の押圧部材と、各押圧部材にシ
リンダーロッドを連結する多数のエアーシリンダーとを
設け、各エアーシリンダーへの圧力制御を各個に施すよ
うにしてなるベルトサンダー機において、下記の加工材
の平面形状を特定する形状特定手段を備え、平面形状の
異なる各種の加工材毎に、該形状特定手段からの入力情
報により、加工材の送り方向に沿った順列値と該順列値
で指定された幅方向列データとからなる形状データを生
成するデータ生成装置と、前記形状データと加工材の厚
みデータとを格納する記憶装置と、前記順列値で指定さ
れた幅方向列データに対応する加工材の部位が、踏圧装
置の直下に到来したことを検知するタイミング検出手段
とを備えてなり、サンディング開始前に、前記記憶装置
から読み出した厚みデータに基づいて、研削ヘッドもし
くは送材装置を昇降制御して、送材通路の適正間隔を自
動設定するようにし、前記記憶装置に予め記憶された、
当該加工材の種類に対応する形状データを記憶装置から
読み出して、加工材の当該部位が踏圧装置の直下に到来
したことをタイミング検出手段によって検知すると、読
み出した形状データの、当該部位の順列値に対応する幅
方向列データに基づいて、前記各押圧部材のエアーシリ
ンダーへの圧力制御を各個に施すようにしたことを特徴
とするものである。
【0010】ここでこの構成にあっては、前記データ生
成装置の形状特定手段を、加工材の平面形状の計測値を
入力情報として端末入力装置から入力することによって
構成したり、CCDカメラによる加工材の平面画像信号
を入力情報として画像処理端末から入力することによっ
構成する。
【0011】または、前記データ生成装置を、加工材の
走行路と直交する方向に沿って多数の加工材検出子を列
設し、前記走行路に加工材を走行させて、加工材の平面
形状を加工材検出子群により読み取り、これにより、加
工材の送り方向に沿った順列値と該順列値で指定された
幅方向列データとからなる形状データを生成することに
より構成する。
【0012】さらに、入力された加工材の厚みを厚みデ
ータとして記憶装置に格納し、サンディング開始前に、
該記憶装置から読み出した厚みデータに基づいて、研削
ヘッドもしくは送材装置を昇降制御して、送材通路の適
正間隔を自動設定するようにしてもよい。
【0013】かかる構成にあって、平面形状の異なる各
種の加工材毎に、予め、その形状データを生成して、記
憶装置に夫々記憶させておき、加工材のサンディング時
に、一度記憶された当該加工材が属する種類に係る形状
データを読み出して、該形状データに基づいて各押圧部
材のエアーシリンダーへの圧力制御を各個に施すことに
より、その加工材の平面形状に適したサンディングを行
なうことができる。これにより、同一平面形状の加工材
に対しては、同じ形状データに基づいて所定のサンディ
ングが実施されるため、サンディングのばらつきが解消
される。また、従来構成において踏圧装置の前方に配置
していた加工材検出子群が不要となり、該加工材検出子
群の存在に起因する種々の問題点も解消される。
【0014】また、加工材の厚みを厚みデータとして記
憶装置に格納し、サンディング開始前に、該記憶装置か
ら読み出した厚みデータに基づいて、研削ヘッドもしく
は送材装置を昇降制御して、送材通路の適正間隔を自動
設定しているものであるから、記憶データに基づいて行
なうサンディングの完全な自動化が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】添付図面について本発明の第一の
実施例を説明する。図1は、単一の研削ヘッドを備えた
上面研削式のベルトサンダー機であって、本体フレーム
1の下部には走行ロール2,3間に走材ベルト4を掛渡
してなる走材装置5が設けられ、その上面を送材通路6
としている。また駆動走行ロール2は駆動モータM1
より回転するものであって、図4に示すように該駆動モ
ータM1 の出力軸には周面に溝が形成されたスリット板
fが支持され、該スリット板fには該溝の通過を検知す
るセンサーkが付装されている。
【0016】前記走材装置5の上部位置で、本体フレー
ム1にはサンディングフレーム7が設けられ、該フレム
ー7に研削ヘッド40が搭載されている。すなわち、前
記サンディングフレーム7の上端には、舵取ローラ8
が、またその下端には、大径の駆動ロール9と、従動ロ
ール10とが配設されて、駆動機構を構成し、該ロール
群にサンディングベルト11が掛け渡されている。さら
にロール9,10間の、サンディングフレーム7には踏
圧装置12が配設されている。そして、これらにより研
削ヘッド40が構成されている。
【0017】また、前記走材装置5は、複数の昇降用螺
子杆5aと、該螺子杆5aに歯車機構を介して連繋され
た駆動軸5bと、該駆動軸5bに連結された駆動モータ
2とからなる昇降機構によって昇降駆動される。これ
により、該走材装置5と前記研削ヘッド40とを、送材
通路6を介して、加工材wの厚みに応じて相対的に離近
可能としている。また、図5に示すように、前記駆動モ
ータM2 には、その回転量に基づいて走材装置5の昇降
量を検出するセンサーcが付設されている。尚、上記の
ように走材装置5を昇降させる構成に代えて、研削ヘッ
ド40側を昇降させるように構成することも可能であ
る。
【0018】図2,3は、前記踏圧装置12の構成を示
す。ここで13は前記サンディングフレーム7に固定さ
れてロール9,10間に配置される取付フレームであっ
て、該取付フレーム13には踏圧フレーム14が垂持さ
れる。前記踏圧フレーム14には、幅方向に亘って多数
の踏圧バー15が昇降可能に保持され、その周囲の摺動
溝16に付装された発条17が該踏圧バー15を上方付
勢している。
【0019】さらに各踏圧バー15の下端には押圧部材
18が固定され、多数の押圧部材18を下面から覆うよ
うにスポンジ製等の弾性体19が配設され、この弾性体
19を踏圧フレーム14の下部両面に固定した耐摩布2
0で被覆している。
【0020】前記各踏圧バー15の上端は、取付フレー
ム13に固定したエアーシリンダー22のピストンロッ
ドと連結し、該エアーシリンダー22への圧力空気の導
入により、ピストン21をエアーシリンダー22内で発
条17に抗して下降させ、前記押圧部材18の下面を弾
性体19の内面に圧接するようにしている。
【0021】前記各エアーシリンダー22は、図4に示
すように、圧力空気源Pに電磁弁V(圧力変換装置)を
介して接続され、エアーシリンダー22内への圧力空気
の流入を遮断して大気側と連通する非踏圧状態と、エア
ーシリンダー22を圧力空気源Pに連通する踏圧状態と
に変換制御されるようにしている。
【0022】また、前記サンディングフレーム7の前後
の送材通路6上部には弾機により走材装置5側に押圧さ
れる押圧ロール25が設けられ、さらに、送材通路6上
で前記踏圧装置12の前方には、加工材wの前端が通過
したことを検知するための検出子hが設けられている。
尚、この検出子hを、送材通路6の両側に発光部と受光
部を対設してなる光電検出スイッチとすれば、加工材w
の前端が凹凸等の非平坦端であっても、その前端の到来
を検知することができる。また、該検出子hの前方に
は、図8に示すように、送材通路6の幅方向に沿って進
退駆動される位置ガイド34が配設されている。
【0023】前記電磁弁V(圧力変換装置)は、図4に
示す作動制御手段によって制御される。即ち、中央制御
装置CPUには、加工材の平面形状を特定する形状特定
手段Aと、検出子hと、センサーkと、さらにセンサー
kからのパルスを順次カウントするカウンターCと、記
憶装置Rとが接続され、その入力情報により、電磁弁V
の切換え制御がなされる。
【0024】前記形状特定手段Aは、加工材wの平面形
状の計測値をキーボード等からなる端末入力装置41か
ら中央制御装置CPUに入力することによって構成され
ている。そして、この形状特定手段Aからの情報から、
中央制御装置CPUで、データを生成するようにし、し
かして、端末入力装置41と、中央制御装置CPUなど
により、データ生成装置を構成するようにしている。図
5にかかる構成を備えてなるベルトサンダー機の概略ブ
ロック図を示す。
【0025】前記計測値は、例えば図6イに示すような
平面形状の加工材wであれば、その長さX,横幅Y,前
端の円弧部の半径Z,該円弧部の長さX’等の寸法値と
して入力され、中央制御装置CPU内のデータ生成装置
により、加工材wの送り方向に沿った順列値Nと該順列
値Nで特定された幅方向列データDとからなる形状デー
タに生成される。
【0026】このデータ生成例を、図6ロについて説明
すると、前記順列値Nは、センサーkにより発生するパ
ルスの、その発生間隔で規定される加工材wの単位送り
量に対応させて、加工材wを送り方向に沿って区画し、
その区画域に前方から順位を付して、これを順列値Nと
している。また、幅方向列データDは、複数の押圧部材
18の各幅に対応させて幅方向に区画した複数の区画域
に加工材wを当てはめて、その各区画域における幅方向
での加工材wの有無を、前記各順列値Nで指定された加
工材wの部位毎に判定することによって生成される。こ
こでは、押圧部材18が八個(実際には数十個)設けら
れ、幅方向列データDが8つの「0」,「1」値からなるもの
として例示してある。尚、上記のように1個の押圧部材
18に対して幅方向列データDの各データを1対1で配
設するデータ生成に代えて、1個の押圧部材18に対し
て複数のデータを配設するようにデータ生成することも
可能である。
【0027】このように生成された、順列値Nと該順列
値Nで指定された幅方向列データDとからなる形状デー
タが、記憶装置Rに格納される。また、該加工材wの厚
み及び押圧部材18の押圧力条件等も端末入力装置41
から入力され、厚みデータ及び押圧力データとして記憶
装置Rに格納される。そして、形状の異なる加工材w毎
にその形状データと厚みデータ及び押圧力データ等から
なる材料データが記憶装置Rに保存されて、データ管理
されることとなる。尚、前記形状特定手段Aは計測値を
フロッピーディスク経由かシリアル通信経由で入力する
ことにより構成することも可能である。
【0028】そして上記のように記憶装置Rに保存され
た材料データに基づいてベルトサンダー機の作動制御が
なされる。
【0029】次に、その作動制御を、図4,図5につい
て説明する。
【0030】かかる作動制御は、図7に示すフローチャ
ートに従って実施される。尚、ここではそのステップ
中、「材料データの記憶装置への保存」迄の各ステップ
が終了しているものとする。
【0031】スタートボタン等のオン操作によってサン
ディングをスタートさせると、記憶装置Rから読み出さ
れた当該加工材wの厚みデータに基づいて、駆動モータ
2及びセンサーcによって研削ヘッド40もしくは走
材装置5が昇降制御され、送材通路6が加工材wの厚み
に応じて適正間隔に自動設定される。
【0032】また、送材通路6の前方では、図8に示す
ように、位置ガイド34が送材通路6の幅方向に沿って
進退制御され、該位置ガイド34によって、幅方向列デ
ータDに対応する加工材の幅方向の各部位が、該幅方向
列データDに対応する各押圧部材18に送り方向で夫々
一致するように、送材通路6上での加工材wの位置合わ
せが行なわれる。尚、この位置合わせは、上述のデータ
生成時に、列設された押圧部材18の送り方向に沿った
任意の基準線に、加工材wの送り方向中心線を一致させ
て幅方向列データDを生成し、加工材wの横幅寸法に基
づいてその送り方向中心線を、前記基準線に一致させる
ように位置ガイド34を進退制御することによって実施
され得る。
【0033】然る後、走材装置5の駆動モータM1 が所
定速度で回転され、該駆動モータM1 の回転に伴なって
センサーkで発生するパルスが中央制御装置CPUに入
力される。
【0034】そして、加工材wを送材通路6上に供給し
て走行させ、該加工材wの先端が前記検出子hの位置に
くると、該検出子hによって加工材wが検知され、その
検知信号が中央制御装置CPUに入力される。この検知
信号の入力に同期してカウンターCが作動され、センサ
ーkからのパルスが該カウンターCによって順次カウン
トされる。
【0035】ここで、加工材wが、検出子hから押圧部
材18に至る距離に対応するカウンターCのカウント数
が予め定められている。また、この検出子h,カウンタ
ーC,センサーkによって、各順列値Nに対応する加工
材wの部位が、踏圧装置12の直下に到来したことを検
知するタイミング検出手段が構成されている。
【0036】そして、カウンターCのカウント数が所定
値に達すると、即ち、順列値N=1に対応する加工材w
の最初の部位が踏圧装置12の直下に到来したことをタ
イミング検出手段によって検知すると、記憶装置Rから
最初の順列値Nで指定された幅方向列データDが読み出
され、該幅方向列データDに基づいて各押圧部材18の
エアーシリンダー22への圧力制御が各個に施される。
【0037】この各エアーシリンダー22への圧力制御
は、幅方向列データDの「0」,「1」 値によって実施され
る。即ち、「0」 の場合には、電磁弁Vを切換えて、エア
ーシリンダー22内への圧力空気の流入を遮断して大気
側と連通させ、発条17によって押圧部材18を上方退
避位置にして、非踏圧状態とする。また、「1」 の場合に
は、電磁弁Vを切換えて、エアーシリンダー22を圧力
空気源Pに連通し、押圧部材18を下降させて踏圧状態
とし、弾性体19を介してサンディングベルト11を加
工材w上に所定の圧力(記憶装置Rに格納された押圧力
データに基づく圧力)で接触させる。これにより、最初
の順列値Nで指定された幅方向列データDに対応する加
工材wの部位がその形状通りにサンディングされる。
【0038】そして、センサーkから次のパルスが発生
すると、記憶装置Rから2番目の順列値Nで指定された
幅方向列データDが読み出され、該幅方向列データDに
基づいて、上記と同様に各エアーシリンダー22への圧
力制御が各個に施され、2番目の順列値に対応する加工
材wの部位に対するサンディングが実施される。以後、
センサーkからパルスが送られてくる毎に順列値Nの序
列に従って、各順列値Nで指定された幅方向列データD
が記憶装置Rから順次読み出され、各エアーシリンダー
22への圧力制御が施されることとなる。
【0039】一方、上記のように、押圧部材18を踏圧
状態と非踏圧状態とに変換すること以外に、加工材wの
端だれを防止するために、押圧部材18を高圧及び低圧
又は非踏圧状態に変換するようにエアーシリンダー22
を圧力制御することもできる。
【0040】その圧力制御手段の一例を説明すると、各
エアーシリンダー22は、図9に示すように、低圧空気
源P1 と高圧空気源P2 とに、電磁弁V1 ,V2 (圧力
変換装置)を介して接続され、エアーシリンダー22内
への圧力空気の流入を遮断して大気側と連通する非踏圧
状態と、エアーシリンダー22を低圧空気源P1 に連通
する低踏圧状態と、エアーシリンダー22を高圧空気源
2 に連通する高踏圧状態とに変換するように設けられ
る。
【0041】また、記憶装置Rに格納された各幅方向列
データDを構成する個々のデータのうち、隣接する二個
のデータを夫々判別し、中央制御装置CPUにより出力
内容が判定される。即ち、図10に示すように、いずれ
も「0」 の場合にはいずれのデータも『0』判定し、いず
れかが「1」 の場合にはその「1」 に対応するデータを
『L』判定し、さらに両者とも「1」 の場合にあって、各
「1」 に隣接する他のデータが「0」 の場合にはその「0」 に
隣接している側のデータを『L』判定し、また、各「1」
に隣接する他のデータが「1」 の場合にはその「1」 に隣接
している側のデータを『H』判定する。そして、かかる
『L』判定または『H』判定に基づいて、前記したタイ
ミング検出手段により検知される加工材wの当該部位の
到来に同期して、電磁弁V1 ,V2 の両方またはいずれ
か一方を切換える。
【0042】さらに詳しくは、『0』判定の時には図9
イのように、エアーシリンダー22と、空気源P1 ,P
2 との連通を遮断して、大気と連通し、発条17によっ
て押圧部材18を上方退避位置とする。また、『L』判
定の時には図9ロのように、電磁弁V2 のみを切換え
て、エアーシリンダー22内を低圧空気源P1 に連通
し、押圧部材18を低圧で下降させ、弾性体19を介し
てサンディングベルト11を加工材w上に低い圧力(記
憶装置Rに格納された押圧力データに基づく低圧力)で
接触させる。さらに『H』判定の時には図9ハのよう
に、電磁弁V1 ,V2を切換えて、エアーシリンダー2
2内を高圧空気源P2 に連通し、押圧部材18を踏圧側
に駆動させて、サンディングベルト11を加工材w上に
高い圧力(記憶装置Rに格納された押圧力データに基づ
く高圧力)で接触させる。
【0043】即ち、かかる制御形態により、各幅方向列
データDを構成する個々のデータにあって、隣接する二
個のデータが「0」,「1」 であれば、その「1」 のデータ位置
に対応する位置に加工材wの端縁eがあるとすることが
できるので、前記『L』判定に基づく電磁弁V1 ,V2
の切換えにより、エアーシリンダー22内を低圧空気源
1 に連通し、押圧部材18を低圧でサンディングベル
ト11を介して加工材w上に圧接させる。これにより、
該サンディングベルト11は端縁eに相対的に低圧で圧
接し、端縁eの過剰研削を生じない。即ち、加工材wの
端だれが防止され得る。
【0044】また、各幅方向列データDを構成する個々
のデータが『H』判定されれば、加工材wの端縁e以外
の部位であることを意味するから、電磁弁V1 ,V2
切換えにより、エアーシリンダー22内を高圧空気源P
2 に連通して、押圧部材18を高圧でサンディングベル
ト11を介して加工材wに圧接させる。これにより、所
要の研削量を達成できる。
【0045】次に、本発明の第二実施例について説明す
る。この実施例は、前記第一実施例における形状特定手
段Aを、図11に示すように、CCDカメラ35による
加工材wの平面画像信号を入力情報として画像処理端末
36から中央制御装置CPUに入力することによって構
成したものである。
【0046】CCDカメラ35は、送材装置5の前方に
連設された搬送テーブル37の上方に配設されており、
該搬送テーブル37上の加工材wの平面画像を撮影し
て、その画像信号を中央制御装置CPUに入力する。
【0047】中央制御装置CPUに入力された画像信号
はメモリー上に配列され、加工材wの平面形状とその実
寸法とが演算処理により算定される。そして、該平面形
状とその実寸法とに基づいて、上述のデータ生成装置に
より、加工材wの送り方向に沿った順列値Nと該順列値
Nで指定された幅方向列データDとからなる形状データ
が生成され、記憶装置Rに格納される。また、該加工材
wの厚み及び押圧部材18の押圧力条件等を端末入力装
置41から入力し、記憶装置Rに格納する。そして、形
状の異なる加工材w毎に、その形状データと厚みデータ
及び押圧力データ等からなる材料データを記憶装置Rに
保存して、データ管理するようにしている。
【0048】そして、加工材wのサンデイング時に、記
憶装置Rから読み出した当該加工材の材料データによっ
て、ベルトサンダー機の作動制御を行なうようにしてい
る。
【0049】次に、本発明の第三実施例について説明す
る。この実施例は、前記第一実施例におけるデータ生成
装置を、多数の加工材検出子により加工材wの形状デー
タを生成することによって構成したものである。図12
にかかる構成を備えてなるベルトサンダー機の概略ブロ
ック図を示す。
【0050】送材装置5の前方に連設された搬送テーブ
ル37は、図13に示すように、走行ロール2’,3’
間に走材ベルト4’を掛渡してなり、その上面を走行路
6’としている。また駆動走行ロール2’は、駆動モー
タM3 により回転するものであって、図14に示すよう
に、該駆動モータM3 の出力軸には周面に溝が形成され
たスリット板f’が支持され、該スリット板f’には該
溝の通過を検知するセンサーk’が付装されている。
【0051】前記走行路6’の上部には、該走行路6’
と直交する方向に沿って多数の加工材検出子Sが列設さ
れ、この多数の加工材検出子Sによって加工材検出子群
が構成されている。また、各加工材検出子Sは、図17
に示すように、加工材wの送り方向で各押圧部材18と
一致する位置に配設されている。
【0052】各加工材検出子Sは、図15,図16に示
すように、検知ロール26と近接スイッチSW等によっ
て構成されている。この構成について説明すると、前記
検知ロール26は、支軸28を中心として揺動するリン
ク27に枢支される。該リンク27は、筒体29内に付
装した発条30により該筒体29内の押棒31の下端を
弾接されて、反時計回り方向へ回動付勢されている。
【0053】また、リンク27の上端には検知ボルト3
2が、その先端を筒体29上の近接スイッチSWの検知
端近傍に位置するように螺着し、加工材wが供給され
て、その先端が検知ロール26を発条30に抗して上方
へ浮上させると、リンク27が支軸28を中心に時計回
り方向へ回動し、検知ボルト32の先端が近接スイッチ
SWの検知端から離間し、これによりオン作動(加工材
検知)を生じさせるようにしている。尚、前記検知ボル
ト32先端と近接スイッチSWとの間隔調整は筒体29
の外面に先端を当接する調整螺子33の螺進操作により
なされ得る。
【0054】次に、この加工材検出子Sからなる加工材
検出子群を備えたデータ生成装置のデータ生成を図14
について説明する。
【0055】中央制御装置CPUには、前記加工材検出
子Sの出力源となる近接スイッチSWと、駆動モータM
3 の回転により所定間隔でパルスを送るセンサーk’
と、記憶装置Rとが接続されている。そして、加工材w
を走行路6’上に供給して走行させ、該加工材wが前記
検知ロール26の位置にくると、該加工材wに接触した
検知ロール26が上昇して近接スイッチSWが検知ボル
ト32の離間を検知し、加工材検出子Sのオン作動を生
ずる。そして、加工材wの走行に伴なって複数の加工材
検出子Sは、加工材wの形状に応じて個々の加工材検出
子S毎にオン作動もしくはオフ作動(非作動)すること
により、加工材wの平面形状を読み取ることができる。
そして、センサーk’からパルスが送られてくる毎に、
そのオン・オフ状態に基づいて幅方向列データDが生成
され、この幅方向列データDにその生成順に順列値Nが
付される。即ち、これにより、図17に示すように、加
工材wの送り方向に沿った順列値Nと該順列値Nで指定
された幅方向列データDとからなる形状データが生成さ
れ、該形状データが記憶装置Rに格納される。尚、ここ
では、加工材検出子Sが八個(実際には数十個)設けら
れ、幅方向列データDが8つの「0」,「1」 値からなるもの
として例示してある。
【0056】また、この形状データの生成時における走
行路6’上の加工材wの側縁位置が、走行路6’の幅方
向に沿って進退制御される位置検出装置38によって検
知され、位置データとして記憶装置Rに格納される。そ
して、この位置データによって送材通路6の位置ガイド
34を幅方向に沿って進退制御し、サンデイング時にお
ける加工材wの位置合わせを行なうようにしている。
尚、この実施例にあって、前記位置検出装置38及び位
置ガイド34は、必ずしも進退制御されるように設ける
必要はなく、所定位置に固定するようにしてもよい。
【0057】さらに、該加工材wの厚み及び押圧部材1
8の押圧力条件等も端末入力装置41から入力され、記
憶装置Rに格納される。そして、形状の異なる加工材w
毎に、その形状データと厚みデータ及び押圧力データ等
からなる材料データを記憶装置Rに保存して、データ管
理し、加工材wのサンデイング時に、記憶装置Rから読
み出した当該加工材の材料データによって、ベルトサン
ダー機の作動制御が行なわれる。
【0058】図18は、複数の研削ヘッド40a,40
b,40cを備えたベルトサンダー機であって、かかる
構成にあっても、上記した各構成を同様に適用すること
ができる。
【0059】即ち、走材装置5の上部には、舵取ローラ
8、駆動ロール9及び従動ロール10を三角配置し、か
つ、該ロール群にサンディングベルト11を掛け渡して
なる荒仕上研削ヘッド40a,仕上研削ヘッド40b及
び超仕上研削ヘッド40cが順次配設されており、各研
削ヘッド40a,40b,40cには夫々多数の押圧部
材18を付装すると共に、各研削ヘッド40a,40
b,40cの前方に、夫々検出子h1 ,h2 ,h3 が配
置されている。
【0060】かかる構成にあって、研削ヘッド40a〜
40cの各押圧部材18は、記憶装置Rから順次読み出
される順列値Nと該順列値Nで指定された幅方向列デー
タDとからなる形状データに従って駆動される。
【0061】ここで検出子h1 から研削ヘッド40aの
押圧部材18に至る距離に対応するカウンターCのカウ
ント数と、検出子h2 から研削ヘッド40bの押圧部材
18に至る距離に対応するカウンターCのカウント数
と、検出子h3 から研削ヘッド40cの押圧部材18に
至る距離に対応するカウンターCのカウント数は夫々所
定値として予め定められている。
【0062】そして、各押圧部材18は、その駆動タイ
ミングが異なるから、研削ヘッド40aの押圧部材18
は検出子h1 による加工材wの検知からその所定値の消
化とともに、研削ヘッド40bの押圧部材18は検出子
2 による加工材wの検知からその所定値の消化ととも
に、研削ヘッド40cの押圧部材18は検出子h3 によ
る加工材wの検知からその所定値の消化と共に駆動され
るようにタイミング制御が施される。
【0063】
【発明の効果】本発明は、上述のように、平面形状の異
なる各種の加工材w毎に、予め、加工材wの送り方向に
沿った順列値Nと該順列値Nで指定された幅方向列デー
タDとからなる形状データを生成して、記憶装置Dに夫
々格納しておき、加工材wのサンディング時に、一度記
憶された当該加工材wが属する種類に係る形状データを
読み出して、該形状データに基づいて各押圧部材18の
エアーシリンダー22への圧力制御を各個に施すように
したから、同一平面形状の加工材wに対しては、同じ形
状データに基づいて所定のサンディングを実施すること
ができ、これにより、サンディングのばらつきが解消さ
れる。また、従来構成において踏圧装置12の前方に配
置していた加工材検出子群が不要となり、該加工材検出
子群の存在に起因する種々の問題点、即ち、保守,調整
作業の困難性、あるいは加工材検出子群の作動不良に起
因してベルトサンダー機が使用不能となる等の問題点が
解消され得る。
【0064】さらにまた、加工材wの厚みを厚みデータ
として記憶装置に格納し、サンディング開始前に、該記
憶装置から読み出した厚みデータに基づいて、研削ヘッ
ドもしくは送材装置を昇降制御して、送材通路の適正間
隔を自動設定しているものであるから、記憶データに基
づいて行なうサンディングの完全な自動化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトサンダー機の概要正面図である。
【図2】踏圧装置12の縦断正面図である。
【図3】踏圧装置12の縦断縦断側面図である。
【図4】制御手段の一例を示すブロック図である。
【図5】第一実施例の形状特定手段を備えたベルトサン
ダー機の概略ブロック図である。
【図6】データ生成の説明図である。
【図7】ベルトサンダー機の作動制御手順を示すフロー
チャート図である。
【図8】位置ガイド34の配置状態の概略平面図であ
る。
【図9】制御弁V1 ,V2 の作動を示す説明図である。
【図10】中央制御装置CPUによる幅方向列データD
の判定結果を示す説明図である。
【図11】第二実施例の形状特定手段を備えたベルトサ
ンダー機の概略ブロック図である。
【図12】第三実施例の形状特定手段を備えたベルトサ
ンダー機の概略ブロック図である。
【図13】搬送テーブルの概略正面図である。
【図14】形状特定手段とデータ生成装置のブロック図
である。
【図15】検知ロール26等の一部切欠正面図である。
【図16】検知ロール26等の一部切欠側面図である。
【図17】データ生成の説明図である。
【図18】多数の研削ヘッドを設けたベルトサンダー機
に本発明を適用した実施例の概略正面図である。
【図19】従来例の欠点を示す踏圧パッドpの縦断側面
図である。
【符号の説明】
5 送材装置 6 送材通路 6’走行路 11 サンディングベルト 12 踏圧装置 18 押圧部材 22 エアーシリンダー 35 CCDカメラ 36 画像処理端末 40 研削ヘッド 41 端末入力装置 A 形状指定手段 D 幅方向列データ N 順列値 S 加工材検出子 R 記憶装置 w 加工材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−166455(JP,A) 特開 平7−112357(JP,A) 特開 平5−96456(JP,A) 特開 平5−318305(JP,A) 特公 平7−96186(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 21/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト駆動機構に無端サンディングベルト
    を掛渡し、送材通路側に踏圧装置を配置して、その踏圧
    面を前記ベルトの内面に接触させてなる一〜複数個の研
    削ヘッドと、送材装置とを、送材通路を介して、加工材
    の厚みに応じて相対的に離近可能に対設し、 前記踏圧装置に、送材通路の幅方向に亘って列設された
    多数の押圧部材と、各押圧部材にシリンダーロッドを連
    結する多数のエアーシリンダーとを設け、各エアーシリ
    ンダーへの圧力制御を各個に施すようにしてなるベルト
    サンダー機において、加工材の平面形状の計測値を入力情報として端末入力装
    置から入力することによって構成した、 加工材の平面形
    状を特定する形状特定手段を備え、平面形状の異なる各
    種の加工材毎に、該形状特定手段からの入力情報によ
    り、加工材の送り方向に沿った順列値と該順列値で指定
    された幅方向列データとからなる形状データを生成する
    データ生成装置と、 前記形状データと加工材の厚みデータとを格納する記憶
    装置と、 前記順列値で指定された幅方向列データに対応する加工
    材の部位が、踏圧装置の直下に到来したことを検知する
    タイミング検出手段とを備えてなり、サンディング開始前に、前記記憶装置から読み出した厚
    みデータに基づいて、研削ヘッドもしくは送材装置を昇
    降制御して、送材通路の適正間隔を自動設定するように
    し、 さらに 前記記憶装置に予め記憶された、当該加工材の種
    類に対応する形状データを記憶装置から読み出して、加
    工材の当該部位が踏圧装置の直下に到来したことをタイ
    ミング検出手段によって検知すると、読み出した形状デ
    ータの、当該部位の順列値に対応する幅方向列データに
    基づいて、前記各押圧部材のエアーシリンダーへの圧力
    制御を各個に施すようにしたことを特徴とするベルトサ
    ンダー機。
  2. 【請求項2】ベルト駆動機構に無端サンディングベルト
    を掛渡し、送材通路側に踏圧装置を配置して、その踏圧
    面を前記ベルトの内面に接触させてなる一〜複数個の研
    削ヘッドと、送材装置とを、送材通路を介して、加工材
    の厚みに応じて相対的に離近可能に対設し、 前記踏圧装置に、送材通路の幅方向に亘って列設された
    多数の押圧部材と、各押圧部材にシリンダーロッドを連
    結する多数のエアーシリンダーとを設け、各エアーシリ
    ンダーへの圧力制御を各個に施すようにしてなるベルト
    サンダー機において、CCDカメラによる加工材の平面画像信号を入力情報と
    して画像処理端末から入力することによって構成した、
    加工材の平面形状を特定する形状特定手段を備え、平面
    形状の異なる各種の加工材毎に、該形状特定手段からの
    入力情報により、加工材の送り方向に沿った順列値と該
    順列値で指定された幅方向列データとからなる形状デー
    タを生成するデータ生成装置と、 前記形状データと加工材の厚みデータとを格納する記憶
    装置と、 前記順列値で指定された幅方向列データに対応する加工
    材の部位が、踏圧装置の直下に到来したことを検知する
    タイミング検出手段とを備えてなり、サンディング開始前に、前記記憶装置から読み出した厚
    みデータに基づいて、研削ヘッドもしくは送材装置を昇
    降制御して、送材通路の適正間隔を自動設定するように
    し、 さらに 前記記憶装置に予め記憶された、当該加工材の種
    類に対応する形状データを記憶装置から読み出して、加
    工材の当該部位が踏圧装置の直下に到来したことをタイ
    ミング検出手段によって検知すると、読み出した形状デ
    ータの、当該部位の順列値に対応する幅方向列データに
    基づいて、前記各押圧部材のエアーシリンダーへの圧力
    制御を各個に施すようにしたことを特徴とするベルトサ
    ンダー機。
  3. 【請求項3】ベルト駆動機構に無端サンディングベルト
    を掛渡し、送材通路側に踏圧装置を配置して、その踏圧
    面を前記ベルトの内面に接触させてなる一〜複数個の研
    削ヘッドと、送材装置とを、送材通路を介して、加工材
    の厚みに応じて相対的に離近可能に対設し、 前記踏圧装置に、送材通路の幅方向に亘って列設された
    多数の押圧部材と、各押圧部材にシリンダーロッドを連
    結する多数のエアーシリンダーとを設け、各エアーシリ
    ンダーへの圧力制御を各個に施すようにしてなるベルト
    サンダー機において、加工材の走行路と直交する方向に沿って多数の加工材検
    出子を列設し、前記走行路に加工材を走行させて、加工
    材の平面形状を加工材検出子群により読み取り、この読
    み取り情報により、加工材の送り方向に沿った順列値と
    該順列値で指定された幅方向列データとからなる形状デ
    ータを生成することにより構成したデータ生成装置と、 前記形状データと加工材の厚みデータとを格納する記憶
    装置と、 前記順列値で指定された幅方向列データに対応する加工
    材の部位が、踏圧装置の直下に到来したことを検知する
    タイミング検出手段とを備えてなり、サンディング開始前に、前記記憶装置から読み出した厚
    みデータに基づいて、研削ヘッドもしくは送材装置を昇
    降制御して、送材通路の適正間隔を自動設定するように
    し、 前記記憶装置に予め記憶された、当該加工材の種類に対
    応する形状データを記憶装置から読み出して、加工材の
    当該部位が踏圧装置の直下に到来したことをタイミング
    検出手段によって検知すると、読み出した形状データ
    の、当該部位の順列値に対応する幅方向列データに基づ
    いて、前記各押圧部材のエアーシリンダーへの圧力制御
    を各個に施すようにしたことを特徴とするベルトサンダ
    ー機。
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