JP3142213B2 - 燃料タンク装置 - Google Patents
燃料タンク装置Info
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用受け部材構造分野】本発明は、農業機械
等に設けられる燃料タンク装置に関するものである。
等に設けられる燃料タンク装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種農業機械のなかには、燃料タンクの下部を機体に
固定する一方、燃料注入筒部が突出するタンク上面を所
定間隙を存してカバー体で覆い、さらに該カバー体に、
前記燃料注入筒部の貫通孔を開設したものがある。しか
るに、燃料タンクに燃料供給を行うに際し、前記燃料注
入筒部から燃料を溢れさせた場合には、溢れた燃料が前
記貫通孔から機内に流れ込んで燃料タンク自身や周辺の
部材を汚損することがある。そこで、前記燃料注入筒部
の外周に、燃料注入筒部から溢れた燃料を受止める受け
部材を設けることが提案されているが、従来の受け部材
は、単に燃料注入筒部の外周に嵌合されるものであるた
め、機体振動等に伴って位置ズレする場合があり、特
に、受け止めた燃料を排出管を介して機外に排出するも
のでは、前記位置ズレに伴って排出位置が変化してしま
う不都合があった。
この種農業機械のなかには、燃料タンクの下部を機体に
固定する一方、燃料注入筒部が突出するタンク上面を所
定間隙を存してカバー体で覆い、さらに該カバー体に、
前記燃料注入筒部の貫通孔を開設したものがある。しか
るに、燃料タンクに燃料供給を行うに際し、前記燃料注
入筒部から燃料を溢れさせた場合には、溢れた燃料が前
記貫通孔から機内に流れ込んで燃料タンク自身や周辺の
部材を汚損することがある。そこで、前記燃料注入筒部
の外周に、燃料注入筒部から溢れた燃料を受止める受け
部材を設けることが提案されているが、従来の受け部材
は、単に燃料注入筒部の外周に嵌合されるものであるた
め、機体振動等に伴って位置ズレする場合があり、特
に、受け止めた燃料を排出管を介して機外に排出するも
のでは、前記位置ズレに伴って排出位置が変化してしま
う不都合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる燃料タン
ク装置を提供することを目的として創案されたものであ
って、燃料タンクの下部を機体に固定する一方、燃料注
入筒部およびフランジ接合部が突出するタンク上面を所
定間隙を存してカバー体で覆い、さらに該カバー体に
は、前記燃料注入筒部の貫通孔を開設してなる燃料タン
ク装置において、前記燃料注入筒部の外周に、燃料注入
筒部から溢れた燃料を受止める受け部材を設けるにあた
り、該受け部材に、前記フランジ接合部に係合して受け
部材のズレ止めをする係合部を形成する一方、カバー体
の下面には、前記係合部を嵌合保持して燃料タンクの振
れ止めをする嵌合部を形成したことを特徴とするもので
ある。そして本発明は、この構成によって、受け部材の
ズレ止めをすると同時に、燃料タンクの振れも規制する
ことができるようにしたものである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる燃料タン
ク装置を提供することを目的として創案されたものであ
って、燃料タンクの下部を機体に固定する一方、燃料注
入筒部およびフランジ接合部が突出するタンク上面を所
定間隙を存してカバー体で覆い、さらに該カバー体に
は、前記燃料注入筒部の貫通孔を開設してなる燃料タン
ク装置において、前記燃料注入筒部の外周に、燃料注入
筒部から溢れた燃料を受止める受け部材を設けるにあた
り、該受け部材に、前記フランジ接合部に係合して受け
部材のズレ止めをする係合部を形成する一方、カバー体
の下面には、前記係合部を嵌合保持して燃料タンクの振
れ止めをする嵌合部を形成したことを特徴とするもので
ある。そして本発明は、この構成によって、受け部材の
ズレ止めをすると同時に、燃料タンクの振れも規制する
ことができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はトラクタの走行機体であっ
て、該走行機体1は、走行動力、PTO動力および油圧
動力を供給するエンジン2、走行変速機構(図示せず)
およびPTO変速機構3を内装するトランスミッション
ケース4、リフトシリンダ(図示せず)を内装する油圧
ケース5等を備えるが、これらの基本構成は従来通りで
ある。
明する。図面において、1はトラクタの走行機体であっ
て、該走行機体1は、走行動力、PTO動力および油圧
動力を供給するエンジン2、走行変速機構(図示せず)
およびPTO変速機構3を内装するトランスミッション
ケース4、リフトシリンダ(図示せず)を内装する油圧
ケース5等を備えるが、これらの基本構成は従来通りで
ある。
【0005】6は運転席7の後方に配設される燃料タン
クであって、該燃料タンク6は、供給配管8を介して機
体前側の燃料フィルタ9に燃料を供給する一方、燃料フ
ィルタ9からエンジン2に供給された燃料のうち、余剰
した燃料が戻り配管10を介して燃料タンク6に戻され
るようになっている。そして、前記供給配管8および戻
り配管10は、トランスミッションケース4の側面に沿
うべく配管されるが、ステップ11の下方位置において
は、従来の様にステップブラケット12の下方を経由す
ることなく、ステップ11とステップブラケット12と
の間に存在する間隙を経由させるようになっている。つ
まり、両配管8、10をステップブラケット12の下方
に垂れ下がり状に沿わせた場合の如く、障害物との接触
に基づいて両配管8、10を損傷することを防止すると
共に、配管経路を可及的に直線に近づけて配管の短縮化
を計り、さらには、ステップブラケット12を配管の支
持部材に利用することでクランプの個数も減少させるこ
とができるようになっている。
クであって、該燃料タンク6は、供給配管8を介して機
体前側の燃料フィルタ9に燃料を供給する一方、燃料フ
ィルタ9からエンジン2に供給された燃料のうち、余剰
した燃料が戻り配管10を介して燃料タンク6に戻され
るようになっている。そして、前記供給配管8および戻
り配管10は、トランスミッションケース4の側面に沿
うべく配管されるが、ステップ11の下方位置において
は、従来の様にステップブラケット12の下方を経由す
ることなく、ステップ11とステップブラケット12と
の間に存在する間隙を経由させるようになっている。つ
まり、両配管8、10をステップブラケット12の下方
に垂れ下がり状に沿わせた場合の如く、障害物との接触
に基づいて両配管8、10を損傷することを防止すると
共に、配管経路を可及的に直線に近づけて配管の短縮化
を計り、さらには、ステップブラケット12を配管の支
持部材に利用することでクランプの個数も減少させるこ
とができるようになっている。
【0006】さて、前記燃料タンク6は、前半部6aと
後半部6bを別々にプレス成形すると共に、両部6a、
6bに形成されるフランジ部同志を溶接して形成される
ものであり、このため、燃料タンク6の上下および左右
の面部には、外方に突出するフランジ接合部6cが存在
するが、さらに燃料タンク6の上面には、上端に燃料注
入口を有する燃料注入筒部6dが上方に向けて一体的に
突設される一方、燃料タンク6の左右下端部には、ボル
ト軸6eが下方に向けて突設されている。尚、13は前
記燃料注入口を開閉するためのキャップである。
後半部6bを別々にプレス成形すると共に、両部6a、
6bに形成されるフランジ部同志を溶接して形成される
ものであり、このため、燃料タンク6の上下および左右
の面部には、外方に突出するフランジ接合部6cが存在
するが、さらに燃料タンク6の上面には、上端に燃料注
入口を有する燃料注入筒部6dが上方に向けて一体的に
突設される一方、燃料タンク6の左右下端部には、ボル
ト軸6eが下方に向けて突設されている。尚、13は前
記燃料注入口を開閉するためのキャップである。
【0007】一方、14は前記燃料タンク6を組付ける
ためのタンクブラケットであって、該タンクブラケット
14は、クッションゴム15を介して前記油圧ケース5
に組付けられるものであるが、前述した左右のボルト軸
6eのみがナット固定されるため、燃料タンク6は下側
のみが固定された立設状態で機体に組付けられるように
なっている。
ためのタンクブラケットであって、該タンクブラケット
14は、クッションゴム15を介して前記油圧ケース5
に組付けられるものであるが、前述した左右のボルト軸
6eのみがナット固定されるため、燃料タンク6は下側
のみが固定された立設状態で機体に組付けられるように
なっている。
【0008】さらに、16はゴム質弾性材で形成される
受皿形状の受け部材であって、該受け部材16は、前記
燃料注入筒部6dの外周に外嵌状に装着されるため、燃
料注入筒部6dから溢れた燃料を受止めることが可能で
あるが、本実施例の受け部材16には、一側方に延びる
延設部16aが形成されるため、必要な受止め容量を確
保しつつ高さ寸法を可及的に低く抑えることが可能にな
り、しかも、延設部16aは、燃料タンク6の一端から
外側方に突出すると共に、その突出部位にはタンク形状
に沿って深くなる深底部16bが形成されるため、受止
め容量をさらに拡張することができるようになってい
る。そして、前記深底部16bに溜った燃料は、排出管
17を経由して機外に排出されるが、本実施例の排出管
17は、タンク側面に沿うべく前記深底部16bから直
線的に垂下されている。
受皿形状の受け部材であって、該受け部材16は、前記
燃料注入筒部6dの外周に外嵌状に装着されるため、燃
料注入筒部6dから溢れた燃料を受止めることが可能で
あるが、本実施例の受け部材16には、一側方に延びる
延設部16aが形成されるため、必要な受止め容量を確
保しつつ高さ寸法を可及的に低く抑えることが可能にな
り、しかも、延設部16aは、燃料タンク6の一端から
外側方に突出すると共に、その突出部位にはタンク形状
に沿って深くなる深底部16bが形成されるため、受止
め容量をさらに拡張することができるようになってい
る。そして、前記深底部16bに溜った燃料は、排出管
17を経由して機外に排出されるが、本実施例の排出管
17は、タンク側面に沿うべく前記深底部16bから直
線的に垂下されている。
【0009】またさらに、前記受け部材16の前端縁に
は、肉厚なエッジ部16cが形成されるが、該エッジ部
16cの下面部には、前記フランジ接合部6cに一体的
に係合する係合溝16dが形成されており、このため、
受け部材16がズレ止めされると共に、肉厚なエッジ部
16cによって受け部材16の前端縁が補強されるよう
になっている。
は、肉厚なエッジ部16cが形成されるが、該エッジ部
16cの下面部には、前記フランジ接合部6cに一体的
に係合する係合溝16dが形成されており、このため、
受け部材16がズレ止めされると共に、肉厚なエッジ部
16cによって受け部材16の前端縁が補強されるよう
になっている。
【0010】一方、18は左右のフェンダ19間に架設
されるタンクカバーであって、該タンクカバー18は、
前記燃料タンク6の上面を所定の間隙を存して覆うた
め、燃料注入筒部6dの貫通孔18aが開設されるが、
タンクカバー18の下面には、前記エッジ部16cを嵌
合保持する冂字状の嵌合溝18bが形成されている。即
ち、嵌合溝18bは、エッジ部16cを介してフランジ
接合部6cを係止するため、下側のみが固定される燃料
タンク6の振れ(倒れ)を防止し、また、換言すれと、
タンクカバー18がエッジ部16cを介して燃料タンク
6に支持されるため、タンクカバー18に燃料供給用タ
ンク等の重量物を載せた場合でも、タンクカバー18が
変形することを防止でき、しかも、エッジ部16cは弾
性を有するため、物を載せたときの衝撃を和らげる緩衝
部材としても機能させることができるようになってい
る。
されるタンクカバーであって、該タンクカバー18は、
前記燃料タンク6の上面を所定の間隙を存して覆うた
め、燃料注入筒部6dの貫通孔18aが開設されるが、
タンクカバー18の下面には、前記エッジ部16cを嵌
合保持する冂字状の嵌合溝18bが形成されている。即
ち、嵌合溝18bは、エッジ部16cを介してフランジ
接合部6cを係止するため、下側のみが固定される燃料
タンク6の振れ(倒れ)を防止し、また、換言すれと、
タンクカバー18がエッジ部16cを介して燃料タンク
6に支持されるため、タンクカバー18に燃料供給用タ
ンク等の重量物を載せた場合でも、タンクカバー18が
変形することを防止でき、しかも、エッジ部16cは弾
性を有するため、物を載せたときの衝撃を和らげる緩衝
部材としても機能させることができるようになってい
る。
【0011】また、20は前記PTO変速機構3を操作
するためのPTO変速レバーであって、該PTO変速レ
バー20の基端部に一体的に連結されるPTO変速軸2
1は、左右方向のスライドおよび軸芯回りの回動が許容
される状態でコントロールケース22に貫通状に組み込
まれている。そして、PTO変速レバー20を外側方に
スライド操作した場合には、PTO変速軸21の中間部
に設けられる変速アーム23が「1速」、「2速」側の
変速機構に係合するため、ここで、PTO変速レバー2
0を前後方向に回動操作すれば、PTO回転が「1速」
もしくは「2速」に変速されることになり、一方、PT
O変速レバー20を内側方にスライド操作した場合に
は、変速アーム23が「3速」、「逆転」側の変速機構
に係合するため、ここで、PTO変速レバー20を前後
方向に回動操作すれば、PTO回転が「3速」もしくは
「逆転」に変速されるようになっている。尚、24はP
TO変速レバー20の操作方向を規制するレバーガイ
ド、25は変速アーム23の移動方向を規制する規制ガ
イドである。
するためのPTO変速レバーであって、該PTO変速レ
バー20の基端部に一体的に連結されるPTO変速軸2
1は、左右方向のスライドおよび軸芯回りの回動が許容
される状態でコントロールケース22に貫通状に組み込
まれている。そして、PTO変速レバー20を外側方に
スライド操作した場合には、PTO変速軸21の中間部
に設けられる変速アーム23が「1速」、「2速」側の
変速機構に係合するため、ここで、PTO変速レバー2
0を前後方向に回動操作すれば、PTO回転が「1速」
もしくは「2速」に変速されることになり、一方、PT
O変速レバー20を内側方にスライド操作した場合に
は、変速アーム23が「3速」、「逆転」側の変速機構
に係合するため、ここで、PTO変速レバー20を前後
方向に回動操作すれば、PTO回転が「3速」もしくは
「逆転」に変速されるようになっている。尚、24はP
TO変速レバー20の操作方向を規制するレバーガイ
ド、25は変速アーム23の移動方向を規制する規制ガ
イドである。
【0012】ところで、前記PTO変速においては、
「3速」および「逆転」の使用頻度が低く、特に、対応
しない作業機で「逆転」を使用した場合には、作業機の
破損を招くことがある。このため従来では、前記レバー
ガイド24に、「3速」、「逆転」側に入りにくくする
規制機構を設けたり、逆転操作専用の操作具を別個に設
けることにより「逆転」位置への誤操作を防止していた
が、本実施例では、前記コントロールケース22の内壁
と変速アーム23との間に圧縮スプリング26を介設す
るだけで「逆転」位置への誤操作を防止しているため、
構造の簡略化を計ることができ、しかも、「中立」状態
では、PTO変速レバー20を外側方に付勢保持するた
め、乗降時にPTO変速レバー20が邪魔になる不都合
を解消できる。
「3速」および「逆転」の使用頻度が低く、特に、対応
しない作業機で「逆転」を使用した場合には、作業機の
破損を招くことがある。このため従来では、前記レバー
ガイド24に、「3速」、「逆転」側に入りにくくする
規制機構を設けたり、逆転操作専用の操作具を別個に設
けることにより「逆転」位置への誤操作を防止していた
が、本実施例では、前記コントロールケース22の内壁
と変速アーム23との間に圧縮スプリング26を介設す
るだけで「逆転」位置への誤操作を防止しているため、
構造の簡略化を計ることができ、しかも、「中立」状態
では、PTO変速レバー20を外側方に付勢保持するた
め、乗降時にPTO変速レバー20が邪魔になる不都合
を解消できる。
【0013】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、燃料タンク6の上面から突出する燃料注入筒部6
dの外周には、燃料注入筒部6dから溢れた燃料を受止
める受け部材16が設けられるが、該受け部材16のエ
ッジ部16cに形成される係合溝16dは、燃料タンク
6のフランジ接合部6cに係合して受け部材16の位置
ズレを規制することになる。従って、受け止めた燃料を
排出管17を介して機外に排出するにあたり、その排出
位置が受け部材16の位置ズレに伴って変化してしまう
不都合を解消することができる。
いて、燃料タンク6の上面から突出する燃料注入筒部6
dの外周には、燃料注入筒部6dから溢れた燃料を受止
める受け部材16が設けられるが、該受け部材16のエ
ッジ部16cに形成される係合溝16dは、燃料タンク
6のフランジ接合部6cに係合して受け部材16の位置
ズレを規制することになる。従って、受け止めた燃料を
排出管17を介して機外に排出するにあたり、その排出
位置が受け部材16の位置ズレに伴って変化してしまう
不都合を解消することができる。
【0014】しかも、燃料タンク6の上方を覆うタンク
カバー16の下面には、前記エッジ部16cを嵌合保持
する嵌合溝18bが形成されるため、下側のみが固定さ
れる燃料タンク6の振れ(倒れ)を防止でき、しかも、
タンクカバー18がエッジ部16cを介して燃料タンク
6に支持されることになるため、タンクカバー18に燃
料供給用タンク等の重量物を載せた場合でも、タンクカ
バー18の変形を防止することができる。
カバー16の下面には、前記エッジ部16cを嵌合保持
する嵌合溝18bが形成されるため、下側のみが固定さ
れる燃料タンク6の振れ(倒れ)を防止でき、しかも、
タンクカバー18がエッジ部16cを介して燃料タンク
6に支持されることになるため、タンクカバー18に燃
料供給用タンク等の重量物を載せた場合でも、タンクカ
バー18の変形を防止することができる。
【0015】さらに、前記エッジ部16cは弾性を有す
るため、物を載せたときの衝撃を和らげる緩衝部材とし
ても機能し、この結果、タンクカバー18の変形防止効
果をさらに高めることができる。
るため、物を載せたときの衝撃を和らげる緩衝部材とし
ても機能し、この結果、タンクカバー18の変形防止効
果をさらに高めることができる。
【0016】また、受け部材16には、一側方に延びる
延設部16aが形成されるため、必要な受止め容量を確
保しつつ高さ寸法を可及的に低く抑えることが可能にな
り、この結果、燃料タンク6とタンクカバー18の間隙
寸法を小さくしてタンクカバー18を低くすることによ
り、燃料供給用タンクを載せる際の作業性を向上させる
ことができる。
延設部16aが形成されるため、必要な受止め容量を確
保しつつ高さ寸法を可及的に低く抑えることが可能にな
り、この結果、燃料タンク6とタンクカバー18の間隙
寸法を小さくしてタンクカバー18を低くすることによ
り、燃料供給用タンクを載せる際の作業性を向上させる
ことができる。
【0017】また、前記延設部16aの先端側を、燃料
タンク6の一端から外側方に突出させると共に、その突
出部位に深底部16bを形成し、さらに、深底部16b
に排出管17を垂下状に接続したため、受け部材16が
受け止めた燃料を確実に排出することができる許りか、
排出管17を曲げた場合の如く塵埃や泥が詰る確率も低
下させることができる。
タンク6の一端から外側方に突出させると共に、その突
出部位に深底部16bを形成し、さらに、深底部16b
に排出管17を垂下状に接続したため、受け部材16が
受け止めた燃料を確実に排出することができる許りか、
排出管17を曲げた場合の如く塵埃や泥が詰る確率も低
下させることができる。
【0018】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、燃料タンクに燃料供給を行うに際
し、燃料注入筒部から燃料を溢れさせた場合には、溢れ
た燃料が受け部材で受け止められることになるが、該受
け部材には、燃料タンクのフランジ接合部に係合する係
合部が形成されるため、受け部材の位置ズレが規制され
ることになり、一方、燃料タンクの上方を覆うカバー体
の下面には、前記係合部を嵌合保持する嵌合部が形成さ
れるため、燃料タンクの振れ止めも同時に達成できるこ
とになる。しかも、前記カバー体は、受け部材を介して
燃料タンクに支持されるため、カバー体に燃料供給用タ
ンク等の重量物を載せた場合に、カバー体が変形してし
まうような不都合も防止することができる。
れたものであるから、燃料タンクに燃料供給を行うに際
し、燃料注入筒部から燃料を溢れさせた場合には、溢れ
た燃料が受け部材で受け止められることになるが、該受
け部材には、燃料タンクのフランジ接合部に係合する係
合部が形成されるため、受け部材の位置ズレが規制され
ることになり、一方、燃料タンクの上方を覆うカバー体
の下面には、前記係合部を嵌合保持する嵌合部が形成さ
れるため、燃料タンクの振れ止めも同時に達成できるこ
とになる。しかも、前記カバー体は、受け部材を介して
燃料タンクに支持されるため、カバー体に燃料供給用タ
ンク等の重量物を載せた場合に、カバー体が変形してし
まうような不都合も防止することができる。
【図1】トラクタの要部側面図である。
【図2】同上要部平面図である。
【図3】燃料タンクの配設状態を示す背面図である。
【図4】同上平面図である。
【図5】受け部材の配設状態を示す要部断面図である。
【図6】燃料タンク装置の分解斜視図である。
【図7】PTO変速機構の側面断面図である。
【図8】同上正面断面図である。
1 走行機体 6 燃料タンク 6c フランジ接合部 6d 燃料注入筒部 16 受け部材 16c エッジ部 16d 係合溝 18 タンクカバー 18a 貫通孔 18b 嵌合溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/01 B60K 15/063 A01B 33/08
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料タンクの下部を機体に固定する一
方、燃料注入筒部およびフランジ接合部が突出するタン
ク上面を所定間隙を存してカバー体で覆い、さらに該カ
バー体には、前記燃料注入筒部の貫通孔を開設してなる
燃料タンク装置において、前記燃料注入筒部の外周に、
燃料注入筒部から溢れた燃料を受止める受け部材を設け
るにあたり、該受け部材に、前記フランジ接合部に係合
して受け部材のズレ止めをする係合部を形成する一方、
カバー体の下面には、前記係合部を嵌合保持して燃料タ
ンクの振れ止めをする嵌合部を形成したことを特徴とす
る燃料タンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28446894A JP3142213B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 燃料タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28446894A JP3142213B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 燃料タンク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08118970A JPH08118970A (ja) | 1996-05-14 |
JP3142213B2 true JP3142213B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=17678925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28446894A Expired - Fee Related JP3142213B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 燃料タンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142213B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102543329B1 (ko) * | 2020-05-07 | 2023-06-13 | 신성호 | 양방향 무용접 고정브라켓 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6072630B2 (ja) * | 2013-07-05 | 2017-02-01 | 本田技研工業株式会社 | 自動車の燃料配管構造 |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP28446894A patent/JP3142213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102543329B1 (ko) * | 2020-05-07 | 2023-06-13 | 신성호 | 양방향 무용접 고정브라켓 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08118970A (ja) | 1996-05-14 |
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