JP2000108696A - 変速機のマウント構造 - Google Patents

変速機のマウント構造

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JP2000108696A
JP2000108696A JP10292892A JP29289298A JP2000108696A JP 2000108696 A JP2000108696 A JP 2000108696A JP 10292892 A JP10292892 A JP 10292892A JP 29289298 A JP29289298 A JP 29289298A JP 2000108696 A JP2000108696 A JP 2000108696A
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transmission
mounting
bracket
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case portion
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JP10292892A
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Tatsufumi Masuda
達史 増田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、フロントケース部側合わ
せ面とリヤケース部側合わせ面との間からのオイル漏れ
を防止し得て、デファレンシャルのデフ軸のずれを防止
し得て、ファイナルギヤの歯当りを安定させ得て、ファ
イナルギヤの歯打音の発生を防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、変速機ケースをデフ
ァレンシャルのデフ軸中心線を通り上下方向に指向する
分割面において車両の前後方向前側のフロント部と前後
方向後側のリヤケース部とに分割して設け、変速機の前
側に位置させてフロントケース部に変速機側フロントマ
ウントブラケットを取付けて設け、この変速機側フロン
トマウントブラケットをフロントマウントを介して車体
に取付けて設け、変速機の後側に位置させてフロント部
とリヤケース部とに跨るように変速機側リヤマウントブ
ラケットを取付けて設け、この変速機側リヤマウントブ
ラケットをリヤマウントを介して車体に取付けて設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は変速機のマウント
構造に係り、特に、フロントケース部とリヤケース部と
が分割面において開いてずれることを防止し得て、フロ
ントケース部側合わせ面とリヤケース部側合わせ面との
間からのオイル漏れを防止し得て、デファレンシャルの
デフ軸のずれを防止し得て、ファイナルギヤの歯当りを
安定させ得て、歯打音の発生を防止し得る変速機のマウ
ント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、車体の前方に内燃機関を横置
きに搭載し、この内燃機関に変速機を連結して設けた前
輪駆動方式を採用する車両がある。この車両は、内燃機
関に連結される変速機をマウントを介して車体に弾性的
に支持することにより、変速機の発生するギヤ音や振動
が車体側に伝達されるのを防止している。
【0003】このような変速機のマウント構造として
は、特開平5−85206号公報、特開平9−2803
47号公報、特開平10−114226号公報に開示さ
れるものがある。
【0004】特開平5−85206号公報に開示される
ものは、エンジン、変速機及びトランスファを縦置き配
置し、エンジンの左右いずれか一方にデファレンシャル
装置を配置し、エンジンの駆動力をトランスファからプ
ロペラシャフトを介してデファレンシャル装置に伝達
し、一方のドライブシャフトをデファレンシャル装置に
連結されたパイプ部材で保持し、デファレンシャル装置
及びパイプ部材をそれぞれエンジンの左右側面にブラケ
ットを介して取付け、パイプ部材をデファレンシャル装
置に対してボルトで締結し、エンジンに対するパイプ部
材の取付部にパイプ部材側とエンジン側との車幅方向の
相対的な位置ずれを防止するマウントラバーを介設した
ものである。
【0005】特開平9−280347号公報に開示され
るものは、リバースアイドラギヤを軸支するリバースア
イドラギヤシャフトをトランスケース内に支持する変速
機において、リバースアイドラシャフトを固定するアイ
ドラカバーをトランスケースと別体に設け、トランスケ
ースの外側からアイドラカバーを組付けるものである。
【0006】特開平10−114226号公報に開示さ
れる開示されるものは、両側部に変位規制用のストッパ
を有する剪断型のゴムマウントと、両端の結合部にゴム
ブッシュを有するトルクロッドとを、エンジンの後部と
車体側の部材との間に介装させたエンジンマウント装置
において、エンジンの後端面から突出するようにブラケ
ットを延設するとともに、このブラケットの降誕と車体
側の部材との間に車体前後方向に延在するトルクロッド
を配設したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前輪駆動方
式の車両には、横置きに搭載した内燃機関に変速機を連
結して設け、この変速機の変速機ケースにデファレンシ
ャルを内蔵し、変速機ケースをデファレンシャルのデフ
軸中心線を通り上下方向に指向する分割面において車両
の前後方向前側のフロントケース部と前後方向後側のリ
ヤケース部とに分割しているものがある。
【0008】このように変速機ケースをフロントケース
部とリヤケース部とに分割した変速機は、ファイナルギ
ヤによりデファレンシャルに伝達される駆動力が大きい
ときにデフ軸に大きな力が加わり、フロントケース部と
リヤケース部とを引離そうする力が作用する。
【0009】このため、変速機は、フロントケース部と
リヤケース部とが分割面において開いてしまう場合があ
り、フロントケース部側合わせ面とリヤケース部側合わ
せ面との間からのオイル漏れやデファレンシャルのデフ
軸のずれを生じる不都合がある。このデフ軸のずれは、
デファレンシャルに取付けたファイナルギヤの歯当りを
悪化させる不都合があり、ファイナルギヤの歯当りの悪
化により歯打音を発生する不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両に横置きに搭載した内
燃機関に変速機を連結して設け、この変速機の変速機ケ
ースにデファレンシャルを内蔵して設け、前記変速機ケ
ースをデファレンシャルのデフ軸中心線を通り上下方向
に指向する分割面において前記車両の前後方向前側のフ
ロントケース部と前後方向後側のリヤケース部とに分割
して設け、前記変速機の前側に位置させて前記フロント
ケース部に変速機側フロントマウントブラケットを取付
けて設け、この変速機側フロントマウントブラケットを
フロントマウントを介して車体に取付けて設け、前記変
速機の後側に位置させて前記フロントケース部とリヤケ
ース部とに跨るように変速機側リヤマウントブラケット
を取付けて設け、この変速機側リヤマウントブラケット
をリヤマウントを介して車体に取付けて設けたことを特
徴とする。
【0011】前記変速機側リヤマウントブラケットは、
略三角形の各頂点に位置させて配設される3本の変速機
用リヤ第1〜第3取付ボルトにより前記フロントケース
部とリヤケース部とに取付けて設けたことを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の変速機のマウント構造
は、変速機ケースの分割されたフロントケース部とリヤ
ケース部とに跨るように変速機側リヤマウントブラケッ
トを取付けて設けたことにより、フロントケース部とリ
ヤケース部との結合強度を高めることができ、また、変
速機の前側に位置させてフロントケース部に変速機側フ
ロントマウントブラケットを取付けて設け、変速機の後
側に位置させてフロントケース部とリヤケース部とに跨
るように変速機側リヤマウントブラケットを取付けて設
けたことにより、変速機の各マウントブラケット間の取
付距離を大にして取付けることができる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図19は、この発明の実施例を示すもの
である。図3〜図7において、2は車両(図示せず)の
車体、4は内燃機関、6は変速機である。内燃機関4
は、車両に横置きに搭載して設け、この内燃機関4のク
ランク軸線方向の一側に変速機6を連結して設けてい
る。
【0014】変速機6は、変速機ケース8にデファレン
シャル10を内蔵している。デファレンシャル10は、
変速機6の出力する駆動力をファイナルギヤ(図示せ
ず)を介して伝達され、デフ軸12により図示しない車
軸を介して車輪を駆動する。
【0015】前記変速機6は、変速機ケース8を、図6
・図7に示す如く、デファレンシャル10のデフ軸中心
線Cを通り上下方向に指向する分割面Pにおいて、車両
の前後方向前側に位置されるフロントケース部14と、
前後方向後側に位置されるリヤケース部16とに分割し
て設けている。
【0016】フロントケース部14とリヤケース部16
とには、図1・図2に示す如く、夫々フロントケース部
側合わせ面18とリヤケース部側合わせ面20とを設
け、夫々フロントケース部側窪22とリヤケース部側窪
部24とを設けている。半円等形状のフロントケース部
側窪22とリヤケース部側窪部24とは、図6・図7に
示す如く、フロントケース部側合わせ面18とリヤケー
ス部側合わせ面20とを当接させてフロントケース部1
4とリヤケース部16とを取付ボルト23により結合す
ると、デフ軸12の挿通される円筒形状に形成される。
【0017】フロントケース部14には、図8・図9に
示す如く、前側面26にフロントブラケット用第1〜第
3取付ボス28〜32を設けている。フロントブラケッ
ト用第1〜第3取付ボス28〜32は、フィラーチュー
ブ取付穴34の加工工具操作範囲S1と、変速機ケース
8のクランプ座36及びクランプ孔38の加工工具操作
範囲S2と、に干渉しない位置に、略三角形の各頂点に
位置させて配設する。
【0018】フロントブラケット用第1〜第3取付ボス
28〜32には、変速機側フロントマウントブラケット
40が取付けられる。変速機側フロントマウントブラケ
ット40は、図10〜図13に示す如く、変速機用フロ
ント取付部42とマウント用フロント取付部44とを設
けている。
【0019】変速機用フロント取付部42には、フロン
トブラケット用第1〜第3取付ボス28〜32と合致す
る位置に変速機用フロント第1〜第3取付孔46〜50
を設けている。マウント用フロント取付部44には、変
速機用フロント第1〜第3取付孔46〜50と交差する
方向にマウント用フロント第1・第2取付孔52・54
を設けている。
【0020】前記フロントケース部14には、図1に示
す如く、右側面56のフロントケース部側窪部22の下
方に位置させて、リヤブラケット用第1取付ボス58を
設けている。前記リヤケース部16には、左側面60の
リヤケース部側窪24の上方と後方とに夫々位置させ
て、リヤブラケット用第2取付ボス62とリヤブラケッ
ト用第3取付ボス64とを設けている。リヤブラケット
用第1〜第3取付ボス58・62・64は、略三角形の
各頂点に位置させて配設する。
【0021】また、前記フロントケース部14には、図
2に示す如く、下側面66にリヤブラケット用第4取付
ボス68を設けている。前記リヤケース部16には、下
側面70にリヤブラケット用第5取付ボス72を設けて
いる。
【0022】リヤブラケット用第1〜第5取付ボス58
・62・68・72には、変速機側リヤマウントブラケ
ット74が取付けられる。変速機側リヤマウントブラケ
ット72は、図14〜図19に示す如く、略横Y字形状
で平行に対向配設される2枚のリヤ垂直部材76・78
を設け、一方のリヤ垂直部材76に上下両縁から他方の
リヤ垂直部材78に向かって突出される上板部80・下
板部82を設け、上板部80・下板部82を他方のリヤ
垂直部材78の上下両縁に固着することにより断面箱形
状に形成し、一方のリヤ垂直部材76の下板部82に補
強部材84を固着して設けている。
【0023】2枚の対向配設されるリヤ垂直部材76・
78には、一端側に前記デフ軸16を上下から挟むよう
に略Y字形状に突出される下側・上側突出部86・8
6、88・88を夫々設けている。下側突出部86・8
6の各先端には、前記フロントケース部14のリヤブラ
ケット用第1取付ボス58と合致する位置に変速機用リ
ヤ第1取付パイプ90の両端を固定して設けている。上
側突出部88・88の各先端には、前記リヤケース部1
6のリヤブラケット用第2取付ボス62と合致する位置
に変速機用リヤ第2取付パイプ92の両端を固定して設
けている。
【0024】また、一方のリヤ垂直部材76の上側突出
部88の基端には、前記リヤブラケット用第3取付ボス
64と合致する位置にガイド94を貫通させて固定して
設けている。他方のリヤ垂直部材78の上側突出部86
の基端には、前記リヤブラケット用第3取付ボス64と
合致する位置にガイド96を貫通させて固定して設ける
とともに各ガイド94・96に前記リヤブラケット用第
3取付ボス64と合致する変速機用リヤ第3取付パイプ
98を固定して設けている。
【0025】さらに、変速機側リヤマウントブラケット
74は、一方のリヤ垂直部材76の下板部82に固着さ
れた補強部材84に、フロントケース部14のリヤブラ
ケット用第4取付ボス68と合致する位置に変速機用リ
ヤ第4取付孔100を設け、リヤケース部16のリヤブ
ラケット用第5取付ボス70と合致する位置に変速機用
リヤ第5取付孔102を設けている。
【0026】また、前記2枚の対向配設されるリヤ垂直
部材76・78には、他端側にマウント用リヤ取付孔1
04・104を夫々設けている。
【0027】次に作用について説明する。
【0028】この変速機6は、図6・図7に示す如く、
変速機ケース8を、デファレンシャル10のデフ軸中心
線Cを通り上下方向に指向する分割面Pにおいて、車両
の前後方向前側に位置されるフロントケース部14と、
前後方向後側に位置されるリヤケース部16とに分割し
て設けている。変速機ケース8をフロントケース部14
とリヤケース部16とに分割した変速機6は、変速機用
フロントマウントブラケット40と変速機用リヤマウン
トブラケット76とにより車体2に弾性的に支持され
る。
【0029】変速機用フロントマウントブラケット40
は、図3・図4に示す如く、変速機用フロント取付部4
2の変速機用フロント第1〜第3取付孔46〜50に変
速機用フロント第1〜第3取付ボルト106〜110を
挿通し、フロントブラケット用第1〜第3取付ボス28
〜32に螺着することにより、変速機6の前側に位置さ
せて且つ左側に指向させてフロントケース部14に取付
けられる。
【0030】フロントケース部14に取付けられた変速
機用フロントマウントブラケット40には、マウント用
フロント取付部44のマウント用フロント第1・第2取
付孔52・54に、フロントマウント112がフロント
用取付ボルト114・116により取付けられる。フロ
ントマウント112は、フロントマウント取付ボルト1
18により車体2に取付けられる。
【0031】変速機用リヤマウントブラケット74は、
図3〜図7に示す如く、変速機用リヤ第1取付パイプ9
0の変速機用リヤ第1取付孔90aと変速機用リヤ第2
取付パイプ92の変速機用リヤ第2取付孔92aと変速
機用リヤ第3取付パイプ98の変速機用リヤ第3取付孔
98aとに挿通した変速機用リヤ第1〜第3取付ボルト
120〜124をリヤブラケット用第1〜第3取付ボス
58・62・64に螺着し、また、変速機用リヤ第4取
付孔100と変速機用リヤ第5取付孔102とに夫々挿
通した変速機用リヤ第4・第5取付ボルト126・12
8をリヤブラケット用第4・第5取付ボス68・72に
螺着することにより、変速機6の後側に位置させてフロ
ントケース部14とリヤケース部16とに跨るように取
付けられる。
【0032】フロントケース部14とリヤケース部16
に取付けられた変速機用リヤマウントブラケット74に
は、後側に指向するリヤ垂直部材76・78のマウント
用リヤ取付孔104・104に、リヤマウント130が
リヤ用取付ボルト132により取付けられる。リヤマウ
ント130は、リヤマウント取付ボルト134により車
体2に取付けられる。
【0033】このように、この変速機6のマウント構造
は、変速機ケース8の分割されたフロントケース部14
とリヤケース部16とに跨るように変速機側リヤマウン
トブラケット74を取付けて設けたことにより、フロン
トケース部14とリヤケース部16との結合強度を高め
ることができる。
【0034】また、この変速機6のマウント構造は、変
速機6の前側に位置させてフロントケース部14に変速
機側フロントマウントブラケット40を取付けて設け、
変速機6の後側に位置させてフロントケース部14とリ
ヤケース部16とに跨るように変速機側リヤマウントブ
ラケット74を取付けて設けたことにより、変速機6の
各マウントブラケット40・74間の取付距離を大にし
て取付けることができる。
【0035】このため、この変速機6のマウント構造
は、フロントケース部14とリヤケース部16との結合
強度を高め得ることにより、フロントケース部14とリ
ヤケース部16とが分割面Pにおいて開いてずれること
を防止し得て、フロントケース部側合わせ面18とリヤ
ケース部側合わせ面20との間からのオイル漏れを防止
することができ、フロントケース部14とリヤケース部
16とのずれ防止によりデファレンシャル10のデフ軸
12のずれを防止することができる。
【0036】この結果、この変速機6のマウント構造
は、デファレンシャル10に取付けられたファイナルギ
ヤ(図示せず)の歯当りを安定させ得て、ファイナルギ
ヤの歯打音の発生を防止することができる。また、この
変速機6のマウント構造は、変速機6の各マウントブラ
ケット40・74間の取付距離を大にして取付け得るこ
とにより、各マウントブラケット40・74に作用する
応力を低下させることができ、作用する応力の低下によ
り各マウントブラケット40・74の強度を大とすべく
大型化する必要がなく、各マウントブラケット40・7
4の軽量化を果たすことができる。
【0037】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0038】例えば、図20に示す如く、変速機用リヤ
マウントブラケット74は、補強部材84の変速機用リ
ヤ第5取付孔102の一部を切除して切欠部136を形
成することにより、変速機用リヤマウントブラケット7
4を取付ける際に、変速機用リヤマウントブラケット7
4を矢印D1方向に移動させてリヤブラケット用第5取
付ボス72に予め螺着した変速機用リヤ第5取付ボルト
128に切欠部136を係止し、次に変速機用リヤマウ
ントブラケット74を矢印D2方向に回転させることに
より、容易に位置決めすることができ、取付性を向上す
ることができる。
【0039】また、図21に示す如く、変速機用リヤマ
ウントブラケット74は、リヤ垂直部材76・78の一
端側に突出される上側突出部88・88の先端をフロン
トケース部14にまで延長して延長部138を形成し、
この延長部138を取付ボルト140によってフロント
ケース部14に固定することにより、フロントケース部
14とリヤケース部16との結合強度をさらに高め得
て、変速機6が上下動した場合にも、フロントケース部
14とリヤケース部16とが分割面Pにおいて開くこと
がなく、オイル漏れやデファレンシャル10のデフ軸1
2のずれを防止することができる。
【0040】
【発明の効果】このように、この発明の変速機のマウン
ト構造は、変速機ケースの分割されたフロントケース部
とリヤケース部との結合強度を高めることができ、ま
た、変速機の各マウントブラケット間の取付距離を大に
して取付けることができる。
【0041】このため、この発明の変速機のマウント構
造は、フロントケース部とリヤケース部との結合強度を
高め得ることにより、フロントケース部とリヤケース部
とが分割面において開いてずれることを防止し得て、フ
ロントケース部側合わせ面とリヤケース部側合わせ面と
の間からのオイル漏れを防止し得て、フロントケース部
とリヤケース部とのずれ防止によりデファレンシャルの
デフ軸のずれを防止し得て、デファレンシャルに取付け
られたファイナルギヤの歯当りを安定させ得て、ファイ
ナルギヤの歯打音の発生を防止し得る。また、この発明
の変速機のマウント構造は、変速機の各マウントブラケ
ット間の取付距離を大にして取付け得ることにより、各
マウントブラケットへの応力を低下させ得て、作用する
応力の低下により各マウントブラケットの強度を大とす
べく大型化する必要がなく、各マウントブラケットの軽
量化を果たし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す変速機のマウント構造
の組付状態を示す側面図である。
【図2】変速機のマウント構造の組付状態を示す底面図
である。
【図3】変速機のマウント構造の平面図である。
【図4】図3の矢印IVよる変速機のマウント構造の正
面図である。
【図5】図3の矢印Vよる変速機のマウント構造の背面
図である。
【図6】図3の矢印VIよる変速機のマウント構造の側
面図である。
【図7】図3の矢印VIIよる変速機のマウント構造の
側面図である。
【図8】変速機のフロントケース部の平面図である。
【図9】変速機のフロントケース部の側面図である。
【図10】変速機側フロントマウントブラケットの平面
図である。
【図11】変速機側フロントマウントブラケットの正面
図である。
【図12】変速機側フロントマウントブラケットの底面
図である。
【図13】変速機側フロントマウントブラケットの側面
図である。
【図14】変速機側リヤマウントブラケットの側面図で
ある。
【図15】変速機側リヤマウントブラケットの底面図で
ある。
【図16】図14の矢印XVIによる一部破断平面図で
ある。
【図17】図14の矢印XVII−XVII線による断
面図である。
【図18】変速機側リヤマウントブラケットの側面図で
ある。
【図19】図18の矢印XIX−XIX線による断面図
である。
【図20】別の実施例を示す変速機のマウント構造の組
付状態を示す底面図である。
【図21】さらに別の実施例を示す変速機のマウント構
造の側面図である。
【符号の説明】
2 車体 4 内燃機関 6 変速機 8 変速機ケース 10 デファレンシャル 12 デフ軸 14 フロントケース部 16 リヤケース部 18 フロントケース部側合わせ面 20 リヤケース部側合わせ面 40 変速機側フロントマウントブラケット 58 リヤブラケット用第1取付ボス 62 リヤブラケット用第2取付ボス 64 リヤブラケット用第3取付ボス 68 リヤブラケット用第4取付ボス 70 リヤブラケット用第5取付ボス 74 変速機側リヤマウントブラケット 90 変速機用リヤ第1取付パイプ 92 変速機用リヤ第2取付パイプ 98 変速機用リヤ第3取付パイプ 100 変速機用リヤ第4取付孔 102 変速機用リヤ第5取付孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に横置きに搭載した内燃機関に変速
    機を連結して設け、この変速機の変速機ケースにデファ
    レンシャルを内蔵して設け、前記変速機ケースをデファ
    レンシャルのデフ軸中心線を通り上下方向に指向する分
    割面において前記車両の前後方向前側のフロントケース
    部と前後方向後側のリヤケース部とに分割して設け、前
    記変速機の前側に位置させて前記フロントケース部に変
    速機側フロントマウントブラケットを取付けて設け、こ
    の変速機側フロントマウントブラケットをフロントマウ
    ントを介して車体に取付けて設け、前記変速機の後側に
    位置させて前記フロントケース部とリヤケース部とに跨
    るように変速機側リヤマウントブラケットを取付けて設
    け、この変速機側リヤマウントブラケットをリヤマウン
    トを介して車体に取付けて設けたことを特徴とする変速
    機のマウント構造。
  2. 【請求項2】 前記変速機側リヤマウントブラケット
    は、略三角形の各頂点に位置させて配設される3本の変
    速機用リヤ第1〜第3取付ボルトにより前記フロントケ
    ース部とリヤケース部とに取付けて設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の変速機のマウント構造。
JP10292892A 1998-09-30 1998-09-30 変速機のマウント構造 Pending JP2000108696A (ja)

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