JP3141697U - キャップ付き容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シール位置から、栓体7のシール部7aがキャップ4の先端口4cから離間して、挿通細線6と栓体7との間に付着固化した溶剤形接着剤Gを取り除く清掃位置までスライド変位する。このため、挿通細線6と栓体7との間に溶剤形接着剤Gが付着固化してしまっても、栓体7をシール位置から清掃位置までスライド変位させるといった簡単な操作で、固化した溶剤形接着剤Gを外部に露出させて素早く取り除くことができる。
【選択図】図2
Description
この種の押出し容器19は、図4(a)に示すように、先端部に管状の吐出部21を形成し、内部に接着剤を液状体として収容したチューブ体20を有している。吐出部21は、図4(b)に示すように、キャップ22に螺合する雄ねじ部21aを形成している。
キャップ22の内部には、吐出部21内に挿入する短尺な栓部22aが延設されている。使用時、キャップ22を吐出部21から外し、チューブ体20を押して吐出部21から粘着性の接着剤を絞り出す。
容器体は、所定の使用対象物に塗布する液状体を収容し、液状体の出口となる吐出部を有する。先細り状のキャップは、吐出部に着脱可能に螺合されて、吐出部を介して容器体に連通する先端細径の挿通孔を有する。挿通細線は、挿通孔に挿通され、上端部に外方に膨出する曲面体を有する。
管状の栓体は、弾性拡開して曲面体に挿通細線の長手方向にスライド可能に嵌め込まれ、下端部がキャップの先端口に気密に嵌合するシール部を有する。シール部が先端口に気密に嵌合するシール位置と挿通細線を挿通孔から抜き出してシール部が先端口から離間して曲面部にスライドし、挿通細線と栓体との間に付着固化した液状体を取り除く清掃位置との間で栓体をスライド変位させるようにしている。
とりわけ、挿通細線と栓体との間に液状体が付着固化してしまっても、挿通細線を挿通孔から抜き出した後、栓体をシール位置から清掃位置までスライド変位させて、固化した液状体を外部に露出させることで、手指で剥がすことにより素早く取り除くことができる。
曲面体は、挿通細線に多数条の糸を巻回して接着剤で固めて形成した下地体に、樹脂を固化して成る。
下地体を形成した糸に樹脂を固める構成のため、挿通細線に対する曲面体の固定状態が強固になる。
曲面体は、挿通細線に多数条の糸を巻回して接着剤で固めて形成されて成る。曲面体の形成時、糸を挿通細線に巻回するといった簡素な構成で済み、コスト的にも有利である。
栓体の外周面には、グリップ用の微小突起が多数形成されている。このため、栓体に対する手指の把持性が向上して使い易くなる。
栓体の下端部内周面には、周方向にリップ状の突輪部が形成され、キャップの上端部には、突輪部が弾性変形を伴って係合する周溝部が形成されている。このため、突輪部と周溝部との係合性が向上してキャップの上端部に対する栓体の良好な気密性が得られる。
本考案の実施例1に係るキャップ付き容器1は、図1に示すように、例えば溶剤形接着剤Gを液状体として収容した樽状の容器体2により接着剤押出容器を構成している。図1に二点鎖線で示すように、キャップ付き容器1を略水平に設置した場合には、溶剤形接着剤Gが後述するキャップ4内の挿通孔4bに浸出する。
清掃位置では、挿通細線6と栓体7との間に溶剤形接着剤Gが付着固化してしまった場合、付着固化した溶剤形接着剤Gが固形部Gaとして外部に露出する。
この場合、栓体7がキャップ4の挿通孔4bを気密に閉鎖するため、溶剤形接着剤Gが溶媒などの揮発により乾燥してしまうことがない。この結果、溶剤形接着剤Gが吐出部3に付着固化して詰まることがなくなるため、長期にわたってキャップ4の良好な絞り出し機能を維持することができる。
とりわけ、挿通細線6と栓体7との間に溶剤形接着剤Gが固形部Gaとして付着固化してしまっても、挿通細線6を挿通孔4bから抜き出した後、栓体7をシール位置から清掃位置までスライド変位させることで、溶剤形接着剤Gの固形部Gaが外部に露出するので、固形部Gaを手指などで剥がして取り除くことができる。
このため、図3(b)に示すように、突輪部7cと周溝部4dとの係合性が向上してキャップ4の先端口4cに対する栓体7の良好な気密性が得られる。
(a)栓体7としては、シリコンゴムに限らず、天然ゴム、合成ゴム(ACM、NBR、IR、EPM、EPDM、ECO、CR、SBR、BR、FKM、IIR)であってもよい。
(b)容器体2に収容する液状体としては、溶剤形接着剤Gに限らず、水溶形接着剤を用いてもよく、化粧水、化粧クリーム、軟膏あるいは他の薬剤などであってもよい。
(d)使用対象物は、小冊子や書籍の製本に限らず、紙片、木片および布片などや日用雑貨品であってもよい。
2 容器体
3 吐出部
4 キャップ
4b 挿通孔
4c 先端口
4d 周溝部
5 曲面体
5a 下地体
5b 糸
6 挿通細線
6a 挿通細線の上端部
7 栓体
7a シール部
7c 突輪部
7d 微小突起
G 溶剤形接着剤(液状体)
Claims (5)
- 所定の使用対象物に塗布する液状体を収容し、前記液状体の出口となる吐出部を有する容器体と、
前記吐出部に着脱可能に螺合される手掛け部を有し、先端口から前記容器体の前記吐出部に連通する先端細径の挿通孔を貫通形成した先細り状のキャップと、
前記挿通孔に挿通され、上端部に外方に膨出する曲面体を有する挿通細線と、
弾性拡開して前記曲面体に前記挿通細線の長手方向にスライド可能に嵌め込まれ、下端部が前記キャップの先端口に気密に嵌合するシール部を有する管状の栓体とを備え、
前記シール部が前記先端口に気密に嵌合するシール位置と前記挿通細線を前記挿通孔から抜き出して前記シール部が前記先端口から離間して前記曲面部にスライドし、前記挿通細線と前記栓体との間に付着固化した前記液状体を取り除く清掃位置との間で前記栓体をスライド変位させるようにしたキャップ付き容器。 - 前記曲面体は、前記挿通細線に多数条の糸を巻回して接着剤で固めて形成した下地体に、樹脂を固化して成ることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
- 前記曲面体は、前記挿通細線に多数条の糸を巻回して接着剤で固めて成ることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
- 前記栓体の外周面には、グリップ用の微小突起が多数形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
- 前記栓体の下端部内周面には、周方向にリップ状の突輪部が形成され、前記キャップの上端部には、前記突輪部が弾性変形を伴って係合する周溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
Priority Applications (1)
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JP2008001158U JP3141697U (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | キャップ付き容器 |
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JP2008001158U JP3141697U (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | キャップ付き容器 |
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JP3141697U true JP3141697U (ja) | 2008-05-22 |
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Family Applications (1)
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