JP3141688B2 - 交流電動機の制御方法と異常検出方法 - Google Patents

交流電動機の制御方法と異常検出方法

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JP3141688B2
JP3141688B2 JP06170577A JP17057794A JP3141688B2 JP 3141688 B2 JP3141688 B2 JP 3141688B2 JP 06170577 A JP06170577 A JP 06170577A JP 17057794 A JP17057794 A JP 17057794A JP 3141688 B2 JP3141688 B2 JP 3141688B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流電動機の1次巻
線抵抗と交流電動機への配線抵抗と電力変換手段の抵抗
分との合成抵抗(以下においては、この合成抵抗を1次
抵抗と称する)を容易に且つ良好な精度で検出してこの
電動機を制御すると共に、この1次抵抗の各相の比較か
ら異常を検出する交流電動機の制御方法と異常検出方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電動機に流れる電流を磁束に平行な
磁化電流成分と、磁束に直交するトルク電流成分とに分
解し、これら磁化電流成分とトルク電流成分とを別個に
制御すれば、交流電動機の磁束とトルクとを制御するこ
とができる。即ち交流電動機の電流を、2つの成分を有
するベクトルとして扱うことができるので、このような
制御をベクトル制御と称し、このベクトル制御により交
流電動機の速度を高い精度で制御できることは周知であ
る。
【0003】交流電動機のベクトル制御では、この交流
電動機の等価回路を制御モデルにして制御するので、制
御装置には予め等価回路定数に基づいた制御定数を設定
するが、一般には電動機定数の設計値を用いて前述の制
御定数を設定する。しかしながら、電動機の実際の定数
と設計値との間には差があり、この差が原因で制御誤差
を生じてしまう不都合がある。又、運転中に電動機定数
が変化すれば勿論制御誤差を生じてしまう。更に、既に
使用中の交流電動機の定数が不明な場合は、ベクトル制
御を適用することができない等の不具合もあった。
【0004】ベクトル制御では磁束に関係した誘導起電
力を検出する必要があるが、この誘導起電力は電動機端
子電圧から電動機内部インピーダンスによる電圧降下を
差し引く演算によって得られる。電動機内部インピーダ
ンスによる電圧降下の演算では、磁化電流成分と電動機
1次抵抗との乗算を行うが、電動機定数である1次抵抗
の値が制御定数の設定値と異なれば出力電圧指令値を適
切に演算できなくなるので、特に電動機が低速で運転す
る際の発生トルクが不十分になってしまう。そこで電動
機に一定の相電流を流し、そのときの出力電圧を電流で
除算することで1次抵抗値を求める方法(電気学会研究
会資料RM−85−26の65頁)が提案されている。
【0005】なお、汎用的な交流電動機の制御において
は、トルク電流を制御しない場合が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】出力電圧を電流で除算
して1次抵抗の値を求める従来方法は、電流や電圧を検
出する検出器の精度の影響を受けるので、高精度の検出
器が必要となる。しかしながら大容量の電動機では1次
抵抗の値が小さいので、高精度の検出器を使用しても測
定値の精度を向上させることができない不具合がある。
更に過渡状態では、この1次抵抗による電圧降下分に励
磁インダクタンスによる誘導起電力が加算されるため、
2次時定数が大きい交流電動機(例えば大容量の交流電
動機)ではこの誘導起電力の減衰時間が長くなるので、
出力電圧を電流で除算して得られる抵抗の値が1次抵抗
の真値に達するまでに長い時間がかかってしまう不都合
があった。又、電流の流れる電機子巻線や電力変換手段
で使用する半導体スイッチ素子が、交流電動機に印加す
る電圧の位相角によって異なる。これら電動機の各巻線
の抵抗値や半導体スイッチ素子の抵抗値にはばらつきが
あるから、位相角の違いによって1次抵抗の測定値にば
らつきを生じ、これが制御誤差を生じる原因になってし
まっている。
【0007】そこでこの発明の目的は、高精度の検出器
を使用せずに電動機の1次抵抗値を高い精度で,短時間
で,且つ位相角の違いによる誤差を排除して測定できる
ようにすると共に、交流電動機や電力変換手段の断線,
欠相,3相不平衡等の異常をも検出することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明の交流電動機の制御方法と異常検出方法
は、交流電動機に流れる電流を検出して磁束に平行な磁
化電流成分と磁束と直交するトルク電流成分とに分解
し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電流指令値に
一致させる調節演算を行い、この演算結果と別途に定め
る1次抵抗の電圧降下との加算結果から磁化電圧指令値
を求め、この磁化電圧指令値と別途定めるトルク電圧指
令値とで制御する電力変換手段が出力する交流電力で、
前記交流電動機を所望速度で運転する交流電動機の制御
方法において、前記磁化電流指令値と磁化電流検出値と
の偏差を積分演算し,又は比例積分演算して1次抵抗推
定値を求め、この1次抵抗推定値と前記磁化電流指令値
とを乗算して1次抵抗による電圧降下分を求め、この1
次抵抗による電圧降下分を前記調節演算結果に加算し、
この加算結果を磁化電圧指令値とし、前記電力変換手段
をこの磁化電圧指令値で制御するものとする。
【0009】又は、前記磁化電流指令値を、前記交流電
動機の運転開始時点では大きな値で、且つ一定時間経過
後に前記所定値まで低下するように変化させ、この変化
する磁化電流指令値と前記磁化電流検出値との偏差を積
分演算し,又は比例積分演算して1次抵抗推定値を求
め、この1次抵抗推定値と前記変化する磁化電流指令値
とを乗算して1次抵抗による電圧降下分を求め、この1
次抵抗による電圧降下分を前記調節演算結果に加算し、
この加算結果を磁化電圧指令値とし、前記電力変換手段
をこの磁化電圧指令値で制御するものとする。
【0010】3相交流電動機に流れる電流を検出して磁
束に平行な磁化電流成分と磁束と直交するトルク電流成
分とに分解し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電
流指令値に一致させる調節演算を行い、この演算結果と
別途に定める1次抵抗の電圧降下との加算結果から磁化
電圧指令値を求め、この磁化電圧指令値と別途定めるト
ルク電圧指令値とで制御する電力変換手段が出力する交
流電力で、前記3相交流電動機を所望速度で運転する交
流電動機の制御方法において、前記電力変換手段を構成
している正極側の1つのスイッチング素子と負極側の1
つのスイッチング素子との動作で前記3相交流電動機の
2つの相に電流を流す6通りの組合せのそれぞれについ
て、前記磁化電流指令値と磁化電流検出値との偏差を積
分演算し,又は比例積分演算して6通りの1次抵抗推定
値を求め、この6通りの1次抵抗推定値の平均値を求
め、この平均1次抵抗推定値と前記磁化電流指令値とを
乗算して平均1次抵抗による電圧降下分を求め、この平
均1次抵抗による電圧降下分を前記調節演算結果に加算
し、この加算結果を磁化電圧指令値とし、前記電力変換
手段をこの磁化電圧指令値で制御するものとする。
【0011】又は、前記電力変換手段を構成している正
極側の1つのスイッチング素子と負極側の1つのスイッ
チング素子との動作で前記3相交流電動機の2つの相に
電流を流す6通りの組合せのそれぞれについて、前記磁
化電流指令値と磁化電流検出値との偏差を積分演算し,
又は比例積分演算して6通りの1次抵抗推定値を求め、
この6通りの1次抵抗推定値の平均値を求め、前記3相
交流電動機の運転開始時点では大きな値で且つ一定時間
経過後に所定値まで低下するように変化させている磁化
電流指令値と前記1次抵抗推定値の平均値とを乗算して
平均1次抵抗による電圧降下分を求め、この平均1次抵
抗による電圧降下分を前記調節演算結果に加算し、この
加算結果を磁化電圧指令値とし、前記電力変換手段をこ
の磁化電圧指令値で制御するものとする。
【0012】3相交流電動機に流れる電流を検出して磁
束に平行な磁化電流成分と磁束と直交するトルク電流成
分とに分解し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電
流指令値に一致させる調節演算を行い、この演算結果と
別途に定める当該交流電動機1次抵抗の電圧降下との加
算結果から磁化電圧指令値を求め、この磁化電圧指令値
と別途定めるトルク電圧指令値とで制御する電力変換手
段が出力する交流電力で、前記3相交流電動機を所望速
度で運転する交流電動機の制御方法において、前記電力
変換手段を構成している正極側の1つのスイッチング素
子と負極側の1つのスイッチング素子との動作で前記3
相交流電動機の2つの相に電流が流れる少なくとも3通
りの組合せのそれぞれについて、前記磁化電流指令値と
磁化電流検出値との偏差を積分演算し,又は比例積分演
算して少なくとも3通りの1次抵抗推定値を求め、これ
らの1次抵抗推定値を相互に比較し、その差が予め定め
た値を越えれば異常と判断するものとする。
【0013】
【作用】この発明の請求項1は、指令値発生手段が設定
する磁化電流指令値IM * と磁化電流検出値IM との偏
差を積分演算又は比例積分演算すると、その演算結果と
して1次抵抗推定値R1 # が得られる。この1次抵抗推
定値R1 # に磁化電流指令値IM * を乗算すると、1次
抵抗による電圧降下を推定することができる。よって磁
化電流指令値IM * と磁化電流検出値IM との偏差の増
幅演算結果に前記の乗算結果、即ち電圧降下推定値を加
算することで磁化電圧指令値VM * を求めることができ
る。この磁化電圧指令値VM * は下記の数1で表される
し、1次抵抗推定値R1 # は下記の数2又は数3で表さ
れる。但しKA は増幅手段の比例ゲイン、KP は比例積
分手段の比例ゲイン、KI は積分手段又は比例積分手段
の積分ゲインである。
【0014】
【数1】 VM * =KA (IM * −IM )+R1 # ・IM *
【0015】
【数2】
【0016】
【数3】
【0017】一方、定常状態では下記の数4が成立して
いる。
【0018】
【数4】IM =VM * /R1 従って前記の数1と数4とから下記の数5が得られる。
【0019】
【数5】
【0020】前記の数2又は数3で、磁化電流の指令値
と検出値との偏差(IM * −IM )が正のときは1次抵
抗推定値R1 # が増加するし、偏差(IM * −IM )が
負のときは1次抵抗推定値R1 # が減少するから、数1
により磁化電圧指令値VM *が修正されることになる。
従って偏差(IM * −IM )が減少し、遂にこの偏差が
零になったときに、数5により1次抵抗推定値R1 #
1次抵抗実際値R1 に一致することになる。
【0021】前述したように、2次時定数が大きい交流
電動機(例えば大容量交流電動機)などでは誘導起電力
の減衰時間が長くなるので、出力電圧を電流で除算して
得られる抵抗の値が1次抵抗の真値に達するまでに長い
時間がかかってしまう不都合があるが、請求項2の発明
は、磁化電流指令値IM * が交流電動機の運転開始直後
は大きな値であるが、一定時間経過後には所定の値まで
低減しているように変化する電流パターンを予め定めて
おく。その結果、運転開始直後の磁化電流実際値が大き
くなって、1次抵抗に起因する電圧降下分に対する誘導
起電力の影響の程度を小さくしているので、1次抵抗の
値を推定するための時間を短縮できる。
【0022】請求項3又は請求項4の発明は、3相電力
変換手段の正極側スイッチング素子の1つと負極側スイ
ッチング素子の1つとをオンにして(但しアーム短絡と
なる組合せは避ける)、3相交流電動機の2つの相に電
流を流してその抵抗値を求める操作を6通りの組合せに
ついて行うことにより、各相毎の巻線抵抗と、電力変換
手段と交流電動機との間の配線抵抗、及び電力変換手段
のスイッチング素子の抵抗とを合計した値を求めること
ができる。これら各相の合計抵抗値の平均値を演算すれ
ば、制御に使用する際の最適な1次抵抗値を算出する。
又は磁化電流指令値IM * が交流電動機の運転開始直後
は大きな値であるが、一定時間経過後には所定の値まで
低減しているように変化する電流パターンを予め定めて
おき、この変化する磁化電流指令値と前記1次抵抗平均
値とを乗算して1次抵抗による電圧降下値を求める。
【0023】請求項5の発明は、前述の請求項3又は請
求項4と同様にして交流電動機の各相毎の巻線抵抗と配
線抵抗及び電力変換手段スイッチング素子の抵抗とを合
計した値を求め、これら各相の合計抵抗値を相互に比較
して、抵抗値の差異が予め定めた値を越えれば、電力変
換手段の素子異常,配線や電動機巻線の断線や欠相など
の異常と判断するものである。
【0024】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表した回路図で
あって、請求項1に対応する。この第1実施例回路にお
いて、電力変換装置3から交流電動機2へ流れる電流を
電流検出器17が検出し、この電流検出値Iは電圧電流
制御回路16において相互に直交する磁化電流検出値I
M とトルク電流検出値とに分解し、前記磁化電流検出値
M を用いて以下の演算が行われる。
【0025】加算器11は指令値発生回路10が出力す
る磁化電流指令値IM * と前記の磁化電流検出値IM
の偏差を演算し、その演算結果を増幅回路13と積分演
算回路又は比例積分演算回路で構成している調整回路1
4とへ出力している。前述した数5に示すように、磁化
電流指令値IM * と磁化電流検出値IM との偏差が零に
なる(即ちIM * =IM )とき、1次抵抗推定値R1 #
は1次抵抗実際値R1に一致することから、調整回路1
4の出力は1次抵抗推定値R1 # となり、この1次抵抗
推定値R1 # は1次抵抗実際値R1 と等しくなる。この
ようにして得られる1次抵抗推定値R1 # に磁化電流指
令値IM * を乗算する演算が乗算器15で行われて、1
次抵抗による電圧降下値が得られる。この電圧降下値と
増幅回路13の出力とを加算器12で加算すれば、前述
の数1に示したように磁化電圧指令値VM * が得られ
る。この磁化電圧指令値VM * は電圧電流制御回路16
を経由して電力変換装置3を制御する。尚、前述したト
ルク電圧指令値VT * も電圧電流制御回路16を経由し
て電力変換装置3を制御する。尚、φ* は位相指令値で
ある。
【0026】図2は本発明の第2実施例を表した回路図
であって、前述した図1の第1実施例回路と同様に請求
項1に対応する。この第2実施例回路では、増幅回路1
3の出力信号を積分演算回路又は比例積分演算回路で構
成している調整回路14へ与えていることを除けば、そ
れ以外はすべて前述した図1の第1実施例回路と同じで
ある。この図2の第2実施例回路に示すように、調整回
路14への入力信号は、加算器11の演算結果であって
も、この加算器11の演算結果を増幅回路13で増幅し
た値であっても、その効果は同じである。従って図1又
は図2いずれの回路構成も可能である。
【0027】図3は本発明の第3実施例を表した回路図
であって、請求項2に対応するが、図3の第3実施例回
路に図示している交流電動機2,電力変換装置3,指令
値発生回路10,加算器11と12,増幅回路13,調
整回路14,乗算器15,電圧電流制御回路16,及び
電流検出器17の名称・機能・用途は、図1で既述の第
1実施例回路の場合と同じであるから、これらの説明は
省略する。
【0028】図3の第3実施例回路は、指令値発生回路
10から出力している磁化電流指令値IM * を電流パタ
ーン発生回路21を経由させることにより、変化する磁
化電流指令値IM **に変換していることと、この電流パ
ターン発生回路21を制御するための運転信号接点22
を付加しているところが、前述の第1実施例回路とは異
なる点である。尚、調整回路14へは加算器11の演算
結果を入力(即ち第1実施例回路と同等)しているが、
加算器11の演算結果を増幅回路13で増幅した結果を
調整回路14へ入力する構成(図2の第2実施例回路と
同等)にすることもできる。
【0029】前述したように、大容量の交流電動機はそ
の2次時定数が大であるため、誘導起電力の減衰時間が
長くなり、出力電圧を電流で除算して得られる1次抵抗
の値が真値に達するまでに長い時間がかかってしまう不
都合がある。そこで交流電動機2の運転開始時点を運転
信号接点22を経由して電流パターン発生回路21へ入
力すると、この運転開始時は大きな値であるが一定時間
経過後には所定の値にまで低減するパターンに従って変
化する磁化電流指令値IM **が、この電流パターン発生
回路21から出力するので、1次抵抗の値が真値に達す
るまでの時間を短縮することができる。
【0030】図4は図3の第3実施例回路に図示してい
る電流パターン発生回路21の出力の変化の第1の例を
表したグラフであって、横軸は時間、縦軸は変化する磁
化電流指令値IM **を表している。交流電動機2が運転
を開始する零時点ではIM **は大きな値であるが、一定
時間経過後のT1 時点では所定値に減少している。図5
は図3の第3実施例回路に図示している電流パターン発
生回路21の出力の変化の第2の例を表したグラフであ
って、横軸は時間、縦軸は変化する磁化電流指令値IM
**を表している。交流電動機2が運転を開始する零時点
ではIM **は大きな値であるが、時間の経過と共にその
値は直線的に減少し、T1 時点では所定値まで減少して
いる。
【0031】図6は図3の第3実施例回路に図示してい
る電流パターン発生回路21の出力の変化の第3の例を
表したグラフであって、横軸は時間、縦軸は変化する磁
化電流指令値IM **を表している。交流電動機2が運転
を開始する零時点ではIM **は大きな値であるが、時間
の経過と共にその値は指数関数的に減少し、最終的には
所定値まで減少している。
【0032】図7は直流を3相交流に変換する3相電力
変換装置7と、この3相電力変換装置7から3相交流電
力を受けて運転する3相交流電動機6との接続を表した
回路図である。この図7に図示のように、6組のスイッ
チング素子即ち正極側の7U,7V,7Wと、負極側の
7X,7Y,7Zとをブリッジ接続して3相電力変換装
置7を構成している。ここで正極側に接続している3組
のスイッチング素子7U,7V,7Wのうちのいずれか
1つと、負極側に接続している3組のスイッチング素子
7X,7Y,7Zのうちのいずれか1つとをオン(但し
アーム短絡、即ち同一相の正極側と負極側とがオンとな
る場合は除く)すれば、3相交流電動機6の2つの相に
電流が流れることがわかる。
【0033】図8は本発明の第4実施例を表した回路図
であって、請求項3に対応するが、図8の第4実施例回
路に図示している指令値発生回路10,加算器11と1
2,増幅回路13,調整回路14,乗算器15,電圧電
流制御回路16,及び電流検出器17の名称・機能・用
途は、図1で既述の第1実施例回路の場合と同じである
から、これらの説明は省略する。尚この第4実施例回路
では3相電力変換装置7が3相交流電動機6へ3相交流
電力を供給する場合である。
【0034】3相交流電動機6に印加する電圧の位相角
が変化すると、電流の流れる相が変化するし、3相電力
変換装置7の使用するスイッチング素子も異なる。その
ため位相角の違いによって1次抵抗実際値R1 に差異を
生じるので、制御精度が低下してしまう恐れがある。そ
こで3相電力変換装置7を構成している各スイッチング
素子を、下記に記載の表1に従ってオンとなる6通りの
組合せとなるような位相指令値φ* を与える。
【0035】
【表1】 表1に示している6通りの組合せで、調整回路14が出
力する1次抵抗推定値R1 # を各位相角毎に、或いは各
相毎の値に換算して各相抵抗値メモリー回路31へ記憶
させておき、この記憶データの平均値を平均値演算回路
32が演算し、その演算結果を平均1次抵抗推定値R1M
# として平均抵抗値メモリー回路33に記憶させる。3
相交流電動機6の1次抵抗による電圧降下の演算はこの
平均1次抵抗推定値R1M # を使用する。
【0036】尚この第4実施例回路では、調整回路14
へは加算器11の演算結果を入力(即ち第1実施例回路
と同等)しているが、加算器11の演算結果を増幅回路
13で増幅した結果を調整回路14へ入力する構成(図
2の第2実施例回路と同等)にすることもできる。図9
は本発明の第5実施例を表した回路図であって、請求項
4に対応するが、当該図9の第5実施例回路は図8で既
述の第4実施例回路に電流パターン発生回路21と運転
信号接点22とを付加した構成である。これら電流パタ
ーン発生回路21と運転信号接点22の動作は図3で既
述の第3実施例回路の場合と同じでありそれ以外の部分
の動作は図8で既述の第4実施例回路と同じである。従
ってこの第5実施例回路の動作説明は省略する。更に、
調整回路14へは加算器11の演算結果を入力(即ち第
1実施例回路と同等)しているのを、加算器11の演算
結果を増幅回路13で増幅し、その増幅結果を調整回路
14へ入力する構成(図2の第2実施例回路と同等)に
することもできる。
【0037】図10は本発明の第6実施例を表した回路
図であって、請求項5に対応するが、図10の第6実施
例回路に図示している3相交流電動機6,3相電力変換
装置7,指令値発生回路10,加算器11と12,増幅
回路13,調整回路14,乗算器15,電圧電流制御回
路16,及び電流検出器17の名称・機能・用途は、図
8で既述の第4実施例回路の場合と同じであるから、こ
れらの説明は省略する。更にこの第6実施例回路では、
調整回路14へは加算器11の演算結果を入力(即ち第
1実施例回路と同等)しているが、加算器11の出力を
増幅回路13で増幅した結果を調整回路14へ入力する
構成(図2の第2実施例回路と同等)にすることもでき
る。
【0038】3相電力変換装置7を構成している各スイ
ッチング素子に動作不良があったり、3相電力変換装置
7から3相交流電動機6への配線が断線していたり、或
いは3相交流電動機6の各相巻線が断線していたり、或
いは接続不良があったりすると、3相交流電動機6が欠
相状態で運転したり、各相電流に不平衡を生じる。そこ
で3相交流電動機6の運転に先立って前述した不具合が
生じているか否かを確認するために下記の操作を行う。
【0039】即ち図8の第4実施例回路の場合と同様
に、3相電力変換装置7を構成している各スイッチング
素子を、前記の表1に従ってオンとなる6通りの組合せ
となるような位相指令値φ* を与え、そのときに調整回
路14が出力する1次抵抗推定値R1 # を各位相角毎
に、或いは各相毎の値に換算して各相抵抗値メモリー回
路31へ記憶させ、抵抗値比較回路41においてこれら
各相抵抗値を相互に比較し、比較結果である偏差値をコ
ンパレータ42へ与える。コンパレータ42は入力する
偏差値が偏差設定器43が設定する所定値よりも大きく
なれば警報信号を出力する。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明は、磁化電流検出値IM
と磁化電流指令値IM * との差に基づいて交流電動機の
1次抵抗推定値R1 # を得ている。従来は流れる電流と
その電圧降下とから直接1次抵抗を求めていたので、検
出器の精度が測定値に影響を与えるし、大容量交流電動
機の場合は検出器の精度を向上させても測定値の精度が
あまり上昇しない欠点があったが、本発明は検出器の精
度にあまり影響を受けずに1次抵抗推定値R1 # が得ら
れるし、温度上昇に伴って抵抗値が変化しても、随時1
次抵抗を推定することができる。又、電力変換手段と交
流電動機との間の配線の抵抗や、スイッチング素子によ
る電圧降下も同時に補償することができる効果も得られ
る。更に、本発明では電流制御を同時に行っているの
で、1次抵抗の推定作業を安全に行える効果も併せて得
られる。
【0041】請求項2の発明は、電流パターン発生手段
を使って磁化電流指令値を変化させているので、交流電
動機が運転を開始する際に1次抵抗の推定に影響を与え
ている当該電動機の誘導起電力の影響力を低減させてい
るので、大容量交流電動機のように2次時定数が大きい
場合でも、短時間で1次抵抗を推定できる効果が得られ
る。
【0042】請求項3と4の発明は、1次抵抗を推定す
る際に、3相電力変換手段の6組のスイッチング素子の
うちの正極側の1つと負極側の1つとをオンにして3相
交流電動機の2つの相の巻線に電流を流す組合せが6通
りある。この6通りのそれぞれについて1次抵抗を推定
し、これらの平均値を使って電圧降下を求めることによ
り、スイッチング素子や配線や電動機巻線の抵抗のばら
つきによる影響を低減することができる効果が得られ
る。又、電流パターン発生手段を使って磁化電流指令値
を変化させているので、2次時定数が大きい場合でも平
均1次抵抗推定値を短時間で求めることができる。
【0043】請求項5の発明は、3相電力変換手段の6
組のスイッチング素子のうちの正極側の1つと負極側の
1つとをオンにして3相交流電動機の2つの相の巻線に
電流を流す組合せが6通りある。この6通りのそれぞれ
について1次抵抗を推定し、これらを相互に比較すれば
各相の抵抗値に不平衡があるか否かが検出できる。した
がって電力変換手段のスイッチング素子の動作不良,配
線の断線,電動機巻線の断線や接続不良に起因する欠相
運転や、各相電流の不平衡などの不具合を事前に簡単に
検出できる効果が得られる。しかしながら、スイッチン
グ素子の動作不良を除けば、スイッチング素子の組合せ
を考慮する必要がないので、前記の6通りのうちの少な
くとも3通りの組合せで異常を検出することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した回路図
【図2】本発明の第2実施例を表した回路図
【図3】本発明の第3実施例を表した回路図
【図4】図3の第3実施例回路に図示している電流パタ
ーン発生回路21の出力の変化の第1の例を表したグラ
【図5】図3の第3実施例回路に図示している電流パタ
ーン発生回路21の出力の変化の第2の例を表したグラ
【図6】図3の第3実施例回路に図示している電流パタ
ーン発生回路21の出力の変化の第3の例を表したグラ
【図7】直流を3相交流に変換する3相電力変換装置7
と、この3相電力変換装置7から3相交流電力を受けて
運転する3相交流電動機6との接続を表した回路図
【図8】本発明の第4実施例を表した回路図
【図9】本発明の第5実施例を表した回路図
【図10】本発明の第6実施例を表した回路図
【符号の説明】
2 交流電動機 3 電力変換装置 6 3相交流電動機 7 3相電力変換装置 10 指令値発生回路 11,12 加算器 13 増幅回路 14 調整回路 15 乗算器 16 電圧電流制御回路 17 電流検出器 21 電流パターン発生回路 22 運転信号接点 31 各相抵抗値メモリー回路 32 平均値演算回路 33 平均抵抗値メモリー回路 41 抵抗値比較回路 42 コンパレータ 43 偏差設定器 IM 磁化電流検出値 IM * 磁化電流指令値 IM ** 変化する磁化電流指令値 KA 比例ゲイン KI 積分ゲイン KP 比例ゲイン R1 1次抵抗実際値 R1 # 1次抵抗推定値 R1M # 平均1次抵抗推定値 VM * 磁化電圧指令値 φ* 位相指令値
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−165685(JP,A) 特開 昭61−52176(JP,A) 特開 昭62−262697(JP,A) 特開 昭63−56182(JP,A) 特開 平1−248985(JP,A) 特開 平2−32788(JP,A) 特開 平2−241389(JP,A) 特開 平2−299493(JP,A) 特開 平3−195386(JP,A) 特開 平3−245789(JP,A) 特開 平3−253288(JP,A) 特開 平4−96681(JP,A) 特開 平4−271297(JP,A) 特開 平5−30792(JP,A) 特開 平5−199784(JP,A) 特開 平5−227780(JP,A) 特開 平5−264677(JP,A) 特開 平5−276779(JP,A) 特開 平7−75399(JP,A) 米国特許4764712(US,A) 米国特許4914386(US,A) 電気学会研究会資料(回転機研究会) (1985)RM−85−26「ベクトル制御の オートチューニング」藤本登,奥山俊 昭,松井孝行,久保田譲,高橋潤一,伊 藤正巳,pp61−70 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 7/08 - 7/097 H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632 H02P 21/00 PCI(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電動機に流れる電流を検出して磁束に
    平行な磁化電流成分と磁束と直交するトルク電流成分と
    に分解し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電流指
    令値に一致させる調節演算を行い、この演算結果と別途
    に定める当該交流電動機の1次巻線抵抗と当該交流電動
    機への配線抵抗と電力変換手段の抵抗分との合成抵抗
    (以下においては、この合成抵抗を1次抵抗と称する)
    による電圧降下との加算結果から磁化電圧指令値を求
    め、この磁化電圧指令値と別途定めるトルク電圧指令値
    とで制御する電力変換手段が出力する交流電力で、前記
    交流電動機を所望速度で運転する交流電動機の制御方法
    において、 前記磁化電流指令値と磁化電流検出値との偏差を積分演
    算し,又は比例積分演算して1次抵抗推定値を求め、こ
    の1次抵抗推定値と前記磁化電流指令値とを乗算して前
    記1次抵抗による電圧降下分を求め、この1次抵抗によ
    る電圧降下分を前記調節演算結果に加算し、この加算結
    果を磁化電圧指令値とし、前記電力変換手段をこの磁化
    電圧指令値で制御することを特徴とする交流電動機の制
    御方法。
  2. 【請求項2】交流電動機に流れる電流を検出して磁束に
    平行な磁化電流成分と磁束と直交するトルク電流成分と
    に分解し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電流指
    令値に一致させる調節演算を行い、この演算結果と別途
    に定める1次抵抗の電圧降下との加算結果から磁化電圧
    指令値を求め、この磁化電圧指令値と別途定めるトルク
    電圧指令値とで制御する電力変換手段が出力する交流電
    力で、前記交流電動機を所望速度で運転する交流電動機
    の制御方法において、 前記磁化電流指令値を、前記交流電動機の運転開始時点
    では大きな値で、且つ一定時間経過後に前記所定値まで
    低下するように変化させ、この変化する磁化電流指令値
    と前記磁化電流検出値との偏差を積分演算し,又は比例
    積分演算して1次抵抗推定値を求め、この1次抵抗推定
    値と前記変化する磁化電流指令値とを乗算して前記1次
    抵抗による電圧降下分を求め、この1次抵抗による電圧
    降下分を前記調節演算結果に加算し、この加算結果を磁
    化電圧指令値とし、前記電力変換手段をこの磁化電圧指
    令値で制御することを特徴とする交流電動機の制御方
    法。
  3. 【請求項3】3相交流電動機に流れる電流を検出して磁
    束に平行な磁化電流成分と磁束と直交するトルク電流成
    分とに分解し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電
    流指令値に一致させる調節演算を行い、この演算結果と
    別途に定める1次抵抗の電圧降下との加算結果から磁化
    電圧指令値を求め、この磁化電圧指令値と別途定めるト
    ルク電圧指令値とで制御する電力変換手段が出力する交
    流電力で、前記3相交流電動機を所望速度で運転する交
    流電動機の制御方法において、 前記電力変換手段を構成している正極側の1つのスイッ
    チング素子と負極側の1つのスイッチング素子との動作
    で前記3相交流電動機の2つの相に電流を流す6通りの
    組合せのそれぞれについて、前記磁化電流指令値と磁化
    電流検出値との偏差を積分演算し,又は比例積分演算し
    て6通りの1次抵抗推定値を求め、この6通りの1次抵
    抗推定値の平均値を求め、この平均1次抵抗推定値と前
    記磁化電流指令値とを乗算して前記交流電動機の1次抵
    抗による電圧降下分を求め、この電圧降下分を前記調節
    演算結果に加算し、この加算結果を磁化電圧指令値と
    し、前記電力変換手段をこの磁化電圧指令値で制御する
    ことを特徴とする交流電動機の制御方法。
  4. 【請求項4】3相交流電動機に流れる電流を検出して磁
    束に平行な磁化電流成分と磁束と直交するトルク電流成
    分とに分解し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電
    流指令値に一致させる調節演算を行い、この演算結果と
    別途に定める1次抵抗の電圧降下との加算結果から磁化
    電圧指令値を求め、この磁化電圧指令値と別途定めるト
    ルク電圧指令値とで制御する電力変換手段が出力する交
    流電力で、前記3相交流電動機を所望速度で運転する交
    流電動機の制御方法において、 前記電力変換手段を構成している正極側の1つのスイッ
    チング素子と負極側の1つのスイッチング素子との動作
    で前記3相交流電動機の2つの相に電流を流す6通りの
    組合せのそれぞれについて、前記磁化電流指令値と磁化
    電流検出値との偏差を積分演算し,又は比例積分演算し
    て6通りの1次抵抗推定値を求め、この6通りの1次抵
    抗推定値の平均値を求め、前記3相交流電動機の運転開
    始時点では大きな値で且つ一定時間経過後に所定値まで
    低下するように変化させている磁化電流指令値と前記1
    次抵抗推定値の平均値とを乗算して平均1次抵抗による
    電圧降下分を求め、この電圧降下分を前記調節演算結果
    に加算し、この加算結果を磁化電圧指令値とし、前記電
    力変換手段をこの磁化電圧指令値で制御することを特徴
    とする交流電動機の制御方法。
  5. 【請求項5】3相交流電動機に流れる電流を検出して磁
    束に平行な磁化電流成分と磁束と直交するトルク電流成
    分とに分解し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電
    流指令値に一致させる調節演算を行い、この演算結果と
    別途に定める1次抵抗の電圧降下との加算結果から磁化
    電圧指令値を求め、この磁化電圧指令値と別途定めるト
    ルク電圧指令値とで制御する電力変換手段が出力する交
    流電力で、前記3相交流電動機を所望速度で運転する交
    流電動機の制御方法において、 前記電力変換手段を構成している正極側の1つのスイッ
    チング素子と負極側の1つのスイッチング素子との動作
    で前記3相交流電動機の2つの相に電流が流れる少なく
    とも3通りの組合せのそれぞれについて、前記磁化電流
    指令値と磁化電流検出値との偏差を積分演算し,又は比
    例積分演算して少なくとも3通りの1次抵抗推定値を求
    め、これらの1次抵抗推定値を相互に比較し、その差が
    予め定めた値を越えれば異常と判断することを特徴とす
    る交流電動機の異常検出方法。
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