JP3141659U - 蛇腹式クリアファイル - Google Patents

Abstract

【課題】２つの差込口を持つクリアファイルを作成し、より多くの量の書類を整理する。
【解決手段】フィルムシートをＮ字の蛇腹状に加工し、底辺（ｂ）を圧着することで左辺（ａ２）右辺（ｃ２）という２つの開口部を持つことが出来従来のクリアファイルと同等の外形寸法でありながら２倍に相当する収納力をもち、さらに２つある開口部により、書類の分別性能を高めることが出来るまた、表面に印刷を施した場合に暗黙に生じてしまう表裏という優劣関係を開口部を２つ設けることで解消し、公平な広告スペースの活用に役立つ。
【選択図】図１

Description

本考案は主として、フイルムシート材料に対して多目的に使用できる利便性の高いノベルティー商品に関するものである。

従来のクリアファイルは、書類差込口が一カ所しかなく差し込める書類の量は限られていた。

従来のクリアファイルは、書類差込口が一カ所しかないゆえに、はさんだ書類を基準として表面裏面というように広告印刷面などに暗黙の優劣関係が生じていた。

考案が解決しようとする課題

従来のクリアファイルは、書類差込口が一カ所しかなく差し込める書類の量は限られており、それを解決するためにはファイル下辺にマチを施す等ファイルの厚みを物理的に大きく変更せざるを得なかった。また、多種類の書類を収納しようとすると分類が判りづらくなるという課題があった。

少なからずプラスチック製品は廃棄処理の段階で環境に負荷をかけてしまうという課題を持っているが、本考案である蛇腹式クリアファイルの材料シート素材を再生樹脂材料もしくはトウモロコシ等から製造されるＰＬＡ《ポリ乳酸》を主原科とした生分解性プラスチック材料を使用して作成することで環境負荷の課題を解決することができる。

課題を解決するための手段

書類収納のスペースを確保するため、トムソン型で抜いたフィルムシート材料をＮ字の蛇腹に折り下辺を圧着することで、書類差込口が互いに反対方向に開く構造を持ち、多種類の書類の分類にも書類が混ざることなく分類することが可能になる。

考案実施の形態

図１は本考案の蛇腹式クリアファイル（Ｆ）の視図である。図１で蛇腹式クリアファイル（Ｆ）の左辺（ａ１）は山折に右辺（ｃ２）谷折りになっており、底辺（ｂ）は圧着されている。そのため左辺（ａ１）と右辺（ｃ１）、底辺（ｂ）は閉じた状態になっている。上辺（ｄ）と左辺（ａ２）右辺（ｃ２）は開口しているため、ここから書類等を出し入れすることができる。

図２は本考案の蛇腹式クリアファイル（Ｆ）の展開図である。図１で蛇腹式クリアファイル（Ｆ）は１枚のフィルムシートをＮ字の蛇腹状に折り曲げ底辺（ｂ）を圧着することで左辺（ａ２）右辺（ｃ２）という２つの開口部を持つことが出来、従来のクリアファイルと同等の外形寸法でありながら２倍に相当する収納力をもち、さらに２つある開口部により、書類の分別性能を高めることが出来る。

この蛇腹式クリアファイル（Ｆ）の材料はシートの素材が光透過性を有する再生樹脂材料もしくはトウモロコシ等から製造されるＰＬＡ《ポリ乳酸》を主原料としたプラスチック材料を使用して環境に優しい商品として作成することもできる。環境に優しい商品として使用する場合、宣伝広告効果を更に高めることができる。

本考案の蛇腹式クリアファイルの視図。 図１の蛇腹式クリアファイルの展開図

符号の説明

Ｆ 蛇腹式クリアファイル
１ 蛇腹式クリアファイルの表面
ａ１ 左辺
ａ２ 左辺
ｂ 底辺
ｃ１ 右辺
ｃ２ 右辺
ｄ 上辺

Claims (2)

1. フィルムシート材料を使用し、クリアファイルをＮ字の蛇腹に折り下辺を圧着して作成することで、収納スペースを通常のクリアファイルより多く確保することを可能としたところを特徴とする蛇腹型クリアファイル
2. 前記の材料に対する印刷は、オフセット印刷を用いて絵や文字、写真などを印刷した請求項１に記載の蛇腹型クリアファイル

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