JP3140817B2 - 誘電体材料の厚み測定方法とその装置 - Google Patents

誘電体材料の厚み測定方法とその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂板、硝子
板、ビニール薄膜などの誘電体材料の厚みを非接触で測
定する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厚みの測定を行うものとしては、
線源量500 ミリキューリー程度のアイソトープを被検材
に透過させて測定をするβ線厚み計、近赤外線を被検材
に透過させて測定をする近赤外線厚み計、およびマイク
ロ波を被検材に透過させて測定をするマイクロ波厚み計
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、β線厚み計
は、その使用に際して放射線の危険性により、専門の取
扱い主任技術者が必要であるとともに、行政官庁への届
出が必要である等、その使用には制約がある。近赤外線
厚み計は、被検材が色物、不透明の場合には、赤外線が
透過できないので、用途に制限がある。また、マイクロ
波は大気中の水分により吸収され易いので、透過率の変
化を計測原理とするマイクロ波厚み計は、外乱(大気中
の水分)の影響を受け易いという問題がある。
【0004】本発明の目的は、行政上の制約を受けるこ
となく実施できるとともに、被検材が光学的に透明であ
るか否かを問わずその厚みを測定でき、しかも、外乱の
影響を受けずらい誘電体材料の厚み測定方法とその装置
を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に、本発明の誘電体材料の厚み測定方法は、ミリメート
ル波の定在波の腹または節の位置を測定した後、この定
在波中に誘電体材料よりなる被検材を挿入し、その状態
下での定在波の前記腹または節の位置を測定して前記定
在波の位相のずれ量ΔZを求め、このずれ量ΔZと前記
被検材の誘電率εとをもとに前記被検材の厚みを算出す
ることを特徴とする。
【0006】また、同様の目的を解決するために、本発
明の誘電体材料の厚み測定装置は、図1に示すようにガ
イド1と、このガイド1に摺動自在に案内される運台2
と、この運台2を往復移動させる運台送り手段3と、前
記運台2に取付けられこの運台2の移動方向一方向に向
けてミリメートル波を放射するミリメートル波発生器4
と、この発生器4との間に誘電体材料よりなる被検材5
の挿入を許すスペースを設けて前記ミリメートル波発生
器4の前方に対向して配置された反射板6と、前記ミリ
メートル波発生器4に並設して前記運台2に取付けられ
た定在波センサー7と、前記運台2の移動量を検出する
測長センサー8と、前記定在波センサー7の出力をもと
に前記ミリメートル波発生器4および定在波センサー7
と前記反射板6との間に形成される定在波の腹または節
を見出す制御部9と、この制御部9からの出力および前
記測長センサー8の出力により前記定在波の位相のずれ
量ΔZを求めるとともに、このずれ量ΔZと前記被検材
5の誘電率εとから前記被検材5の厚みを算出する演算
部10とを具備したものである。
【0007】
【作用】上記の構成において、ミリメートル波発生器4
がミリメートル波を放射すると、その進行波は反射板6
で反射されるから、この反射波と前記進行波との相互干
渉により、ミリメートル波発生器4と反射板6との間の
空間には、放射されたミリメートル波の波長の1/2波
長の周期長を有して垂直方向に振幅する定在波W(図2
参照)が形成される。定在波センサー7は前記定在波を
検出し、運台送り手段3は運台2を移動させ、測長セン
サー8は運台2の移動量を検出する。
【0008】したがって、運台2を移動させながら定在
波センサー7による定在波Wを検出することにより、制
御部9は、定在波センサー7からの出力をもとに定在波
Wの腹または節(図2に腹の位置を符号Aで示す)を検
出し、この検出時点で測長センサー8の出力(すなわち
定在波Wの腹または節の位置)を読み込む。
【0009】この後、定在波W中に誘電率が予め分かっ
ている誘電体材料からなる被検材5を挿入する。そうす
ると、定在波Wの位相が図2において点線で示すように
反射板6側にずれる。次に、この状態で運台送り手段3
を動作させ、その際の定在波センサー7からの出力をも
とに制御部9は、位置ずれした定在波W′の前記腹また
は節(図2に腹の位置を符号A′で示す)を検出すると
ともに、その際の測長センサー8の出力(すなわち定在
波W′の腹または節の位置)を読み込む。
【0010】演算部10は以上の検出により得られた測
長センサー8からの出力を処理して定在波のずれ量ΔZ
の算出した後、このずれ量ΔZと被検材5の誘電率εと
をもとにして被検材5の厚みを算出する。前記ずれ量Δ
Zと被検材5の厚みtおよび誘電率εとは、ΔZ=t・
ε1/2 の関係があるから、被検材5の厚みtを算出する
式はt=ΔZ/ε1/2 で与えられており、この算式にし
たがって前記演算部10は演算を実施して、被検材5の
厚みtの測定を完了する。
【0011】
【実施例】図3は本発明の一実施例に係る誘電体材料の
厚み測定装置の全体構成を示す斜視図である。同図中1
5は左右両端に上下方向に延びる脚15aを有した走査
用ガイド体であり、その両脚15aをつないで左右方向
(図3において矢印Xで示す)に延びるガイド部15b
にはセンサユニット11が摺動自在に支持されている。
【0012】このユニット11は走査用送り手段12に
より往復動される。この送り手段12は、センサユニッ
ト11を挿通してガイド部15bの下側にこれと平行に
配置されて、左右両端部を両脚15aに夫々回転自在に
支持された水平なボールねじ13と、このねじ13の一
端に連結して一方の脚15aに固定された駆動源14と
から形成されている。駆動源14にはステッピングモー
タまたは直流サーボモータなどが採用される。
【0013】走査用ガイド体15の両脚15a間には、
ボールねじ13およびセンサユニット11の下方に位置
してガイド部15bと平行に反射板6が取付けられてい
る。反射板6は金属製例えばアルミニューム合金の平板
で形成されている。この反射板6とセンサユニット11
との間には誘電率が予め分かっている被検材5が挿入さ
れる。
【0014】被検材5はガイド部15bの全長よりも幅
が短いシート状またはフィルム状をなす誘電体であっ
て、例えば図3において矢印Y方向に走行する。すなわ
ち、本実施例の測定装置は被検材5の製造ラインにおい
て、ガイド部15bと反射板6とが被検材5の上下両側
に位置するように配置されるものである。
【0015】ガイドユニット11内には図4に示す構造
物が収納されている。この構造物は、上下方向に延びる
ガイド1を備え、このガイド1には運台2が上下方向に
沿い摺動自在に取付けられているとともに、この運台2
を往復移動させる運台送り手段3が取付けられている。
運台送り手段3による運台2の移動量は0.5 〜数10mm
である。この送り手段3は、ガイド1の上下両端から同
方向に突出された腕1aに、上下両端部を回転自在に支
持して設けられた垂直なボールねじ17と、このねじ1
7の一端に連結して一方の腕1aに固定された駆動源1
8とから形成されている。駆動源18にはステッピング
モータまたは直流サーボモータなどが採用される。
【0016】図6に示すように運台2上には、ミリメー
トル波発生器4と定在波センサー7とが相接して並設さ
れている。ミリメートル波発生器4は波長1〜10mmの
電磁波を前記反射板6に向けて放射するものであり、そ
の指向性を持たせるための放射ホーン4aを有してい
る。定在波センサー7は、ミリメートル波発生器4およ
び定在波センサー7と反射板6との間に形成される定在
波を検出するもので、これには例えば入射ホーン7a
(必ずしも必要ではない。)付きの超高感度電力計が採
用される。
【0017】前記両ホーン4a,7aの開口面は同一面
内に位置されているとともに、これらの開口面と前記反
射板6とは平行となっている。しかも、これら両ホーン
4a,7aの開口面と反射板6とは相対向して例えば20
0 mm程度離されている。
【0018】ガイド1には運台2の移動量を検出する測
長センサー8が取付けられている。このサンサー8には
差動トランスまたはマグネスケール等が使用される。な
お、図示の例では差動トランスを採用した場合を示して
おり、図4において符号8aは運台2と一緒に動くセン
サー軸である。
【0019】図3において符号9は、制御盤21内に格
納された制御部であって、その制御出力を駆動源14,
18に夫々与えて、これらの駆動を夫々制御するもので
ある。制御部9は、これに入力される定在波センサー7
の出力からミリメートル波発生器4および定在波センサ
ー7と反射板6との間に形成される定在波の腹または節
を見出すものである。例えば本実施例の場合は定在波の
腹を見出すもので、定在波センサー7の出力電力波形
(図5参照)の半周期について電力値を経時的にメモリ
に読込んで、その最大電力値を求めることで行う。
【0020】その具体的な一例を説明すれば、図5にお
いてs1時の電力値v2をその後のs2時の電力値v3とを比較
器で比較し、そのうちの大きい方の電力値v3を比較器に
更新記憶した後に、さらにs3時の電力値v4を前記比較器
でこれに更新記憶された電力値v3と比較して、そのうち
大きい方の電力値v3を比較器に更新記憶し、以下同様の
手順をsn時まで繰返し比較を行う。その結果、最後に比
較器に残った電力値が出力電力波形の最大電力値(ピー
ク値)であるので、以上の処理により定在波の腹Aを見
出だすことができる。なお、節を見出だす場合には、最
小電力値と最小電力値を既述の手順で見出だした後に、
これらの値の丁度半分の電力値を演算処理で求めること
により、節を見出だすことができる。
【0021】制御盤21内には制御部9の出力が入力さ
れる演算部10が格納されている。この演算部10は、
前記定在波中に被検材5を挿入したときの、この定在波
の位相のずれ量を算出するとともに、求められたずれ量
と被検材5の誘電率εとをもとに、被検材5の厚みtを
算出し、あわせて補正処理を行うものである。
【0022】定在波の位相のずれ量ΔZの算出は、定在
波Wの腹Aを見出だした時点での測長センサー8の出力
値Eと、同定在波中に被検材5が挿入された時に変位し
た定在波W′の腹A′(図2参照)を見出だした時点で
の測長センサー8の出力値Fとの間の絶対値を見出だす
という、演算処理によってなされる。そして、被検材5
の厚みtの算出は、定在波の位相のずれ量ΔZと被検材
5の誘電率εとをもとに、(ΔZ/ε1/2 )の演算によ
り行われる。尚、前記演算式における1/2 は(数学上の
根記号である)ルートと同一内容であり、したがって前
記演算式中のε1/2 はルートεとも表記できる。
【0023】また、例えばガイド部15bと反射板6と
が平行でない場合には、測定の誤差要因となるために、
この影響を排除するための補正処理が演算部10におい
てなされる。すなわち、被検材5がない状態において前
記走査用送り手段12によりセンサユニット11を移動
させるとともに、前記定在波Wの腹Aを検出することに
より、センサユニット11の移動方向に沿う前記腹Aの
分布を測定して置き、このデータを補正値(初期値)と
して予め演算部10に与えて、この補正値で前記演算の
際などに補正をかけることにより、前記誤差要因の影響
を排除するものである。なお、演算部10の出力端には
XーYプロッタやCRT等の外部記録装置(図示しな
い)が接続され、これに測定結果が表示されるようにな
っている。なお、前記構成において、制御部9および演
算部10はマイクロコンピュータにより形成されてい
る。
【0024】次に、前記構成の装置による測定手順を説
明する。ミリメートル波発生器4と反射板6との間に被
検材5が挿入された状態において、本装置を動作させる
と、制御盤21からの指令により、まず、走査用送り手
段12が動作されてセンサユニット11を被検材5と対
向しない位置に移動させる。この位置においては、ミリ
メートル波発生器4から放射されたミリメートル波の進
行波は反射板6の位置を節として反射されるから、この
反射波と前記進行波との相互干渉により、ミリメートル
波発生器4と反射板6との間の空間には、放射されたミ
リメートル波の波長の1/2波長の周期長を有して垂直
方向に振幅する定在波W(図2参照)が形成される。
【0025】次に、前記基準位置で制御盤21からの指
令により、運台送り手段3を動作させて、ミリメートル
波発生器4および定在波センサー7を同時に反射板6側
に移動させる。そのため、ミリメートル波発生器4に近
接された定在波センサー7により前記定在波が検出さ
れ、その出力電力の変化をもとに制御部9が定在波Wの
腹(図2に腹の位置を符号Aで示す)を検出する。この
検出時点で、測長センサー8の出力が制御部9に読み込
まれ、このセンサー出力Eは演算部10に記憶されて測
定の基準となる。
【0026】この後、誘電率εが予め分かっている誘電
体材料からなる被検材5を、反射板6と平行にして定在
波W中に挿入する。すなわち、本実施例の場合には、制
御盤21から指令で走査用送り手段12を再び動作し
て、センサユニット11を被検材5と対向する位置に移
動させるとともに、このユニット11で走行している被
検材5を幅方向に走査する。
【0027】そうすると、定在波Wの位相が図2におい
て点線で示すように反射板6側にずれる。すなわち、定
在波W中に被検材5が挿入されると、この被検材5につ
いてのミリメートル波の通過速度が被検材5を通らない
場合に比べて遅くなり、それによって見掛け上は定在波
W′が長い距離を進んでいるのと同じとなるから、前記
定在波Wに対して反射板6方向に上記定在波W′がずれ
る。このときの定在波の位相のずれ量Δと、被検材5の
厚みtと、被検材5の誘電率εとは、ΔZ=t・ルート
ε、すなわち、ΔZ=t・ε1/2 の式で示される関係に
ある。
【0028】この状態で運台送り手段3を動作させて、
運台2を介して定在波センサー7およびミリメートル波
発生器4を反射板6側に移動させ、その際の定在波セン
サー7からの出力をもとに制御部9により、位置ずれし
た定在波W′の腹(図2に符号A′で示す)を検出す
る。その時点での測長サンサー8の出力が制御部9に読
み込まれ、このセンサー出力Fが演算部10で演算処理
される。
【0029】すなわち、演算部10は以上の検出により
得られた測長センサー8からの出力E,Fに基づき、こ
れらの間の絶対値を求めて定在波の位相のずれ量ΔZを
算出する。この後、演算部10は、ずれ量ΔZと被検材
5の誘電率εとをもとにした被検材5の厚みを算出す
る。
【0030】詳しくは、前記ずれ量ΔZと被検材5の厚
みtおよび誘電率εとは、ΔZ=t・ε1/2 の関係があ
るから、被検材5の厚みtを算出する式はt=(ΔZ/
ε1/2 )で与えられており、この算式にしたがって演算
部10は被検材5の厚みtを算出する。なお、その際
に、補正の必要がある場合には、補正値による補正処理
が行われるものであり、以上のようにして得られた測定
結果は外部記憶装置に出力される。
【0031】前記実施例においてはセンサユニット11
の1走査ごとに被検材5の数箇所について、以上の厚み
検出を実行するものである。そして、1走査ごとに、は
じめにセンサユニット11を被検材5がない位置に動か
して定在波Wの腹Aを検出することにより、1走査ごと
に較正をしているので、測定の信頼性が高い。
【0032】なお、前記一本実施例は被検材の厚みを測
定する構成であるが、これに代えて被検材の誘電率を測
定するようにしても良い。すなわち、その場合には、厚
みtが予め分かっている被検材5が定在波W中に挿入さ
れるとともに、演算部10は誘電率εを算出する算式、
つまり、ε=(ΔZ/t)2 により演算を行うようにす
ればよい。
【0033】したがって、演算部10が被検材の厚みt
を算出する算式と、誘電率εを算出する算式とを備えた
構成とする場合には、被検材の厚みtおよび誘電率εを
測定できるものである。
【0034】また、前記一実施例装置では、センサユニ
ットを移動させて被検材を走査するようにしたが、これ
に代えて図7に示すように、両脚115a間にわたって
反射板6が取付けられた支持体115の前記反射板6と
平行な支持部115bに複数のセンサユニット111を
並設固定し、これら移動不能なユニット111の夫々に
より被検材5の幅方向数箇所の厚み測定をするようにし
てもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の厚み測定方
法およびその装置によれば、誘電体材料製の被検材の厚
みをミリメートル波を用いて非接触で測定できるととも
に、被検材が誘電体材料であれば、それが光学的に透明
体であるか否かを問わず、その厚みを測定できる。そし
て、ミリメートル波の出力は微弱であって電波法の適用
外であるとともに、放射線を取扱わないから、行政上の
制約を受けることなく実施できる。しかも、波長の強さ
に関係なくミリメートル波の位相差を計測して厚み測定
を行うから外乱の影響が受けずらいとともに、被検材に
対する透過性が良いので、被検材の配置の自由度が大き
く取扱い易いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厚み測定方法の測定原理を示す図。
【図2】定在波と被検材との関係を示す図。
【図3】本発明の厚み測定方法を実施する測定装置の一
例を示す斜視図。
【図4】同例に係る測定装置が備えるセンサユニットの
要部を示す側面図。
【図5】同例に係る定在波センサーの出力波形を示す
図。
【図6】前記センサユニットの要部を図4中矢印Z方向
から見た図。
【図7】本発明の厚み測定方法を実施する測定装置の他
の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ガイド、2…運台、3…運台送り手段、4…ミリメ
ートル波発生器、5…被検材、6…反射板、7…定在波
センサー、8…測長センサー、9…制御部、10…演算
部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミリメートル波の定在波の腹または節の
    位置を測定した後、この定在波中に誘電体材料よりなる
    被検材を挿入し、その状態下での定在波の前記腹または
    節の位置を測定して前記定在波の位相のずれ量ΔZを求
    め、このずれ量ΔZと前記被検材の誘電率εとをもとに
    前記被検材の厚みを算出することを特徴とする誘電体材
    料の厚み測定方法。
  2. 【請求項2】 ガイドと、このガイドに摺動自在に案内
    される運台と、この運台を往復移動させる運台送り手段
    と、前記運台に取付けられこの運台の移動方向一方向に
    向けてミリメートル波を放射するミリメートル波発生器
    と、この発生器との間に誘電体材料よりなる被検材の挿
    入を許すスペースを設けて前記ミリメートル波発生器の
    前方に対向して配置された反射板と、前記ミリメートル
    波発生器に並設して前記運台に取付けられた定在波セン
    サーと、前記運台の移動量を検出する測長センサーと、
    前記定在波センサーの出力をもとに前記ミリメートル波
    発生器および定在波センサーと前記反射板との間に形成
    される定在波の腹または節を見出す制御部と、この制御
    部からの出力および前記測長センサーの出力により前記
    定在波の位相のずれ量ΔZを求めるとともに、このずれ
    量ΔZと前記被検材の誘電率εとから前記被検材の厚み
    を算出する演算部とを具備した誘電体材料の厚み測定装
    置。
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