JP3140801B2 - 容器に粉体を導入する方法および装置 - Google Patents

容器に粉体を導入する方法および装置

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JP3140801B2 JP03172641A JP17264191A JP3140801B2 JP 3140801 B2 JP3140801 B2 JP 3140801B2 JP 03172641 A JP03172641 A JP 03172641A JP 17264191 A JP17264191 A JP 17264191A JP 3140801 B2 JP3140801 B2 JP 3140801B2
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01J2208/00743Feeding or discharging of solids
    • B01J2208/00769Details of feeding or discharging
    • B01J2208/00778Kinetic energy reducing devices in the flow channel

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の主題は、触媒活性を有す
る固体粒子を反応器に導入する、特にα−オレフィンの
気相重合を行う方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば次のようなものからなる触媒系の
存在下に: a)元素の周期表分類IV、V、またはVIの遷移
金属の化合物、特にチタンまたはバナジウム、あるいは
マグネシウム化合物を含有する固体触媒、および b)前記分類IIまたはIIIの金属の有機金属化
合物、特に有機アルミニウム化合物を含有する助触媒、
エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセンおよ
び4−メチル−1−ペンテンのようなα−オレフィンを
気体状態で重合させることが知られている。高い活性の
この種の触媒系は、特にフランス特許第2,116,6
98号、第2,144,080号、第2,529,20
8号および第2,529,209号に記載されている。
【0003】また、前記したようなもの、またはシリカ
上に支持され非還元雰囲気下で加熱活性化された酸化ク
ロムを基材とするもののような高い活性の触媒によるα
−オレフィンの重合および共重合を、流動床反応器を用
いる方法により行うことができることも知られている。
これらの重合および共重合は、一般に好ましくは縦軸線
を有する気相反応器中で行われ、その際、形成される重
合体の粒子は、重合に供されるα−オレフィンを含有す
る上昇流動ガス流により流動状態に維持される。
【0004】この種の気相反応器は、通常は、その下部
における穿孔または多孔質プレート(一般に流動化グリ
ッドとして知られている)を含み、これによりガス流が
流動床に配送され、グリッドの上部で重合体粒子が流動
状態に維持されることが可能となる。
【0005】気相反応器は、触媒活性を有する固体粒子
を流動床に導入する装置、モノマまたはコモノマ供給装
置および製造された重合体を除去する装置からなり、そ
こでは流動床を実質的に一定の高さに維持する。またこ
れは、気相反応器の頂部を離間し流動グリッドの下の気
相反応器の底部に戻るガスリサイクルラインを含む。こ
のガスリサイクルラインは、一般に流動ガスを循環させ
るコンプレッサおよび反応の熱を除去する少なくとも1
つの熱交換器を含む。
【0006】この明細書で用いる「触媒的に活性な固体
粒子」という用語は、前記触媒または触媒系の固体粒
子、または1以上のα−オレフィンと前記したような触
媒系とを接触させることにより得られるプレポリマの固
体粒子、または特に、例えばフランス特許第2,31
2,511号および第2,577,558号に記載され
たもののような方法により、1つの重合反応器から他に
移す場合(多段カスケード反応器の中間工程の終りに際
して)でも触媒的重合活性をなお有するα−オレフィン
重合体または共重合体の固体粒子を包含する。
【0007】更に、今日では流動床反応器は頻繁に用い
られているにも拘らず、提示された問題点およびこの発
明により提供された解決は、機械的に攪拌される反応器
および機械的攪拌を用いる流動床反応器に適用すること
ができる。
【0008】触媒的に活性な固体粒子を気相反応器に導
入することにより提起される1つの問題点は、これらの
粒子を保存容器から圧力下にある気相反応器に適切に移
動させることであり、この場合、これらの粒子を含有す
る保存容器は、前記粒子と反応しない窒素、水素または
他のガスのような不活性ガスを使用し、気相反応器圧力
よりも高い圧力下に維持されている。保存容器は入口オ
リフィスを有し、これを通して粒子が導入され、またそ
の出口オリフィスは計量装置と連通し、その機能は気相
反応器の定常的運転に必要とされる所定量の前記粒子を
定常的に配送することにある。
【0009】計量された量の固体粒子を気相反応器に配
送するために、前記計量装置の出口から前記計量した量
を反応器に搬送する手段が配設されている。これらの手
段は主として好ましくは安全隔離装置を備えるパイプお
よび必要な調節バルブを含み、好ましくは流体、一般に
は気体、例えば固体粒子を気相反応器に至るまで搬送す
るのに働くキャリヤガスがこれを通過する。
【0010】気相反応器に触媒的に活性な固体粒子を導
入する公知の装置はキャリヤガスの性状(前記したもの
のような不活性ガスまたは前記粒子と反応するガス)に
より相異し、後者の場合、簡略化のため、その存在が反
応器中で必要な流体が選択され、多くの場合、1または
複数のモノマを含有するガス状モノマまたはガス状混合
物とする。
【0011】多くの文書に、固体粒子を気相反応器に導
入する装置および方法が記載されている。
【0012】英国特許第1,333,738号には、流
動床反応器に触媒を注入する方法および装置が記載され
ている。この特許には、計量された量の触媒を保存容器
から隔室に配送することからなり、これを交互に前記保
存容器および流動床の反応帯域と連通させる方法が記載
されている。この装置は、隔室を含む計量バルブと連通
する触媒保存容器、および前記隔室を通過しキャリヤガ
スを供給し、前記計量バルブの隔室を反応器と連通させ
る場合、計量された量の触媒を反応器に移す手段を含
む。
【0013】他の装置は、計量された量の触媒を隔離す
る2つのバルブの間の帯域と連通する触媒保存容器、お
よび触媒を移動し得るキャリヤガスを反応器と連通する
ベンチュリに供給する手段を含む。
【0014】フランス特許第2,183,298号は、
内径0.76〜3.2mmのキャピラリチューブにより
固体触媒を流動床重合反応器に導入する方法および装置
に関する。
【0015】またフランス特許第2,562,077号
は、触媒粉末を用いて流動床反応器に供給する方法およ
び装置に関する。この装置は、粉末のパッキングを低減
することを意図し中間隔室と連通する計量装置に連結さ
れた触媒保存容器を含む。不活性キャリヤガスラインは
中間隔室の上部に開口し、前記隔室の底部から粉体を搬
送するパイプが始まり反応器に至る。前記パイプは縦部
分を含み、その直後に実質的に水平な部分が続くが、2
つの部分は肘部により連結されている結果粉体が蓄積す
ることとなり、これは空気入りプラグの流れとして反応
器に輸送されることとなる。
【0016】米国特許第4,018,671号は触媒的
クラッカを供給する方法および装置に関する。この装置
は添加ホッパを含み、これは触媒保存タンクから重力に
より定期的に供給を受け、供給が終了した後空気により
加圧され、クラッカユニットを供給するキャリヤガスラ
インに対してその内容物を排出する。
【0017】また、フランス特許第1,363,939
号は、固体粒子とガスとの間で熱交換を行う方法および
装置に関する。この装置は、傾斜した壁部により幾つか
の隔室に区分された円柱体からなる熱交換器から構成さ
れる。固体粒子は円柱体の頂部に導入され、前記隔室を
落下して円柱体の底部に至り、その落下の際に、円柱体
の底部に導入され逆方向流として上方に流動する熱ガス
と接触する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記プロセスの主要な
問題点は、固体粒子が反応器に対して濃縮塊として配送
される傾向がある点であり、これはしばしば固型化し、
反応器中で迅速かつ均一に分散することが困難となり、
これにより局所的ホットスポットの生成や凝集塊その他
不均一生成物の生成が起こる。
【0019】前記した方法および装置は、この問題に対
する回答を与えるものではない。
【0020】触媒的に活性な固体粒子を気相α−オレフ
ィン重合反応器に供給する改良された方法および装置を
この度突き止めたが、この改良は、主として非連続的な
粒子の配送を、その量を最小としたガス中に希釈懸濁し
た粒子のより連続的な流れとすることに存する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、中間隔
室および搬送パイプを経て触媒的に活性な固体粒子を気
相α−オレフィン重合反応器に供給するに際し、 (a)下方移動しつつ流動する前記粒子を前記隔室に非
連続的に送り、 (b)前記隔室中で下方移動しつつ流動する前記粒子と
補助ガスとを混合して前記補助ガス中の前記粒子の第1
懸濁物S1を生成し、 (c)前記隔室中の前記第1懸濁物S1の少なくとも幾
分かの粒子の下方移動を制動して前記補助ガス中の前記
粒子の第2懸濁物S2を生成し、前記第2懸濁物S2の
粒子は工程(a)におけるよりもより連続的に下方移動
しつつ流動するものとし、 (d)前記隔室から前記第2懸濁物S2を前記搬送パイ
プに、その後前記反応器に送ることからなることを特徴
とする供給方法が提供される。
【0022】更に詳しくは、工程(b)において粒子は
通常は隔室の上部を落下し主として下方方向に移動し、
好ましくは実質的に重力の影響のみを受けるものとし、
工程(c)において制動されるに至る。工程(b)にお
いて隔室に入る補助ガスの方向および速度は、補助ガス
が上部における粒子の下方通過の方向に実質的に影響を
与えず、通常は粒子自体の制動も生起しないようなもの
とし、一方粒子の脱凝集が生起し得るものとする。通常
は工程(c)において、前記第1懸濁物S1の少なくと
も幾分かの粒子の下方移動は、前記粒子と少なくとも1
つの障害物とが接触し前記隔室中で下方流動する前記粒
子の流動経路が増加することにより制動を受ける。好ま
しくは、この障害物は少なくとも1つの制限通路オリフ
ィスからなり、これを通して少なくとも幾分かの、好ま
しくは実質的に全部の前記第1懸濁物S1の粒子が通過
する。前記下方移動は、少なくとも幾分か、好ましくは
大多数の前記第1懸濁物S1の粒子と障害物によって非
永久的に保留される前記粒子の本体とが接触することに
より制動され得る。好ましくは、この障害物は静的なも
のとし、例えばじゃま板、倒立多角錐台または倒立円錐
台、例えば倒立切頭円錐体または漏斗とする。
【0023】好適な態様では、この方法は工程(d)を
含み、ここで前記第2懸濁物S2は前記隔室を出てキャ
リヤガスの供給を受ける混合装置に送られ、前記補助ガ
スおよび前記キャリヤガス中の前記粒子の希釈懸濁物S
3を生成する。懸濁物S2に代えて、希釈懸濁物S3を
前記搬送パイプに送り、その後前記反応器に送る。混合
装置はエジェクトコンプレッサまたはベンチュリとし得
る。
【0024】他の好適な態様では、この方法は工程
(a)を含み、ここで固体粒子は計量装置により計量さ
れた量で前記隔室に非連続的に送られる。計量装置は計
量バルブ、好ましくはバケットバルブとし得る。一般
に、固体粒子を計量した量で保存容器から前記隔室に非
連続的に送る。好ましくは、保存容器中の圧力は隔室中
の圧力より高いものとする。
【0025】特に、この方法は次の操作を含む:−計量
した量の前記粒子を、好ましくは計量バルブにより保存
容器から中間隔室に非連続的に送り、−前記計量した量
の固体粒子を、前記隔室の上部に導入した補助ガスと混
合して希釈し、前記補助ガス中の前記粒子の第1懸濁物
S1を形成し、−少なくとも1つの制限オリフィスから
なり中間隔室の前記上部を出口オリフィスに終端する下
部から分離する少なくとも1つの障害物を介して主とし
て重力により前記懸濁物S1を下方流動にて送り、下方
流動する前記粒子の少なくとも幾分かを前記少なくとも
1つの障害物により制動し、前記補助ガスにより前記少
なくとも1つの制限通路オリフィスを介して中間隔室の
下部に送って第2懸濁物S2を形成し、−前記下部にお
いて前記補助ガス中の懸濁物たる固体粒子の幾分かを、
前記少なくとも1つの制限通路オリフィスから中間隔室
の前記出口オリフィスに直接向けて下方流動させ、同時
に、中間隔室の前記下部の壁に対する衝撃により他の固
体粒子をその下方流動において制動し、これにより固体
粒子は、前記補助ガス中の懸濁物として分散様式で、中
間隔室に送られる固体粒子の割合より、より連続的な割
合にて中間隔室から離れる。好ましくは、中間隔室を離
れる固体粒子は混合装置に達し、前記混合装置に供給さ
れる補助ガスおよびキャリヤガスにより、前記混合装置
と前記反応器とを連結する搬送パイプ中において時間的
に実質的により一定である固体粒子含量を有する希釈懸
濁物S3を形成する。
【0026】本発明の1つの重要な特徴は、補助ガスに
より爆気された固体粒子の第1懸濁物S1を生成し、そ
の後より連続的な下方流動割合を有するする第2粒子S
2を生成するものであり、これは例えば少なくとも30
%、例えば30〜500%、好ましくは30〜200
%、特に70〜150%程度の時間経過により拡散し得
て、また好ましくは混合装置を経て気相反応器に直接導
入される。第2懸濁物S2を得る手段は、主として中間
隔室中に存在する障害物からなり、補助ガスを使用する
ものである。前記補助ガス中で固体粒子の懸濁物S1お
よびS2を生成する際に使用する補助ガスの容量は、固
体粒子のグラム当り1〜100、好ましくは2〜50
0、特に5〜200cmとし得る。
【0027】触媒的に活性な固体粒子は、元素の周期表
IV、V、またはVIの少なくとも1つの遷移金属
を含有する触媒からなるものとし得る。混合装置を使用
する場合、前記キャリヤガスは使用すべき少なくとも1
つの気相α−オレフィンを含み得る。例えば、C〜C
10のα−オレフィン、例えばエチレン、プロピレン、
ブテン−1、ヘキセン−1、メチル−4−ペンテン−
1、オクテン−1、であり、必要に応じてジエン、特に
非共役ジエン、例えばエチリデン、ノルボルネン、4−
メチル−1,4−ヘキサジエン、2−メチル−1,5−
ヘキサジエンまたは1,4−ヘキサジエンである。
【0028】触媒はチーグラー・ナッタ型の触媒(例え
ばチタンおよび/またはハロゲン化バナジウムを含有す
る)、および好ましくはマグネシウム化合物、例えばハ
ロゲン化マグネシウムまたはマグネシウムアルコキシ
ド、または酸化クロムを基材としシリカのような耐火性
酸化物上に支持され非還元雰囲気中で熱により活性化さ
れた触媒とし得る。触媒粒子は質量平均直径Dmとして
50/150ミクロン、好ましくは70〜120ミクロ
ン、前記粒子の粒子寸法分布としてDm対数平均直径D
nの比率が1対4、好ましくは1対3、特に1対2.5
とし得る。
【0029】触媒的に活性な固体粒子は、α−オレフィ
ンプレポリマからなるものとし得る。混合装置を使用す
る場合、前記キャリヤガスは、前記したもののような非
共役ジエンと必要に応じて混合した少なくとも1つのガ
ス状α−オレフィンからなり得る。プレポリマは、一般
に前記したような非共役ジエンと必要に応じて混合した
少なくとも1つのC〜C10α−オレフィンと前記し
たような触媒と、必要に応じて元素の周期表の族IIま
たはIIIの金属の少なくとも1つの有機金属化合物、
特に有機アルミニウム、有機亜鉛または有機マグネシウ
ム化合物とを接触させることにより得られる。プレポリ
マは、有機金属化合物の金属対触媒の遷移金属のモル
比、0.1〜20、好ましくは0.2〜10、特に0.
5〜5を有するものとし得る。プレポリマは、グラム当
り2×10−3〜1ミリモルの遷移金属を含有し得る。
これは、0.93〜0.97の密度、および70℃でn
−ヘプタン中に溶解するプレポリマの含量の範囲として
0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜2重量%を有し
得る。プレポリマ粒子は、80〜400ミクロンの範
囲、好ましくは100〜300ミクロンの質量平均直径
Dmを有し得、粒子寸法分布は前記粒子のDm/Dnが
1〜4、好ましくは1〜3、特に1〜2.5となるもの
とし、嵩密度の範囲は0.2〜0.45g/cm、好
ましくは0.25〜0.4g/cmとする。
【0030】また、触媒的に活性な固体粒子は、なお触
媒活性を有し他の重合反応器中で予め調製されたα−オ
レフィン重合体または共重合体からなるものとし得る。
混合装置を使用する場合、前記キャリヤガスは、前記し
たもののような非共役ジエンと必要に応じて混合した少
なくとも1つのガス状α−オレフィンからなり得る。重
合体または共重合体は、前記したもののような非共役ジ
エンと必要に応じて混合した少なくとも1つのα−オレ
フィンと、触媒および前記したもののような少なくとも
1つの有機金属化合物とを接触させることにより予め調
製することができる。重合体または共重合体粉末は、有
機金属化合物の金属対触媒の遷移金属のモル比として
0.1〜50、好ましくは0.2〜20、更に好ましく
は0.5〜10を有し得る。この重合体または共重合体
は、密度として0.85〜0.97の範囲、例えば0.
88〜0.96を有し、グラム当り遷移金属を10−5
〜2×10−3未満の値で、好ましくは10−4〜10
−3ミリモル含有する。重合体または共重合体粒子は、
質量平均直径Dm300〜1500、例えば400〜1
200ミクロンを有し得、粒子寸法分布は、前記粒子の
比率Dm/Dnが1.5〜4、好ましくは1.5〜3.
5、特に2〜3であるようにし、嵩密度は0.25〜
0.55、好ましくは0.3〜0.52、特に0.35
〜0.5g/cmとする。
【0031】混合装置を使用する場合、キャリヤガスは
有利には重合に供する少なくとも1つのα−オレフィン
からなる。これは好ましくは気相反応器中を循環する気
相反応混合物の少なくとも一部よりなり得、これは前記
α−オレフィンと(存在する場合)1以上の流動成分と
からなる:すなわち、非共役ジエン、水素、不活性ガ
ス、例えば窒素、C〜Cアルカン、例えばメタン、
エタン、プロパン、n−ブタン、イソペンタン、n−ペ
ンタンまたはn−ヘキサン、またはシクロアルカン、例
えばシクロヘキサンまたはシクロペンタンである。
【0032】中間隔室に導入する補助ガスは、反応器に
導入される固体粒子に対して不活性なガス、または前記
粒子と反応し得るガスとし得る。補助ガスの選択は、反
応器に導入される固体粒子の種類に依存し得る。固体粒
子が固体触媒またはプレポリマよりなるか、主としてこ
れらからなる場合、これらの固体粒子に対して不活性な
補助ガスを用いるのが推奨される。特に、水素または不
活性ガス、例えば窒素、またはC1−6アルカン、例え
ばメタン、エタン、プロパン、n−ブタン、n−ペンタ
ン、イソペンタンまたはn−ヘキサンまたはシクロアル
カン、例えばシクロヘキサンまたはシクロペンタンまた
はこれらのガスの混合物を不活性補助ガスとして選択す
ることができる。
【0033】ある種の場合、触媒またはプレポリマ粒子
と共に前記粒子と反応し得る補助ガスを用いることがで
きる。補助ガスは全ゆる反応が僅かまたは無視し得る十
分に低い温度に冷却し得る。例えば、気相反応器中の重
合の場合より10〜100℃、好ましくは10〜60℃
低い温度とする。または触媒またはプレポリマは、前記
補助ガスと共に可能な反応において誘導期間を有するも
のとし、または例えばCO、CO、SO、HOま
たはOのような毒、または例えばアルコール、エーテ
ル、アミド、アミン、アルデヒド、ケトン、ホスフィ
ン、スルホンまたはスルホキシドのような電子供与体化
合物のようなある種の不動化により意図的に還元された
初発活性レベルを有する。
【0034】固体粒子が触媒的に活性な重合体または共
重合体からなる場合、前記粒子と反応し得る補助ガスを
用いるのが推奨される。特に、この種の補助ガスは、前
記したような非共役ジエンと必要に応じて混合された重
合に供する少なくとも1つのα−オレフィンからなり、
好ましくは前記したような気相反応器中を循環するガス
状反応混合物の一部よりなり得る。混合装置を使用する
場合、補助ガスはキャリヤガスと同様の性状のものとし
得る。ある種の場合、これをその使用の前に冷却するの
が望ましく、例えば気相反応器中における重合の場合よ
り10〜100℃、好ましくは10〜60℃低い温度と
する。
【0035】前記補助ガス中の懸濁物中の固体粒子が中
間隔室から混合装置に送られる場合、これらは中間隔室
と前記混合装置を連結し必要に応じて隔離バルブを有す
る連結パイプを一般に通過する。ある種の場合は後者が
推奨される。前記固体粒子が特にキャリヤガスと極めて
反応性である場合である。よって、前記混合装置から前
記中間隔室まで、更に(存在する場合)前記保存容器ま
で延在する領域におけるかなりの未成熟反応を回避する
ためには、隔離バルブが推奨される。特に固体粒子が触
媒またはプレポリマよりなるか、主としてこれらからな
る場合である。
【0036】本発明による方法を用いる特定の態様で
は、次の操作を規則的な時間間隔(T1)で行う: (a)前記補助ガスを前記隔室に配送するバルブを開放
し、同時に前記粒子を前記隔室に非連続的に送り、その
時間(T4)を前記粒子を前記隔室に配送し得るのに少
なくとも十分な時間とした後、 (b)前記補助ガスを配送する前記バルブを開放時間
(T5)の間開放維持して前記粒子の流れを前記隔室か
ら送り出し、これに(T5)以下の時間(T3)をか
け、 (c)前記補助ガスを配送する前記バルブを次のサイク
ルの開始まで閉鎖時間(T2)の間閉鎖し、ここで T2+T5=T1 かつT4をT5未満とする。
【0037】好適な態様では、次の操作を規則的な時間
間隔(T1)で行う: (a)前記補助ガスを前記隔室に配送するバルブを開放
し、同時に存在する場合前記隔離バルブを開放すると共
に計量装置を初発位置から付勢して保存容器に含有され
る固体粒子により前記計量装置の所定位置充填を図り、
この結果これが固体粒子の前記計量した量を前記中間隔
室に配送するものとし、その後、 (b)前記計量した量の固体粒子の全ての配送を行うの
に少なくとも十分な時間(T4)の間、前記計量した量
の固体粒子を中間隔室に配送する位置に前記計量装置を
保持し、その終了に際して計量装置を付勢して次のサイ
クルの開始までその初発位置に戻し、 (c)補助ガスを配送する前記バルブ、および存在する
場合は隔離バルブを開放時間(T5)の間開放維持して
時間(T3)の間中間隔室を出る全ての固体粒子の下方
流動を可能とし、これを5〜120秒、好ましくは10
〜100秒とし得て、 (d)補助ガスを配送する前記バルブ、および存在する
場合は隔離バルブを次のサイクルの開始まで閉鎖時間
(T2)の間閉鎖し、ここでT2+T5=T1かつT4
をT5未満とする。
【0038】前記規則的な時間間隔(T1)は、10〜
200秒、好ましくは15〜150秒とすることができ
る。
【0039】有利には、T5対T1の比率はできるだけ
1に近くなるようにし、特に0.2〜0.99、好まし
くは0.3〜0.98、更に0.5〜0.95、特に
0.8〜0.95とし、時間的に極力一定な増加した均
一性および固体粒子含量を有する懸濁物による反応器に
対する供給実現を図る一方、その中の反応器への搬送パ
イプ、混合装置および連結パイプ(存在する場合)の閉
塞の問題を回避する。
【0040】有利には、補助ガスを中間隔室に供給する
圧力(P16)は所定の値に維持し、これにより前記バ
ルブが開放している場合、前記供給圧力(P16)対存
在する場合前記混合隔室の下流の搬送パイプ中で優勢な
圧力(P10)の比が1〜2.5、好ましくは1.01
〜2、特に1.01〜1.5となるようにする。一般
に、搬送パイプにおいて優勢な圧力(P10)は実質的
に気相反応器中で優勢な圧力と同一とする。
【0041】また本発明によれば、上部(5a)および
下部(5b)を有する中間隔室並びに搬送パイプ(1
5)を経て触媒的に活性な固体粒子を気相α−オレフィ
ン重合反応器(20)に供給する装置であって、中間隔
室(5)が、−使用する前記粒子が下方移動しつつ非連
続的に通過流動する前記上部(5a)中の第1入口(5
e)、−補助ガスを前記隔室に導入し前記補助ガスと下
方移動しつつ流動する前記粒子とを混合して前記補助ガ
ス中の前記粒子の第1懸濁物S1を生成する前記上部
(5a)中の第2入口(2a)、−前記第1懸濁物S1
の少なくとも幾分かの粒子の下方移動を制動し前記補助
ガス中で前記粒子の第2懸濁物S2を生成する特に上部
(5a)と下部(5b)とが離間する制動手段(6)
(前記第2懸濁物S2の粒子は、上部(5a)における
よりもより連続的な下方移動により下部(5b)中で流
動する)、および−前記第2懸濁物S2が前記隔室
(5)から前記反応器(20)に連結された前記搬送パ
イプ(15)に、その後前記反応器(20)に通過する
前記下部(5b)中の出口(5c)からなることを特徴
とする装置が提供される。
【0042】制動手段(6)は、前記隔室中を下方流動
する前記粒子の流動経路を増加させる少なくとも1つの
障害物を含む。好ましくは、少なくとも1つの第1障害
物(6)は少なくとも1つの制限通路オリフィス(6
a)からなり得、これを介して前記懸濁物S1の少なく
とも幾分かの粒子が通過する。好適な態様では、前記少
なくとも1つの制限通路オリフィス(6a)の断面積
は、前記隔室の前記第1入口(5e)の断面積より小さ
く、前記隔室の前記出口(5c)の断面積より小さい。
他の態様では、少なくとも第1障害物(6)は、前記第
1懸濁物S1の少なくとも幾分かの粒子と前記少なくと
も第1障害物により非永久的に保留される前記粒子の本
体とを接触させる手段を含む。
【0043】また供給装置は混合装置(8)を含み得、
これはキャリヤガスの供給を受けると共に連結パイプ
(18)を介して前記隔室の出口(5c)と前記搬送パ
イプ(15)を連結し、前記隔室(%)を離れる前記第
2懸濁物S2から前記出口(5c)を介して前記連結パ
イプ(18)を経て前記混合装置(8)から前記搬送パ
イプ(15)その後前記反応器(20)に送られる前記
補助ガスおよび前記キャリヤガス中の前記粒子の希釈懸
濁物S3を生成する。
【0044】特定の態様では、供給装置は次のものから
なる:−前記粒子を含有する保存容器(3)、−前記保
存容器の下部に位置し、前記粒子の計量された量を前記
計量装置の下部に位置する中間隔室の上部(5a)の第
1入口(5e)に配送する計量装置(4)(前記中間隔
室は、少なくとも1つの制限通路オリフィス(6a)か
らなり前記第1入口(5e)からなる中間隔室の前記上
部(5a)と出口(5c)により終端する下部(5b)
からの補助ガスを配送する第2入口(2a)を部分的に
分離する少なくとも1つの第1障害物(6)からな
る)、−必要に応じて隔離バルブ(7)を備え、前記出
口(5c)とキャリヤガスを搬送し前記反応器と連通す
る搬送パイプ(15)に位置する混合装置(8)を連結
する連結パイプ。
【0045】中間隔室において、障害物(6)は前記計
量装置に由来し主として重力により下方流動する少なく
とも幾分かの粒子の迂回を与え、その永久的な定着を実
質的に生起することなくその下方流動において後者の粒
子を制動し、前記制限通路オリフィス(6a)を介して
これらを送り、これにより前記計量装置によって非連続
的に配送された前記粒子は隔室および存在する場合混合
装置(8)の前記出口(5c)に到達し、前記補助ガス
中の懸濁物として分散した様式として、より連続的な割
合となり、これにより搬送パイプ(15)中を流動しそ
の後前記反応器に導入される懸濁物の固体粒子含量は時
間と共により一定となる。
【0046】本発明による装置において、前記中間隔室
は好ましくは縦軸線を有するシリンダよりなり、その上
端において閉鎖されるが、例えば水平または円錐または
半球平面表面により、好ましくはその中心またはその頂
部において前記第1入口(5e)からなり、通常はその
再下部地点にて前記出口(5c)からなる円錐または球
形底部によりその下部端部にて閉鎖される。
【0047】前記第1入口(5c)および前記出口(5
c)は、前記中間隔室の長さ方向軸線上に位置し、すな
わちシリンダの縦軸線上に位置する。
【0048】中間隔室の前記上部(5a)と前記下部
(5b)を分離する前記障害物(6)は下方傾斜した実
質的に平面の壁からなる。傾斜壁は縦軸線と共に角度A
をなし、これは固体粒子の性状、特に固体粒子の流動性
に依存し、縦に対するホッパ角度を特徴とし得る。傾斜
壁の角度Aは5〜40°、特に10〜35°とする。傾
斜壁はじゃま板、倒立切頭多角錐の表面の一部を形成し
得て、例えば切頭ピラミッド、または好ましくは倒立切
頭円錐とし、その小基部は底部にあって前記制限通路オ
リフィスを形成し、その大基部は前記中間隔室の上部の
断面と一致する。多角錐または円錐の頂角は10〜57
°、好ましくは20〜55°、特に30〜50°とす
る。
【0049】制限通路オリフィスの中心は中間隔室の前
記第1入口(5e)と出口(5c)オリフィスの中心を
結ぶ線分上に好ましくは位置しない。更に詳しくは、こ
れらのオリフィスの中心が同一の縦軸線上に位置する場
合、一般に中間隔室のシリンダの軸線と対応し、前記制
限通路オリフィスの中心は好ましくはこの縦軸線から外
れて位置する。よって、前記障害物はじゃま板として機
能し、その作用は主として重力、例えば落下により下方
流動する固体粒子の少なくとも幾分かの通常の経路をず
らして後者の粒子が全体として直接中間隔室の第1入口
(5e)オリフィスから出口(5c)オリフィスへと通
過することを避け、この結果前記粒子の少なくとも幾分
かの下方流動を制動するものである。
【0050】制限通路オリフィスは好ましくは前記中間
隔室の前記第1入口(5c)および出口(5c)オリフ
ィスの中心を通過する縦軸線に対して偏心したものとす
る。一般に前記障害物を形成する切頭多角錐、例えば切
頭ピラミッド、または切頭円錐はまた、通常は前記隔室
中にて非対称的に配置され、切頭多角錐または好ましく
は切頭円錐の中心軸線は通常は前記中間隔室の縦軸線に
対して傾斜し、1〜30°、好ましくは1〜15°、特
に2〜14°の角度をなす。
【0051】本発明による装置では、前記障害物は好ま
しくは前記中間隔室の長さ方向の軸線に対して僅かに傾
斜した軸線を有する円錐切頭体を画成する壁よりなり、
この壁はその上部において大円形縁(6b)からなり、
これは前記中間隔室の内壁に取り付けられ、その下部に
おいて小円形縁(6a)からなり、これは前記障害物の
前記制限通路オリフィスを画成する。制限通路(6a)
は好ましくは円形の穴とする。
【0052】有利には、障害物の制限通路オリフィス
(6a)の断面積は、前記第1入口(5e)および中間
隔室の出口(5c)オリフィスの断面積のいずれよりも
小さいものとする。例えば、制限通路オリフィス(6
a)の直径を5〜500、好ましくは8〜200mm、
特に10〜50mmとする。これは反応器に導入する懸
濁物の固体粒子含量の所望の選択に依存する。
【0053】前記中間隔室は好ましくは少なくとも1つ
のの容易に着脱可能な部分からなり、これに対して少な
くとも1つの障害物を取り付け、これにより前記障害物
の幾何的特徴を前記粒子の流動特性の関数として容易に
適合させることができる。
【0054】本発明による装置の特定の態様では、前記
計量装置(4)を計量バルブとし、好ましくはバケット
バルブとし、混合装置(8)をインジェクタコンプレッ
サまたはベンチュリとする。特に、計量バルブは、計量
した量の固体粒子を配送する容量Vの少なくとも1つ
のキャビティを含むことができる。中間隔室の容量V
は、計量バルブのキャビティの容量と関連して選択する
ことができ、これにより比V/Vを3〜100、好
ましくは5〜50とする。
【0055】供給装置は前記中間隔室の上部(5a)と
下部(5b)との間に存在する圧力降下を調節する少な
くとも1つの装置を更に含むことができ、この部分は制
動手段(6)、例えば障害物のそれぞれの側部に位置す
るものとし、これにより上部(5a)への補助ガスの供
給の結果として、前記粒子による前記制動手段(6)の
突発的な閉塞に際して、前記圧力降下が絶対値において
増加し得て前記閉塞の警告警報を発することができる。
【0056】場合によっては、第2障害物(60)を存
在させることができ、前記中間隔室の前記第1障害物
(6)と前記第1入口(5e)オリフィスとの間に位置
する少なくとも1つの制限通路オリフィス(60a)を
備える。前記第2障害物(60)の前記制限通路オリフ
ィス(60a)の断面積は、好ましくは前記第1障害物
(6)の前記制限通路オリフィス(6a)の断面積より
小さいものとする。好ましくは、これはまた前記中間隔
室の前記第1入口(5e)および出口(5c)オリフィ
スの断面積のそれぞれより小さいものとする。
【0057】この種の装置は、閉塞現象を回避しつつで
きるだけ一定の固体粒子含量を有しより均一である懸濁
物を反応器に導入することを有利に可能とする少なくと
も2つの障害物からなる。
【0058】前記中間隔室の長さ軸線に対する前記第2
障害物(60)の基部の中心を通過する軸線の傾斜角度
は、好適には1〜30°、好ましくは1〜15°、例え
ば2〜14°の範囲の値を有する。前記軸線の傾斜は第
1障害物(6)のものと同一または異なるものとするこ
とができ、第1障害物(6)のものと同一または好まし
くは逆方向とし得る。
【0059】更に、本発明による装置は、少なくとも1
つの障害物の前記制限通路オリフィスに近接し圧力の下
で補助ガスを配送する手段を含み得て、これにより前記
障害物のオリフィスにおいて閉塞が出現した際に、前記
閉塞を形成する粒子は、圧力下の前記補助ガスを不意に
導入し、これにより前記閉塞を形成する前記粒子を希釈
することにより除去される。圧力下のこの種のガスを配
送するパイプは、好ましくはは水平、下方または上方に
通過し、中間隔室に至り、前記障害物の前記制限通路オ
リフィスの直下に近接して終端する。
【0060】気相反応器と連通する搬送パイプ(15)
は好ましくは、例えば10〜50mm、好適には12〜
25mmの内径を有する。
【0061】
【発明の効果】本発明による方法およびこの方法を実施
するための装置により提供される効果は甚大である。
【0062】a)調節された様式で固体粒子を配送し、
これを気相反応器へと可能な限り連続的なものとし、反
応の安定性の保証を図り、 b)圧縮されずに分散されガス中に希釈懸濁された形態
で固体粒子を配送し、これにより気相反応器全体に渡っ
て迅速かつ均一に分散されるものとし、気相反応器中の
ホットスポットを低減することができ、 c)供給装置における固体粒子蓄積を回避し、 d)活性ガスと固体粒子との反応に起因する供給装置の
閉塞形成を回避し、 e)存在する場合保存容器との間に位置する供給装置部
分および搬送パイプにおける閉塞に至り得る活性ガスに
よる汚染を回避し、 f)重合効率を低下させる反応器へ導入される不活性ガ
スの量をできる限り制限し、 g)気相反応器に導入する際の固体粒子の破壊または粉
砕を低減し、 h)信頼できる操作を提供する。
【0063】公知のシステムと比較すると顕著な損耗を
与え得る外部成分を必要としないため、この方法および
装置は非常に信頼性がある。
【0064】この発明の顕著な利点は、固体粒子をより
均一に混合し得る点であり、これは計量された量で非連
続的に元来配送され、規則的な時間間隔により、計量装
置によりこれらの固体粒子に対して活性たり得るガスに
対するものとし、またより連続的な様式で気相反応器に
供給することが可能となり、これにより気相反応の安定
性を保証することが可能となる。
【0065】更に、この発明によれば、計量装置の下流
にて、所定長さの連続する経路よりなる装置が提供さ
れ、これにより固体粒子の実質的に連続的な流れが可能
となり、またこれは粒子を連続的に保留し保定を許容し
得るデッドスペースを全く含まず、したがってこれは粒
子の凝縮および凝集の危険を与えない。これに対し、本
発明による方法および装置は、隔室中に非連続的に配送
される固体粒子中の存在し得るこの種の凝集物の分散を
促進し、更にこれを実現し得るが、特に補助ガス就中粒
子が受ける衝撃による粒子の希釈および分散によるもの
である。更に、この発明によれば、粒子の破壊および粉
砕の低減が可能となる。
【0066】最後に、この発明の特定の特徴により、補
助ガス供給圧力を維持することが可能であり、特に後者
が不活性である場合、低い値とし、よって反応器に導入
されるガスの流速および量を制限し得る。
【0067】
【実施例】これらの全ての利点を以下の記載に示すが、
これは添付図面に言及し、本発明による装置およびこれ
を用いる方法の個々の態様を示すものであり、如何なる
限定をも含むものではない。
【0068】図1はこの発明による装置の態様を示す。
【0069】図2(A、B、C)は、この発明による方
法の主要操作を説明するヒストグラムである。
【0070】図3はこの発明による装置の他の態様を図
示的に示すものである。
【0071】図4はこの発明による装置の中間隔室の断
面図である。
【0072】これらの図において共通する装置および構
成要素は、番号を変えずに示す。
【0073】図1はこの発明による装置の構成要素を図
示的に示す。
【0074】この装置は、パイプ(15)(部分を示
す)を通過して気相反応器(20)に至るキャリヤガス
(9)と僅かにパルス様式で混合することを意図する粒
子(13)を保存する保存手段(3)を有する。
【0075】前記粒子(13)は供給導管(1)を介し
て前記保存容器(3)に至るが、これは一般に隔離バル
ブ(11)を備え、前記粒子は例えばこの粉末に対して
不活性なガスにより搬送され、これは圧力下に配送され
る。
【0076】前記保存容器(3)は、一般に上部シリン
ダ部分を有し、これに対して前記供給導管(1)が連結
され、更に底部を有する。
【0077】前記上部シリンダ部分は実質的に切頭円錐
底部により延在し、これは一種のホッパを形成し、前記
粒子に対する出口オリフィスにおいて終端し、一般に連
結フランジを備える。前記オリフィスは、計量された量
の粒子を配送し得てフランス特許第2,587,081
号に記載されたようなバケットバルブよりなり得て容量
のキャビティ(14)を有する計量バルブ(4)の
入口と直接連通する。
【0078】前記計量装置の出口は、中間隔室(5)の
第1入口オリフィス(5e)と直接連通する。
【0079】圧力(P16)で配送される補助、希釈お
よび過圧ガス(16)を配送する導管(2)は前記隔室
(5)の上部(5a)に連結される。前記導管(2)は
補助ガス配送バルブ(12)を備えることができる。
【0080】前記中間隔室(5)は、少なくとも1つの
障害物(6)により実質的にシリンダ上下部(5b)か
ら分離された実質的にシリンダ状の上部を有し、これは
エッグタイマまたはサンドクロックまたは漏斗の頂部半
分の形状であり、制限通路オリフィス(6a)を備え
る。前記下部(5b)は切頭円錐底部にて終端し、これ
は前記隔室の壁(5d)によりおよび出口オリフィス
(5c)により画成され、連結パイプ(18)の部分に
より延在する。
【0081】適当な場合、前記連結パイプ(18)は隔
離バルブ(17)を有し、これは好ましくは全孔のもの
とし、混合装置(8)に直接開口し、これは例えば前記
パイプ(15)における単一装置、好ましくはベンチュ
リまたはエジェクタコンプレッサ、例えばフランス特許
第2,618,786号に記載されたようなものよりな
るものとし得る。
【0082】使用に際し、前記計量された量の前記粒子
(13)を隔室(5)の上部(5a)の第1入口オリフ
ィス(5e)に前記計量装置(4)により配送し、前記
導管(2)により前記補助ガス(16)と混合し、第1
懸濁物S1を形成する。前記パイプ(15)中にて優勢
な圧力に対して前記補助ガス(16)の前記供給圧力
(P16)との間に存在し得る過圧のため、前記第1懸
濁物S1は、その下方流動において隔室の下部(5b)
に対する前記障害物(6)の前記制限通路オリフィス
(6a)を介して僅かに補助され得、隔室の壁(5d)
に対する衝撃によりその下方移動を部分的に制動され
る。よって、第2懸濁物S2が形成され、これはその後
主として重力により出口オリフィス(5c)を介して隔
室(5)を離れ、連結パイプ(18)を通過するが、そ
の際適切な場合、前記バルブに対しても同様であり、前
記混合装置(8)の混合帯域(17)に至り、ここで第
2懸濁物S2は前記キャリヤガス(9)と共に希釈懸濁
物S3を形成し、これは圧力(P10)にて矢印(1
0)の方向にオレフィンの気相重合の反応器(20)
(一部を示す)に向けて送られる。
【0083】図2(A、B、C)において、横軸は時間
を示し、図2Aおよび2Bについて横軸上の同一スケー
ルは図2Cについてのものとは異なる。
【0084】図2Aは前記補助ガス配送バルブ(12)
および存在する場合は隔離バルブ(7)の操作のヒスト
グラムを示し、これを実線とし、または前記計量バルブ
(4)については破線により、これらのバルブの解放
(O)および閉鎖(F)の順序を示す。計量バルブ
(4)の解放(O)の順序は、計量バルブ(4)が中間
隔室の第1入口オリフィス(5e)に計量された量の粒
子を配送するような位置にある際の順序に関連する。
【0085】図2Bにおいて、縦軸は、前記計量された
量の粒子を配送する前記計量バルブ(4)の解放(図2
Aに示す)に続いて前記連結パイプ(18)を介して流
れる粒子の単位時間当りの量を示す。
【0086】図2Aおよび図2Bから、次の操作が規則
的な時間感覚(T1)で行われることが分る: (a)前記補助ガス配送バルブ(12)を開け、同時に
前記隔離バルブ(7)(存在する場合)を開け、前記計
量バルブ(4)を初発位置から付勢し、前記保存容器
(3)に含有された粒子により計量バルブのキャビティ
(14)を充填し、計量バルブ(4)が前記計量された
量の粒子を前記中間隔室(5)に配送する位置とし、そ
の後 (b)前記計量バルブ(4)を時間(T4)の間この後
者の位置に保持し、その終りに際して前記計量バルブを
付勢して次のサイクルが始まるまでその初発位置に戻
し、 (c)前記補助ガス配送バルブ(12)および存在する
場合は隔離バルブ(7)を解放時間(T5)の間解放維
持し、前記隔室(5)を離れて混合装置(8)および搬
送パイプ(15)に至る前記計量された量の粒子に由来
する全ての粒子が時間(T3)をかけて下方流動するの
を許容し、(d)前記補助ガス配送バルブ(12)およ
び存在する場合は隔離バルブ(7)を次のサイクルの開
始まで閉鎖時間(T2)の間閉鎖し、その際、T2+T
5=T1としかつT4はT5より小とする。
【0087】解放時間(T5)は時間(T3)より僅か
に高いものとすることができ、これにより前記計量され
た量の全ての粒子は、前記補助ガス配送バルブ(12)
および存在する場合は隔離バルブ(7)を閉鎖する前、
また次のサイクルの開始前に、出口オリフィス(5c)
を介して中間隔室(5)を離間することができる。解放
時間(T5)は(1.01−4)×T3、例えば(1.
01−2)×(T3)、好ましくは1.05×(T3)
〜1.5×(T3)とし得る。例えば、解放時間(T
5)は、時間(T3)より1〜40または1〜30秒、
好ましくは1〜10秒、例えば1〜5秒高いものとし得
る。更に、閉鎖時間(T2)は好ましくはできるだけ短
いものとし、気相反応器への粒子の導入の実質的に一定
速度の取得を図る。特に、これは(T5)対(T1)の
比率を0.2〜0.99、好ましくは0.3〜0.9
8、特に0.5〜0.95、特に0.8〜0.95とす
るようにし得る。
【0088】図2Cは、図2Bと同様にして縮小スケー
ルにより時間(T1)の3つのサイクルの順序に際して
前記連結パイプ(18)を介して流れる前記粒子の単位
時間当りの量を示す。
【0089】これらの図から、前記障害物の存在によ
り、前記第1懸濁物S1が後者を経て少なくとも1つの
制限通路オリフィスを介して通過する場合、固体粒子の
実質的に全部が前記障害物により制動され、更に懸濁物
中の幾分かの粒子が前記制限通路オリフィスから前記中
間隔室の前記出口オリフィス(5c)に直接向かって移
動する場合、他の粒子は前記中間隔室の壁(5d)に対
する衝撃により同時に制動され、これにより前記計量装
置に由来する前記粒子は前記混合装置(8)および存在
する場合搬送パイプ(15)に時間(T3)に渡って互
いに連続的に追従しつつ到達し、これはより連続的な割
合にて補助ガス中の懸濁物の分散様式にて時間経過と共
に拡散され、前記キャリヤガスおよび前記補助ガスと共
に稀薄でより均一な懸濁物S3を形成し、その粒子含量
は時間的により一定であることが分る。
【0090】図3はこの発明による装置を示し、図1に
記載した構成要素は同一の番号により示す。
【0091】この態様では、前記計量バルブ(4)はア
クチュエータ(4a)により駆動され、前記バルブ
(7)はアクチュエータ(7a)により駆動され、前記
アクチュエータは、例えばリニヤまたはロータリー、電
気または空気モータよりなるものとし得る。
【0092】この発明による装置は、中間隔室の上部
(5a)および下部(5b)の間に存在する圧力降下を
調節する装置(21)を有し得、この部分は少なくとも
1つの障害物(6)のそれぞれの側部に位置し、これに
より前記上部(5a)の補助ガス供給により、前記粒子
(13)による前記障害物(6)の突発的な閉塞に際し
て、前記圧力降下を絶対値において増加し得て、機能不
調の警告警報を発することが可能である。
【0093】この目的のため、前記調節装置(21)
を、圧力タッピング(21a)および(21b)によ
り、または他の何らかの等価の装置によりそれぞれ中間
隔室(5)の前記上部(5a)および下部(5b)に連
結することができる。
【0094】前記調節装置(21)は、また有利には圧
力タッピング(21c)により前記搬送パイプ(15)
に連結することができ、これにより前記装置による前記
上部(5a)の間の過剰圧力の調節が可能となり、これ
を前記補助ガス供給圧力(P16)および前記搬送パイ
プ(15)中の圧力と実質的に同一とし、これを気相反
応器(20)(一部を示す)の実質的供給圧力とする。
【0095】搬送パイプ(15)は前記気相反応器(2
0)に開口し、前記反応器を隔離するバルブ(25)を
備えることができる。
【0096】前記補助ガス(16)を配送する導管
(2)は、蓄積容器(22)を有することができ、これ
は前記補助ガス保存体として機能し、また圧力調節器
(23)を有し、これにより前記蓄積容器において優勢
な前記補助ガス供給圧力(P16)を調節することがで
き、更にこれは調節バルブ(24)を介して前記蓄積容
器への前記補助ガス(16)の配送を調節し得る。
【0097】図4は断面図であり、本発明による装置の
中間隔室を示し、前記中間隔室(5)は2つの部分(5
f)および(5g)からなり、これらはこれらを提供す
るフランジ連結により容易に着脱可能である。
【0098】第1障害物(6)は前記部分(5f)に取
り付けられ、これにより前記部分(5f)を類似するが
異なる特性の障害物を備えた他の部分と入れ替えた場
合、前記障害物のこれらの特性、従って前記装置を前記
粒子の流動特性に容易に適合させることができる。
【0099】部分(5f)は前記第1入口オリフィス
(5e)からなり、前記補助ガス(16)を配送する導
管(2)と連結する手段(5h)を有する。
【0100】前記障害物(6)は所定長さで非対称形状
の配管よりなり、実質的に漏れのない様式、例えば溶接
により前記中間隔室(5)に堅く取り付けられ、その上
部円形縁(6b)を介し、その直径は前記中間隔室の内
径と実質的に等しく、前記制限通路オリフィスを形成す
る下部円形縁(6a)を有する。
【0101】部分(5g)は第2障害物(60)を有
し、前記中間隔室(5)の前記第1障害物(6)と前記
出口オリフィス(5c)との間に位置する少なくとも1
つの制限通路オリフィス(60a)を備え、更に前記第
2障害物(60)の前記制限通路オリフィス(60a)
の断面積は前記第1障害物(6)の前記制限通路オリフ
ィス(6a)の断面積より小さい。障害物(6)および
(60)の長手軸線は前記隔室の縦軸線Y−Y1の対向
側部上で互いに傾斜し、制限通路オリフィス(6a)お
よび(60a)は同様に前記縦軸線Y−Y1の対向側部
上にある。
【0102】部分(5g)は前記出口オリフィス(5
c)を有し、更に付加的に前記障害物(60)の前記制
限通路オリフィス(60a)に近接して圧力下の補助ガ
ス(27)を配送する手段(26)を有し、これにより
制限通路オリフィス(60a)に閉塞が出た場合、前記
閉塞を形成する粒子を、前記閉塞を形成する前記粒子を
希釈する圧力下の前記ガス(27)を不意に導入するこ
とにより除去する。
【0103】実施例1 エチレンと1−ブテンとを共重合させるため流動床反応
器にエチレンプレポリマ粉末を導入した。図3に示すよ
うな装置により、この場合、中間隔室(5)は図4に示
すようなものとした。
【0104】マグネシウム、塩素およびチタンを基材と
しフランス特許第2,405,961号の実施例1に従
って調製したチーグラー・ナッタ型の触媒およびトリ−
n−オクチルアルミニウムとエチレンとを接触させるこ
とによりプレポリマ粉末を得た。これはアルミニウム/
チタンモル比1.0を有していた。これは0.96の密
度を有し、グラム当り2.5×10−2ミリモルのチタ
ンを含有し、70℃でn−ヘプタンに溶解するプレポリ
マ0.2重量%を有していた。このプレポリマ粉末は、
直径Dm220ミクロンおよびDm/Dn比2.9を有
する粒子よりなるものであった。これは0.3g/cm
の嵩密度を有していた。
【0105】このプレポリマ粉末を3m直径の流動床反
応器に導入し、これに対して次の分圧(PP): −エチレンPP=0.64MPa −1−ブテンPP=0.10MPa −水素PP=0.26MPa −窒素PP=0.90MPa にて85℃でエチレン、1−ブテン、水素および窒素を
含有するガス混合物よりなるガス流を50cm/sの速
度で送った。
【0106】プレポリマ粉末は1.95MPaの窒素圧
力の下で保存容器(3)中に保存した。フランス特許第
2,587,081号の図1に示されたものと同一で
2.5リットル容量のキャビティ(14)を有するバケ
ットバルブ型の計量バルブ(4)を介してこれを非連続
的に通過させた。
【0107】バケットバルブ(4)の回転毎に750g
の計量された量のプレポリマ粉末が、中間隔室(5)の
第1入口オリフィス(5e)を介して配送された。
【0108】第1入口オリフィス(5e)は154mm
の直径を有していた。中間隔室(5)は図4に示したも
のと同一とした。これは内径154mm、高さ800m
mの縦シリンダよりなり、その下部は高さ200mmの
切頭円錐底部および直径19mmの出口オリフィス(5
c)において終端する。斜め円錐切頭体の形状の第1障
害物(6)は、その軸線がシリンダの縦軸線に対して3
°の角度をなすが、これをシリンダの頂部から250m
m下にその大円形縁(6b)を介して内壁に取り付け
た。斜め円錐切頭体の高さは200mmであり、制限通
路オリフィス(6a)は16mmの直径を有していた。
斜め円錐切頭体の壁は縦軸線に対して15.5〜21.
5°の角度をなした。斜め円錐切頭体の頂角は37°と
した。前記シリンダの頂部から625mmにて第2障害
物(60)をシリンダの内壁に対してその大円形縁を介
して取り付けた。これは斜め円錐切頭体の形状とし、そ
の軸線はシリンダの縦軸線に対して3°の角度をなす
が、縦軸線に対して第1障害物のものとは逆の方向にあ
る。斜め円錐切頭体の高さは200mmとし、制限通路
オリフィス(60a)は12mmの直径を有していた。
斜め円錐切頭体の壁は縦軸線に対して16.5〜22.
5°の角度をなした。斜め円錐切頭体の頂角は39°と
した。中間隔室の上部に対し、シリンダの頂部から12
5mmにて、内径25mmのチューブ(5h)がシリン
ダの壁に直角に開口し、1.95MPaの圧力の窒素よ
りなる補助ガスを供給するパイプ(2)と連通し、この
パイプはバルブ(12)を備えるものとした。内径19
mmの連結パイプ(18)により出口オリフィス(5
c)およびエジェクタコンプッサ8を連結した。
【0109】連結パイプ(18)は隔離バルブ(7)を
備えるものとした。流動床および流動床反応器の頂部を
その基部に連結しコンプレッサおよび熱交換システムを
有するガスリサイクル導管中を循環するガス状反応混合
物の一部よりなるキャリヤガス(9)をエジェクタコン
プレッサに供給した。キャリヤガス(9)は、約1.9
MPaの圧力にて45℃でコンプレッサおよび熱交換シ
ステムの下流のガスリサイクル導管から取り入れた。
【0110】エジェクタコンプレッサ(8)は内径25
mmの搬送パイプ(15)により流動床反応器に連結し
た。
【0111】27秒の規則的な時間間隔(T1)により
次の操作を行った: (a)窒素配送バルブ(12)を開け、同時に隔離バル
ブ(7)を開け、バケットバルブ(4)を初発位置より
付勢してプレポリマ粉末によりキャビティ(14)を充
填する位置とし、これにより750gの量のプレポリマ
粉末を中間隔室(5)に配送し、その後 (b)バケットバルブ(4)を10秒間の時間(T4)
の間プレポリマ粉末を中間隔室(5)に配送する位置に
保持し、この終りに際してバケットバルブ(4)を付勢
して次のサイクルの開始までその初発位置に戻し、 (c)窒素配送(12)および隔離(7)バルブを25
秒の開放時間(T5)の間開放維持し、計量された量に
由来する全ての粒子が20秒の時間(T3)にてエジェ
クタコンプレッサ(8)に流れるのを可能とし、 (d)窒素配送(12)および隔離(7)バルブを2秒
の閉鎖時間(T2)の間次のサイクルの開始まで閉鎖し
た。
【0112】バルブの開放時間(T5)の間、パイプ
(2)を介して中間隔室(5)に導入する窒素の流速は
1.3m/hとした。工程(c)の部分に際し、プレ
ポリマ粉末を障害物(6)および(60)により制動保
留し、粒子の非永久的な床を形成し、これをオリフィス
(6a)および(60a)を介してゆっくりと下方に流
動させた。障害物により非永久的に保留されたこの種の
粒子床の存在は、圧力タッピング(21a)および(2
1b)を有する装置(21)により中間隔室の上部(5
a)および下部(5b)の間に存する圧力降下を測定す
ることにより示される。
【0113】エジェクタコンプレッサ(8)に供給する
45℃に冷却したガス状反応混合物よりなるキャリヤガ
ス(9)の流速は35m/hとした。
【0114】これらの条件の下、約100kg/hの流
速で窒素中ガス状反応混合物中の希釈懸濁物S3の形態
でプレポリマ粉末を流動床反応器(20)に導入した。
【0115】エチレンと1−ブテンとの共重合反応が、
実質的に全く凝集を発生することなく時間経過と共に満
足し得る特に均一な様式で生起したことが認められた。
【0116】実施例2 マグネシウム、塩素およびチタンを基材としフランス特
許第2,405,961号の実施例1に従って調製した
チーグラー・ナッタ型の触媒およびトリ−n−オクチル
アルミニウムとエチレンおよび1−ブテンとを接触させ
ることにより、流動床反応器中で気相にて触媒活性を有
するエチレンと1−ブテンとの共重合体粉末を調製し
た。これはAl/Tiモル比2.5を有していた。これ
は0.955の密度を有し、0.4kg負荷により19
0℃で測定したメルトインデックスは75g/10分で
あり、グラム当り4×10−4ミリモルのチタンを含有
していた。この共重合体粉末は、直径Dm700ミクロ
ンおよびDm/Dn比3を有する粒子よりなるものであ
った。これは0.35g/cmの嵩密度を有してい
た。
【0117】この触媒的に活性な共重合体粉末を図3に
示すような装置により、エチレンと1−ブテンとの気相
共重合を行う流動床反応器に本発明に従って導入した。
流動床反応器は0.9mの直径を有し、この中を通過す
る上昇流は50cm/sの速度であり、次の分圧(P
P): −エチレンPP=0.595MPa −水素PP=0.034MPa −1−ブテンPP=0.034MPa −窒素PP=1.037MPa にて80℃でエチレン、1−ブテン、水素および窒素を
含有するガス混合物よりなる。
【0118】触媒的に活性な共重合体粉末は2.0MP
aの窒素圧力の下で保存容器(3)中に保存した。フラ
ンス特許第2,587,081号の図1に示されたもの
と同一で2.3リットル容量のキャビティ(14)を有
するバケットバルブ型の計量バルブ(4)を介してこれ
を非連続的に通過させた。
【0119】バケットバルブ(4)の回転毎に800g
の計量された量の触媒的に活性な共重合体粉末が、中間
隔室(5)の第1入口オリフィス(5e)を介して配送
された。第1入口オリフィス(5e)は52mmの直径
を有していた。中間隔室(5)は内径102mm、高さ
650mmの縦シリンダよりなり、その下部は高さ70
mmの切頭円錐底部および直径52mmの出口オリフィ
ス(5c)において終端する。斜め円錐切頭体の形状の
障害物(6)は、その軸線がシリンダの縦軸線に対して
11°の角度をなすが、これをシリンダの頂部から21
5mm下にその大円形縁(6b)を介して内壁に取り付
けた。斜め円錐切頭体の高さは100mmであり、制限
通路オリフィス(6a)は12mmの直径を有してい
た。斜め円錐切頭体の壁は縦軸線に対して14°〜33
°の角度をなした。斜め円錐切頭体の頂角は47°とし
た。
【0120】前記シリンダの頂部から100mmにて、
中間隔室の上部に対し、シリンダの壁に対して垂直にバ
ルブ(12)を備えた補助ガス供給パイプ(2)を開放
させた。補助ガスは、流動床および流動床反応器の頂部
とその基部とを連結しコンプレッサおよび熱交換システ
ムを有するガスリサイクル導管中を循環するガス混合物
よりなる。これはコンプレッサおよび熱交換システムの
下流のガスリサイクル導管から取り入れ、1.7MPa
より僅かに高い圧力および65℃の温度であった。
【0121】内径52mmの連結パイプ(18)により
出口オリフィス(5c)およびエジェクタコンプッサ
(8)を連結した。連結パイプ(18)は隔離バルブ
(7)を備えるものとした。補助ガス供給パイプ(2)
中を循環する同一のガス状反応混合物よりなるキャリヤ
ガス(9)をエジェクタコンプレッサ(8)に供給し
た。
【0122】エジェクタコンプレッサ(8)は内径25
mmの搬送パイプ(15)により流動床反応器(20)
に連結した。
【0123】144秒の規則的な時間間隔(T1)によ
り次の操作を行った: (a)補助ガス配送バルブ(12)を開け、同時に隔離
バルブ(7)を開け、バケットバルブ(4)を初発位置
より付勢して触媒的に活性な共重合体粉末によりキャビ
ティ(14)を充填する位置とし、これにより800g
の計量した量の触媒的に活性な共重合体粉末を中間隔室
(5)に配送し、その後 (b)バケットバルブ(4)を10秒間の時間(T4)
の間触媒的に活性な共重合体粉末を中間隔室(5)に配
送する位置に保持し、この終りに際してバケットバルブ
(4)を付勢して次のサイクルの開始までその初発位置
に戻し、 (c)補助ガス配送(12)および隔離(7)バルブを
50秒の開放時間(T5)の間開放維持し、計量された
量に由来する全ての粒子が15秒の時間(T3)にてエ
ジェクタコンプレッサ(8)に流れるのを可能とし、 (d)補助ガス配送(12)および隔離(7)バルブを
94秒の閉鎖時間(T2)の間次のサイクルの開始まで
閉鎖した。
【0124】バルブの開放時間(T5)の間、パイプ
(2)を介して中間隔室(5)に導入する補助ガスの流
速は1.2m/hとした。工程(c)の部分に際し、
共重合体粉末を障害物(6)により制動保留し、粒子の
非永久的な床を形成し、これをオリフィス(6a)を介
してゆっくりと下方に流動させた。障害物により非永久
的に保留されたこの種の粒子床の存在は、圧力タッピン
グ(21a)および(21b)を有する装置(21)に
より中間隔室の上部(5a)および下部(5b)の間に
存する圧力降下を測定することにより示される。
【0125】エジェクタコンプレッサ(8)に供給する
80℃のガス状反応混合物よりなるキャリヤガス(9)
の流速は27m/hとした。
【0126】これらの条件の下、約20kg/hの流速
でガス状反応混合物中の希釈懸濁物S3の形態で触媒的
に活性な共重合体粉末を流動床反応器(20)に導入し
た。
【0127】エチレンと1−ブテンとの共重合反応が、
実質的に全く凝集を発生することなく時間経過と共に満
足し得る特に定常的な様式で生起したことが認められ
た。密度0.945を有し、21.6kg負荷の下19
0℃で測定したメルトインデックス12g/10分を有
する共重合体が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による装置の態様を示す図。
【図2】この発明による方法の主要操作を説明するヒス
トグラム。
【図3】この発明による装置の他の態様を図示的に示す
図。
【図4】この発明による装置の中間隔室の断面図。
【符号の説明】
2a 第2入口 5 中間隔室 5a 上部 5b 下部 5c 出口 5e 第1入口 6 制動手段 15 搬送パイプ 20 α−オレフィン重合反応器
フロントページの続き (72)発明者 シャルル ローファス フランス国、13500 サン ジュリアン レ マルチーグ、カルティエ レ カ バヌ(番地なし) (56)参考文献 特開 昭51−122676(JP,A) 特開 昭59−126407(JP,A) 特開 昭59−126406(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 2/01

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間隔室および搬送パイプを経て触媒的
    に活性な固体粒子を気相α−オレフィン重合反応器に供
    給するに際し、 (a)下方移動しつつ流動する前記粒子を前記隔室に非
    連続的に送り、 (b)前記隔室中で下方移動しつつ流動する前記粒子と
    補助ガスとを混合して前記補助ガス中の前記粒子の第1
    懸濁物を生成し、 (c)前記隔室中の前記第1懸濁物の少なくとも幾分か
    の粒子の下方移動を制動して前記補助ガス中の前記粒子
    の第2懸濁物を生成し、前記第2懸濁物の粒子は工程
    (a)におけるよりもより連続的に下方移動しつつ流動
    するものとし、 (d)前記隔室から前記第2懸濁物を前記搬送パイプ
    に、その後前記反応器に送ることからなることを特徴と
    する供給方法。
  2. 【請求項2】 工程(c)において前記第1懸濁物の少
    なくとも幾分かの粒子の下方移動を、前記粒子と少なく
    とも1つの障害物とを接触させて前記隔室中で下方流動
    する前記粒子に対する流動経路を増加させることにより
    制動することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1懸濁物の少なくとも幾分かの粒
    子と、前記少なくとも1つの障害物により非永久的に保
    留された前記粒子の本体とを接触させることにより前記
    下方移動を制動することを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 工程(d)において前記第2懸濁物を前
    記隔室からキャリヤガスの供給を受ける混合装置に送
    り、前記補助ガスおよび前記キャリヤガス中の前記粒子
    の希釈懸濁物を生成し、これを前記搬送パイプに、その
    後前記反応器に送ることを特徴とする請求項1乃至
    ずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 触媒的に活性な固体粒子が、元素の周期
    表分類IV、VまたはVIの少なくとも1つの遷移
    金属を含有する触媒からなることを特徴とする請求項1
    乃至4いずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 触媒的に活性な固体粒子がα−オレフィ
    ンプレポリマからなり、これは1以上のα−オレフィン
    と、元素の周期表分類IV、VまたはVIの少なく
    とも1つの遷移金属を含有する触媒と、更に必要に応じ
    て前記分類IIまたはIIIの金属の少なくとも1
    つの有機金属化合物とを接触させることにより得られ、
    このプレポリマはグラム当り2×10−3〜1ミリモル
    の前記遷移金属を含有することを特徴とする請求項1乃
    いずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 触媒的に活性な固体粒子がα−オレフィ
    ン重合体または共重合体からなり、これは元素の周期表
    分類IV、VまたはVIの少なくとも1つの遷移金
    属を含有する触媒の存在下に、更に必要に応じて前記分
    IIまたはIIIの金属の少なくとも1つの有機
    金属化合物を用い、1以上のα−オレフィンの重合によ
    り得られ、この重合体または共重合体はグラム当り2×
    10−3未満で10−5ミリモルを越える前記遷移金属
    を含有することを特徴とする請求項1乃至いずれかに
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 次の操作: (a)前記補助ガスを前記隔室に配送するバルブを開放
    し、同時に前記粒子を前記隔室に非連続的に送り、その
    時間(T4)を前記粒子を前記隔室に配送し得るのに少
    なくとも十分な時間とした後、 (b)前記補助ガスを配送する前記バルブを開放時間
    (T5)の間開放維持して前記粒子の流れを前記隔室か
    ら送り出し、これに(T5)以下の時間(T3)をか
    け、 (c)前記補助ガスを配送する前記バルブを次のサイク
    ルの開始まで閉鎖時間(T2)の間閉鎖し、ここで T2+T5=T1 かつT4をT5未満とする、 を規則的な時間間隔(T1)で行うことを特徴とする請
    求項1乃至いずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記補助ガスを前記隔室に供給する圧力
    (P16)を、前記供給圧力(P16)対前記搬送パイ
    プ中で優勢な圧力(P10)の比率が1〜2.5である
    ようバルブにおいて維持することを特徴とする請求項1
    乃至いずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 上部(5a)および下部(5b)を有
    する中間隔室並びに搬送パイプ(15)を経て触媒的に
    活性な固体粒子を気相α−オレフィン重合反応器(2
    0)に供給する装置であって、中間隔室(5)が、 (a)使用する前記粒子が下方移動しつつ非連続的に通
    過流動する前記上部(5a)中の第1入口(5e)、 (b)補助ガスを前記隔室に導入し前記補助ガスと下方
    移動しつつ流動する前記粒子とを混合して前記補助ガス
    中の前記粒子の第1懸濁物を生成する前記上部(5a)
    中の第2入口(2a)、 (c)前記第1懸濁物の少なくとも幾分かの粒子の下方
    移動を制動し前記補助ガス中で前記粒子の第2懸濁物を
    生成する特に上部(5a)と下部(5b)とが分離する
    制動手段(6)(前記第2懸濁物の粒子は、上部(5
    a)におけるよりもより連続的な下方移動により下部
    (5b)中で流動する)、および (d)前記第2懸濁物が前記隔室(5)から前記搬送パ
    イプ(15)に、その後前記反応器(20)に通過する
    前記下部(5b)中の出口(5c)からなることを特徴
    とする装置。
  11. 【請求項11】 前記制動手段(6)が、前記隔室中で
    下方に流動する前記粒子の流れを増加させる少なくとも
    1つの第1障害物からなることを特徴とする請求項10
    記載の装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも第1障害物(6)が、前記
    第1懸濁物の少なくとも幾分かの粒子が通過する少なく
    とも1つの制限通路オリフィス(6a)からなることを
    特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも1つの制限通路オリフ
    ィス(6a)の断面積が、前記隔室の前記第1入口(5
    a)の断面積より小さく、前記隔室の前記出口(5c)
    の断面積より小さいことを特徴とする請求項12記載の
    装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも第1障害物が、下方に傾斜
    し縦軸線に対して5〜40°の角度をなす壁部からなる
    ことを特徴とする請求項11乃至13いずれかに記載の
    装置。
  15. 【請求項15】 混合装置(8)を有し、これはキャリ
    ヤガスの供給を受け、連結パイプ(18)を介して前記
    隔室の出口(5c)と前記搬送パイプ(15)とを連結
    し、前記隔室(5)を離間する前記第2懸濁物から前記
    出口(5c)を経て前記連結パイプ(18)を介して前
    記補助ガスおよび前記キャリヤガス中の前記固体粒子の
    希釈懸濁物を生成し、これを前記混合装置(8)から前
    記搬送パイプ(15)に、その後前記反応器(20)に
    送ることを特徴とする請求項10乃至14いずれかに記
    載の装置。
  16. 【請求項16】 前記隔室(5)の前記上部(5a)と
    前記下部(5b)との間に存在する圧力降下を調節する
    少なくとも1つの装置(21)を有し、これらの部分は
    前記制動手段(6)のそれぞれの側部に位置し、これに
    より前記上部(5a)に対する補助ガス供給の結果とし
    て、前記粒子により前記制動手段(6)が閉塞された場
    合、前記圧力降下が絶対値において増加して前記閉塞の
    警告警報を発することを可能とすることを特徴とする請
    求項10乃至15いずれかに記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記制動手段(6)が、前記第1障害
    物(6)と前記隔室(5)の前記出口(5c)との間に
    位置する少なくとも1つの制限通路オリフィス(60
    a)を備えた少なくとも1つの第2障害物(60)を有
    し、前記第2障害物(60)の前記制限通路オリフィス
    (60a)の断面積が、前記第1障害物(6)の前記制
    限通路オリフィス(6a)の断面積より小さいことを特
    徴とする請求項12乃至16いずれかに記載の装置。
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