JP3140497U - 紙類入れ - Google Patents

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Abstract

【課題】収納された紙類の脱落をより確実に防止できる紙類入れを提供する。
【解決手段】一定幅の長尺なシート2に、その長手方向中央部分において、その長手方向に一定間隔をあけて折れ目3,4を設け、そのシート2のうち、折れ目3,4間部分を基部5として構成する。また、シート2のうち、折れ目3,4の一方よりも長手方向外方側部分を、一方の折れ目3を基準として基部5上に重なるように折返すことにより、押さえ部6として構成し、シート2のうち、折れ目3,4の他方よりも長手方向外方側部分を、他方の折れ目4を基準として基部5及び押さえ部6上に重なるように折返すことにより、蓋部10として構成する。そして、押さえ部6のうち、折れ目の延び方向X両側(両側縁部6b、6c)を、基部5にそれぞれ一体化する。これにより、収納部8に収納されている紙類が、折れ目の延び方向X一方側だけでなく、折れ目の延び方向X他方側においても移動規制を受けるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙等を入れるための紙類入れに関する。
紙類入れには、可撓性を有する一枚の長尺なシートを用いたものが開発されている。例えば特許文献1には、シートに、その長手方向中央部分において、その長手方向に一定間隔をあけて折れ目を設け、そのシートのうち、折れ目間部分を基部として構成し、シートのうち、折れ目の一方よりも長手方向外方側部分を、該一方の折れ目を基準として基部上に重なるように折返すことにより、押さえ部として構成し、シートのうち、折れ目の他方よりも長手方向外方側部分を、該他方の折れ目を基準として基部及び押さえ部上に重なるように折返すことにより、蓋部として構成し、押さえ部を、折れ目の延び方向一方側(一方側縁部)においてのみ基部に一体化したものが提案されている。このものによれば、押さえ部の先端縁部から他方の側縁部(折れ目の延び方向他方側)にかけての範囲において、それらと基部との間を出し入れ口とした収納部が形成されることになる。
登録実用新案第3121002号公報
しかし、上記紙類入れにおいては、押さえ部の他方の側縁部(折れ目の延び方向他方側)が基部に対して分離されており、収納部に収納されている紙類が折れ目の延び方向他方側において移動規制を受けることはない。このため、収納部内に紙類が収納されていても、押さえ部の他方の側縁部と基部との間から紙類が脱落するおそれがある。
本考案は、このような事情の鑑みてなされたもので、その技術的課題は、収納された紙類の脱落をより確実に防止できる紙類入れを提供することにある。
前記技術的課題を達成するために本考案(請求項1に係る考案)においては、
可撓性を有する一定幅の長尺なシートに、その長手方向中央部分において、その長手方向に一定間隔をあけて折れ目が設けられ、
前記シートのうち、前記折れ目間部分が基部として構成され、
前記シートのうち、前記折れ目の一方よりも長手方向外方側部分が、該一方の折れ目を基準として前記基部上に重なるように折返されることにより、押さえ部として構成され、
前記シートのうち、前記折れ目の他方よりも長手方向外方側部分が、該他方の折れ目を基準として前記基部及び前記押さえ部上に重なるように折返されることにより、蓋部として構成されている紙類入れにおいて、
前記押さえ部のうち、前記折れ目の延び方向両側部分が、前記基部にそれぞれ一体化され、
前記押さえ部と前記基部とが、該押さえ部の先端縁部と該基部との間を出し入れ口とした収納部を構成している構成としてある。請求項1の好ましい態様としては、請求項2以下の記載の通りとなる。
請求項1の考案によれば、押さえ部のうち、折れ目の延び方向両側(両側縁部)が、基部にそれぞれ一体化されていることから、収納部に収納されている紙類は、折れ目の延び方向一方側だけでなく、折れ目の延び方向他方側においても移動規制を受けることになり、収納部内に収納されている紙類が、押さえ部の折れ目の延び方向他方側から脱落することを防止できる。勿論この場合、収納部のうち、開放されている部分は、押さえ部の先端縁と基部との間(出し入れ口)だけとなるが、その出し入れ口も蓋部により塞がれることになり、紙類が出し入れ口から脱落することが防止される。したがって、収納された紙類の脱落をより確実に防止できる紙類入れを提供できる。
請求項2の考案によれば、押さえ部の先端縁部に、少なくとも折れ目の延び方向一方側において、切り欠きが形成されていることから、出し入れ口(押さえ部の先端縁と基部との間)に指を入れてその出し入れ口を押し開く際、押さえ部の先端縁部のうち、切り欠きよりも折れ目の延び方向他方側にかけての部分のみが基部から離間するように積極的に撓み(開き)、その際の力は、切り欠きよりも折れ目の延び方向一方側において開き力として伝達されることが抑えられ、押さえ部の一方の側縁部と基部との一体化部分を破断する力(剥離力)として作用することが抑制される。このため、当該紙類入れを長期に亘って使用できる。
請求項3の考案によれば、出し入れ口が指により押し開かれても、前記請求項2の場合同様、切り欠きに基づき、その際の力を、切り欠きよりも折れ目の延び方向一方側(一方の側縁部側)に伝達されることを抑制して、押さえ部の一方の側縁部と基部との一体化部分が破断されることを防止できる。しかも、切り欠きが、折れ目の配設方向において、押さえ部の全体長さの半分を超える長さをもって延びていると共に、折れ目の延び方向において、少なくとも親指先端部の腹部が入る間隔が確保されていることから、その切り欠きを利用して、収納部内に収納されている紙類を、指により基部に押し付けつつ押し上げることができ、収納部内から紙類を容易に取り出すことができる。
請求項4の考案によれば、前記請求項3に係る切り欠きと同様の切り欠きが、押さえ部に折れ目の延び方向両側において形成されていることから、押さえ部の両側縁部と基部との一体化部分が破断することを防止できると共に、収納部内に収納されている紙類がどちらかの側縁部側に偏って位置していても、いずれかの切り欠きを利用して、容易に紙類を取り出すことができる。また、使用者が右利き、左利きのいずれであっても、好みの切り欠きを選択し、その選択した切り欠きを利用することにより、紙類を容易に取り出すことができる。
請求項5の考案によれば、切り欠きが、折れ目の延び方向外方に向かうに従って押さえ部の先端縁から折れ目の配設方向内方に深く入り込むようにされていると共に、切り欠きのうち、折れ目の延び方向外方側が外部に開放されていることから、切り欠きの外縁形状の見栄えを向上させることができると共に、収納部内に収納されている紙類を、指により基部に押し付けつつ押し上げるに際して、途中で、蓋部の存在しない折れ目の延び方向外方側に方向を変えることができ、紙類の取出しの使い勝手を高めることができる。
請求項6の考案によれば、押さえ部に、収納部の内外を連通させる長孔が形成され、長孔が、押さえ部の先端縁と一方の折れ目との間において折れ目の配設方向に延びるようにして形成され、長孔の幅が、該長孔内に少なくとも親指先端部の腹部が入り込むように設定されていることから、長孔を利用して、収納部内に収納されている紙類を、親指先端部の腹部をもって基部に押し付けつつ押し上げることができ、収納部から紙類を容易に取り出すことができる。
請求項7の考案によれば、長孔が、押さえ部に折れ目の延び方向両側において形成されていることから、紙類が、折れ目の延び方向において偏った状態で収納部内に収納されていても、前記請求項6の場合同様、いずれかの長孔を利用して容易に取り出すことができる。また、使用者が右利き、左利きのいずれであっても、好みの長孔を選択し、その選択した長孔を利用することにより、紙類を容易に取り出すことができる。
請求項8の考案によれば、蓋部に、押さえ部との重なり領域において、留め具の一方の要素が設けられ、押さえ部に、一方の要素が係合するための留め具の他方の要素が設けられていることから、出し入れ口(押さえ部の先端縁と基部との間)を蓋部により塞ぐことを留め具により確実にすることができ、出し入れ口から紙類が脱落することを確実に防止できる。
請求項9の考案によれば、留め具の一方の要素が、他方の折れ目に向けて凸となる円弧状の切り込みを蓋部に入れることにより形成される舌片であり、留め具の他方の要素が、舌片を差し込むための差し込み口であることから、舌片が差し込み口に差し込まれた状態においては、押さえ部と蓋部とは、相対的に離間する方向にスライド動することが規制されることになり、簡単な構成をもって、蓋部により出し入れ口を確実に閉じ状態にできる。
以下、本考案の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3は第1実施形態に係る紙類入れを示す。紙類入れ1は、可撓性を有する一定幅の長尺なシート2を用いて形成されている。シート2としては、紙、樹脂シート等、種々の材質のものを用いることができるが、本実施形態においては、防水性、視認性の観点等から樹脂シートが用いられている。このシート2大きさは、収納すべき紙類の大きさにより適宜、決定されており、本実施形態においては、幅方向(図1中、左右方向)長さが21〜22cm前後の範囲の一定値、長手方向長さが30〜31cm前後の範囲の値のものが採用されている。
前記シート2には、図1に示すように、その長手方向中央部分において、その長手方向に一定間隔をあけて折れ目3,4が設けられている。各折れ目3(4)は、平行状態を維持しつつシート2の幅方向に延びており、その両折れ目3,4の間隔は、シート2の幅方向全体に亘って一定間隔(例えば13〜14cmの範囲の一定値)に維持されている。シート2は、この折れ目3,4間部分を基部5として構成している。
前記シート2は、図1に示すように、前記一方の折れ目3よりも長手方向外方側部分を押さえ部6として構成している。押さえ部6は、一方の折れ目3を基準として基部5上に重なるように折返されており、その押さえ部6の先端縁6aは他方の折れ目4までには至らず、押さえ部6の先端縁6aと他方の折れ目4とは、所定間隔(例えば4〜5cm前後の範囲の一定値)だけ離間されている。押さえ部6は、シート2の一定幅形状に基づき、折れ目の延び方向X(図1中、左右方向(シート2の幅方向))一方側(図1中、右側)において一方の側縁部6bを構成し、折れ目の延び方向X他方側(図1中、左側)において他方の側縁部6cを構成しており、基部5は、同じくシート2の一定幅形状に基づき、折れ目の延び方向X一方側において一方の側縁部5bを構成し、折れ目の延び方向X他方側において他方の側縁部5cを構成している。この押さえ部6の両側縁部6b,6cと基部5の両側縁部5b,5cは、折れ目の延び方向Xにずれることなく一致した状態で合わさっており、この状態で、押さえ部6の両側縁部6b,6cと基部5の両側縁部5b,5cとは、その重なっている範囲において、一体化されている。この一体化には、溶着、接着剤等、種々の方法を用いることができるが、本実施形態においては、溶着が用いられている。これにより、押さえ部6と基部5とは、押さえ部6の先端縁部6Aと基部5との間を出し入れ口7とした収納部8を構成することになる。
前記押さえ部6の先端縁部6Aには、基部5の側縁部5bからの押さえ部6の側縁部6bの剥離(破断)を防止すべく、図1に示すように、折れ目の延び方向X一方側において、比較的小さめの切り欠き9が形成されている。この切り欠き9は、正面視三角形状をなして、押さえ部6の先端縁6aから一方の折れ目3に向けて入り込んでおり、その切り欠き9は、折れ目の延び方向Xにおいて、押さえ部6の一方の側縁部6b近傍に位置されている。勿論、この切り欠き9に関しては、押さえ部6の一方の側縁部6b近傍位置だけでなく、押さえ部6の他方の側縁部6c近傍位置に設けて、基部5の両側縁部5b,5cからの押さえ部6の両側縁部6b,6cの剥離(破断)を防止してもよい。
前記シート2は、図1に示すように、前記他方の折れ目4よりも長手方向外方側部分を蓋部10として構成している。蓋部10は、他方の折れ目4を基準として基部5及び押さえ部6上に重なるように折返されており、その押さえ部6の先端部分と押さえ部6とは、部分的に重なっている。これにより、蓋部10により出し入れ口7を塞ぐことができることになる。
前記蓋部10に、前記押さえ部6との重なり領域において、留め具の一方の要素として舌片11が設けられ、前記押さえ部6に、留め具の他方の要素として差し込み口12が設けられている(図1,図3参照)。舌片11は、蓋部10において、他方の折れ目4に向けて凸となる円弧状の切り込みを入れることにより形成されており、その舌片11は、折れ目の延び方向X中央部に位置されている。この舌片11は、それに力を作用させることによりその基端部を中心として撓むこと(起倒伏可能)ができることになっている。差し込み口12は、押さえ部6において折れ目の延び方向X中央部に位置されており、蓋部10を押さえ部6上に重ねたときに、舌片11の基端部が差し込み口12上に位置することになっている。このため、図3に示すように、舌片11を蓋部10の内面側に起立させた状態でその舌片11を差し込み口12に差し込むことができ、舌片11が差し込み口12に差し込まれて倒伏した状態(蓋部10と略面一状態)になったときには、他方の折れ目4により蓋部10と押さえ部6との重なり部分が増加する方向(図3中、左方向)に蓋部10がスライドすることが抑制されることになり、舌片11は差し込み口12から抜けにくくなる。また同時に、舌片11の基端部と差し込み口12の周縁部とが当接(係合)することになり、押さえ部6と蓋部10とは、相対的に離間する方向にスライド動することが規制されることになる。このため、この舌片11と差し込み口12という簡単な構成をもって、蓋部10により出し入れ口7を確実に閉じ状態にできることになる。
したがって、このような紙類入れ1においては、押さえ部6の両側縁部6b,6cが、基部5の両側縁部5b,5cにそれぞれ一体化されていることから、収納部8に収納されている紙類は、折れ目の延び方向X一方側だけでなく、折れ目の延び方向X他方側においても移動規制を受けることになり、収納部8内に収納されている紙類が、押さえ部6の折れ目の延び方向X他方側から脱落することを防止できる。勿論、収納部8のうちの出し入れ口7(押さえ部6の先端縁6aと基部5との間)については、蓋部10、舌片11、差し込み口12により塞がれることになる。
また、本実施形態においては、押さえ部6の先端縁部6Aに、折れ目の延び方向X一方側において切り欠き9が形成されていることから、出し入れ口7に指を入れてその出し入れ口7を押し開いても、押さえ部6の先端縁部6Aのうち、切り欠き9よりも折れ目の延び方向X他方側にかけての部分のみが、図1の矢印で示すように、基部5から離間するように積極的に撓み(開き)、その際の力は、切り欠き9よりも折れ目の延び方向X一方側において開き力として伝達されることが抑えられる。このため、押さえ部6の一方の側縁部6bと基部5の一方の側縁部5bとの一体化部分を破断する力(剥離力)として作用することが抑制され、当該紙類入れ1を長期に亘って使用できる。
図4は第2実施形態、図5は第3実施形態、図6は第4実施形態を示す。この各実施形態において、前記第1実施形態と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図4に示す第2実施形態は、押さえ部6に、折れ目の延び方向X一方側において、該押さえ部6の先端縁6aから折れ目の配設方向Y内方側に向けて入り込む切り欠き9Bを形成している。この切り欠き9Bは、折れ目の配設方向Yにおいて、前記押さえ部6の全体長さの半分を超える長さ(例えば4.5cm以上)をもって延びていると共に、折れ目の延び方向Xにおいて、少なくとも親指先端部13の腹部が入る間隔(例えば1.5cm〜2cmが確保されている。具体的には、切り欠き9Bは、滑らかな曲線状態をもって、折れ目の延び方向X外方に向かうに従って押さえ部6の先端縁6aから折れ目の配設方向Y内方に深く入り込むようにされていると共に、その切り欠き9Bのうち、折れ目の延び方向X外方側が外部に開放され、押さえ部6における一方の側縁部6bは、折れ目の配設方向Yにおいて、押さえ部6の長さの半分(例えば4.5cm)未満の長さとされている。また、本実施形態においては、押さえ部6に、折れ目の延び方向X他方側において、前記第1実施形態と同様の比較的小さな切り欠き9が形成されている。
これにより、出し入れ口7が指により押し開かれても、第1実施形態同様、切り欠き9、9Bに基づき、その際の力を、図4の矢印に示すように逃がして、押さえ部6の両側縁部6b、6cに伝達されることを抑制して、押さえ部6の両側縁部6b、6cと基部5の両側縁部5b、5cとの一体化部分が剥離することを防止できる。またこの場合、切り欠き9Bが、折れ目の配設方向Yにおいて、押さえ部6の全体長さの半分を超える長さをもって延びていると共に、折れ目の延び方向Xにおいて、少なくとも親指先端部13の腹部が入る間隔が確保されていることから、収納部8内に収納されている紙類14を、その切り欠き9Bを介して親指先端部13の腹部により基部5に押し付けつつ押し上げることができ、収納部8内から紙類14を容易に取り出すことができる。
しかも、上記切り欠き9Bが、折れ目の延び方向X外方に向かうに従って押さえ部6の先端縁6aから折れ目の配設方向Y内方に深く入り込むようにされていると共に、切り欠き9Bのうち、折れ目の延び方向X外方側が外部に開放されていることから、切り欠き9Bの外縁形状の見栄えを向上させることができるだけでなく、収納部8内に収納されている紙類14を、親指先端部13により基部5に押し付けつつ押し上げるに際して、図4の矢印で示すように、途中で、蓋部10の存在しない折れ目の延び方向X外方側に方向を変えることができ、紙類14の取出しの使い勝手を高めることができる。
図5に示す第3実施形態は、第2実施形態の変形例を示す。この第3実施形態においては、第2実施形態における切り欠き9Bと同様の切り欠き9B、9Cが、押さえ部6に折れ目の延び方向X両側において形成されている。これにより、押さえ部6の両側縁部6b、6cと基部5の両側縁部5b、5cとの一体化部分が剥離(破断)することを防止できると共に、収納部8内に収納されている紙類がどちらかの側縁部6b、6c側に偏って位置していても、いずれかの切り欠き9B(9C)を利用して、容易に紙類14を取り出すことができる。また、使用者が右利き、左利きのいずれであっても、好みの切り欠き9B(又は9C)を選択し、その選択した切り欠き9B(又は9C)を利用することにより、紙類を容易に取り出すことができる。
図6に示す第4実施形態は、第1実施形態の変形例を示す。この第4実施形態においては、押さえ部6に、折れ目の延び方向X両側において、収納部8の内外を連通させる長孔15B、15Cが形成されている。この各長孔15B(15C)は、押さえ部6の先端縁6aと一方の折れ目3との間において折れ目の配設方向Yに延びるように形成され、その各長孔15B(15C)の幅(図6中、左右方向)は、長孔15B(15C)内に少なくとも親指先端部13の腹部が入り込むように設定されている。このため、長孔15B(15C)を利用して、収納部8内に収納されている紙類14を、親指先端部13の腹部をもって基部5に押し付けつつ押し上げることができ、収納部8から紙類14を容易に取り出すことができる。勿論この場合も、使用者が右利き、左利きのいずれであっても、好みの長孔15B(又は15C)を選択し、その選択した長孔15B(又は15C)を利用することにより、紙類を容易に取り出すことができる。この長孔15B(15C)は、いずれか一つとしてもよい。
また、押さえ部6の先端縁部6Aには、折れ目の延び方向X両側において、切り欠き9が設けられている。この両切り欠き9は、前記実施形態同様、出し入れ口7を指で開いた際、その力が各切り欠き9から折れ目の延び方向X外方に伝達されないようにして、押さえ部6の両側縁部6b、6cと基部5の両側縁部5b、5cとが剥離することを抑制することになる。
第1実施形態に係る紙類入れを示す斜視図。 図1のX2−X2線断面図。 第1実施形態に係る紙類入れを閉じた状態を示す断面図。 第2実施形態に係る紙類入れを示す斜視図。 第3実施形態に係る紙類入れを示す斜視図。 第4実施形態に係る紙類入れを示す斜視図。
符号の説明
1 紙類入れ
2 シート
3 一方の折れ目
4 他方の折れ目
5 基部
6 押さえ部
6a 先端縁
6A 先端縁部
6b 一方の側縁部
6c 他方の側縁部
7 出し入れ口
8 収納部
9 切り欠き
9B 切り欠き
9C 切り欠き
10 蓋部
11 舌片
12 差し込み口
13 親指先端部
15B 長孔
15C 長孔
X 折れ目の延び方向
Y 折れ目の配設方向

Claims (9)

  1. 可撓性を有する一定幅の長尺なシートに、その長手方向中央部分において、その長手方向に一定間隔をあけて折れ目が設けられ、
    前記シートのうち、前記折れ目間部分が基部として構成され、
    前記シートのうち、前記折れ目の一方よりも長手方向外方側部分が、該一方の折れ目を基準として前記基部上に重なるように折返されることにより、押さえ部として構成され、
    前記シートのうち、前記折れ目の他方よりも長手方向外方側部分が、該他方の折れ目を基準として前記基部及び前記押さえ部上に重なるように折返されることにより、蓋部として構成されている紙類入れにおいて、
    前記押さえ部のうち、前記折れ目の延び方向両側部分が、前記基部にそれぞれ一体化され、
    前記押さえ部と前記基部とが、該押さえ部の先端縁部と該基部との間を出し入れ口とした収納部を構成している、
    ことを特徴とする紙類入れ。
  2. 請求項1において、
    前記押さえ部の先端縁部に、少なくとも前記折れ目の延び方向一方側において、切り欠きが形成されている、
    ことを特徴とする紙類入れ。
  3. 請求項1において、
    前記押さえ部に、前記折れ目の延び方向一方側において、該押さえ部の先端縁から前記折れ目の配設方向内方側に向けて入り込む切り欠きが形成され、
    前記切り欠きが、前記折れ目の配設方向において、前記押さえ部の全体長さの半分を超える長さをもって延びていると共に、前記折れ目の延び方向において、少なくとも親指先端部の腹部が入る間隔が確保されている、
    ことを特徴とする紙類入れ。
  4. 請求項1において、
    前記押さえ部に、前記折れ目の延び方向両側において、該押さえ部の先端縁から前記折れ目の配設方向内方に向けて入り込む切り欠きがそれぞれ形成され、
    前記各切り欠きが、前記折れ目の配設方向において、前記押さえ部の全体長さの半分を超える長さをもってそれぞれ延びていると共に、前記折れ目の延び方向において、少なくとも親指先端部の腹部が入る間隔がそれぞれ確保されている、
    ことを特徴とする紙類入れ。
  5. 請求項3又は4において、
    前記切り欠きが、前記折れ目の延び方向外方に向かうに従って前記押さえ部の先端縁から該折れ目の配設方向内方に深く入り込むようにされていると共に、該切り欠きのうち、該折れ目の延び方向外方側が外部に開放されている、
    ことを特徴とする紙類入れ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記押さえ部に、前記収納部の内外を連通させる長孔が形成され、
    前記長孔が、前記押さえ部の先端縁と前記一方の折れ目との間において、前記折れ目の配設方向に延びるようにして形成され、
    前記長孔の幅が、該長孔内に少なくとも親指先端部の腹部が入り込むように設定されている、
    ことを特徴とする紙類入れ。
  7. 請求項6において、
    前記長孔が、前記押さえ部に前記折れ目の延び方向両側において形成されている、
    ことを特徴とする紙類入れ。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記蓋部に、前記押さえ部との重なり領域において、留め具の一方の要素が設けられ、
    前記押さえ部に、前記一方の要素が係合するための留め具の他方の要素が設けられている、
    ことを特徴とする紙類入れ。
  9. 請求項8において、
    前記留め具の一方の要素が、前記他方の折れ目に向けて凸となる円弧状の切り込みを前記蓋部に入れることにより形成される舌片であり、
    前記留め具の他方の要素が、前記舌片を差し込むための差し込み口である、
    ことを特徴とする紙類入れ。

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